JP6419378B1 - 会計情報モニタリングシステム - Google Patents

会計情報モニタリングシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6419378B1
JP6419378B1 JP2018115449A JP2018115449A JP6419378B1 JP 6419378 B1 JP6419378 B1 JP 6419378B1 JP 2018115449 A JP2018115449 A JP 2018115449A JP 2018115449 A JP2018115449 A JP 2018115449A JP 6419378 B1 JP6419378 B1 JP 6419378B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accounting information
network
data
terminal
accounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018115449A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019067363A (ja
Inventor
飯塚 真玄
真玄 飯塚
拓平 西田
拓平 西田
啓志 稲垣
啓志 稲垣
Original Assignee
株式会社Tkc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Tkc filed Critical 株式会社Tkc
Priority to JP2018115449A priority Critical patent/JP6419378B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419378B1 publication Critical patent/JP6419378B1/ja
Publication of JP2019067363A publication Critical patent/JP2019067363A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】 高いセキュリティの下で、FinTechを効果的に活用し、金融機関、企業、および会計事務所のすべてにメリットをもたらす技術を提供する。
【解決手段】会計情報提供者端末140および会計情報閲覧者端末130とネットワーク110を介して接続された会計情報モニタリングシステム10であって、会計情報提供者端末140によって作成され、ネットワーク110を介して送信された月次試算表データを受信し、月次試算表データを、ステータスを提供指示待ちとして記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、会計情報をオンラインでモニタリングするためのシステムに関し、特に、決算書や月次試算表等を、例えばインターネットのようなネットワークを介して電子的にモニタリングするためのシステムに関する。
近年、金融(Finance)とIT(情報技術)とを融合した革新的技術であるFinTechの導入が急速に進んでいる。
ところで、多くの企業、特に中小企業は、事業資金を賄うために、銀行等の金融機関からの融資を活用している。企業は、融資を受けると、融資元の金融機関に対して、決算書や月次試算表等の会計情報を定期的に提出することが義務付けられる。
これら会計情報の提出が義務付けられている背景には、担保・保証に過度に依存することなく、取引先企業の事業の内容や成長可能性等を適切に評価(「事業性評価」)すること、および、金融機関が事業性評価を通じて、企業に有益なアドバイスとファイナンスを行い、顧客の企業価値の向上を実現することは可能である、との金融庁による平成28事務年度金融行政方針がある。したがって、金融機関は、融資先の企業の事業性評価を適切に実施するためにも、融資先の企業に対して、正確かつ迅速な決算書や月次試算表等の提出を求めている。
特開2002-230192号公報 特開2016-9353号公報
しかしながら、企業にとって、この種の会計関連書類を定期的に正確かつ遅滞なく作成することは、多大な時間と労力とを要する。また、会計関連書類は、税理士による承認が必要とされる。したがって、企業は、作成した書類を、会計事務所に提出し、税理士による承認を受けた後に、金融機関へ提出しなくてはならない。このように、企業は、会計関連書類を作成し、金融機関へ提出を完了するまでに、多くの手間と時間を要している。
よって、これら手間や時間を低減するために、高いセキュリティの下で、FinTechを効果的に活用することが望まれている。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、高いセキュリティの下で、FinTechを活用することにより、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出を、例えばインターネットのような通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができる会計情報モニタリングシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
請求項の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された月次試算表データを受信し、
前記月次試算表データに基づいて月次試算表を作成し、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関への公開待ちとして、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として記憶し、
前記記憶された情報に対し、前記月次試算表データと前記マッチングキーで紐付く期中取引データの有無を定期的に自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して前記期中取引データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として月次残高集計を行い、
前記自動監視の結果に基づいて、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関へ公開として更新し、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記月次試算表をダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
請求項の発明は、会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された決算書提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
前記決算書提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記決算書提供申込のステータスを承認済に更新し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して送信された決算書データを受信し、前記決算書データに基づいて決算書を作成し、前記決算書データを、ステータスを公開待ちとして記憶し、
前記記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を定期的に自動監視し、
前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して、電子申告実践報告データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記記帳適時性証明書を発行するとともに、前記決算書データを、ステータスを公開とし、
前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記決算書をダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステムである。
請求項の発明は、前記会計情報提供者端末は、金融機関から融資を受ける企業の端末であり、前記会計情報承認者端末は、会計事務所の端末であり、前記会計情報閲覧者端末は、前記企業へ融資する金融機関の端末である、請求項1または2に記載の会計情報モニタリングシステムである。
請求項の発明は、前記第1のネットワークはインターネットであり、前記第2のネットワークはイントラネットである、請求項乃至のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステムである。
本発明によれば、厳密な登録処理がなされ、しかもアクセス時に認証された会計情報閲覧者端末しか、会計情報モニタリングシステムに記憶された情報を閲覧することができないので、企業の財務情報や、会計事務所によって承認された決算情報の開示を、高いセキュリティの下で、厳密に管理することができる。
また、企業にとっては、会計関連書類の作成が容易になる。また、会計事務所に対する承認依頼もオンライン上でなされ、承認済みの会計関連書類の金融機関への提示もまたオンラインでなされるようになることから、企業は、これら書類の作成、承認依頼、および提出に要する労力の省力化を図ることが可能となる。
また、本発明によって、企業から会計事務所へ提出される会計関連書類は、所定のアプリケーションによって作成されることになるので、ケアレスミスのようなミスもなく、かつ、すべて定められた形式で作成されているので、税理士のチェックが容易になる。
さらには、本発明によって、金融機関は、税理士によって承認された会計関連書類を、任意のタイミングで閲覧することが可能となる。また、最新の会計関連書類に限らず、過去の会計関連書類も閲覧することができるので、企業の財務状況を、過去と比較することも容易に行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出、および金融機関による企業の会計関連書類の閲覧を、通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができるので、融資する金融機関、融資を受ける企業、および企業の財務状況を評価する会計事務所のすべてにメリットをもたらすことが可能な会計情報モニタリングシステムを実現することができる。
本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステムの構成例を示すブロック図である。 会計情報モニタリングサーバの構成例を示すブロック図である。 認証プログラムに含まれるサブプログラムを示す図である。 月次試算表提供サービス時の処理の流れを示すデータ連携フロー図である。 決算書等提供サービス時の処理の流れを示すデータ連携フロー図である。
以下に、本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステムを、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る認証方法が適用された会計情報モニタリングシステム10の構成例を示すブロック図である。
会計情報モニタリングシステム10は、会計情報モニタリングサーバ20、会計情報モニタリングデータベース40、クライアント証明書サーバ50、記帳適時性証明書サーバ60、記帳適時性証明書データベース70、ホスト財務システムサーバ80、ホスト財務システムデータベース90、およびホスト財務作成サーバ100を備える。
なお、会計情報モニタリングデータベース40は、会計情報モニタリングサーバ20が必要なデータを記憶している。また、記帳適時性証明書データベース70は、記帳適時性証明書サーバ60が必要なデータを記憶している。ホスト財務システムデータベース90は、ホスト財務システムサーバ80が必要なデータを記憶している。
会計情報モニタリングサーバ20は、例えばインターネットのような第1のネットワーク110を介して、会計情報閲覧者端末130および会計情報提供者端末140と通信し、例えばイントラネットのような第2のネットワーク120を介して、会計情報承認者端末150と通信する。会計情報閲覧者とは、例えば、金融機関であり、会計情報提供者とは、例えば、金融機関から融資を受ける企業であり、会計情報承認者とは、例えば、企業の財務状態を監査する会計事務所である。したがって、会計情報閲覧者端末130は、金融機関の端末に相当し、会計情報提供者端末140は、企業の端末に相当し、会計情報承認者端末150は、会計事務所の端末に相当する。
図2は、会計情報モニタリングサーバ20の電子回路の構成例を示すブロック図である。
会計情報モニタリングサーバ20の電子回路は、コンピュータであるCPU21の他に、メモリ22、記録媒体読取部31、および通信部32を備える。
CPU21は、認証プログラム23に従い認証処理を実行し、月次試算表提供プログラム24に従い月次試算表提供処理を実行し、期中取引伝送用データ作成プログラム25に従い期中取引伝送用データ作成処理を実行し、月次試算表チェックプログラム26に従い月次試算表チェック処理を実行し、決算書提供プログラム27に従い決算書提供処理を実行する。
これらプログラム23〜27は、メモリ22に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体30から記録媒体読取部31を介してメモリ22に読み込まれて記憶されたものであってもよい。これらプログラム23〜27は、ユーザの操作によって書き換えできないようになっている。
メモリ22には、これらプログラム23〜27のようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するエリアとして、書込可能データエリア28が確保されている。
このように構成された会計情報モニタリングサーバ20は、CPU21がプログラム23〜27に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下に説明するような各機能を実現する。
(認証機能)
図3は、認証プログラム23が備えるサブプログラムを例示する概念図である。
認証プログラム23は、通知サブプログラム23a、提供手配サブプログラム23b、要求サブプログラム23c、判定サブプログラム23d、および登録サブプログラム23eを備える。
通知サブプログラム23aは、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10を利用するための利用登録のために、第1のネットワーク110を介して会計情報閲覧者端末130へ、ライセンスキー、ID番号、およびパスワードを通知する。
提供手配サブプログラム23bは、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10からクライアント証明書をダウンロードするためのソフトウェアであるスタータキットを、例えば郵送や、配達のような非電子的な手段によって会計情報閲覧者端末130へ提供するように手配する。
なお、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスの把握は、会計情報閲覧者(例えば、金融機関)からの申込時に書面で行い、スタータキット発行時には会計情報モニタリングデータベース40に登録済となっている。
会計情報閲覧者端末130がスタータキットを起動すると、会計情報閲覧者端末130は、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10の通信部32へアクセスする。すると、判定サブプログラム23dは、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスが、会計情報モニタリングデータベース40に登録されたIPアドレスと一致することを判定する。その後、要求サブプログラム23cは、スタータキットを起動した会計情報閲覧者端末130に対して、第1のネットワーク110を介してライセンスキーの入力を要求する。
この要求に応じて会計情報閲覧者端末130がライセンスキーを入力すると、通信部32が、ライセンスキーを受信する。すると、判定サブプログラム23dは、入力されたライセンスキーが、通知サブプログラム23aによって通知されたライセンスキーと一致するか否かを判定する。
判定サブプログラム23dによって一致すると判定された場合、クライアント証明書サーバ50から、クライアント証明書を取得し、通信部32から、第1のネットワーク110を介して、会計情報閲覧者端末130へ送信する。これによって、会計情報閲覧者端末130へクライアント証明書が登録されるようになる。
これによって、会計情報閲覧者端末130が会計情報モニタリングシステム10を利用するための利用登録が完了する。
その後、会計情報閲覧者端末130が、会計情報モニタリングシステム10へアクセス要求を送信して来た場合には、判定サブプログラム23dは、会計情報閲覧者端末130のIPアドレスが、会計情報モニタリングデータベース40に登録されたIPアドレスと一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、会計情報閲覧者端末130に登録されたクライアント証明書が、登録時にダウンロードされたクライアント証明書と一致するか否かを判定する。
判定サブプログラム23dによって一致すると判定された場合、要求サブプログラム23cは、会計情報閲覧者端末130に対して、ID番号およびパスワードの入力を要求する。
これに応じて、会計情報閲覧者端末130がID番号およびパスワードを入力すると、通信部32が、ID番号およびパスワードを受信する。判定サブプログラム23dは、受信されたID番号およびパスワードが、登録時に通知したID番号およびパスワードと一致する場合、会計情報閲覧者端末130からのアクセス要求を許可する。
これによって、会計情報閲覧者端末130は、会計情報モニタリングシステム10へのアクセスを許可され、後述するような、会計情報モニタリングシステム10によって提供される各種サービスを利用できるようになる。
(月次試算表提供機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、月次試算表提供申込(金融機関指定、提供頻度、帳票選択)を作成し(a1)、会計情報モニタリングシステム10および会計情報承認者端末150へ出力する。
会計情報モニタリングシステム10へ申込内容が出力されると、月次試算表提供プログラム24が、この申込内容を、書込可能データエリア28に、ステータスを「承認待ち」として記憶する(a2)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、承認(a4)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップa2で記憶された申込内容を承認する(a5)。すると、月次試算表提供プログラム24は、この申込内容のステータスを「承認」とし、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(a6)。
(期中取引伝送用データ作成機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、期中取引伝送用データを作成し、第1のネットワーク110を介して、月次試算表データを会計情報モニタリングサーバ20へアップロードする(b1)。会計情報モニタリングサーバ20では、月次試算表データを通信部32によって受信すると、期中取引伝送用データ作成プログラム25が、月次試算表データを受け付け、書込可能データエリア28に記憶する(b2)とともに、ホスト財務システムサーバ80およびホスト財務作成サーバ100を起動する。これによって、ホスト財務作成サーバ100は、書込可能データエリア28に記憶された月次試算表データに基づいて月次試算表を作成し(b3)、ホスト財務システムサーバ80を介して会計情報モニタリングサーバ20へ出力する(b4)。期中取引伝送用データ作成プログラム25は、この月次試算表データを、ステータスを「提供指示待ち」として、書込可能データエリア28に記憶する。
(月次試算表チェック機能)
図4のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者が、ステップb4で出力された月次試算表をチェックし、会計情報提供者端末140から、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へ提供指示データを送信する(c1)。
会計情報モニタリングシステム10は、提供指示データを、会計情報モニタリングサーバ20の通信部32において受信すると、月次試算表チェックプログラム26が、提供指示データに基づいて月次試算表データを、ステータスを、「金融機関への公開待ち」として、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として書込可能データエリア28に記憶する(c2)。
また、月次試算表チェックプログラム26は、書込可能データエリア28に記憶された情報に対し、月次試算表データとキーで紐付く期中取引データの有無を自動監視する(c3)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、期中取引データ伝送(c4)が、会計情報モニタリングシステム10に対してなされた場合には、ホスト財務システムサーバ80が受け付け、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として、月次残高集計を行う(c5)。
また、月次試算表チェックプログラム26は、ステップc3でなされた自動監視の結果に基づいて、月次試算表データを、ステータスを「金融機関へ公開」として更新する(c6)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップc6で更新された月次試算表データのステータスに基づき、月次試算表をダウンロードし、閲覧することができる(c7)。
(決算書提供機能)
図5のデータ連携フロー図に示すように、会計情報提供者端末140が、決算書等提供申込(金融機関指定、帳票選択)を作成し(d1)、会計情報モニタリングシステム10および会計情報承認者端末150へ出力する。
会計情報モニタリングシステム10へ申込内容が出力されると、決算書提供プログラム27が、この申込内容を、書込可能データエリア28に、ステータスを「承認待ち」として記憶する(d2)。
会計情報承認者端末150へ出力された申込内容を、会計情報承認者が、承認(d3)した場合には、会計情報承認者は、会計情報承認者端末150によって、第2のネットワーク120を介して会計情報モニタリングサーバ20へアクセスし、ステップd2で記憶された申込内容を承認する(d4)。すると、決算書提供プログラム27は、この申込内容のステータスを「承認」とし、金融情報閲覧者端末130へ「申込みの通知」を行う(d5)。
次に、会計情報承認者が、会計情報承認者端末150から、決算書データ(d6)を、第2のネットワーク120を介して、会計情報モニタリングシステム10に対して送信すると、会計情報モニタリングサーバ20の通信部32が受信する。すると、決算書提供プログラム27が、決算書データを受け付け、ステータスを、「金融機関への公開待ち」として、また、マッチングキーを、分類コード、決算期、実践報告受付年月日時分秒として書込可能データエリア28に記憶する(d7)。
また、決算書提供プログラム27は、書込可能データエリア28に記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を自動監視する(d8)。
これに対して、会計情報承認者端末150から、第2のネットワーク120を介して、電子申告実践報告データ(d9)が、会計情報モニタリングシステム10に対して送信された場合には、記帳適時性証明書サーバ60が受け付け、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、マッチングキーを分類コード、決算期、実践報告受付年月日時分秒として、記帳適時性証明書発行を行う(d10)。
また、決算書提供プログラム27は、ステップd8でなされた自動監視の結果に基づいて、決算書データを、ステータスを「金融機関へ公開」として更新する(d11)。
会計情報閲覧者は、会計情報閲覧者端末130によって、第1のネットワーク110を介して会計情報モニタリングシステム10へアクセスすることによって、ステップd11で更新された決算書データのステータスに基づき、決算書をダウンロードし、閲覧することができる(d12)。
以上説明したように、本発明によれば、厳密な登録処理がなされ、しかもアクセス時の認証がなされた会計情報閲覧者端末130しか、会計情報モニタリングシステム10に記憶された情報を閲覧することができない。
したがって、企業の財務情報や、会計事務所によって承認された決算情報の開示を、高いセキュリティの下で、厳密に管理することが可能となる。
また、企業にとっては、会計関連書類の作成が容易になるというメリットがある。また、会計事務所に対する承認依頼もオンライン上でなされ、承認済みの会計関連書類の金融機関への提示もまたオンラインでなされるようになることから、企業は、これら書類の作成、承認依頼、および提出に要する労力の省力化を図ることが可能となる。
さらには、本発明によって、企業から会計事務所へ提出される会計関連書類は、所定のアプリケーションによって作成されることになるので、ケアレスミスのようなミスもなく、かつ、すべて定められた形式で作成されているので、税理士のチェックが容易になる。
さらにまた、本発明によれば、金融機関は、税理士によって承認された会計関連書類を、任意のタイミングで閲覧することが可能となる。また、最新の会計関連書類に限らず、過去の会計関連書類も閲覧することができるので、企業の財務状況を、過去と比較することも容易に行うことが可能となる。
以上により、本発明によれば、会計関連書類の作成を容易とするのみならず、会計事務所に対する承認依頼、承認済みの会計関連書類の金融機関への提出、および金融機関による企業の会計関連書類の閲覧を、通信ネットワークを利用することによって電子的に完結させることができるので、融資する金融機関、融資を受ける企業、および企業の財務状況を評価する会計事務所のすべてにメリットをもたらすことが可能な会計情報モニタリングシステムを実現することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10・・会計情報モニタリングシステム
20・・会計情報モニタリングサーバ
21・・CPU
22・・メモリ
23・・認証プログラム
24・・月次試算表提供プログラム
25・・期中取引伝送用データ作成プログラム
26・・月次試算表チェックプログラム
27・・決算書提供プログラム
28・・書込可能データエリア
30・・記録媒体
31・・記録媒体読取部
32・・通信部
40・・会計情報モニタリングデータベース
50・・クライアント証明書サーバ
60・・記帳適時性証明書サーバ
70・・記帳適時性証明書データベース
80・・ホスト財務システムサーバ
90・・ホスト財務システムデータベース
100・・ホスト財務作成サーバ
110・・第1のネットワーク
120・・第2のネットワーク
130・・会計情報閲覧者端末
140・・会計情報提供者端末
150・・会計情報承認者端末

Claims (4)

  1. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された、月次試算表データを受信し、
    前記月次試算表データに基づいて月次試算表を作成し、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関への公開待ちとして、また、マッチングキーを、分類コード、データ年月、作成年月日回数として記憶し、
    前記記憶された情報に対し、前記月次試算表データと前記マッチングキーで紐付く期中取引データの有無を定期的に自動監視し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して前記期中取引データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記マッチングキーを分類コード、データ年月、作成年月日回数として月次残高集計を行い、
    前記自動監視の結果に基づいて、前記月次試算表データを、ステータスを金融機関へ公開として更新し、
    前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記月次試算表をダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステム。
  2. 会計情報提供者端末および会計情報閲覧者端末と第1のネットワークを介して接続され、会計情報承認者端末と第2のネットワークを介して接続された会計情報モニタリングシステムであって、
    前記会計情報提供者端末によって作成され、前記第1のネットワークを介して送信された決算書提供申込を、ステータスを承認待ちとして記憶し、
    前記決算書提供申込が、前記第2のネットワークを介して、前記会計情報承認者端末によって承認された場合には、前記決算書提供申込のステータスを承認済に更新し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して送信された決算書データを受信し、前記決算書データに基づいて決算書を作成し、前記決算書データを、ステータスを公開待ちとして記憶し、
    前記記憶された決算書データに対し、記帳適時性証明書とキーで紐付く決算書データの有無を定期的に自動監視し、
    前記会計情報承認者端末から、前記第2のネットワークを介して、電子申告実践報告データが送信された場合には、前記自動監視の結果に基づいて、前記記帳適時性証明書を発行するとともに、前記決算書データを、ステータスを公開とし、
    前記会計情報閲覧者端末が、前記第1のネットワークを介して、前記決算書をダウンロードし、閲覧することを可能とした、会計情報モニタリングシステム。
  3. 前記会計情報提供者端末は、金融機関から融資を受ける企業の端末であり、前記会計情報承認者端末は、会計事務所の端末であり、前記会計情報閲覧者端末は、前記企業へ融資する金融機関の端末である、請求項1または2に記載の会計情報モニタリングシステム。
  4. 前記第1のネットワークはインターネットであり、前記第2のネットワークはイントラネットである、請求項乃至のうち何れか1項に記載の会計情報モニタリングシステム。
JP2018115449A 2018-06-18 2018-06-18 会計情報モニタリングシステム Active JP6419378B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115449A JP6419378B1 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 会計情報モニタリングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115449A JP6419378B1 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 会計情報モニタリングシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017187475A Division JP6375425B1 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 会計情報モニタリングシステム、認証方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6419378B1 true JP6419378B1 (ja) 2018-11-07
JP2019067363A JP2019067363A (ja) 2019-04-25

Family

ID=64098805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018115449A Active JP6419378B1 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 会計情報モニタリングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419378B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001350922A (ja) * 2000-04-07 2001-12-21 Is Network:Kk 代理店業務トータルシステムおよび保険業務管理システム
JP2002230192A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Ricoh Co Ltd 財務会計aspシステム,財務会計プログラム及び記録媒体
JP2003208512A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Ibm Japan Ltd 融合代理店システム、共同センタ側サーバ、乗合代理店端末、顧客契約データ管理方法、および顧客契約データ提供方法
JP2004005010A (ja) * 2002-03-27 2004-01-08 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd 借入申込み案件処理方法、借入契約処理方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体
JP2016009353A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 株式会社オービックビジネスコンサルタント 会計情報処理装置、会計情報処理方法、およびプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001350922A (ja) * 2000-04-07 2001-12-21 Is Network:Kk 代理店業務トータルシステムおよび保険業務管理システム
JP2002230192A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Ricoh Co Ltd 財務会計aspシステム,財務会計プログラム及び記録媒体
JP2003208512A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Ibm Japan Ltd 融合代理店システム、共同センタ側サーバ、乗合代理店端末、顧客契約データ管理方法、および顧客契約データ提供方法
JP2004005010A (ja) * 2002-03-27 2004-01-08 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd 借入申込み案件処理方法、借入契約処理方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体
JP2016009353A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 株式会社オービックビジネスコンサルタント 会計情報処理装置、会計情報処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019067363A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8682753B2 (en) System and method to consolidate and update a user's financial account information
US7519560B2 (en) System and method for electronic authorization of batch checks
US20150199757A1 (en) User configurable trade line reporting and scoring
US20040205008A1 (en) Systems and methods for computing cash flows
US7729930B1 (en) Systems and methods for insurance coverage
US20100191622A1 (en) Distributed Transaction layer
US20010032181A1 (en) System and method for secure third-party development and hosting within a financial services network
JP6375425B1 (ja) 会計情報モニタリングシステム、認証方法、およびプログラム
WO2002073350A2 (en) Online trading system having real-time account opening
CA2407667C (en) Method for a network-based tax model framework
WO2021164327A1 (zh) 数据处理方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
US8145565B1 (en) Credit card account shadowing
AU2001259223A1 (en) Method for a network-based tax model framework
JP2009098986A (ja) 電子債権仲介システム
US20140316976A1 (en) Money transfers for tax refunds
US20140279383A1 (en) Methods and systems related to lender matching
JP6419378B1 (ja) 会計情報モニタリングシステム
CN104200311B (zh) 一种基于云计算的最简银行内部流程处理方法和系统
KR20090081766A (ko) 계좌잔액 기반 마이너스 대출계좌 운용 방법 및 시스템과이를 위한 프로그램 기록매체
KR20080104404A (ko) 가맹점 계좌를 이용한 매출채권 처리방법 및 시스템과 이를위한 기록매체
WO2021073264A1 (zh) 票据信息采集方法、装置、计算机设备及可读存储介质
US11829975B1 (en) User categorization of transactions at moment-of-sale using mobile payments
CN115456747B (zh) 一种erp系统自动智能结账方法、装置及存储介质
US20220230256A1 (en) System and method for ledger analytics and application of digital tax stamps
AU2008201527B2 (en) Method for a network-based tax model framework

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6419378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250