JP2019064811A - マガジン格納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価なマガジン格納装置を提供する。【解決手段】マガジン待機位置にあるマガジンを積み重ねるマガジン積み重ね機構14は、マガジン2を支持可能な支持部材26と、支持部材26が揺動可能に取り付けられた保持部材27と、保持部材27が取り付けられたベルト29と、ベルト29が巻き掛けられた滑車と、滑車を挟んで支持部材26と反対側の位置でベルト29に取り付けられたカウンターウェイトと、を有している。支持部材26は、マガジン2を支持すると下降し、下方に積み重ねられたマガジン2に接触するとマガジン2を支持可能なマガジン支持位置からマガジン2の支持が解除されるマガジン支持解除位置に変化し、支持していたマガジン2を積み重ねられたマガジンの最上部に積み重ねてマガジン待機位置まで上昇する。【選択図】図6

Description

本発明は、マガジン格納装置に関する。
例えば、特許文献1には、製品が集積された製品パレットと素材を搭載した素材パレットがパレット棚に貯蔵されたワーク貯蔵装置が開示されている。
特許文献1のワーク貯蔵装置は、素材パレットをパレット棚からパレット室にパレットエレベータを用いて移送し、パレット室から加工装置に素材を供給して加工するとともに、加工装置で加工された素材(製品)をパレット室の製品パレット上に移送している。
この特許文献1においては、素材を搭載した素材パレットのパレット棚からパレット室への移送や、空となった素材パレット及び製品が集積された製品パレットのパレット室からパレット棚への移送に際して、パレットエレベータを作動させている。
特開平3−13422号公報
しかしながら、このようなパレットエレベータを作動させるためには駆動源が必要となる。
そのため、特許文献1のワーク貯蔵装置は、パレットエレベータを駆動するアクチュエータに電力や空気圧等を供給する設備が必要となり、相対的に高価なものになるという問題がある。
本発明のマガジン格納装置は、マガジン待機位置にあるマガジンを積み重ねる昇降機構を備えている。
上記昇降機構は、上記マガジン待機位置のマガジンを支持可能な第1部材と、上記第1部材が揺動可能に取り付けられた第2部材と、上記第2部材が取り付けられた帯状部材と、上記帯状部材が巻き掛けられた回転可能な回転部と、上記回転部を挟んで上記第1部材及び上記第2部材と反対側の位置で上記帯状部材に取り付けられたカウンターウェイトと、を有している。
上記第1部材は、上記マガジン待機位置でマガジンを支持するとマガジンの自重で上記カウンターウェイトを持ち上げながら上記第2部材とともに下降し、下方に積み重ねられたマガジンに接触すると上記第2部材に対する位置がマガジンを支持可能なマガジン支持位置からマガジンの支持が解除されるマガジン支持解除位置に変化し、支持していたマガジンを積み重ねて上記カウンターウェイトの自重により上記マガジン待機位置まで上昇する。
本発明によれば、マガジンの自重を利用することで、アクチュエータ等の駆動源を用いることなく、マガジンを積み重ねることができる。
本発明に係るマガジン格納装置の概略を示す斜視図。 マガジン格納装置に格納されるマガジンを示す斜視図。 本発明に係るマガジン格納装置の概略を簡略化して示した説明図。 本発明に係るマガジン格納装置の概略を示す平面図。 本発明に係るマガジン格納装置の概略を示す正面図。 図5のB−B線に沿ったマガジン積み重ね機構の断面図。 マガジン搬送ユニットの要部を模式的に示した説明図。 保持部材を模式的に示した説明図。 マガジン積み重ね機構の動作説明図。 第2実施例のマガジン格納装置の要部を模式的に示した説明図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、マガジン格納装置1の概略を示す斜視図である。図2は、マガジン格納装置1に格納されるマガジン2を示す斜視図である。図3は、マガジン格納装置1の概略を簡略化して示した説明図である。図4は、マガジン格納装置1の概略を示す平面図である。図5は、マガジン格納装置1の概略を示す正面図である。図6は、図5のB−B線に沿ったマガジン積み重ね機構の断面図である。図7は、マガジン搬送ユニット22の要部を模式的に示した説明図である。図8は、保持部材27を模式的に示した説明図である。図9は、マガジン積み重ね機構14の動作説明図である。
なお、図1、図3〜図6中におけるx軸は、マガジン格納装置1の短手方向に沿った方向(短手方向x)を示している。図1、図3〜図6中におけるy軸は、マガジン格納装置1の長手方向に沿った方向(長手方向y)を示している。図1、図3〜図6中におけるz軸は、マガジン格納装置1の高さ方向(マガジン2が積み重ねられる方向)に沿った方向(上下方向z)を示している。
マガジン格納装置1は、全体の外形が略直方体形状を呈し、ワークが収容された複数のマガジン2が内部に格納されている。
マガジン格納装置1は、図1に示すように、底部の4隅に車輪3が取り付けられており、例えば、作業者が押すことで製造ライン(図示せず)の所定位置に配置可能となっている。マガジン格納装置1に格納されたマガジン2からは、製造ラインの搬送機械によってワークが取り出される。マガジン格納装置1は、マガジン2からワークを取り出すために、上面が開口している。
マガジン2は、例えば、図2に示すように、全体が直方体形状を呈している。マガジン2には、マガジン長手方向に沿って5つのワーク収容部4が直列に形成されている。
ワーク収容部4は、ワークを収容可能な凹部であり、底面4aがマガジン2の底面2aに対して傾斜するように形成されている。詳述すると、ワーク収容部4の底面4aは、マガジン長手方向における一端側(図2における右側)が、マガジン長手方向における他端側(図2における左側)よりもマガジン2の底面2a側となるように傾斜している。そのため、ワークは、ワーク収容部4のマガジン長手方向における一端側の壁面4bに対して突き当てられた状態に保持することが容易となり、ワーク収容部4内における位置決めが容易となっている。
この第1実施例では、ワーク収容部4に、フィルム外装電池の金属製の電極タブ5がワークとして複数枚積み重ねた状態で収容されている。ワーク収容部4に収容されている電極タブ5は、例えば、吸着型のハンド等を用いてマガジン2から取り出される。
なお、図2中の符号6は、電極タブ5の表面に設けられた合成樹脂層であり、例えば2枚の帯状のポリプロピレンフィルムを電極タブ5の両面から電極タブ5を挟み込むように貼り付けることで形成される。フィルム外装電池は、ラミネートフィルムからなる袋状の外装体の中に電解液とともに発電要素を収容したものである。電極タブ5は、外装体に収容された発電要素に接続される部材であり、ラミネートフィルムを封止する際に、ラミネートフィルムに挟み込まれる。これにより、ラミネートフィルムは、金属製の電極タブ5の表面に合成樹脂層6を介して接合され、電極タブ5が挟み込まれていても確実な封止が得られる。
マガジン格納装置1は、第1格納部11と、第2格納部12と、スライド機構13と、マガジン積み重ね機構14と、を有している。
第1格納部11は、マガジン格納装置1の内側に形成される略直方体形状の空間であり、複数のマガジン2を積み重ねて格納できる広さを有している。
第1格納部11には、ワークが収容された複数のマガジン2が積み重ねた状態で格納される。
マガジン格納装置1においては、第1格納部11に積み重ねられたマガジン2の最上部が所定のワーク取り出し位置となるように調整され、最上部のマガジン2からワークが取り出されることになる。ワーク取り出し位置は、例えば、第1格納部11の最上部位置である。
なお、第1格納部11においては、積み重ねた複数のマガジン2全体を手動で押し上げ、最上部のマガジン2がワーク取り出し位置となるようにしてもよい。また、第1格納部11においては、例えばばね等の弾性部材によって、積み重ねた複数のマガジン2全体に上方へ押し上げるような力を作用させるとともに、最上部のマガジン2が突き当てられるストッパ(図示せず)を設け、最上部のマガジン2がワーク取り出し位置となるようにしてもよい。
第2格納部12は、マガジン格納装置1の内側に形成される略直方体形状の空間であり、複数のマガジン2を積み重ねて格納できる広さを有している。第2格納部12は、第1格納部11と隣接している。
第2格納部12には、ワークが取り出されて空となった複数のマガジン2が積み重ねた状態で格納される。
スライド機構13は、第1格納部11においてワークが取り出されて空となったマガジン2を隣接する第2格納部12の所定のマガジン待機位置に平行にスライド移動させるものである。マガジン待機位置は、例えば、第2格納部12の最上部位置である。
スライド機構13は、図3、図4に示すように、6つのスライド機構用滑車16と、6つのスライド機構用滑車16に巻き掛けられた1本の閉じたスライド機構用ベルト17と、スライド機構用ベルト17に取り付けられた取っ手18及びマガジンスライドユニット19を有している。
6つのスライド機構用滑車16は、第1格納部11及び第2格納部12の外側に回転可能に固定される。6つのスライド機構用滑車16は、マガジン格納装置1の外壁等を構成する外側の部材に回転可能に取り付けられる。6つのスライド機構用滑車16は、マガジン格納装置1の上下方向zにおける位置が、互いに同じ位置となるように配置される。つまり、6つのスライド機構用滑車16は、その中心位置が同一平面上に位置するように配置される。6つのスライド機構用滑車16は、回転可能な第2の回転部に相当する。
なお、図3には、説明の便宜上、スライド機構用第1滑車16a、スライド機構用第4滑車16d、スライド機構用第5滑車16e及びスライド機構用第6滑車16fが取り付けられるマガジン格納装置1の外壁等に相当する構成が省略されて図示されていない。
スライド機構用第1滑車16a、スライド機構用第2滑車16b、スライド機構用第3滑車16c、スライド機構用第4滑車16dは、マガジン格納装置1の上部の4隅にそれぞれ配置される。スライド機構用第5滑車16eは、スライド機構用第1滑車16aに隣接し、かつスライド機構用第1滑車16aよりも第1格納部11側に配置される。スライド機構用第6滑車16fは、スライド機構用第4滑車16dに隣接し、かつスライド機構用第4滑車16dよりも第1格納部11側に配置される。
6つのスライド機構用滑車16には、スライド機構用ベルト17が巻き掛けられる部分に、スライド機構用ベルト17の溝17aが引っかかる突部20が形成されている。
スライド機構用ベルト17は、第2の帯状部材に相当するものであって、両面に溝17aを有する溝付きベルトである。スライド機構用ベルト17は、例えば、ゴムや樹脂等の材料をからなっている。スライド機構用ベルト17の溝17aは、ベルト短手方向に沿ったものであり、全長に亙って複数形成されている。
スライド機構用ベルト17は、スライド機構用第1滑車16aから、スライド機構用第2滑車16b、スライド機構用第5滑車16e、スライド機構用第6滑車16f、スライド機構用第3滑車16c、スライド機構用第4滑車16dと巻き掛けられており、第1格納部11及び第2格納部12の周囲をC字形状(コ字形状)に囲んでいる。
取っ手18は、スライド機構用第1滑車16aとスライド機構用第4滑車16dの間に位置するように、スライド機構用ベルト17に取り付けられている。
マガジンスライドユニット19は、スライド機構用第6滑車16fとスライド機構用第3滑車16cの間に位置するように、スライド機構用ベルト17に取り付けられている。
マガジンスライドユニット19は、取っ手18がスライド機構用第1滑車16aとスライド機構用第4滑車16dの間の所定の取っ手基準位置にあるとき、第1格納部11側に位置している。
マガジンスライドユニット19は、取っ手18を取っ手基準位置から図3、図4の矢示A方向に所定量動かすことによって、第2格納部12側に移動する。
これは、取っ手18を図3、図4の矢示A方向に動かしてスライド機構用ベルト17を回転させると、スライド機構用第6滑車16fとスライド機構用第3滑車16cとの間部分でスライド機構用ベルト17が図3、図4の矢示C方向に動くからである。
このようなマガジンスライドユニット19の平行なスライド移動を利用することで、第1格納部11にあるマガジン2をマガジン待機位置へ移動させることが可能となっている。
具体的には、例えば、取っ手18が取っ手基準位置から図3、図4の矢示A方向に動くときに、ワーク取り出し位置にあるマガジン2に引っかかる突起(図示せず)をマガジンスライドユニット19に設ければよい。なお、この突起は、マガジンスライドユニット19が第1格納部11側に戻るときには、マガジン待機位置にあるマガジン2に引っかからないように設けられる。
このように、スライド機構13は、6つのスライド機構用滑車16に巻き掛けられた1本の閉じたスライド機構用ベルト17の動きに合わせて第1格納部11にあるマガジン2をマガジン待機位置へ移動させることが可能となっている。
なお、スライド機構13の取っ手18は、例えば、外部のロボットハンドや作業者自身の手によって動かされる。そのため、マガジン格納装置1には、スライド機構13の取っ手18を動かすためのアクチュエータ等の駆動源を搭載する必要はない。
マガジン積み重ね機構14は、昇降機構に相当するものであって、図4〜図6に示すように、マガジン待機位置にあるマガジン2の両側に配置された一対のマガジン搬送ユニット22a、22bと、これら一対のマガジン搬送ユニット22a、22bを連結する連結部材23と、ガイド部材24と、を有している。
一対のマガジン搬送ユニット22a、22bは、同一構成となっているので、説明の便宜上、両者に共通の説明をする場合には、マガジン搬送ユニット22と表記して説明する。
マガジン積み重ね機構14は、マガジン待機位置にあるマガジン2を第2格納部12内に積み重ねるものである。
マガジン搬送ユニット22は、搬送ユニットに相当するものであって、図1、図3〜図8に示すように、マガジン待機位置で受け渡されたマガジン2を支持可能な支持部材26と、支持部材26が揺動可能に取り付けられた保持部材27と、上下一対の2つの滑車28と、保持部材27が取り付けられ、上下一対の2つの滑車28に巻き掛けられた1本の閉じたベルト29と、滑車28を挟んで支持部材26及び保持部材27と反対側の位置でベルト29に取り付けられたカウンターウェイト30と、を有している。
支持部材26は、第1部材に相当するものであって、図7に示すように、基部32と、脚部33と、を有している。
基部32は、略直方体形状を呈している。
脚部33は、基部32に接続される基端側に対して、先端側が略直角に折り曲げられた形状となっており、全体が略L字形状を呈している。脚部33は、基端側の上面33aがマガジン2を支持可能な平面となっている。
また、脚部33は、基端側に対して折曲された先端側に、上面33aと連続する傾斜面33bを有している。
傾斜面33bは、第2格納部12内に積み重ねられたマガジン2の積層方向(マガジン格納装置1の上下方向z)の下方側ほど第2格納部12の外側に位置するように傾いている。換言すれば、傾斜面33bは、第2格納部12内に積み重ねられたマガジン2の積層方向(マガジン格納装置1の上下方向z)の下方側ほど第2格納部12内に積み重ねられたマガジン2の外側に位置するように傾いている。また、傾斜面33bは、上面33aとのなす角度が鋭角となるように傾斜している。
そして、支持部材26は、上面33aがマガジン2を支持可能なマガジン支持位置からマガジン2の支持を解除するマガジン支持解除位置の間を変化することが可能となるように、保持部材27に揺動可能に取り付けられている。マガジン支持解除位置では、支持部材26の上面がマガジン待機位置の直下から外れた位置となる。
保持部材27は、第2部材に相当するものであって、図7、図8に示すように、支持部材26を挟み込む一対の側壁部35、35と、これら一対の側壁部35、35を連結する底壁部36と、を有し、全体が略C字形状(コ字形状)を呈している。
一対の側壁部35、35に対して、支持部材26の基部32がピン部材37を介して揺動可能に取り付けられている。つまり、保持部材27は、支持部材26とともに昇降する。ピン部材37は、側壁部35の貫通穴35aに回転可能に挿入される。
保持部材27の底壁部36には、規制部材としての突出部38が設けられている。突出部38は、支持部材26に支持されるマガジン2の支持部材26に対する位置を規制するものである。換言すれば、突出部38は、マガジン格納装置1の長手方向yに沿ったマガジン2の位置を規制する突出部38が設けられている。
保持部材27の底壁部36と、支持部材26の基部32との間には、弾性部材としてのばね部材39が配置されている。
ばね部材39は、支持部材26の上面33aがマガジン支持位置となるように、支持部材26を押さえ付ける(付勢する)ものであり、一端が支持部材26の基部32に設けた基部凹溝32aに挿入され、他端が保持部材27の底壁部36に設けた底壁部凹溝36aに挿入されている。
保持部材27は、L字形状のブラケット40を介してベルト29に固定されている。
上下一対の2つの滑車28である上方滑車28a及び下方滑車28bは、回転部に相当するものであって、図1、図3、図5に示すように、第2格納部12の外側に回転可能に固定される。上方滑車28a及び下方滑車28bは、マガジン格納装置1の外壁等を構成する外側の部材に回転可能に取り付けられる。
上方滑車28aは、下方滑車28bの直上に位置している。つまり、上方滑車28aと下方滑車28bは、マガジン格納装置1の上下方向zに沿って並んで配置されている。上方滑車28aは、マガジン格納装置1の上部の隅に配置される。下方滑車28bは、マガジン格納装置1の下部の隅に配置される。さらに言えば、上方滑車28aと下方滑車28bは、マガジン格納装置1の短手方向x及び長手方向yにおける中心位置が同一となっている。
なお、図1には、説明の便宜上、下方滑車28bが取り付けられるマガジン格納装置1の外壁等に相当する構成が省略されて図示されていない。
上方滑車28a及び下方滑車28bには、ベルト29が巻き掛けられる部分に、ベルト29の溝29aに引っかかる突部(図示せず)が形成されている。
ベルト29は、帯状部材に相当するものであって、両面に溝29aを有する溝付きベルトである。ベルト29は、例えば、ゴムや樹脂等の材料をからなっている。ベルト29の溝29aは、ベルト短手方向に沿ったものであり、全長に亙って複数形成されている。
カウンターウェイト30は、第1実施例では、マガジン搬送ユニット22a、22bに共通なものとなっている。すなわち、カウンターウェイト30は、細長い直方体形状を呈し、一端がマガジン搬送ユニット22aのベルト29に固定され、他端がマガジン搬送ユニット22bのベルト29に固定されている。
カウンターウェイト30は、支持部材26がマガジン2を支持しているときにはマガジン2の自重で持ち上げられ、支持部材26がマガジン2を支持していないときには自身の自重によりマガジン搬送ユニット22a、22bを持ち上げられるように設定される。
なお、マガジン搬送ユニット22a、22b毎に個別のカウンターウェイトが取り付けられる場合には、例えば、以下のようにカウンターウェイトの自重を設定すればよい。マガジン搬送ユニット22aのカウンターウェイトは、マガジン搬送ユニット22aの支持部材26がマガジン2を支持しているときにはマガジン2の自重で持ち上げられ、マガジン搬送ユニット22aの支持部材26がマガジン2を支持していないときには自身の自重によりマガジン搬送ユニット22aを持ち上げられるように設定される。
連結部材23は、第3部材に相当するものであって、図4〜図6に示すように、全体が略C字形(コ字形)状を呈し、マガジン2の側方を迂回して両側の保持部材27を連結している。つまり、連結部材23は、両側の保持部材27を連結している。
連結部材23は、マガジン2の長手方向(マガジン格納装置の長手方向y)に沿って延びる細長い矩形板状の本体部42と、本体部42の長手方向の両端に接続され、マガジン2の短手方向(マガジン格納装置の短手方向x)に沿って延びる端部43a、43bと、を有している。
連結部材23は、端部43aの先端がマガジン搬送ユニット22aの保持部材27に固定されている。また、連結部材23は、端部43bの先端がマガジン搬送ユニット22bの保持部材27に固定されている。つまり、連結部材23は、支持部材26とともに昇降する。
ガイド部材24は、図4〜図6に示すように、連結部材23に本体部42の長手方向の略中央位置で、本体部42に固定されている。ガイド部材24は、マガジン格納装置1の上下方向zに沿って伸びる柱状部材45に摺動可能な嵌合が得られるように取り付けられている。つまり、ガイド部材24は、マガジン格納装置1の上下方向zに沿った連結部材23の昇降を案内するものである。柱状部材45は、例えばマガジン格納装置1のハウジングを構成する部材である。
このようなマガジン格納装置1においては、図9に示すように、支持部材26がマガジン待機位置でマガジン2を支持すると、マガジン2の自重でマガジン搬送ユニット22の支持部材26が下降する。
そして、支持部材26は、第2格納部12に積み重ねられたマガジン2に脚部33の傾斜面33bが接触すると、保持部材27に対する支持部材26の位置がばね部材39のばね力に抗してマガジン支持位置からマガジン支持解除位置に変化する。つまり、マガジン積み重ね機構14は、支持部材26の脚部33の傾斜面33bが第2格納部12に積み重ねられたマガジン2に接触することで、支持していたマガジン2を第2格納部12に積み重ねられたマガジン2の最上部に積み重ねることができる。
なお、支持部材26は、支持していたマガジン2を第2格納部12に積み重ねられたマガジン2の最上部に積み重ねるとカウンターウェイト30の自重によりマガジン待機位置まで上昇する。このとき、支持部材26の保持部材27に対する位置は、ばね部材39のばね力によってマガジン支持解除位置からマガジン支持位置に変化する。
このように、マガジン格納装置1は、マガジン2に自重を利用することで、アクチュエータ等の駆動源を用いることなく、ワークが空となったマガジン2を順次積み重ねていくことができる。
つまり、マガジン格納装置1は、マガジン2の自重を活用することで、電力等のエネルギー供給を必要とするアクチュエータ等の駆動源の搭載を省略することができる。
また、支持部材26は、脚部33の傾斜面33bに第2格納部12に積み重ねられたマガジン2が接触すると、保持部材27に対する位置がマガジン支持位置からマガジン支持解除位置に変化する。つまり、マガジン格納装置1は、簡単な構成で、マガジン2の支持を解除することができる。
なお、第2格納部12に最初の空のマガジン2を運び込んだ際には、第2格納部12の底部に配置されたマガジン代替物46に、支持部材26の脚部33の傾斜面33bが接触する。そのため、マガジン代替物46にマガジン2を積み重ねることができる。
また、保持部材27には、支持部材26に支持されるマガジン2の支持部材26に対する位置を規制する突出部38が設けられているので、支持部材26に支持されるマガジン2の位置ずれを抑制することができる。
マガジン積み重ね機構14は、マガジン搬送ユニット22aの保持部材27と、マガジン搬送ユニット22bの保持部材27が連結部材23によって連結されているとともに、連結部材23の昇降を案内するガイド部材24を有している。
これによって、マガジン積み重ね機構14に支持されたマガジン2は、安定した姿勢でマガジン格納装置1の上下方向zに沿って昇降させることができる。つまり、マガジン積み重ね機構14に支持されたマガジン2の回転を抑制することができ、第2格納部12にマガジン2を安定して積み重ねることができる。
なお、上述した第1実施例では、保持部材27の底壁部36に突出部38を設けたが、規制部材としての突出部38は、支持部材26の脚部33等、保持部材27の底壁部36以外に設定することも可能である。
次に本発明の第2実施例について説明する。なお、上述した第1実施例と同一の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10を用いて第2実施例のマガジン格納装置51について説明する。第2実施例のマガジン格納装置51は、上述した第1実施例のマガジン格納装置1と略同一構成となっているが、マガジン搬送ユニット22の支持部材52と保持部材53の形状が上述した第1実施例とは異なっている。
図10は、第2実施例のマガジン格納装置51の要部を模式的に示した説明図である。
支持部材52は、板状を呈し、基端側がヒンジ機構54によって保持部材53に揺動可能に取り付けられている。ヒンジ機構54は、保持部材53の下端に取り付けられている。
保持部材53は、マガジン格納装置51の上下方向zに沿って配置される部材であり、突出部55を有している。突出部55は、第1実施例の突出部38と同様の機能を有するものであり、支持部材52に支持されるマガジン2の支持部材52に対する位置を規制するものである。
保持部材53には、マガジン格納装置51の上下方向zに沿った2箇所に支持部材52の揺動を規制するストッパ56が設けられている。
第1ストッパ56aは、ヒンジ機構54より保持部材53の下端側に位置している。第2ストッパ56bは、ヒンジ機構54よも保持部材53の上端側に位置している。
ストッパ56の支持部材52側への突出量は、第1ストッパ56aに比べて、第2ストッパ56bの突出量が大きくなっている。
従って、支持部材52は、ストッパ56により直立した状態にはならず、自重によりマガジン支持位置となるように保持部材53に取り付けられている。
第2実施例におけるストッパ56は、保持部材53に貫通して形成されたねじ穴57に挿入されるねじによって構成されている。
支持部材52は、マガジン待機位置において、先端52aが第2格納部12側に傾いている(倒れ込んでいる)ため、先端52aでマガジン2を支持することになる。つまり、第2実施例における支持部材52は、マガジン支持位置にあるとき全体が第2格納部12側に傾いており、支持部材52の第2格納部12側の面が傾斜面52bとなっている。そして、マガジン2の自重でマガジン搬送ユニット22の支持部材52が下降し、第2格納部12に積み重ねられたマガジン2に支持部材52の傾斜面52bが接触すると、支持部材52が押されてマガジン支持位置からマガジン支持解除位置に変化する。
つまり、第2実施例の支持部材52は、先端52aがマガジン2を支持可能なマガジン支持位置からマガジン2の支持を解除するマガジン支持解除位置の間を変化することが可能となるように、保持部材53に揺動可能に取り付けられている。
このような第2実施例のマガジン格納装置51において、支持部材52及び保持部材53は、上述した第1実施例の支持部材26及び保持部材27と同様に、マガジン待機位置で支持したマガジン2を第2格納部12に順次積み重ねることができる。
支持部材52がマガジン待機位置でマガジン2を支持すると、マガジン2の自重でマガジン搬送ユニット22の支持部材52が下降する。
そして、支持部材52は、第2格納部12に積み重ねられたマガジン2に傾斜面52bが接触すると、保持部材53に対する支持部材52の位置がマガジン支持位置からマガジン支持解除位置に変化する。つまり、マガジン積み重ね機構14は、支持部材52の傾斜面52bが第2格納部12に積み重ねられたマガジン2に接触することで、支持していたマガジン2を第2格納部12に積み重ねられたマガジン2の最上部に積み重ねることができる。
なお、この第2実施例においても、支持部材52は、支持していたマガジン2を第2格納部12に積み重ねられたマガジン2の最上部に積み重ねるとカウンターウェイト30の自重によりマガジン待機位置まで上昇する。このとき、支持部材52の保持部材53に対する位置は、自重によりマガジン支持解除位置からマガジン支持位置に変化する。
従って、第2実施例のマガジン格納装置51においても、上述した第1実施例のマガジン格納装置1と略同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述した各実施例において、上下一対の2つの滑車28が回転部となってベルト29が巻き掛けられているが、ベルト29の一端側に保持部材を取り付け、ベルト29の他端側にカウンターウェイト30を取り付ければ、1つの滑車で回転部とすることも可能である。
上述した各実施例において、スライド機構用ベルト17、ベルト29に替えて、チェーンを使用することも可能である。
1…マガジン格納装置
2…マガジン
11…第1格納部
12…第2格納部
13…スライド機構
14…マガジン積み重ね機構
16…スライド機構用滑車
17…スライド機構用ベルト
19…マガジンスライドユニット
22…マガジン搬送ユニット
23…連結部材
24…ガイド部材
26…支持部材
27…保持部材
28…滑車
29…ベルト
30…カウンターウェイト
32…基部
33…脚部
33b…傾斜面
38…突出部
46…マガジン代替物

Claims (7)

  1. 所定のマガジン待機位置にあるマガジンを積み重ねる昇降機構を備え、
    上記昇降機構は、上記マガジン待機位置のマガジンを支持可能な第1部材と、上記第1部材が揺動可能に取り付けられた第2部材と、上記第2部材が取り付けられた帯状部材と、上記帯状部材が巻き掛けられた回転可能な回転部と、上記回転部を挟んで上記第1部材及び上記第2部材と反対側の位置で上記帯状部材に取り付けられたカウンターウェイトと、を有し、
    上記第1部材は、上記マガジン待機位置でマガジンを支持するとマガジンの自重で上記カウンターウェイトを持ち上げながら上記第2部材とともに下降し、下方に積み重ねられたマガジンに接触すると上記第2部材に対する位置がマガジンを支持可能なマガジン支持位置からマガジンの支持が解除されるマガジン支持解除位置に変化し、支持していたマガジンを積み重ねて上記カウンターウェイトの自重により上記マガジン待機位置まで上昇することを特徴とするマガジン格納装置。
  2. 上記第1部材は、積み重ねられたマガジンの積層方向の下方側ほど積み重ねられたマガジンの外側に位置するように傾いた傾斜面を有し、
    上記傾斜面が積み重ねられたマガジンと接触することによって上記第1部材が上記第2部材に対して揺動し、上記第1部材の上記第2部材に対する位置がマガジン支持解除位置に変化することを特徴とする請求項1に記載のマガジン格納装置。
  3. 上記昇降機構は、上記第1部材を上記マガジン支持位置となるように付勢する弾性部材を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のマガジン格納装置。
  4. 上記第1部材は、自重により上記マガジン支持位置となるよう上記第2部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のマガジン格納装置。
  5. 上記昇降機構は、上記第1部材に支持されたマガジンの位置を規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマガジン格納装置。
  6. 上記昇降機構は、上記第1部材、上記第2部材、上記帯状部材、上記回転部及び上記カウンターウェイトを有する搬送ユニットを上記マガジン待機位置の両側に有するとともに、一方の搬送ユニットの第1部材と他方の搬送ユニットの第1部材とを連結する第3部材と、上記第3部材の昇降を案内するガイド部材と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマガジン格納装置。
  7. 上記第1部材は、マガジン代替物に接触すると、上記第2部材に対する位置が上記マガジン支持位置から上記マガジン支持解除位置に変化し、マガジン代替物にマガジンを積み重ねることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマガジン格納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102594387B1 (ko) * 2022-11-18 2023-10-25 임상영 무동력 자동 리프팅 팔레트시스템

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