JP2019060074A - シャッターケース摩耗防止装置 - Google Patents

シャッターケース摩耗防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019060074A
JP2019060074A JP2017183101A JP2017183101A JP2019060074A JP 2019060074 A JP2019060074 A JP 2019060074A JP 2017183101 A JP2017183101 A JP 2017183101A JP 2017183101 A JP2017183101 A JP 2017183101A JP 2019060074 A JP2019060074 A JP 2019060074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
plate
shutter case
shaft
plate member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017183101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019060074A5 (ja
JP6739842B2 (ja
Inventor
國男 山本
Kunio Yamamoto
國男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto Co Ltd filed Critical Yamamoto Co Ltd
Priority to JP2017183101A priority Critical patent/JP6739842B2/ja
Publication of JP2019060074A publication Critical patent/JP2019060074A/ja
Publication of JP2019060074A5 publication Critical patent/JP2019060074A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739842B2 publication Critical patent/JP6739842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

【課題】巻取・繰出時にシャッター開閉体とシャッターケースブラケットとの接触を防止するシャッターケース摩耗防止装置を提供する。【解決手段】シャッター開閉体の巻取・繰出時に横ずれするスラットとシャッターケースブラケットとの間に介在させて、シャッターケースブラケットの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置1であって、中心に第1の軸孔1aaを有する第1の板状部材1aと、中心に第2の軸孔1baを有する第2の板状部材1bと、第1の板状部材1aに設けられた少なくとも3個の球状ベアリング1abとを備え、第1の軸孔1aaと第2の軸孔1baはシャッター軸3に挿通されており、第1の板状部材1aと第2の板状部材1bとは、球状ベアリング1abを介して互いに転動し、第1の板状部材1aに負荷される第2の板状部材1bからの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリング1cを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、シャッターの巻き取り・繰り出し時に生じるシャッターケースの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置に関し、特に、スラットのずれによるシャッターケースブラケットとの接触によって発生するシャッターケースの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置に関する。
図6は、従来の実施形態を示す概略図であり、(a)はシャッター巻取繰出装置の全体図、(b)は(a)に示すD部の拡大図である。
図6の(a)(b)に示すように、従来のシャッター巻取繰出装置101は、シャッター開閉体102の巻き取りおよび繰り出しのいずれかを行う際に、シャッター開閉体102を巻取・繰出する中心軸であるシャフト103に嵌着されて、シャフト103に対して回転自在に設けられた少なくとも2つのプーリ104と、少なくとも2つのプーリ104の回転を互いに追随および同期させるように、少なくとも2つのプーリ104間に掛け渡された少なくとも1本のリンク棒105と、プーリ104がシャフト103の軸方向へ摺動するのを阻止するようにシャフト103に固定されたストッパー106と、ストッパー106とプーリ104との間のシャフト103の表面に設けられたプーリ摺動領域103aとを備えている。リンク棒105は、互いに摺動可能な内筒と外筒を備えた筒状になっており、長手方向へ伸縮可能に形成されたリンク棒であり、内筒と外筒とが互いに摺動するスライド機構を備えている。
また、ストッパー106は、シャフト103に嵌着されたストッパーであり、このストッパー106と同軸で設けられてシャフト方向の荷重を支持するスラスト耐荷重機構を備え、スラスト耐荷重機構は、スラストベアリングを備えている。
プーリ103の中心に設けられた中心軸孔とシャフト周縁とを覆ったグリスカップ114と、グリスカップ内に充填されたグリスとを備え、プーリ104とシャフト103との摩擦を軽減するように設けられたグリスカップ構造を備えている。
このように、ストッパーとプーリとの間にプーリ摺動領域を設けることによって、従来、シャフトの一か所に集中していた摩耗を分散させて、破断を防止することができる。また、グリスが摺動領域に万遍なく刷り込まれるために摩耗をさらに低減することができる(特許文献1参照)。
特開2014−132138号公報
しかしながら、シャッター開閉体の巻き取り・繰り出し時にスラットのずれによってシャッター開閉体とシャッターケースブラケットとの間に接触が発生し、シャッターケースが摩耗することがあった。
本願発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、シャッターの巻き取り・繰り出し時にスラットのずれによって生じるシャッターケースの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置に関し、特に、シャッター開閉体とシャッターケースブラケットとの接触によって発生するシャッターケースの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明のシャッターケース摩耗防止装置1は、シャッター開閉体2の巻取・繰出時に横ずれするスラット2aと、前記スラット2aを巻き取るシャッター軸3と、前記シャッター軸3の荷重を支持するシャッターケースブラケット10と、を備え、前記スラット2aと前記シャッターケースブラケット10との間に介在させて、前記シャッターケースブラケット10の摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置1であって、
前記シャッターケース摩耗防止装置1は、中心に第1の軸孔1aaを有する第1の板状部材1aと、前記中心と同様に中心に第2の軸孔1baを有する第2の板状部材1bと、前記第1の板状部材1aに設けられた少なくとも3個の球状ベアリング1abと、を備え、前記第1の軸孔1aaと前記第2の軸孔1baは前記シャッター軸3に挿通されており、前記第1の板状部材1aと前記第2の板状部材1bとは、前記球状ベアリング1abを介して互いに転動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置1であって、前記第1の板状部材1aと前記第2の板状部材1bとの間には、前記シャッター軸3に挿通され、前記第1の板状部材1aに負荷される前記第2の板状部材1bからの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリング1cを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置1であって、前記第1の板状部材1aおよび前記第2の板状部材1bはそれぞれ2分割されており、前記2分割された第1の板状部材1aおよび前記2分割された第2の板状部材1bはそれぞれ少なくとも一方が開閉可能に構成された留め具(1aca、1acb、1bca、1bcb)により一体的に形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置1であって、前記第1の板状部材1aは前記シャッターケースブラケット10に固定され、前記第2の板状部材1bは前記第1の板状部材1aに対して転動可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スラットとシャッターケースブラケットとの間にシャッターケースブラケットの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置を設け、中心に第1の軸孔を有する第1の板状部材と、同様に中心に第2の軸孔を有する第2の板状部材と、第1の板状部材に設けられた少なくとも3個の球状ベアリングとを備え、第1の軸孔と第2の軸孔はシャッター軸に挿通されており、第1の板状部材と第2の板状部材とは、球状ベアリングを介して互いに転動することによって、スラットのズレを第2の板状部材で支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の板状部材と第2の板状部材との間には、シャッター軸に挿通され、第1の板状部材に負荷される第2の板状部材からの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリングを備えることによって、スラットのズレを第2の板状部材で安定的に支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1の板状部材および第2の板状部材は、例えば、円盤状の第1の板状部材および第2の板状部材を2分割することによって、既存のシャッター装置を分解および組立することなくシャッターケース摩耗防止装置をシャッター装置に取り付けることができ、スラットのズレを第2の板状部材で支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
請求項4に係る発明によれば、第1の板状部材は、支持部材を介してシャッターケースブラケットに固定され、前記第2の板状部材は前記第1の板状部材に対して転動可能に設けられていることによって、スラットのズレを第2の板状部材で支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の概略図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示すA―A´線に沿った断面図、(c)は(a)に示すB部の拡大図である。 本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の概略を示し、(a)は図1の(b)に示す断面図の部分詳細図、(b)は(a)に示すスラストベアリングの正面図である。 本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の周辺部を示し、(a)はシャッター装置の全体断面図、(b)は(a)に示すC部の拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の動作を示し、(a)は初期状態を示す説明図、(b)はシャッターズレした状態でのシャッター摩耗防止装置の作用を示す説明図である。 従来の実施形態に係るシャッター装置の動作を示し、(a)はシャッター装置の初期状態を示す説明図、(b)はシャッターズレした状態でのシャッター装置を示す説明図である。 従来の実施形態を示す概略図であり、(a)はシャッター巻取繰出装置の全体図、(b)は(a)に示すD部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の概略図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示すA―A´線に沿った断面図、(c)は(a)に示すB部の拡大図である。
図2は、本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の概略を示し、(a)は図1の(b)に示す断面図の部分詳細図、(b)は(a)に示すスラストベアリングの正面図である。
図3は、本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の周辺部を示し、(a)はシャッター装置の全体断面図、(b)は(a)に示すC部の拡大断面図である。
図1の(a)(b)(c)、図2の(a)(b)、および図3の(a)(b)に示すように、シャッターケース摩耗防止装置1は、シャッター開閉体2の巻取・繰出時に横ずれするスラット2aと、このスラット2aを巻き取るシャッター軸3と、シャッター軸3の荷重を支持するシャッターケースブラケット10とを備え、スラット2aとシャッターケースブラケット10との間に介在させて、シャッターケースブラケット10の摩耗を防止する。
そして、シャッターケース摩耗防止装置1は、中心に第1の軸孔1aaを有する第1の板状部材1aと、同様に中心に第2の軸孔1baを有する第2の板状部材1bと、第1の板状部材1aに設けられた少なくとも3個の球状ベアリング1abとを備え、第1の軸孔1aaと第2の軸孔1baはシャッター軸3に挿通されており、第1の板状部材1aと第2の板状部材1bとは、球状ベアリング1abを介して互いに転動する。
なお、球状ベアリング1abは5個備えるとさらにバランスが良い。
また、第1の板状部材1aと第2の板状部材1bとの間には、シャッター軸3に挿通され、第1の板状部材1aに負荷される第2の板状部材1bからの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリング1cを備えている。
また、第1の板状部材1aはシャッターケースブラケット10に固定され、第2の板状部材1bは第1の板状部材1aに対して転動可能に設けられている。
また、第1の板状部材1aおよび第2の板状部材1bはそれぞれ円状部材であり、それぞれ2分割されており、2分割された第1の板状部材1aおよび2分割された第2の板状部材1bは半円状部材1ac、1ad、1bc、1bdから構成されている。そして半円状部材から構成される円状部材のそれぞれ少なくとも一方が開閉可能に構成された留め具1aca、1acb、1bca、1bcbにより一体的に形成される。固定部材1dは、第1の板状部材1aの表面にねじ止めでも構わないが溶接などの手段で固定されている。この固定部材1dをシャッターケースブラケット10にねじ止めでも構わないが溶接などの手段で固定する。
また、球状ベアリング1abは玉1bbをホルダー1abaで保持し第1の板状部材1aにねじ穴1abcを用いてねじ止めしている。溶接でも構わない。
これによって、スラットの横ズレを第2の板状部材で支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
さらに、第1の板状部材と第2の板状部材との間には、シャッター軸に挿通され、第1の板状部材に負荷される第2の板状部材からの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリングを備えることによって、スラットのズレを第2の板状部材で安定的に支えることが可能となり、シャッター開閉体自体がシャッターケースブラケットに当接することがなく、シャッターケースを保護することができる。
また、第1の板状部材および第2の板状部材は、例えば、円盤状の第1の板状部材および第2の板状部材をそれぞれ2分割することによって、既存のシャッター装置を分解および組立することなくシャッターケース摩耗防止装置をシャッター装置に取り付けることができる。
なお、第1の板状部材と第2の板状部材との間には、シャッター軸に挿通され、第1の板状部材に負荷される第2の板状部材からの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリングは、第1の板状部材および第2の板状部材とは溶接などによって一体的に形成され、取り扱い容易なシャッターケース摩耗防止装置とすることができる。
次に、本実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の動作を説明する。
図4は、本発明の実施形態に係るシャッターケース摩耗防止装置の動作を示し、(a)は初期状態を示す説明図、(b)はシャッターズレした状態でのシャッター摩耗防止装置の作用を示す説明図である。
図5は、従来の実施形態に係るシャッター装置の動作を示し、(a)はシャッター装置の初期状態を示す説明図、(b)はシャッターズレした状態でのシャッター装置を示す説明図である。
図4の(a)に示すように、シャッター開閉体2がプーリ4に支持されると共にシャッター軸3に巻き取り・繰り出し可能に構成されている。シャッター軸3はシャッター軸支持部材10bによって支持されている。
また、図4の(b)に示すように、シャッター開閉体2は係止板13上を横すべりして横方向にズレが発生することがある。しかし、シャッター開閉体2はシャッターケース摩耗防止装置の第2の板状部材1bによって横方向の移動を阻止されると共に、第1の板状部材1aに設けられた球状ベアリング1abを介してシャッター開閉体2と共に回転する。これによって、シャッターケースブラケット10が摩耗することなく、シャッター開閉体2の巻き取り・繰り出しがスムーズに行われる。
そして、図5の(a)に示すように、従来のシャッター開閉体102はプーリ104に支持されると共にシャッター軸103に巻き取り・繰り出し可能に構成されている。シャッター軸103はシャッター軸支持部材110bによって支持されている。
また、図5の(b)に示すように、シャッター開閉体102は係止板113上を横すべりして横方向にズレが発生することがある。このとき、シャッター開閉体102はシャッターケースブラケット110に接触して、シャッターケースブラケット110に損傷が生じて、次第に摩耗が進み、やがてはシャッター開閉体102がシャッター軸103ごと落下してしまう可能性があった。
従来、シャッター装置ではシャッターケースの左右に形成されたブラケットに軸受けを設け、この軸受けにシャッターシャフトを乗せている。さらに、このシャッターシャフトに巻き付けられたコイル状のスプリングの反発力でスラットを連結して構成されたシャッター開閉体が軽く上下して開閉するようになっている。この開閉操作時には通常、シャッター開閉体が片方に寄ることがあり、シャッター開閉体がシャッターケースに接触して、シャッターケースには次第に摩耗が進み、やがて、シャッター開閉体がシャフトごと落下してしまう可能性があった。これは非常に危険ですので定期的な点検や老朽化による交換などを行えば良いのですが、殆どの利用者は動かなくなるまで使い放題であるのが現状のようである。たまたまの点検時に落下寸前の状態に気付くことが多々ありました。
これは、先ず、シャッターは上から吊ったものである。そして、施工時における水平出し、シャッターケースを固定する吊ボルトの止め位置や吊り自体の寄り、および左右スプリングのへたりなどが原因である。
また、どうしても土間の傾きなどがあるが、顧客からは、土間とシャッターとの間に隙間があるとゴミや水が入ってくるのでその土間に密着させて欲しいとの要望もある。
また、開閉時に風によるスラットの片寄りが生じ、特に、手動式ではシャッターの下板孔にフック棒を引っ掛けて下げて閉めるが、殆どの人が真下ではなく、斜め下から引き下げている。また、シャッターがゴミや障害物に乗り上げたり、左右サイドレール自体の変形によって、スラットが傾くことがある。また、スラットとスラットをつなぐ渦巻き状のフックであるインターロックの微妙な変形や、スラットの爪の精度の甘さもありそれによって最終的にシャッターに傾き癖が付いてしまうことになる。
さらに、手動式や電動式などでも同じように、スラットのずれの調整や、隙間を多くとるなどスラットの爪自体の問題など、これらに起因する問題も多く、根本的な問題を解決しなければ、シャッター本体であるシャッター開閉体を構成するスラットがどうしても左右のいずれかにずれてしまっている。
これら不具合の現象としては、片方にずれた場合、ブラケットを擦り、開閉動作が重くなり、操作時にキーキー音が発生する。また、スラットの両端が擦れてやがて変形して、サイドレール、中柱、ブラケットなどに引っ掻き傷が入り、さらに、変形したスラットが鍵などのラッチ掛けやガイド口にも引っ掛かり、これに伴う故障が発生する可能性があり、最終的には、手動・自動を問わず開閉が非常に困難になる。
また、これを放置していると、地震などでシャッター全体または枠など一部が変形すると、シャッターの開閉ができなくなり、いざというときに脱出できないなど、命に関わることにもなり兼ねない。
また、多くは使いっ放しであるが、点検を依頼されることがあっても、根本的な完治は難しく、作業員自体、下請けの場合など金にならんとかで面倒くさがり、シャッター本体やスラットがずれても大したことはないとか、見ましたけど上部がちょっとですね、バールで戻しておきました、などと安易な受け答えをしていることもある。また、これ以上、音がしたり異変があったら知らせて下さいとか、油を差しておきます、などで済ませている。これで、少しの間は音が止まりますが、この次に異常が出る頃は手遅れとなることが多く、シャッターやスラットを戻してもどうしても片方に寄る癖がついており、根本的に直さないため、上部がずれるとシャッターが上昇下降する際にシャッターケースブラケットは常に擦れる。また、下部の方が処置し易いが長い目で見て結果は同じである。
以上、好ましい実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することの無い範囲内において適宜変更が可能なものである。例えば、本実施形態では摩耗防止装置に第1の板状部材と第2の板状部材を転動可能に支持するベアリングとして球状ベアリングを用いたがローラ状ベアリングでも構わない。さらに、低摩擦係数の樹脂材を用いても構わない。
また、第1の板状部材と第2の板状部材を接合させるために用いたスラストベアリングは玉を用いたものでも、ローラを用いたものでもその他のスラストベアリングでも構わない。
本発明は、シャッター装置において、巻取・繰出するシャッター開閉体とシャッターケースブラケットとの摩擦を防止して、シャッターケースの摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置に適用できる。
1 シャッターケース摩耗防止装置
1a 第1の板状部材、固定板
1aa 第1の軸孔
1ab 球状ベアリング
1b 第2の板状部材、回転板
1ba 第2の軸孔
1c スラストベアリング
1d 支持部材、固定部材
2 シャッター開閉体
2a スラット
3 シャッター軸
4 プーリ
5 リンク棒
6 ストッパ
7 スプリング
7a バネ端末固定具
9 ストッパーピン
10 シャッターケースブラケット
10b シャッター軸支持部材
12シャッターケース
13 係止板
14 グリスカップ
15 マグサ
50 シャッター装置

Claims (4)

  1. シャッター開閉体(2)の巻取・繰出時に横ずれするスラット(2a)と、前記スラット(2a)を巻き取るシャッター軸(3)と、前記シャッター軸(3)の荷重を支持するシャッターケースブラケット(10)と、を備え、
    前記スラット(2a)と前記シャッターケースブラケット(10)との間に介在させて、前記シャッターケースブラケット(10)の摩耗を防止するシャッターケース摩耗防止装置(1)であって、
    前記シャッターケース摩耗防止装置(1)は、
    中心に第1の軸孔(1aa)を有する第1の板状部材(1a)と、前記中心と同様に中心に第2の軸孔(1ba)を有する第2の板状部材(1b)と、
    前記第1の板状部材(1a)に設けられた少なくとも3個の球状ベアリング(1ab)と、
    を備え、
    前記第1の軸孔(1aa)と前記第2の軸孔(1ba)は前記シャッター軸(3)に挿通されており、
    前記第1の板状部材(1a)と前記第2の板状部材(1b)とは、前記球状ベアリング(1ab)を介して互いに転動することを特徴とするシャッターケース摩耗防止装置(1)。
  2. 前記第1の板状部材(1a)と前記第2の板状部材(1b)との間には、前記シャッター軸(3)に挿通され、前記第1の板状部材(1a)に負荷される前記第2の板状部材(1b)からの押圧力を回転自在に支持するスラストベアリング(1c)を備えることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置(1)。
  3. 前記第1の板状部材(1a)および前記第2の板状部材(1b)はそれぞれ2分割されており、前記2分割された第1の板状部材(1a)および前記2分割された第2の板状部材(1b)はそれぞれ少なくとも一方が開閉可能に構成された留め具(1ada、1adb、1bda、1bdb)により一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置(1)。
  4. 前記第1の板状部材(1a)は前記シャッターケースブラケット(10)に固定され、前記第2の板状部材(1b)は前記第1の板状部材(1a)に対して転動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケース摩耗防止装置(1)。
JP2017183101A 2017-09-24 2017-09-24 シャッター装置及び摩耗防止装置 Active JP6739842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183101A JP6739842B2 (ja) 2017-09-24 2017-09-24 シャッター装置及び摩耗防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017183101A JP6739842B2 (ja) 2017-09-24 2017-09-24 シャッター装置及び摩耗防止装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019060074A true JP2019060074A (ja) 2019-04-18
JP2019060074A5 JP2019060074A5 (ja) 2020-03-12
JP6739842B2 JP6739842B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=66178436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017183101A Active JP6739842B2 (ja) 2017-09-24 2017-09-24 シャッター装置及び摩耗防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6739842B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113644089A (zh) * 2020-04-27 2021-11-12 Lg电子株式会社 显示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113644089A (zh) * 2020-04-27 2021-11-12 Lg电子株式会社 显示装置
CN113644089B (zh) * 2020-04-27 2023-08-04 Lg电子株式会社 显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6739842B2 (ja) 2020-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9637972B2 (en) Roll-up door and guide system therefor
JP2006083684A (ja) 変形防止ローラチューブ構造
AU2014275310B2 (en) Curtain closure system having impact resistant tension bar
US20030178158A1 (en) Cable tensioner and shock absorber for a door
JP2019060074A (ja) シャッターケース摩耗防止装置
JP2019060074A5 (ja)
JP5336407B2 (ja) 上吊り式引戸装置
JP4440631B2 (ja) 開閉装置
JP4805661B2 (ja) 開閉装置
JP6550299B2 (ja) ロールスクリーン
JP2005068755A (ja) シャッター装置
KR20080076475A (ko) 스윙 도어
JP2014132138A5 (ja)
JP4532210B2 (ja) 開閉装置
JP2017071936A (ja) 建具構造
JP6573450B2 (ja) シャッター
JP4519529B2 (ja) 上吊り式引戸装置のローラ離脱防止装置
JP4476600B2 (ja) 伸縮式開閉案内装置と該装置を備えた建具
KR100975437B1 (ko) 도어 슬라이딩 장치 및 이를 구비한 도어
JP2008144405A (ja) ロール式スクリーン装置
JP2007170064A (ja) 開閉装置
JP4808497B2 (ja) シャッター装置の巻取軸スライド支持装置
JPWO2019093344A1 (ja) 収納装置
JP2015048577A (ja) 開閉装置
US97403A (en) Improved extension-crib and bedstead

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200129

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200210

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6739842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250