JP2019064264A - 筆具用転写フィルム、筆具用転写フィルムの製造方法、筆具および筆具の製造方法 - Google Patents

筆具用転写フィルム、筆具用転写フィルムの製造方法、筆具および筆具の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】滑り止めゴム層に皺、白化や部分剥離が生じにくく、筆具に正確に転写できる筆具用転写フィルムの提供を目的とする。【解決手段】筆具用転写フィルムは、滑り止めゴム層と、上記滑り止めゴム層に対向して配置された接着性樹脂層と、上記滑り止めゴム層と上記接着性樹脂層との間に設けられ、上記接着性樹脂層側から上記滑り止めゴム層側への上記有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層と、を含む転写部を備えており、前記滑り止めゴム層の厚みは、0.5μm以上20μm以下であり、前記接着性樹脂層の厚みは、0.1μm以上5μm以下であり、前記転写部の厚みは、35μm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、筆具用転写フィルム、筆具用転写フィルムの製造方法、筆具および筆具の製造方法に関する。
鉛筆などの筆具は、把持面が平滑である場合に滑りが生じやすく、長時間使用すると疲労することがある。このため、筆具には、把持面に滑り止め加工を施す場合がある。従来、このような滑り止め加工は、塗料を塗布してラバー触感の塗膜を形成する方法や、発泡性樹脂をコーティングする方法によって行われていた。
しかし、従来の方法は、筆具のデザインの自由度を高くすることができず、簡便に製造することができないという問題があった。このため、特許文献1には、基材と、ポリウレタン樹脂からなる滑り止め層及び接着性樹脂層が積層された転写部とから構成される転写フィルムを用い、筆具の把持面に転写部を転写して、筆具の把持面に滑り止め加工を施すことが記載されている。
特開2014−40074号公報
上記のように、基材と、滑り止め層及び接着性樹脂層が積層された転写部とを備える転写フィルムは、筆具のデザインの自由度を高くすることができ、簡便に製造することができる。しかし、本発明者らは、上記従来の転写フィルムを用いると、有機溶剤を含有する接着性樹脂材料で接着性樹脂層を形成し、かつ、ゴム材料で滑り止め層を形成した場合に、図9に示すように、転写フィルム100に皺、白化や部分剥離が生じ、商品の外観に問題が生じることを知見した。これは、製造時に接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤や接着性樹脂層内に残留する有機溶剤などの転写フィルム中の有機溶剤によって、薄膜状の滑り止めゴム層が膨潤された結果として生じるものであった。また、このような転写フィルム100は、意図しない段階で転写部の剥離が生じ、筆具に転写部を正確に転写することが困難であった。
したがって、本発明は、滑り止めゴム層に皺、白化や部分剥離が生じにくく、筆具に転写部を正確に転写できる筆具用転写フィルム及びその製造方法、その筆具用転写フィルムを用いた筆具およびその製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムは、滑り止めゴム層と、上記滑り止めゴム層に対向して配置された接着性樹脂層と、上記滑り止めゴム層と上記接着性樹脂層との間に設けられ、上記接着性樹脂層側から上記滑り止めゴム層側への有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層と、を含む転写部を備えており、上記滑り止めゴム層の厚みは、0.5μm以上20μm以下であり、上記接着性樹脂層の厚みは、0.1μm以上5μm以下であり、上記転写部の厚みは、35μm以下である。
(2)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムは、上記(1)記載の筆具用転写フィルムであって、上記有機溶剤不透過性樹脂層は、紫外線硬化性樹脂を主成分として含有し、且つ、有機溶剤を含有しないものであってもよい。
(3)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムは、上記(1)記載の筆具用転写フィルムであって、上記接着性樹脂層は、上記有機溶剤不透過性樹脂層の表面に当接しており、上記有機溶剤不透過性樹脂層の表面は粗面化されていてもよい。
(4)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムは、上記(1)記載の筆具用転写フィルムであって、上記滑り止めゴム層は、主成分として紫外線硬化型ゴムを含有してもよい。
(5)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムは、上記(1)記載の筆具用転写フィルムであって、上記滑り止めゴム層は、パターン状に形成された複数のゴム層パターン部を含むものであってもよい。
(6)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムの製造方法は、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の筆具用転写フィルムを製造するための筆具用転写フィルムの製造方法であって、剥離部の上方に、上記滑り止めゴム層を形成する工程と、上記滑り止めゴム層の上方に、上記有機溶剤不透過性樹脂層を形成する工程と、上記有機溶剤不透過性樹脂層の上方に、上記有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって上記接着性樹脂層を形成する工程と、を備えるものであってもよい。
(7)本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムの製造方法は、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の筆具用転写フィルムを製造するための筆具用転写フィルムの製造方法であって、剥離部の上方に、上記有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって上記接着性樹脂層を形成する工程と、上記接着性樹脂層の上方に、上記有機溶剤不透過性樹脂層を形成する工程と、上記有機溶剤不透過性樹脂層の上方に、上記滑り止めゴム層を形成する工程と、を備えるものであってもよい。
(8)本発明の実施形態に係る筆具は、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の筆具用転写フィルムから転写された転写部と、表面の少なくとも一部に上記接着性樹脂層が当接し、上記転写部によって表面の少なくとも一部が被覆された筆具本体部と、を備える。
(9)本発明の実施形態に係る筆具の製造方法は、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の筆具用転写フィルムが備える転写部を、上記接着性樹脂層が筆具本体部の表面に当接するように上記筆具本体部に転写して、上記筆具本体部の表面の少なくとも一部を被覆する転写工程を備える。
本発明は、滑り止めゴム層に皺、白化や部分剥離が生じにくく、筆具に転写部を正確に転写できる筆具用転写フィルム及びその製造方法、その転写フィルムを用いた筆具およびその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る筆具の斜視図である。 本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルムの平面図である。 図2のX−X'断面の断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る筆具用転写フィルムの断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る筆具用転写フィルムの断面図である。 (A)〜(B)は本発明の実施形態の変形例に係る筆具用転写フィルムの平面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る筆具用転写フィルムの平面図である。 (A)〜(B)は本発明の実施形態に係る筆具の製造方法を示す工程説明図である。 従来技術に係る筆具用転写フィルムの平面図である。
[筆具1]
図1を参照して、本発明の実施形態に係る筆具1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る筆具1の斜視図である。図1に示すように、筆具1は、筆具本体部10と、筆具本体部10に転写され、筆具本体部の表面10sの少なくとも一部を被覆する転写部20とを備える。
本明細書中、筆具1という用語は、図示する鉛筆を含む筆記具、化粧品、薬品及び塗料等を塗布する筆および刷毛などの塗布具を含有する概念として用いる。したがって、筆具本体部10とは、筆記部や塗布部として機能する軸部分をいう。また、本明細書の全体を通して同じ要素には同じ番号を付して説明する。
転写部20は、筆具本体部の表面10sの全面または一部を被覆するように設けられる。転写部20は、筆具本体部10の非当接面側の転写部の表面20sに滑り止めゴム層22を備える。これにより、筆具1の把持面に、滑り止めゴム層22が配置されることになる。滑り止めゴム層22は、筆具本体部10の非当接面側にゴム層パターン部22aを有するものでもよいし、ゴム層パターン部22aがなく、後述する平滑なゴム層基部22bからなるものであってもよい。複数のゴム層パターン部22aがある場合、転写部の表面20s、すなわち筆具1の把持面に、模様を付することができる。筆具1は、後述する筆具用転写フィルム2を用いて、筆具本体部10に転写部20を転写することで形成される。
[筆具用転写フィルム2]
図2および図3を参照して、本実施形態の筆具用転写フィルム2について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る筆具用転写フィルム2の平面図であり、図3は、図2のX−X'断面の断面図である。筆具用転写フィルム2は、転写部20と、転写部20が固着された滑り止めゴム層側の剥離部30とを備える。転写部20は、滑り止めゴム層22と、滑り止めゴム層22に対向して配置された接着性樹脂層28と、滑り止めゴム層22と接着性樹脂層28との間に設けられ、接着性樹脂層28の側から滑り止めゴム層22の側への有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層26とを含有する。
これにより、本発明の筆具用転写フィルム2は、筆具1の把持面に滑り止めを簡易に形成することができると共に、製造時に接着性樹脂層28の形成材料に含まれる有機溶剤や接着性樹脂層28内に残留する有機溶剤によって、滑り止めゴム層22に皺、白化や部分剥離が生じにくく、筆具1に対して正確に転写を行うことができるものである。すなわち、接着性樹脂層28の側から滑り止めゴム層22の側への有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層26を含有することで、薄膜状の滑り止めゴム層22の膨潤が抑制され、滑り止めゴム層22に皺、白化や部分剥離の発生が抑制されている。
転写部20は、転写部の裏面20b側に含有された接着性樹脂層28によって、筆具本体部の表面10sに固着される。転写部20の厚みは、10μm以上35μm以下とすることができる。これにより、転写部20は、筆具1に滑り止め機能が十分付与されると共に、転写部20の密着性が低下し、または転写部20の転写圧にばらつきが生じるのを抑制できる。
有機溶剤不透過性樹脂層26は、接着性樹脂層28と滑り止めゴム層22との間に設けられ、接着性樹脂層28の側から滑り止めゴム層22の側への有機溶剤の通過を遮断する樹脂層である。なお、有機溶剤不透過性樹脂層26は、樹脂を主成分として含有する層である。有機溶剤不透過性樹脂層26は、滑り止めゴム層22の少なくとも一部に当接して設けられていることが好ましい。これにより、滑り止めゴム層22への有機溶剤の影響をより効果的に低減できるからである。また、有機溶剤不透過性樹脂層26は、接着性樹脂層28と滑り止めゴム層22との間において、全面に亘って設けられていることが好ましい。
有機溶剤不透過性樹脂層26は、有機溶剤の種類によって、その材質が異なっているが、例えば、硬化処理によって硬化する熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、放射線硬化性樹脂などが主成分として含有されたものであってもよい。中でも、有機溶剤不透過性樹脂層26は、紫外線硬化性樹脂が主成分として含有され、有機溶剤が含有されないものとすることができる。これにより、滑り止めゴム層22への有機溶剤の影響がより低減されると共に、有機溶剤不透過性樹脂層26が短時間に形成され、硬化処理による他の層への影響を低減できるからである。有機溶剤不透過性樹脂層26の材料は、接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤に対する有機溶剤不透過性樹脂層26の耐膨潤性が、接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤に対する滑り止めゴム層22の耐膨潤性よりも高くなるように選択される。例えば、有機溶剤として、トルエン、ヘキサンなどの炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤などを接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含有する場合、有機溶剤不透過性樹脂層26としては、ウレタンアクリレートモノマーの重合体、ウレタンアクリレートオリゴマーの重合体、多官能アクリレートモノマーの重合体、多官能アクリレートオリゴマーの重合体、エポキシアクリレートモノマーの重合体、エポキシアクリレートオリゴマーの重合体、ポリエステルアクリレートモノマーの重合体、ポリエステルアクリレートオリゴマーの重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含むことができる。
有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sは粗面化され、接着性樹脂層28は有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sに当接して設けられていてもよい。有機溶剤不透過性樹脂層26の耐有機溶剤性が増すと、有機溶剤不透過性樹脂層26と接着性樹脂層28との間の密着性は低下する。このため、このように粗面化されることで、有機溶剤不透過性樹脂層26と接着性樹脂層28との間の密着性の低下が抑制され、転写部20の一部となる有機溶剤不透過性樹脂層26と接着性樹脂層28の密着性が高められる。この結果、有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sの表面粗さが、有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sに対向する裏面26bの表面粗さよりも大きくなるように形成されてもよい。
滑り止めゴム層22は、筆具1の把持面の滑り止めとして機能する層である。滑り止めゴム層22は、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの公知のゴム材料からなる群から選択される少なくとも一種を含有する。ブロッキングを防止するために、滑り止めゴム層22には、ブロッキング剤を含有させることができる。
筆具用転写フィルム2が鉛筆などの筆記具の把持面に転写される筆記具用転写フィルムである場合、滑り止めゴム層22の厚みは、0.5μm以上20μm以下とすることができる。これにより、筆記具の把持面に滑り止め機能を十分付与することができると共に、滑り止めゴム層22の着肉ムラの発生を抑制できる。このような薄膜状の滑り止めゴム層22が、接着性樹脂層28に含まれる有機溶剤によって膨潤された場合、皺、白化や部分剥離が生じやすい。このため、本発明により、効果的に筆記具用転写フィルムの皺、白化や部分剥離の発生が抑制され、転写部20を筆具1に正確に転写できる。
滑り止めゴム層22は、パターン状に形成された複数のゴム層パターン部22aを表面に有してもよい。例えば、滑り止めゴム層22は、図2に示すように、千鳥状に配置された複数の点形状のゴム層パターン部22aを有してもよい。図6には、本発明の実施形態の変形例に係る筆具用転写フィルム2a,2bの平面図を示すが、図6(B)に示すように、筆具用転写フィルム2bにおいて、滑り止めゴム層22は平行に配列された複数の条状のゴム層突条部22cを有してもよい。また、図6(A)に示すように、筆具用転写フィルム2aにおいて、ゴム層パターン部22aを有さず、ゴム層基部22bのみを有するものであってもよい。
滑り止めゴム層22は、主成分として紫外線硬化型ゴムを含有するものであってもよい。これにより、滑り止めゴム層22を厚く形成することが可能となり、筆具1に滑り止め機能を十分付与することができると共に、滑り止めゴム層22に皺、白化や部分剥離の発生することを一層抑制できる。
接着性樹脂層28は、転写接着性樹脂と有機溶剤とを含有する接着性樹脂材料を塗布後、必要に応じて、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことで形成される。なお、硬化処理は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、放射線硬化性樹脂などの硬化性塗膜に対して施される。接着性樹脂層28には、残留する有機溶剤を含有してもよい。接着性樹脂層28の厚さは、0.1μm以上5μm以下の範囲とすることができる。
転写接着性樹脂としては、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、イソシアネート系樹脂、シリコーン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、ウレタン系樹脂からなる群から選択される1種または2種以上からなるものを例示することができる。
有機溶剤としては、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸セルソルブ等のエステル系溶剤、エチルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル等のアルコール系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤;ヘキサン、ヘプタン、及びシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素系溶剤;塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエチレン、トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素溶剤;セロソルブアセテート、メトキシアセテートなどのアセテート系溶剤;アセトン、N−メチルピロリドン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;ジオキサン、テトラヒドロフラン等の非プロトン性溶剤からなる群から選択される1種または2種以上からなるものを例示することができる。なお、接着性樹脂材料には、増粘剤、可塑剤、顔料、染料、皮膜形成剤、助剤等の添加物が含まれていてもよい。
接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤、滑り止めゴム層22および有機溶剤不透過性樹脂層26の組み合わせは、接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤の種類、有機溶剤不透過性樹脂層26および滑り止めゴム層22の材質によって異なっている。また、接着性樹脂層28または接着性樹脂材料に含まれる有機溶剤に対する、滑り止めゴム層22の耐膨潤性が低いものである程、有機溶剤不透過性樹脂層26による効果が大きくなる。例えば、滑り止めゴム層22にイソプレンゴムおよびブタジエンゴムの少なくとも一方を含有する場合、接着性樹脂層28に含まれる有機溶剤がトルエンやヘキサン、イソオクタン、イソプロピルエーテル、安息香酸ベンジル、エチルベンゼン、エピクロルヒドリン、キシレン、ケロシン、鉱油、酢酸、酢酸エステル、ジイソプロピルケトン、シクロヘキサノール、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、セロソルブ、テトラヒドロフラン、テトラクロロエタン、テトラリン、ヘキサン、ピリジン等であると、有機溶剤不透過性樹脂層26による外観不良抑制および剥離抑制効果が大きくなる。この場合、有機溶剤不透過性樹脂層26は、ウレタンアクリレートモノマーの重合体、ウレタンアクリレートオリゴマーの重合体、多官能アクリレートモノマーの重合体、多官能アクリレートオリゴマーの重合体、エポキシアクリレートモノマーの重合体、エポキシアクリレートオリゴマーの重合体、ポリエステルアクリレートモノマーの重合体、ポリエステルアクリレートオリゴマーの重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含むことができる。
また、例えば、滑り止めゴム層22にイソプレンゴムおよびブタジエンゴムの少なくとも一方を含有する場合、接着性樹脂層28に含まれる有機溶剤がアセトフェノン、アセトン、イソオクタン、イソプロピルエーテル、エチルベンゼン、エピクロルヒドリン、キシレン、ケロシン、鉱油、酢酸、酢酸エステル、ジイソプロピルケトン、ジエチルエーテル、セロソルブ、ジオキサン、フェノール、ヘキサン、ピリジン等であると、有機溶剤不透過性樹脂層26による外観不良抑制および剥離抑制効果が大きくなる。この場合も、有機溶剤不透過性樹脂層26は、ウレタンアクリレートモノマーの重合体、ウレタンアクリレートオリゴマーの重合体、多官能アクリレートモノマーの重合体、多官能アクリレートオリゴマーの重合体、エポキシアクリレートモノマーの重合体、エポキシアクリレートオリゴマーの重合体、ポリエステルアクリレートモノマーの重合体、ポリエステルアクリレートオリゴマーの重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含むことができる。
さらにまた、例えば、滑り止めゴム層22にブチルゴムを含有する場合、接着性樹脂層28に含まれる有機溶剤がアセトン、イソオクタン、イソプロピルエーテル、エチルベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、酢酸、脂肪酸、ジイソプロピルケトン、ジエチルエーテル、ジオキサン、ヘキサン等であると、有機溶剤不透過性樹脂層26による外観不良抑制および剥離抑制効果が大きくなる。この場合も、有機溶剤不透過性樹脂層26は、ウレタンアクリレートモノマーの重合体、ウレタンアクリレートオリゴマーの重合体、多官能アクリレートモノマーの重合体、多官能アクリレートオリゴマーの重合体、エポキシアクリレートモノマーの重合体、エポキシアクリレートオリゴマーの重合体、ポリエステルアクリレートモノマーの重合体、ポリエステルアクリレートオリゴマーの重合体からなる群から選択される少なくとも一種を含むことができる。
滑り止めゴム層側の剥離部30は、転写部20に剥離可能に設けられた基材シートを含有する。後述するように、滑り止めゴム層側の剥離部30は、筆具本体部の表面10sに転写部20を固着する工程の前後のいずれか一方または上記固着工程と同時に、転写部20から除去されるものである。滑り止めゴム層側の剥離部30の厚さは、6μm以上200μm以下とすることができる。滑り止めゴム層側の剥離部30は、転写部20と同じ外形で設けられてもよいし、図7に示すように、転写部20の外形よりも大きい外形で設けられてもよい。筆具用転写フィルム2eは、複数の転写部20と滑り止めゴム層側の剥離部30が積層されたものである。図7に示すように、転写部20の外形よりも大きい外形で設けられる場合、滑り止めゴム層側の剥離部30の剥離を一層容易に行うことができ、複数の転写部20を搬送し易くすることができる。
基材シートには、可とう性基材シートを用いることができる。例えば、可とう性基材シートとしては、ポリエチレンテレフタラートなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミドなどのプラスチックフィルム、グラシン紙、パラフィン紙などの剥離紙を用いることができる。滑り止めゴム層側の剥離部30は、基材シートと基材シートの転写部20が設けられた表面30sに形成された離型層とを備えていてもよいし、離型性のある基材シートのみからなるものであってもよい。離型層は、転写の際の転写層の離型性が十分でない場合に設けることができ、離型層を形成するために基材シートに塗布される離型剤としては、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン系樹脂、フッ素樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール等の1種以上を選択して用いることができる。
なお、滑り止めゴム層側の剥離部30は有機溶剤不透過性材料を主成分として含むものであってもよい。これによれば、筆具用転写フィルム2をロール状に巻回し、または、枚葉状に積層することで、筆具用転写フィルム2を複数含む場合において、隣接する筆具用転写フィルム2の接着性樹脂層28からの有機溶剤によって、滑り止めゴム層22が膨潤して、外観上の不具合が発生するのを抑制できる。
また、滑り止めゴム層側の剥離部30は透光部材からなるものであってもよい。これにより、滑り止めゴム層22に紫外線硬化型ゴムを含有する場合、滑り止めゴム層側の剥離部30を介して、滑り止めゴム層22に紫外線を照射することができ、搬送装置などに未硬化の紫外線硬化型ゴム材料が付着することなく、滑り止めゴム層22を形成することができる。
さらに、図示しないが、筆具用転写フィルム2は、各層間に、層間の固着性を高めるためのプライマー層、装飾性を付加するための装飾層などの他の層を備えてもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態の筆具用転写フィルム2の一の製造方法について説明する。まず、本実施形態の筆具用転写フィルム2の一の製造方法は、滑り止めゴム層側の剥離部30の上方に、滑り止めゴム層22を形成する工程を備える。滑り止めゴム層22の形成工程では、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、必要があれば、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことによって滑り止めゴム層22を形成する。
上記一の製造方法は、さらに、滑り止めゴム層22の上方に有機溶剤不透過性樹脂層26を形成する工程を備える。有機溶剤不透過性樹脂層26の形成工程では、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、必要があれば、紫外線照射や乾燥などによって硬化処理をすることによって、有機溶剤不透過性樹脂層26を形成する。
上記一の製造方法は、さらに、有機溶剤不透過性樹脂層26の上方に、有機溶剤不透過性樹脂層26により接着性樹脂層側から滑り止めゴム層側への透過が防止され、滑り止めゴム層22を膨潤させることができる有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって接着性樹脂層28を形成する工程を備える。接着性樹脂層28の形成工程では、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、必要があれば、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことによって接着性樹脂層28を形成する。
これにより、接着性樹脂層28の形成工程において、滑り止めゴム層22を有機溶剤不透過性樹脂層26によって被覆保護することができるから、筆具用転写フィルム2の皺、白化や部分剥離を一層生じにくくすることができる。
なお、有機溶剤不透過性樹脂層26の形成工程後、接着性樹脂層28の形成工程前に、有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sを粗面化させる粗面化工程を備えてもよい。粗面化工程は、有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sにマッド加工ニスを塗布して粗面化層を積層することや、有機溶剤不透過性樹脂層の表面26sをコロナ放電処理、短波長紫外線処理、プラズマエッチング処理、フレーミング処理等することによって行ってもよい。
さらに、本実施形態の筆具用転写フィルム2は他の製造方法で製造されてもよい。他の製造方法は変形例2に示す接着性樹脂層側の剥離部32などの剥離性基材を備え、剥離性基材の側から積層することにより、筆具用転写フィルム2を製造するものである。本実施形態の筆具用転写フィルム2の他の製造方法は、上記剥離性基材の上方に、有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって接着性樹脂層28を形成する工程を備える。接着性樹脂層28の形成工程は、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、必要があれば、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことによって接着性樹脂層28を形成する。
上記他の製造方法は、さらに、接着性樹脂層28の上方に、有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層26を形成する工程を備える。有機溶剤不透過性樹脂層26の形成工程は、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、必要があれば、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことによって有機溶剤不透過性樹脂層26を形成する。
上記他の製造方法は、さらに、有機溶剤不透過性樹脂層26の上方に、滑り止めゴム層22を形成する工程を備える。滑り止めゴム層22の形成工程および剥離部30の形成工程は、一段階で行うことができ、公知の塗布方法によって滑り止めゴム層形成材料を塗布した後、滑り止めゴム層形成材料の塗膜の上方に剥離部30となる基材シートなどを載置し、必要があれば、乾燥、冷却または硬化処理の少なくとも何れか一つを行うことによって滑り止めゴム層22および剥離部30を形成する。なお、上記剥離性基材は、そのまま留置して接着性樹脂層側の剥離部32として用いてもよいし、剥離して接着性樹脂層28を露出させてもよい。
これにより、有機溶剤不透過性樹脂層26によって滑り止めゴム層22を被覆することになる。したがって、接着性樹脂層28に含まれる有機溶剤から滑り止めゴム層22を保護することができるから、筆具用転写フィルム2の皺、白化や部分剥離を生じにくくすることができる。
なお、本実施形態の筆具用転写フィルム2の一または他の製造方法の説明において、上記塗布方法として、グラビア印刷、オフセット印刷またはスクリーン印刷などの印刷方法、または、ロールコート、バーコート、コンマコート、スプレイコート、押し出しコートなどのコート法を用いることができる。
(変形例1)
図4を参照して、本実施形態の筆具用転写フィルム2の変形例1に係る筆具用転写フィルム2cについて説明する。図4には、本変形例1に係る筆具用転写フィルム2cの断面図を示している。図4に示すように、所望の厚みに応じて、ゴム層基部22bには、複数の滑り止めゴム部22b1,22b2,22b3が複数積層されている。また、接着性樹脂層28も、複数の接着性樹脂部28a,28bが複数積層されている。図示はしないが、ゴム層パターン部22aや有機溶剤不透過性樹脂層26などの他の層も複数層が積層されたものであってもよい。
(変形例2)
図5を参照して、本実施形態の筆具用転写フィルム2の変形例2に係る筆具用転写フィルム2dについて説明する。図5には、本変形例2に係る筆具用転写フィルム2dの断面図を示している。本変形例2に係る筆具用転写フィルム2dは、筆具用転写フィルム2の滑り止めゴム層側の転写部の表面20sに滑り止めゴム層側の剥離部30が積層されており、かつ、接着性樹脂層側の表面である転写部の裏面20bにも接着性樹脂層側の剥離部32が積層されたものである。これにより、接着性樹脂層28が粘着性を有する場合などであっても、接着性樹脂層28が最外層となることがないため、取扱いを容易とすることができる。
[筆具1の製造方法]
次に、図8を参照して、筆具1の製造方法について説明する。図8(A)および(B)は、本発明の実施形態に係る筆具1の製造方法を示す工程説明図である。まず、筆具1の製造方法は、図8(A)に示すように、筆具本体部の表面10sに接着性樹脂層28を当接させ、滑り止めゴム層側の剥離部30を介して筆具用転写フィルム2に加熱および加圧の少なくとも一方を施し、筆具本体部10に転写部20を転写する転写工程を備える。滑り止めゴム層側の剥離部30は転写と同時または転写前後の何れか一方において転写部20から剥離する。転写工程は、平板状の定盤で加熱、加圧または加熱加圧することや、加熱または非加熱のロールで加熱、加圧または加熱加圧することにより実施できる。
そして、図8(B)に示すように、筆具本体部の表面10sに沿って、転写部20を巻回して、巻回した部分に加熱および加圧の少なくとも一方を順次施し、平面視において、筆具本体部10を少なくとも一周するように転写部20を転写する被覆工程を備える。さらに、転写部20の両端部において、少なくとも一部を重複させて重複部29を形成する重複部形成工程を備えてもよい。これにより、転写部20によって、筆具本体部10の全面が被覆され、図1のように、転写部20と、転写部20によって筆具本体部の表面10sの少なくとも一部が被覆された筆具本体部10と、を備える筆具1を製造することができる。
なお、本発明に係る筆具用転写フィルム、筆具および筆具の製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく、さらに、下記する各種の変形例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
1 筆具
2,2a,2b,2c,2d,2e 筆具用転写フィルム
10 筆具本体部
10s 筆具本体部の表面
20 転写部
20s 転写部の表面
22 滑り止めゴム層
22a ゴム層パターン部
22b ゴム層基部
26 有機溶剤不透過性樹脂層
26s 有機溶剤不透過性樹脂層の表面
26b 有機溶剤不透過性樹脂層の裏面
28 接着性樹脂層
29 重複部
30 滑り止めゴム層側の剥離部
30s 滑り止めゴム層側の剥離部の表面
32 接着性樹脂層側の剥離部

Claims (9)

  1. 滑り止めゴム層と、
    前記滑り止めゴム層に対向して配置された接着性樹脂層と、
    前記滑り止めゴム層と前記接着性樹脂層との間に設けられ、前記接着性樹脂層側から前記滑り止めゴム層側への有機溶剤の通過を遮断する有機溶剤不透過性樹脂層と、を含む転写部を備えており、
    前記滑り止めゴム層の厚みは、0.5μm以上20μm以下であり、
    前記接着性樹脂層の厚みは、0.1μm以上5μm以下であり、
    前記転写部の厚みは、35μm以下である筆具用転写フィルム。
  2. 前記有機溶剤不透過性樹脂層は、紫外線硬化性樹脂を主成分として含有し、且つ、有機溶剤を含有しないものである請求項1に記載の筆具用転写フィルム。
  3. 前記接着性樹脂層は、前記有機溶剤不透過性樹脂層の表面に当接しており、
    前記有機溶剤不透過性樹脂層の表面は粗面化されている請求項1記載の筆具用転写フィルム。
  4. 前記滑り止めゴム層は、主成分として紫外線硬化型ゴムを含有する請求項1記載の筆具用転写フィルム。
  5. 前記滑り止めゴム層は、表面にパターン状に形成された複数のゴム層パターン部を含む請求項1記載の筆具用転写フィルム。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の筆具用転写フィルムを製造するための筆具用転写フィルムの製造方法であって、
    剥離部の上方に、前記滑り止めゴム層を形成する工程と、
    前記滑り止めゴム層の上方に、前記有機溶剤不透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記有機溶剤不透過性樹脂層の上方に、前記有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって前記接着性樹脂層を形成する工程と、を備える筆具用転写フィルムの製造方法。
  7. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の筆具用転写フィルムを製造するための筆具用転写フィルムの製造方法であって、
    剥離部の上方に、前記有機溶剤を含む接着性樹脂材料によって前記接着性樹脂層を形成する工程と、
    前記接着性樹脂層の上方に、前記有機溶剤不透過性樹脂層を形成する工程と、
    前記有機溶剤不透過性樹脂層の上方に、前記滑り止めゴム層を形成する工程と、を備える筆具用転写フィルムの製造方法。
  8. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の筆具用転写フィルムから転写された転写部と、
    表面の少なくとも一部に前記接着性樹脂層が当接し、前記転写部によって表面の少なくとも一部が被覆された筆具本体部と、を備える筆具。
  9. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の筆具用転写フィルムが備える転写部を、前記接着性樹脂層が筆具本体部の表面に当接するように前記筆具本体部に転写して、前記筆具本体部の表面の少なくとも一部を被覆する転写工程を備える筆具の製造方法。
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