JP2019059814A - 樹脂フィルム - Google Patents
樹脂フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019059814A JP2019059814A JP2017183905A JP2017183905A JP2019059814A JP 2019059814 A JP2019059814 A JP 2019059814A JP 2017183905 A JP2017183905 A JP 2017183905A JP 2017183905 A JP2017183905 A JP 2017183905A JP 2019059814 A JP2019059814 A JP 2019059814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- derived
- biomass
- ethylene
- resin film
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
Description
(1)バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィンからなる層を少なくとも1層含み、当該層に少なくともアンチブロッキング剤を含む、樹脂フィルム。
(2)バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィンからなる層を少なくとも1層含み、当該層に少なくともアンチブロッキング剤およびメヤニ抑制剤を含む、樹脂フィルム。
(3)上記バイオマス由来のポリオレフィンが、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のα-オレフィンとの共重合体であって、密度が0.900〜0.932g/cm3である、上記(1)または(2)に記載の樹脂フィルム。
(4)バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィンと、化石燃料由来のエチレンを主とする単独重合体または共重合体と、からなる組成物からなる層を少なくとも1層含み、当該組成物におけるバイオマス由来のポリオレフィン濃度が50重量%以上であり、当該組成物の密度が0.919〜0.928g/cm3であり、当該層に少なくともアンチブロッキング剤を含む、樹脂フィルム。
(5)バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィンと、化石燃料由来のエチレンを主とする単独重合体または共重合体と、からなる組成物からなる層を少なくとも1層含み、当該組成物におけるバイオマス由来のポリオレフィン濃度が50重量%以上であり、当該組成物の密度が0.919〜0.928g/cm3であり、当該層に少なくともアンチブロッキング剤およびメヤニ抑制剤を含む、樹脂フィルム。
(6)上記化石燃料由来のエチレンを主とする単独重合体または共重合体が、密度0.910〜0.932g/cm3である、上記(4)または(5)に記載の樹脂フィルム。
はじめに、以下の実施例および比較例における製膜加工安定性の評価方法を説明する。
(1)アンチブロッキング性
インフレーションフィルム成形中に、チューブ状フィルムの耳部をトリミングし、2枚に分ける時の剥離し易さを評価した。剥離し易ければ、アンチブロッキング性は良好であるといえる。
インフレーションフィルム成形を2時間実施した後、ダイリップに付着したメヤニの発生程度を評価した。メヤニの発生量が少なければ、メヤニ抑制効果は良好であるといえる。
(1)化石燃料由来のエチレン単独重合体(住友化学(株)製スミカセン(登録商標) F200−0、MFR(190℃)=2g/10分、密度=0.923g/cm3)98重量%と、メヤニ防止剤としてフッ素樹脂2重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、OMB-1と表記)を作製した。
(2)化石燃料由来のエチレン単独重合体(住友化学(株)製スミカセン F200−0、MFR(190℃)=2g/10分、密度=0.923g/cm3)94重量%と、滑剤としてエルカ酸アミド(日本精化(株)製ニュートロンS)2重量%と、アンチブロッキング剤として無定形アルミノシリケート(水澤化学工業(株)製シルトンAMT−25)4重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、OMB-2と表記)を作製した。
(3)化石燃料由来のエチレン単独重合体(住友化学(株)製スミカセン F200−0、MFR(190℃)=2g/10分、密度=0.923g/cm3)90重量%と、アンチブロッキング剤としてポリメチルメタアクリレートの架橋樹脂ビーズ((株)日本触媒製エポスターMA1010)10重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、OMB-3と表記)を作製した。
(4)化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学(株)製スミカセンE FV402、MFR(190℃)=3.8g/10分、密度=0.913g/cm3)98重量%と、酸化防止剤(住友化学(株)スミライザーGP)2重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、OMB-4と表記)を作製した。
(5)バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH118、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)98重量%と、メヤニ防止剤としてフッ素樹脂2重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、BMB-1と表記)を作製した。
(6)バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH118、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)94重量%と、滑剤としてエルカ酸アミド(日本精化(株)製ニュートロンS)2重量%と、アンチブロッキング剤として無定形アルミノシリケート(水澤化学工業(株)製シルトンAMT−25)4重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、BMB-2と表記)を作製した。
(7)バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH118、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)90重量%と、アンチブロッキング剤としてポリメチルメタアクリレートの架橋樹脂ビーズ((株)日本触媒製エポスターMA1010)10重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、BMB-3と表記)を作製した。
(8)バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH118、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)98重量%と、酸化防止剤(住友化学(株)スミライザーGP)2重量%とをバンバリーミキサーで溶融混練し、造粒機を通してペレット化することにより、マスターバッチ(以下、BMB-4と表記)を作製した。
<実施例1>
化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学(株)製スミカセンE FV104(以下、OLL-1と表記)、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.915g/cm3)と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、95重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、1重量%の比率になるようペレット混合機により混合した内層組成物を口径65mmの内層押出機へ投入し、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH118(以下、BLL-1と表記)、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)と、BMB-2と、BMB-4とを、96重量%、2重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合した中間層組成物を口径75mmの中間層押出機へ投入し、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学(株)製スミカセンE FV101(以下、OLL-2と表記)、MFR(190℃)=1.5g/10分、密度=0.923g/cm3)と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、95重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、1重量%の比率になるようペレット混合機により混合した外層組成物を口径65mmの外層押出機へ投入し、ダイ径400mmの3層環状ダイを備えたプラコー(株)製インフレーションフィルム成形機に供給した。環状ダイから押し出されたチューブ状フィルムの内面側が内層、外面側が外層になるよう、上記中間層組成物の両面に内層組成物、外層組成物を積層し、ダイ温度190℃、折巾1,010mm、引取速度19m/分でインフレーション成形することにより、全厚さが100μm、内層/中間層/外層の厚さ比が5%/90%/5%の樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表1に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を35%/30%/35%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表1に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を45%/10%/45%に変えたこと以外は、実施例1と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表1に示す。
中間層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体(ブラスケム社製SLH0820/30AF(以下、BLL-2と表記)、MFR(190℃)=0.8g/10分、密度=0.920g/cm3)に変えたこと以外は、実施例2と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表1に示す。
中間層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1との共重合体(ブラスケム社製SLL118(以下、BLL-3と表記)、MFR(190℃)=1g/10分、密度=0.916g/cm3)に変えたこと以外は、実施例2と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表1に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1と、BMB-1、BMB-2、BMB-3と、BMB-4とを、94重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得て、内層/中間層/外層の厚さ比を30%/50%/20%に変えたこと以外は、実施例2と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表2に示す。
内層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1を、BLL-2に変えたこと以外は、実施例6と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表2に示す。
外層組成物を、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-2と、バイオマス由来のエチレン単独重合体(ブラスケム社製SEB853(以下、BLD-1と表記)、MFR(190℃)=2.7g/10分、密度=0.923g/cm3)と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、92.5重量%、3重量%、0.5重量%、1.5重量%、1.5重量%、1重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得て、内層/中間層/外層の厚さ比を5%/90%/5%に変えたこと以外は、実施例6と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表2に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を30%/50%/20%に変えたこと以外は、実施例8と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表2に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を45%/10%/45%に変えたこと以外は、実施例8と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表2に示す。
中間層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1をBLL-2に変え、BMB-2をOMB-2に変え、BMB-4をOMB-4に変え、外層組成物を、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-2と、バイオマス由来のエチレン単独重合体BLD-1と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、92重量%、3重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、1重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例1と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を35%/30%/35%に変えたこと以外は、実施例11と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を45%/10%/45%に変えたこと以外は、実施例11と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層組成物に用いた化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-1をBLL-2に変え、外層組成物の化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-2と、バイオマス由来のエチレン単独重合体BLD-1と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4との比率を、92.5重量%、3重量%、0.5重量%、1.5重量%、1.5重量%、1重量%に変えたこと以外は、実施例11と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を30%/50%/20%に変えたこと以外は、実施例14と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層/中間層/外層の厚さ比を45%/10%/45%に変えたこと以外は、実施例14と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表3に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2と、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学(株)製スミカセンE FV102(以下、OLL-3と表記)、MFR(190℃)=0.8g/10分、密度=0.926g/cm3)と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、47重量%、47重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例15と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表4に示す。
内層組成物に用いた化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-3を、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学(株)製スミカセンE FV407(以下、OLL-4と表記)、MFR(190℃)=3.2g/10分、密度=0.930g/cm3)に変えたこと以外は、実施例17と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表4に示す。
中間層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2を、バイオマス由来のエチレン単独重合体BLD-1に変えたこと以外は、実施例12と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表4に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレン単独重合体BLD-1と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、95重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、1重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得て、中間層組成物に用いたバイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2を、バイオマス由来のエチレン単独重合体BLD-1に変えたこと以外は、実施例15と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表4に示す。
中間層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1と、BMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例2と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表5に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1と、BMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得て、中間層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-1と、BMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例9と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表5に示す。
中間層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2と、OMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例12と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表5に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2と、OMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得て、中間層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2と、OMB-4とを、98重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例15と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表5に示す。
内層組成物を、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のブテン−1と化石燃料由来のヘキセン−1との共重合体BLL-2と、化石燃料由来のエチレン−ヘキセン−1共重合体OLL-1と、OMB-1と、OMB-2と、OMB-3と、OMB-4とを、47重量%、47重量%、0.5重量%、2重量%、1.5重量%、2重量%の比率になるようペレット混合機により混合して得たこと以外は、実施例15と同様にして、全厚さが100μmの樹脂フィルムを製造した。得られた樹脂フィルムの評価結果を表5に示す。
Claims (2)
- バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィン(好ましくは、バイオマス由来のエチレンと化石燃料由来のα-オレフィンとの共重合体であって、密度が0.900〜0.932g/cm3であるバイオマス由来のポリオレフィン)からなる層を少なくとも1層含み、
当該層に少なくともアンチブロッキング剤を含み、
任意で、当該層にメヤニ抑制剤をさらに含む、樹脂フィルム。 - バイオマス由来のエチレンを主とするモノマーを重合してなるバイオマス由来のポリオレフィンと、化石燃料由来のエチレンを主とする単独重合体または共重合体(好ましくは、密度が0.910〜0.932g/cm3である単独重合体または共重合体)と、からなる組成物からなる層を少なくとも1層含み、
当該組成物におけるバイオマス由来のポリオレフィン濃度が50重量%以上であり、
当該組成物の密度が0.919〜0.928g/cm3であり、
当該層に少なくともアンチブロッキング剤を含み、
任意で、当該層にメヤニ抑制剤をさらに含む、樹脂フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017183905A JP2019059814A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017183905A JP2019059814A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 樹脂フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019059814A true JP2019059814A (ja) | 2019-04-18 |
Family
ID=66176250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017183905A Pending JP2019059814A (ja) | 2017-09-25 | 2017-09-25 | 樹脂フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019059814A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021138145A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 大日本印刷株式会社 | 樹脂フィルム及び包装容器 |
JP2022019610A (ja) * | 2020-07-15 | 2022-01-27 | トップ グローブ インターナショナル センディリアン ベルハッド | 熱可塑性物品 |
WO2023176481A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 東洋紡株式会社 | マスターバッチペレット |
WO2023176480A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 東洋紡株式会社 | ポリオレフィン系樹脂フィルムロール |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001172440A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Mitsui Chemicals Inc | ポリエチレン樹脂組成物およびその用途 |
JP2002273781A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリエチレン系樹脂組成物の溶融押出成形方法 |
JP2007246658A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Nitto Kasei Kogyo Kk | ポリオレフィン系樹脂組成物 |
JP2012251006A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Dainippon Printing Co Ltd | ポリオレフィン樹脂フィルム |
JP2013155225A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Toray Ind Inc | 発泡体 |
JP2013176951A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層フィルム |
JP2013177531A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | シーラントフィルム及びそれを用いた包装材 |
WO2014103587A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 三菱樹脂株式会社 | ラップフィルム |
-
2017
- 2017-09-25 JP JP2017183905A patent/JP2019059814A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001172440A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Mitsui Chemicals Inc | ポリエチレン樹脂組成物およびその用途 |
JP2002273781A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリエチレン系樹脂組成物の溶融押出成形方法 |
JP2007246658A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Nitto Kasei Kogyo Kk | ポリオレフィン系樹脂組成物 |
JP2012251006A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Dainippon Printing Co Ltd | ポリオレフィン樹脂フィルム |
JP2013155225A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Toray Ind Inc | 発泡体 |
JP2013176951A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層フィルム |
JP2013177531A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | シーラントフィルム及びそれを用いた包装材 |
WO2014103587A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 三菱樹脂株式会社 | ラップフィルム |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021138145A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 大日本印刷株式会社 | 樹脂フィルム及び包装容器 |
JP7205563B2 (ja) | 2020-03-03 | 2023-01-17 | 大日本印刷株式会社 | 樹脂フィルム及び包装容器 |
JP2022019610A (ja) * | 2020-07-15 | 2022-01-27 | トップ グローブ インターナショナル センディリアン ベルハッド | 熱可塑性物品 |
JP7241128B2 (ja) | 2020-07-15 | 2023-03-16 | トップ グローブ インターナショナル センディリアン ベルハッド | 熱可塑性物品 |
WO2023176481A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 東洋紡株式会社 | マスターバッチペレット |
WO2023176480A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 東洋紡株式会社 | ポリオレフィン系樹脂フィルムロール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5929317B2 (ja) | シーラントフィルム及びそれを用いた包装材 | |
JP6284685B2 (ja) | ポリマー組成物および押出被覆された物品 | |
AU2005233181B2 (en) | Composition comprising ethylene copolymer | |
JP2019059814A (ja) | 樹脂フィルム | |
US20060222796A1 (en) | Structure comprising metallized film and ethylene copolymer | |
JP2018523717A (ja) | マット面を有するポリエチレンフィルム | |
US8137776B2 (en) | Lamination adhesion of foil to thermoplastic polymers | |
JP7480401B2 (ja) | 食品用包装フィルムおよび食品用包装体 | |
WO2015004980A1 (ja) | 多層共押出フィルム | |
KR101639485B1 (ko) | 식품 포장용 다층 필름에 적용 가능한 폴리프로필렌계 접착성 수지 조성물 | |
WO2002074854A2 (en) | Polyethylene/low molecular weight hydrogenated aliphatic resin blends | |
JP2020084161A (ja) | 樹脂フィルム | |
JP2007237641A (ja) | 積層ポリプロピレン系無延伸フィルム | |
JP2009138139A (ja) | オレフィン系重合体延伸フイルム | |
JP6993497B2 (ja) | 積層フィルム、包装材および包装体 | |
ES2930765T3 (es) | Resina para su uso como una capa de unión en una estructura multicapa que tiene tereftalato de polietileno | |
TW201136951A (en) | Surface protective film | |
JP6747114B2 (ja) | 発泡用積層体及び発泡積層体 | |
JP2007216455A (ja) | ポリオレフィン系多層フィルム | |
JPH11170454A (ja) | ポリプロピレン系シート | |
KR101672649B1 (ko) | 다층 필름용 접착성 수지 조성물 | |
JP2018015920A (ja) | 発泡用積層体及び発泡積層体 | |
JP2022152666A (ja) | 単層体、製造方法、積層体及び成形体 | |
WO2022209431A1 (ja) | 樹脂組成物および当該樹脂組成物からなる層を有する積層体 | |
WO2024116962A1 (ja) | 樹脂組成物、積層体、および包装材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180426 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180426 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211012 |