JP2019058476A - 遊技機 - Google Patents

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悠 椿谷
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Abstract

【課題】可動部材を誘導する誘導部が見えてしまうことにより遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減することが可能な遊技機の提供。【解決手段】光源30と、所定の範囲を動作可能に設けられた可動部材11、12(10)と、前記光源30の光出射側に位置するように無色透明の部分が形成された部材であって、当該無色透明の部分に前記可動部材11、12(10)を誘導する誘導部211、221が形成された誘導部材21、22(20)と、を備えることを特徴とする遊技機1とする。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1には、演出効果を高めるための可動部材(いわゆる可動役物)を備えた遊技機が開示されている。可動体を支持する基板(ベースプレート)には、当該可動部材を誘導する誘導部(ガイド孔)が形成されていることが記載されている。
特開2015−57222号公報
誘導部は可動部材を駆動させるための駆動機構の一つであるため、遊技者には視認できないまたは視認困難な位置に設けられていることが好ましい。しかし、実現しようとする可動部材の動きや、他の部材との関係上、遊技者に視認される部分に配置せざるを得ないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、可動部材を誘導する誘導部が見えてしまうことにより遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減することが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、光源と、所定の範囲を動作可能に設けられた可動部材と、前記光源の光出射側に位置するように無色透明の部分が形成された部材であって、当無色透明の部分に前記可動部材を誘導する誘導部が形成された誘導部材と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、可動部材を誘導する誘導部が見えてしまうことにより遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減することが可能である。
遊技機の全体を示した概略図である。 遊技盤および表示装置の正面図である。 (a)は可動部材が原位置に位置している状態を示した模式図であり、(b)は可動部材が演出位置に位置している状態を示した模式図である。 (a)は第一誘導部材の模式図、(b)は第二誘導部材の模式図、(c)は前後方向に配置された第一誘導部材と第二誘導部材の位置関係を示すための模式図である。 第一誘導部材および第二誘導部材と光源の関係を説明するための模式図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 第一具体例および第二具体例を説明するための図であって、(a)は第一誘導部材の模式図、(b)は第二誘導部材の模式図、(c)は前後方向に配置された第一誘導部材と第二誘導部材の位置関係を示すための模式図である((c)において光源は省略しているが、誘導部材との関係において図5(a)に示すような位置関係で配置される)。 第三具体例を説明するための図であって、(a)は光透過部材の模式図、(b)は前後方向に配置された第一誘導部材と第二誘導部材の位置関係を示すための模式図、(c)は光透過部材と、第一誘導部材および第二誘導部材の位置関係を示すための模式図である((c)において光源は省略しているが、誘導部材との関係において図5(a)に示すような位置関係で配置される)。 第四具体例を説明するための図である(光源は省略しているが、誘導部材との関係において図5(a)に示すような位置関係で配置される)。 第五具体例を説明するための図である(光源は省略しているが、誘導部材との関係において図5(a)に示すような位置関係で配置される)。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口10、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口10等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される装飾図柄50(図1等参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。装飾図柄50は、当否判定結果の報知の開始とともに変動を開始する。大当たりに当選している場合には装飾図柄50は最終的に所定の組み合わせ(例えば、同じ装飾図柄50の三つ揃い)で停止する。はずれである場合には装飾図柄50は最終的にそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせで停止する。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
以下、本実施形態にかかる遊技機1が備える可動部材10およびそれに関連する構成について、図2〜図5を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明における左右方向(幅方向)とは図示するX軸方向を、前後方向とは図示するY軸方向を、上下方向とは図示するZ軸方向をいうものとする。
可動部材10(図3参照)は、所定の範囲を動作することが可能なものである。本実施形態にかかる遊技機1は、当該可動部材10として、第一可動部材11および第二可動部材12を有する。第一可動部材11および第二可動部材12の形状や装飾態様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、第一可動部材11と第二可動部材12は、正面視において、遊技機1を幅方向に二分する線に関し、互いに略線対称の態様を有する。ただし、第一可動部材11と第二可動部材12は、前後方向における位置が異なる。本実施形態では、第一可動部材11の方が第二可動部材12よりも前方に設けられている。
かかる可動部材10を誘導する誘導部が形成された誘導部材20が設けられている(図3、図4参照)。誘導部材20は、遊技機1の本体側に動かないように固定されたもの(不動であるもの)である。誘導部材20は、遊技盤90の後方に設けられたベース部材(図示せず)に対して直接または間接的に固定されている。本実施形態にかかる遊技機1は、第一可動部材11を誘導する第一誘導部211が形成された第一誘導部材21(図4(a)参照)と、第二可動部材12を誘導する第二誘導部221が形成された第二誘導部材22(図4(b)参照)とを有する。
誘導部(第一誘導部211、第二誘導部221)は、可動部材10を誘導するものであればどのようなものであってもよい。本実施形態における誘導部は、可動部材10に固定された被誘導部(第一被誘導部111、第二被誘導部121)が嵌まり込む孔(長孔)である(図4(a)(b)参照)。誘導部が別の部材により構築された構成としてもよい。駆動源の動力が可動部材10に伝達されたときには、被誘導部が誘導部に誘導されつつ、可動部材10が所定の態様で動作することになる。本実施形態では、第一可動部材11の一方(上方)側端部に第一被誘導部111が、第二可動部材12の一方(上方)側端部に第二被誘導部121が設けられており(図3参照)、当該両可動部材10の一方側端部が第一誘導部211や第二誘導部221に誘導されつつ当該両可動部材10が変位することになる。
駆動源から第一可動部材11や第二可動部材12までの動力伝達機構はどのようなものであってもよいから詳細な説明を省略する。一の駆動源によって両可動部材10が動作する構成としてもよいし、別々の駆動源によって両可動部材10が動作する構成としてもよい。本実施形態では、第一可動部材11および第二可動部材12の他方側(被誘導部が設けられた側の反対側。すなわち本実施形態では下側)が回転自在に支持された中継部材40が設けられている(図2、図3参照)。当該中継部材40は、左右が上下方向に延びるガイドレール(図示せず)に支持されており、駆動源(図示せず。本実施形態ではモータ)の動力により上下方向にスライド可能である。つまり、駆動源を駆動すると、中継部材40を介して第一可動部材11と第二可動部材12の両方が上下方向に変位することになる。この際、両可動部材10の一方側は、第一誘導部211や第二誘導部221に誘導されることになるから、両可動部材10は当該誘導部の形状に合わせるようにして、その姿勢を変化させることになる。
中継部材40の前側には、所定の装飾が施されている。詳細を後述するように、可動部材10が原位置に位置するときには、可動部材10や誘導部の少なくとも一部(本実施形態では全体)が中継部材40に覆われることになる(図2、図3(a)参照)。
本実施形態では、第一誘導部211と第二誘導部221は、正面視において、遊技機1を幅方向に二分する線に関し、互いに略線対称の態様を有する(図3(b)、図4(c)参照)。具体的には、第一誘導部211はその下側端部から上側端部にかけて上方に移動しつつ右に向かうように延びる形状を呈し、第二誘導部221はその下側端部から上側端部にかけて上方に移動しつつ左に向かうように延びる形状を呈する。上述したように、第一可動部材11と第二可動部材12は、その前後方向位置が異なるように設けられたものであるから、第一誘導部211が設けられた第一誘導部材21と第二誘導部221が設けられた第二誘導部材22の前後方向位置も異なる。本実施形態では、第一誘導部材21の方が第二誘導部材22よりも前方に位置する。
第一可動部材11および第二可動部材12の動作態様(原位置と演出位置との間の動作態様)は次のようなものとなる。原位置においては、中継部材40が上方に位置した状態にある(図2、図3(a)参照)。第一可動部材11や第二可動部材12、第一誘導部211や第二誘導部221の少なくとも一部(本実施形態では全部)は、当該中継部材40に覆われた状態にある。つまり、第一誘導部211や第二誘導部221は中継部材40に覆われることで、遊技者には視認困難な状態にある。
かかる状態で駆動源を駆動させ、中継部材40を下方に変位させる。それにより、第一可動部材11および第二可動部材12における中継部材40に接続された側が下方に変位する。この際、第一被誘導部111は第一誘導部211に、第二被誘導部121は第一誘導部211に誘導されることになるから、第一可動部材11および第二可動部材12は中継部材40に接続された箇所を支点として回動し、その姿勢が変化することになる。具体的には、原位置において横方向に傾倒したような姿勢にあった両可動部材10が、起立するような姿勢に変化することになる(図2において点線で示す位置および図3(b)参照)。第一被誘導部111が第一誘導部211の左端に、第二被誘導部121が第二誘導部221の右端に到達することをもって、両可動部材10が演出位置に到達したとして両可動部材10の動作が完了する。なお、演出位置に位置する両可動部材10を原位置に戻す際には、駆動源を逆方向に動作させる。このようにして、原位置から演出位置に向かう両可動部材10は、その姿勢を変化させつつ中継部材40とともに下方に変位することになる。両可動部材10が演出位置に位置した状態においては、第一誘導部211および第二誘導部221の大部分が可動部材10や中継部材40に覆われずに露出した状態となる(図2、図3(b)参照)。
このように、本実施形態では、第一可動部材11および第二可動部材12が演出位置に位置したときに、第一誘導部211および第二誘導部221が露出する。このような可動部材10を「誘導」するための構造がはっきりと遊技者に視認される状態となると、遊技者が興醒めしてしまう(例えば、可動部材10を動かすための構造がはっきりと表れると、可動部材10の動きをリアルなものと捉えられなくなる)おそれがあるため好ましくない。そこで、本実施形態では、このような誘導部が露出することによる興醒めが発生してしまうおそれを低減するため、以下のような構成としている。
第一誘導部材21および第二誘導部材22は、いずれも光透過性を有する材料で形成されている。本実施形態では、無色透明な合成樹脂材料で形成されている。第一誘導部材21が前側に、第二誘導部材22が後側に位置するようにして、その少なくとも一部が互いに重なるようにして配置されている(図3(b)、図4(c)参照)。なお、第一誘導部材21および第二誘導部材22における光透過性を有する部分が一部分のみであってもよい。ただし、第一誘導部211および第二誘導部221を構成する部分(第一誘導部211の周囲、第二誘導部211の周囲)については、光透過性を有するものとされる。また、第一誘導部材21と第二誘導部材22とが互いに重なる部分については、光透過性を有するものとされる。
第一誘導部材21および第二誘導部材22の後方には、前方に向かって光を出射する光源30(光軸が前後方向に沿う光源30)が配置されている(図5参照)。具体的には、第一誘導部材21および第二誘導部材22の後方には、複数の光源30(LED)が実装された基板31が設けられている。本実施形態では、平面方向においておおよそ均等になるように複数の光源30(LED)が配置されている(図5(a)参照)。光源30と第一誘導部材21および第二誘導部材22の間には、光源30から出射された光を完全に遮断するものは存在しない。光源30から出射される光の色はどのようなものであってもよい。
本実施形態では、第一可動部材11および第二可動部材12が演出位置に位置したときには、光源30を駆動させる。これにより、露出した第一誘導部材21および第二誘導部材22は、光源30から出射された光に照らされることになる。したがって、露出した第一誘導部材21および第二誘導部材22自体が、演出位置に位置した第一可動部材11および第二可動部材12の上方を彩る装飾作用を発現する部材として機能することになる。そのため、第一誘導部211や第二誘導部221が露出することによって遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減することが可能である。
第一可動部材11および第二可動部材12が原位置に位置するときに、光源30を駆動させることがあってもよい。このようにすれば、原位置に位置する中継部材40が光源30からの光によって照らされる演出を実行することができる。つまり、光源30は、第一誘導部材21および第二誘導部材22を照らすだけでなく、いわゆる可動役物としての中継部材40を照らす役割を果たすことになる。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
誘導部材20に補強部23が形成された構成とする。上記実施形態に則していえば、誘導部材20には長孔である誘導部(第一誘導部211、第二誘導部221)が形成されており、当該誘導部の存在が部材強度の低下を招くおそれがあるため、補強部23を設ける(第一誘導部材21に形成された補強部23を第一補強部231と、第二誘導部材22に形成された補強部23を第二補強部232とする。いずれか一方の誘導部材20にのみ補強部23が設けられた構成としてもよい)。例えば、誘導部が延びる方向に対して交差する方向に延びる線状を呈する複数の補強部23が形成された構成とする(図6(a)(b)参照)。補強部23としては、前方あるいは後方、またはその両方に向かって突出する突状のものを形成することを例示することができる。つまり、いわゆる「リブ」として補強機能を発現する補強部23とすることが考えられる。補強部23は誘導部材20に一体的に形成されたものであってもよいし、別の部材によって構成されるものであってもよい。
このような補強部23は、誘導部材20の強度向上に資するだけでなく、装飾性の向上にも資する。具体的には、光源30(図を分かりやすくするため図6(c)においては省略)から出射された光は、補強部23が形成された部分を通過するものと、補強部23が形成されていない部分を通過するものとでは、遊技者にはその見え方が異なる(屈折態様が異なる)ものとなるから、補強部23が模様のように振る舞うことになる。つまり、補強部23によって、光源30によって照らされる誘導部材20の装飾性を向上させることが可能となる。
○第二具体例(第一具体例をさらに発展させた例)
第一誘導部材21に形成された第一補強部231(図6(a)参照)と第二誘導部材22に形成された第二補強部232(図6(b)参照)が、以下のような関係にあるものとする。上述したように、第一誘導部材21と第二誘導部材22はその少なくとも一部が前後方向において重なる(誤差の範囲のずれは許容するものとする。以下、補強部23や後述する装飾部61に関し「重なる」というときは同じ)。当該重なる部分において形成された第一補強部231と第二補強部232の少なくとも一部が、前後方向において互いに重なるように設定されたものとする(図6(c)参照)。
このような構成とすれば、光源30(図を分かりやすくするため図6(c)においては省略)を駆動させたとき、第一誘導部材21においては第一補強部231が、第二誘導部材22においては第二補強部232がそれぞれ模様であるかのように振る舞うことになる。そして、当該第一補強部231と第二補強部232の少なくとも一部が前後方向で互いに重なるようにすることで、別の部材に形成された補強部23であるにも拘わらず、装飾の一体感を高めることが可能となる。
○第三具体例(第一具体例をさらに発展させた例)
光源30の前方(光出射側)に、少なくとも一部が光透過性を有する部分である光透過部材60(図7(a)参照)が設けられた構成とする。例えば、前後方向において、光源30と第二誘導部材22との間に位置するように、光透過部材60が設けられる。光透過部材60における光透過性を有する部分は、第一誘導部材21と第二誘導部材22の組体(図7(b)参照)における第一誘導部材21と第二誘導部材22が重なる部分に対して重なる。光透過部材60における光透過性を有する部分は、第一誘導部材21や第二誘導部材22における光透過性を有する部分と同様に無色透明とされるとよい。
かかる光透過部材60には装飾部61が形成されている(図7(a)参照)。光透過部材60は、大まかにみて平板状の部材である。装飾部61は、当該装飾部61が形成されていない箇所と形状が異なる部分である。本例における装飾部61は、光透過部材60の表面(前面または後面)から突出する突状の部分である。当該装飾部61の一つ一つの態様は、第一補強部231および第二補強部232に形成されたものと同様に線状を呈する。そして、かかる装飾部61の少なくとも一部が、第一補強部231および第二補強部232の少なくとも一部と重なるようにして、光透過部材60が配置されている(図7(c)参照)。
光源30(図を分かりやすくするため図7(c)においては省略)から出射された光は、光透過部材60を通過し、第一誘導部材21および第二誘導部材22を通過することになる。光透過部材60を通過する光は、その装飾部61を通過するものが他の部分を通過するものとは異なる態様で視認されることになる。つまり、光透過部材60の装飾部61が模様のように視認されることになる。かかる装飾部61は、第一補強部231や第二補強部232と重なるように設けられているため、当該装飾部61により、補強部23による装飾が強調されることになる。
第一補強部231および第二補強部232の一方のみと装飾部61が重なる構成としてもよい。このような構成とすれば、装飾部61が重なる第一補強部231および第二補強部232の一方が、他方に比してよりはっきりと視認される装飾態様となる。
また、光透過部材60に、第一補強部231や第二補強部232と重なる装飾部61とは別の装飾部を設けた構成としてもよい。このような構成とすれば、光透過部材60に形成された別の装飾部によって構築される模様と、第一補強部231や第二補強部232、それに重なる装飾部61によって構築される模様とが組み合わされたかのような装飾態様となる。
○第四具体例(第一具体例〜第三具体例を発展させた例)
可動部材10とは別の部材であって、特定位置に位置することが可能な特定部材70を備えたものとする。本例における特定部材70は、所定の範囲を動作可能に設けられたものである。当該動作可能な範囲に特定位置が含まれる。なお、特定部材70を、特定位置に固定されたものとしてもよい。
特定部材70を動作させるための駆動機構はどのようなものであってもよいから説明を省略する。可動部材10と同じ駆動源によって動作する(可動部材10とリンクして動作する)ものであってもよい。ただし、可動部材10が演出位置に位置したときに、特定部材70が特定位置に位置するような構成である必要がある。
第一誘導部材21は、その下側縁が第一誘導部211に沿うような形状を呈する。つまり、左から右に向かって次第に上方に向かうような湾曲した形状を呈する。第二誘導部材22は、その下側縁が第二誘導部221に沿うような形状を呈する。つまり、右から左に向かって次第に上方に向かうような形状を呈する。第一誘導部材21と第二誘導部材22は、両者の下側縁が交差し、かつ遊技機1を幅方向に二分する直線に関し線対称となるように設けられているため、正面視において下向きに開口した凹状の空間(以下、特定空間Sと称する)が形成される。特定位置に位置する特定部材70は、その少なくとも一部が特定空間S内に入り込んだ状態にある(図8参照)。
複数の補強部23(第一補強部231、第二補強部232)は、特定位置に位置する特定部材70に近い側から離れるにつれて互いの距離が大きくなるように形成されている。つまり、特定部材70を略中心とする放射状に形成されている(図8参照)。したがって、可動部材10を演出位置に位置させるとともに、特定部材70を特定位置に位置させた状態で光源30((図を分かりやすくするため図8においては省略)を駆動させたとき、補強部23によって形成される模様は、特定位置に位置した特定部材70を強調するかのような態様となる。つまり、本例では、可動部材10を演出位置に位置させることにより露出した誘導部(第一誘導部211、第二誘導部221)を目立たなくするということに留まらず、特定位置に位置した特定部材70を目立たせるように誘導部材20が作用することになる。
○第五具体例(第四具体例を具体化した例)
特定部材70が正面視略円形状を呈する円形部71を含むものとする。当該円形部71としては、キャラクタの「顔」等、おおよそ円形状を呈するものを例示することができる。特定部材70が特定位置に位置したときには、特定空間S内に当該円形部71の少なくとも一部が入り込んだ状態となる(図9参照)。
複数の補強部23(第一補強部231、第二補強部232)は、特定部材70を略中心とする放射状に形成されているため、光源30(図を分かりやすくするため図9においては省略)を駆動したときには放射状の模様が視認されることになる。つまり、放射状の模様によって強調される対象が円形部71となるため、強調される対象と模様の態様が調和した演出態様とすることが可能である。
○第六具体例
上記第一具体例〜第五具体例では、補強部23は誘導部材20を補強するもの(リブ)であり、かつ、光源30を駆動させたときに模様のように浮かび上がる部分であることを説明したが、補強機能が発現されない部分であってもよい。つまり、誘導部材20において、光源30を駆動させたときに、誘導部材20における特定の部分が、当該特定の部分以外の部分の少なくとも一部とは異なる態様で視認されるものであればよい。例えば、上記例でいう補強部23が形成された箇所に相当する部分を第一の部分とし、当該第一の部分における光透過態様と、当該第一の部分以外の少なくとも一部である第二の部分における光透過態様が遊技者視点で異なる構成とする。第一の部分と第二の部分の一方が全く光を透過しない態様としてもよい。
このような構成としても、可動部材10が演出位置に位置して誘導部(第一誘導部211、第二誘導部221)が露出したときに光源を駆動させれば、第一の部分と第二の部分における光透過態様の差により、誘導部材20には何らかの模様が浮かび上がったかのような作用が奏されるため、誘導部(第一誘導部211、第二誘導部221)が露出することによる遊技者の興醒めを抑制することが可能である。
○第七具体例
上記実施形態では、第一可動部材11および第二可動部材12と、各可動部材10に対応する第一誘導部材21(第一誘導部211)および第二誘導部材22(第二誘導部221)が設けられていることを説明したが、一の可動部材と一つの誘導部材(一つの誘導部)が設けられた構成においても同様の技術思想が適用可能である。また、三つ以上の可動部材と三つ以上の誘導部材(誘導部)が設けられた構成においても同様の技術思想が適用可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、回動式遊技機等、その他の遊技機に対して上記実施形態と同様の技術思想を適用することも可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
光源と、
所定の範囲を動作可能に設けられた可動部材と、
前記光源の光出射側に位置するように光透過性を有する部分が形成された部材であって、当該光透過性を有する部分に前記可動部材を誘導する誘導部が形成された誘導部材と、
を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、誘導部が形成された誘導部材が光源から出射された光に照らされる(誘導部材を装飾として機能させることができる)ため、誘導部が見えてしまうことにより遊技者が興醒めしてしまうおそれを低減することが可能である。
・手段2
前記誘導部材における光透過性を有する部分には、前記誘導部が延びる方向に対して交差する方向に延びる複数の補強部が形成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記構成によれば、補強部は、誘導部を補強するものとしての機能だけでなく、光源により照らされたときの装飾性を向上させる機能を発現することになる。
・手段3
前記可動部材として、第一可動部材および第二可動部材を備え、
前記誘導部材として、前記第一可動部材を誘導する第一誘導部が形成された第一誘導部材および前記第二可動部材を誘導する第二誘導部が形成された第二誘導部材を備え、
前記第一誘導部材には、前記補強部として、前記第一誘導部が延びる方向に対して交差する方向に延びる第一補強部が形成され、
前記第二誘導部材には、前記補強部として、前記第二誘導部が延びる方向に対して交差する方向に延びる第二補強部が形成され、
前記第一補強部と前記第二補強部は、その少なくとも一部が前後方向で互いに重なるような位置に形成されていることを特徴とする手段2に記載の遊技機。
このように、複数の誘導部材を備える場合には、各誘導部材に形成される補強部同士の少なくとも一部が前後方向で互いに重なるようにして、一体感のある装飾が担保されるようにするとよい。
・手段4
前記光源の光出射側に位置するように光透過性を有する部分が形成された光透過部材が設けられ、
前記光透過部材における光透過性を有する部分には、少なくとも一部が前記補強部に重なる装飾部が形成されていることを特徴とする手段2または手段3に記載の遊技機。
このように、補強部に重なるような装飾部を有する光透過部材を別途設けた構成とすることもできる。これにより、補強部による装飾が強調されることになる。
・手段5
前記補強部は、突状部分であることを特徴とする手段2から手段4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、補強部による誘導部の補強機能の向上、および光により照らされる補強部の存在がよりはっきりと示されることによる装飾機能の向上につながる。
・手段6
前記可動部材とは別の部材であって、特定位置に位置することが可能な特定部材を備え、
複数の前記補強部は、前記特定位置に位置する前記特定部材に近い側から離れるにつれて、互いに離れるように放射状に形成されていることを特徴とする手段2から手段5のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、特定部材が、補強部による装飾によって強調されるかのような演出態様を実現することが可能である。
・手段7
前記特定部材は、正面視略円形状を呈する円形部を含み、
複数の前記補強部は、前記特定位置に位置する前記特定部材の前記円形部に近い側から離れるにつれて、互いに離れるように放射状に形成されていることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
このようにすることで、正面視円形状を呈する特定部材の円形部が、補強部による装飾によって強調されるかのような演出態様を実現することが可能である。
1 遊技機
10 可動部材
11 第一可動部材
12 第二可動部材
20 誘導部材
21 第一誘導部材
211 第一誘導部
22 第二誘導部材
221 第二誘導部
23 補強部
231 第一補強部
232 第二補強部
30 光源
60 光透過部材
61 装飾部
70 特定部材
71 円形部

Claims (1)

  1. 光源と、
    所定の範囲を動作可能に設けられた可動部材と、
    前記光源の光出射側に位置するように無色透明の部分が形成された部材であって、当該無色透明の部分に前記可動部材を誘導する誘導部が形成された誘導部材と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
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