JP2019064373A - 無人無索潜水機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータに、恰も水中に居て、或いは水中航走体に乗って航行しながら作業を行っている操作感覚を与える。【解決手段】カメラ11とマニュピュレータ12とを備え、潜水と走行を行う航行装置が搭載された無人無索潜水機100と、前記カメラ11により得られた画像をオペレータ201の眼前に表示する表示制御手段を備えるウエアラブルディスプレイ210と、前記オペレータ201の腕、手、指の動きを検出するモーションセンサ220と、無人無索潜水機100に備えられ、前記モーションセンサ220により得られたデータに基づき前記マニュピュレータ12を前記オペレータ201の腕、手、指の動きに追従させて動かす。【選択図】図1

Description

この発明は、無人無索潜水機システムに関するものである。
従来の潜水機においては、観測用機器として用いられるものがあり、潜水機に搭載されたカメラにより得られた画像をワークステーションなどのディスプレイに映し出して複数人で観るような場合が多かった。
上記の潜水機を用いて水中の施設に対する点検などを行おうとしても、潜水機からの距離が把握し難く、目的を達せられないものであった。また、従来の潜水機は有索のものが多く、通常は船や筏の上のモニタ等とケーブルにより接続されていることが多く、活動範囲に制限があり、十分な点検保守が行えるものではなかった。
従って、生簀を用いて養魚を行う海面養殖の場合においては、ネットの破損点検や保守、生簀内のさかなの状態管理、密漁などの監視には、人が生簀内に潜って行うことが通例であった。人による作業は確実性があるものの、人に対する負担は極めて重く、機械化が求められている。
特許文献1には、水中を自在に航行する無人無索の水中ロボットが開示されている。この水中ロボットは観測用機器が搭載されており、各種の監視に用いることが可能である。
また、特許文献2には、母船にセンタ装置を置き、ブイに有索で結合された水中作業ロボットにより水中作業を行うようにしたシステムが開示されている。また、ブイには水面から突出するアンテナが設けられており、母船のセンタから無線通信によって上記アンテナを介して水中作業ロボットへ指示を与え、水中作業ロボットのマニュピュレータの動作を制御するというものである。また、水中作業ロボットのカメラにより撮像した画像は母船のセンタ装置において表示される。
更に、特許文献3には、マニュピュレータを備えた水中航走体を遠隔操作モードまたは自立運転モードで切り替えて動作させることが開示されている。この水中航走体からは画像をケーブルを介して母船側へ提供することができるものである。
特開平1-127486号公報 特開平5-293789号公報 特許第5449275号明細書
上記の特許文献1に記載の水中ロボットによれば、水中の観察を行うことができるものの、水中での作業に向けた構成が備えられていない。従って、無人無索であり、航行の範囲が自由であるものの、その利点を生かした作業へ結びつかない問題点があった。
また、特許文献2に記載の水中作業ロボットは、有索であり活動範囲が制限される問題がある。カメラにより撮像された画像を目視しながらマニュピュレータの操作が可能に思えるものの、オペレータ自身が水中のものに対して作業するような感覚を持たせるものではなく、潜水夫が作業するように的確な作業を保証できないという問題があった。
更に、特許文献3のものは、マニュピュレータを備えた水中航走体を遠隔操作モードまたは自立運転モードで切り替えて動作させる点に主眼があり、この切り替えを水中航走体に配置されたモード選択手段へマニュアル操作でアクセスして行うことを利点とするものである。従って、オペレータが恰も水中に居て、或いは水中航走体に乗って航行しながら作業を行っているが如く感じるものではなかった。
本発明は上記のような潜水機システムの分野における現状に鑑みてなされたもので、その目的は、オペレータに、恰も水中に居て、或いは水中航走体に乗って航行しながら作業を行っている操作感覚を与えることができる無人無索潜水機システムを提供することである。
本発明に係る無人無索潜水機システムは、カメラとマニュピュレータとを備え、潜水と走行を行う航行装置が搭載された無人無索潜水機と、前記カメラにより得られた画像をオペレータの眼前に表示する表示制御手段を備えるウエアラブルディスプレイと、前記オペレータの腕、手、指の動きを検出し、前記マニュピュレータの動作制御のために送るべきデータを収集するモーションセンサと、を具備するセンタ装置とを備える無人無索潜水機システムにおいて、前記無人無索潜水機に備えられ、前記モーションセンサにより得られたデータに基づき前記マニュピュレータを前記オペレータの腕、手、指の動きに追従させて動かすマニュピュレータ制御手段と、前記センタ装置と前記無人無索潜水機の間で無線通信を実行する無線通信システムとを具備することを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記マニュピュレータの先端に設けられ、硬軟の感覚を含む触感データを検出する触感センサと、前記オペレータの手、指に設けられ、前記触感センサが検出した触感を再現して前記オペレータの手、指に伝達する触感伝達体と、前記無人無索潜水機に備えられ、前記触感センサが検出した触感データに基づき前記触感伝達体を制御して触感を再現する触感伝達体制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記センタ装置には、前記無人無索潜水機の潜水と走行に関する指示を入力するための指示入力手段が備えられていることを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記オペレータの手が所定位置にあることを検出した場合に、前記指示入力手段のイメージ及び前記オペレータの手に連動して動作する手のイメージを前記ウエアラブルディスプレイの画面に対し前記表示制御手段が表示するようにトリガを発生する表示トリガ手段を備え、
前記指示入力手段は、前記ウエアラブルディスプレイの画面に表示された指示入力手段のイメージに対する前記オペレータの手のイメージによる操作に対応して指示を入力することを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記指示入力手段は、音声入力手段と音声認識手段により構成されることを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記無人無索潜水機に備えられ、水温と水質とを少なくとも検出する水環境モニタを有し、前記表示制御手段は、前記水質センサの検出データに対応する水質に関する表示を前記ウエアラブルディスプレイの画面に重畳表示することを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記センタ装置は、潜水と走行に関する航行予定情報を記録した航行予定記録手段を備え、この記録された情報に基づく航行指示を前記航行装置へ与えるモードを有することを特徴とする。
本発明に係る無人無索潜水機システムでは、前記カメラの視野をオペレータの視線の移動及びまたはオペレータの頭の動きに合わせて変更するカメラ視野変更手段が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、カメラとマニュピュレータとを備え、潜水と走行を行う航行装置が搭載された無人無索潜水機と、センタ装置とを備える無人無索潜水機システムであるから、活動範囲が制限されることがない利点を有する。また、センタ装置が、前記カメラにより得られた画像をオペレータの眼前に表示する表示制御手段を備えるウエアラブルディスプレイと、前記オペレータの腕、手、指の動きを検出し、前記マニュピュレータの動作制御のために送るべきデータを収集するモーションセンサと、を具備するので、オペレータは、眼前に表示される無人無索潜水機から撮像した画像を見ながら、腕、手、指の動きを通して、恰も水中に居て、或いは水中航走体に乗って航行しながら作業を行っているような操作感覚を与えることができる。
本発明の第1の実施形態の概念図。 本発明の第1の実施形態の機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施形態の概念図。 本発明の第2の実施形態の機能ブロック図。 本発明の第3の実施形態の機能ブロック図。 本発明の第4の実施形態の機能ブロック図。 本発明の第5の実施形態の機能ブロック図。
以下、添付図面を参照して本発明に係る無人無索潜水機システムの実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、本発明に係る無人無索潜水機システムの実施形態における概略構成図を示し、図2にブロック構成図を示す。本実施形態に係る無人無索潜水機システムは、無人無索潜水機100とセンタ装置200とを備えている。無人無索潜水機100は、カメラ11とマニュピュレータ12とを備え、潜水と走行を行う航行装置130が搭載されている。
マニュピュレータ12は、二本のアームにより構成され、人の肩の関節に相当する機械関節12Aと、肘関節に相当する機械関節12Bと、手首、指の関節に相当する機械関節12Cとを備える。指は5本であることが好適であるが、親指とその他の指に相当する2本であっても良い。
航行装置130は、図2に示されるように、慣性航法装置131、加速度計・水圧計等センサ132、アクティブソナー133、姿勢制御装置134、潜水・走行制御装置135が備えられている。慣性航法装置131は、加速度計・水圧計等センサ132やアクティブソナー133により得られた加速度、水圧、音響灯台等の目標体からの反射データ等に基づき、自装置の角速度と加速度等を演算処理して絶対位置や自己姿勢等を検出する。
航行装置130には、スラスタ等を含む複数の推進器81が接続されている。推進器81には、バラストタンクや気蓄機、水中翼等を含むものとすることができる。姿勢制御装置134は、慣性航法装置131により得られた自己姿勢のデータに基づき推進器81を動作させて自己の姿勢を所望に制御する。潜水・走行制御装置135は、センタ装置200から送られる航行指示情報に基づき、推進器81を制御して所望の方向へ航行するにように制御するものである。
無人無索潜水機100には、水環境モニタである水環境モニタ装置140が備えられている。水環境モニタ装置140には、水温センサ141と水質センサ142が含まれている。水質センサ142は、化学的酸素要求量(COD)、生物学的酸素要求量(BOD)、浮遊物質(SS)、リン、アンモニア態窒素等所要の対象を測定するものとする。これらのセンサにより検出されたデータはセンタ装置200へ送られる。
更に、無人無索潜水機100には、保守装置150が備えられている。保守装置150には、マニュピュレータ制御部151が設けられている。マニュピュレータ制御部151にはマニュピュレータ12が接続されており、マニュピュレータ制御部151は、センタ装置200から送られるデータに基づき、上記マニュピュレータ12をオペレータの腕、手、指の動きに追従させて動かすものである。
センタ装置200には、上記カメラ11により得られた画像をオペレータ201の眼前に表示する表示制御手段211を備えるウエアラブルディスプレイ210が設けられている。ウエアラブルディスプレイ210は、図1に示すアイマスクタイプやフルフェースタイプの表示装置である。ウエアラブルディスプレイ210は、画像をオペレータの眼前に画像を表示するための画面を内側に備える。
上記表示制御手段211は、上記水質センサ142の検出データに対応する水質に関する表示を上記ウエアラブルディスプレイ210の画面に重畳表示する。これによって、オペレータ201は現在のその位置の水温や水質を適切に知ることができ、便利である。ウエアラブルディスプレイ210の画面の画像を録画しておくことにより、生簀内の各位置における水質などをデータとして残すことも可能である。
センタ装置200には、上記オペレータ201の腕、手、指の動きを検出し、上記マニュピュレータ12の動作制御のために送るべきデータを収集するモーションセンサ220が備えられている。センタ装置200には、上記無人無索潜水機100の潜水と走行に関する指示を入力するための指示入力手段240が備えられている。指示入力手段240は、幾つかの操作桿やボタン等が設けられたリモコンボックスのように構成され、オペレータ201の手がこの指示入力手段240の位置にあると、入力モードとなり潜水と走行に関する指示を入力することができる。オペレータ201の手がこの指示入力手段240の位置から離れると、上記無人無索潜水機100には停止及び静止する指示が与えられる。オペレータ201の手がこの指示入力手段240の位置にあることは、指示入力手段240がタッチセンサなどを有し、このセンサの検出データに基づき検出を行うように構成できる。
センタ装置200と無人無索潜水機100との間には、通信中継器300が設けられる。通信中継器300は、地上或いは船舶の上に設けられる。通信中継器300には、センタ装置200の通信装置250に接続される電波通信部310が設けられる。通信装置250と電波通信部310とは、無線或いは有線を介して電波によるデータの送受信を行うものである。
通信中継器300には、無人無索潜水機100の通信装置160に接続される超音波通信部330が設けられる。超音波通信部330は、超音波によって無人無索潜水機100の通信装置160との間で無線通信を行う。電波通信部310と超音波通信部330との間には、電波‐音波変換部320が設けられている。電波‐音波変換部320は、電波通信部310から到来した電波を超音波に変換して超音波通信部330へ送り出し、逆に、超音波通信部330から到来した超音波を電波に変換して電波通信部310へ送り出す。
以上のように構成された無人無索潜水機システムでは、オペレータ201がウエアラブルディスプレイ210を装着して動作が開始される。動作開始によってカメラ11により得られた画像がウエアラブルディスプレイ210の画面に映し出され、オペレータ201は三次元空間において無人無索潜水機100に乗っているような感覚で映し出される画像を見ることができる。
このとき、センタ装置200では、図3に示されるフローチャートに示される如くの動作を行う。まず、オペレータ201の手が指示入力手段240の位置にあるかを検出し(S11)、ここでYESとなると、ステップS12へ進む。ステップS12では、指示入力手段240の操作を受けて潜水・浮上、指示方向への走行を指示する指示情報を送出する(S12)。更に次に、オペレータ201の手が指示入力手段240の位置にあるかを検出し(S13)、YESであればステップS12へ戻って処理を続け、NOとなると停止・静止の指示を送出して(S14)、ステップS11へ戻る。
ステップS11において、NOへ分岐すると、オペレータ201の腕、手、指の動きがあるかを検出し(S15)、NOへ分岐するとステップS11へ戻る。ステップS15においてYESへ分岐すると、オペレータ201の腕、手、指の動きや位置の情報を送出して(S16)ステップS11へ戻る。
上記のセンタ装置200の動作に対して無人無索潜水機100では、図4に示されるフローチャートに示される如くの動作を行う。まず、センタ装置200から送られてくる情報に対する制御の対象が無人無索潜水機100であるかマニュピュレータ12の制御であるかを検出する(S21)。制御の対象が無人無索潜水機100である場合には、到来した情報に基づき航行装置130が推進器81に対する制御を行って(S22)、無人無索潜水機100を潜水、浮上、所要方向へ航行させ、ステップS21へ戻る。
ステップS21において、マニュピュレータ12の制御に関する情報であることを検出した場合には、マニュピュレータ制御部151は、上記マニュピュレータ12をオペレータの腕、手、指の動きに追従させて動作させて(S23)ステップS21へ戻る。
次に、図5、図6を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、触感センサ31が上記マニュピュレータ12の先端(手、指に対応する部位)に設けられている。この触感センサ31は、硬軟の感覚を含む触感データを検出する。検出された触感データは、センタ装置200へ送られる。
上記オペレータ201の手、指には触感伝達体260が設けられる。触感伝達体260は、上記触感センサ31が検出した触感を再現して上記オペレータ201の手、指に伝達する。触感伝達体260は、例えばバルーンのように膨張などにより上記オペレータ201の腕、手、指に硬軟の感覚を含む触感を伝達する。触感伝達体260は、バイラテラルサーボ機構によって実現することもできる。
上記無人無索潜水機100には、触感伝達体制御手段161が備えられ、上記触感センサ31が検出した触感データに基づき上記触感伝達体260を制御して触感を再現する。以上の構成を有する第2の実施形態では、マニュピュレータ12の先端が、生簀内の死んだ魚を回収する場合に、その触感がオペレータ201の手先等に伝わり、作業がし易い。また、マニュピュレータ12の先端によって痛んだ生簀の網の修理なども可能となることが期待される。
次に、図7を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態では、上記オペレータ201の手が所定位置にあることを検出した場合に、上記指示入力手段240のイメージ及び上記オペレータ201の手に連動して動作する手のイメージを上記ウエアラブルディスプレイ210の画面に対し上記表示制御手段211が表示するようにトリガを発生する表示トリガ手段188がセンタ装置200に備えられる。
上記指示入力手段240は、上記ウエアラブルディスプレイ210の画面に表示された指示入力手段240のイメージに対する上記オペレータ201の手のイメージによる操作に対応して、指示情報を入力する。この第3の実施形態によれば、オペレータ201が手を所定位置に持ってゆくと、ウエアラブルディスプレイ210の画面に、指示入力手段240のイメージ及び上記オペレータ201の手に連動して動作する手のイメージが表示される。オペレータ201が指示入力手段のイメージを見ながら手を動かすことにより、オペレータ201の手のイメージによる操作に対応して指示が入力される。従って、上記無人無索潜水機100にオペレータ201が乗りながら操作する感覚で無人無索潜水機100を航行することができ、オペレータ201と無人無索潜水機100の一体感を味わうことができる。
次に、図8を参照して本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態では、前記センタ装置200は、潜水と走行に関する航行予定情報を記録した航行予定記録手段270を備え、この記録された情報に基づく航行指示を上記航行装置130へ与えるモードを有する。無人無索潜水機100の航行装置130は、この航行指示を受けて潜水・走行するように推進器81を制御する。このため、予め生簀内を巡回する速度等を含む経路を決めて航行予定情報を航行予定記録手段270に記録して運用できるので、人がいない夜間等のパトロールを自動で行うことができる。
次に、図9を参照して本発明の第5の実施形態を説明する。第5の実施形態では、無人無索潜水機100には、上記カメラ11の視野をオペレータ201の視線の移動及びまたはオペレータ201の頭の動きに合わせて変更するカメラ視野変更手段180が備えられている。カメラ視野変更手段180は、カメラ11に対してパーンとチルトの動作を行わせる機構である。オペレータ201の頭部には頭部の動きを検出するセンサが設けられ、オペレータ201の目の前方(ウエアラブルディスプレイ内)には、目の動きを検出するセンサが備えられ、このセンサにより検出されたデータは無人無索潜水機100へ送られる。これらのセンサを含んで、図9ではモーションセンサ220Aとしている。これによって、オペレータ201は目線を動かすことにより、及びまたは、顔を見たい方向へ向けるために頭を振ることにより、自動的にカメラ11の視野が追従し、楽に水中の観察を行うことが可能となる。
指示入力手段240は、幾つかの操作桿やボタン等が設けられたリモコンボックスのように構成されたものとしたが、これに代えて、或いはこれと共に、音声入力手段と音声認識手段により、無人無索潜水機100の潜水と走行に関する指示を入力するための指示入力手段240を構成しても良い。
11 カメラ 12 マニュピュレータ
12A、12B、12C 機械関節 31 触感センサ
81 推進器 100 無人無索潜水機
130 航行装置 131 慣性航法装置
132 加速度計・水圧計等センサ 133 アクティブソナー
134 姿勢制御装置 135 潜水・走行制御装置
140 水環境モニタ装置 141 水温センサ
142 水質センサ 150 保守装置
151 マニュピュレータ制御部 160 通信装置
161 触感伝達体制御手段 180 カメラ視野変更手段
188 表示トリガ手段 200 センタ装置
201 オペレータ 210 ウエアラブルディスプレイ
211 表示制御手段 220、220A モーションセンサ
240 指示入力手段 250 通信装置
260 触感伝達体 270 航行予定記録手段
300 通信中継器 310 電波通信部
320 電波‐音波変換部 330 超音波通信部

Claims (8)

  1. カメラとマニュピュレータとを備え、潜水と走行を行う航行装置が搭載された無人無索潜水機と、
    前記カメラにより得られた画像をオペレータの眼前に表示する表示制御手段を備えるウエアラブルディスプレイと、
    前記オペレータの腕、手、指の動きを検出し、前記マニュピュレータの動作制御のために送るべきデータを収集するモーションセンサと、
    を具備するセンタ装置と
    を備える無人無索潜水機システムにおいて、
    前記無人無索潜水機に備えられ、前記モーションセンサにより得られたデータに基づき前記マニュピュレータを前記オペレータの腕、手、指の動きに追従させて動かすマニュピュレータ制御手段と、
    前記センタ装置と前記無人無索潜水機の間で無線通信を実行する無線通信システムと
    を具備することを特徴とする無人無索潜水機システム。
  2. 前記マニュピュレータの先端に設けられ、硬軟の感覚を含む触感データを検出する触感センサと、
    前記オペレータの手、指に設けられ、前記触感センサが検出した触感を再現して前記オペレータの手、指に伝達する触感伝達体と、
    前記無人無索潜水機に備えられ、前記触感センサが検出した触感データに基づき前記触感伝達体を制御して触感を再現する触感伝達体制御手段と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の無人無索潜水機システム。
  3. 前記センタ装置には、前記無人無索潜水機の潜水と走行に関する指示を入力するための指示入力手段が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の無人無索潜水機システム。
  4. 前記オペレータの手が所定位置にあることを検出した場合に、前記指示入力手段のイメージ及び前記オペレータの手に連動して動作する手のイメージを前記ウエアラブルディスプレイの画面に対し前記表示制御手段が表示するようにトリガを発生する表示トリガ手段を備え、
    前記指示入力手段は、前記ウエアラブルディスプレイの画面に表示された指示入力手段のイメージに対する前記オペレータの手のイメージによる操作に対応して指示を入力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無人無索潜水機システム。
  5. 前記指示入力手段は、音声入力手段と音声認識手段により構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無人無索潜水機システム。
  6. 前記無人無索潜水機に備えられ、水温と水質とを少なくとも検出する水環境モニタを有し、
    前記表示制御手段は、前記水質センサの検出データに対応する水質に関する表示を前記ウエアラブルディスプレイの画面に重畳表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無人無索潜水機システム。
  7. 前記センタ装置は、潜水と走行に関する航行予定情報を記録した航行予定記録手段を備え、この記録された情報に基づく航行指示を前記航行装置へ与えるモードを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無人無索潜水機システム。
  8. 前記カメラの視野をオペレータの視線の移動及びまたはオペレータの頭の動きに合わせて変更するカメラ視野変更手段が備えられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の無人無索潜水機システム。
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