JP2019058044A - モータの制御装置およびアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの上昇を抑えつつ、モータの極低速時、回転停止時のトルク変動を軽減する。
【解決手段】モータ制御装置120は、モータの回転速度と目標回転速度との差に基づいて電流指令値を出力する速度制御部122と、モータに流れる電流値と電流指令値との差に基づいて電圧指令値を出力する電流制御部124と、モータの回転速度に基づいて補正電圧値を決定する補正電圧決定部125と、電圧指令値を補正電圧値によって補正する電圧補正部126と、電圧補正部126の出力に基づいてモータを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部127とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、多相ブラシレスモータの制御装置およびそれを用いたアクチュエータに関する。
特開2014−110761号公報(特許文献1)には、ホールセンサを使用したモータの速度制御について開示されている。ホールセンサを含む電気角センサを使用したモータの制御は一般的に以下の通りである。
モータを速度制御する場合、電気角を取得するセンサを使用し、電気角の推移からモータの速度を計算する。そして、算出した速度と速度指令値との差により速度制御を行い、モータのトルク指令値(電流値)を決定する。さらに、電流制御によりモータに出力する電圧を決定し、各相に応じたPWM信号を生成する。
特開2014−110761号公報
電気角を取得するセンサは様々の種類があり、その中でホールセンサについては、安価ではあるが分解能が低いため、特に低速時の動作において速度制御または位置制御等により生成されるトルク指令値の挙動に難がある。一方、高精度な動作を要求される場合は、レゾルバといった分解能の高いセンサを使用するが、レゾルバを採用するとモータ駆動システムのコストが増大する。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ホールセンサ等の分解能の低い電気角を検知するセンサを使用したモータ、アクチュエータの制御において、低速回転時においてもトルクが不安定にならないモータの制御装置およびそれを用いたアクチュエータを提供することである。
この発明は、要約すると、モータの制御装置であって、モータの回転速度と目標回転速度との差に基づいて電流指令値を出力する速度制御部と、モータに流れる電流値と電流指令値との差に基づいて電圧指令値を出力する電流制御部と、モータの回転速度に基づいて補正電圧値を決定する補正電圧決定部と、電圧指令値を補正電圧値によって補正する電圧補正部と、電圧補正部の出力に基づいてモータを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを備える。
好ましくは、補正電圧決定部は、モータの回転速度がゼロより大きくかつ第1の値より小さい範囲では第1極性の電圧値を出力し、モータの回転速度が第2の値より大きくかつゼロより小さい範囲では第1極性とは逆の第2極性の電圧値を出力するように構成される。第1極性が正であり第2極性が負である場合には、電圧補正部は、補正電圧値を電圧指令値から減算するように構成され、第1極性が負であり第2極性が正である場合には、電圧補正部は、補正電圧値を電圧指令値と加算するように構成される。
より好ましくは、補正電圧決定部は、モータの回転速度がゼロより大きくかつ第1の値より小さい範囲では、モータの回転速度がゼロから離れるほど第1極性の電圧値をゼロに近づけるように決定し、モータの回転速度が第2の値より大きくかつゼロより小さい範囲では、モータの回転速度がゼロから離れるほど第2極性の電圧値をゼロに近づけるように決定する。
この発明は、他の局面では、上記いずれかに記載のモータ制御装置と、モータ制御装置によって制御されるモータと、モータによって駆動される運動変換機構部とを備える、アクチュエータである。
本発明によれば、分解能の高いセンサを使用せずとも安定した低速動作をするモータ、アクチュエータを実現することができる。
モータ駆動システム10の概略構成を示すブロック図である。 図1のモータ制御装置120の構成を示すブロック図である。 補正電圧決定部125の入出力特性の一例を示す図である。 定速回転における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。 定速回転における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。 加速時における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。 加速時における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。 減速時における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。 減速時における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。 モータ駆動システムの応用例を示した図である。 主にモータ13と運動変換機構部Bによって構成される電動アクチュエータの構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、モータ駆動システム10の概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、モータ駆動システム10は、モータ制御装置120と、ドライブ回路130と、インバータ140と、三相モータ(以下、「モータ」と)13と、ホールセンサ70と、電流センサ90とを含む。
モータ制御装置120は、電流センサ90が検出したモータ13の各相コイルの電流値iと、回転速度検出部60が検出したモータ13のロータの回転速度ωと、与えられた指令値ωrとに基づいて、ドライブ回路130を制御する。モータ制御装置120が受ける指令値ωrは、回転速度である例を示したが、指令値は、回転速度以外でも、トルク、モータのロータに連動する被駆動体の位置などに関する値でも良い。モータ制御装置120は、与えられる指令値ωrから電流指令値を生成し、PWM処理を行なってドライブ回路130の駆動信号を生成する。
ドライブ回路130は、モータ制御装置120から受信したPWM信号に基づき、インバータ140内の6つのパワースイッチング素子をそれぞれオン/オフ作動させるための制御パルスを発生させて、インバータ140に送信する。インバータ140内の6つのパワースイッチング素子がオン/オフ作動することによって、U相,V相,W相の通電路からステータコイルに駆動電流が流れ、モータ13が回転駆動される。
ホールセンサ70は、磁極のN極、S極により出力が2値に切り替わるセンサである。回転速度検出部60は、ホールセンサ70の出力の変化の時間間隔から回転速度を演算する。
図2は、図1のモータ制御装置120の構成を示すブロック図である。モータ制御装置120は、速度比較部121と、速度制御部122と、電流比較部123と、電流制御部124と、補正電圧決定部125と、電圧補正部126と、駆動信号生成部127とを含む。
速度比較部121は、回転速度検出部60で検出されたモータ13のロータの回転速度ωと速度指令値ωrとを比較し、速度誤差を出力する。速度制御部122は、速度誤差を受けて電流指令値を出力する。電流比較部123は、電流センサ90で検出されたモータ13のコイル電流iと速度制御部122の出力とを比較し、電流指令値irを出力する。電流制御部124は、電流指令値irに基づいて電圧指令値を出力する。補正電圧決定部125は、回転速度ωに基づいて補正電圧Vcを出力する。電圧補正部126は、電流制御部124の出力する電圧値から補正電圧Vcを減算することによって、補正後の電圧Vを出力する。駆動信号生成部127は、電圧Vをキャリア信号でパルス幅変調(PWM)し、電圧パルスを生成する。
モータ制御装置120における補正電圧Vcは、モータ13の角速度ωが検知可能であり、電流制御部124を有しその上流に電流指令値irを生成する制御ブロックを有する構成において有効である。変形例として、上記の速度制御部122から電流制御部124に電流制御指令値irを出力する構成の他に、位置制御の結果を電流制御部に出力するような構成等にも補正電圧決定部125および電圧補正部126を適用することができる(後に図10に一例を示す)。
図1、図2の例では、3相モータにおいてPWM制御を行なう構成を簡易的に示したが、モータ制御装置120の電流制御部分で生成する電圧Vは、DCモータにおけるモータへの印加電圧の制御や、三相ACモータのベクトル制御におけるq軸電圧制御といった、トルク成分の電圧を補正する制御において使用することができる。
本実施の形態のモータ制御装置120の特徴は、速度検出値ωを補正電圧Vcに変換し、電流制御部が出力する電圧値から減算している点である。図3は、補正電圧決定部125の入出力特性の一例を示す図である。補正電圧決定部125が出力する補正電圧Vcは、一例として、負荷が同一な場合には、以下の1)〜4)に示す特性を有することが好ましい。
1)補正しなくともモータのトルクが安定する検出回転速度ω1以上または−ω2以下において、補正電圧Vcは0となる。
2)検出回転速度ωと補正電圧Vcの符号は同一である。
3)補正電圧Vcは検出回転速度ωに対して負の傾きを有する。
4)補正電圧Vcはトルク成分の電圧にのみ作用させる。
なお、上記2)、3)の極性を反転させ、補正電圧Vcを電流制御部が出力する電圧値に加算するように変形しても良い。
図2に示すモータ制御装置120は、モータの回転速度と目標回転速度との差に基づいて電流指令値を出力する速度制御部122と、モータに流れる電流値iと電流指令値との差に基づいて電圧指令値を出力する電流制御部124と、モータの回転速度に基づいて補正電圧値を決定する補正電圧決定部125と、電圧指令値を補正電圧値によって補正する電圧補正部126と、電圧補正部の出力に基づいてモータを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部127とを備える。
補正電圧決定部125は、モータの回転速度がゼロより大きくかつ第1の値ω1より小さい範囲では第1極性(正または負)の電圧値を出力し、モータの回転速度が第2の値(−ω2)より大きくかつゼロより小さい範囲では第1極性とは逆の第2極性(負または正)の電圧値を出力するように構成される。第1極性が正であり第2極性が負である場合には、電圧補正部126は、図2に示すように補正電圧値Vcを電圧指令値から減算するように構成される。一方、第1極性が負であり第2極性が正である場合には、電圧補正部126は、図示しないが、補正電圧値Vcを電圧指令値と加算するように構成される。
図2の例では、補正電圧決定部125は、モータの回転速度がゼロより大きくかつ第1の値ω1より小さい範囲では第1極性(正)の電圧値をモータの回転速度がゼロから離れるほどゼロに近づけるように決定し、モータの回転速度が第2の値(−ω2)より大きくかつゼロより小さい範囲では第2極性(負)の電圧値をモータの回転速度がゼロから離れるほどゼロに近づけるように決定する。
具体的には、図3に示すように、ω≦−ω2またはω1≦ωの範囲では、補正電圧決定部125は補正電圧Vc=0を出力する。−ω2<ω<0の範囲では、補正電圧Vcは、回転速度ωの増加に応じてゼロから−Vc2まで低下する。このとき補正電圧Vcは、Vc=−k2×ω−Vc2と表される。ここで、−k2は負の傾きを示し、k2=Vc2/ω2である。また、0<ω<ω1の範囲では、補正電圧Vcは、回転速度ωの増加に応じてVc1からゼロまで低下する。このとき補正電圧Vcは、Vc=−k1×ω+Vc1と表される。ここで、−k1は負の傾きを示し、k1=Vc1/ω1である。
ただし、補正電圧Vcはモータ13の負荷によって変動するため、ロータ位置やロータ回転速度によって負荷が変動する場合は、それに応じた補正電圧Vcを生成する必要がある。
続いて、本実施の形態のモータ制御における電圧補正を適用した場合と適用しない場合とについて回転速度の変動を示して説明する。
図4は、定速回転における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。図5は、定速回転における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。
電圧補正をしない場合、分解能の低さにより、次の角度に移るまでに必要なトルク値が大きくなりすぎて、過大、過小を繰り返すためトルクが不安定になる。その結果、図4に示すように、指令回転速度(300rpm付近)に対して±400rpmの範囲で実回転速度が変化する。
これに対し、電圧補正を行なうと、速度に応じてトルク分の電圧を減少させることによって、過大分のトルクが抑えられるため、図5に示すように開始直後はオーバーシュートするものの実回転速度の変動幅が極めて小さくなり、指令回転速度(300rpm付近)に近い値で実回転速度も安定する。
図6は、加速時における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。図7は、加速時における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。図6、図7では、指令回転速度を0rpmから1200rpmまで15秒で加速した場合の実回転速度の変化が示される。図6に示すように、電圧補正適用前の制御では、0rpm〜700rpmの低回転の範囲では、回転数変動が著しく、700rpmを超えると回転速度の変動は少なくなっている。これに対し、図7に示すように、電圧補正適用後の制御では、0rpm〜700rpmの低回転の範囲でも700rpmを超える高回転の範囲でも回転速度の変動は少なくなっている。
図8は、減速時における電圧補正適用前の回転速度の変動を示す図である。図9は、減速時における電圧補正適用後の回転速度の変動を示す図である。図8、図9では、指令回転速度を1200rpmから0rpmまで15秒で減速した場合の実回転速度の変化が示される。図8に示すように、電圧補正適用前の制御では、1200rpmから700rpmに至るまでの高回転の範囲では、回転速度の変動は小さく抑えられているが、700rpmから0rpmに至るまでの低回転の範囲では、回転数変動が著しくなっている。これに対し、図9に示すように、電圧補正適用後の制御では、0rpm〜700rpmの低回転の範囲でも700rpmを超える高回転の範囲でも回転速度の変動は少なくなっている。
以上より、加減速時においても、本実施の形態の電圧補正を適用することによって低速時の不安定な部分を解消することができている。
以上のように、加速、定速、減速時の全ての領域において同様の電圧補正を適用することによって、低速時の不安定な動作を解消することができる。
[応用例]
本実施の形態のモータ制御装置は、モータ制御装置によって制御されるモータと、モータによって駆動される運動変換機構部とを備える、アクチュエータに応用できる。
図10は、モータ駆動システムの応用例を示した図である。図10を参照して、モータ駆動システム110は、図1のモータ駆動システム10に運動変換機構部Bを組み込んだものである。モータ駆動システム110は、モータ駆動システム10の構成に加えて、運動変換機構部Bと、ストロークセンサ150とをさらに備える。
運動変換機構部Bは、モータ13のロータに連結されたボールねじナット42と回転が規制されたボールねじシャフト41とを含む。モータ13のロータによってボールねじナット42が回転されると、ボールねじシャフト41が回転方向に応じて前進または後退をするようにストローク量Xが変化する。ストロークセンサ150は、ボールねじシャフト41のストローク量Xを検出し、モータ制御装置120Aに出力する。モータ制御装置120Aは、ストローク量Xが指令値と一致するようにモータ13の回転を制御する。モータ制御装置120Aでは、モータ制御装置120の構成において、速度指令値ωrをストローク量Xとストローク量の目標値との差に基づいて発生させる位置制御部が付加される。
図11は、主にモータ13と運動変換機構部Bによって構成される電動アクチュエータの具体的な構成を示す断面図である。図1に示すように、電動アクチュエータ1は、駆動部A、運動変換機構部Bおよびターミナル部Dを備える。
筐体2は、第1ケーシング20、第2ケーシング22および第3ケーシング26とからなる。第2ケーシング22および第3ケーシング26は、組立用ボルトによって第1ケーシング20に対して連結されており、第1ケーシング20の軸方向一方側の端部開口は第2ケーシング22によって閉塞される。第2ケーシング22は、ベース部材23と、ベース部材23の中央穴に挿通された案内軸24とを備える。案内軸24は、取付用ボルトによってベース部材23に連結されている。
駆動部Aは、3相モータであるモータ13を含む。モータ13は、ステータ11と、ステータ11の内周に対向配置されたロータ12とを含むラジアルギャップ型のモータである。ステータ11は、ステータコア11aと、絶縁用のボビン11bと、ボビン11bに巻き回された励磁コイル11cとを備える。なお、励磁コイル11cは、U相、V相およびW相の各々に対応する励磁コイルを含む。ロータ12は、ロータコア12aと、ロータコア12aの外周に取り付けられた永久磁石12bと、ロータコア12aを外周に装着した円筒状のロータインナ12cとを備える。
ターミナル部Dは、コネクタ16と、バスバー17とを有する。コネクタ16内には動力電源用の端子が設けられ、この端子はバスバー17の端子17aを介して励磁コイル11cと電気的に接続されている。
運動変換機構部Bは、モータ13のロータ12と同軸に配置され、電動アクチュエータ1の出力軸4を構成するボールねじシャフト41と、ボールねじシャフト41の外周に回転可能に嵌合されたボールねじナット42と、ボールねじシャフト41とボールねじナット42との間に介在する複数のボール45と、ボールねじシャフト41が軸方向に進退移動する際に、ボールねじシャフト41の外周面に設けられた螺旋溝41cとボールねじナット42の内周面に設けられた螺旋溝43aとの間でボール45を無限循環させる循環部材としてのこま46とを備えたボールねじ40で構成される。こま46は、ボールねじナット42の内周面および外周面に開口した貫通穴の内部に配置され、ボールねじナット42に固定される。
ボールねじナット42は、内周面に螺旋溝43aが形成され、モータ13のロータ12(ロータインナ12c)とトルク伝達可能にロータインナ12cの内周に配置されたねじナット部43と、ねじナット部43の一端から第2ケーシング22に近接する位置まで軸方向に延びた筒状部44とを一体に有する。
ボールねじナット42は、転がり軸受18,19によって、筐体2に対して回転自在に支持されている。転がり軸受18,19は、シール付の玉軸受(深溝玉軸受)で構成される。
ボールねじシャフト41と案内軸24との間には、ボールねじシャフト41および案内軸24に対して軸方向に相対スライド可能に中空軸状のインナシャフト47が配置されている。インナシャフト47は、連結ピン51によってボールねじシャフト41と連結されている。連結ピン51の抜け止めを図るため、連結ピン51の内径端部にガイドローラ53を外嵌している。ガイドローラ53は、案内軸24の外周部に設けられた軸方向の案内溝24aに嵌合されている。このような構成により、モータ13が駆動されてロータ12が回転し、これに伴ってボールねじナット42がボールねじシャフト41の軸線回りに回転すると、ボールねじシャフト41を含む出力軸4は回り止めされた状態で軸方向に進退移動する。
このような用途では、モータ13は常時回転しているわけではなく、回転と停止とを頻繁に繰り返すことが多い。このような用途では、本実施の形態のモータ駆動システムを用いることにより、運動変換機構部のストローク量をスムーズに変更することが可能となる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,110 モータ駆動システム、13 モータ、60 回転速度検出部、70 ホールセンサ、90 電流センサ、B 運動変換機構部、41 ボールねじシャフト、42 ボールねじナット、120,120A モータ制御装置、121 速度比較部、122 速度制御部、123 電流比較部、124 電流制御部、125 補正電圧決定部、126 電圧補正部、127 駆動信号生成部、130 ドライブ回路、140 インバータ、150 ストロークセンサ。

Claims (4)

  1. モータの制御装置であって、
    前記モータの回転速度と目標回転速度との差に基づいて電流指令値を出力する速度制御部と、
    前記モータに流れる電流値と前記電流指令値との差に基づいて電圧指令値を出力する電流制御部と、
    前記モータの回転速度に基づいて補正電圧値を決定する補正電圧決定部と、
    前記電圧指令値を前記補正電圧値によって補正する電圧補正部と、
    前記電圧補正部の出力に基づいて前記モータを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部とを備える、モータの制御装置。
  2. 前記補正電圧決定部は、前記モータの回転速度がゼロより大きくかつ第1の値より小さい範囲では第1極性の電圧値を出力し、前記モータの回転速度が第2の値より大きくかつゼロより小さい範囲では前記第1極性とは逆の第2極性の電圧値を出力するように構成され、
    前記第1極性が正であり前記第2極性が負である場合には、前記電圧補正部は、前記補正電圧値を前記電圧指令値から減算するように構成され、
    前記第1極性が負であり前記第2極性が正である場合には、前記電圧補正部は、前記補正電圧値を前記電圧指令値と加算するように構成される、請求項1に記載のモータの制御装置。
  3. 前記補正電圧決定部は、前記モータの回転速度がゼロより大きくかつ前記第1の値より小さい範囲では、前記モータの回転速度がゼロから離れるほど前記第1極性の電圧値をゼロに近づけるように決定し、前記モータの回転速度が前記第2の値より大きくかつゼロより小さい範囲では、前記モータの回転速度がゼロから離れるほど前記第2極性の電圧値をゼロに近づけるように決定する、請求項2に記載のモータの制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置と、
    前記モータ制御装置によって制御されるモータと、
    前記モータによって駆動される運動変換機構部とを備える、アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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