JP2019061602A - 会計情報モニタリングシステム、認証方法、およびプログラム - Google Patents

会計情報モニタリングシステム、認証方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 高いセキュリティの下で、FinTechを効果的に活用し、金融機関、企業、および会計事務所のすべてにメリットをもたらす技術を提供する。【解決手段】 会計情報提供者端末140および会計情報閲覧者端末130と第1のネットワーク110を介して接続され、会計情報承認者端末150と第2のネットワーク120を介して接続された会計情報モニタリングシステム10であって、会計情報提供者端末140によって作成され、第1のネットワーク110を介して送信された月次試算表提供申込a1を受信し、月次試算表提供申込a1を、ステータスを承認待ちとして記憶し、月次試算表提供申込a1が、第2のネットワーク120を介して、会計情報承認者端末150によって承認された場合には、ステータスを承認済に更新する。【選択図】図4

Description

本発明は、会計情報をオンラインでモニタリングするためのシステム、該システムにおける認証方法、およびプログラムに関し、特に、決算書や月次試算表等を、例えばインターネットのようなネットワークを介して電子的にモニタリングするためのシステム、その認証方法、およびプログラムに関する。
近年、金融(Finance)とIT(情報技術)とを融合した革新的技術であるFinTechの導入が急速に進んでいる。
ところで、多くの企業、特に中小企業は、事業資金を賄うために、銀行等の金融機関からの融資を活用している。企業は、融資を受けると、融資元の金融機関に対して、決算書や月次試算表等の会計情報を定期的に提出することが義務付けられる。
これら会計情報の提出が義務付けられている背景には、担保・保証に過度に依存することなく、取引先企業の事業の内容や成長可能性等を適切に評価(「事業性評価」)すること、および、金融機関が事業性評価を通じて、企業に有益なアドバイスとファイナンスを行い、顧客の企業価値の向上を実現することは可能である、との金融庁による平成28事務年度金融行政方針がある。したがって、金融機関は、融資先の企業の事業性評価を適切に実施するためにも、融資先の企業に対して、正確かつ迅速な決算書や月次試算表等の提出を求めている。
特開2003−208512号公報 特開2001−350922号公報 特開2004−5010号公報
しかしながら、企業にとって、この種の会計関連書類を定期的に正確かつ遅滞なく作成することは、多大な時間と労力とを要する。また、会計関連書類は、税理士による承認が必要とされる。したがって、企業は、作成した書類を、会計事務所に提出し、税理士による承認を受けた後に、金融機関へ提出しなくてはならない。このように、企業は、会計関連書類を作成し、金融機関へ提出を完了するまでに、多くの手間と時間を要している。
よって、これら手間や時間を低減するために、高いセキュリティの下で、FinTechを効果的に活用することが望まれている。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、高いセキュリティの下で、FinTechを活用することにより、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出を、例えばインターネットのような通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができる会計情報モニタリングシステム、その認証方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する通知手段と、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配する手配手段と、
前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求する要求手段と、
前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する判定手段と、
一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へダウンロードされ、前記会計情報閲覧者端末へ登録されるようにする登録手段と、
を備える会計情報モニタリングシステムである。
また、請求項2の発明は、前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記判定手段は、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合、前記要求手段は、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求する、請求項1に記載の会計情報モニタリングシステムである。
さらに、請求項3の発明は、前記判定手段は、前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末からのアクセス要求を許可する、請求項2に記載の会計情報モニタリングシステムである。
さらにまた、請求項4の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表提供申込を受信し、前記月次試算表提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
前記月次試算表提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記ステータスを承認済に更新する、会計情報モニタリングシステムである。
請求項5の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表データを受信し、前記月次試算表データを、ステータスを提供指示待ちとして記憶する、会計情報モニタリングシステムである。
請求項6の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表を受信し、
前記月次試算表に基づいて月次試算表データを作成し、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関への公開待ちとして、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として記憶し、
前記記憶された情報に対し、前記月次試算表データと前記マッチングキーで紐付く期中取引データの有無を自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して前記期中取引データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として月次残高集計を行い、
前記自動監視の結果に基づいて、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関へ公開として作成し、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記月次試算表データをダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
請求項7の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された決算書提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
前記決算書提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記決算書提供申込のステータスを承認済に更新し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して送信された決算書データを受信し、前記決算書データを、ステータスを公開待ちとして記憶し、
前記記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して、電子申告実践報告が送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記記帳適時性証明書を発行するとともに、前記ステータスを公開とし、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記決算書データをダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
請求項8の発明は、前記会計情報提供者端末は、金融機関から融資を受ける企業の端末であり、前記会計情報承認者端末は、会計事務所の端末であり、前記会計情報閲覧者端末は、前記企業へ融資する金融機関の端末である、請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステムである。
請求項9の発明は、前記第1のネットワークはインターネットであり、前記第2のネットワークはイントラネットである、請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステムである。
請求項10の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムにおいて、前記会計情報閲覧者端末を認証するための認証方法であって、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知し、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配し、
前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求し、
前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へダウンロードされ、前記会計情報閲覧者端末へ登録されるようにし、
前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求し、
前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末を認証する、認証方法である。
請求項11の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムにおいて、前記会計情報閲覧者端末を認証するためのプログラムであって、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する機能、
前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配する機能、
前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求する機能、
前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する機能
一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へ送信し、前記クライアント証明書を、前記会計情報閲覧者端末に登録する機能、
前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定する機能、
一致すると判定された場合、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求する機能、
前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末を認証する機能、をコンピュータに実現させるプログラムである。
本発明によれば、厳密な登録処理がなされ、しかもアクセス時に認証された会計情報閲覧者端末しか、会計情報モニタリングシステムに記憶された情報を閲覧することができないので、企業の財務情報や、会計事務所によって承認された決算情報の開示を、高いセキュリティの下で、厳密に管理することができる。
また、企業にとっては、会計関連書類の作成が容易になる。また、会計事務所に対する承認依頼もオンライン上でなされ、承認済みの会計関連書類の金融機関への提示もまたオンラインでなされるようになることから、企業は、これら書類の作成、承認依頼、および提出に要する労力の省力化を図ることが可能となる。
また、本発明によって、企業から会計事務所へ提出される会計関連書類は、所定のアプリケーションによって作成されることになるので、ケアレスミスのようなミスもなく、かつ、すべて定められた形式で作成されているので、税理士のチェックが容易になる。
さらには、本発明によって、金融機関は、税理士によって承認された会計関連書類を、任意のタイミングで閲覧することが可能となる。また、最新の会計関連書類に限らず、過去の会計関連書類も閲覧することができるので、企業の財務状況を、過去と比較することも容易に行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出、および金融機関による企業の会計関連書類の閲覧を、通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができるので、融資する金融機関、融資を受ける企業、および企業の財務状況を評価する会計事務所のすべてにメリットをもたらすことが可能な会計情報モニタリングシステム、その認証方法、およびプログラムを実現することができる。
本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステムの構成例を示すブロック図である。 会計情報モニタリングサーバの構成例を示すブロック図である。 認証プログラムに含まれるサブプログラムを示す図である。 月次試算表提供サービス時の処理の流れを示すデータ連携フロー図である。 決算書等提供サービス時の処理の流れを示すデータ連携フロー図である。
以下に、本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステムを、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステム10の構成例を示すブロック図である。
会計情報モニタリングシステム10は、会計情報モニタリングサーバ20、会計情報モニタリングデータベース40、クライアント証明書サーバ50、記帳適時性証明書サーバ60、記帳適時性証明書データベース70、ホスト財務システムサーバ80、ホスト財務システムデータベース90、およびホスト財務作成サーバ100を備える。
なお、会計情報モニタリングデータベース40は、会計情報モニタリングサーバ20が必要なデータを記憶している。また、記帳適時性証明書データベース70は、記帳適時性証明書サーバ60が必要なデータを記憶している。ホスト財務システムデータベース90は、ホスト財務システムサーバ80が必要なデータを記憶している。
会計情報モニタリングサーバ20は、例えばインターネットのような第1のネットワーク110を介して、会計情報閲覧者端末130および会計情報提供者端末140と通信し、例えばイントラネットのような第2のネットワーク120を介して、会計情報承認者端末150と通信する。会計情報閲覧者とは、例えば、金融機関であり、会計情報提供者とは、例えば、金融機関から融資を受ける企業であり、会計情報承認者とは、例えば、企業の財務状態を監査する会計事務所である。したがって、会計情報閲覧者端末130は、金融機関の端末に相当し、会計情報提供者端末140は、企業の端末に相当し、会計情報承認者端末150は、会計事務所の端末に相当する。
図2は、会計情報モニタリングサーバ20の電子回路の構成例を示すブロック図である。
会計情報モニタリングサーバ20の電子回路は、コンピュータであるCPU21の他に、メモリ22、記録媒体読取部31、および通信部32を備える。
CPU21は、認証プログラム23に従い認証処理を実行し、月次試算提供プログラム24に従い月次試算提供処理を実行し、期中取引伝送用データ作成プログラム25に従い期間中取引伝送用データ作成処理を実行し、月次試算表チェックプログラム26に従い月次試算表チェック処理を実行し、決算書提供プログラム27に従い決算書提供処理を実行する。
これらプログラム23〜27は、メモリ22に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体30から記録媒体読取部31を介してメモリ22に読み込まれて記憶されたものであってもよい。これらプログラム23〜27は、ユーザの操作によって書き換えできないようになっている。
メモリ22には、これらプログラム23〜27のようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するエリアとして、書込可能データエリア28が確保されている。
このように構成された会計情報モニタリングサーバ10は、CPU21がプログラム23〜27に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下に説明するような各機能を実現する。
(認証機能)
図3は、認証プログラム23が備えるサブプログラムを例示する概念図である。
認証プログラム23は、通知サブプログラム23a、提供手配サブプログラム23b、要求サブプログラム23c、判定サブプログラム23d、および登録サブプログラム23eを備える。
通知サブプログラム23aは、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10を利用するための利用登録のために、第1のネットワーク110を介して会計情報閲覧者端末130へ、ライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する。
提供手配サブプログラム23bは、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10からクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、例えば郵送や、配達のような非電子的な手段によって会計情報閲覧者端末130へ提供するように手配する。
なお、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスの把握は、会計情報閲覧者(例えば、金融機関)からの申込時に書面で行い、スタータキット発行時には会計情報モニタリングデータベース40に登録済となっている。
会計情報閲覧者端末130がスタータキットを起動すると、会計情報閲覧者端末130は、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10の通信部32へアクセスする。すると、認証プログラム23は、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスが、会計情報モニタリングデータベース40に登録されたIPアドレスと一致することを判定する。その後、要求サブプログラム23cは、スタータキットを起動した会計情報閲覧者端末130に対して、第1のネットワーク110を介してライセンスキーの入力を要求する。
この要求に応じて会計情報閲覧者端末130がライセンスキーを入力すると、通信部32が、ライセンスキーを受信する。すると、判定サブプログラム23dは、入力されたライセンスキーが、通知サブプログラム23aによって通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する。
判定サブプログラム23dによって一致すると判定された場合、クライアント証明書サーバ50から、クライアント証明書を取得し、通信部32から、第1のネットワーク110を介して、会計情報閲覧者端末130へ送信する。これによって、会計情報閲覧者端末130へクライアント証明書が登録されるようになる。
これによって、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10を利用するための利用登録が完了する。
その後、会計情報閲覧者端末130が、会計情報モニタリングシステム10へアクセス要求を送信して来た場合には、判定サブプログラム23dは、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスが、会計情報モニタリングデータベース40に登録されたIPアドレスと一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、会計情報閲覧者端末130に登録されたクライアント証明書が、登録時にダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定する。
判定サブプログラム23dによって一致すると判定された場合、要求サブプログラム23cは、会計情報閲覧者端末130に対して、ID番号およびパスワードの入力を要求する。
これに応じて、会計情報閲覧者端末130がID番号およびパスワードを入力すると、通信部32が、ID番号およびパスワードを受信する。判定サブプログラム23dは、受信されたID番号およびパスワードが、登録時に通知したID番号およびパスワードと一致する場合、会計情報閲覧者端末130からのアクセス要求を許可する。
これによって、会計情報閲覧者端末130は、会計情報モニタリングシステム10へのアクセスを許可され、後述するような、会計情報モニタリングシステム10によって提供される各種サービスを利用できるようになる。
(月次試算提供機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、月次試算表提供申込(金融機関指定、提供頻度、帳票選択)を作成し(a1)、会計情報モニタリングシステム10および会計情報承認者端末150へ出力する。
会計情報モニタリングシステム10へ申込内容が出力されると、月次試算提供プログラム24が、この申込内容を、書込可能データエリア28に、ステータスを「承認待ち」として記憶する(a2)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、月次巡回監査(a3)によって承認(a4)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップa2で記憶された申込内容を承認する(a5)。すると、月次試算提供プログラム24は、この申込内容のステータスを「承認」とし、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(a5)。
(期間中取引伝送用データ作成機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、期間中取引伝送用データ(月次更新)を作成し、第1のネットワーク110を介して、月次試算表データを会計情報モニタリングサーバ20へアップロードする(b1)。会計情報モニタリングサーバ20では、月次試算表データを通信部32によって受信すると、期中取引伝送用データ作成プログラム25が、月次試算表データを受け付け、書込可能データエリア28に記憶する(b2)とともに、ホスト財務システムサーバ80およびホスト財務作成サーバ100を起動する。これによって、ホスト財務作成サーバ100は、書込可能データエリア28に記憶された月次試算表データに基づいて月次試算表を作成し(b3)、ホスト財務システムサーバ80を介して会計情報モニタリングサーバ20へ出力する(b4)。期中取引伝送用データ作成プログラム25は、この月次試算表を、ステータスを「提供指示待ち」として、書込可能データエリア28に記憶する。
(月次試算表チェック機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者が、アップロードされた月次試算表をチェックし、会計情報提供者端末140から、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へ送信する(c1)。
会計情報モニタリングシステム10は、これら情報を、会計情報モニタリングサーバ20の通信部32において受信すると、月次試算表チェックプログラム26が、これら情報に基づいて月次試算表データを作成し、ステータスを、「金融機関への公開待ち」として、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として書込可能データエリア28に記憶する(c2)。
また、月次試算表チェックプログラム26は、書込可能データエリア28に記憶された情報に対し、月次試算表データとキーで紐付く期中取引データの有無を自動監視する(c3)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、期中取引データ伝送(c4)が、会計情報モニタリングシステム10に対してなされた場合には、ホスト財務システムサーバ80が受け付け、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として、ホストバッチ処理への月次残高集計を行う(c5)。
また、月次試算表チェックプログラム26は、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、月次試算表データを、ステータスを「金融機関へ公開」として作成する(c6)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップc6で作成された月次試算表データをダウンロードし、閲覧することができる(c7)。
(決算書提供機能)
図5のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、決算書等提供申込(金融機関指定、帳票選択)を作成し(d1)、会計情報モニタリングシステム10および会計情報承認者端末150へ出力する。
会計情報モニタリングシステム10へ申込内容が出力されると、決算書提供プログラム27が、この申込内容を、書込可能データエリア28に、ステータスを「承認待ち」として記憶する(d2)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、承認(d3)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップd2で記憶された申込内容を更新する(d4)。すると、決算書提供プログラム27は、この申込内容のステータスを「承認」し、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(d5)。
次に、会計情報承認者が、会計情報承認者端末150から、決算書データ(d6)を、第2のネットワーク120を介して、会計情報モニタリングシステム10に対して送信すると、会計情報モニタリングサーバ20の通信部32が受信する。すると、決算書提供プログラム27が、決算書データを受け付け、ステータスを、「金融機関への公開待ち」として、また、マッチングキーを、分類コード、決算期、実践報告受付年月日時分秒として書込可能データエリア28に記憶する(d7)。
また、決算書提供プログラム27は、書込可能データエリア28に記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を自動監視する(d8)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、電子申告実践報告(d9)が、会計情報モニタリングシステム10に対してなされた場合には、記帳適時性証明書サーバ60が受け付け、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、決算期、実践報告受付年月日時分として、記帳適時性証明書発行を行う(d10)。
また、決算書提供プログラム27は、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、決算書データを、ステータスを「金融機関へ公開」として作成する(d11)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップd11で作成された決算書データをダウンロードし、閲覧することができる(d12)。
以上説明したように、本発明によれば、厳密な登録処理がなされ、しかもアクセス時の認証がなされた会計情報閲覧者端末130しか、会計情報モニタリングシステム10に記憶された情報を閲覧することができない。
したがって、企業の財務情報や、会計事務所によって承認された決算情報の開示を、高いセキュリティの下で、厳密に管理することが可能となる。
また、企業にとっては、会計関連書類の作成が容易になるというメリットがある。また、会計事務所に対する承認依頼もオンライン上でなされ、承認済みの会計関連書類の金融機関への提示もまたオンラインでなされるようになることから、企業は、これら書類の作成、承認依頼、および提出に要する労力の省力化を図ることが可能となる。
さらには、本発明によって、企業から会計事務所へ提出される会計関連書類は、所定のアプリケーションによって作成されることになるので、ケアレスミスのようなミスもなく、かつ、すべて定められた形式で作成されているので、税理士のチェックが容易になる。
さらにまた、本発明によれば、金融機関は、税理士によって承認された会計関連書類を、任意のタイミングで閲覧することが可能となる。また、最新の会計関連書類に限らず、過去の会計関連書類も閲覧することができるので、企業の財務状況を、過去と比較することも容易に行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出、および金融機関による企業の会計関連書類の閲覧を、通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができるので、融資する金融機関、融資を受ける企業、および企業の財務状況を評価する会計事務所のすべてにメリットをもたらすことが可能な会計情報モニタリングシステム、その認証方法、およびプログラムを実現することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10・・会計情報モニタリングシステム
20・・会計情報モニタリングサーバ
21・・CPU
22・・メモリ
23・・認証プログラム
24・・月次試算提供プログラム
25・・期中取引伝送用データ作成プログラム
26・・月次試算表チェックプログラム
27・・決算書提供プログラム
28・・書込可能データエリア
30・・記録媒体
31・・記録媒体読取部
32・・通信部
40・・会計情報モニタリングデータベース
50・・クライアント証明書サーバ
60・・記帳適時性証明書サーバ
70・・記帳適時性証明書データベース
80・・ホスト財務システムサーバ
90・・ホスト財務システムデータベース
100・・ホスト財務作成サーバ
110・・第1のネットワーク
120・・第2のネットワーク
130・・会計情報閲覧者端末
140・・会計情報提供者端末
150・・会計情報承認者端末
請求項6の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表データを受信し、
前記月次試算表データに基づいて月次試算表作成し、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関への公開待ちとして、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として記憶し、
前記記憶された情報に対し、前記月次試算表データと前記マッチングキーで紐付く期中取引データの有無を自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して前記期中取引データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として月次残高集計を行い、
前記自動監視の結果に基づいて、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関へ公開として更新し、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記月次試算表ダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
請求項7の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された決算書提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
前記決算書提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記決算書提供申込のステータスを承認済に更新し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して送信された決算書データを受信し、前記決算書データに基づいて決算書を作成し、前記決算書データを、ステータスを公開待ちとして記憶し、
前記記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して、電子申告実践報告データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記記帳適時性証明書を発行するとともに、前記決算書データを、ステータスを公開とし、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記決算書ダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
CPU21は、認証プログラム23に従い認証処理を実行し、月次試算提供プログラム24に従い月次試算提供処理を実行し、期中取引伝送用データ作成プログラム25に従い期取引伝送用データ作成処理を実行し、月次試算表チェックプログラム26に従い月次試算表チェック処理を実行し、決算書提供プログラム27に従い決算書提供処理を実行する。
このように構成された会計情報モニタリングサーバ20は、CPU21がプログラム23〜27に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下に説明するような各機能を実現する。
会計情報閲覧者端末130がスタータキットを起動すると、会計情報閲覧者端末130は、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10の通信部32へアクセスする。すると、判定サブプログラム23は、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスが、会計情報モニタリングデータベース40に登録されたIPアドレスと一致することを判定する。その後、要求サブプログラム23cは、スタータキットを起動した会計情報閲覧者端末130に対して、第1のネットワーク110を介してライセンスキーの入力を要求する。
(月次試算提供機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、月次試算表提供申込(金融機関指定、提供頻度、帳票選択)を作成し(a1)、会計情報モニタリングシステム10および会計情報承認者端末150へ出力する。
会計情報モニタリングシステム10へ申込内容が出力されると、月次試算提供プログラム24が、この申込内容を、書込可能データエリア28に、ステータスを「承認待ち」として記憶する(a2)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、認(a4)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップa2で記憶された申込内容を承認する(a5)。すると、月次試算提供プログラム24は、この申込内容のステータスを「承認」とし、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(a)。
(期取引伝送用データ作成機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、期取引伝送用データ作成し、第1のネットワーク110を介して、月次試算表データを会計情報モニタリングサーバ20へアップロードする(b1)。会計情報モニタリングサーバ20では、月次試算表データを通信部32によって受信すると、期中取引伝送用データ作成プログラム25が、月次試算表データを受け付け、書込可能データエリア28に記憶する(b2)とともに、ホスト財務システムサーバ80およびホスト財務作成サーバ100を起動する。これによって、ホスト財務作成サーバ100は、書込可能データエリア28に記憶された月次試算表データに基づいて月次試算表を作成し(b3)、ホスト財務システムサーバ80を介して会計情報モニタリングサーバ20へ出力する(b4)。期中取引伝送用データ作成プログラム25は、この月次試算表データを、ステータスを「提供指示待ち」として、書込可能データエリア28に記憶する。
(月次試算表チェック機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者が、ステップb4で出力された月次試算表をチェックし、会計情報提供者端末140から、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へ提供指示データを送信する(c1)。
会計情報モニタリングシステム10は、提供指示データを、会計情報モニタリングサーバ20の通信部32において受信すると、月次試算表チェックプログラム26が、提供指示データに基づいて月次試算表データをステータスを、「金融機関への公開待ち」として、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として書込可能データエリア28に記憶する(c2)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、期中取引データ伝送(c4)が、会計情報モニタリングシステム10に対してなされた場合には、ホスト財務システムサーバ80が受け付け、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として、次残高集計を行う(c5)。
また、月次試算表チェックプログラム26は、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、月次試算表データを、ステータスを「金融機関へ公開」として更新する(c6)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップc6で更新された月次試算表データのステータスに基づき、月次試算表ダウンロードし、閲覧することができる(c7)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、承認(d3)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップd2で記憶された申込内容を承認する(d4)。すると、決算書提供プログラム27は、この申込内容のステータスを「承認」し、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(d5)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、電子申告実践報告データ(d9)が、会計情報モニタリングシステム10に対して送信された場合には、記帳適時性証明書サーバ60が受け付け、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、決算期、実践報告受付年月日時分として、記帳適時性証明書発行を行う(d10)。
また、決算書提供プログラム27は、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、決算書データを、ステータスを「金融機関へ公開」として更新する(d11)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップd11で更新された決算書データのステータスに基づき、決算書ダウンロードし、閲覧することができる(d12)。
10・・会計情報モニタリングシステム
20・・会計情報モニタリングサーバ
21・・CPU
22・・メモリ
23・・認証プログラム
24・・月次試算提供プログラム
25・・期中取引伝送用データ作成プログラム
26・・月次試算表チェックプログラム
27・・決算書提供プログラム
28・・書込可能データエリア
30・・記録媒体
31・・記録媒体読取部
32・・通信部
40・・会計情報モニタリングデータベース
50・・クライアント証明書サーバ
60・・記帳適時性証明書サーバ
70・・記帳適時性証明書データベース
80・・ホスト財務システムサーバ
90・・ホスト財務システムデータベース
100・・ホスト財務作成サーバ
110・・第1のネットワーク
120・・第2のネットワーク
130・・会計情報閲覧者端末
140・・会計情報提供者端末
150・・会計情報承認者端末

Claims (11)

  1. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する通知手段と、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配する手配手段と、
    前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求する要求手段と、
    前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する判定手段と、
    一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へダウンロードされ、前記会計情報閲覧者端末へ登録されるようにする登録手段と、
    を備える会計情報モニタリングシステム。
  2. 前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定し、
    一致すると判定された場合、前記要求手段は、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求する、請求項1に記載の会計情報モニタリングシステム。
  3. 前記判定手段は、前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末からのアクセス要求を許可する、請求項2に記載の会計情報モニタリングシステム。
  4. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表提供申込を受信し、前記月次試算表提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
    前記月次試算表提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記ステータスを承認済に更新する、会計情報モニタリングシステム。
  5. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表データを受信し、前記月次試算表データを、ステータスを提供指示待ちとして記憶する、会計情報モニタリングシステム。
  6. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された、月次試算表を受信し、
    前記月次試算表に基づいて月次試算表データを作成し、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関への公開待ちとして、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として記憶し、
    前記記憶された情報に対し、前記月次試算表データと前記マッチングキーで紐付く期中取引データの有無を自動監視し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して前記期中取引データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として月次残高集計を行い、
    前記自動監視の結果に基づいて、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関へ公開として作成し、
    前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記月次試算表データをダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステム。
  7. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された決算書提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
    前記決算書提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記決算書提供申込のステータスを承認済に更新し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して送信された決算書データを受信し、前記決算書データを、ステータスを公開待ちとして記憶し、
    前記記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を自動監視し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して、電子申告実践報告が送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記記帳適時性証明書を発行するとともに、前記ステータスを公開とし、
    前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記決算書データをダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステム。
  8. 前記会計情報提供者端末は、金融機関から融資を受ける企業の端末であり、前記会計情報承認者端末は、会計事務所の端末であり、前記会計情報閲覧者端末は、前記企業へ融資する金融機関の端末である、請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステム。
  9. 前記第1のネットワークはインターネットであり、前記第2のネットワークはイントラネットである、請求項1乃至8のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステム。
  10. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムにおいて、前記会計情報閲覧者端末を認証するための認証方法であって、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知し、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配し、
    前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求し、
    前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定し、
    一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へダウンロードされ、前記会計情報閲覧者端末へ登録されるようにし、
    前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定し、
    一致すると判定された場合、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求し、
    前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末を認証する、認証方法。
  11. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムにおいて、前記会計情報閲覧者端末を認証するためのプログラムであって、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムを利用するための利用登録のために、前記第1のネットワークを介して前記会計情報閲覧者端末へライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する機能、
    前記会計情報閲覧者端末が前記会計情報モニタリングシステムからクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、非電子的な手段によって前記会計情報閲覧者端末へ提供するように手配する機能、
    前記スタータキットを起動した前記会計情報閲覧者端末に対して、前記第1のネットワークを介して前記ライセンスキーの入力を要求する機能、
    前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたライセンスキーが、前記通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する機能
    一致すると判定された場合、前記クライアント証明書が、前記会計情報閲覧者端末へ送信し、前記クライアント証明書を、前記会計情報閲覧者端末に登録する機能、
    前記会計情報閲覧者端末からアクセス要求がなされた場合、前記会計情報閲覧者端末に登録されたクライアント証明書が、前記ダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定する機能、
    一致すると判定された場合、前記会計情報閲覧者端末に対して、前記ID番号および前記パスワードの入力を要求する機能、
    前記要求に応じて前記会計情報閲覧者端末によって入力されたID番号およびパスワードが、前記通知されたID番号およびパスワードと一致する場合、前記会計情報閲覧者端末を認証する機能、をコンピュータに実現させるプログラム。
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