JP2019066098A - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 浴槽への給湯と連動し、エネルギー消費を抑制して暖房運転を行えるようにした浴室暖房換気乾燥装置を提供する。【解決手段】 浴室暖房換気乾燥装置1Aは、浴室に空気を吹き出す循環ファン12及び循環ファン12で吹き出される空気を加熱するヒータ13を制御して暖房運転を行う制御部15を備え、制御部15は、浴槽に給湯の開始を指示する給湯開始信号が入力されると、給湯連動暖房運転モードを行うか否かを判断し、暖房運転を行うと判断すると、第2の目標温度より低い第1の目標温度に向けた暖房運転を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室の暖房を行う浴室暖房装置に関する。
従来から、浴室の天井等に設置され、浴室の暖房、浴室及び他室の換気、浴室及び浴室内にある被乾燥物の乾燥等の機能を実現した浴室暖房換気乾燥装置と称される浴室暖房装置が提案されている。
また、浴室暖房装置における浴室の暖房運転と、浴槽に湯を溜める給湯運転を連動させる技術が提案されている。すなわち、給湯器を操作する給湯器操作部で浴槽に湯を溜める給湯開始ボタンが操作されると、給湯器で浴槽への給湯を開始すると共に、浴室暖房装置と通信を行い、浴室暖房装置で通常の暖房運転を開始する。暖房運転では、浴室内の温度を30℃〜35℃に維持するように運転し、給湯が完了すると暖房運転を停止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、浴槽へ湯を溜める給湯の終了時間と、浴室を適温とする暖房運転の終了時間を予測し、それぞれの終了時間を一致させる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−153383号公報 特開2004−293925号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、浴槽への給湯の開始と連動して浴室の暖房運転を行うと、給湯が終了するより前に浴室内の温度が所定の目標温度に上昇してしまうことがあり、この場合、給湯が完了するまでこの目標温度を維持する制御が行われる。このため、消費エネルギーが増加するという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術では、外気温、浴室内の温度、浴室サイズ、給湯器に供給される水温、給湯器の能力、洗面所、台所等の他室での湯の使用状態等により、給湯時間や浴室が所定温度になるまでの時間が変化することから、給湯の終了時間や暖房運転の終了時間を予め正確に予測することは困難である。このため、給湯が終了する前に給湯が終了するより前に浴室内の温度が所定の目標温度に上昇してしまうことがあり、この場合、給湯が完了するまでこの目標温度を維持する制御が行われる。このため、消費エネルギーが増加するという問題がある。
さらに、給湯の終了時間や暖房運転の終了時間を正確に予測するためには、センサを増やす等の対応が必要となり、装置が複雑化してコストアップの要因となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、浴槽への給湯と連動し、エネルギー消費を抑制して暖房運転を簡易な構造で行えるようにした浴室暖房装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、浴室の浴槽に給湯を行う給湯システムと連動する浴室暖房装置であって、浴室に空気を吹き出す送風手段と、送風手段で吹き出される空気を加熱する加熱手段と、送風手段と前記加熱手段を制御して暖房運転を行う制御手段とを備え、制御手段は、浴槽への給湯の開始を指示する給湯開始信号に基づき、給湯システムと連動して暖房運転を行うか否かを判断し、暖房運転を行うと判断すると、第2の目標温度より低い第1の目標温度に向けた暖房運転を実行する浴室暖房装置である。
本発明では、浴槽への給湯の開始を指示する給湯開始信号が入力されると、通常の暖房運転時の第2の目標温度より低い第1の目標温度に向けた暖房運転を実行する。
本発明によれば、浴槽への給湯と連動して、消費エネルギーを抑制しつつ、浴室の暖房を簡易な構造で行うことができる。
本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置を備えた浴室暖房システムの一例を示す構成図である。 給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の一例を示す説明図である。 給湯連動暖房運転モードの一例を示すフローチャートである。 通常の暖房運転と給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の一例を示す説明図である。 給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の他の例を示す説明図である。 給湯連動暖房運転モードの他の例を示すフローチャートである。 給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の他の例を示す説明図である。 給湯連動暖房運転モードの他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の浴室暖房装置及び浴室暖房システムの実施の形態について説明する。
<本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置及び浴室暖房システムの構成例>
図1は、本発明の浴室暖房装置である本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置の一例を示す機能ブロック図、図2は、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置を備えた浴室暖房システムの一例を示す構成図である。
浴室暖房システム100を備えた建物200について、図2を参照して説明すると、建物200は、浴室201、洗面脱衣所202及び台所203等の室を有し、浴室201、洗面脱衣所202及び台所203等に給湯を行う給湯システム300を備える。
給湯システム300は、水を加熱して湯を生成する給湯器301と、運転モードの選択等の利用者の操作を受け、利用者の操作に基づく給湯器制御信号を出力する給湯器操作部を備える。本例では、第1の給湯器操作部302aを台所203に備え、第2の給湯器操作部302bを浴室201に備える。第1の給湯器操作部302a及び第2の給湯器操作部302bは、有線または無線で給湯器301と接続される。
給湯システム300は、第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bの操作で、浴室201に備えられる浴槽201aに給湯器301で給湯を行って湯を溜める給湯運転等を実行する。
すなわち、給湯システム300は、第1の給湯器操作部302a及び第2の給湯器操作部302bで給湯開始ボタンが操作されると、給湯の開始を指示する給湯開始信号S100を出力する。給湯システム300は、給湯開始信号S100に基づき、給湯を開始することを第1の給湯器操作部302a及び第2の給湯器操作部302bで音声等により出力する。また、給湯システム300は、給湯開始信号S100に基づき、給湯器301で浴槽201aに給湯を行う。
また、給湯システム300は、給湯が終了する所定時間前に到達すると、給湯終了予告信号S101を出力する。給湯システム300は、給湯終了予告信号S101に基づき、給湯が終了する所定時間前に到達したことを、第1の給湯器操作部302a及び第2の給湯器操作部302bで音声等により出力する。
更に、給湯システム300は、給湯器301で浴槽201aに所定量の給湯が行われると、給湯を終了する給湯終了信号S102を出力する。給湯システム300は、給湯終了信号S102に基づき、給湯が終了したことを、第1の給湯器操作部302a及び第2の給湯器操作部302bで音声等により出力する。また、給湯システム300は、給湯器301による浴槽201aへの給湯を終了する。
浴室暖房換気乾燥装置1Aは、給湯システム300と信号の授受を可能とし、給湯システム300から出力される給湯開始信号S100、給湯終了予告信号S101及び給湯終了信号S102に基づき、浴槽201aへの給湯と連動して浴室201を温める給湯連動暖房運転モードを実行する。
次に、浴室暖房換気乾燥装置1Aについて説明すると、浴室暖房換気乾燥装置1Aは、浴室201の天井に設置される。また、浴室暖房換気乾燥装置1Aは、運転モードの選択等の利用者の操作を受け、利用者の操作に基づく制御情報を出力する操作部10が、浴室暖房換気乾燥装置1Aと独立して設けられる。操作部10は操作手段の一例で、洗面脱衣所202に備えられ、有線または無線で浴室暖房換気乾燥装置1Aと接続される。
浴室暖房換気乾燥装置1Aは、浴室201から空気を吸い込んで、屋外に排気する換気ファン11と、浴室201から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を循環させて浴室201に吹き出す送風手段としての循環ファン12を備える。なお、浴室201内の空気の循環と、屋外への排気を行う機能を、2つのファンで行う構成でも良く、また、1つのファンと風路を切り替えるダンパで行う構成としても良い。
また、浴室暖房換気乾燥装置1Aは、循環ファン12で浴室201に吹き出される空気を加熱する加熱手段としてのヒータ13を備える。更に、浴室暖房換気乾燥装置1Aは、浴室201の温度を検出する温度センサ14を備える。温度センサ14は温度検知手段の一例で、循環ファン12の図示しない吸込口に設けられ、循環ファン12で吸い込まれる浴室201内の空気の温度を検知する。
浴室暖房換気乾燥装置1Aは、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13等を制御する制御部15を備える。制御部15は制御手段の一例で、操作部10から入力された制御情報、温度センサ14から入力された温度情報等に基づき、暖房運転モード、換気運転モード、乾燥運転モード及び涼風運転モードを実行する。
制御部15は、操作部10で暖房運転モードが選択されると、循環ファン12及びヒータ13を制御して、浴室201内に加熱された空気を吹き出す暖房運転を行う。また、制御部15は、操作部10で換気運転モードが選択されると、換気ファン11を制御して、浴室201内の空気を屋外に排気する換気運転を行う。なお、浴室暖房換気乾燥装置1Aは、所定の換気風量で常時の換気運転を行う24時間換気運転モードを備えている。
更に、制御部15は、操作部10で乾燥運転モードが選択されると、換気ファン11、循環ファン12及びヒータ13を制御して、浴室201内に加熱された空気を吹き出しながら、浴室201内の空気を屋外に排気する乾燥運転を行う。また、制御部15は、操作部10で涼風運転モードが選択されると、循環ファン12を制御して、浴室201内に室温に応じた空気を吹き出す涼風運転を行う。
浴室暖房換気乾燥装置1Aは、給湯システム300と通信を行う通信部16を備える。通信部16は通信手段の一例で、有線または無線で給湯システム300と接続される。
制御部15は、給湯システム300から入力された給湯開始信号S100、給湯終了予告信号S101及び給湯終了信号102に基づき、給湯連動暖房運転モードを実行する。
制御部15は、給湯連動暖房運転モードでは、浴室201内の温度を、第1の目標温度T1まで上げる第1の暖房運転WD1と、浴室201内の温度を、第1の目標温度T1より高い第2の目標温度T2まで上げる第2の暖房運転WD2が設定される。なお、第2の目標温度T2は、通常の暖房運転モードにおける目標温度であり、例えば、30℃〜40℃に設定される。
ここで、冬季の居室の温度は一般的には20℃前後であり、洗面脱衣所202の温度も概ね、居室の温度と同じ程度である。そのため、浴室201内の温度が13℃〜18℃程度であれば、寒さを感じることを抑制できる。このため、第1の目標温度T1は、13℃〜18℃程度である。
本例では、第1の目標温度T1の上限温度T1Hと下限温度T1Lが設定され、第1の暖房運転WD1では、浴室201内の温度が第1の目標温度T1の上限温度T1Hと下限温度T1Lとの間に維持されるように、循環ファン12及びヒータ13を制御する。ここで、上限温度T1Hは18℃程度、下限温度T1Lは13℃程度に設定される。
制御部15は、給湯システム300から入力された給湯開始信号S100に基づき、給湯連動暖房運転モードを実行する。制御部15は、給湯開始信号S100が入力されると、浴室201の温度が第1の目標温度T1となるように、浴槽201aへの給湯を開始するタイミングに応じた第1の起点で第1の暖房運転WD1を実行し、浴室201内の温度を第1の目標温度T1に上昇させる。
また、制御部15は、浴槽201aへの給湯が終了するタイミングに応じた第2の起点で、浴室201の温度が第2の目標温度T2となるように第2の暖房運転WD2を実行し、浴室201内の温度を第2の目標温度T2に上昇させる。
<本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置及び浴室暖房システムの動作例>
図3は、給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の一例を示す説明図、図4は、給湯連動暖房運転モードの一例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1A及び浴室暖房システム100の第1の動作例について説明する。
第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bで給湯開始ボタンが操作されると、給湯システム300は、給湯の開始を指示する給湯開始信号S100を出力する。給湯システム300は、給湯開始信号S100に基づき、給湯器301で浴槽201aに給湯を行う。
浴室暖房換気乾燥装置1Aの制御部15は、図4のステップSA1で給湯開始信号S100が入力されると、ステップSA2で給湯連動暖房運転モードを実行し、ステップSA3で、温度センサ14から入力された温度情報に基づき、暖房運転の実行の有無を判断する。
制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3未満であると、暖房運転を実行する。ここで、暖房開始目標温度T3は、第1の目標温度T1より低く、例えば10℃に設定される。なお、暖房開始目標温度T3は、第1の目標温度T1と同じでも良い。
制御部15は、浴室201の温度に基づき給湯連動暖房運転モードで暖房運転を実行すると判断すると、ステップSA4で、第1の起点で第1の目標温度T1に向けて第1の出力P1で循環ファン12及びヒータ13を制御して第1の暖房運転WD1を実行する。ここで、給湯連動暖房運転モードにおける暖房運転の実行の有無を温度情報に基づき判断するが、第1の起点は、給湯開始信号S100の入力時であり、実質的な同時である給湯開始信号S100の入力から数秒後も含む。ステップSA3で、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、ステップSA5で暖房運転を実行しない。
制御部15は、第1の暖房運転WD1では、浴室201内の温度が上限温度T1Hになるまで第1の出力P1で循環ファン12及びヒータ13を制御して暖房運転を行う。浴室201内の温度が上限温度T1Hになると、循環ファン12及びヒータ13の運転を停止させる。または、循環ファン12及びヒータ13の出力を低下させる。
循環ファン12及びヒータ13の運転を停止させる、または、循環ファン12及びヒータ13の出力を低下させることで、浴室201内の温度が下限温度T1Lに下がると、第1の出力P1で循環ファン12及びヒータ13を制御して暖房運転を行い、間欠的に暖房運転を行う。これにより、第1の暖房運転WD1では、浴室201の温度が第1の目標温度T1の上限温度T1Hと下限温度T1Lの間に維持される。
制御部15は、ステップSA6で、浴槽201aへの給湯が終了するタイミングに応じた第2の起点として、給湯システム300から給湯終了信号S102が入力されると、ステップSA7で、第2の暖房運転WD2を実行する。なお、給湯連動暖房運転モードの開始時の浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、第1の起点では暖房運転を実行しないが、給湯システム300から給湯終了信号S102が入力されると、第2の暖房運転WD2を実行する。
制御部15は、第2の暖房運転WD2では、第2の目標温度T2に向けて第2の出力P2で循環ファン12及びヒータ13を制御して暖房運転を行う。ここで、第1の出力P1と第2の出力P2は同じであるが、第2の出力P2は、第1の出力P1より大きくしても良い。例えば、第2の出力P2は、第1の出力P1よりヒータ13の出力が大きく設定される。または、第2の出力P2は、第1の出力P1よりヒータ13の出力及び循環ファン12の回転数が大きく設定される。制御部15は、ステップSA8で、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、ステップSA9で暖房運転を終了する。なお、制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、暖房運転を間欠的に行って、浴室201の温度を第2の目標温度T2で維持し、予め設定されていた暖房時間を経過すると暖房運転を終了しても良い。
図5は、通常の暖房運転と給湯と連動した暖房運転における浴室温度の変化の一例を示す説明図である。制御部15は、操作部10、第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bで暖房運転モードが選択されると、第2の目標温度T2に向けて第2の出力P2で循環ファン12及びヒータ13を制御して通常の暖房運転を行う。制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、暖房運転を間欠的に行って、浴室201の温度を第2の目標温度T2で維持する。
入浴前の任意のタイミングで浴室201の暖房を行う場合、なるべく短時間で浴室201の温度が入浴に適した所定の温度、例えば第2の目標温度T2に到達することが好ましい。このため、循環ファン12及びヒータ13の性能に応じて、なるべく短時間で浴室201の温度が第2の目標温度T2に到達するように第2の出力P2が決められる。
これに対し、浴槽201aへの給湯のタイミングと連動して浴室201の暖房を行う場合、浴槽201aへの給湯に要する時間は、浴槽201aのサイズ、水温、給湯温度等によって異なる。但し、第2の目標温度T2に向けた第2の出力P2による暖房運転では、図5に二点鎖線で示すように、給湯に要する時間に比較して、暖房運転開始から第2の目標温度T2に達する時間は短い。
このため、給湯が終了するタイミングまで浴室201の温度を第2の目標温度T2に維持する運転を行うと、電気消費量が大きくなる。
そこで、第2の目標温度T2より低い第1の目標温度T1を設定し、浴槽201aへの給湯のタイミングと連動して浴室201の暖房を行う給湯連動暖房運転モードでは、図5に実線で示すように、第1の目標温度T1に向けて第1の出力P1で第1の暖房運転WD1を行う。
これにより、給湯が終了する所定のタイミングまで浴室201の温度を第1の目標温度T1に維持する運転を行っても、従来と比較して電気消費量を抑えることができる。
また、給湯が終了する所定のタイミングに合わせて、第2の目標温度T2に向けて第2の出力P2で第2の暖房運転WD2を行うことで、入浴時には、浴室201の温度が入浴に適した第2の目標温度T2に到達しており、寒さを感じることを抑制することができる。なお、万一、給湯途中で入浴したとしても、浴室201の温度が第1の目標温度T1に到達しており、入浴者が寒さを感じることを抑制することができる。
図6は、給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の他の例を示す説明図、図7は、給湯連動暖房運転モードの他の例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1A及び浴室暖房システム100の第2の動作例について説明する。
第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bで給湯開始ボタンが操作されると、給湯システム300は、給湯の開始を指示する給湯開始信号S100を出力する。給湯システム300は、給湯開始信号S100に基づき、給湯器301で浴槽201aに給湯を行う。
浴室暖房換気乾燥装置1Aの制御部15は、図7のステップSB1で給湯開始信号S100が入力されると、ステップSB2で給湯連動暖房運転モードを実行し、ステップSB3で、温度センサ14から入力された温度情報に基づき、暖房運転の実行の有無を判断する。
制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3未満であると、暖房運転を実行する。
制御部15は、浴室201の温度に基づき給湯連動暖房運転モードで暖房運転を実行すると判断すると、ステップSB4で、第1の起点で第1の目標温度T1に向けて第1の出力P1で循環ファン12及びヒータ13を制御して第1の暖房運転WD1を実行する。ステップSB3で、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、ステップSB5で暖房運転を実行しない。
制御部15は、ステップSB6で、浴槽201aへの給湯が終了するタイミングに応じた第2の起点として、給湯システム300から給湯終了予告信号S101が入力されると、ステップSB7で第2の暖房運転WD2を実行する。
制御部15は、第2の暖房運転WD2では、第2の目標温度T2に向けて第2の出力P2で循環ファン12及びヒータ13を制御して暖房運転を行う。制御部15は、ステップSB8で、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、ステップSB9で暖房運転を終了する。なお、制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、暖房運転を間欠的に行って、浴室201の温度を第2の目標温度T2で維持し、予め設定されていた暖房時間を経過すると暖房運転を終了しても良い。
以上説明したように、給湯終了予告信号S101が入力されると、第2の目標温度T2に向けた第2の暖房運転WD2を実行することで、入浴開始時には、浴室201の温度を入浴に適した第2の目標温度T2に確実に到達させることができる。なお、給湯連動暖房運転モードの開始時の浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、第1の起点では暖房運転を実行しないが、給湯システム300から給湯終了予告信号S101が入力されると、第2の暖房運転WD2を実行する。給湯連動暖房運転モードの開始時の浴室201内の温度がある程度暖かい場合であれば、給湯終了予告信号S101から給湯器連動暖房運転を開始しても、入浴開始時には、浴室201の温度を入浴に適した第2の目標温度T2に確実に到達させることができる。
図8は、給湯連動暖房運転モードにおける浴室温度の変化の他の例を示す説明図、図9は、給湯連動暖房運転モードの他の例を示すフローチャートで、次に、各図を参照して、本実施の形態の浴室暖房換気乾燥装置1A及び浴室暖房システム100の第3の動作例について説明する。
第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bで給湯開始ボタンが操作されると、給湯システム300は、給湯の開始を指示する給湯開始信号S100を出力する。給湯システム300は、給湯開始信号S100に基づき、給湯器301で浴槽201aに給湯を行う。
浴室暖房換気乾燥装置1Aの制御部15は、図9のステップSC1で給湯開始信号S100が入力されると、ステップSC2で給湯連動暖房運転モードを実行し、ステップSC3で、温度センサ14から入力された温度情報に基づき、暖房運転の実行の有無を判断する。
制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3未満であると、暖房運転を実行する。
制御部15は、浴室201の温度に基づき給湯連動暖房運転モードで暖房運転を実行すると判断すると、ステップSC4で給湯開始信号S100の入力から所定の待機時間twの経過後を、浴槽201aへの給湯を開始するタイミングに応じた第1の起点とし、ステップSC5で第1の起点で第1の目標温度T1に向けて第1の出力P1で循環ファン12及びヒータ13を制御して第1の暖房運転WD1を実行する。待機時間twは、例えば5分に設定される。ステップSC3で、浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、ステップSC6で、暖房運転を実行しない。
制御部15は、ステップSC7で、浴槽201aへの給湯が終了するタイミングに応じた第2の起点として、給湯システム300から給湯終了信号S102が入力されると、ステップSC8で、第2の暖房運転WD2を実行する。または、給湯システム300から給湯終了予告信号S101が入力されると、第2の暖房運転WD2を実行する。
制御部15は、第2の暖房運転WD2では、第2の目標温度T2に向けて第2の出力P2で循環ファン12及びヒータ13を制御して暖房運転を行う。制御部15は、ステップSC9で、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、ステップSC10で暖房運転を終了する。なお、制御部15は、温度センサ14から入力された温度情報から、浴室201内の温度が第2の目標温度T2に到達すると、暖房運転を間欠的に行って、浴室201の温度を第2の目標温度T2で維持し、予め設定されていた暖房時間を経過すると暖房運転を終了しても良い。
以上説明したように、給湯開始信号S100の入力から所定の待機時間twの経過後、第1の目標温度T1に向けた第1の暖房運転WD1を実行することで、電気消費量をより抑えることができる。
ここで、以上の各動作例では、給湯開始信号S100の入力時に浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、第1の目標温度T1に向けた第1の暖房運転WD1は実行せず、第2の起点に到達すると、第2の目標温度T2に向けた第2の暖房運転WD2を実行する。なお、給湯開始信号S100の入力時に浴室201内の温度が暖房開始目標温度T3以上であると、第1の目標温度T1に向けた第1の暖房運転WD1は実行せず、第2の起点に到達する前に、時間の経過、または、浴室201内の温度等に基づく判断で、第1の目標温度T1に向けた第1の暖房運転WD1を実行し、その後、第2の起点に到達すると、第2の目標温度T2に向けた第2の暖房運転WD2を実行しても良い。また、給湯開始信号S100の入力時でなくとも、給湯開始信号S100の入力後から浴槽201aへの給湯が終了するタイミングに応じた第2の起点に到達するまでの間の所定のタイミング(例えば、給湯開始信号S100の入力後から10分)で浴室201内の温度がT3以上であると、第1の目標温度T1に向けた第1の暖房運転WD1は実行せず、第2の起点に到達すると、第2の目標温度T2に向けた第2の暖房運転WD2を実行して良い。
なお、第1の目標温度T1を複数設定し、段階的に浴室201の温度を上昇させても良い。また、制御部15は、居室温度、浴室201の温度、給湯システム300で設定された給湯温度、外気温等の環境条件情報を取得し、環境条件情報に応じて第1の目標温度T1を算出して、第1の目標温度T1を環境条件情報に応じて可変としても良い。
環境条件情報検知手段として、居室温度の検知であれば、台所203に備えられる第1の給湯器操作部302aに温度センサを備えることで実現できる。なお、洗面脱衣所202に備えられる浴室暖房換気乾燥装置1Aの操作部10に温度センサを備えることでも、居室温度の検知する環境条件情報検知手段を実現することができる。
また、環境条件情報検知手段として、浴室201の温度の検知であれば、浴室暖房換気乾燥装置1Aに備えた温度センサ14、あるいは、浴室201に備えられる第2の給湯器操作部302bに温度センサを備えることで実現できる。更に、環境条件情報検知手段として、給湯温度の検知であれば、第1の給湯器操作部302aまたは第2の給湯器操作部302bから給湯温度の設定値を取得することで実現できる。また、外気温であれば、建物200の屋外に備えた温度センサで実現できる。
なお、第1の目標温度T1は、操作部10でユーザが設定できるようにしても良い。更に、給湯開始ボタンを浴室暖房換気乾燥装置1Aの操作部10に備え、操作部10で給湯開始ボタンが操作されると、操作部10から給湯システム300に給湯開始信号を出力する構成としても良い。このような構成では、浴室201に隣接した洗面脱衣所202にいるユーザが、浴室201に入ることなく、給湯運転を開始し、給湯連動暖房運転モードを実行させることができる。
また、制御部15は、給湯の開始、終了等に合わせて第2の給湯器操作部302bから出力される音声を、給湯開始信号、給湯終了予告信号、給湯終了信号として取得しても良い。
1A・・・浴室暖房換気乾燥装置、10・・・操作部(操作手段)、11・・・換気ファン、12・・・循環ファン(送風手段)、13・・・ヒータ(加熱手段)、14・・・温度センサ(温度検出手段)、15・・・制御部(制御手段)、100・・・浴室暖房システム、300・・・給湯システム、301・・・給湯器、302a・・・第1の給湯器操作部、302b・・・第2の給湯器操作部

Claims (5)

  1. 浴室の浴槽に給湯を行う給湯システムと連動する浴室暖房装置であって、
    前記浴室に空気を吹き出す送風手段と、
    前記送風手段で吹き出される空気を加熱する加熱手段と、
    前記送風手段と前記加熱手段を制御して暖房運転を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記浴槽への給湯の開始を指示する給湯開始信号に基づき、前記給湯システムと連動して暖房運転を行うか否かを判断し、暖房運転を行うと判断すると、第2の目標温度より低い第1の目標温度に向けた暖房運転を実行する
    ことを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 前記制御手段は、前記給湯システムで前記浴槽への給湯を開始するタイミングに応じた第1の起点で、第1の目標温度に向けた暖房運転を実行し、前記浴槽への給湯を終了するタイミングに応じた第2の起点で、第2の目標温度に向けた暖房運転を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房装置。
  3. 前記浴室の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段で検出した前記浴室の温度が暖房目標温度未満であると、第1の起点で第1の目標温度に向けた暖房運転を実行し、前記浴室の温度が暖房目標温度以上であると、第1の目標温度に向けた暖房運転を非実行とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の浴室暖房装置。
  4. 前記制御手段は、前記浴室の温度が暖房目標温度以上であると、第2の起点で第2の目標温度に向けた暖房運転を実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載の浴室暖房装置。
  5. 前記制御手段は、前記給湯開始信号に基づく暖房運転では、第1の目標温度に向けた暖房運転を実行し、前記給湯開始信号に基づかない暖房運転では、第2の目標温度に向けた暖房運転を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の浴室暖房装置。
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