JP2019057994A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの温度に係わらずアクセル操作に応じて変化するパラメータがしきい値を超えた際に、バッテリの冷却手段を駆動させる。【解決手段】加速時等にアクセル開度がしきい値を超えて、バッテリ7の温度が上昇するとされる状況で、実際のバッテリ7の温度に係らず(温度が実際に上昇する前であっても)、冷却ファン25の駆動を開始し、バッテリ7の温度が高くなり過ぎない状態で、冷却ファン25の駆動の開始を加速開始に追従させ、加速時におけるバッテリ7の温度の昇温の抑制を確実に実施する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行用モータにより駆動力を得る電動車両に関する。
近年、走行用モータで駆動輪を駆動させる車両(EV)や、走行用モータとエンジンとを組み合わせて車両の駆動力を得るようにしたハイブリッド車両が開発され、実用化が進んでいる。ハイブリッド車両としては、発電機をエンジンにより駆動させて発電し、走行用モータに給電を行うバッテリを充電する車両(HEV)や、バッテリを外部の商用電源でも充電可能な車両(PHEV)の実用化が進んでいる。
ハイブリッド車両には、走行用モータで駆動輪を駆動させるモータ走行モードと、走行用モータを駆動源とすると共にエンジンにより発電機を駆動させてバッテリや走行用モータに電力を供給するシリーズ走行モードと、走行用モータとエンジンとの両方を駆動源とするパラレル走行モードとが切り替えられるものが知られている。
バッテリは内部抵抗を有しており、充・放電に際しては発熱を伴うため、走行時は、放電によるモータへの電力供給や、回生運転による充電が繰り返されて、バッテリの温度は上昇する。このため、電動車両には、バッテリを冷却するための冷却手段(冷却ファン)が設けられている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の技術では、バッテリの温度が高くなった際に冷却ファンを駆動し、状況に応じて冷却ファンの風量を多くするように制御する技術が開示されている。例えば、アクセル開度が所定値以上になった場合に、冷却ファンの風量が多くなるモードに切り替えられる技術が開示されている。このため、加速時等、放電量が多くなる状況でバッテリの温度が高い場合、多くの風量でバッテリを冷却することができる。
特許文献1に開示された技術では、アクセル開度が所定値以上になって加速要求があった際に、バッテリの温度が高い場合に多くの風量で冷却を行うことができるが、温度が上昇してから冷却ファンを駆動する制御であるため、温度の状況によっては冷却ファンの駆動開始が加速開始に追従することができず、加速時に温度上昇を抑制することが不十分になることがあった。
特許第4254783号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、バッテリの温度に係わらずアクセルの状況に応じてバッテリの冷却手段を駆動させることができる電動車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の電動車両は、バッテリから電力が供給され、駆動輪に駆動力を伝える走行用モータと、電力が供給されることで駆動され、前記バッテリの冷却を行う冷却手段と、前記冷却手段の駆動を制御する冷却制御手段とを備え、前記冷却制御手段は、アクセル操作に応じて変化するパラメータがしきい値を超えた際に、前記冷却手段を駆動することを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、アクセル操作に応じて変化するパラメータ(例えば、アクセル開度、アクセル開度から演算等で求められる電流要求値、トルク要求値、バッテリ出力電力値等)がしきい値を超えた際に、冷却手段の駆動の開始を制御する。従って、バッテリの温度に係わらずアクセル操作に応じて変化するパラメータに応じてバッテリの冷却手段を駆動させることが可能になる。
このため、加速時にバッテリの温度が上昇するとされる状況で、実際のバッテリの温度に係わらず(温度が上昇する前であっても)、冷却手段の駆動を開始して、温度が高くなり過ぎない状態で、冷却手段の駆動の開始を加速開始に追従させることができ、加速時におけるバッテリの温度の昇温の抑制を確実に実施することができる。
そして、請求項2に係る本発明の電動車両は、請求項1に記載の電動車両において、エンジンと、前記エンジンを稼動させて走行する第1走行モードと前記エンジンを停止させて前記走行用モータで走行する第2走行モードとを切り替える走行制御手段とを備え、前記冷却制御手段は、前記第1走行モードと前記第2走行モードとで前記しきい値を変更する変更手段を有することを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、第1走行モード、即ち、エンジン駆動走行モードと、第2走行モード、即ち、モータ走行モードとで、アクセル操作に応じて変化するパラメータのしきい値(例えば、アクセル開度のしきい値)を変更する。
また、請求項3に係る本発明の電動車両は、請求項2に記載の電動車両において、前記変更手段は、前記第1走行モードが選択されている場合には、前記第2走行モードが選択されている場合より前記しきい値の値を大きくすることを特徴とする。
そして、請求項3に係る本発明では、第1走行モードが選択されている場合、バッテリからの電力の消費が少なくなるため、しきい値の値を大きくし、冷却手段の駆動の開始を遅らせて、必要以上の電力の消費を抑制する。
つまり、モータ走行モードでのしきい値よりもエンジン駆動走行モードでのしきい値の値を大きく設定し、エンジン駆動走行モードでは、例えば、アクセル開度がモータ走行モードよりも大きくなってから冷却手段の駆動を開始する。即ち、モータ走行モードに比べてバッテリからの電力の放出が少ないエンジン駆動走行モードでは、冷却手段の駆動の開始を遅らせて、必要以上の電力の消費を抑制する。
また、請求項4に係る本発明の電動車両は、請求項2又は3に記載の電動車両において、前記エンジンにより駆動されて、発電した電力を前記走行用モータに供給する発電機と、前記エンジンから前記駆動輪に伝達される動力を断接する断接手段と、を備え、前記第1走行モードは、前記断接手段を接状態として前記エンジンの駆動力を前記駆動輪に伝達して走行するパラレル走行モードと、前記断接手段を断状態として前記エンジンで前記発電機を発電させるとともに前記走行用モータで前記駆動輪を駆動して走行するシリーズ走行モードと、を含むことを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、第1走行モードとして、断接手段を接状態としてエンジンの駆動力で走行を行うパラレル走行モードと、断接手段を断状態としてエンジンで発電を行うとともに走行モータで走行を行うシリーズ走行モードを備えた車両に適用することができる。
また、請求項5に係る本発明の電動車両は、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電動車両において、前記駆動輪から伝達される動力により前記走行用モータで回生電力を発生させて前記バッテリに充電する回生ブレーキを検知する回生ブレーキ検知手段を備え、前記変更手段は、前記アクセル操作に応じて変化する前記パラメータが変化する以前の所定の期間に前記回生ブレーキが検知された場合には、前記しきい値の値を小さくなるよう変更することを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、アクセル操作に応じて変化するパラメータが変化する以前の所定の期間に、回生ブレーキが生じていた際には、充電が実施されてバッテリの温度が上昇している場合があるため、しきい値の値を小さくして冷却手段の駆動の開始を早めて速やかに冷却を開始する。回生ブレーキが生じていた時間が長いほどしきい値の値をより小さく設定することができる。
本発明の電動車両は、バッテリの温度に係わらずアクセルの状況に応じてバッテリの冷却手段を駆動させることが可能になる。
本発明の一実施例に係る電動車両の全体の概略構成図である。 本発明の一実施例に係る電動車両の冷却機構の概略構成図である。 本発明の一実施例に係る電動車両の冷却開始制御のフローチャートである。 本発明の一実施例に係る電動車両の冷却開始制御の経時変化の図である。
本発明の電動車両は、バッテリから電力が供給され、駆動輪に駆動力を伝える走行用モータと、電力が供給されることで駆動され、バッテリの冷却を強制的に行う冷却手段を備え、アクセル操作に応じて変化するパラメータとしてのアクセル開度がしきい値を超えた際に、冷却手段の駆動の開始を制御するものである。このため、バッテリの温度に係わらずアクセル開度に応じて、冷却手段の駆動を開始させることができ、例えば、加速時にバッテリからの放電が急増して温度が上昇すると推定される状況の時に、バッテリの冷却を速やかに開始することが可能になる。
アクセル操作に応じて変化するパラメータとしては、アクセル開度の他に、アクセル開度から演算等で求められる電流要求値、トルク要求値を用いることができる。また、バッテリの出力電力値を用いることができる。従って、バッテリの温度に係わらず、アクセル操作に応じて変化するパラメータがしきい値を超えた際に、バッテリの冷却手段を駆動させることが可能になる。
図1、図2に基づいて本発明の電動車両を具体的に説明する。
図1には本発明の一実施例に係る電動車両の全体の概略構成、図2にはバッテリの冷却機構の概略構成を示してある。図に示した電動車両は、走行用モータとエンジンが併用されたハイブリッド車両を適用した例である。
図1に示すように、電動車両1には、駆動輪2に動力を伝える走行用モータ3、及び、エンジン4が備えられている。走行用モータ3の駆動力は伝達機構5を介して駆動輪2に伝達される。走行用モータ3にはインバータ等の回路6を介してバッテリ7が接続されている。乗員のペダル操作(アクセル操作に応じて変化するパラメータ:アクセル開度)に応じた電力が、バッテリ7から回路6を介して走行用モータ3に供給される。
エンジン4には出力系8を介して発電機9が接続され、発電機9は回路6を介してバッテリ7(及び走行用モータ3)に接続されている。出力系8は発電機9に接続される一方で、クラッチ10(断接手段)を介して伝達機構5に接続されている。
電動車両1の運転状態に応じてエンジン4が運転(稼動)されると、エンジン4の駆動力が出力系8を介して発電機9に伝達される。発電機9はエンジン4の運転により回転して(駆動されて)発電が実施される。発電機9で発電された電力はバッテリ7、走行用モータ3に供給される。電動車両1の運転状態に応じてクラッチ10により出力系8と伝達機構5が接続されると、エンジン4の駆動力が発電機9、及び、駆動輪2に伝達される。
電動車両1には各種装置を総括的に制御する制御装置11が設けられ、制御装置11には、エンジン4の回転速度の情報、及び、車速の情報が入力される。バッテリ7にはバッテリ7の温度の状態を検出する温度センサー12が備えられ、温度センサー12の情報が制御装置11に入力される。また、電動車両1には、アクセル開度センサー13が備えられ、アクセル開度センサー13によりアクセルの状況としてアクセル開度が検出される。アクセル開度センサー13の検出情報(要求トルクの情報)が制御装置11に入力される。
また、制御装置11には、クラッチ10の情報、回路6の情報、走行用モータ3の情報、走行用モータ3、回路6、バッテリ7、発電機9の冷却系の情報が入力される。制御装置11は、電動車両1を統合的に制御する走行制御手段としての車両ECU14と、バッテリ7の制御を行う冷却制御手段としてのバッテリECU15を有している。
車両ECU14により、走行用モータ3、エンジン4等の制御を含む各種の走行制御が実施される。また、バッテリECU15により、バッテリ7の充・放電、冷却をはじめとした、バッテリ7の制御が実施される。
上記構成の電動車両1は、走行用モータ3を車両走行の動力源とするモータ走行モードと、エンジン4を駆動させるエンジン駆動走行モードとを備えている。そして、第1走行モード(エンジン駆動走行モード)は、クラッチ10を切断した状態(断状態)で走行用モータ3を車両走行の動力源とし、エンジン4を発電機9の動力源として用いるシリーズモードと、クラッチ10を接続した状態(接状態)で走行用モータ3とエンジン4のうち少なくともエンジン4を車両走行の動力源とするパラレルモードを有している。
車両ECU14の制御により、クラッチ10の接断、及び、走行用モータ3、エンジン4の駆動を制御することで、クラッチ10を切断した状態で走行用モータ3にて駆動輪2を駆動させる第2走行モード(モータ走行モード)と、エンジンを駆動させるエンジン駆動走行モード(シリーズモード、パラレルモード)、即ち、第1走行モードとが切り替えられるようになっている。
モータ走行モードでは、バッテリ7からの電力により走行用モータ3が駆動されて駆動輪2が駆動される。エンジン駆動走行モードでは、エンジン4により発電を行う発電機9からの電力、及び、バッテリ7からの電力により走行用モータ3が駆動されて駆動輪2が駆動される。また、エンジン駆動走行モードでは、エンジン4、及び、走行用モータ3が駆動源とされて駆動輪2が駆動される。
また、減速時等では、走行モータによる回生ブレーキの作用により駆動輪2からの駆動力が発電電力(回生電力)に変換されて(回生電力を発生させて)バッテリ7が充電される。バッテリ7は充・放電が繰り返されることになるため、内部抵抗によりバッテリ7の温度は上昇する。このため、電動車両1(バッテリ7)には、バッテリ7を冷却するための冷却装置(冷却手段:冷却器、冷却ファン等)が設けられている。
図2に基づいて冷却手段の構成を説明する。
図に示すように、バッテリ7は、ケース21内に多数の電池モジュール22が配され、電池モジュール22には、それぞれ複数の電池セル(図示省略)が収容されている。ケース21の内部には冷却装置23が設けられている。冷却装置23は、熱交換器等で構成される冷却器24と、冷却風(図中矢印で示してある)を循環させるための冷却ファン25が備えられている。
ケース21にはダクト26が形成され、冷却ファン25の駆動により冷却風がダクト26に送られ、冷却風が多数の電池モジュール22を通過して冷却器24に循環される。これにより、電池モジュール22が冷却風により冷却され、バッテリ7の昇温が抑制される。冷却ファン25の駆動(ON/OFF)は、バッテリECU15の指示により実行される。
上述した電動車両1では、アクセル操作に応じて変化するパラメータであるアクセル開度に応じて(アクセル開度センサー13の検出値に応じて)、即ち、アクセル開度がしきい値を超えた際に、冷却ファン25の駆動を開始する(冷却ファン25をONにする)。従って、バッテリ7の温度に係わらずアクセル開度に応じてバッテリ7の冷却を開始することが可能になる。
このため、加速時のようにアクセル開度が大きくなる際に、バッテリ7の温度が上昇すると推定される状況で(バッテリ7から多くの電力が放電される状況で)、実際にバッテリ7の温度が上昇する前であっても、冷却ファン25をONにすることができる。これにより、バッテリ7の温度が高くなり過ぎない状態で、冷却ファン25の駆動の開始を加速開始に追従させることができ、加速時におけるバッテリ7の温度の昇温の抑制を確実に実施することができる。
図3、図4に基づいて冷却ファン25の駆動を開始する制御を具体的に説明する。つまり、冷却ファン25の駆動を開始するアクセル開度のしきい値を設定する制御を具体的に説明する。
しきい値の変更は、バッテリECU15に含まれる変更手段にて行なわれる。尚、車両ECU14を含む他の制御手段に変更手段の機能を持たせることも可能である。
図3には冷却ファン25の駆動を開始する制御の処理を説明するフローチャートを示してある。また、図4には冷却ファン25の駆動を開始する制御の経時変化を示してあり、(a)はアクセル開度の経時変化、(b)は車速の経時変化、(c)はバッテリ電流の経時変化、(d)はバッテリ温度の経時変化、(e)は冷却ファン25の駆動(ON/OFF)の経時変化である。
図3に示すように、処理が開始すると、ステップS1でモータ走行モードであるか否かが判断される。即ち、バッテリ7からの電力だけで走行用モータ3が駆動されて電動車両1が走行するモードであるか否かが判断される。ステップS1でモータ走行モードであると判断された場合(第2走行モードが選択されている場合)、ステップS2でしきい値Xがモータ走行モードの基準とされるAに変更手段により設定される。
ステップS1でモータ走行モードではないと判断された場合、エンジン駆動走行モードと判断される(第1走行モードが選択されている)。エンジン駆動走行モードの一つであるシリーズ走行モードでは、発電機9からの電力が走行用モータ3に供給されるため、バッテリ7からの電力の供給が減り(放電が減り)、モータ走行モードに比べてバッテリ7の温度が上昇しにくくなる。
また、エンジン駆動走行モードの一つであるパラレル走行モードでは、エンジンの駆動力にて駆動輪を駆動することで、走行用モータの出力を軽減できるため、バッテリ7からの電力の供給が減り(放電が減り)、モータ走行モードに比べてバッテリ7の温度が上昇しにくくなる。
このため、ステップS1でモータ走行モードではないと判断された場合、ステップS3でしきい値XがA+α(モータ走行モードよりも高い値)に変更手段により設定される。しきい値XがA+αに設定されることで、アクセル開度がモータ走行モードよりも大きくなってから冷却ファン25の駆動が開始される。
このため、モータ走行モードに比べてバッテリ7からの電力の放出が少ないエンジン駆動走行モードでは、冷却ファン25の駆動の開始を遅らせて、必要以上の電力の消費を抑制することができる。
ステップS2でしきい値Xが基準とされるAに設定された後、もしくは、ステップS3でしきい値XがA+αに設定された後、ステップS4で回生ブレーキがあるか否かが判断される。回生ブレーキの有無は、車両ECU14に含まれる回生ブレーキ検知手段にて検知する。
ステップS4で回生ブレーキがあると判断された場合、しきい値がX−βとされ、しきい値Yが設定される。ここでいう、回生ブレーキがあるとの判断は、アクセル操作に応じて変化するパラメータが変化する以前の所定の期間内に、回生ブレーキ検知手段で回生ブレーキが検知された場合をいう。
更に、詳述すると、所定の期間内に所定時間以上の回生ブレーキか作動された場合をいうこととしてもよい。ステップS4で回生ブレーキがないと判断された場合、しきい値のXの値が、しきい値Yとして設定される。
つまり、アクセルが踏み込まれる以前の所定の期間内に回生ブレーキが生じていた際には、充電が実施されてバッテリ7の温度が上昇している可能性があるため、しきい値の値を小さくして(X−β)、冷却ファン25の駆動の開始を早めるようにしている。このため、回生ブレーキが生じていた際に、速やかに冷却を開始することができる。この場合、回生ブレーキが生じていた時間が長いほど、βの値を大きくして、しきい値の値をより小さく設定することができる。
つまり、モータ走行モードで回生ブレーキが生じていない場合(ステップS1、S2、S4、S6)、変更手段は、しきい値X(A)をそのまま、しきい値Yとして設定する。モータ走行モードで回生ブレーキが生じている場合(ステップS1、S2、S4、S5)、変更手段は、しきい値(X−β)をしきい値Yとして設定する。
一方、バッテリ7からの電力の放出が少ないエンジン駆動走行モードで、回生ブレーキが生じていない場合(ステップS1、S3、S4、S6)、しきい値X(A+α)が、しきい値Yとして設定される。エンジン駆動走行モードで、回生ブレーキが生じている場合(ステップS1、S3、S4、S5)、しきい値X{(A+α)−β}が、しきい値Yとして設定される。
ステップS5でしきい値Y(X−β)が設定された後、もしくは、ステップS6でしきい値Y(X)が設定された後、ステップS7でアクセル開度YAがしきい値Yを超えているか否かが判断される。ステップS7でアクセル開度YAがしきい値Yを超えていると判断された場合、ステップS8で冷却ファン25がONにされて冷却が開始され、処理が終了となる。ステップS7でアクセル開度YAがしきい値Yを超えていないと判断された場合、そのまま処理が終了となる。
運転状態に応じて冷却ファン25がONにされる(冷却手段が駆動される)アクセル開度のしきい値が設定され、冷却ファン25の駆動が開始される。この時の種々の状況の時間の経過に応じた変化を図4に基づいて説明する。
図4(a)に示すように、アクセルが踏まれてアクセル開度が大きくなると、図4(b)に示すように車速が速くなり、図4(c)に示すようにバッテリ7が放電されてバッテリ電流が高くなる。図4(a)に示すように、アクセルの踏み込みがなくなると、図4(b)に示すように車速が遅くなり、図4(c)に示すようにバッテリ7の電流が低くなり、減速状態で回生ブレーキにより充電状態となる(バッテリ電流がマイナスになる)。
図4(a)に示すように、アクセルが踏まれてアクセル開度が大きくなる途中の時刻t1で、アクセル開度YAがしきい値Yを超える。アクセル開度YAがしきい値Yを超えた時刻t1で、図4(e)に示すように、冷却ファン25がONにされる。図4(d)に示すように、時刻t1ではバッテリ温度が低い状態になっている。
尚、アクセル開度YAがしきい値Yを超えた時刻t1で冷却ファン25をONにして風量を一定の量にしたが、アクセル開度YAが大きくなればバッテリ7からの電力の供給が増えて(放電が増えて)、バッテリ7の温度上昇も大きくなるため、アクセル開度YAが大きいほど冷却ファン25の風量を高くすることも可能である。
バッテリ7の放電が継続することで、図4(d)に示すように、時刻t2でバッテリ7の温度がゆっくりと上昇し、冷却ファン25が駆動されているので、時刻t4で温度の上昇が抑制される。
つまり、バッテリ7の温度が上昇すると推定される状況で、実際にバッテリ7の温度が上昇する前に冷却ファン25をONにすることで、バッテリ7の温度が高くなり過ぎない状態で、冷却ファン25の駆動の開始を加速開始に追従させている。
バッテリ7の温度を冷却ファン25の駆動開始のトリガとした場合、図4(d)に示すように、時刻t3でバッテリ温度がしきい値Tを超え(図中点線で示してある)、図4(e)に一点鎖線で示すように、時刻t3で冷却ファン25がONにされることになる。この場合、図4(d)に示すように、バッテリ温度の上昇が速く、時刻t4で温度の上昇が抑制される。
時刻t3で冷却ファン25をONにした場合、アクセル開度YAがしきい値Yを超えた時刻t1で冷却ファン25をONにした場合に比べ、図4(d)に示すように、時刻t4で温度の上昇が抑制されるバッテリ温度が、Tt℃高くなる。
上述したように、アクセル開度がしきい値を超えた際に、冷却ファン25の駆動を開始するので、バッテリ7の温度に係わらずアクセル開度に応じてバッテリ7の冷却を開始することが可能になり、バッテリ7の温度が上昇することが見込まれる状況で、バッテリ7の温度上昇を的確に抑制することができる。
冷却ファン25をOFFにする条件は、例えば、冷却ファン25がONにされてから所定時間が経過し、アクセル開度が所定の開度よりも小さければOFFにすることができる。また、冷却ファン25がONにされてから所定時間が経過し、バッテリ7の温度が低下していれば、アクセル開度がある程度高くても、一旦、冷却ファン25をOFFにし、所定時間が経過した後にアクセル開度を見て、冷却ファン25のON/OFFを制御することが可能である。
上述したように、本実施例の電動車両1では、加速時等アクセル開度がしきい値を超えて、バッテリ7の温度が上昇するとされる状況で、実際のバッテリ7の温度に係わらず(温度が実際に上昇する前であっても)、冷却ファン25の駆動を開始する。このため、バッテリ7の温度が高くなり過ぎない状態で、冷却ファン25の駆動の開始を加速開始に追従させることができ、加速時におけるバッテリ7の温度の昇温の抑制を確実に実施することが可能になる。
尚、上述した実施例は、モータ走行モードと、エンジン駆動走行モード(シリーズモード、パラレルモード)を備えた電動車両1を例に挙げて説明したが、走行用モータ3の駆動でのみ車両を走行させる車両に本発明を適用することも可能である。
本発明は、電動車両の産業分野で利用することができる。
1 電動車両
2 駆動輪
3 走行用モータ
4 エンジン
5 伝達機構
6 回路
7 バッテリ
8 出力系
9 発電機
10 クラッチ
11 制御装置
12 温度センサー
13 アクセル開度センサー
14 車両ECU
15 バッテリECU
21 ケース
22 電池モジュール
23 冷却装置
24 冷却器
25 冷却ファン
26 ダクト

Claims (5)

  1. バッテリから電力が供給され、駆動輪に駆動力を伝える走行用モータと、
    電力が供給されることで駆動され、前記バッテリの冷却を行う冷却手段と、
    前記冷却手段の駆動を制御する冷却制御手段とを備え、
    前記冷却制御手段は、
    アクセル操作に応じて変化するパラメータがしきい値を超えた際に、前記冷却手段を駆動する
    ことを特徴とする電動車両。
  2. 請求項1に記載の電動車両において、
    エンジンと、
    前記エンジンを稼動させて走行する第1走行モードと前記エンジンを停止させて前記走行用モータで走行する第2走行モードとを切り替える走行制御手段とを備え、
    前記冷却制御手段は、
    前記第1走行モードと前記第2走行モードとで前記しきい値を変更する変更手段を有する
    ことを特徴とする電動車両。
  3. 請求項2に記載の電動車両において、
    前記変更手段は、
    前記第1走行モードが選択されている場合には、前記第2走行モードが選択されている場合より前記しきい値の値を大きくする
    ことを特徴とする電動車両。
  4. 請求項2又は3に記載の電動車両において、
    前記エンジンにより駆動されて、発電した電力を前記走行用モータに供給する発電機と、
    前記エンジンから前記駆動輪に伝達される動力を断接する断接手段と、を備え、
    前記第1走行モードは、
    前記断接手段を接状態として前記エンジンの駆動力を駆動輪に伝達して走行するパラレル走行モードと、
    前記断接手段を断状態として前記エンジンで前記発電機を発電させるとともに前記走行用モータで前記駆動輪を駆動して走行するシリーズ走行モードと、を含む
    ことを特徴とする電動車両。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電動車両において、
    前記駆動輪から伝達される動力により前記走行用モータで回生電力を発生させて前記バッテリに充電する回生ブレーキを検知する回生ブレーキ検知手段を備え、
    前記変更手段は、
    前記アクセル操作に応じて変化する前記パラメータが変化する以前の所定の期間に前記回生ブレーキが検知された場合には、前記しきい値の値を小さくなるよう変更する
    ことを特徴とする電動車両。
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