JP2019061321A - 電子機器および電子機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置等の外部機器と電子機器とが画像情報の通信を行っている場合に、電子機器に装着されているデバイスと外部機器との通信を可能にする技術を提供する。【解決手段】電子機器は、外部機器と画像情報の通信を実行する実行部と、デバイスが装着される装着部と、実行部が外部機器と画像情報の通信を実行している間、装着部に装着されているデバイスと外部機器との通信を制御する制御部と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器および電子機器の制御方法に関する。
特許文献1には、プロジェクターと、パソコン等の端末装置と、を有するシステムが記載されている。このシステムでは、端末装置からプロジェクターに画像情報が無線送信される。特許文献1には、画像情報を無線送信するための技術の一例としては、Miracast(登録商標)が示されている。
特開2015−176536号公報
USB(Universal Serial Bus)等の普及により、特許文献1に記載のプロジェクター等の電子機器に、種々のデバイスが装着できるようになっている。このような状況では、パソコン等の端末装置が、プロジェクター等の電子機器と画像情報の通信を行いながら、電子機器に装着されているデバイスと通信できると、利便性が向上する。
Miracastでは、プロジェクター側のポインティングデバイスで動かされるカーソルの座標を端末装置に送信できるUIBC(User Input Back Channel)が規定されている。
しかしながら、UIBCは、プロジェクター側の入力デバイスにしか対応していない。このため、UIBCでは、パソコン等の端末装置は、プロジェクター等の電子機器と画像情報の通信を行いながら、電子機器に装着されているデバイスと通信できない。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、端末装置等の外部機器と電子機器とが画像情報の通信を行っている場合に、電子機器に装着されているデバイスと外部機器との通信を可能にすることを解決課題とする。
本発明に係る電子機器の一態様は、外部機器と画像情報の通信を実行する実行部と、デバイスを装着可能な装着部と、前記実行部が前記外部機器と前記画像情報の通信を実行している間、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信を制御する制御部と、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、外部機器と電子機器とが画像情報の通信を行っている場合に、電子機器に装着されているデバイスと外部機器との通信が可能になる。
上述した電子機器の一態様において、前記デバイスは、USBデバイスであり、前記制御部は、前記装着部に装着されたUSBデバイスが送信した送信情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し当該送信パケットを前記外部機器に送信し、また、前記外部機器から受信したIPパケットをデカプセル化して受信情報を生成し当該受信情報を前記USBデバイスに出力することが望ましい。
この態様によれば、外部機器とデバイスとのUSB通信をIP(Internet Protocol)パケットを用いて行うことが可能になる。
上述した電子機器の一態様において、前記実行部は、前記外部機器と接続した後に前記画像情報を受信し、前記制御部は、前記実行部と前記外部機器との接続に応じて、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信の制御を開始することが望ましい。
この態様によれば、実行部と外部機器との接続に応じて、装着部に装着されているデバイスと外部機器との通信の制御を自動的に開始することが可能になる。
本発明に係る電子機器の制御方法の一態様は、デバイスが装着される装着部を含む電子機器の制御方法であって、外部機器と画像情報の通信を実行するステップと、前記外部機器と画像情報の通信が実行されている間、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信を制御するステップと、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、外部機器と電子機器とが画像情報の通信を行っている場合に、電子機器に装着されているデバイスと外部機器との通信が可能になる。
第1実施形態に係るプロジェクター1を示した図である。 プロジェクター1とPC3との一例を示した図である。 投射部12の一例を示した図である。 操作画面Aを示した図である。 Web画面Eの一例を示した図である。 動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1を示した図である。
プロジェクター1は、電子機器および表示装置の一例である。プロジェクター1には、USBデバイス21および22が装着されている。
USBデバイス21は、HID(Human Interface Devices)クラスに属さないUSBデバイスである。本実施形態では、USBデバイス21は、カメラデバイスである。HIDクラスは、特定種類の一例である。USBデバイス21は、特定種類以外の第1デバイスの一例である。
USBデバイス22は、HIDクラスに属するデバイスである。本実施形態では、USBデバイス22は、プロジェクター1の投射画像に、プロジェクター1が有するインタラクティブな描画機能によって線等を書き込むために用いられる、ペンなどのポインティングデバイスである。USBデバイス22は、特定種類の第2デバイスの一例である。
プロジェクター1は、PC(パーソナルコンピューター)3が属しているネットワークに属している。プロジェクター1は、PC3と無線接続可能である。
プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21および22は、PC3に直接装着可能である。しかしながら、例えば、プロジェクター1とPC3とが距離的に離れており、かつ、利用者がプロジェクター1側に存在する場合、USBデバイス21および22の盗難予防等の観点から、USBデバイス21および22をPC3に直接装着することは望ましくない。
そこで、本実施形態では、プロジェクター1に装着されたUSBデバイス21および22であっても、PC3の管理下に置かれるように、プロジェクター1が、USBデバイス21および22と、PC3との通信を制御する。
プロジェクター1は、PC3との無線接続、および、PC3との画像情報の通信を、Miracast規格に従って実行する。Miracast規格では、機器同士の接続については、P2P(Peer to Peer)接続が使用される。Miracast規格では、画像情報の伝送制御については、RTSP(Real time Streaming Protocol)が使用され、実際の画像情報の伝送については、RTP(Real time Transport Protocol)が使用される。
プロジェクター1は、PC3とプロジェクター1との接続に伴うPC3の処理負荷の増大を抑制するために、PC3とP2P接続した場合、USBデバイス21をPC3に接続させることなく、USBデバイス22をPC3に接続させる。
例えば、プロジェクター1は、USBデバイス21が後述するUSBハブ154(図2参照)に接続されている旨の第1接続情報をPC3に送信せずに、USBデバイス22がUSBハブ154に接続されている旨の第2接続情報をPC3に送信する。
この場合、PC3は、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイ(Plug and Play)を実行せずに、USBデバイス22についてのプラグアンドプレイを実行する。
PC3が、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行しないため、当該プラグアンドプレイを実行する場合に比べて、PC3の処理負荷を抑制可能になる。
また、PC3が、USBデバイス22についてのプラグアンドプレイを実行することによって、PC3がUSBデバイス22と接続(USB接続)される。
プロジェクター1とPC3との接続に伴ってPC3と接続(USB接続)されなかったUSBデバイス21についても、必要に応じて、PC3と接続される。
プロジェクター1は、USBデバイス21をPC3に接続する旨の第1接続指示を受け取ると、第1接続情報をPC3に送信して、PC3に、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行させ、PC3とUSBデバイス22とを接続(USB接続)させる。
プロジェクター1は、USBデバイス21とPC3との通信をIP(Internet Protocol)技術を用いて制御する。
具体的には、プロジェクター1は、USBデバイス21が送信した送信情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し、生成した送信パケットをPC3に送信する。プロジェクター1は、PC3から受信したIPパケットをデカプセル化して受信情報を生成し、生成した受信情報をUSBデバイス21に出力する。以下、送信情報をIPパケットでカプセル化して送信情報を生成し、IPパケットをデカプセル化して受信情報を生成する手法を、「UoIP(USB over IP)」とも称する。プロジェクター1は、USBデバイス22とPC3との通信においてもUoIPを用いる。
PC3は、プロジェクター1とP2P接続すると、Miracast規格に従って画像情報Gをプロジェクター1に送信する。プロジェクター1は、PC3と画像情報Gの通信を実行している間、USBデバイス21とPC3との通信と、USBデバイス22とPC3との通信とを制御可能である。
図1に示した例では、プロジェクター1は、PC3から画像情報Gを受信しつつ、USBデバイス21および22とPC3との間でやり取りされる情報Pの通信を制御する。情報Pは、UoIPによって生成されたIPパケットである。画像情報Gは、静止画像情報でもよいし、動画像情報でもよい。
プロジェクター1は、USBデバイス21および22の各々を、PC3に接続させる第1状態と、プロジェクター1に接続させる第2状態と、PC3とプロジェクター1とのいずれにも接続させない第3状態と、のいずれかに設定する。プロジェクター1は、例えば、プロジェクター1の利用者からの入力に応じて、USBデバイス21および22の各々の接続状態を設定する。
図2は、プロジェクター1とPC3との一例を示した図である。
プロジェクター1は、無線通信部11と、投射部12と、操作検出部13と、記憶部14と、処理部15と、を含む。
無線通信部11は、例えば、PC3と無線通信する。無線通信部11は、例えば、PC3と無線接続した後に、PC3から画像情報Gを受信する。また、無線通信部11は、PC3とUSBデバイス21との間でやり取りされる情報、および、PC3とUSBデバイス22との間でやり取りされる情報を無線通信する。
投射部12は、画像情報Gに応じた画像を、スクリーン等の投射面SCに投射して表示する。投射部12は表示部の一例である。投射面SCは表示面の一例である。表示部には、投射面SC等の表示面は含まれない。
図3は、投射部12の一例を示した図である。投射部12は、光源121と、光変調装置の一例である3つの液晶ライトバルブ122(122R,122G,122B)と、投射光学系の一例である投射レンズ123と、ライトバルブ駆動部124等を含む。投射部12は、光源121から射出された光を液晶ライトバルブ122で変調して画像(画像光)を形成し、この画像を投射レンズ123から拡大投射する。ここで、投射部12が投射する画像は、一般的に「投射画像」と称されることもある。
光源121は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、またはレーザー光源等からなる光源部121aと、光源部121aが放射した光の方向のばらつきを低減するリフレクター121bとを含む。光源121から射出された光は、不図示のインテグレーター光学系によって輝度分布のばらつきが低減され、その後、不図示の色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色光成分に分離される。R,G,Bの色光成分は、それぞれ液晶ライトバルブ122R,122G,122Bに入射する。
液晶ライトバルブ122は、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ122には、マトリクス状に配列された複数の画素122pからなる矩形の画素領域122aが形成されている。液晶ライトバルブ122では、液晶に対して画素122pごとに駆動電圧を印加することが可能である。ライトバルブ駆動部124が、処理部15(具体的には、後述する画像処理部153)から入力される画像信号に応じた駆動電圧を各画素122pに印加すると、各画素122pは、画像信号に応じた光透過率に設定される。このため、光源121から射出された光は、画素領域122aを透過することで変調され、画像信号に応じた画像が色光ごとに形成される。
各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素122pごとに合成され、カラー画像光(カラー画像)である投射画像光(投射画像)が生成される。投射画像光は、投射レンズ123によって表示面SCに拡大投射される。
図4は、投射部12が投射する画像の一例である操作画面(操作画像)Aを示した図である。
操作画面Aは、仮想ストレージフォルダーA1と、デバイスフォルダーA2と、接続設定画像A3と、カーソルA4とを有する。操作画面Aのうち接続設定画像A3以外の部分は、PC3から提供された画像情報Gに示されている。接続設定画像A3は、OSD(On Screen Display)画像としてプロジェクター1によって生成される。
このため、操作画面Aのうち、接続設定画像A3を除いた部分の画像(仮想ストレージフォルダーA1と、デバイスフォルダーA2と、カーソルA4とを示す画像)は、PC3でも表示可能である。
なお、プロジェクター1は、画像情報Gが示す画像に接続設定画像A3を重畳して操作画面Aを生成する。
仮想ストレージフォルダーA1は、プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21および22をアイコンで示す。アイコンI1は、USBデバイス21(カメラデバイス)に対応する。アイコンI2は、USBデバイス22(ポインティングデバイス)に対応する。
なお、プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21および22の各々に関する情報(USBデバイス21に関する第1デバイス情報と、USBデバイス22に関する第2デバイス情報)は、プロジェクター1からPC3に提供される。
また、仮想ストレージフォルダーA1は、物理ストレージフォルダー(不図示)と区別がつくように(例えば、仮想ストレージフォルダーA1の色を、物理ストレージフォルダーの色を異ならせるように)表示されることが望ましい。
デバイスフォルダーA2は、PC3が属しているネットワークに存在するデバイス(以下「ネットワークデバイス」とも称する)をアイコンで示す。アイコンI3は、プロジェクター1に対応する。
接続設定画像A3は、プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21および22の各々を、第1状態(PC3と接続させる状態)と、第2状態(プロジェクター1と接続させる状態)と、第3状態(PC3とプロジェクター1とのいずれにも接続させない状態)との、いずれかに設定するために用いられる。
接続設定画像A3には、プロジェクター1に装着されたUSBデバイス21および22の各々について、USBデバイスのアイコンと、3つのチェックボックスB1〜B3が示されている。チェックボックスB1は、PC3に対応づけられている。チェックボックスB2は、プロジェクター1に対応づけられている。チェックボックスB3は、オフ状態と対応づけられている。
図4に示した状態では、USBデバイス21に対応するチェックボックスB1〜B3のうち、チェックボックスB3にチェックが入っている。このため、USBデバイス21は、プロジェクター1ともPC3とも接続(USB接続)されていない。一方、USBデバイス22に対応するチェックボックスB1〜B3では、チェックボックスB1にチェックが入っている。このため、USBデバイス22は、PC3と接続(USB接続)されている。
利用者は、チェックボックスB1〜B3におけるチェック位置を変更する操作入力を行うことによって、プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21および22の各々を、第1状態と、第2状態と、第3状態との、いずれかに設定できる。
例えば、利用者は、アイコンI1に対応したチェックボックスB1を操作する操作入力を行うことによって、プロジェクター1に装着されているUSBデバイス21を第1状態に設定できる。
ここで、アイコンI1に対応したチェックボックスB1を操作する操作入力は、第1デバイスを外部機器に接続する旨の操作入力の一例である。
図2に戻って、操作検出部13は、操作画面Aに対する操作入力を検出する。例えば、操作検出部13は、投射面SCを撮像して撮像画像を生成する撮像部(不図示)を備え、撮像部が生成した撮像画像に基づいて、操作画面Aに対する操作入力を検出する。
記憶部14は、コンピューター読み取り可能な記録媒体である。記憶部14は、例えば、フラッシュメモリーである。記憶部14は、フラッシュメモリーに限らず適宜変更可能である。記憶部14は、例えば、処理部15が実行するプログラムを記憶する。
処理部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。処理部15は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを読み取り実行することによって、P2P接続部151と、画像通信実行部152と、画像処理部153と、USBハブ154と、ハブ制御部155と、USB通信制御部156と、USBのホストコントローラーとして機能する動作制御部157と、Webアプリケーションサーバー158とを実現する。USBハブ154とハブ制御部155は、USBハブ仮想化部159に含まれる。
P2P接続部151は、無線通信部11を用いて、PC3とP2P接続する。画像通信実行部152は、実行部の一例である。画像通信実行部152は、P2P接続部151および無線通信部11を介して、Miracast規格に従って、PC3との間で画像情報Gの通信を実行する。以下では、説明の簡略化のため、P2P接続部151および無線通信部11を介する通信においては、P2P接続部151および無線通信部11に関する記載を割愛する。画像処理部153は、画像通信実行部152が受信した画像情報Gに対して画像処理を実行して画像信号を生成する。例えば、画像処理部153は、OSD画像として接続設定画像A3を生成し、画像情報Gが表す画像に接続設定画像A3が重畳された操作画面Aを示す画像信号を生成する。
USBハブ154は、装着部の一例である。USBハブ154は、USBデバイス21および22を装着可能である。
ハブ制御部155は、プラグアンドプレイ制御機能と、接続状態切換え機能と、を有する。
まず、プラグアンドプレイ制御機能について説明する。
ハブ制御部155は、USBハブ154に装着されたUSBデバイス21および22についてのプラグアンドプレイを制御する。ハブ制御部155は、例えば、プロジェクター1とPC3との接続時、および、接続指示(例えば、第1接続指示)の受付時に、USBデバイス21および22についてのプラグアンドプレイを制御する。
ハブ制御部155は、USBデバイス21については、プロジェクター1とPC3との接続に伴うプラグアンドプレイをPC3に実行させない。ハブ制御部155は、USBデバイス22については、プロジェクター1とPC3との接続に伴うプラグアンドプレイをPC3に実行させる。
例えば、ハブ制御部155は、PC3とプロジェクター1とのP2P接続に応じて、第1接続情報(USBデバイス21がUSBハブ154に接続されている旨の接続情報)をPC3に送信せずに第2接続情報(USBデバイス22がUSBハブ154に接続されている旨の接続情報)をPC3に送信する。
本実施形態では、ハブ制御部155は、USB通信制御部156とP2P接続部151と無線通信部11とを介して、第2接続情報をPC3に送信する。
以下、説明の簡略化のため、ハブ制御部155が、USB通信制御部156とP2P接続部151と無線通信部11とを介して、PC3と通信する場合、USB通信制御部156とP2P接続部151と無線通信部11とを介する旨の記載を割愛する。
PC3は、第2接続情報を受信すると、USBのホストコントローラーとして機能し、USBデバイス22についてプラグアンドプレイを実行して、USBデバイス22と接続する。
このため、プロジェクター1とPC3との接続時に、PC3がUSBデバイス21および22についてプラグアンドプレイを実行する場合に比べて、PC3の処理負荷を少なくすることが可能になる。
また、ハブ制御部155は、第1接続指示(USBデバイス21をPC3に接続する旨の接続指示)を受信した場合、第1接続情報をPC3に送信して、PC3に、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行させ、PC3とUSBデバイス21とを接続させる。このため、プロジェクター1とPC3との接続時にプラグアンドプレイが実行されなかったUSBデバイス21について、第1接続指示に応じて、PC3にプラグアンドプレイを実行させることが可能になる。なお、ハブ制御部155は、第1接続指示を、例えばPC3から受け取る。
また、ハブ制御部155は、操作検出部13が検出した操作画面Aに対する操作入力に応じて、PC3に、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行させ、PC3とUSBデバイス21とを接続させる。例えば、ハブ制御部155は、操作検出部13がアイコンI1に対応したチェックボックスB1を操作する操作入力を検出すると、PC3に、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行させ、PC3とUSBデバイス21とを接続させる。
次に、接続先切換え機能について説明する。
接続先切換え機能は、プロジェクター1(USBハブ154)に装着されたUSBデバイス21および22の接続状態を、第1状態(PC3と接続させる状態)と、第2状態(プロジェクター1と接続させる状態)と、第3状態(PC3とプロジェクター1とのいずれにも接続させない状態)とのいずれかに設定する機能である。
ハブ制御部155は、例えば、接続設定画像A3(図4参照)への操作入力に応じて、USBデバイス21および22の各々の接続状態を、第1状態と第2状態と第3状態とのいずれかに設定する。
例えば、ハブ制御部155は、アイコンI1に対応したチェックボックスB1を操作する操作入力を操作検出部13が検出した場合、すなわち、USBデバイス21の接続状態を第1状態に設定する場合、以下のように動作する。
ハブ制御部155は、USBデバイス21の接続状態を第1状態に設定する場合、PC3(USBのホストコントローラー)からの、USBハブ154の状態の問合せ(以下「状態問合せ」と称する)に対する応答として、第1接続情報(USBハブ154にUSBデバイス21が接続されている旨の接続情報)を、PC3に送信する。PC3は、この応答に応じて、USBデバイス21をPC3に接続するためのプラグアンドプレイを実行する。
この状況では、ハブ制御部155は、プロジェクター1内の動作制御部157からの状態問合せに対しては、USBハブ154にUSBデバイス21が接続されていない旨の第3接続情報を、動作制御部157に出力する。このため、動作制御部157は、USBデバイス21をプロジェクター1に接続するためのプラグアンドプレイを実行しない。ハブ制御部155が出力する第3接続情報は、USBハブ154に対するUSBデバイス21の接続が解除されたことを示す情報であってもよい。
また、例えば、ハブ制御部155は、アイコンI1に対応したチェックボックスB2を操作する操作入力を操作検出部13が検出した場合、すなわち、USBデバイス21の接続状態を第2状態に設定する場合、以下のように動作する。
ハブ制御部155は、USBデバイス21の接続状態を第2状態に設定する場合、動作制御部157からの状態問合せに対する応答として、第1接続情報を動作制御部157に出力する。動作制御部157は、この応答に応じて、USBデバイス21をプロジェクター1に接続するためのプラグアンドプレイを実行する。
この状況では、ハブ制御部155は、PC3からの状態問合せに対しては、第3接続情報をPC3に出力する。このため、PC3は、USBデバイス21をPC3に接続するためのプラグアンドプレイを実行しない。
また、例えば、ハブ制御部155は、アイコンI1に対応したチェックボックスB3を操作する操作入力を操作検出部13が検出した場合、すなわち、USBデバイス21の接続状態を第3状態に設定する場合、以下のように動作する。
ハブ制御部155は、USBデバイス21の接続状態を第3状態に設定する場合、動作制御部157およびPC3の各々からの状態問合せに対する応答として、第3接続情報を出力する。このため、PC3と動作制御部157のいずれも、USBデバイス21についてのプラグアンドプレイを実行しない。
USB通信制御部156は、制御部の一例である。USB通信制御部156は、USBハブ154およびハブ制御部155を介したUSBデバイス21および22と、PC3との通信を制御する。USB通信制御部156は、UoIP機能を有する。
UoIP機能は、上述したように、USBデバイス21および22の各々が出力した送信情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し当該送信パケットをPC3に送信する機能と、PC3から受信したIPパケットをデカプセル化して受信情報を生成し当該受信情報をUSBデバイスに出力する機能と、を含む。
USB通信制御部156は、USBデバイス21および22の各々が出力した送信情報をUSBハブ154およびハブ制御部155を介して受け取り、また、受信情報をUSBハブ154およびハブ制御部155を介してUSBデバイスに出力する。
USB通信制御部156は、無線通信部11とPC3との接続に応じて、例えば、USBデバイス22とPC3との通信の制御を開始する。
USB通信制御部156は、画像通信実行部152が画像情報Gの通信を実行している間、UoIP機能を用いた通信を制御する。例えば、USB通信制御部156は、画像通信実行部152が画像情報Gについてパケット通信を実行している間、UoIP機能を用いたパケット通信を実行する。
Webアプリケーションサーバー158は、例えば、PC3において、図4に示したデバイスフォルダーA2内のアイコンI3が操作された際にアクセスされる。
Webアプリケーションサーバー158は、Webアプリケーションサーバー158へのアクセス元に対して、USBハブ154に装着されたUSBデバイス21および22の接続状態を、第1状態と第2状態と第3状態とのいずれかに設定するためのWeb画面を提供する。
図5は、Web画面(Web画像)Eの一例を示した図である。
Web画面Eは、アイコンI1およびI2の各々について、ガイド部FとボタンGとを有する。PC3の利用者は、例えば、後述する操作部33を用いて、ガイド部F内のボタンGの位置を、第1状態に対応する領域H1内、第2状態に対応する領域H2内、および、第3状態に対応する領域H3内のいずれかに設定する。
Webアプリケーションサーバー158は、Web画面EでのボタンGの位置に応じたUSBデバイス21および22についての接続指示を、ハブ制御部155に出力する。ハブ制御部155は、この接続指示に従って、USBデバイス21および22の接続状態を設定する。
USBハブ仮想化部159は、PC3と、USBデバイス21および22とを接続するために使用される。
PC3は、表示部31と、スピーカー32と、操作部33と、無線通信部34と、記憶部35と、処理部36と、を含む。
表示部31は、種々の情報を表示する。スピーカー32は、種々の音を出力する。操作部33は、例えばキーボードであり、利用者の操作を受け付ける。無線通信部34は、例えば、プロジェクター1と無線通信する。
記憶部35は、コンピューター読み取り可能な記録媒体である。記憶部35は、例えば、ハードディスクである。記憶部35は、ハードディスクに限らず適宜変更可能である。記憶部35は、例えば、処理部36が実行するプログラムと、画像情報Gと、を記憶する。
処理部36は、例えば、CPU等のコンピューターである。処理部36は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。処理部36は、記憶部35に記憶されたプログラムを読み取り実行することによって、P2P接続部361と、画像通信実行部362と、USB通信制御部363と、USBのホストコントローラーとして機能する動作制御部364と、を実現する。
P2P接続部361は、無線通信部34を用いて、プロジェクター1とP2P接続する。画像通信実行部362は、Miracast規格に従って、プロジェクター1との間で画像情報Gの通信を実行する。
例えば、画像通信実行部362は、記憶部35から画像情報Gを読み出し、画像情報Gを、P2P接続部361および無線通信部34を介してプロジェクター1に送信する。なお、画像通信実行部362は、記憶部35に記憶されていない画像情報G(例えば、処理部36が生成した画像情報)を、P2P接続部361および無線通信部34を介してプロジェクター1に送信してもよい。以下では、説明の簡略化のため、P2P接続部361および無線通信部34を介する通信については、P2P接続部361および無線通信部34に関する記載を割愛する。
USB通信制御部363は、動作制御部364が出力したUSB用の送信情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し当該送信パケットをプロジェクター1に送信する機能と、プロジェクター1から受信したIPパケットをデカプセル化して受信情報を生成し当該受信情報を動作制御部364に出力する機能と、を含む。すなわち、USB通信制御部363は、USB通信制御部156と同様のUoIP機能を有する。
USB通信制御部363は、画像通信実行部362が画像情報Gについてパケット通信を実行している間、UoIP機能を用いたパケット通信を実行する。
動作制御部364は、USBのホストコントローラーとして機能し、かつ、USBデバイスのポインティングデバイス用のドライバーを有している。
次に、動作を説明する。
図6は、プロジェクター1とPC3との動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、プロジェクター1において、不図示の操作部が操作され、USBハブ仮想化部159が有効化される。この有効化は、例えば、ハブ制御部155の機能をオン状態にすることを意味する。なお、プロジェクター1への電源投入に伴い、ハブ制御部155の機能がオン状態に設定される場合、USBハブ仮想化部159を有効にする処理は省略される。
PC3は、PC3とP2P接続可能な受信デバイス(以下「Miracast受信デバイス」とも称する)を探索し、発見したMiracast受信デバイスを表示部31に表示する。PC3の利用者が、操作部33を操作して、表示部31に表示されたMiracast受信デバイスの中からプロジェクター1を選択すると、P2P接続部361はプロジェクター1の選択を受け取る(ステップS101)。
続いて、PC3の利用者が、操作部33を操作して、プロジェクター1との接続開始を指示する接続開始指示をPC3に入力すると、P2P接続部361は、その接続開始指示を受け取り(ステップS102)、プロジェクター1とのP2P接続のための認証処理をスタートする。P2P接続部361は、プロジェクター1についての認証が成功すると、P2P接続部151とP2P接続する(ステップS103)。
続いて、P2P接続部361は、画像通信実行部362およびUSB通信制御部363に、P2P接続が完了した旨の接続完了通知を出力する。
USB通信制御部363は、接続完了通知を受け取ると、UoIPを実行可能な装置(以下「UoIP対応装置」とも称する)の検出を開始する(ステップS104)。
ステップS104では、USB通信制御部363は、例えば、IPマルチキャストを用いてUoIP対応装置を検出する。一例を挙げると、USB通信制御部363は、UoIP対応装置であれば応答が必要である旨の対応確認情報をIPマルチキャストで送信し、その応答に基づいてUoIP対応装置を検出する。
続いて、USB通信制御部363は、UoIP対応装置の検出結果に基づいて、P2P接続しているプロジェクター1がUoIP対応装置であるか否かを判断し、当該判断結果を画像通信実行部362に出力する。
一方、画像通信実行部362は、接続完了通知を受け取ると、プロジェクター1の画像通信実行部152とRTSP通信を行って、画像情報Gの送信に関する設定(例えば、再生開始、再生停止、経路および解像度)を決定する(ステップS105)。
また、画像通信実行部362は、USB通信制御部363から、プロジェクター1がUoIP対応装置である旨の判断結果を受け取ると、UIBCによる通信を停止するために、PC3はUIBCに非対応である旨の非対応情報を、プロジェクター1に送信する(ステップS106)。
UIBCは、プロジェクター1内蔵のポインティングデバイスの座標を、プロジェクター1とMiracast規格に従って接続された機器に通知するための規格である。
ステップS106において非対応情報が送信されることで、UIBCによる通信と、UoIPによる通信とで、同一の情報が通信されることを回避することが可能になる。プロジェクターの画像通信実行部152は、非対応情報を受信すると、UIBCによる通信を実行しない。
なお、画像通信実行部362は、USB通信制御部363から、プロジェクター1がUoIP対応装置でない旨の判断結果を受け取った場合、UIBCによる通信を停止する必要がないため、非対応情報の送信を実行しない。
一方、プロジェクター1のハブ制御部155は、対応確認情報への応答を送信すると、第1接続情報をPC3に送信せずに、第2接続情報をUSB通信制御部156およびP2P接続部151を介してPC3に送信する(ステップS107)。
本実施形態では、ステップS107において、ハブ制御部155は、USBデバイス21の情報およびUSBデバイス21の情報を格納する仮想ストレージに関する仮想ストレージ情報も、USB通信制御部156およびP2P接続部151を介してPC3に送信する。
仮想ストレージに格納されるUSBデバイス21の情報は、例えば、USBデバイス21のUSBデバイスクラスを示す情報である。このUSBデバイス21の情報は、第1デバイスに関する第1デバイス情報の一例である。
仮想ストレージに格納されるUSBデバイス22の情報は、例えば、USBデバイス22のUSBデバイスクラスを示す情報である。このUSBデバイス22の情報は、第2デバイスに関する第2デバイス情報の一例である。
ステップS107では、USB通信制御部156は、第2接続情報および仮想ストレージ情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し、生成した送信パケットをPC3に送信する。
PC3の動作制御部364は、USB通信制御部363等を介して、第2接続情報を受信すると、USBデバイス22についてプラグアンドプレイを実行して、USBデバイス22と接続する(ステップS108)。
ここで、動作制御部364は、USBデバイスのポインティングデバイス用のドライバーを有している。このため、動作制御部364は、USBデバイス22についてのプラグアンドプレイでは、USBデバイス22用のドライバーを新たに入手する処理を行う必要がない。このため、PC3とプロジェクター1との接続時に、PC3において、プラグアンドプレイの処理負荷が増大することを抑制できる。
動作制御部364は、USBデバイス22と接続すると、USBデバイス22との通信を開始する(ステップS109)。この通信では、PC3のUSB通信制御部363と、プロジェクター1のUSB通信制御部156は、UoIPを用いて、動作制御部364とUSBデバイス22との通信を制御する。
また、動作制御部364は、仮想ストレージ情報を用いて、図4に示した仮想ストレージフォルダーA1を表示部31に表示する。
ステップS108におけるプラグアンドプレイが完了すると、画像通信実行部362は、画像情報Gをプロジェクター1に送信し始める(ステップS110)。プロジェクター1の画像通信実行部152は、PC3から送信された画像情報Gを、画像処理部153に出力する。
画像処理部153は、画像情報Gについて画像処理を施して画像信号を生成する。
例えば、画像処理部153は、画像情報Gが表す画像に接続設定画像A3(図4参照)を重畳した画像を示す画像信号を生成する。
一例を挙げると、画像情報Gが表す画像が、操作画面A(図4参照)のうち接続設定画像A3以外の部分を表す画像である場合、画像処理部153は、図4に示した操作画面Aを示す画像信号を生成する。
投射部12は、画像処理部153が生成した画像信号に応じた画像を投射面SCに投射して表示する(ステップS111)。
その後、例えば、投射面SCに接続設定画像A3が表示されている状況で、利用者がアイコンI1のチェックボックスB1を手でタッチすると、操作検出部13は、チェックボックスB1に対する操作入力を受け取る(ステップS112)。
ハブ制御部155は、操作検出部13が検出したチェックボックスB1に対する操作入力に応じて、第1接続情報を、USB通信制御部156およびP2P接続部151を介してPC3に送信する(ステップS113)。ステップS113では、USB通信制御部156は、第1接続情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し、生成した送信パケットをPC3に送信する。
PC3の動作制御部364は、USB通信制御部363等を介して、第1接続情報を受信すると、USBデバイス21についてプラグアンドプレイを実行して、USBデバイス21と接続する(ステップS114)。
本実施形態に係る電子機器および電子機器の制御方法によれば、電子機器に装着されたデバイスのうちUSBデバイス21については、プロジェクター1とPC3との接続に伴うプラグアンドプレイが、PC3において実行されない。このため、USBデバイスの装着されたプロジェクター1がPC3に接続された際に、PC3の処理負荷が増大することを抑制可能になる。
また、本実施形態に係る電子機器および電子機器の制御方法によれば、PC3とプロジェクター1が画像情報Gの通信を行っている場合に、プロジェクター1に装着されたUSBデバイスとPC3との通信が可能になる。
また、本実施形態に係る電子機器および電子機器の制御方法によれば、プロジェクター1のUSBハブ154に装着されたデバイスを、プロジェクター1と接続されたPC3に接続させる第1状態と、プロジェクター1に接続させる第2状態と、PC3とプロジェクター1とのいずれにも接続させない第3状態と、のいずれかに設定することが可能になる。
このため、例えば、USBデバイス22としてUSBマイクデバイスが用いられた場合、以下のような使用態様が想定される。
PC3には、USBマイクデバイスが拾った音声を拡声してPC3のスピーカー32から出力するアプリケーションが常駐している。このアプリケーションは、プレゼンテーション用アプリケーションとともに動作している。PC3は、プレゼンターから離れて会議室の後ろのほうに置かれているとする。プロジェクター1は、会議室の前のほうに置かれているとする。
このような状況で「会議室の後ろにはプレゼンターの声が届かない」とのクレームが発生したとする。
そこで、プレゼンターは、接続設定画像A3において、USBマイクデバイス(USBデバイス22)のチェックボックスB1を操作して、PC3にUSBマイクデバイス(USBデバイス22)を接続する。この結果、USBマイクデバイスが拾った音声が会議室の後ろに届きやすくなる。
しかし、PC3のスピーカー32からの音量が小さい場合、より大きな出力が可能なプロジェクター1のスピーカー(不図示)を用いるように、プレゼンターは、接続設定画像A3において、USBマイクデバイスのチェックボックスB2を操作して、プロジェクター1にUSBマイクデバイスを接続する。この結果、プロジェクター1からの音声が、会議室全体に行き届く。
プレゼンテーションの終了後に、討議のために、PC3の画面をプロジェクター1で投射させたい場合には、プレゼンターは、接続設定画像A3において、USBマイクデバイスのチェックボックスB3を操作して、USBマイクデバイスを切断し、画像の投射のみが維持される。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一または複数の変形を適宜組み合わせることもできる。
<変形例1>
電子機器は、プロジェクター1に限らず適宜変更可能である。外部機器は、PC3に限らず適宜変更可能である。プロジェクター1に装着されるUSBデバイスの数は、2に限らず、1以上であればよい。USBデバイスは、ポインティングデバイスおよびカメラデバイスに限らず適宜変更可能である。例えば、USBデバイスは、机上の物体を大写しにするための書画カメラ、情報ファイルを格納するためのストレージデバイス、プロジェクター1の周囲に存在するプレゼンターの音声を拡大するためのマイクデバイス、または、プロジェクター1側でのパスワード入力に用いられるキーボードデバイスでもよい。
<変形例2>
特定種類は、HIDクラスに限らず適宜変更可能である。例えば、特定種類として、MSC(Mass Storage Class)が用いられてもよい。
特定種類としては、PC、具体的にはPCのOS(Operating System)に標準でインストールされているドライバーに対応するUSBデバイスクラスが用いられることが望ましい。このようなUSBデバイスクラスが特定種類として用いられると、PC3は、プラグアンドプレイ時に、USBデバイスに対応するドライバーを外部から取得する必要がなくなる。よって、プラグアンドプレイ時の処理負荷の増加を抑制することが可能になる。
<変形例3>
UoIP対応装置を検出するステップS104において、USB通信制御部363は、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)に対応できるUPnP(Universal Plug and Play)機器を、UoIP対応装置として検出してもよい。UPnP機器は、図4に示したデバイスフォルダーA2にアイコン(図4では、アイコンI3)によって示される。
UoIP対応装置としてUPnP機器が用いられる場合、アイコンI3がクリックされた際に表示される画像のURL(Uniform Resource Locator)として、Webアプリケーションサーバー158へのURLが用いられることが望ましい。この場合、アイコンI3がクリックされた際に、図5に示したWeb画面Eが表示される。
Web画面Eにおいて、ボタンGの位置が変更されると、Webアプリケーションサーバー158は、Web画面EでのボタンGの位置にて特定されるUSBデバイス21および22の接続状態を、当該接続状態を示す接続指示を用いて、ハブ制御部155に出力する。ハブ制御部155は、この接続指示に従って、USBデバイス21および22の接続状態を設定する。なお、アイコンI3がクリックされた際に表示される画像のURLは、プレゼンテーションURLとも称される。
ここで、UoIP対応装置としてUPnP機器が用いられる場合、プロジェクター1が属するネットワークに属する機器のうち、PC3とは異なる機器にも、デバイスフォルダーA2が表示され得る。
このような機器(以下「特定機器」と称する)においてアイコンI3がクリックされると、Webアプリケーションサーバー158は、Web画面Eを特定機器に提示する。特定機器においてWeb画面EのボタンGの位置が変更されると、Webアプリケーションサーバー158は、Web画面EでのボタンGの位置にて特定されるUSBデバイス21および22の接続状態を、当該接続状態を示す接続指示を用いて、ハブ制御部155に出力する。
すなわち、Webアプリケーションサーバー158には、プロジェクター1と接続されたPC3だけでなく、同ネットワークに属する他の機器(デバイス)からアクセス可能となる。
このため、アイコンI3は、プロジェクター1に装着されたUSBデバイスの接続先を遠隔的に変更する入口へのリンクとして機能する。よって、例えば、プレゼンターを補佐する進行役が、PC3とは異なるPCにおいて、アイコンI3をクリックすることによって、プロジェクター1に装着されたUSBデバイスの接続先を変更可能になる。
<変形例4>
仮想ストレージフォルダーA1(図4参照)に示されたアイコンI1へのクリックに応じて、USBデバイス21の接続状態が、第1状態、第2状態、第3状態、第1状態・・・と巡回してもよい。また、仮想ストレージフォルダーA1に示されたアイコンI2へのクリックに応じて、USBデバイス22の接続状態が、第1状態、第2状態、第3状態、第1状態・・・と巡回してもよい。
この場合、例えば、仮想ストレージフォルダーA1内のアイコンI1およびI2が、リンクファイルとされ、プロジェクター1の処理部15(例えば、Webアプリケーションサーバー158)に、これらのリンクファイルとリンクされたWebAPI(Web Application Programming Interface)が設けられる。
例えば、仮想ストレージフォルダーA1内のアイコンI2がクリックされた場合、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)アクセスが、PC3からプロジェクター1に発行される。WebAPIは、このアクセスの度に、USBデバイス22の接続状態が、第1状態、第2状態、第3状態、第1状態・・・と巡回するように、接続指示を、ハブ制御部155に出力する。ハブ制御部155は、この接続指示に従って、USBデバイス21および22の接続状態を設定する。
WebAPIのエントリーは、USBデバイスのファンクション別にREST的なWebAPI制御が可能なように設定される。
例えば、USBデバイス21が、USBハブ154のUSBポート番号「1」に接続され、かつ、ベンダーID=1234、プロダクトID=5678およびファンクション「1」を有している場合、USBデバイス21のアイコンI1のリンクは、プロジェクター1のIPアドレスが192.168.1.1の場合、以下のショートカットとする。
ショートカット=IPアドレス(192.168.1.1)に、USBポート番号「1」と、ベンダーID=1234と、プロダクトID=5678と、ファンクション「1」とが付されたショートカット。
なお、ハブ制御部155は、仮想ストレージフォルダーA1内のアイコンのリンクを、プロジェクター1へのUSBデバイスの挿入・脱着に合わせて動的に生成・削除することが望ましい。
WebAPIを用いたUSBデバイスの接続状態の変更についての成功および失敗の通知には、WebAPIとしてのステータスコード返礼だけでなく、ポップアップで状況を表示するJavaScript(登録商標)を含むコンテンツが含まれてもよい。
WebAPIのエントリーを、USBハブ154に装着されたUSBデバイスに対応させる手法としては、USBデバイスが装着されたUSBハブ154の物理ポート番号ではなく、プロジェクター1がUSBデバイスを発見した順に従ってUSBデバイスに付与される列挙番号が用いられてもよい。しかしながら、列挙番号とUSBデバイスとの関係は、プロジェクター1が起動するごとに変化する可能性がある。このため、WebAPIのエントリーとしては、上述したように物理的なUSBポートに基づいて、USBデバイスに対して一意なURLが発行されることが望ましい。
なお、リンクファイルのアイコンとして、USBデバイスクラスを表すアイコンが用いられることが望ましい。ここで、USBデバイスクラスを表すアイコンは、プロジェクター1およびPC3が当該USBデバイスクラスに対応しているか否かにかかわらず、http://www.usb.org/developers/defined_classに規定されたデバイスクラスに対応することが望ましい。
<変形例5>
マイクデバイスであるUSBデバイス21が、プロジェクター1を介してPC3と接続されている場合、マイクデバイスが収集した音の情報が、PC3に送られた後にMiracast規格に従った音声出力機能でプロジェクター1に送り戻されることがある。この場合、プロジェクター1から出力される音が、元の音よりも遅れて出力され、利用者に聞き取り難い音になる可能性がある。
そこで、動作制御部157は、マイクデバイスがオンのときには、Miracast規格に則った音声出力機能をオフにしてもよい。
<変形例6>
未知のUSBデバイスクラスに属するUSBデバイスが、プロジェクター1に接続された場合には、ハブ制御部155は、接続されたUSBデバイスに対して、あらかじめプリセットされたUSBデバイスクラスのアイコン群の中から、任意のアイコンを割り当ててもよい。
この際、ハブ制御部155は、当該USBデバイスのベンダーIDおよびプロダクトIDに紐づけて、当該USBデバイスに割り当てたアイコンを示すアイコン情報を、記憶部14に記憶しておく。ハブ制御部155は、当該USBデバイスの次回の使用に際しては、記憶部14に記憶されたアイコン情報を参照して、過去に選択したアイコンを自動的に用いもよい。
<変形例7>
特定種類以外のUSBデバイスについて、プロジェクター1とPC3との接続に応じたプラグアンドプレイに伴うPC3の処理負荷を抑制する手法は、第1接続情報および第2接情報等を用いる手法に限られない。
例えば、ハブ制御部155が、特定種類以外のUSBデバイスを、特定種類のUSBデバイス(例えばHIDクラス)と偽装して、PC3に通知してもよい。この場合、PC3が、この通知に応じて、特定種類以外のUSBデバイスのドライバーを取得することを抑制可能になる。
また、ハブ制御部155は、プロジェクター1とPC3との接続時には、USBハブ154における特定種類以外のUSBデバイスへの給電をオフにして、特定種類以外のUSBデバイスについてのプラグアンドプレイを抑制してもよい。
また、ハブ制御部155は、電力消費を抑制させる場合には、特定種類以外のUSBデバイスへの給電をオフにする手法を用い、USBデバイスへの給電制御を行わない場合には、USBデバイスを偽装する手法を用いるなど、これらの手法を選択的に使い分けてもよい。
<変形例8>
上述した実施形態では、ハブ制御部155は、USBデバイス21および22の各々について、PC3に接続させる第1状態と、プロジェクター1に接続させる第2状態と、PC3とプロジェクター1とのいずれにも接続させない第3状態とのいずれかに設定した。
しかしながら、プロジェクター1で対応していないUSBデバイスについては、プロジェクター1に接続する必要がない。このため、ハブ制御部155は、プロジェクター1に対応していないUSBデバイスについては、第1状態と第3状態のいずれかに設定すればよい。
USBデバイスの接続状態を第1状態と第3状態のいずれかに設定する場合には、例えば、接続設定画像A3においてチェックボックスB2が省略され、Web画面Eにおいて領域H2が省略されてもよい。
また、USBデバイスの接続状態を第1状態と第3状態のいずれかに設定する場合、接続設定画像A3においてチェックボックスB1〜B3が省略され、かつ、第1状態と第3状態に応じてアイコンの色を変えてもよい(例えば、第3状態ではグレーアウト、第1状態ではカラー色)。
なお、いずれのUSBデバイスもプロジェクター1に接続しない場合には、ハブ制御部155は、いずれのUSBデバイスについても、第1状態と第3状態のいずれかに設定してもよい。
<変形例9>
投射部12では、光変調装置として液晶ライトバルブが用いられたが、光変調装置は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調装置は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調装置は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、色分離光学系や色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
<変形例10>
表示部として投射部12が用いられたが、表示部は投射部12に限らず適宜変更可能である。例えば、表示部は、直視型のディスプレイであってもよい。
<変形例11>
図2に示した複数の機能部の全部または一部は、例えば、FPGA(field programmable gate array)またはASIC(Application Specific IC)等の電子回路であるハードウェアで実現されてもよい。
1…プロジェクター、11…無線通信部、12…投射部、13…操作検出部、14…記憶部、15…処理部、151…P2P接続部、152…画像通信実行部、153…画像処理部、154…USBハブ、155…ハブ制御部、156…USB通信制御部、157…動作制御部、158…Webアプリケーションサーバー、21,22…USBデバイス、3…PC。

Claims (4)

  1. 外部機器と画像情報の通信を実行する実行部と、
    デバイスを装着可能な装着部と、
    前記実行部が前記外部機器と前記画像情報の通信を実行している間、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信を制御する制御部と、を含むことを特徴とする電子機器。
  2. 前記デバイスは、USBデバイスであり、
    前記制御部は、前記装着部に装着されたUSBデバイスが送信した送信情報をIPパケットでカプセル化して送信パケットを生成し当該送信パケットを前記外部機器に送信し、また、前記外部機器から受信したIPパケットをデカプセル化して受信情報を生成し当該受信情報を前記USBデバイスに出力することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記実行部は、前記外部機器と接続した後に前記画像情報を受信し、
    前記制御部は、前記実行部と前記外部機器との接続に応じて、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信の制御を開始することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. デバイスが装着される装着部を含む電子機器の制御方法であって、
    外部機器と画像情報の通信を実行するステップと、
    前記外部機器と画像情報の通信が実行されている間、前記装着部に装着されているデバイスと前記外部機器との通信を制御するステップと、を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
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