JP2019061235A - 蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置 - Google Patents

蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却性能を向上させた蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置を提供する。【解決手段】蛍光体ホイール13は、蛍光体層16を有する第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面と、第1の面から突出するように設けられた羽根部33fと、第1の面から第2の面へ空気を送るための流路部(開口部13d)と、を備える。羽根部33fは、当該蛍光体ホイール13の回転時に、第1の面側の空気を流路部を通して第2の面側に送風するように設けられている。【選択図】図7A

Description

本開示は、蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置に関する。
特許文献1は、蛍光体層を形成した円板状の蛍光体ホイールを有する投射型表示装置を開示している。特許文献1の蛍光体ホイールでは、周方向に沿って形成された複数の開口部と、開口部に隣接して配置された羽根部とが設けられており、羽根部で空気流を起こして蛍光体層を冷却する。
国際公開第2017/098705号
投射型表示装置は高輝度化が要求されており、これに伴い、蛍光体ホイールに関してもより高い冷却性能が求められている。
本開示は、冷却性能を向上させた蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置を提供する。
本開示における第1の態様の蛍光体ホイールは、蛍光体層を有する第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面と、第1の面と第2の面とのいずれか一方から突出するように設けられた第1の羽根部と、第1の面から第2の面へ空気を送るための流路部と、を備える。第1の羽根部は、当該蛍光体ホイールの回転時に、第1の面側の空気を流路部を通して第2の面側に送風するように設けられている。
本開示では、さらに本開示における蛍光体ホイールを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置が提供される。
本開示によれば、蛍光体ホイールの冷却性能を向上させることができる。
本開示の実施の形態1に係る投射型表示装置を示す概略図である。 光変換装置の要部の構造を示す断面図である。 光変換装置の外観斜視図である。 光変換装置の内部に配置された吸熱器と、吸熱器に熱的に接続された排熱器の構成を示す斜視図である。 図4Aの吸熱器及び排熱器の平面図である。 図2の光変換装置の内部の構成を示す断面図である。 図2の光変換装置のケース部の構造を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの側面図である。 図7Bの7D−7D線に沿った断面図である。 図7Bの7E−7E線に沿った断面図である。 蛍光体ホイールの基板の上面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの基板の上面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の側面図である。 図7Iの7K−7K線に沿う断面図である。 図7Iの7L−7L線に沿う断面図である。 蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態2における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの側面図である。 図8Bの8D−8D線に沿った断面図である。 図8Bの8E−8E線に沿った断面図である。 蛍光体ホイールの基板の上面側を示す平面図である。 実施の形態3における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの側面図である。 図9Bの9D−9D線に沿った断面図である。 図9Bの9E−9E線に沿った断面図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの円板状部材の側面図である。 蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態4における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの側面図である。 図10Bの10D−10D線に沿った断面図である。 図10Bの10E−10E線に沿った断面図である。 蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態5における蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態6における蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態7における蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。 実施の形態8における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。 蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。 蛍光体ホイールの側面図である。 図14Bの14D−14D線に沿った断面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
本開示の一実施の形態に係る蛍光体ホイールを搭載した蛍光体ホイール装置、光変換装置、プロジェクタ(投射型表示装置)100について説明する。
1.構成
1−1.プロジェクタの構成
図1は、本開示の実施の形態1に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。なお、図1は、本開示の蛍光体ホイールを適用したプロジェクタ(投射型表示装置の一例)を示しており、本開示の蛍光体ホイールは、他の構成を有する投射型表示装置にも適用可能である。
プロジェクタ100は、映像信号に応じて光を変調する1つの空間光変調素子(例えば、DMD(digital mirror device)7(表示素子))を搭載したDLP(Digital Light Processing)方式の映像表示装置であって、青色LD(レーザダイオード)2a,2b(光源)と、各種光学部品、レーザ光によって励起された蛍光を出射する蛍光体ホイール装置10を含む光変換装置20を備えている。
なお、本実施の形態のプロジェクタ100は、R・G・Bの3原色に対応する3つのDMD7を搭載した3チップDLP方式を採用しているが、図1では説明の便宜上、1つのDMD7だけを示している。
本実施の形態のプロジェクタ100は、図1に示すように、光源として、2つの青色LD2a,2b、光学部品として、分離ミラー3a、ミラー3b,3c、ダイクロイックミラー3d、ミラー3e,3f,3g、レンズ4a〜4h、ロッドインテグレータ5、TIR(全反射)プリズム6a、カラープリズム6b、DMD7、および投射レンズ8、および光変換装置20を備えている。
青色LD2a,2bは、プロジェクタ100の光源であって、縦横それぞれ複数(m×n個)のLDを含むように構成されており、互いに直交する向きで配置されている。これにより、青色LD2a,2bから出射される光は、互いに直交する方向に進む。
分離ミラー3aは、2つの青色LD2a,2bから出射されたレーザ光が交差する交点付近に設けられており、それぞれの青色LD2a,2bから出射されたレーザ光を2方向へ分離する。
ミラー3b,3cは、分離ミラー3aによって分離された2方向に進むレーザ光の進行方向を、それぞれ90度変換する。
ダイクロイックミラー3dは、特殊な光学素材を用いて構成されており、特定の波長の光を反射するとともに、その他の波長の光を透過させる。本実施の形態では、青色LD2a,2bから出射された青色レーザ光を透過させるとともに、後述する蛍光体ホイール装置10において青色レーザ光が変換された赤色光、緑色光を反射する。
ミラー3e,3f,3gは、ダイクロイックミラー3dを透過、あるいは反射してきたR・G・Bの3原色の光を、最下流側に配置された投射レンズ8へと導く。
レンズ4a〜4hは、光源としての青色LD2a,2bから出射された青色レーザ光、蛍光体ホイール装置10において青色レーザ光を変換して得られる赤色光、緑色光を、集光あるいは平行化する。
ロッドインテグレータ5は、入射光の照度を均一化する。ロッドインテグレータ5に入射された光は、ロッドインテグレータ5の内周面において全反射を繰り返し、出射面において均一な照度分布となって出射される。ロッドインテグレータ5は、ミラー3eにおいて反射した光が入射する位置に設けられる。
TIR(全反射)プリズム6aは、全反射を利用して、入射してきた光の進行方向を変換する。
カラープリズム6bは、入射してきた光を、R・G・Bの3原色に分離して、下流側に配置された各色に対応する3つのDMD7に反射させる。
DMD7は、R・G・Bの3原色の1色ずつに対応するように3つ設けられている。そして、DMD7は、入射される光を映像信号で変調し、変調した光を、カラープリズム6b及びTIR(全反射)プリズム6aを介して投射レンズ8に対して出射する。
投射レンズ8は、プロジェクタ100に搭載された光学部品の最下流側に配置されており、TIRプリズム6a、DMD7、カラープリズム6bを介して入射された光を、図示しないスクリーンに拡大して投射する。
光変換装置20は、後述する青色LD2a,2bから照射された青色レーザ光を、蛍光体によって赤色光と緑色光とに変換する装置であって、蛍光体ホイール装置10を備えている。なお、蛍光体ホイール装置10を含む光変換装置20の構成については、後段において詳述する。
<プロジェクタ100による映像の投影>
2つの青色LD2a,2bから出射されたレーザ光は、その2本のレーザ光の交点付近に配置された分離ミラー3aによって、2方向に振り分けられる。
そのうち、第1の青色レーザ光は、レンズ4c、ミラー3c、レンズ4dを介して、ダイクロイックミラー3dを通過する。その後、レンズ4eを通過した後、ミラー3eにおいて90度方向に反射されて、ロッドインテグレータ5へ入射する。
第2の青色レーザ光は、レンズ4a、ミラー3b、レンズ4bを介して、ダイクロイックミラー3dを通過して、蛍光体ホイール装置10の蛍光体ホイール13の蛍光体層16に照射される。このとき、第2の青色レーザ光は、蛍光体層16の赤色蛍光体および緑色蛍光体をそれぞれ励起させて赤色光と緑色光とに変換される。
このとき、蛍光体ホイール13は、モータ14によって回転駆動することでエネルギーが分散されているため、青色レーザ光が赤色蛍光体および緑色蛍光体を照射する際の焼き付きを防止することができる。
変換された赤色光および緑色光は、ダイクロイックミラー3dにおいて90度方向に反射されてロッドインテグレータ5へ入射する。
R・G・Bの3原色の光は、ロッドインテグレータ5において混合され、レンズ4f、ミラー3f,3g、レンズ4hを介して、TIRプリズム6aの境界層に入射する。TIRプリズム6aでは、全反射角であるため、R・G・Bの3原色の光は反射されてカラープリズム6bへ進む。
カラープリズム6bでは、R・G・Bの3原色に分離された光が、それぞれ3個のDMD7に入射する。
DMD7において画像を形成して反射された光線は、カラープリズム6bによって合成され、TIRプリズム6aの境界層を通過し、投射レンズ8に入射して、投影画面上へ映像が投影される。
本実施の形態のプロジェクタ100では、励起光源としての青色LD2a,2bから出射される青色レーザ光は、蛍光体ホイール13の表面に設けられた蛍光体層16に含まれる赤色蛍光体および緑色蛍光体を励起して、赤色光および緑色光を生じさせる。このとき、青色レーザ光の全てのエネルギーが蛍光発光に変換されるのではなく、その一部が熱エネルギーに変換されて、赤色蛍光体および緑色蛍光体の温度を上昇させてしまう。
ここで、蛍光体は、温度が上昇すると光変換効率が低下したり、蛍光体を蛍光体ホイール13上に固定して蛍光体層16を形成するバインダが熱変色等を起こしたりしてしまうおそれがある。このため、蛍光体ホイール13をモータ14によって回転駆動させることで、蛍光体の温度上昇を抑制している。
しかしながら、プロジェクタ100の高輝度化に伴って励起光(レーザ光)の出力も強くなり、蛍光体ホイール13を回転させるだけでは、蛍光体層16及びその周囲の部分を十分に冷却できないため、蛍光体層16及びその周囲の部分に冷却風を当てて蛍光体を積極的に冷却する必要がある。
このため、本実施の形態では、蛍光体ホイール13の蛍光体層16に冷却風を供給する構成を設けている。具体的構成については後述するが、蛍光体ホイール13に厚さ方向に貫通する開口部13c,13dを設けるとともに、羽根部33a、33b、33fを設けている(図7A参照)。
なお、蛍光体ホイール装置10およびこれを備えた光変換装置20の構成については、後段にて詳述する。
1−2.光変換装置の構成
図2、図3、図4A、図4Bを参照して光変換装置の構成について説明する。図2は、光変換装置20の要部の構造を示す断面図である。図3は、光変換装置20の外観斜視図である。図4Aは、光変換装置の内部に配置された吸熱器と、吸熱器に熱的に接続された排熱器の構成を示す斜視図である。図4Bは、図4Aの吸熱器及び排熱器の平面図である。
光変換装置20は、図2に示すように、後述する蛍光体ホイール装置10、吸熱器21、排熱器22、光学レンズ23、およびヒートパイプ24を備えている。
蛍光体ホイール装置10は、青色LD2a,2bから出射された青色レーザ光を蛍光体に照射することで、赤色光と緑色光とに変換する。なお、蛍光体ホイール装置10の詳細な構成については、後段において詳述する。
吸熱器21は、図2に示すように、蛍光体ホイール装置10のケース部11の内部に配置されている。そして、吸熱器21は、光変換装置20内に形成される空気流が通過するフィン構造を有しており、蛍光体ホイール13の蛍光体層16において生じた熱を含む空気流から熱を吸収する。そして、吸熱器21は、図3に示す蛍光体ホイール装置10のケース部11に含まれる外筒部11b、底部11dにネジを用いて固定されている。また、吸熱器21は、図4Aおよび図4Bに示すように、複数のフィン21aを有し、ヒートパイプ24を介して、排熱器22と熱的に接続されている。
複数のフィン21aは、熱伝導率の高い金属によって構成されており、図4Bに示すように、平面視において放射状に配置されている。
これにより、蛍光体ホイール13を貫通する複数の開口部13cを介して蛍光体ホイール13と蓋部11aとの間の隙間へ進入して来た空気流を、径方向外側へ誘導することができる。このとき、蓋部11aと対向する蛍光体ホイール13の面(第1の面)には、蛍光体層16が設けられているため、蛍光体層16付近に効果的に送風できる。そのため、蛍光体において生じる熱を効率よく冷却することができる。
また、複数のフィン21aの間を空気流が通過した際に、空気流に含まれる熱がフィン21a側へ移動することで、空気流の温度を低下させることができる。
吸熱器21の内周面において羽根部33bの外周側に位置する壁部21bは、蛍光体ホイール13の回転時に羽根部33bによって生じた空気流が第2の面(蛍光体層16が設けられている第1の面とは反対側の蛍光体ホイール13の面)側で外周側に流れることを制限する壁部として機能する。
これにより、蛍光体ホイール13の回転時に、羽根部33bによって生じた空気流を、効率よく蛍光体ホイール13の開口部13cを通して、蛍光体層16が形成された第1の面側へと誘導することができる。
排熱器22は、図2に示すように、蛍光体ホイール装置10のケース部11の外部に配置されている。そして、排熱器22は、図3等に示すように、ヒートパイプ24を介して、吸熱器21と熱的に接続されており、吸熱器21において吸熱した空気流の熱を、ケース部11の外へ排熱する。また、排熱器22は、外周面に配置された複数のフィン22aを含むフィン構造を有している。
複数のフィン22aは、熱伝導率の高い金属によって構成されており、図4Aおよび図4Bに示すように、ヒートパイプ24の長手方向に直交する方向に沿って複数配置されており、ケース部11の外部の空気に対して排熱する。
光学レンズ23は、図2および図3に示すように、ケース部11の蓋部11aに形成された開口部分に、光学レンズ保持部品23aを介して取り付けられている。そして、光学レンズ23は、図1に示すように、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の蛍光体を励起させる励起光を通過させるとともに、蛍光体層16の蛍光体から発せられた光を集光して、ダイクロイックミラー3dの方向へ導く。
ヒートパイプ24は、図4Aおよび図4Bに示すように、吸熱器21と排熱器22とを熱的に接続する。ヒートパイプ24の内部には、中空空間が形成されている。この中空空間には少量の水が封入されており、吸熱器21側において熱を受け取ると気化して水蒸気として排熱器22側へ移動する。排熱器22側へ移動した水蒸気は、排熱器22において冷却されて液化し、水となる。ここで、排熱器22側において冷却されて水となった後、その水は毛細管現象によって中空空間内を移動して、再び吸熱器21側へと移動する。
つまり、ヒートパイプ24の内部では、少量の水が、吸熱器21側で気化されるとともに、排熱器22側で液化されることで、冷却媒体として機能する。
1−3.蛍光体ホイール装置の構成
蛍光体ホイール装置10の構造について、上記各図に加え、図5、図6を参照して説明する。図5は、図2の光変換装置の内部の構成を示す断面図である。図6は、図2の光変換装置のケース部の構造を示す斜視図である。
図2に示すように、蛍光体ホイール装置10は、ケース部11、蛍光体ホイール13、モータ14、加圧ファン15を備える。
ケース部11は、円筒形状(図3参照)を有し、内部に、蛍光体ホイール13、モータ14、および吸熱器21等を収納する密閉空間を形成する。ケース部11は、図5に示すように、略同心円状に配置された外筒部11bおよび内筒部11cを有する。外筒部11bおよび内筒部11cは、蛍光体ホイール13の回転中心に平行な軸X方向における両端において連通し、空気流の循環経路を形成する。
さらに、ケース部11は、外気に接する箇所の少なくとも一部が金属によって形成されている。これにより、ケース部11内に設置された蛍光体ホイール13の蛍光体層16の蛍光体部分に生じた熱によってケース部11内が温められた場合でも、熱伝導率の高い金属で形成されたケース部11の上記一部を介して、効率よく熱を外部へ放出することができる。なお、金属によって形成されるケース部11の上記一部は、例えば、蛍光体ホイール13側の蓋部11aであることが好ましい。
蛍光体ホイール13の蛍光体層16に近接配置された蓋部11aの近傍では、図5に示すように、蛍光体層16において発生した熱が伝達された空気流が、吸熱器21に入る前に通過する。これにより、蛍光体ホイール13の蛍光体層16付近を通過して加熱された空気流によって蓋部11aが加熱された場合でも、蓋部11aの熱を効果的に外部へ放出することができる。この結果、ケース部11を構成する他の部材(外筒部11b、内筒部11c、底部11d)と比較して、より効果的に、空気流の熱を外部へ放出することができる。
蓋部11aは、図3に示すように、略四角形の板状の部材であって、図2に示すように、ケース部11における蛍光体ホイール13の蛍光体層16側の面を覆うように取り付けられている。また、蓋部11aには、青色レーザ光および蛍光(赤色、緑色)が通過する上述した光学レンズ23が装填される開口部11aaが形成されている。
開口部11aaは、蓋部11aにおける蛍光体ホイール13の蛍光体層16に対向する位置に形成された貫通穴である。開口部11aaには、光学レンズ保持部品23aを介して、光学レンズ23が取り付けられる。
外筒部11bは、図3、図6に示すように、ケース部11の側面を形成する略円筒状の部材である。
内筒部11cは、外筒部11bと同心円状に配置された円筒状の部材であって、外筒部11bの内周側に配置されている。内筒部11cは、吸熱器21の内周側に隣接する位置に配置されている。さらに、内筒部11cは、外筒部11bよりも軸X方向における寸法が小さくなるように形成されている。これにより、外筒部11bと内筒部11cとは、軸X方向における両端において連通する。
底部11dは、図5に示すように、ケース部11において蓋部11aが設けられている面に対して軸X方向で反対側の面を覆うように外筒部11bに取り付けられている。
気流上昇ガイド11eは、吸熱器21を通過して冷却された空気流を反転上昇させるためのガイド部材であって、底部11dにケース部11の内部空間側に突出するように設けられている。気流上昇ガイド11eは、軸Xを中心とする略円錐形状を有しており、内筒部11cの外周側から内周側へ流れてきた空気流を加圧ファン15の風力によって上昇させるように導く。
よって、蛍光体ホイール13の回転に伴って羽根部33a,33bによって生じる空気流は、内筒部11cの内周側から、蛍光体ホイール13の開口部13c及び蛍光体ホイール13側の連通部11gを通過して、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の近傍を通過しながら径方向外側へ導かれる。そして、空気流は、蛍光体ホイール13の開口部13d及び周縁部を通過して、軸X方向下向きに移動しながら、吸熱器21の内部を通過して冷却される。つまり、開口部13dは、第1の面から第2の面へ空気を送るための流路部である。吸熱器21を通過して冷却された空気流は、蛍光体ホイール13とは反対側の連通部11hから再び内筒部11cの内周側へ戻される。このように、ケース部11の内部空間には、蛍光体ホイール13の回転時に、羽根部33a,33bによって生じる空気流の循環経路が形成される。
図7Aは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。図7Bは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。
蛍光体ホイール13は、図7Aおよび図7Bに示すように、円板状の回転部材である。蛍光体ホイール13は、蛍光体層16と、複数の開口部13c(第2の開口部の一例)と、複数の開口部13d(第1の開口部の一例)と、開口部13cと同数の羽根部33aと、開口部13cと同数の羽根部33b(第2の羽根部の一例)と、開口部13dと同数の羽根部33f(第1の羽根部の一例)とを有している。
複数の開口部13c、羽根部33a、及び羽根部33bは、蛍光体層16の内周側において、蛍光体ホイール13の回転中心を中心とする周方向に第1所定角度間隔で配列されている。
複数の開口部13d及び羽根部33fは、蛍光体層16の外周側において、蛍光体ホイール13の回転中心を中心とする周方向に第2所定角度間隔で配列されている。第1所定角度と第2所定角度は同じであっても異なってもよい。
図7Cは、蛍光体ホイール13の側面図である。図7Dは、図7Bの7D−7D線に沿った断面図である。図7Eは、図7Bの7E−7E線に沿った断面図である。
図7C〜図7Eに示すように、蛍光体ホイール13は、円板状の基板13aと、円板状の円板状部材33とを重ね合わせて構成されている。
図7Fは、蛍光体ホイール13の基板13aの上面側を示す斜視図である。図7Gは、蛍光体ホイール13の基板13aの上面側を示す平面図である。
基板13aは、図7F、図7Gに示すように、円形の基板13aの回転中心に設けられた中心孔13hと、蛍光体層16と、複数の開口部13caと、複数の開口部13daとを有している。
開口部13caは、基板13a側において蛍光体ホイール13の開口部13cを形成するための開口部である。複数の開口部13caは、基板13aの回転中心を中心とする周方向に上記第1所定角度間隔で配列されている。
開口部13daは、基板13a側において蛍光体ホイール13の開口部13dを形成するための開口部である。なお、開口部13daは、開口部13d(後述する円板状部材33の開口部33db)よりも大きく、2個の開口部13dに対して1個ずつ設けられている。そのため、複数の開口部13daは、基板13aの回転中心を中心とする周方向に上記第2所定角度間隔の2倍の間隔で配列されている。
蛍光体層16は、円環状に蛍光体が塗布されることで形成されている。蛍光体層16は、上述のように、青色LD2a,2bから出射された青色レーザ光を、赤色光と緑色光とに変換し、蛍光体ホイール13から、赤色光と緑色光とを出射させる。
図7Hは、蛍光体ホイール13の円板状部材33の上面側を示す斜視図である。図7Iは、蛍光体ホイール13の円板状部材33の上面側を示す平面図である。図7Jは、蛍光体ホイール13の円板状部材33の側面図である。図7Kは、図7Iの7K−7K線に沿う断面図である。図7Lは、図7Iの7L−7L線に沿う断面図である。図7Mは、蛍光体ホイール13近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図7Mの(a)は、蛍光体ホイール13の半径方向に沿った断面を示す。図7Mの(b)は蛍光体ホイール13において開口部13c及び羽根部33a、33bが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。図7Mの(c)は蛍光体ホイール13において開口部13d及び羽根部33fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。なお、図7Mの蛍光体ホイール13では、円板状部材33と基板13aとを1つの部材にまとめて示している。
図7H〜図7Jに示すように、円板状部材33は、円形の円板状部材33の回転中心に設けられた中心孔33hと、複数の開口部33cbと、複数の開口部33dbと、開口部33cbと同数の羽根部33a、33bと、開口部33dbと同数の羽根部33fとを有している。
開口部33cbは、円板状部材33側において蛍光体ホイール13としての開口部13cを形成する開口部である。複数の開口部33cbは、円板状部材33の回転中心を中心とする周方向に上記第1所定角度間隔で配列されている。
開口部33dbは、円板状部材33側において蛍光体ホイール13としての開口部13dを形成する開口部である。複数の開口部33dbは、円板状部材33の回転中心を中心とする周方向に上記第2所定角度間隔で配列されている。
羽根部33aは、図7I,図7Lに示すように、開口部33cbの回転方向前側の縁から上方に延びるように設けられている。また、羽根部33aは、開口部33cbの回転方向前側の縁に沿って径方向に延伸するように設けられている。
羽根部33bは、図7I,図7Lに示すように、開口部33cbの回転方向後側の縁から回転方向前側斜め下方に延びるように設けられている。また、羽根部33bは、開口部33cbの回転方向後側の縁に沿って径方向に延伸するように設けられている。
羽根部33fは、図7I,図7Mに示すように、開口部33dbの回転方向後側の縁から回転方向前側斜め上方に延びるように設けられている。また、羽根部33fは、開口部33dbの回転方向後側の縁に沿って径方向に延伸するように設けられている。
ここで、円板状部材33は例えばアルミ製であり、開口部33cb,33dbは円板状部材33を切り込むことで形成され、羽根部33a,33b,33fは、1枚のアルミ製の円板状部材33を切り起こすことで形成されている。より具体的には、羽根部33aは、開口部33cbを形成するために切り込んだ部分を上面側に折り曲げることで形成され、羽根部33bは、開口部33cbを形成するために切り込んだ部分を下面側に折り曲げることで形成され、羽根部33fは、開口部33dbを形成するために切り込んだ部分を、上面側に折り曲げることで形成されている。
円板状部材33は、中心孔33hと、円板状の基板13aの中心孔13hとを合わせて重ねることで、基板13aに対し、位置合わせを行うことができる。また、円板状部材33は、基板13a側の開口部13ca、13daに羽根部33a、33fが挿入されるように重ねることで、基板13aに対し、周方向における位置決めも行うことができる。
そして、円板状部材33と基板13aとは、互いに重ね合わせられた状態で、軸方向において上下から所定の固定部材で挟み込むことで固定される。
上述のような構造の蛍光体ホイール13によると、蛍光体ホイール13が回転駆動されると、加圧ファン15、及び蛍光体ホイール13と一体化した羽根部33bによって、図5に示すように、ケース部11内において、軸方向上向きに空気流が発生する。
本実施の形態では、蛍光体ホイール13における羽根部33bに対応する位置に、開口部13cが形成されている。このため、羽根部33bによって生じた空気流は、開口部13cを介して、蛍光体ホイール13において蛍光体層16が形成された第1の面側に送られ、さらに羽根部33aによって蛍光体層16側へ送られる。
また、羽根部33bによって生じた空気流は、ケース部11内に形成される密閉空間において、蛍光体ホイール13の蛍光体層16付近で加熱された後、外筒部11bと内筒部11cとの間の空間に配置された吸熱器21を通過する。
このとき、加熱された空気が吸熱器21に接続されたヒートパイプ24内の少量の水との間で熱交換を行って冷却される。その後、冷却された空気が、内筒部11cの内周側において移動し、開口部13cを介して、蛍光体ホイール13の蛍光体層16側に向けて送出される。
これにより、羽根部33bによって軸方向に沿って生じた空気流は、図7Mに示すように、開口部13cを通過して、蛍光体層16が設けられた第1の面側へと導かれるとともに、羽根部33aによって径方向外側へ移動する。
ここで、蛍光体ホイール13を回転駆動するモータ14は、図5に示すように、吸熱器21によって冷却された空気流の流路上に配置されている。そのため、蛍光体ホイール13を連続回転させる際に、モータ14に熱が生じた場合でも、モータ14を冷却風によって効果的に冷やすことができる。
また、加圧ファン15は、ケース部11内に形成される空気流の循環経路内に配置されており、循環経路における空気流の流れる方向に沿って送風する。すなわち、加圧ファン15は、図5に示すように、羽根部33bによって生成される空気流の流れる方向に沿って、送風するように配置されている。また、加圧ファン15は、ケース部11内における蛍光体ホイール13と気流上昇ガイド11eとの間の位置に配置されている。これにより、羽根部33bによって軸方向に沿って形成される空気流の循環経路において、最も下流側に加圧ファン15を配置することで、羽根部33bによって生成された空気流が最も弱くなる最下流側において空気流を強めることができる。この結果、ケース部11内において多くの熱が発生する蛍光体ホイール13の蛍光体層16の付近や、モータ14の付近等における空気流の流速を上昇させて、冷却効果をさらに高めることができる。
羽根部33aは、前述したように、蛍光体層16が設けられた側の面(第1の面)、つまり羽根部33bとは反対側の面において、開口部13cに隣接するように、径方向に沿って延伸するように設けられている。そして、羽根部33aは、図5に示すように、ケース部11内において、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の蛍光体を励起させた際に生じる熱を排出するために、径方向外側に向かう空気流を形成する。
より詳細には、羽根部33aは、上述した羽根部33bおよび加圧ファン15によって軸方向に沿って形成されて蛍光体ホイール13の複数の開口部13cを介して蛍光体層16が形成された側の面に移動してきた空気流を、径方向外側へ向かうように誘導する。
これにより、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の表面付近における空気流の流速を上昇させて、従来よりも効果的に冷却効果を向上させることができる。
また、羽根部33aは、図2に示すように、蛍光体層16が設けられた面における光学レンズ23に対向する位置に、光学レンズ23に近接して配置されている。このため、羽根部33aの高さは、光学レンズ23に接触しない程度の高さに設定されている。これにより、蛍光体層16が設けられた側の面に光学レンズ23を近接して配置しつつ、蛍光体層16の冷却効果を向上させることができる。
1−4.羽根部によって生じた空気流の循環
本実施の形態では、上述したように、蛍光体ホイール装置10に搭載された蛍光体ホイール13の第1の面側に設けられた羽根部33a、33fと第2の面側に設けられた羽根部33bとが、蛍光体ホイール13の回転に伴って一体化した状態で回転することで、ケース部11内において空気流を生じさせる。
すなわち、羽根部33bによって生じた空気流は、図5に示すように、図5中上向きに形成され、蛍光体ホイール13の開口部13cを通過する。
なお、羽根部33bによって形成された空気流は、遠心力等によって径方向外側へ移動する流れを持つが、羽根部33bの径方向外側に近接配置された吸熱器21の壁部21bによって、径方向外側への流れが抑制される。これにより、羽根部33bの径方向外側への空気の流れを抑制して、空気流を効率よく開口部13cへと導くことができる。
蛍光体ホイール13の開口部13cを通過した空気流は、羽根部33aによって、軸Xを中心とする径方向外側へと送られる。
このとき、蛍光体ホイール13の蛍光体層16に沿って移動する空気流は、蛍光体層16の表面付近を通過する際に、蛍光体の熱によって加熱される。
蛍光体によって加熱された空気流は、蛍光体ホイール13の開口部13dを通過し、図5の下向きに移動して、吸熱器21のフィン21aの隙間を通過する。
このとき、吸熱器21では、加熱された空気流から熱を吸収して冷却する。
吸熱器21において冷却された空気流は、吸熱器21の軸X方向における下端部から底部11dの面に沿って移動し、気流上昇ガイド11eによって蛍光体ホイール13側へと誘導される。
このとき、図5に示すように、気流上昇ガイド11eによって上昇した空気流は、加圧ファン15によって流速を上げて移動する。
加圧ファン15によって流速が上がった空気流は、モータ14の付近を流れてモータ14を冷却した後、再び、蛍光体ホイール13の第2の面へと移動する。そして、蛍光体ホイール13の第2の面へと移動した空気流は、上述したように、羽根部33bによって開口部13cを介して蛍光体層16側の面に移動する。これにより、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の蛍光体が発生させる熱を常時冷却することができる。
ここで、蛍光体ホイール13の蛍光体層16において発生する熱を効果的に冷却するためには、蛍光体層16の正面から直接的に送風する位置にファンを設けるのが一般的である。しかし、このような構成では、ファンの配置によって、図7Lに示すように、蛍光体ホイール13の蛍光体層16に対して近接配置される光学レンズ23を設けるスペースが確保できなくなる、あるいは装置が大型化してしまうおそれがある。
本実施の形態の蛍光体ホイール装置10およびこれを備えた光変換装置20では、上述したように、蛍光体ホイール13の蛍光体層16を冷却するための空気流を形成するための羽根部33a,33b,33fを、蛍光体ホイール13における蛍光体層16側の面とその反対側の面とにそれぞれ設けている。さらに、本実施の形態では、羽根部33bによって生じる空気流を、羽根部33aが設けられた蛍光体層16側に導くために、蛍光体ホイール13の羽根部33bに対応する位置に開口部13cを設けている。
これにより、蛍光体ホイール13の蛍光体層16側には光学レンズ23を設けるスペースを確保するとともに、蛍光体層16側の第1の面に設けられた羽根部33a,33fによって、蛍光体層16付近を通過する空気流を形成することができる。
本実施の形態では、特に、羽根部33fは、蛍光体層16の外周に近接して設けられ、かつ第1の面から回転方向の前側上方に向かって形成されていることで、蛍光体層16を通過して外周側に流れる空気を蛍光体ホイール13の第2の面側に引き込む。そのため、図7Mに示すように、蛍光体層16の表面に近い位置を高速で空気が流れやすくなる。そのため、蛍光体層16で発生する熱を効果的に吸収することができる。
上記構成を有する本実施の形態によれば、装置の大型化を招くことなく、羽根部33a,33b,33fと光学レンズ23とを共存させるとともに、蛍光体層16の蛍光体において生じる熱を効果的に冷却することができる。
2.効果等
本実施の形態の蛍光体ホイール13は、蛍光体層16を有する第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面と、第1の面から突出するように設けられた羽根部33f(第1の羽根部)と、第1の面と第2の面との間を貫くように設けられた開口部13d(流路部、第1の開口部)と、を備える。羽根部33fは、当該蛍光体ホイール13の回転時に、第1の面側の空気を開口部13dを通して第2の面側に送風するように設けられている。
これにより、第1の面側の蛍光体層16の蛍光体において生じた熱を第1の面とは反対側の第2の面側に逃がすことができる。そのため、蛍光体ホイール13の冷却性能が向上する。
本実施の形態の蛍光体ホイール13は、さらに、第1の面と第2の面との間を貫くように設けられた開口部13c(第2の開口部)と、第2の面から突出するように設けられた羽根部33b(第2の羽根部)と、を備える。羽根部33bは、当該蛍光体ホイール13の回転時に、第2の面側に供給される冷却空気を開口部13cを通して第1の面側に送風するように設けられている。
これにより、熱を発生する蛍光体層16がある第1の面側に冷却空気を送風することができる。よって、蛍光体ホイール13の冷却性能がより向上する。
本実施の形態の蛍光体ホイール13において、蛍光体層16は、当該蛍光体ホイール13の回転軸Xを中心とする円環状の形状を有し、開口部13d(第1の開口部)と開口部13c(第2の開口部)とは、当該蛍光体ホイール13の半径方向において蛍光体層16を挟むように、配置されている。
これにより、開口部13cを通って第1の面側に送風された冷却風が、蛍光体層16の上を近接して通過して、開口部13dを通って第2の面側に排気されることとなる。そのため、蛍光体層16を効率よく冷却することができる。よって、蛍光体ホイール13の冷却性能がより一層向上する。
本実施の形態の蛍光体ホイール13において、開口部13d(第1の開口部)は蛍光体層16の外周側に配置され、開口部13c(第2の開口部)は蛍光体層16の内周側に配置される。
これにより、開口部13cを通って第1の面側に送風された冷却風は、蛍光体ホイール13の回転による遠心力により、外周側の開口部13dに向かって自然に流れることとなる。よって、蛍光体ホイール13の冷却性能がより一層向上する。
本開示では、さらに本開示における蛍光体ホイールを含む蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置が提供される。
以上では、本開示における蛍光体ホイールの実施の形態1を説明した。以下において、本開示における蛍光体ホイールのバリエーションとして、実施の形態2〜8を説明する。なお、実施の形態2〜8の説明では、類似の機能を有する構成要素については同一の参照符号を付す。
(実施の形態2)
実施の形態2について図8A〜図8Fを参照して説明する。図8Aは、実施の形態2における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。図8Bは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。図8Cは、蛍光体ホイールの側面図である。図8Dは、図8Bの8D−8D線に沿った断面図である。図8Eは、図8Bの8E−8E線に沿った断面図である。図8Fは、蛍光体ホイールの基板の上面側を示す平面図である。
実施の形態1における蛍光体ホイール13では、図7A〜図7Gで説明したように、基板13aは、蛍光体層16の外周側にまで広がり、この外周側の円環部に円板状部材33の羽根部33fが嵌る開口部13daを有している。これに対し、実施の形態2における蛍光体ホイール213では、図8Fに示す、蛍光体層16の外周側に円環部及び開口部を有していない基板213aを用いる。なお、円板状部材としては、実施の形態1における図7H等に示した円板状部材33を用いる。図8A〜図8Eは、図8Fの基板213aと、実施の形態1における図7H等に示した円板状部材33とを組み合わせて得られた実施の形態2の蛍光体ホイール213を示している。図8A〜図8Eに示すように、本実施の形態における蛍光体ホイール213では、円板状部材33の外周部の上面側には基板213aが存在せず、円板状部材33の開口部33db及び羽根部33fがそのまま露出する。
このような構成によると、基板213aの構造を簡略化しつつ実施の形態1の図7Mで説明したのと同様の空気流を生じさせることができる。また、実施の形態1と同様の冷却効果が得られる。
(実施の形態3)
実施の形態3について図9A〜図9Iを参照して説明する。図9Aは、実施の形態3における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。図9Bは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。図9Cは、蛍光体ホイールの側面図である。図9Dは、図9Bの9D−9D線に沿った断面図である。図9Eは、図9Bの9E−9E線に沿った断面図である。図9Fは、蛍光体ホイールの円板状部材333の上面側を示す斜視図である。図9Gは、蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す平面図である。図9Hは、蛍光体ホイールの円板状部材の側面図である。図9Iは、蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図9Iの(a)は、蛍光体ホイールの半径方向に沿った断面を示す。図9Iの(b)は蛍光体ホイールにおいて開口部13c及び羽根部33a、33bが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。図9Iの(c)は蛍光体ホイールにおいて開口部13d及び羽根部333fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。なお、図9Iの蛍光体ホイール313では、円板状部材と基板とを1つの部材にまとめて示している。
実施の形態1における蛍光体ホイール13では、図7A〜図7Gで示したように、円板状部材33の羽根部33fは、第1の面(上面)から突出するように設けられている。これに対し、実施の形態3における蛍光体ホイール313では、図9F〜図9Hに示すように、羽根部333fが下面側に突出するように設けられた円板状部材333を用いる。具体的には、羽根部333fは、開口部13dの回転方向前端から後方下向きに延びる。なお、基板としては、実施の形態1における図7F、図7G等に示した基板13aを用いる。図9A〜図9Eは、図9F〜図9Hの円板状部材333と、実施の形態1における図7F、図7G等に示した基板13aとを組み合わせて得られた実施の形態3の蛍光体ホイール313を示している。図9A〜図9Eに示すように、本実施の形態における蛍光体ホイール313では、円板状部材333の羽根部333fが蛍光体ホイール313の第2の面(下面)から突出する。
上記構成によると、図9Iに示すように、蛍光体ホイール313の回転時、羽根部333fの回転方向後側は空気圧が周囲よりも低くなることで、第1の面側(上面側)の空気が開口部13dを介して第2の面側(下面側)に流入する。そのため、実施の形態1の図7Mで説明したのと同様の空気流を生じさせることができる。したがって、実施の形態1同様の冷却効果を得ることができる。
即ち、本実施の形態の蛍光体ホイール313は、蛍光体層16を有する第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面と、第2の面から突出するように設けられた羽根部333f(第1の羽根部)と、第1の面と第2の面との間を貫くように設けられた開口部13d(流路部、第1の開口部)と、を備える。羽根部333fは、当該蛍光体ホイール313の回転時に、第1の面側の空気を開口部13dを通して第2の面側に送風するように設けられている。これにより、第1の面側の蛍光体層16の蛍光体において生じた熱を第1の面とは反対側の第2の面側に逃がすことができる。そのため、蛍光体ホイール13の冷却性能が向上する。
なお、上述のように、羽根部333fは第2の面から突出するように形成されており、実施の形態1の蛍光体ホイール13の羽根部33fが第1の面から突出しているのと異なる。第2の羽根部に相当する羽根部33bについても、第2の面からではなく、第1の面から突出するように形成してもよい。具体的には、第2の羽根部は、開口部13cの回転方向前端から後方上向きに延びるように形成される。これにより、蛍光体ホイールの回転時に、第2の羽根部の回転方向後側の空気圧が周囲よりも低くなることで、第2の面側の空気が開口部13cを介して第1の面側に流入する。この場合、実施の形態1〜3において、開口部13cの回転方向前端に形成されている羽根部33aは、開口部13cの回転方向後端に形成され、ガイドとして第1の面側に流入する空気を蛍光体層16の上方に送る。
(実施の形態4)
実施の形態4について図10A〜図10Fを参照して説明する。図10Aは、実施の形態4における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。図10Bは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。図10Cは、蛍光体ホイールの側面図である。図10Dは、図10Bの10D−10D線に沿った断面図である。図10Eは、図10Bの10E−10E2線に沿った断面図である。図10Fは、蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図10Fの(a)は、蛍光体ホイールの半径方向に沿った断面を示す。図10Fの(b)は蛍光体ホイールにおいて開口部413c及び羽根部433a、433bが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。図10Fの(c)は蛍光体ホイールにおいて開口部13d及び羽根部433fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。なお、図10Fの蛍光体ホイール413では、円板状部材と基板とを1つの部材にまとめて示している。
実施の形態4における蛍光体ホイール413では、図10A〜図10Eに示すように、実施の形態1における蛍光体ホイール13の構造を左右反転させた構造を有する。具体的には、蛍光体ホイール413は、蛍光体ホイール13の基板13aの構造を左右反転させた基板413aと、蛍光体ホイール13の円板状部材33の構造を左右反転させた円板状部材433とを有する。羽根部433aは、開口部433cbの回転方向後端から上向きに延びる。羽根部433bは、開口部433cbの回転方向前端から後方下向きに延びる。羽根部433fは、開口部13dの回転方向前端から後方上向きに延びる。また、図5に示す加圧ファン15は、実施の形態1における回転方向とは反対方向に回転される。それ以外の構成は、蛍光体ホイール413の回転方向等を含め、実施の形態1と同じである。
上記構成によると、図10Fに示すように、蛍光体ホイール413の回転時、羽根部433fの回転方向後側は気圧が周囲よりも低くなることで、第2の面側の空気が開口部13dを介して第1の面側に流入する。また、蛍光体ホイール413の回転時、羽根部433bの回転方向後側は気圧が周囲よりも低くなることで、開口部13dを介して流入した第1の面側の空気は開口部413cを介して第2の面側に流入する。また、開口部13dを介して流入した空気は、蛍光体層16の表面に近い位置で高速で流れやすくなる。そのため、蛍光体層16で発生する熱を効果的に吸収することができる。したがって、実施の形態1同様の冷却効果を得ることができる。
なお、図10Fのような反対向きの空気流は、実施の形態1における蛍光体ホイール13を図7Bに示す回転方向とは反対方向に回転させ、かつ加圧ファン15を、実施の形態1における回転方向とは反対方向に回転させることでも実現できる。
(実施の形態5)
実施の形態5について図11A、図11Bを参照して説明する。図11Aは、実施の形態5における蛍光体ホイールの円板状部材の上面側を示す斜視図である。図11Bは、蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図11Bの(a)は、蛍光体ホイールの半径方向に沿った断面を示す。図11Bの(b)は蛍光体ホイールにおいて開口部513cが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。図11Bの(c)は蛍光体ホイールにおいて開口部13d及び羽根部33fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。なお、図11Bの蛍光体ホイール513では、円板状部材と基板とを1つの部材にまとめて示している。
実施の形態5における蛍光体ホイール513では、図11Aに示すように、円板状部材533の開口部533cbの縁に羽根部が設けられていない。なお、基板としては、実施の形態1における図7F、図7G等に示した基板13aを用いればよい。図11Aの円板状部材533と、実施の形態1における図7F、図7G等に示した基板13aとを組み合わせて得られる実施の形態5の蛍光体ホイールについては、特に図示しないが、蛍光体層16の内周側の開口部513cに羽根部が設けられていない構造が得られる。
上記構成によると、図11Bに示すように、蛍光体ホイール513の回転時に、蛍光体ホイール513の第1の面側を流れる空気が、実施の形態1と同様の構成を有する羽根部33fにより、開口部13dを介して第2の面側に引き込まれる。またこのとき、開口部13dよりも内周側の開口部513cを介して、第2の面側の空気が第1の面側に引き込まれる。つまり、蛍光体ホイール513の回転時に、第2の面側の空気を開口部513c(第2の開口部)を通して第1の面側に引き込み、引き込んだ空気を開口部13d(第1の開口部)を通して第2の面側に送風することができる。よって、図11Bの(a)に示すように、実施の形態1と同様の空気流が形成される。本実施の形態によれば、円板状部材533の羽根部の形成の手間を減らしつつ、蛍光体層16で発生する熱を吸収することができる。
(実施の形態6)
実施の形態6について図12を参照して説明する。図12は、実施の形態6における蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図12の(a)は、半径方向に沿った断面を示す。図12の(b)は羽根部33a、33bが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。図12の(c)は羽根部33fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。なお、図12の蛍光体ホイール613では、円板状部材と基板とを1つの部材にまとめて示している。
実施の形態1における蛍光体ホイール13では、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の内周側に開口部13c及び羽根部33a,33bが設けられ、蛍光体層16の外周側に開口部13d及び羽根部33fが設けられている。これに対し、実施の形態6における蛍光体ホイール613では、開口部13c及び羽根部33a,33bと開口部13d及び羽根部33fとの両方が蛍光体層16の外周側に設けられている。
上記構成によると、実施の形態1同様に、蛍光体ホイール613の第2の面側の空気が羽根部33bにより、開口部13cを介して第1の面側に引き込まれる。そして、第1の面側に引き込まれた空気が羽根部33fにより、開口部13dを介して第2の面側に引き込まれる。この空気流により、蛍光体ホイールの第1の面の中央側の空気についても、羽根部33fにより、開口部13dを介して第2の面側に引き込むことができる。本実施の形態によれば、両方の開口部13c,13dを蛍光体層16の外周側に設けた場合でも、蛍光体層16で発生する熱を吸収し、蛍光体層16を冷却することができる。
なお、本実施の形態6のように開口部13c及び羽根部33a,33bと開口部13d及び羽根部33fとの両方が蛍光体層16の外周側に配置する構造の場合にも、実施の形態2〜5で説明した各開口部及び各羽根部の構成を適用できることは言うまでもない。
(実施の形態7)
実施の形態7について図13を参照して説明する。図13は、蛍光体ホイール近傍の空気流の経路を模式的に示した図である。図13の(a)は、半径方向に沿った断面を示す。図13の(b)は羽根部33fが設けられている部分の周方向に沿った断面を示す。
実施の形態1における蛍光体ホイール13では、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の内周側に開口部13c及び羽根部33a,33bが設けられ、蛍光体層16の外周側に開口部13d及び羽根部33fが設けられている。これに対し、実施の形態7における蛍光体ホイール713では、蛍光体層16の外周側の開口部13d及び羽根部33fのみが設けられている。
上記構成によると、蛍光体ホイール713の第1の面側を流れる空気が、実施の形態1と同様の構成を有する羽根部33fにより、開口部13dを介して第2の面側に引き込まれる。なお、本実施の形態では、蛍光体層16の内周側の開口部が存在しておらず、第2の面側から第1の面側に空気を供給できない。そのため、蛍光体ホイール713の第1の面の中央上方から空気を供給できるような場合に好適に利用できる。本実施の形態の蛍光体ホイール713によれば、内周側の羽根部の形成の手間を減らしつつ、蛍光体層16で発生する熱を吸収することができる。
なお、実施の形態7のように蛍光体層16の外周側の開口部13d及び羽根部33fのみが設けられている構造の場合にも、実施の形態2〜4で説明した開口部13d及び羽根部33fの構成を適用できることは言うまでもない。
(実施の形態8)
1.構成
実施の形態8について図14A〜図14Dを参照して説明する。図14Aは、実施の形態8における蛍光体ホイールの第1の面側を示す斜視図である。図14Bは、蛍光体ホイールの第1の面側を示す平面図である。図14Cは、蛍光体ホイールの側面図である。図14Dは、図14Bの14D−14D線に沿った断面図である。
実施の形態1における蛍光体ホイール13では、蛍光体ホイール13の蛍光体層16の内周側に開口部13c及び羽根部33a,33bが設けられ、蛍光体層16の外周側に開口部13d及び羽根部33fが設けられている。これに対し、実施の形態8における蛍光体ホイール813では、蛍光体層16の外周側には開口部は設けられておらず、外周側の周縁部に羽根部833fのみが設けられている。
具体的には、基板813aは、実施の形態2の図8Fと類似の構造を有しており、蛍光体層16の内周側には開口部13caを有しているが、蛍光体層16の外周側には開口部を有していない。
また、実施の形態1の円板状部材33に代えて、図14C、図14Dに示されているように、軸側が外周側に対して凹む円形の皿状形状を有する皿状部材833が用いられている。皿状部材833の中心側には、円環状の開口部33yが設けられているとともに、円環状の開口部33yの周囲には円環状の傾斜面を有する傾斜部33sが設けられている。図14A、図14Bにも示すように、円環状の傾斜部33sの上面には、上方(第1の面側)に突出する羽根部33xが周方向に第3所定角度間隔で設けられている。
また、図14A、図14Bにも示すように、皿状部材833の外周部833dが下方に傾斜しているとともに、皿状部材833の外周部833dには、上方に突出する羽根部833fが周方向に第4所定角度間隔で設けられている。
上記構成によると、蛍光体ホイール813の回転時、蛍光体ホイール813の第2の面側を流れる空気が、羽根部33xの回転により、皿状部材833の開口部33yから基板813aと皿状部材833との間の空間に引き込まれる。引き込まれた空気は、傾斜部33sに沿って上昇し、基板813aの開口部13caから第1の面側に流出する。つまり、基板813aの開口部13caと皿状部材833の開口部33yとにより、蛍光体ホイール813の第1の面と第2の面との間を貫く開口部が形成される。ここで、羽根部33xは、皿状部材833から第1の面側に突出するように形成されているが、基板813aから第2の面側に突出するように基板813aに形成されてもよい。
第1の面側に流出した空気は、蛍光体層16の上方を通過する際に、蛍光体層16で発生する熱を吸収する。特に、本実施の形態では、皿状部材833の外周部が第2の面側に傾斜し、当該外周部に上方に突出する羽根部833fが設けられていることで、蛍光体ホイール813の回転時、蛍光体層16の上方を通過する空気流が第2の面側に引き寄せられ、空気流の経路が下方に曲げられる。そのため、蛍光体層16で発生する熱を効果的に吸収し、蛍光体層16を冷却することができる。つまり、皿状部材833の外周部833dは第1の面から第2の面へ空気を送るための流路部である。
2.効果等
本実施の形態における蛍光体ホイール813は、蛍光体層16を有する第1の面と、第1の面とは反対側の第2の面と、第1の面から突出するように設けられた羽根部833f(第1の羽根部)と、を備える。羽根部833fは、当該蛍光体ホイール13の回転時に、第1の面側の空気を第1の面の外周縁を通して第2の面側に送風するように設けられている。
これにより、第1の面側の蛍光体層16の蛍光体において生じた熱を第1の面とは反対側の第2の面側に逃がすことができる。そのため、蛍光体ホイール13の冷却性能が向上する。
本実施の形態の蛍光体ホイール813は、第1の面と第2の面との間を貫くように設けられた開口部13ca、33y(第2の開口部)と、第1の面(第1の面と前記第2の面とのいずれか一方)側に突出するように設けられた羽根部33x(第2の羽根部)と、をさらに備える。羽根部33xは、当該蛍光体ホイール813の回転時に、第2の面側の空気を開口部13ca、33yを通して第1の面側に送風するように設けられている。
これにより、熱を発生する蛍光体層16がある第1の面側に冷却空気を送風することができる。よって、蛍光体ホイール13の冷却性能がより向上する。
本実施の形態の蛍光体ホイール813において、羽根部833f(第1の羽根部)は蛍光体層16の外周側で第1の面の外周部833dに配置され、開口部13ca、33yは蛍光体層16の内周側に配置される。
これにより、開口部13ca、33yを通って第1の面側に送風された冷却風は、蛍光体ホイール813の回転による遠心力により、外周側の羽根部833fに向かって自然に流れることとなる。よって、蛍光体ホイール813の冷却性能がより一層向上する。
[他の実施の形態]
以上、本開示の一実施の形態について説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、蛍光体ホイールは、円板状の基板と円板状部材との2個の部材、または円板状の基板と円板状の皿状部材との2個の部材からなる。しかし、蛍光体ホイールは、上記の各羽根部、各開口部、及び蛍光体層を有する単一の円板状の部材によっても構成できる。
(B)
上記実施の形態では、蛍光体ホイールに設けられた羽根部によって生じる空気流をケース部11内において効率よく循環させるために、図5等に示すように、蛍光体ホイール13の下部空間に、加圧ファン15を設けた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、ケース部内に加圧ファンを持たない蛍光体ホイール装置、光変換装置であってもよい。この場合には、蛍光体ホイールに設けられた羽根部によって生じる空気流によって、蛍光体層において発生した熱を含む空気を吸熱器において冷却すればよい。
ただし、吸熱器内を通過する空気流を効率よく循環させるためには、羽根部によって生じる風力だけでは弱い場合がある。このため、例えば、圧力損失が大きいフィン構造を有する吸熱器の場合には、上記実施の形態のように、羽根部によって生じる空気流と同じ方向に送風する加圧ファン15を設けることがより好ましい。
(C)
上記実施の形態では、図5等に示すように、ケース部11内における蛍光体ホイール13の下部空間であって底部11dの上面に、空気流を上昇させるための気流上昇ガイド11eを設けた例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、気流上昇ガイドを持たない蛍光体ホイール装置、光変換装置であってもよい。この場合には、吸熱器を通過した空気流を軸方向に沿って上昇させるための力が、羽根部による風力だけに依存する構成となるため、十分に空気流を循環させることが困難になるおそれがある。このため、上記実施の形態のように、羽根部によって生じる空気流と同じ方向に送風する加圧ファン15を設けてもよい。これにより、気流上昇ガイドを持たない構成であっても、ケース部11内において空気流を十分に循環させることができる。
(D)
上記実施の形態では、図2等に示すように、蛍光体ホイールの蛍光体層16において生じた熱を、空気を媒体として吸熱器21において吸熱した後、吸熱器21とヒートパイプ24を介して熱的に接続された排熱器22から外部へ排出する例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、蛍光体ホイール装置および光変換装置を内包するケース部の外面に、外壁フィンを設けて、蛍光体ホイールの蛍光体層において生じる熱を、外壁フィンを介して放熱してもよい。この構成では、排熱器における排熱機能に加えて、ケース部の外壁フィンからの放熱機能も備えることができるため、さらに効率よく、蛍光体層の部分で生じる熱を外部へと排出することができる。
(E)
上記実施の形態では、蛍光体ホイールの蛍光体層16において生じた熱を、ヒートパイプ24を介して熱的に接続された吸熱器21と排熱器22とによって外部へ排出する例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、吸熱器と排熱器とが直接接続されており、ヒートパイプを持たない構成の光変換装置であってもよい。この場合でも、吸熱器と排熱器とが、ケース部の隔壁を貫いて熱的に接続されているため、蛍光体ホイールの蛍光体層において生じた熱を、羽根部によってケース部内を循環させながら吸熱器および排熱器において外部へ排出することができる。
(F)
上記実施の形態では、3つのDMD7を含む3チップDLP方式のプロジェクタ100に、本開示の蛍光体ホイール、および光変換装置を搭載した例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、1つのDMDとカラーホイールとを組み合わせた1チップDLP方式のプロジェクタに、本開示の蛍光体ホイールおよび光変換装置を搭載してもよい。
(G)
上記実施の形態では、DLP方式のプロジェクタ100に、本開示の蛍光体ホイールおよび光変換装置を搭載した例を挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やLCOS(Liquid Crystal on Silicon)を用いた液晶方式のプロジェクタに、本開示の蛍光体ホイール、光変換装置を搭載してもよい。
(H)
上記実施の形態では、本開示に係る投射型表示装置として、プロジェクタ100を例として挙げて説明した。しかし、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、プロジェクタ以外にも、リアプロジェクションテレビ等、他の投射型表示装置に対して本開示の構成を適用してもよい。
本開示の蛍光体ホイールは、従来よりも冷却効果を向上させることができるという効果を奏することから、高輝度化によって蛍光体に生じる熱が増大した蛍光体ホイールを搭載した蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置に広く利用可能である。
2a,2b 青色LD(光源)
3a 分離ミラー(光学部品)
3b,3c ミラー(光学部品)
3d ダイクロイックミラー(光学部品)
3e,3f,3g ミラー(光学部品)
4a〜4h レンズ(光学部品)
5 ロッドインテグレータ(光学部品)
6a TIR(全反射)プリズム(光学部品)
6b カラープリズム(光学部品)
7 DMD(表示素子)
8 投射レンズ
10 蛍光体ホイール装置
11 ケース部
11a 蓋部
11aa 開口部
11b 外筒部
11c 内筒部
11d 底部
11e 気流上昇ガイド
11g 連通部
11h 連通部
13,213,313,413,513,613,713,813 蛍光体ホイール
13a,213a,413a,813a 基板
13c,413c,513c 開口部
13ca,413ca 開口部
13d 開口部
13da 開口部
13h 中心孔
14 モータ
15 加圧ファン
16 蛍光体層
20 光変換装置
21 吸熱器
21a フィン
21b 壁部
22 排熱器
22a フィン
23 光学レンズ
23a 光学レンズ保持部品
24 ヒートパイプ
33,333,433,533 円板状部材
33a,433a 羽根部
33b、433b 羽根部
33cb,433cb,533cb 開口部
33db 開口部
33f,333f,433f,833f 羽根部
33h 中心孔
33s 傾斜部
33x 羽根部
33y 開口部
100 プロジェクタ
833 皿状部材
833d 外周部

Claims (13)

  1. 蛍光体層を有する第1の面と、
    前記第1の面とは反対側の第2の面と、
    前記第1の面と前記第2の面とのいずれか一方から突出するように設けられた第1の羽根部と、
    前記第1の面から前記第2の面へ空気を送るための流路部と、を備え、
    前記第1の羽根部は、当該蛍光体ホイールの回転時に、前記第1の面側の空気を前記流路部を通して前記第2の面側に送風するように設けられている、
    蛍光体ホイール。
  2. 前記流路部は、前記第1の面と前記第2の面との間を貫くように設けられた第1の開口部である、
    請求項1に記載の蛍光体ホイール。
  3. 前記第1の面と前記第2の面との間を貫くように設けられた第2の開口部と、
    前記第1の面と前記第2の面とのいずれか一方から突出するように設けられた第2の羽根部と、をさらに備え、
    前記第2の羽根部は、当該蛍光体ホイールの回転時に、前記第2の面側の空気を前記第2の開口部を通して前記第1の面側に送風するように設けられている、
    請求項2に記載の蛍光体ホイール。
  4. 前記第1の面と前記第2の面との間を貫くように設けられた第2の開口部をさらに備え、
    前記第1の羽根部は、当該蛍光体ホイールの回転時に、前記第2の面側の空気を前記第2の開口部を通して前記第1の面側に取り込み、取り込んだ空気を前記第1の開口部を通して前記第2の面側に送風するように設けられている、
    請求項2に記載の蛍光体ホイール。
  5. 前記蛍光体層は、当該蛍光体ホイールの回転軸を中心とする円環状の形状を有し、
    前記第1の開口部と前記第2の開口部とは、当該蛍光体ホイールの半径方向において前記蛍光体層を挟むように、配置されている、
    請求項3または4に記載の蛍光体ホイール。
  6. 前記第1の開口部は前記蛍光体層の外周側に配置され、
    前記第2の開口部は前記蛍光体層の内周側に配置される、
    請求項5に記載の蛍光体ホイール。
  7. 前記流路部は、前記第2の面側に傾斜した前記第1の面の外周部であり、
    前記第1の羽根部は、前記第1の面から突出するように設けられている、
    請求項1に記載の蛍光体ホイール。
  8. 前記第1の面と前記第2の面との間を貫くように設けられた第2の開口部と、
    前記第1の面と前記第2の面とのいずれか一方側に突出するように設けられた第2の羽根部と、をさらに備え、
    前記第2の羽根部は、当該蛍光体ホイールの回転時に、前記第2の面側の空気を前記第2の開口部を通して前記第1の面側に送風するように設けられている、
    請求項7に記載の蛍光体ホイール。
  9. 前記第1の羽根部は前記蛍光体層の外周側で前記第1の面の外周部に配置され、
    前記第2の開口部は前記蛍光体層の内周側に配置される、
    請求項8に記載の蛍光体ホイール。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の蛍光体ホイールと、
    前記蛍光体ホイールを回転駆動させるモータと、
    前記蛍光体ホイールおよび前記モータを収納するとともに、前記第1の羽根部によって形成された空気流の循環経路が内部に形成されるケース部と、
    を備えた蛍光体ホイール装置。
  11. 請求項10に記載の蛍光体ホイール装置と、
    前記蛍光体ホイールの前記蛍光体層の付近に生じた熱を吸収する吸熱器と、
    前記吸熱器と熱的に接続されており、前記空気流の熱を前記ケース部の外へ排熱する排熱器と、
    前記ケース部に形成された開口部分に取り付けられており、前記蛍光体層の蛍光体を励起させる励起光を通過させるとともに、前記蛍光体層の蛍光体から発せられた光を集光する光学レンズと、
    を備えている光変換装置。
  12. 前記第1の羽根部は、前記光学レンズに対向する位置に近接配置されている、
    請求項11に記載の光変換装置。
  13. 請求項11または12に記載の光変換装置と、
    前記蛍光体層の蛍光体を励起させる励起光を照射する光源と、
    前記光源から照射された光を用いて投射画像を形成する表示素子と、
    前記光源、前記光変換装置、および前記表示素子を光学的に接続する光学部品と、
    を備えた投射型表示装置。
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