JP2019064123A - 液体吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが自分の印刷傾向を知ることができず、インクの節約状況をユーザが認識しにくい。【解決手段】ヘッドによって用紙への画像が記録されるごとに、RAMに記憶された用紙の累積数をインクリメントすると共に、ヘッドから吐出されることによって消費されたインクの消費量を取得する。インクの消費量と、RAMに記憶された用紙の累積数と基準液体量とに基づいたインク量の所定範囲とを比較し、インクの消費量が所定範囲を超えることを含む所定条件を満たしたときは、RAMに記憶された最大記録可能数を減少させ、インクの消費量が所定範囲未満であることを含む所定条件を満たしたときは、RAMに記憶された最大記録可能数を増加させる。RAMに記憶された用紙の累積数及び最大記録可能数を表示部に表示させる。【選択図】図3

Description

本発明は、液体を収容可能な液体貯留部から記録部に供給される液体により記録媒体への画像記録を行う液体吐出装置、及び、着色剤を収容可能な着色剤貯留部から供給される着色剤により記録媒体に画像を記録する画像形成装置に関する。
特許文献1には、液体吐出装置であるインクジェット記録装置において、インク収容部に残されたインクの残量と記録シートの単位面積当たりのインク消費量とからインクの残量分を用いて記録可能な枚数を複数の記録シートサイズごとに算出し、異なるサイズの用紙ごとに残りのインクで印刷可能な枚数を表示することが記載されている。
特開平9−187963号公報
しかしながら、特許文献1では、異なるサイズの用紙ごとに残りのインクで印刷可能な枚数を把握することができるものの、ユーザが1枚の用紙当たりのインク消費量の多い印刷を多くしているか、1枚の用紙当たりのインク消費量の少ない印刷を多くしているか等、ユーザが自分の印刷傾向を知ることができず、インクの節約状況をユーザが認識しにくいという問題がある。
本発明の目的は、ユーザが画像の記録に用いられる液体または着色剤の節約状況を認識しやすい液体吐出装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明に係る液体吐出装置は、液体を収容可能な液体貯留部と、前記液体貯留部から供給される液体を吐出して、記録媒体に画像を記録する記録部と、前記液体貯留部内の液体残量が初期値であるときからの、前記記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数を記憶する記録累積数記憶部と、前記記録部による一の記録媒体への画像の記録によって消費される基準液体量を記憶する基準液体量記憶部と、前記液体貯留部内の液体残量が初期値であると仮定した場合における、前記液体貯留部内の液体によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数を記憶する最大記録可能数記憶部と、表示部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を、前記記録部によって記録媒体への画像が記録されるごとにインクリメントする記録数更新処理と、前記記録部から吐出されることによって消費された液体の消費量を取得する消費量取得処理と、前記消費量取得処理で取得した液体の消費量と、前記記録累積数記憶部に記憶された累積数と前記基準液体量記憶部に記憶された前記基準液体量とに基づいた液体量の所定範囲とを比較し、液体の消費量が前記所定範囲の上限値以上又はそれを超えることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を減少させ、液体の消費量が前記所定範囲の下限値以下又はそれ未満であることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を増加させる最大記録可能数更新処理と、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数とを前記表示部に表示させる表示処理とを実行可能である。
本発明に係る画像形成装置は、着色剤を収容可能な着色剤貯留部と、前記着色剤貯留部から供給される着色剤を付与して、記録媒体に画像を記録する記録部と、前記着色剤貯留部内の着色剤残量が初期値であるときからの、前記記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数を記憶する記録累積数記憶部と、前記記録部による一の記録媒体への画像の記録によって消費される基準着色剤量を記憶する基準着色剤量記憶部と、前記着色剤貯留部内の着色剤残量が初期値であると仮定した場合における、前記着色剤貯留部内の着色剤によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数を記憶する最大記録可能数記憶部と、表示部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を、前記記録部によって記録媒体への画像が記録されるごとにインクリメントする記録数更新処理と、前記記録部から付与されることによって消費された着色剤の消費量を取得する消費量取得処理と、前記消費量取得処理で取得した着色剤の消費量と、前記記録累積数記憶部に記憶された累積数と前記基準着色剤量記憶部に記憶された前記基準着色剤量とに基づいた着色剤量の所定範囲とを比較し、着色剤の消費量が前記所定範囲の上限値以上又はそれを超えることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を減少させ、着色剤の消費量が前記所定範囲の下限値以下又はそれ未満であることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を増加させる最大記録可能数更新処理と、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数とを前記表示部に表示させる表示処理とを実行可能である。
これにより、記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数と、液体貯留部内の液体残量又は着色剤貯留部の着色剤残量が初期値であると仮定した場合における、液体貯留部内の液体又は着色剤貯留部の着色剤によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数とが、表示部に表示される。したがって、最大記録可能数が減少するときは、一の記録媒体当たりの液体の消費量の多い画像の記録を行う傾向にあることや、最大記録可能数が増加するときは、一の記録媒体当たりの液体の消費量の少ない画像の記録を行う傾向にあること等、ユーザが自分の画像記録の傾向を知ることができる。よって、ユーザが画像の記録に用いられる液体の節約状況を認識しやすい。これによって、ユーザは将来において液体又は着色剤が節約できる記録動作を実行しやすくなって、液体の消費を抑制することが可能となる。
前記液体貯留部が、第1液体タンクを含んでいるとき、前記制御部は、前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理とをさらに実行可能であってよい。これにより、第1液体タンクが交換された又は第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったときに、記録媒体の累積数が初期化されるのに対し、最大記録可能数は初期化されない。したがって、一の記録媒体当たりの液体の消費量の点でユーザの画像記録の傾向に沿った最大記録可能数を表示部に表示できる。
前記液体貯留部が、第1液体タンクと、前記第1液体タンクから供給された液体を前記記録部に向けて供給する第2液体タンクとを含んでいるとき、前記制御部は、前記第2液体タンク内の液体によって記録可能な記録媒体の数を導出する導出処理と、前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数に前記導出処理で導出された数を加算する引継処理とをさらに実行可能であってよい。これにより、第1液体タンクが交換された又は第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻った場合に、第2液体タンク内に液体が残っているとき、第2液体タンク内の液体によって記録可能な記録媒体の数が、最大記録可能数に加算される。したがって、一の記録媒体当たりの液体の消費量の点でユーザの画像記録の傾向に沿い且つ第2液体タンク内の液体残量を考慮した最大記録可能数を表示部に表示できる。
前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えているとき、前記制御部は、所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる計画パージ処理と、前記計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する計画媒体数取得処理と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から、前記計画媒体数取得処理で取得された数を減算する減算処理とをさらに実行可能であってよい。これにより、計画パージ処理が行われた場合、計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数が、最大記録可能数から減算される。したがって、計画パージ処理によって排出された液体量を考慮した正確な最大記録可能数を表示部に表示できる。
前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えているとき、前記液体貯留部が、第1液体タンクを含んでおり、前記制御部は、所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる第1計画パージ処理と、前記第1計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する第1計画媒体数取得処理と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から、前記第1計画媒体数取得処理で取得された数を減算する第1減算処理と、前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理と、前記引継処理が行われた後、所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる第2計画パージ処理と、前記第2計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する第2計画媒体数取得処理と、前記第2計画媒体数取得処理で取得された数から前記第1計画媒体数取得処理で取得された数を差し引いた数が正数であれば当該正数を、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から減算する第2減算処理とをさらに実行可能であってよい。これにより、第1計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数が最大記録可能数から減算された後、第1液体タンクが交換された又は第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻った場合に、最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理が行われたとき、その後、第2計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数から第1計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を差し引いた数が正数であれば、当該正数が最大記録可能数から減算される。したがって、第1計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数が、最大記録可能数から重複して減算されるのを防止できる。
前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えているとき、前記制御部は、所定手動操作が行われたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる手動パージ処理と、前記手動パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する手動媒体数取得処理と、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数に、前記手動取得処理で取得された数を加算する加算処理とをさらに実行可能であってよい。これにより、手動パージ処理が行われた場合、手動パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数が、記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数に加算される。したがって、手動パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数が、最大記録可能数から減算された場合と比べ、最大記録可能数の誤差を低減できる。
前記制御部は、前記最大記録可能数更新処理を前記記録数更新処理が行われるごとに実行してよい。これにより、記録部によって記録媒体への画像の記録が行われるごとに、最大記録可能数が更新される。したがって、常に最新の最大記録可能数をユーザに通知することができる。
前記制御部は、前記最大記録可能数更新処理を前記記録数更新処理が2以上の回数行われたときに実行してよい。これにより、記録部によって記録媒体への画像の記録が2以上の回数行われたときに、最大記録可能数が更新される。したがって、最大記録可能数を概数で表示部に表示できる。
本発明によれば、記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数と、液体貯留部内の液体残量又は着色剤貯留部の着色剤残量が初期値であると仮定した場合における、液体貯留部内の液体又は着色剤貯留部の着色剤によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数とが、表示部に表示される。したがって、最大記録可能数が減少するときは、一の記録媒体当たりの液体の消費量の多い画像の記録を行う傾向にあることや、最大記録可能数が増加するときは、一の記録媒体当たりの液体の消費量の少ない画像の記録を行う傾向にあること等、ユーザが自分の画像記録の傾向を知ることができる。よって、ユーザが画像の記録に用いられる液体の節約状況を認識しやすい。これによって、ユーザは将来において液体又は着色剤が節約できる記録動作を実行しやすくなって、液体の消費を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御ユニットが実行する記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理に係る制御を示すフロー図である。 図3の記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理を説明する表である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御ユニットが実行するパージ処理に係る制御を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御ユニットが実行する引継処理に係る制御を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御ユニットが実行する第1計画パージ処理後に引継処理が行われた後、第2計画パージ処理が行われたときの制御を示すフロー図である。 本発明の変形例に係るプリンタにおける記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理を説明する表である。 本発明の変形例に係るプリンタの表示例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るプリンタ1は、図1に示すように、筐体1xを有する。筐体1xの内部には、吐出ユニット10と、搬送ユニット20と、インク貯留ユニット30と、制御ユニット50とが配置されている。
吐出ユニット10は、キャリッジ11と、キャリッジ11に搭載されたヘッド12とを含む。キャリッジ11は、走査方向に延在する2本のガイド軸11gに支持され、キャリッジモータ11mの駆動により無端ベルト11bが走行することで、走査方向に往復移動する。ヘッド12の吐出面には、複数の吐出口12xが開口している。吐出口12xは、搬送方向に配列され、それぞれ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクを吐出する4つの吐出口列12B,12Y,12C,12Mを形成している。搬送ユニット20によって搬送方向に搬送される用紙100の表面に、キャリッジ11と共に走査方向に往復移動するヘッド12の吐出口12xからインクが吐出されることで、画像が記録される。
インク貯留ユニット30は、カートリッジユニット40と、カートリッジユニット40から供給されたインクをヘッド12に向けて供給するサブタンクユニット13とを含む。サブタンクユニット13は、キャリッジ11に搭載されている。
カートリッジユニット40は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクを貯留する4つのカートリッジ40B,40Y,40C,40Mを含む。4つのカートリッジ40B,40Y,40C,40Mは、筐体1xに対して個別に着脱可能である。
サブタンクユニット13は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクを貯留する4つのサブタンク13B,13Y,13C,13Mを含む。4つのサブタンク13B,13Y,13C,13Mは、それぞれ、可撓性のチューブ15B,15Y,15C,15Mを介して、4つのカートリッジ40B,40Y,40C,40Mと接続されている。
したがって、ブラックについてのインク貯留部30Bは、カートリッジ40B及びサブタンク13Bを含む。イエローについてのインク貯留部30Yは、カートリッジ40Y及びサブタンク13Yを含む。シアンについてのインク貯留部30Cは、カートリッジ40C及びサブタンク13Cを含む。マゼンタについてのインク貯留部30Mは、カートリッジ40M及びサブタンク13Mを含む。
各カートリッジ40B,40Y,40C,40Mのインク貯留空間からチューブ15B,15Y,15C,15Mを介してサブタンク13B,13Y,13C,13Mのインク貯留空間に供給されたインクは、サブタンクのインク貯留空間に一時的に貯留された後、ヘッド12に供給される。
制御ユニット50は、プリンタ1の各部を制御するものであり、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52及びRAM(Random Access Memory)53を含む。CPU51は、外部装置(例えば、プリンタ1に接続されたPC)から送信された画像データに基づいて、当該画像データに係る画像が用紙100に記録されるように、吐出ユニット10及び搬送ユニット20を制御する。ROM52は、CPU51が実行するプログラム、各種固定データ等を記している。RAM53は、CPU51がプログラム実行時に必要なデータ(画像データ等)を一時的に記憶する。
RAM53は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、インク貯留部30B,30Y,30C,30M内のインク残量が初期値(カートリッジの使用開始前における残量)であるときからの、ヘッド12によって画像が記録された用紙の累積数を記憶する(記録累積数記憶部)。なお、ブラックについてのインク貯留部30B内のインク残量とは、カートリッジ40Bのインク残量とサブタンク13Bのインク残量との合計であり、イエローについてのインク貯留部30Y内のインク残量とは、カートリッジ40Yのインク残量とサブタンク13Yのインク残量との合計であり、シアンについてのインク貯留部30C内のインク残量とは、カートリッジ40Cのインク残量とサブタンク13Cのインク残量との合計であり、マゼンタについてのインク貯留部30M内のインク残量とは、カートリッジ40Mのインク残量とサブタンク13Mのインク残量との合計である。
また、RAM53又はROM52は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、ヘッド12による一の用紙への画像の記録によって消費される基準インク量(例えばA4サイズ用紙に平均的な量のインク吐出を要する画像が記録される場合の消費インク量)を記憶する(基準液体量記憶部)。また、RAM53は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、インク貯留部30B,30Y,30C,30M内のインク残量が初期値であると仮定した場合における、各カートリッジ40B,40Y,40C,40Mのインクによって画像を記録可能な用紙の数である最大記録可能数を記憶する(最大記録可能数記憶部)。
制御ユニット50には、上述した各要素の他、カートリッジセンサ40s1,40s2,40s3,40s4、吸引ポンプ16p及び表示部60が接続されている。
カートリッジセンサ40s1,40s2,40s3,40s4は、それぞれ、筐体1xにおけるブラック、イエロー、シアン、マゼンタのカートリッジ40B、40Y,40C,40Mが装着される位置に配置されており、カートリッジがプリンタ1に装着されているときにON信号、カートリッジがプリンタ1に装着されていないときにOFF信号をCPU51に送信する。
吸引ポンプ16pは、キャリッジ11がメンテナンス位置にあるとき、ヘッド12の吐出面を覆うノズルキャップ(図示せず)の空間と接続されている。ノズルキャップが吐出面を覆った状態で、吸引ポンプ16pが駆動されると、空間内の圧力が低下し、吐出口列を構成する複数の吐出口からインクが排出される(パージ処理)。したがって、ノズルキャップ、吸引ポンプ16p及びこれらを接続する管(図示せず)は、吐出ユニット10(記録部)からインク(液体)を排出するパージ処理(計画パージ処理及び手動パージ処理を含む)を行うためのパージ機構として機能する。
表示部60は、例えば筐体1xの外面に配置されており、CPU51による制御の下、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、インク貯留部30B,30Y,30C,30M内のインク残量が初期値であるときからの(つまりカートリッジが交換されてからの)、ヘッド12によって画像が記録された用紙の累積数を表示し、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、インク貯留部30B,30Y,30C,30M内のインク残量が初期値であると仮定した場合における、インク貯留部のインクによって画像を記録可能な用紙の数である最大記録可能数を表示する。本実施形態では、用紙の累積数及び最大記録可能数は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、‘‘用紙の累積数/最大記録可能数’’のように1行で表示される。
(記録数更新処理、及び、最大記録可能数更新処理)
CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数を、ヘッド12によって用紙への画像が記録されるごとにインクリメントする(記録数更新処理)。用紙へモノクロ画像が記録されたときは、ブラックについて、RAM53に記憶された用紙の累積数をインクリメントする。用紙へカラー画像が記録されたときは、イエロー、シアン、マゼンタについて、RAM53に記憶された用紙の累積数をインクリメントする。CPU51は、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、ヘッド12から吐出されることによって消費されたインクの消費量を取得する(消費量取得処理)。本実施形態におけるインクの消費量を取得する方法としては、ヘッド12からインクを吐出するために用いられる画像データに基づいてヘッド12から吐出されるインク滴の体積を取得する方法が採用されている。なお、カートリッジ40B,40Y,40C,40Mにインク量を検出するセンサを配置し、そのセンサで検出されたインク残量に基づいてインクの消費量を取得してもよい。
CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数と基準インク量とに基づいたインク量の所定範囲を導出する。インク量の所定範囲は、最大記録可能数を更新するか否かの判断に使用される。本実施形態において、インク量の所定範囲は、用紙の累積数x、基準インク量をaとしたとき、インク量の所定範囲の下限値はa×xとなり、上限値はa×x+aとなるように導出される。その後、CPU51は、用紙へ画像が記録されることによって消費されたインクの消費量と、インク量の所定範囲とを比較する。
CPU51は、インクの消費量が第1所定条件を満たしたときは、RAM53に記憶された最大記録可能数を減少させ、インクの消費量が第2所定条件を満たしたときは、RAM53に記憶された最大記録可能数を増加させる(最大記録可能数更新処理)。CPU51は、インクの消費量が第1所定条件及び第2所定条件のいずれも満たさないときは、RAM53に記憶された最大記録可能数を変化させない。
第1所定条件は、インクの消費量がインク量の所定範囲を超えること、及び、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分(基準インク量の何倍かを示す値)の1の位の値が増加したことの両方を満たすことである。なお、用紙の累積数が1の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲を超えているとき、用紙の累積数が2以上の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲内にある状態から、インクの消費量がインク量の所定範囲を超える状態に変化したときは、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分が1未満であっても、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加したとする。
第2所定条件は、インクの消費量が上記の所定範囲未満であること、及び、インクの消費量と上記の所定範囲との差分の1の位の値が減少したことの両方を満たすことである。なお、用紙の累積数が1の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲未満であるとき、用紙の累積数が2以上の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲内にある状態から、インクの消費量がインク量の所定範囲未満の状態に変化したときは、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分が1未満であっても、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少したとする。
(カートリッジ交換時の引継処理)
CPU51は、カートリッジセンサ40s1,40s2,40s3,40s4からの出力信号の変化によって、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのカートリッジ40B、40Y,40C,40Mのいずれかが交換されたか否かを判断する(判断処理)。
CPU51は、カートリッジ40B、40Y,40C,40Mのいずれかが交換されたときに、交換されたカートリッジに対応したサブタンク13B、13Y,13C,13Mにインク残量がある場合、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数を導出する(導出処理)。サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数の導出方法は、サブタンクのインク残量(例えばサブタンクに残量を検知するセンサを配置してもよいし、上述した画像データに基づく方法を利用してもよい)を記憶しておき、その残量と基準インク量とから導出してもよいし、インクがサブタンクにだけ残っている場合、RAM53に記憶された最大記録可能数から、RAM53に記憶された用紙の累積数を引いて導出してもよい。CPU51は、カートリッジ40B、40Y,40C,40Mのいずれかが交換されたと判断したときに、交換されたカートリッジに対応したサブタンク13B、13Y,13C,13Mにインク残量がある場合、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙の累積数を初期化し、且つ、RAM53に記憶された最大記録可能数に、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数を加算する(引継処理)。
一方、CPU51は、カートリッジ40B、40Y,40C,40Mのいずれかが交換されたと判断したときに、交換されたカートリッジに対応したサブタンク13B、13Y,13C,13Mにインク残量がない場合、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙の累積数を初期化し、且つ、RAM53に記憶された最大記録可能数を変更しない(引継処理)。
(パージ処理)
CPU51は、所定条件が満たされたときに、吸引ポンプ16pによってヘッド12から強制的にインクを排出させる計画パージ処理を行う。所定条件が満たされたときとは、例えば、所定時刻になったとき、直近のパージ動作から所定時間が経過したとき、又は、直近のパージ動作から所定枚数の用紙への画像記録が行われたとき等である。なお、所定条件が満たされたときには、後述するように、ユーザによってパージ動作を行う所定手動操作があったときは含まれない。
CPU51は、計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(計画媒体数取得処理)。計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する方法は、計画パージ処理によって排出されたインク量と、基準インク量とに基づいて演算する場合と、計画パージ処理でのパージ量に応じた数が予め記憶されている場合とを含む。CPU51は、計画パージ処理が行われたとき、RAM53に記憶された最大記録可能数から、計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を減算する(減算処理)。
CPU51は、ユーザによってパージ動作を行う所定手動操作が行われたときに、吸引ポンプ16pによってヘッド12から強制的にインクを排出させる手動パージ処理を行う。CPU51は、手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(手動媒体数取得処理)。手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する方法は、手動パージ処理によって排出されたインク量と、RAM53に記憶された基準インク量とに基づいて演算する場合と、手動パージ処理でのパージ量に応じた数が予め記憶されている場合とを含む。CPU51は、手動パージ処理が行われたとき、RAM53に記憶された用紙の累積数に、手動パージ処理によって排出された液体によって記録可能な用紙の数を加算する(加算処理)。
次いで、図3を参照し、制御ユニット50(CPU51)が実行する記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理に係る制御について説明する。ここでは、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのいずれかの処理に係る制御について説明する。
先ず、CPU51は、ヘッド12によって用紙への画像が記録されたか否かを判断する(S1)。S1で用紙への画像が記録されたと判断した場合(S1:YES)、CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数を1枚増加するように更新する(S2)。S2の後、CPU51は、ヘッド12から吐出されることによって消費されたインクの消費量を取得する(S3)。その後、CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数と、RAM53に記憶された基準インク量とに基づいたインク量の所定範囲を導出し、用紙へ画像が記録されることによって消費されたインクの消費量と、インク量の所定範囲とを比較する(S4)。S4でインクの消費量が所定範囲内であると判断した場合(S4:YES)、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数を更新しない(S5)。
S4でインクの消費量がインク量の所定範囲内でないと判断した場合(S4:NO)、インクの消費量がインク量の所定範囲を超えた(所定範囲の上限値よりも多い)か否かを判断する(S6)。S6でインクの消費量がインク量の所定範囲を超えたと判断した場合(S6:YES)、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加したか否かを判断する(S7)。S7でインクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加したと判断した場合(S1:YES)、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数が減少するように更新する(S8)。S7でインクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加してないと判断した場合(S7:NO)、S5において、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数を更新しない。
S6でインクの消費量がインク量の所定範囲を超えない(インクの消費量がインク量の所定範囲の下限値未満)と判断した場合(S6:NO)、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少したか否かを判断する(S9)。S9でインクの消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少したと判断した場合(S9:YES)、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数が増加するように更新する(S10)。S9でインクの消費量と上記のインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少してないと判断した場合(S10:NO)、S5において、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数を更新しない。
S5、S8、S10の後、CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数と、RAM53に記憶された最大記録可能数とを表示部60に表示する(S11)。
次いで、図4を参照し、制御ユニット50(CPU51)が実行する記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理の具体例について説明する。
図4(a)は、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの1.6倍の画像記録を5回行った場合を示している。ここでは、インク貯留部内のインク残量が初期値であると仮定した場合における、インク貯留部内のインクによって画像を記録可能な用紙の数である最大記録可能数の初期値は、6000枚とする。また、表示部60において、用紙の累積数及び最大記録可能数は、‘‘用紙の累積数/最大記録可能数’’と表示されるとする。
図4(a)に示すように、一枚目の用紙への画像記録が行われたとき(x=1)、画像記録でのインク消費量1.6aは、インク消費量の所定範囲内にある。したがって、最大記録可能数が更新されない。よって、表示部60には、‘‘1/6000’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=2)、画像記録でのインク消費量3.2aは、インク消費量の所定範囲を超えており、インク消費量とインク量の所定範囲との差分は+0.2である。しかし、インクの消費量が、インク量の所定範囲内にある状態からインク量の所定範囲を超える状態に変化したことから、最大記録可能数が減少するように更新される。よって、表示部60には、‘‘2/5999’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=3)、画像記録でのインク消費量4.8aは、インク消費量の所定範囲を超えており、インク消費量と所定範囲との差分は+0.8である。そして、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加してないから、最大記録可能数は更新されない。よって、表示部60には、‘‘3/5999’’と表示される。
さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=4)、画像記録でのインク消費量6.4aは、インク消費量の所定範囲を超えており、且つ、インク消費量と所定範囲との差分は+1.4であってインク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加している。したがって、最大記録可能数が減少するように更新され、表示部60には、‘‘4/5998’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=5)、画像記録でのインク消費量8aは、インク消費量の所定範囲を超えており、且つ、インク消費量と所定範囲との差分は+2であって、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加している。したがって、最大記録可能数が減少するように更新され、表示部60には、‘‘5/5997’’と表示される。
図4(b)は、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの0.3倍の画像記録を5回行った場合を示している。
図4(b)に示すように、一枚目の用紙への画像記録が行われたとき(x=1)、画像記録でのインク消費量0.3aがインク量の所定範囲未満であることから、最大記録可能数が増加するように更新され、表示部60には、‘‘1/6001’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=2)、画像記録でのインク消費量0.6aがインク消費量の所定範囲未満であり、且つ、インク消費量とインク量の所定範囲との差分が−1.4であって、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少している。したがって、最大記録可能数が増加するように更新され、表示部60には、‘‘2/6002’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=3)、画像記録でのインク消費量0.9aは、インク消費量の所定範囲未満であり、且つ、インク消費量と所定範囲との差分が−2.1であって、インク消費量と所定範囲との差分の1の位の値が減少している。したがって、最大記録可能数が増加するように更新され、表示部60には、‘‘3/6003’’と表示される。
さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=4)、画像記録でのインク消費量1.2aは、インク消費量の所定範囲未満であるが、インク消費量とインク量の所定範囲との差分が−2.8であって、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少してない。したがって、最大記録可能数が更新されず、表示部60には、‘‘4/6003’’と表示される。さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=5)、画像記録でのインク消費量1.5aは、インク消費量の所定範囲未満であり、且つ、インク消費量とインク量の所定範囲との差分が−3.5であって、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が減少している。したがって、最大記録可能数が増加するように更新され、表示部60には、‘‘5/6004’’と表示される。
次いで、図5を参照し、制御ユニット50(CPU51)が実行するパージ処理に係る制御について説明する。
先ず、CPU51は、パージ処理が行われたか否かを判断する(S101)。S101でパージ処理が行われたと判断した場合(S101:YES)、CPU51は、パージ処理が計画パージ処理か否かを判断する(S102)。S102で計画パージ処理と判断した場合(S102:YES)、計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(S103)。その後、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数から、計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を減算する(S104)。S102で計画パージ処理でない(手動パージ処理)と判断した場合(S102:NO)、手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(S105)。その後、CPU51は、RAM53に記憶された用紙の累積数に、手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を加算する(S106)。
例えば、表示部60の表示が、‘‘100/6000’’であるときに、30枚の用紙へ画像を記録可能なインク量(基準インク量の30倍)のインクを排出する計画パージ処理が行われた場合、RAM53に記憶された最大記録可能数から30枚が減算され、表示部60の表示が、‘‘100/5970’’に変更される。一方、表示部60の表示が、‘‘100/6000’’であるときに、30枚の用紙へ画像を記録可能なインク量(基準インク量の30倍)のインクを排出する手動パージ処理が行われた場合、RAM53に記憶された用紙100の累積数に30枚が加算され、表示部60の表示が、‘‘130/6000’’に変更される。
次いで、図6を参照し、制御ユニット50(CPU51)が実行する引継処理に係る制御について説明する。
先ず、CPU51は、カートリッジが交換されたか否かを判断する(S201)。S201でカートリッジが交換されたと判断した場合(S201:YES)、CPU51は、交換されたカートリッジに対応したサブタンクにインク残量があるか否かを判断する(S202)。S202でサブタンクにインク残量があると判断した場合(S202:YES)、サブタンク内のインク残量によって記録可能な記録媒体の数を導出する(S203)。その後、CPU51は、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙の累積数を初期化し、RAM53に記憶された最大記録可能数に、サブタンク内のインク残量によって記録可能な記録媒体の数を加算する(S204)。S202でサブタンクにインク残量がないと判断した場合(S202:NO)、CPU51は、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙の累積数を初期化し、RAM53に記憶された最大記録可能数を更新しない(S205)。
例えば、カートリッジの交換直前における表示部60の表示が、‘‘6480/6500’’であって、カートリッジ交換時に、対応するサブタンクにインクが残っている場合、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数は20枚であるから、カートリッジが交換されたときには、RAM53に記憶された用紙の累積数が初期化され、RAM53に記憶された最大記録可能数に、20枚が加算され、表示部60の表示が、‘‘0/6520’’に変更される。
なお、表示部60の表示が、‘‘0/6520’’に変更されるように引継処理が行われた後、そのカートリッジが交換された場合、次の引継処理においては、前回の引継処理が行われたときに引き継がれた、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数は引き継がれない。例えば、表示部60の表示が、‘‘0/6520’’に変更された後、そのカートリッジ内のインクを使い切って交換された場合、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数は0枚であるから、次にカートリッジが交換されたときには、RAM53に記憶された用紙の累積数が初期化され、前回の引継処理において加算された‘‘20’’は引き継がれずRAM53に記憶された最大記録可能数は‘‘6500’’となる。したがって、表示部60の表示は‘‘6520/6520’’から、‘‘0/6500’’に変更される。
また、カートリッジの交換直前における表示部60の表示が、‘‘6280/6500’’であって、取り外されたカートリッジ及びそれに対応したサブタンクの両方にインクが残っている場合、サブタンクのインク容量が、基準インク量の200倍のインク量(200枚の用紙に画像を記録可能なインク量)とすると、カートリッジ内のインク残量によって記録可能な用紙の数は20枚であり、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数は200枚であるから、RAM53に記憶された用紙の累積数が初期化され、RAM53に記憶された最大記録可能数に、200枚が加算され、表示部60の表示が、‘‘0/6700’’に変更される。一方、カートリッジの交換直前における表示部60の表示が、‘‘6500/6500’’であって、取り外されたカートリッジに対応したサブタンクにインクが残っていない場合、RAM53に記憶された用紙の累積数が初期化され、RAM53に記憶された最大記録可能数が更新されないから、表示部の表示が、‘‘0/6500’’に変更される。
次いで、図7を参照し、制御ユニット50(CPU51)が実行する第1計画パージ処理後に引継処理が行われた後、第2計画パージ処理が行われたときの制御について説明する。
先ず、CPU51は、第1計画パージ処理を行うと(S301)、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(S302)。その後、CPU51は、RAM53に記憶された最大記録可能数から、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を減算する(S303)。その後、CPU51は、カートリッジが交換されたか否かを判断する(S304)。S304でカートリッジが交換されたと判断した場合(S304:YES)、CPU51は、交換されたカートリッジに対応したサブタンクにインク残量があるか否かを判断する(S305)。S305でサブタンクにインク残量があると判断した場合(S305:YES)、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数を導出する(S306)。その後、CPU51は、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙100の累積数を初期化し、RAM53に記憶された最大記録可能数に、サブタンク内のインク残量によって記録可能な用紙の数を加算する(S307)。
S305でサブタンクにインク残量がないと判断した場合(S305:NO)、CPU51は、交換されたカートリッジの色について、RAM53に記憶された用紙の累積数を初期化し、RAM53に記憶された最大記録可能数を更新しない(S308)。S307、S308の後、カートリッジが交換された後の画像記録において、所定条件が満たされたときに、CPU51は、第2計画パージ処理を行うと(S309)、第2計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を取得する(S310)。その後、CPU51は、第2計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数から、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を差し引いて、記録可能数の差を導出する(S311)。CPU51は、その記録可能数の差が正数であれば、当該正数を、RAM53に記憶された最大記録可能数から減算する(S312)。なお、第2計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数から、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を差し引いて、記録可能数の差が負数であれば、CPU51は、その記録可能数の差の絶対値を、RAM53に記憶された最大記録可能数に加算する。
例えば、表示部60の表示が、‘‘100/6000’’であるときに、30枚の用紙へ画像を記録可能なインク量(基準インク量の30倍)のインクを使用した第1計画パージ処理が行われた場合、RAM53に記憶された最大記録可能数から30枚が減算され、表示部60の表示が、‘‘100/5970’’に変更される。その後、そのカートリッジ内のインクが使い切って交換された場合(サブタンクにインク残量なし)、RAM53に記憶された最大記録可能数が引き継がれ、表示部60の表示は、‘‘5970/5970’’から‘‘0/5970’’に変更される。その後、50枚の用紙へ画像を記録可能なインク量(基準インク量の50倍)のインクを使用した第2計画パージ処理が行われた場合、第2計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数(50枚)から、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数(30枚)を差し引いて、記録可能数の差(20枚)が正数であるから、RAM53に記憶された最大記録可能数から20枚が減算され、表示部60の表示が、‘‘0/5970’’から‘‘0/5950’’に変更される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、ヘッド12によって画像が記録された用紙の累積数と、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタについてのインク貯留部30B、30Y,30C,30M内のインク残量が初期値であると仮定した場合における、インク貯留部内のインクによって画像を記録可能な用紙の数である最大記録可能数とが、用紙1枚への記録が行われるごとに、表示部60に表示される。したがって、最大記録可能数が減少するときは、一の用紙当たりのインクの消費量の多い画像の記録を行う傾向にあることや、最大記録可能数が増加するときは、一の用紙当たりのインクの消費量の少ない画像の記録を行う傾向にあること等、ユーザが自分の画像記録の傾向を知ることができる。よって、ユーザが画像の記録に用いられるインクの節約状況を認識しやすい。これによって、ユーザは将来においてインクが節約できる記録動作を実行しやすくなって、インクの消費を抑制することが可能となる。
ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのカートリッジ40B、40Y,40C,40Mが交換された場合に、交換されたカートリッジに対応したサブタンク13B、13Y,13C,13M内にインクが残っていないとき、交換されたカートリッジの色について、用紙の累積数が初期化されるのに対し、最大記録可能数は変更されない。したがって、一の用紙当たりのインクの消費量の点でユーザの画像記録の傾向に沿った最大記録可能数を表示部に表示できる。
ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのカートリッジ40B、40Y,40C,40Mが交換された場合に、交換されたカートリッジに対応したサブタンク13B、13Y,13C,13M内にインクが残っているとき、サブタンク13B、13Y,13C,13M内のインクによって記録可能な用紙の数が、最大記録可能数に加算される。したがって、一の用紙当たりのインクの消費量の点でユーザの画像記録の傾向に沿い且つサブタンク13B、13Y,13C,13M内のインク残量を考慮した最大記録可能数を表示部に表示できる。
計画パージ処理が行われた場合、計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数が、最大記録可能数から減算される。したがって、計画パージ処理によって排出されたインク量を考慮した正確な最大記録可能数を表示部に表示できる。
第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数が最大記録可能数から減算された後、カートリッジ40B、40Y,40C,40Mが交換された場合に、RAM53に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理が行われたとき、その後、第2計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数から第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数を差し引いた数が正数であれば、当該正数が最大記録可能数から減算される。したがって、第1計画パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数が、最大記録可能数から重複して減算されるのを防止できる。
手動パージ処理が行われた場合、手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数が、RAM53に記憶された用紙の累積数に加算される。したがって、手動パージ処理によって排出されたインクによって記録可能な用紙の数が、最大記録可能数から減算された場合と比べ、最大記録可能数の誤差を低減できる。
ヘッド12によって用紙への画像の記録が行われるごとに、最大記録可能数が更新される。したがって、常に最新の最大記録可能数をユーザに通知することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態及び実施例について説明したが、本発明は上述の実施形態及び実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・最大記録可能数を更新するか否かの判断するときの第1所定条件及び第2所定条件は上記に限られない。
例えば、第1所定条件は、インクの消費量がインク量の所定範囲の上限値以上であること、及び、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分(基準インク量の何倍かを示す値)の1の位の値が増加したことの両方を満たすことであってよい。なお、用紙の累積数が1の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲の上限値以上であるとき、用紙の累積数が2以上の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲内又は所定範囲の上限値未満にある状態から、インクの消費量がインク量の所定範囲の上限値以上に変化したときは、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分が1未満であっても、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分(基準インク量の何倍かを示す値)の1の位の値が増加したとする。
第2所定条件は、インクの消費量がインク量の所定範囲の下限値以下であること、及び、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分が、最大記録可能数が増加するように更新された後、1以上減少したことを満たすことの両方を満たすことである。なお、用紙の累積数が1の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲の下限値以下であるとき、用紙の累積数が2以上の場合については、インクの消費量がインク量の所定範囲内又は所定範囲の下限値よりも多い状態から、インクの消費量がインク量の所定範囲の下限値以下の状態に変化したときは、インクの消費量とインク量の所定範囲との差分(基準インク量の何倍かを示す値)にかかわらず、最大記録可能数が増加するように更新する。
図8を参照し、この変形例において制御ユニット50(CPU51)が実行する記録数更新処理及び最大記録可能数更新処理の具体例について説明する。
図8(a)は、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの2倍の画像記録を5回行った場合を示している。図8(a)に示すように、一枚目の用紙への画像記録が行われたとき(x=1)、画像記録でのインク消費量2aがインク消費量の所定範囲の上限値となることから、最大記録可能数が減少するように更新される。よって、表示部60には、‘‘1/5999’’と表示される。
さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=2)、画像記録でのインク消費量4aは、インク消費量の所定範囲の上限値以上であり、且つ、インク消費量と所定範囲との差分は+1であって、インク消費量とインク量の所定範囲との差分の1の位の値が増加している。したがって、最大記録可能数が減少するように更新され、表示部60には、‘‘2/5998’’と表示される。
その後、同様に、一枚の用紙への画像記録が行われるたびに(x=3,4,5)、表示部60の表示は、‘‘3/5997’’、‘‘4/5996’’、‘‘5/5995’’と変更される。
図8(b)は、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの0.5倍の画像記録を5回行った場合を示している。図8(b)に示すように、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=1)、画像記録でのインク消費量0.5aがインク量の所定範囲の下限値以下となることから、最大記録可能数が増加するように更新される。よって、表示部60には、‘‘1/6001’’と表示される。
さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=2)、画像記録でのインク消費量aは、インク量の所定範囲の下限値以下であるが、インク消費量とインク量の所定範囲との差分が−1であって、最大記録可能数が増加するように更新された後、1以上減少してないことから、最大記録可能数が更新されない。よって、表示部60には、‘‘2/6001’’と表示される。
さらに、一枚の用紙への画像記録が行われたとき(x=3)、画像記録でのインク消費量1.5aは、インク量の所定範囲の下限値以下であり、且つ、インク消費量とインク量の所定範囲との差分が−1.5であって、最大記録可能数が増加するように更新された後、1以上減少していることから、最大記録可能数が更新される。よって、表示部60には、‘‘3/6002’’と表示される。
同様に、一枚の用紙への画像記録が行われるたびに(x=4,5)、表示部60の表示は、‘‘4/6002’’、‘‘5/6003’’と変更される。
・表示部において、用紙の累積数及び最大記録可能数が、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、図9に示すように、グラフ等の図によって表示されてよい。図9では、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色について、最大記録可能数が、表示部の上方部分に表示されると共に、その下方にグラフが図示されている。グラフは、カートリッジに対応した下側部分と、サブタンクに対応した上側部分とを有し、グラフの全長は、最大記録可能数に応じた長さとなっている。図9のグラフにおいて、薄い色で示す部分(MCYについて4000より下方、Bについて5700より下方)は、インクが消費されたことを示す部分であり、濃い色で示す部分はインク残量を示す部分である。また、グラフの左側には、用紙の累積数が表示され、表示部の下方部分には、画像を記録可能な残枚数(最大記録可能数−用紙の累積数)が表示される。
・インク貯留部が、第1タンクであるカートリッジと、第2タンクであるサブタンクとを含む場合を説明したが、インク貯留部は、第2タンクであるサブタンクを含まなくてよい。
・インク貯留部の第1タンクが筐体に対して着脱可能に構成されたカートリッジである場合を説明したが、第1タンクが筐体に対して固定された、インク補給可能なタンクであってよい。
・表示部において、最大記録可能数を表示するときに、RAMに記憶された最大記録可能数に対して、インク消費量による差分を加減算で表示してよい。
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの2倍の画像記録を行ったときの(表示例1)と、さらにインク消費量による差分を加減算で表示した(表示例2)を示す。
(表示例1)
‘‘0/6000’’→‘‘1/5999’’→‘‘2/5998’’→‘‘3/5997’’・・・‘‘2998/3002’’→‘‘2999/3001’’→‘‘3000/3000’’
(表示例2)
‘‘0/6000’’→‘‘1/6000(−1)’’→‘‘2/6000(−2)’’→‘‘3/6000(−3)’’・・・‘‘2998/6000(−2998)’’→‘‘2999/6000(−2999)’’→‘‘3000/6000(−3000)’’
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの0.5倍の画像記録を行った場合の(表示例3)と、さらにインク消費量による差分を加減算で表示した(表示例4)を示す。
(表示例3)
‘‘0/6000’’→‘‘1/6001’’→‘‘2/6001’’→‘‘3/6002’’・・・‘‘11998/11999’’→‘‘11999/12000’’→‘‘12000/12000’’
(表示例4)
‘‘0/6000’’→‘‘1/6000(+1)’’→‘‘2/6000(+2)’’→‘‘3/6000(+3)’’・・・‘‘11998/6000(+5998)’’→‘‘11999/6000(+5999)’’→‘‘12000/6000(+6000)’’
・最大記録可能数更新処理を、記録数更新処理が2以上の回数行われたときに実行してよい。例えば、カートリッジのインク残量ありのときは、最大記録可能数を100枚おきの枚数に更新し、カートリッジのインク残量なし且つサブタンクのインク残量ありのときは、最大記録可能数は20枚おきの枚数に更新してよい。このとき、最大記録可能数を概数で表示部に表示できる。
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの2倍の画像記録を行ったときに、最大記録可能数更新処理を、記録数更新処理が2以上の回数行われたときに実行した場合の(表示例5)を示す。
(表示例5)
‘‘0/6000’’→(50枚印刷)→‘‘50/5900’’→(50枚印刷)→‘‘100/5900’’→(100枚印刷)→‘‘200/5800’’→(100枚印刷)‘‘300/5700’’・・・‘‘2960/3040’’→(20枚印刷)→‘‘2980/3020’’→(20枚印刷)→‘‘3000/3000’’
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの0.5倍の画像記録を行ったときに、最大記録可能数更新処理を、記録数更新処理が2以上の回数行われたときに実行した場合の(表示例6)を示す。
(表示例6)
‘‘0/6000’’→(50枚印刷)→‘‘50/6000’’→(50枚印刷)→‘‘100/6100’’→(100枚印刷)→‘‘200/6100’’→(100枚印刷)‘‘300/6200’’・・・‘‘11960/11980’’→(20枚印刷)→‘‘11980/12000’’→(20枚印刷)→‘‘12000/12000’’
・カートリッジのインク残量が無くなる時の表示部の表示例を示す。
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの画像記録を行った場合
‘‘5997/6000’’→‘‘5998/6000’’→‘‘5999/6000’’→‘‘6000/6000’’
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの2倍の画像記録を行った場合
‘‘2997/3000’’→‘‘2998/3000’’→‘‘2999/3000’’→‘‘3000/3000’’
例えば、一枚の用紙当たりのインク消費量が基準インク量aの0.5倍の画像記録を行った場合
‘‘11997/12000’’→‘‘11998/12000’’→‘‘11999/12000’’→‘‘12000/12000’’
・液体を収容可能な液体貯留部から記録部に供給される液体により記録媒体への画像記録を行う液体吐出装置について説明したが、例えばトナー等の着色剤を収容可能な着色剤貯留部から供給される着色剤により記録媒体に画像を記録する画像形成装置であってよい。なお、上述した実施形態ではブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色についてそれぞれの最大記録可能数を表示しているが、イエロー、シアン、マゼンタについてはこれら3色の最小値を表示するようにしてもよい。
1 プリンタ
10 吐出ユニット
12 ヘッド(記録部)
13B,13Y,13C,13M サブタンク(第2液体タンク)
16p 吸引ポンプ(パージ機構)
20 搬送ユニット
30B,30Y,30C,30M インク貯留部(液体貯留部)
40B,40Y,40C,40M カートリッジ(第1液体タンク)
50 制御ユニット
51 CPU(制御部)
53 RAM(記録累積数記憶部、基準液体量記憶部、最大記録可能数記憶部)
60 表示部

Claims (9)

  1. 液体を収容可能な液体貯留部と、
    前記液体貯留部から供給される液体を吐出して、記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記液体貯留部内の液体残量が初期値であるときからの、前記記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数を記憶する記録累積数記憶部と、
    前記記録部による一の記録媒体への画像の記録によって消費される基準液体量を記憶する基準液体量記憶部と、
    前記液体貯留部内の液体残量が初期値であると仮定した場合における、前記液体貯留部内の液体によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数を記憶する最大記録可能数記憶部と、
    表示部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を、前記記録部によって記録媒体への画像が記録されるごとにインクリメントする記録数更新処理と、
    前記記録部から吐出されることによって消費された液体の消費量を取得する消費量取得処理と、
    前記消費量取得処理で取得した液体の消費量と、前記記録累積数記憶部に記憶された累積数と前記基準液体量記憶部に記憶された前記基準液体量とに基づいた液体量の所定範囲とを比較し、液体の消費量が前記所定範囲の上限値以上又はそれを超えることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を減少させ、液体の消費量が前記所定範囲の下限値以下又はそれ未満であることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を増加させる最大記録可能数更新処理と、
    前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数とを前記表示部に表示させる表示処理とを実行可能であることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記液体貯留部が、第1液体タンクを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記液体貯留部が、第1液体タンクと、前記第1液体タンクから供給された液体を前記記録部に向けて供給する第2液体タンクとを含んでおり、
    前記制御部は、
    前記第2液体タンク内の液体によって記録可能な記録媒体の数を導出する導出処理と、
    前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数に前記導出処理で導出された数を加算する引継処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  4. 前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えており、
    前記制御部は、
    所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる計画パージ処理と、
    前記計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する計画媒体数取得処理と、
    前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から、前記計画媒体数取得処理で取得された数を減算する減算処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えており、
    前記液体貯留部が、第1液体タンクを含んでおり、
    前記制御部は、
    所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる第1計画パージ処理と、
    前記第1計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する第1計画媒体数取得処理と、
    前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から、前記第1計画媒体数取得処理で取得された数を減算する第1減算処理と、
    前記第1液体タンクが交換されたか否か又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理において前記第1液体タンクが交換された又は前記第1液体タンク内の液体残量が初期値に戻ったと判断したときに、前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を初期化し、且つ、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数を変更しない引継処理と、
    前記引継処理が行われた後、所定条件が満たされたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる第2計画パージ処理と、
    前記第2計画パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する第2計画媒体数取得処理と、
    前記第2計画媒体数取得処理で取得された数から前記第1計画媒体数取得処理で取得された数を差し引いた数が正数であれば当該正数を、前記最大記録可能数記憶部に記憶された最大記録可能数から減算する第2減算処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  6. 前記記録部から強制的に液体を排出させることが可能なパージ機構をさらに備えており、
    前記制御部は、
    所定手動操作が行われたときに前記パージ機構によって前記記録部から強制的に液体を排出させる手動パージ処理と、
    前記手動パージ処理によって排出された液体によって記録可能な記録媒体の数を取得する手動媒体数取得処理と、
    前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数に、前記手動取得処理で取得された数を加算する加算処理とをさらに実行可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、前記最大記録可能数更新処理を前記記録数更新処理が行われるごとに実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御部は、前記最大記録可能数更新処理を前記記録数更新処理が2以上の回数行われたときに実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 着色剤を収容可能な着色剤貯留部と、
    前記着色剤貯留部から供給される着色剤を付与して、記録媒体に画像を記録する記録部と、
    前記着色剤貯留部内の着色剤残量が初期値であるときからの、前記記録部によって画像が記録された記録媒体の累積数を記憶する記録累積数記憶部と、
    前記記録部による一の記録媒体への画像の記録によって消費される基準着色剤量を記憶する基準着色剤量記憶部と、
    前記着色剤貯留部内の着色剤残量が初期値であると仮定した場合における、前記着色剤貯留部内の着色剤によって画像を記録可能な記録媒体の数である最大記録可能数を記憶する最大記録可能数記憶部と、
    表示部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数を、前記記録部によって記録媒体への画像が記録されるごとにインクリメントする記録数更新処理と、
    前記記録部から付与されることによって消費された着色剤の消費量を取得する消費量取得処理と、
    前記消費量取得処理で取得した着色剤の消費量と、前記記録累積数記憶部に記憶された累積数と前記基準着色剤量記憶部に記憶された前記基準着色剤量とに基づいた着色剤量の所定範囲とを比較し、着色剤の消費量が前記所定範囲の上限値以上又はそれを超えることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を減少させ、着色剤の消費量が前記所定範囲の下限値以下又はそれ未満であることを含む所定条件を満たしたときは、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数を増加させる最大記録可能数更新処理と、
    前記記録累積数記憶部に記憶された記録媒体の累積数と、前記最大記録可能数記憶部に記憶された前記最大記録可能数とを前記表示部に表示させる表示処理とを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
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JP2021045883A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 ブラザー工業株式会社 コンピュータプログラム、管理装置、および、管理方法

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