JP2019062855A - 無電源定温細胞移送装置 - Google Patents

無電源定温細胞移送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019062855A
JP2019062855A JP2017194453A JP2017194453A JP2019062855A JP 2019062855 A JP2019062855 A JP 2019062855A JP 2017194453 A JP2017194453 A JP 2017194453A JP 2017194453 A JP2017194453 A JP 2017194453A JP 2019062855 A JP2019062855 A JP 2019062855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
cell transfer
transfer device
constant temperature
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017194453A
Other languages
English (en)
Inventor
ヨン イ,ヒョ
Hyoyeon Lee
ヨン イ,ヒョ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2017194453A priority Critical patent/JP2019062855A/ja
Publication of JP2019062855A publication Critical patent/JP2019062855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、無電源定温細胞移送装置に関する。【解決手段】電源の供給を受けなくても最適な培養温度を培養容器に持続的に供給するように、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器を収納し、第1容器に入った細胞の細胞増殖に最適な培養環境を維持させ、細胞の活性および生存力を維持させる効果がある。【選択図】図1

Description

本発明は、無電源定温細胞移送装置に関し、さらに詳細には、電源の供給を受けなくても最適な培養温度を供給し、外部衝撃にも細胞を保管する容器の水平状態が維持されながら移送するようにした無電源定温細胞移送装置に関する。
一般的に、細胞培養には、細胞が培養器に付着して増殖する単層培養(付着培養)と細胞が浮遊状態で増殖する懸濁培養がある。
前記のような培養方法を利用して培養した細胞は、培養環境に敏感に反応する。このような、細胞の培養環境は、細胞増殖および生存と大きな相関関係がある。このように、培養環境に敏感に反応する細胞を安全に移送するためには、細胞増殖および生存が可能な培養環境を維持しなければならない。
一般的な細胞培養の場合、持続的な二酸化炭素の供給と一定の温度および湿度の維持が必須である。既存の細胞移送は、細胞容器を液体窒素に入れて低温状態にして移動させる方法が最もよく用いられている。
上述のような機能を遂行する従来の技術は、韓国公開特許第10−2015−0007636号から見られるように、収納空間を有する運送機箱体と、前記運送機箱体の内部温度を一定に維持する冷却部、前記冷却部の冷却過程で発生した熱を運送機箱体の外部に放熱する放熱部、冷却部と放熱部の動作を制御する運送機制御部および充電電源部で構成された細胞移送機において;運送機箱体の一側には、移送過程の温度を設定し、これをディスプレイして温度履歴を記録する移送温度管理機と、細胞移送過程で異常状況の発生時、移送者に認知させるようにした報知装置、運送機箱体の位置を確認できるようにGPS信号を受信するGPS受信機、およびインターネットと無線ネットワーク接続のための無線ネットワークモジュールで構成されている。
ところが、従来の技術構成は、下記のような問題点があった。
細胞を冷却させて移送する際、細胞の活性および生存力を減少させる問題点がある。
また、細胞の保管温度を維持するための装置に必ず電源が供給されなければならない問題点がある。
併せて、細胞を保管する容器の水平が維持されない問題点がある。
韓国公開特許第10−2015−0007636号公報(2015年01月21日)
本発明の目的は、前記のような従来の問題点を解消するために案出されたものであり、電源の供給を受けなくても最適な培養温度を培養容器に持続的に供給するようにすることにある。
また、本発明のまた他の目的は、電源の供給を受けなくても最適な培養温度が維持されるようにすることにある。
併せて、本発明のまた他の目的は、外部衝撃に対しても細胞を保管する容器の水平状態が維持されながら移送するようにすることにある。
このような課題を解決するために、本発明は、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器を収納し、第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持して第1容器を移送できるようにしたことをその技術的構成上の基本特徴とする。
このような課題を解決するために、本発明は、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器の水平状態が維持されるように収納した第3容器を設け、前記第2容器を通して第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、前記第3容器を通して第1容器の傾きを最小化するようにしたことをその技術的構成上の基本特徴とする。
このような課題を解決するために、本発明は、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器の水平状態が維持されるように収納した第3容器を設け、前記第2容器を通して第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、前記第3容器を通して第1容器の傾きを最小化するようにすると共に、前記第3容器に大気中の二酸化炭素の濃度より高い濃度の二酸化炭素を充填したことをその技術的構成上の基本特徴とする。
本発明によれば、前記第1容器は、選択的に密閉状態を決定できる空間を設け、前記空間が密閉された状態で前記空間の内部に培養液注入、細胞接種、脱離および収得できるようにし、前記空間が開放された状態で細胞の培養を可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、前記第1容器は、外部から流体、気体および細胞を空間の内部に搬入および搬出する密閉通路と、前記空間に細胞培養に必要な気体を循環させることができる循環フィルタと、前記空間に設けられ、移動により細胞を掻いて空間の底面から細胞を脱離させるスクレーパーとからなることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1容器は、二酸化炭素の濃度が1%〜30%であることを特徴とする。
本発明によれば、前記第3容器は、二酸化炭素の濃度が1%〜30%であることを特徴とする。
本発明によれば、前記発熱部を通して第1容器の内部の温度を22℃〜43℃に維持するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、前記発熱部は、前記第2容器の内部に流入させた大気中の酸素と金属の酸化還元反応を通して40℃〜60℃に発熱することを特徴とする。
本発明によれば、前記発熱部は、酸素と反応して発熱する金属粉に保温材が混合されたことを特徴とする。
本発明によれば、前記第2容器には、大気中の酸素流入を決定する開閉部がさらに含まれることを特徴とする。
本発明によれば、前記第3容器は、球状であり、内部の底に重量物を設け、前記重量物の上部に第1容器を安着させた内部容器と、球状であり、前記内部容器を収容する外部容器と、前記内部容器と外部容器との間に転がり回転するように設けられる複数の輪とからなることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1容器を密閉収納する第4容器をさらに含む。
本発明によれば、前記保温材は、おがくず、塩、水分からなる群から一つ以上を選択的に混合したことを特徴とする。
本発明によれば、前記開閉部は、前記第2容器の一側に貫通され、大気中の酸素を第2容器の内部に流入させる流入孔と、前記流入孔を選択的に開閉させる栓と、前記栓に設けられ、第2容器の内部温度が上昇すると酸素流入を遮断する開閉部材とからなることを特徴とする。
本発明によれば、前記外部容器および内部容器は、半球状の第1補助容器と第2補助容器を組み立てて球形をなし、前記第1補助容器と第2補助容器との間にパッキングが設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、前記重量物は、流体からなることを特徴とする。
本発明によれば、前記重量物は、自体重量を有する固体と、前記固体の上部に充填される流体とからなることを特徴とする。
本発明によれば、前記開閉部材は、バイメタルまたは温度反応性線形材に適用したことを特徴とする。
本発明によれば、前記開閉部材は、シリンダーまたはピストンに適用したことを特徴とする。
上述したように、本発明の一実施例による無電源定温細胞移送装置は、電源の供給を受けなくても最適な培養温度を培養容器に持続的に供給するように、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器を収納し、第1容器に入った細胞の細胞増殖に最適な培養環境を維持させ、細胞の活性および生存力を維持させる効果がある。
また、本発明の無電源定温細胞移送装置は、電源の供給を受けなくても最適な培養温度が維持されるように、第2容器には、大気中の酸素流入を決定する開閉部をさらに含み、容器の温度が上昇すると、自動で酸素流入を遮断して温度を下げ、設定温度に下降すると、酸素を流入させて細胞培養の最適な温度が維持される効果がある。
併せて、本発明の無電源定温細胞移送装置は、外部衝撃にも細胞を保管する容器の水平状態が維持されながら移送するように、第2容器には、重量物が設けられた内部容器と、前記内部容器を収容する外部容器と、前記内部容器と外部容器との間に転がり回転するように設けられる複数の輪とからなる第3容器を設け、移送時にかばんが揺れたり傾いたりしても生きている動物細胞と培養液が入った第1容器の水平状態が維持されるようにした効果がある。
本発明である無電源定温細胞移送装置を示した断面図。 本発明である無電源定温細胞移送装置の第3容器を示した分解斜視図。 本発明である無電源定温細胞移送装置の第1容器を示した斜視図。 本発明である無電源定温細胞移送装置の第1容器を示した断面図。 本発明である無電源定温細胞移送装置の使用状態を示した断面図。
以下、本発明に添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。先ず、図面中、同じ構成要素または部品は、できる限り同じ参照符号を示していることに留意すべきである。本発明を説明するにあたって、関連した公知の機能あるいは構成についての具体的な説明は、本発明の要旨を曖昧にしないようにするために省略する。
図1は、本発明である無電源定温細胞移送装置を示した断面図であり、図2は、本発明である無電源定温細胞移送装置の第3容器を示した分解斜視図であり、図3は、本発明である無電源定温細胞移送装置の第1容器を示した斜視図であり、図4は、本発明である無電源定温細胞移送装置の第1容器を示した断面図であり、図5は、本発明である無電源定温細胞移送装置の使用状態を示した断面図である。
先ず、図1に示したように、本発明に係る無電源定温細胞移送装置10の構成状態を検討すると、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部210が備えられた第2容器200に、生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100を収納し、第1容器100に入った細胞11の生理的活性温度を維持して第1容器100を移送できるようにする。
また、本発明のまた他の側面によれば、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部210が備えられた第2容器200に、生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100の水平状態が維持されるように収納した第3容器300を設け、前記第2容器200を通して第1容器100に入った細胞11の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、前記第3容器300を通して第1容器100の傾きを最小化するようにしたことを特徴とする無電源定温維持細胞移送装置10が提供される。
併せて、本発明のまた他の側面によれば、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部210が備えられた第2容器200に、生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100の水平状態が維持されるように収納した第3容器300を設け、前記第2容器200を通して第1容器100に入った細胞11の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、前記第3容器300を通して第1容器100の傾きを最小化するようにすると共に、前記第3容器300に大気中の二酸化炭素の濃度より高い濃度の二酸化炭素を充填したことを特徴とする無電源定温維持細胞移送装置10が提供される。
本発明に係る無電源定温細胞移送装置10についてさらに詳細に検討すると、次のとおりである。
図1を参照すると、本発明の好ましい一実施例に係る無電源定温細胞移送装置10は、第1容器100、第2容器200からなっている。
このとき、第1容器100は、図3と図4に示したように、生きている動物細胞11と培養液12が入っている。
前記培養容器100は、内部が密閉された空間101が形成される。
前記培養容器100は、軟質のプラスチック材質になされ、外部の圧力または力により空間101の大きさが可変し得る。
前記培養容器100は、選択的に密閉状態を決定できる空間を有する培養容器100を設け、前記空間101が密閉された状態で前記空間101の内部に培養液注入、細胞接種、脱離、および収得を可能とし、前記空間が開放された状態で細胞の培養を可能とする。
また、細胞11の収得過程で全培養細胞11のうち一部分を除いて細胞11を収得し、培養容器100の内部に残存している細胞11の繰り返し培養を可能とする。
併せて、細胞11の収得過程で全培養細胞を収得した後、培養容器100に培養液注入、細胞接種、培養、脱離、および収得を繰り返して行うことができるようにする。
前記培養容器100には、前記のような細胞11の連続的な培養が可能であるように密閉通路110と循環フィルタ120がそれぞれ取り付けられる。
先ず、密閉通路110は、培養容器100に設けられ、空間101に培養液12の注入、培養液12への細胞11接種、細胞11の収得過程を可能とし、前記のような過程の進行状況でも密閉容器は密閉された状態が維持される。
即ち、前記密閉通路110は、前記培養容器100の側面に設け、外部から流体、気体および細胞11を空間101の内部に搬入および搬出できるようにする。
これが可能であるように、前記密閉通路110は、培養容器100の表面に設け、前記密閉通路110は、軟質となされたブロックからなって空間101に設けられる。
このとき、前記密閉通路110を通した培養液12と細胞11の注入および外部への細胞11の収得過程は、通常、注射器を用いる。
言い換えれば、注射器の針を通して密閉通路110を貫通されるように浸透させた後、注射器の内部に充填された培養液12を空間101に注入するか、または前記培養容器100の内部に培養後、脱離された細胞11を注射器の負圧を利用して注射器に吸い込んで外部に収得可能とする。
そして、培養液12の注入または細胞11の収得後、密閉通路110から針を抜き取ると、密閉通路110の弾性により密閉通路110自体が密閉され、空間101の密閉性を維持させることができる。
また、前記循環フィルタ120は、培養容器100の空間101の内部に細胞11の培養に必要な気体を注入するために設けられる。
即ち、前記培養容器100は、細胞11の培養の際、培養環境手段200に保管されて適正な温度の提供を受けると共に、細胞11の培養に必要な気体の提供を受ける。
このとき、前記培養容器100は、循環フィルタ120を通して気体が空間101の内外部に出入りされるようにする。
即ち、前記培養容器100の空間101への気体の出入りは、培養環境手段200の内部に負圧を発生させて前記培養容器100の空間101の大きさ変化を有するようにし、循環フィルタ120を通して培養環境手段200の内部に細胞11の培養に必要な気体を空間101に出入り可能とする。
ここで、気体は、二酸化炭素、酸素のいずれか一つ以上を含む。
前記循環フィルタ120の具体的な構成は、次のとおりである。
前記循環フィルタ120は、培養容器100の側面に設けられる管路121と、前記管路121の末端に設けられるバルブ122と、前記バルブ122の内部に設けられるフィルタ123とで構成する。
そして、管路121にはクリップ124を取り付けて、管路121の密閉および開放を選択的に行うことができるようにする。
前記クリップ124は、培養容器100を培養環境手段200に保管する際、管路121を開放させて空間101に気体の出入りを可能とし、前記培養環境手段200で培養容器100を搬出しようとする際には、クリップ124を利用して管路121を断続させ、密閉容器の空間101を密閉させる。
そして、前記培養容器100の空間101の底面に培養された細胞11は、付着力により容易に脱離されないため、細胞11の脱離のための別途の道具であるスクレーパー130を空間101の内部に設ける。
即ち、前記スクレーパー130は、機械的な外力または磁力または位置エネルギーなどを通して空間101の内部で回転または移動しながら細胞11を掻いて空間101の底面から細胞11を脱離させるようにする。
このとき、磁力を通した細胞11の脱離方法は、次のとおりである。
別途で設けられた移動部材140を前記培養容器100の外部下部面に近接させ、前記スクレーパー130と磁力で連結されるようにして、移動部材140の移動によりスクレーパー130を空間101の内部で連動させ、スクレーパー130が摩擦されながら細胞11を掻き出して脱離させる。
即ち、スクレーパー130と移動部材140には、それぞれ金属体134または磁性体141を設け、磁力により相互一体に連動し得る。
そして、位置エネルギーを用いた細胞11の脱離方法は、培養容器100を傾斜するように位置させ、自重を有するスクレーパー130が空間101の底面で滑りながら細胞11を掻き出して脱離させる。
このように構成されたスクレーパー130は、上部に培養溝132を形成させ、培養液12の充填および細胞11の培養を可能とする。
特に、前記スクレーパー130は、四角形の培養容器を構成したが、細胞が付着できる面を有する限り、円形、三角形などの多角形など、培養容器の形状には制限がない。
そして、前記スクレーパー130は、空間101の底面と接触する下部面が複数のブレード131を形成する。
ここで、前記スクレーパー130は、空間101の底面と接触する下部面が複数のブレード131を形成し、前記ブレード131は、エッジ角を有するように形成され、空間101の底面との摩擦により細胞11を底面から脱離させるようにする。
または、前記スクレーパー130は、空間101の底面と接触する下部面が複数のブレード131を形成し、前記ブレード131は、エッジ角が連続して形成されるように形成され、空間101の底面と接触または非接触するようにする。
また、前記スクレーパーは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル(PET)、ポリメチルペンテン(PMP)、アイオノマー(IO)、エチレンビニルアルコール(EVOH)、ポリ塩化ビニル(PVA)、ポリスチレン(PS)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、酢酸ビニルアセテート(PVAc)、ポリビニルアルコール(PVA)、フェノール樹脂(PF)、尿素樹脂(UF)、メラミン樹脂(MF)、エポキシ樹脂(EP)、ポリウレタン(PUR)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)および金属から選択された材質を適用する。
一方、第2容器200の内部に第1容器100が収納されている。このような、第2容器200の内部には、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部210が備えられている。即ち、第1容器100に入った細胞11の生理的活性温度を維持して第1容器100を移送できる。
さらに、第2容器200の内部に流入させた大気中の酸素と金属の酸化還元反応を通して40℃〜60℃に発熱部210が発熱する。このとき、発熱部210は、酸素と反応して発熱する金属粉に保温材が混合される。ここで、前記保温材は、おがくず、塩、水分からなる群から一つ以上を選択的に混合する。
即ち、発熱部210を通して第1容器100の内部の温度を22℃〜43℃に維持するようにする。
結局、本発明の一実施例による無電源定温細胞移送装置10は、電源の供給を受けなくても最適な培養温度を培養容器に持続的に供給するように、大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部210が備えられた第2容器200に生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100を収納し、第1容器100に入った細胞11の細胞増殖に最適な培養環境を維持させ、細胞の活性および生存力を維持させる。
併せて、第2容器200には、大気中の酸素流入を決定する開閉部220がさらに含まれる。このような、開閉部220は、前記第2容器200の一側に貫通され、大気中の酸素を第2容器200の内部に流入させる流入孔221と、前記流入孔221を選択的に開閉させる栓223と、前記栓223に設けられ、第2容器200の内部温度が上昇すると酸素流入を遮断する開閉部材225とからなっている。
併せて、前記開閉部材225は、バイメタルまたは温度反応性線形材に適用する。また、開閉部材225は、シリンダーまたはピストンに適用したことを特徴とする。
結局、本発明の無電源定温細胞移送装置10は、電源の供給を受けなくても最適な培養温度が維持されるように、第2容器200には、大気中の酸素流入を決定する開閉部220をさらに含み、容器の温度が上昇すると、自動で酸素流入を遮断して温度を下げ、設定温度に下降すると、酸素を流入させて細胞培養の最適な温度が維持される。
一方、第2容器200には、生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100の水平状態が維持されるように収納した第3容器300を設ける。
このような、第3容器300は、図2に示したように、球状であり、内部の底に重量物340を設け、前記重量物340の上部に第1容器100を安着させた内部容器310と、球状であり、前記内部容器310を収容する外部容器330と、前記内部容器310と外部容器330との間に転がり回転するように設けられる複数の輪320とからなっている。
さらに、前記外部容器330および内部容器310は、半球状の第1補助容器300aと第2補助容器300bを組み立てて球形をなし、前記第1補助容器300aと第2補助容器300bとの間にパッキング300cが設けられる。
併せて、重量物340は、流体または固体からなっている。特に、前記重量物340は、自体重量を有する固体と、前記固体の上部に充填される流体とからなる。
結局、本発明の無電源定温細胞移送装置10は、図5に示したように、外部衝撃にも細胞を保管する容器の水平状態が維持されながら移送するように、第2容器200には、重量物340が設けられた内部容器310と、前記内部容器310を収容する外部容器330と、前記内部容器310と外部容器330との間に転がり回転するように設けられる複数の輪320とからなる第3容器300を設け、移送時にかばんが揺れたり傾いたりしても生きている動物細胞11と培養液12が入った第1容器100の水平状態が維持されるようにする。
一方、第1容器100を密閉収納する第4容器400をさらに含む。このような、第4容器400は、密閉容器が好ましい。
特に、第1容器100と前記第3容器300は、二酸化炭素の濃度が1%〜30%である。
本明細書において用いられる程度の用語、「約」、「実質的に」等は、言及された意味に固有な製造および物質許容誤差が提示されるとき、その数値で、またはその数値に近接した意味で用いられ、本発明の理解を助けるために正確または絶対的な数値が言及された開示内容を非良心的な侵害者が不当に利用することを防止するために用いられる。
以上において説明した本発明は、前述した実施例および添付の図面により限定されるものではなく、本発明の技術的思想を外れない範囲内で様々な置換、変形および変更が可能であることは、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって明らかであるだろう。
10:無電源定温維持細胞移送装置
11:細胞 12:培養液
100:第1容器 101:空間
110:密閉通路 120:循環フィルタ
121:管路 122:バルブ
123:フィルタ 124:クリップ
130:スクレーパー 131:ブレード
132:培養溝 134:金属体
200:第2容器 210:発熱部
220:開閉部 221:流入孔
223:栓 225:開閉部材
300:第3容器 310:内部容器
320:輪 330:外部容器
340:重量物 310a、330a:第1補助容器
310b、330b:第2補助容器 310c、320c:パッキング
400:第4容器 500:かばん

Claims (20)

  1. 大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器を収納し、
    第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持して第1容器を移送できるようにしたことを特徴とする、無電源定温維持細胞移送装置。
  2. 大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器の水平状態が維持されるように収納した第3容器を設け、
    前記第2容器を通して第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、
    前記第3容器を通して第1容器の傾きを最小化するようにしたことを特徴とする、無電源定温維持細胞移送装置。
  3. 大気中の酸素を流入させ、金属の酸化還元反応を通して熱を放出する発熱部が備えられた第2容器に、生きている動物細胞と培養液が入った第1容器の水平状態が維持されるように収納した第3容器を設け、
    前記第2容器を通して第1容器に入った細胞の生理的活性温度を維持しながら移送可能とし、
    前記第3容器を通して第1容器の傾きを最小化するようにすると共に、前記第3容器に大気中の二酸化炭素の濃度より高い濃度の二酸化炭素を充填したことを特徴とする、無電源定温維持細胞移送装置。
  4. 前記第1容器は、
    選択的に密閉状態を決定できる空間を設け、前記空間が密閉された状態で前記空間の内部に培養液注入、細胞接種、脱離および収得できるようにし、前記空間が開放された状態で細胞の培養を可能としたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  5. 前記第1容器は、
    外部から流体、気体および細胞を空間の内部に搬入および搬出する密閉通路と、
    前記空間に細胞培養に必要な気体を循環させることができる循環フィルタと、
    前記空間に設けられ、移動により細胞を掻いて空間の底面から細胞を脱離させるスクレーパーと、からなることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  6. 前記第1容器は、
    二酸化炭素の濃度が1%〜30%であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  7. 前記第3容器は、
    二酸化炭素の濃度が1%〜30%であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  8. 前記発熱部を通して第1容器の内部の温度を22℃〜43℃に維持するようにしたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  9. 前記発熱部は、
    前記第2容器の内部に流入させた大気中の酸素と金属の酸化還元反応を通して40℃〜60℃に発熱することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  10. 前記発熱部は、
    酸素と反応して発熱する金属粉に保温材が混合されたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  11. 前記第2容器には、大気中の酸素流入を決定する開閉部がさらに含まれることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  12. 前記第3容器は、
    球状を有し、内部の底に重量物を設け、前記重量物の上部に第1容器を安着させた内部容器と、
    球状を有し、前記内部容器を収容する外部容器と、
    前記内部容器と外部容器との間に転がり回転するように設けられる複数の輪と、からなることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  13. 前記第1容器を密閉収納する第4容器をさらに含む、請求項2または請求項3に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  14. 前記保温材は、
    おがくず、塩、水分からなる群から一つ以上を選択的に混合したことを特徴とする、請求項10に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  15. 前記開閉部は、
    前記第2容器の一側に貫通され、大気中の酸素を第2容器の内部に流入させる流入孔と、
    前記流入孔を選択的に開閉させる栓と、
    前記栓に設けられ、第2容器の内部温度が上昇すると酸素流入を遮断する開閉部材と、からなることを特徴とする、請求項11に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  16. 前記外部容器および内部容器は、
    半球状の第1補助容器と第2補助容器を組み立てて球形をなし、前記第1補助容器と第2補助容器との間にパッキングが設けられたことを特徴とする、請求項12に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  17. 前記重量物は、
    流体からなることを特徴とする、請求項12に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  18. 前記重量物は、
    自体重量を有する固体と、
    前記固体の上部に充填される流体と、からなることを特徴とする、請求項12に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  19. 前記開閉部材は、
    バイメタルまたは温度反応性線形材に適用したことを特徴とする、請求項15に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
  20. 前記開閉部材は、
    シリンダーまたはピストンに適用したことを特徴とする、請求項15に記載の無電源定温維持細胞移送装置。
JP2017194453A 2017-10-04 2017-10-04 無電源定温細胞移送装置 Pending JP2019062855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194453A JP2019062855A (ja) 2017-10-04 2017-10-04 無電源定温細胞移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017194453A JP2019062855A (ja) 2017-10-04 2017-10-04 無電源定温細胞移送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019062855A true JP2019062855A (ja) 2019-04-25

Family

ID=66337136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017194453A Pending JP2019062855A (ja) 2017-10-04 2017-10-04 無電源定温細胞移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019062855A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112899150A (zh) * 2021-01-29 2021-06-04 莱芜职业技术学院 一种护理教学用医学微生物学培养箱

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083540U (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 日本酸素株式会社 保温容器
JP2007284137A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Hitachi Ltd 輸送容器、その輸送方法及び恒温輸送容器
WO2011065363A1 (ja) * 2009-11-24 2011-06-03 三菱瓦斯化学株式会社 雰囲気調整剤組成物
JP2014083002A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 密閉容器、及びそれを用いた細胞の輸送及び/又は保管方法
JP2016533177A (ja) * 2013-10-16 2016-10-27 メディカン インコーポレーテッド 連続的に細胞を培養する装置および方法
JP2016220658A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 タキゲン製造株式会社 細胞・組織片輸送用無揺動ケース
JP2017528128A (ja) * 2014-08-19 2017-09-28 ヒューレル コーポレーション 初代哺乳動物細胞培養システムおよび方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6083540U (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 日本酸素株式会社 保温容器
JP2007284137A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Hitachi Ltd 輸送容器、その輸送方法及び恒温輸送容器
WO2011065363A1 (ja) * 2009-11-24 2011-06-03 三菱瓦斯化学株式会社 雰囲気調整剤組成物
JP2014083002A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 密閉容器、及びそれを用いた細胞の輸送及び/又は保管方法
JP2016533177A (ja) * 2013-10-16 2016-10-27 メディカン インコーポレーテッド 連続的に細胞を培養する装置および方法
JP2017528128A (ja) * 2014-08-19 2017-09-28 ヒューレル コーポレーション 初代哺乳動物細胞培養システムおよび方法
JP2016220658A (ja) * 2015-06-04 2016-12-28 タキゲン製造株式会社 細胞・組織片輸送用無揺動ケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112899150A (zh) * 2021-01-29 2021-06-04 莱芜职业技术学院 一种护理教学用医学微生物学培养箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6702859B2 (ja) 連続的に細胞を培養する装置および方法
CN105392876B (zh) 用于透气性细胞培养过程的封闭系统装置和方法
US9441193B2 (en) Cell culture apparatus, cell culture system and cell culture method
US6670175B2 (en) Cryopreservation bag assembly for mammalian cell lines
JP6816894B2 (ja) 培養容器輸送用セットおよび細胞・生体組織輸送ユニット
CN106604984A (zh) 细胞培养装置
CN106661526A (zh) 细胞培养系统中的送液方法以及细胞培养系统
CN106574229A (zh) 细胞培养袋、细胞培养装置及细胞培养容器
EP3252147A1 (en) Method of transferring liquid between multiple vessels in cell cultivation
CA2958149C (en) Novel cryopreservation bags and method of use thereof for closed system, high capacity cell-banking
JP2019062855A (ja) 無電源定温細胞移送装置
KR101910118B1 (ko) 실시간 배양환경의 모니터링 및 조절이 가능한 세포배양용기 및 이를 포함하는 세포배양시스템
TW200508100A (en) Fuel storage container for a fuel cell
CN109588407B (zh) 无电源恒温细胞移送装置
US10787636B2 (en) Non-powered constant-temperature cell transfer device
CN107576125B (zh) 低温保护装置及包含其的低温取放系统
KR102588616B1 (ko) 무전원 정온 세포 이송 장치
JP2012065603A (ja) 微生物の培養システム及び微生物の培養方法
CN218786218U (zh) 一种细胞采集运输盒
JP3458192B2 (ja) 光合成微生物の培養装置とその運転方法
KR200490369Y1 (ko) 이동의 생존력을 유지하는 연속 세포 배양장치
JP2021132643A (ja) 藻類の培養装置及び藻類の培養方法、並びに培養装置管理システム
CN207411377U (zh) 一种适于组织保存的冻存袋
JP2022026843A (ja) 細胞培養システム、細胞の製造方法、及びガス濃度制御方法
CN204750976U (zh) 一种能够自保温的注射液包装盒

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181211

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220118