以下に、本願に係る提供装置、提供方法、及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法、及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.提供処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。図1の例では、提供装置100(図3参照)が道路を自動走行する移動体(以下、単に「移動体」とする)である自動運転車(以下、単に「車両」ともいう)を遠隔で制御する場合を示す。例えば、提供装置100は、提供装置100を利用する事業者(以下、「運送事業者」ともいう)が車両を用いて提供する運送サービスにおいて、車両を制御する。具体的には、提供装置100を利用する運送事業者は、複数の車両20−1、20−2等の複数の車両を用いて、ユーザの要求に応じてユーザを運送する運送サービスを提供する事業者である場合を示す。なお、ここでいう制御には、車両の走行自体を制御したり、車両にルート情報や目的地を示す情報等を送信し、受信した情報に応じて車両に自律的に走行を行わせたりすること等が含まれるものとする。また、以下では、車両20−1、20−2等について、特に区別なく説明する場合には、車両20と記載する。
図1の例では、提供装置100は、ユーザが出発地から目的地(到着地)への移動において、目的地へ到着を希望する時間(以下、「到着希望時間」とする)を取得する。そして、提供装置100は、到着希望時間に基づいて、車両20により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。なお、図1の例では、移動体(自動運転車)が、運送事業者が運送サービスの提供に用いる車両20である場合を一例として説明するが、移動体は、車両20に限らず、種々の移動体であってもよい。
〔提供システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて提供システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る提供システムの構成例を示す図である。図2に示すように、提供システム1は、端末装置10と、車両20−1と、車両20−2と、提供装置100とが含まれる。
なお、図2に示した提供システム1では、2台の車両20−1、20−2を図示するが、提供システム1には、図1に示すように3台以上の車両20が含まれてもよい。また、図2に示すように、端末装置10と、車両20と、提供装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した提供システム1には、複数台の端末装置10や複数台の提供装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。
また、端末装置10は、GPS(Global Positioning System)センサ等の各種センサにより、各種センサ情報を検知してもよい。また、端末装置10は、加速度センサの機能を有し、ユーザの移動における加速度情報(センサ情報)を検知し、取得する。また、端末装置10は、温度センサや気圧センサ等の種々の機能を有し、温度や気圧等のユーザの置かれている環境情報を検知し、取得可能であってもよい。また、端末装置10は、心拍センサ等の種々の機能を有し、ユーザの生体情報を検知し、取得可能であってもよい。例えば、端末装置10を利用するユーザは、端末装置10と通信可能なウェアラブルデバイスを身に付けることにより、端末装置10によりユーザ自身のコンテキスト情報を取得可能としてもよい。例えば、端末装置10を利用するユーザは、端末装置10と通信可能なリストバンド型のウェアラブルデバイスを身に付けることにより、ユーザ自身の心拍(脈拍)に関する情報を端末装置10が取得可能としてもよい。
また、端末装置10は、音センサ(マイクロフォン)を有してもよい。例えば、端末装置10は、ユーザの発話等の周囲の音を検知し、検知した音に応じて種々の処理を行ってもよい。例えば、端末装置10は、ユーザの発話に限らず、端末装置10の周囲の環境音等を収集する。また、端末装置10は、音声認識の機能を有してもよい。また、端末装置10は、音声認識サービスを提供する音声認識サーバから情報を取得可能であってもよい。この場合、提供システム1は、音声認識サーバが含まれてもよい。また、端末装置10は、画像センサ等を有してもよい。
車両20は、自動運転により走行する移動体である。例えば、車両20は、自動運転に関する種々の従来技術を適宜用いて自動走行する移動体である。例えば、車両20は、SAE(Society of Automotive Engineers)において定義されるレベル0〜5のうち、運転手の乗車が必要ではないレベル4以上の高度な自動化がされた車両であってもよい。なお、車両20の自動化のレベルは、レベル4以上に限らず、移動体制御処理が適用可能であれば、レベル3以下であってもよい。
また、車両20は、種々の電気通信技術を利用して、遠隔に位置する提供装置100からの制御により遠隔制御することができる移動体である。また、車両20は、図示は省略するが通信機能を有し、提供装置100や端末装置10との間での情報通信が可能な移動体であるものとする。また、車両20は、図示は省略するが情報処理機能を有し、提供装置100や端末装置10から受信した情報に基づいて制御される移動体であるものとする。
また、車両20は、カメラ(図示省略)やマイクロフォン(図示省略)等の種々のセンサを備え、車両20の周囲や車両20内の状況を示す情報を検知可能である。車両20に搭載されるカメラは、車両20の周囲や車両20内の画像や動画像を撮像可能であれば、どのようなセンサであってもよい。例えば、カメラは、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサ等の種々のセンサであってもよい。車両20に搭載されるマイクロフォンは、車両20の周囲や車両20内の音声を集音可能であれば、どのようなセンサであってもよい。
例えば、車両20は、提供装置100に、カメラで検知(撮像)した動画像を送信する。例えば、車両20は、提供装置100に、カメラで検知した動画像をリアルタイムで送信する。また、車両20は、提供装置100にマイクロフォンで検知(集音)した音声を送信する。例えば、車両20は、提供装置100に、マイクロフォンで検知した音声をリアルタイムで送信する。
また、車両20は、GPSセンサ等の位置情報を検知可能なセンサ(以下、「位置センサ」ともいう)を有し、車両20の位置を検知可能であるものとする。例えば、車両20は、提供装置100に位置センサで検知した位置情報を送信する。例えば、車両20は、提供装置100に、位置センサで検知した位置情報をリアルタイムで送信する。
また、車両20は、提供装置100により走行の制御が行われていない間は、カメラやマイクロフォンで検知した情報に基づいて、指定されたルートを自律的に走行可能であるものとする。例えば、車両20は、制御情報を受信していない間は、カメラやマイクロフォンで検知した情報に基づいて、指定されたルートを自律的に走行可能であるものとする。なお、車両20は、カメラやマイクロフォンに限らず、レーダー等の種々の従来技術を用いて、自律的に走行を行ってもよい。また、図1の例における車両20には、車両20内において車両20を操作する操作者、いわゆる運転手は搭乗していないものとする。
提供装置100は、ユーザが指定する到着希望時間に基づいて、ユーザに対して車両20による運送サービスを提供するために用いられる情報処理装置である。例えば、提供装置100は、到着希望時間に基づいて、車両20により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。また、提供装置100は、決定したルートを移動するように、ユーザを運送する移動体を制御する。例えば、提供装置100は、車両20の自動化のレベルに応じて、車両20を制御する。例えば、提供装置100は、車両20の自動化のレベルがレベル4やレベル5である場合、車両20にルート情報を提供することにより、決定したルートを移動するように、車両20を制御する。また、例えば、提供装置100は、車両20の自動化のレベルがレベル3以下である場合、ルート情報に基づいて、車両20を遠隔制御することにより、決定したルートを移動するように、車両20を制御する。また、例えば、提供装置100は、車両20の自動化のレベルがレベル3以下である場合、車両20を監視したり、制御したりする監視者の監視装置(図示省略)にルート情報を提供することにより、監視装置に決定したルートを移動するように、車両20を制御させてもよい。なお、上記は一例であり、提供装置100は、決定したルートにより、ユーザを出発地から目的地まで運送可能であれば、どのように車両20を制御してもよい。
まず、図1に示す地図情報MP11について、簡単に説明する。図1に示す地図情報MP11は、車両20や関心地点(POI:Point of Interest)やルート等を模式的に示す図である。図1の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)が利用する端末装置10からの到着希望時間を含む配車要求(リクエスト)に応じて、提供装置100が到着希望時間に基づく運送情報を提案する場合を示す。図1の例では、ユーザU1は、出発地と目的地と到着希望時間を含むリクエストを提供装置100へ送信することにより、提供装置100に運送サービスの提供を要求する。なお、ここでいう運送情報には、到着希望時間に対応する所要時間や誤差や運送料金や出発予定時間等の情報が含まれるものとする。図1では、ユーザU1が到着希望時間を17時に指定した場合と、到着希望時間を20時に指定した場合の2つの場合を示す。図1では、ユーザU1が到着希望時間を17時に指定した場合をステップS11〜S15として説明し、ユーザU1が到着希望時間を20時に指定した場合をステップS21〜S25として説明する。なお、ステップS11〜S15やステップS21〜S25は、各到着希望時間の指定対応する処理を説明するためのステップであり、ステップS11〜S15の後に、ステップS21〜S25が行われることを意味するものではない。
まず、ユーザU1が到着希望時間を17時に指定した場合をステップS11〜S15により説明する。提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10から車両20による運送サービスを要求するリクエストを取得する(ステップS11)。図1の例では、提供装置100は、出発地が位置LC11にあるXビルであり、目的地が位置LC101にあるA駅であり、到着希望時間が17時であることを含むリクエストRQ11を取得する。例えば、ユーザU1は、端末装置10にインストールされた運送事業者の運送サービスに関するアプリケーション(以下、「運送サービスアプリ」ともいう)に所定の入力を行うことにより、提供装置100にリクエストを送信する。例えば、ユーザU1は、運送サービスアプリを用いて、X月Y日(例えば2017年9月12日)の17時を到着希望時間に指定するリクエストを提供装置100に送信する。図1に示す例では、施設等の各POIの位置を、位置LC11といった抽象的な符号を図示するが、位置LC11等は、緯度や経度を示す情報であってもよい。
これにより、提供装置100は、出発地を位置LC11にあるXビルとし、目的地を位置LC101にあるA駅とし、到着希望時間を17時とするリクエストRQ11をユーザU1から取得する。なお、提供装置100は、運送サービスアプリにおける入力に限らず、ユーザU1の種々の情報を端末装置10から取得してもよい。
ユーザU1からの到着希望時間を含むリクエストRQ11を取得した提供装置100は、ユーザU1が指定した到着希望時間に対応する運送情報を生成する(ステップS12)。図1の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。
図1中の運送情報記憶部123に示す「運送ID」は、出発地及び目的地の組合せごとの運送を識別するための識別情報を示す。図1中の運送情報記憶部123に示す「出発地」は、運送IDにより識別される運送の出発地を示す。図1中の運送情報記憶部123に示す「目的地」は、運送IDにより識別される運送の目的地を示す。図1中の運送情報記憶部123に示す「運送料金(円)」は、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合にユーザが支払う運送料金を示す。
図1中の運送情報記憶部123に示す「時間帯」は、運送IDにより識別される運送サービスにおける履歴を分割する時間帯を示す。図1の例では、「時間帯」は、「12−15」時や「15−18」時や「18−21」時等の3時間ごとに分割された時間帯(すなわち8つの時間帯)を示す。なお、説明を簡単にするために「0−3」時、「3−6」時、「6−9」時、「9−12」時、「21−24」時の5つの時間帯の図示を省略する。
図1中の運送情報記憶部123に示す「所要時間」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間を示す。図1の例では、「所要時間」は、対応する時間帯における出発地から目的地までの運送履歴の所要時間の平均である場合を一例として示す。
図1中の運送情報記憶部123に示す「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間の誤差を示す。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間の正確性を示す。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間のばらつき具合を示す。
「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合に、最短で到着した時間と平均時間との差を所要時間よりも前に到着する可能性のある誤差(以下、「前誤差」ともいう)として含む。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合に、最長で到着した時間と平均時間との差を所要時間よりも後に到着する可能性のある誤差(以下、「後誤差」ともいう)として含む。なお、図1では、説明を簡単にするために、前誤差と後誤差とが同じ値である場合を一例として示す。
図1中の運送情報記憶部123に示す「正確性レベル」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の到着時間の正確性を示す。図1の例では、「正確性レベル」は、対応する時間帯における「誤差」が小さい程、正確性のレベルが高いことを示す情報が記憶される。図1の例では、「正確性レベル」は、「低」、「中」、「高」の3段階のレベルで示すが、正確性レベルは、例えば5段階等の種々の態様であってもよい。
図1の例では、運送ID「TP11」により識別される運送(運送TP11)は、位置LC11等を含むXエリアを出発地とし、位置LC101等を含むAエリアを目的地とした場合の運送に対応する。XエリアからAエリアまでの運送である運送TP11は、運送料金が1000円であることを示す。
図1の例では、XエリアからAエリアまでの運送について、15時から18時までの時間帯の所要時間は30分であることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、15時から18時までの時間帯の誤差は前後10分であることを示す。例えば、15時から18時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が前後10分の誤差が生じ得ることを示す。すなわち、15時から18時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が20分から40分の間で変動し得ることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、15時から18時までの時間帯の正確性レベルは「中」であることを示す。
例えば、提供装置100は、過去の運送履歴等の情報に基づいて、運送情報記憶部123に示すような運送に関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、車両20を用いた運送サービスにおける過去の実績の情報に基づいて、運送情報記憶部123に示すような運送に関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送実績の情報に基づいて、XエリアからAエリアまでの運送料金に関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送における運送料金の平均(平均値)をXエリアからAエリアまでの運送料金としてもよい。
また、例えば、提供装置100は、車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの各時間帯における運送実績の情報に基づいて、各時間帯の所要時間や誤差や正確性レベルに関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの各時間帯における運送実績の情報に基づいて、各時間帯の所要時間や誤差や正確性レベルに関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、各時間帯における車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送実績の情報に基づいて、各時間帯におけるXエリアからAエリアまでの所要時間に関する情報を生成してもよい。例えば、提供装置100は、各時間帯における車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送における所要時間の平均値を、各時間帯におけるXエリアからAエリアまでの所要時間としてもよい。なお、所要時間は、平均値に限らず、中央値や最頻値等の種々の情報であってもよい。
例えば、提供装置100は、各時間帯における車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送における最短で到着した時間(最短到着時間)と所要時間との差を前誤差としてもよい。例えば、提供装置100は、各時間帯における車両20を用いた過去のXエリアからAエリアまでの運送における最長で到着した時間(最長到着時間)と所要時間との差を後誤差としてもよい。なお、提供装置100は、外部の情報処理装置から運送情報記憶部123に示すような運送に関する情報を取得してもよい。
例えば、提供装置100は、上記のような運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。図1の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123中の運送TP11に関する情報のうち、ユーザU1が指定した到着希望時間である17時に対応する時間帯の情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯に対応する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。
図1の例では、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL11を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯の正確性レベルが「中」であるため、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)のままとする。
そして、提供装置100は、リクエスト元であるユーザに運送情報を提供する(ステップS13)。図1の例では、提供装置100は、運送情報TL11をユーザU1の端末装置10に提供する。提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL11を提供する。
そして、提供装置100から運送情報TL11が提供された端末装置10は、運送情報TL11に対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。例えば、端末装置10は、運送情報TL11を画面に表示し、表示した運送情報TL11に対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。
図1の例では、ユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスを受けると判断し、端末装置10は、ユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報を提供装置100に送信する。例えば、端末装置10は、運送情報TL11に対応する運送サービスを受けると判断した場合、ユーザU1の「OK」や「予約します」等の音声入力により、ユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報を受け付けてもよい。また、例えば、端末装置10は、運送情報TL11に対応する運送サービスを受けると判断した場合、運送情報TL11とともに画面に表示された「OK」ボタンをユーザU1がタッチすることにより、ユーザU1の予約の希望を受け付けてもよい。これにより、提供装置100は、端末装置10からユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報(以下、「予約情報」ともいう)を取得する(ステップS14)。
そして、提供装置100は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、移動体を制御する(ステップS15)。図1の例では、提供装置100は、ユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスを希望したため、ユーザU1を到着希望時間17時にA駅に着くように、ユーザU1を迎車して、A駅へ送り届けるように、移動体を制御する。例えば、提供装置100は、出発予定時間16時30分までにXビル(位置LC11)まで向かい、到着希望時間17時にA駅(位置LC101)に到着するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、ユーザU1を乗せて、XビルとA駅との間のルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、車両20−1の現在位置からXビルまで移動するルートの情報やルートRT11の情報を車両20−1に提供(送信)することにより、ユーザU1を乗せてルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。
なお、提供装置100は、種々の従来技術を用いてルートを決定してもよい。例えば、提供装置100は、カーナビゲーション等の種々のナビゲーションシステムにおけるルート検索ロジック等を用いて、ルートを決定してもよい。例えば、提供装置100は、出発地及び目的地との組合せについて、所定のルート検索ロジックを用いて検索を行うことにより、ルートを決定してもよい。
なお、提供装置100は、ルートの情報をルート検索サービス等を提供する外部装置であるルート情報提供装置(図示省略)から取得してもよい。この場合、提供装置100は、出発地や目的地等の情報をルート情報提供装置へ提供することにより、ルートに関する情報をルート情報提供装置から取得してもよい。例えば、提供装置100は、出発地であるXビル(位置LC11)と、目的地であるA駅(位置LC101)を示す情報をルート情報提供装置へ提供することにより、ルートの情報を取得してもよい。例えば、提供装置100は、ルート情報提供装置から、位置LC11から位置LC101まで移動するルートRT11の情報を取得してもよい。また、提供装置100は、ルート情報提供装置から取得した、ルートRT11の情報をリクエストRQ11に対応付けて記憶部120(図3参照)に格納してもよい。なお、この場合、提供システム1には、ルート情報提供装置が含まれてもよい。
次に、ユーザU1が到着希望時間を20時に指定した場合をステップS21〜S25により説明する。まず、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10から車両20による運送サービスを要求するリクエストを取得する(ステップS21)。図1の例では、提供装置100は、出発地が位置LC11にあるXビルであり、目的地が位置LC101にあるA駅であり、到着希望時間が20時であることを含むリクエストRQ21を取得する。例えば、ユーザU1は、端末装置10にインストールされた運送サービスアプリに所定の入力を行うことにより、提供装置100にリクエストを送信する。例えば、ユーザU1は、運送サービスアプリを用いて、X月Y日(例えば2017年9月12日)の20時を到着希望時間に指定するリクエストを提供装置100に送信する。
これにより、提供装置100は、出発地を位置LC11にあるXビルとし、目的地を位置LC101にあるA駅とし、到着希望時間を20時とするリクエストRQ21をユーザU1から取得する。なお、提供装置100は、運送サービスアプリにおける入力に限らず、ユーザU1の種々の情報を端末装置10から取得してもよい。
ユーザU1からの到着希望時間を含むリクエストRQ21を取得した提供装置100は、ユーザU1が指定した到着希望時間に対応する運送情報を生成する(ステップS22)。図1の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL21を生成する。
図1の例では、運送ID「TP11」により識別される運送(運送TP11)は、位置LC11等を含むXエリアを出発地とし、位置LC101等を含むAエリアを目的地とした場合の運送に対応する。XエリアからAエリアまでの運送である運送TP11は、運送料金が1000円であることを示す。
図1の例では、XエリアからAエリアまでの運送について、18時から21時までの時間帯の所要時間は30分であることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、18時から21時までの時間帯の誤差は前後20分であることを示す。例えば、18時から21時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が前後20分の誤差が生じ得ることを示す。すなわち、18時から21時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が10分から50分の間で変動し得ることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、18時から21時までの時間帯の正確性レベルは「低」であることを示す。
例えば、提供装置100は、上記のような運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL21を生成する。図1の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123中の運送TP11に関する情報のうち、ユーザU1が指定した到着希望時間である20時に対応する時間帯の情報に基づいて、運送情報TL21を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、18時から21時の時間帯に対応する情報に基づいて、運送情報TL21を生成する。
図1の例では、提供装置100は、到着希望時間を20時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が20分であり、運送料金が800(円)であり、出発予定時間が19時30分であることを示す運送情報TL21を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、18時から21時の時間帯の正確性レベルが「低」であるため、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)よりも低額の800(円)とする。なお、提供装置100は、時間帯や正確性レベルに関わらず、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)としてもよい。
そして、提供装置100は、リクエスト元であるユーザに運送情報を提供する(ステップS23)。図1の例では、提供装置100は、運送情報TL21をユーザU1の端末装置10に提供する。提供装置100は、到着希望時間を20時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が20分であり、運送料金が800(円)であり、出発予定時間が19時30分であることを示す運送情報TL21を提供する。
そして、提供装置100から運送情報TL21が提供された端末装置10は、運送情報TL21に対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。例えば、端末装置10は、運送情報TL21を画面に表示し、表示した運送情報TL21に対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。
図1の例では、ユーザU1が運送情報TL21に対応する運送サービスを受けると判断し、端末装置10は、ユーザU1が運送情報TL21に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報を提供装置100に送信する。これにより、提供装置100は、端末装置10からユーザU1が運送情報TL21に対応する運送サービスの予約情報を取得する(ステップS24)。
そして、提供装置100は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、移動体を制御する(ステップS25)。図1の例では、提供装置100は、ユーザU1が運送情報TL21に対応する運送サービスを希望したため、ユーザU1を到着希望時間20時にA駅に着くように、ユーザU1を迎車して、A駅へ送り届けるように、移動体を制御する。例えば、提供装置100は、出発予定時間19時30分までにXビル(位置LC11)まで向かい、到着希望時間20時にA駅(位置LC101)に到着するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、ユーザU1を乗せて、XビルとA駅との間のルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、車両20−1の現在位置からXビルまで移動するルートの情報やルートRT11の情報を車両20−1に提供(送信)することにより、ユーザU1を乗せてルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。
上記のように、提供装置100は、ユーザが指定する到着希望時間や出発地や目的地に関する情報を取得し、到着希望時間に基づいて、車両20により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。これにより、提供装置100は、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
(1−1.運送料金について)
また、提供装置100は、正確性が高いほど、運送料金が高くなるように、運送サービスを提供してもよい。例えば、提供装置100は、出発地と目的地とが同じ場合であっても、正確性が高いほど、運送料金が高くなるように、運送サービスを提供してもよい。図1に示すように、提供装置100は、出発地と目的地とが同じ場合であっても、正確性が高い時間帯ほど、運送料金が高くなるように、運送サービスを提供してもよい。また、提供装置100は、同じ時間帯であっても、正確性が高いほど、運送料金が高くなるように、運送サービスを提供してもよい。なお、この点については、図9において詳述する。
(1−2.運送サービス以外について)
なお、図1の例では、運送料金が発生する運送サービスにおける運送情報の提供について説明したが、提供装置100は、運送サービス以外においても正確性に関する情報を提供してもよい。すなわち、車両20は、提供装置100が提供する提供処理が適用可能であれば、どのような移動体(自動運転車)であってもよい。例えば、車両20は、ユーザが所有する車両(自家用自動車)であってもよいし、種々の態様により複数のユーザにより共有される車両であってもよい。例えば、車両20は、カーシェアリング等のサービスによりユーザが利用する車両であってもよい。この場合、提供装置100は、ユーザが指定した到着希望時間に対して、運送料金の含まない正確性に関する情報を示す運送情報のみを提供してもよい。例えば、提供装置100は、ユーザが指定した到着希望時間に、出発地から目的地まで移動した場合について、所要時間、誤差、及び出発予定時間を示す運送情報を生成し、ユーザに提供してもよい。
〔2.提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る提供装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る提供装置の構成例を示す図である。図3に示すように、提供装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提供装置100は、提供装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置10や車両20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、地図情報記憶部121と、POI情報記憶部122と、運送情報記憶部123と、スケジュール情報記憶部124と、移動体情報記憶部125とを有する。
なお、地図情報記憶部121は、図示を省略するが、移動体が移動するエリアの地図情報や道路情報等、自動運転の移動体を用いた運送サービスを提供するために用いる各種情報を記憶する。また、地図情報記憶部121は、自動運転の移動体を用いた運送サービスを提供可能であれば、どのような情報を記憶してもよい。例えば、地図情報記憶部121は、自動運転の移動体を用いた運送サービスにおけるルートの決定に用いる地図情報や道路情報等を記憶してもよい。例えば、地図情報記憶部121は、自動運転の移動体を用いた運送サービスに用いるノードの識別ID等のノードに関する情報やリンクの識別ID等のリンクに関する情報を記憶してもよい。
(POI情報記憶部122)
実施形態に係るPOI情報記憶部122は、関心地点(POI)に関する情報を記憶する。図4は、実施形態に係るPOI情報記憶部の一例を示す図である。図4に示すPOI情報記憶部122には、地図上に位置する各種の施設等のPOIに関する情報が記憶される。図4に示すPOI情報記憶部122には、「POI_ID」、「POI」、「位置情報」、「エリア」といった項目が含まれる。
「POI_ID」は、各種のPOIを識別する情報を示す。「POI」は、POIの具体的な名称等を示す。また、「位置情報」は、対応するPOIの位置を示す。図4に示す例では、「位置情報」は、「LC101」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報であってもよい。また、例えば、「位置情報」は、住所であってもよい。「エリア」は、対応するPOIの位置が含まれるエリアを示す。図4に示す例では、「エリア」は、市区町村等の所定の地域であってもよい。
例えば、図4に示す例では、POI_ID「FC1」により識別されるPOIは、「A駅」であり、位置LC101に位置することを示す。また、A駅は、Aエリアに位置することを示す。
例えば、図4に示す例では、POI_ID「FC2」により識別されるPOIは、「B駅」であり、位置LC102に位置することを示す。また、B駅は、Bエリアに位置することを示す。
なお、POI情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、POI情報記憶部122には、営業時間や利用ができなくなる曜日等の情報が記憶されてもよい。
(運送情報記憶部123)
実施形態に係る運送情報記憶部123は、運送サービスに関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係る運送情報記憶部の一例を示す図である。例えば、運送情報記憶部123は、出発地及び目的地の組合せごとに、運送サービスの料金(運送料金)や過去の運送に基づく所要時間等の履歴情報を記憶する。図5の例では、運送情報記憶部123は、時間帯毎に過去の運送に基づく所要時間等の履歴情報を記憶する場合を示す。図5に示す運送情報記憶部123には、「運送ID」、「出発地」、「目的地」、「運送料金(円)」、「時間帯」、「所要時間」、「誤差」、「正確性レベル」といった項目が含まれる。
「運送ID」は、出発地及び目的地の組合せごとの運送を識別するための識別情報を示す。「出発地」は、運送IDにより識別される運送の出発地を示す。「目的地」は、運送IDにより識別される運送の目的地を示す。「運送料金(円)」は、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合にユーザが支払う運送料金を示す。
「時間帯」は、運送IDにより識別される運送サービスにおける履歴を分割する時間帯を示す。図5の例では、「時間帯」は、「12−15」時や「15−18」時や「18−21」時等の3時間ごとに分割された時間帯を示すが、時間帯は種々の態様であってもよい。例えば、「時間帯」は、1時間ごとに分割された24個の時間帯であってもよい。また、「時間帯」は、曜日ごとに個別の時間帯であってもよい。例えば、「時間帯」は、「日曜の12−15」時や「月曜の12−15」時等の曜日ごとに分割された時間帯であってもよい。なお、上記は一例であり、「時間帯」は目的等に応じて種々の分割態様であってもよい。
「所要時間」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間を示す。例えば、「所要時間」は、対応する時間帯における出発地から目的地までの運送履歴の所要時間の平均であってもよい。
「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間の誤差を示す。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間の正確性を示す。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の所要時間のばらつき具合を示す。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合に、最短で到着した時間と平均時間との差を所要時間よりも前に到着する可能性のある誤差(前誤差)として含む。「誤差」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合に、最長で到着した時間と平均時間との差を所要時間よりも後に到着する可能性のある誤差(後誤差)として含む。なお、図5では、説明を簡単にするために、前誤差と後誤差とが同じ値である場合を一例として示す。
「正確性レベル」は、対応する時間帯において、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合の到着時間の正確性を示す。図5の例では、「正確性レベル」は、対応する時間帯における「誤差」が小さい程、正確性のレベルが高いことを示す情報が記憶される。図5の例では、「正確性レベル」は、「低」、「中」、「高」の3段階のレベルで示すが、正確性レベルは、例えば5段階等の種々の態様であってもよい。
図5の例では、運送ID「TP11」により識別される運送(運送TP11)は、位置LC11等を含むXエリアを出発地とし、位置LC101等を含むAエリアを目的地とした場合の運送に対応する。XエリアからAエリアまでの運送である運送TP11は、運送料金が1000円であることを示す。
図5の例では、XエリアからAエリアまでの運送について、12時から15時までの時間帯の所要時間は20分であることを示す。例えば、12時から15時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間は平均20分であることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、12時から15時までの時間帯の誤差は前後5分であることを示す。例えば、12時から15時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が前後5分の誤差が生じ得ることを示す。すなわち、12時から15時までの時間帯に、XエリアからAエリアまでの運送サービスを受けた場合、所要時間が15分から25分の間で変動し得ることを示す。また、XエリアからAエリアまでの運送について、12時から15時までの時間帯の正確性レベルは「高」であることを示す。
なお、運送情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、運送情報記憶部123は、各運送における出発地から目的地までの間の経由地点に関する情報を記憶してもよい。
(スケジュール情報記憶部124)
実施形態に係るスケジュール情報記憶部124は、運送サービスのスケジュールに関する各種情報を記憶する。例えば、スケジュール情報記憶部124は、運送サービスの予約情報等のスケジュールに関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係るスケジュール情報記憶部の一例を示す図である。図6に示すスケジュール情報記憶部124は、「スケジュールID」、「要求ユーザ」、「出発地」、「目的地」、「ルートID」、「到着希望時間」、「出発予定時間」、「運送料金(円)」、「担当車両」といった項目が含まれる。
「スケジュールID」は、各スケジュールを識別するための識別情報を示す。「要求ユーザ」は、スケジュールに対応する配車を要求したユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。
「出発地」は、対応するスケジュールでの出発地を示す。「目的地」は、対応するスケジュールでの目的地を示す。「ルートID」は、対応するスケジュールにおいてユーザを運送するルートを識別するための識別情報を示す。「到着希望時間」は、対応するスケジュールにおいて、要求ユーザが到着を希望する時間を示す。「出発予定時間」は、対応するスケジュールにおいて、要求ユーザを乗車させ出発地を出発する予定の時間を示す。「運送料金(円)」は、出発地から目的地までの運送サービスを受けた場合にユーザが支払う運送料金を示す。「担当車両」は、対応するスケジュールでの運送を担当する車両を示す。
図6に示す例において、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、要求ユーザがユーザU1であることを示す。
図6の例では、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、Xエリア内のXビルの位置LC11を出発地とし、AエリアのA駅の位置LC101を目的地とすることを示す。また、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、ルートがルートID「RT11」により識別されるルート(ルートRT11)であることを示す。例えば、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、位置LC11を出発地とし、位置LC101を目的地とするルートRT11でユーザU1を運送することを示す。
図6の例では、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、到着希望時間は「X月Y日17時」であることを示し、出発予定時間は「X月Y日16時30分」であることを示す。また、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、要求ユーザU1が支払う運送料金が1000円であることを示す。また、スケジュールID「SD11」により識別されるスケジュールは、運送サービスを担当する車両が車両20−1であることを示す。
なお、スケジュール情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(移動体情報記憶部125)
実施形態に係る移動体情報記憶部125は、移動体に関する各種情報を記憶する。例えば、移動体情報記憶部125は、自動運転により運送サービスを提供する移動体に関する各種情報を記憶する。例えば、移動体情報記憶部125は、提供装置100を利用する事業者が行う運送サービスに用いられる移動体に関する各種情報を記憶する。例えば、移動体情報記憶部125は、提供装置100を利用する事業者が行う運送サービスにおいてユーザを運送する移動体(車両)に関する各種情報を記憶する。図7は、実施形態に係る移動体情報記憶部の一例を示す図である。図7に示す移動体情報記憶部125は、「車両ID」、「最新位置」、「動画像」、「音声」、「状況」、「ルート情報」といった項目が含まれる。
「車両ID」は、遠隔監視される移動体である車両を識別するための識別情報を示す。例えば、車両ID「20−1」により識別される車両は、図1中の車両20−1に対応する。また、「最新位置」は、車両IDにより識別される車両の最新の位置情報を示す。なお、図7に示す例では、「最新位置」は、「位置LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度や経度を示す情報であってもよい。
また、「動画像」は、車両から取得した動画像(単に「動画」ともいう)を示す。図7では「動画像」に「動画像MV11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、動画情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
また、「音声」は、車両から取得した音声情報(単に「音声」ともいう)を示す。図7では「音声」に「音声AD11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、音声情報、または、その格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
また、「状況」は、車両IDにより識別される車両の状況を示す。例えば、「状況」は、車両IDにより識別される車両がユーザに対してサービスを提供可能な状況かを示す。例えば、「状況」は、車両がユーザを乗せて目的地まで運送中である場合、「サービス提供中」、「運送中」等が記憶されてもよい。
また、「ルート情報」は、車両IDにより識別される車両が移動するルートのルート情報を示す。例えば、「ルート情報」は、車両IDにより識別される車両がユーザを運送するルートのルート情報を示す。なお、図7に示す例では、「ルート情報」は、「ルートRT11」といった抽象的な符号を図示するが、どの道路を走行するか、どの経由地点を経由するか等の具体的な内容等を示す情報であってもよい。
図7の例では、車両ID「20−1」により識別される車両の最新位置は、「位置LC11」であることを示す。また、車両ID「20−1」により識別される車両の動画像は、「動画像MV11」であることを示す。また、車両ID「20−1」により識別される車両の音声は、「音声AD11」であることを示す。また、車両ID「20−1」により識別される車両の状況は、「予約(迎車中)」であることを示す。また、車両ID「20−1」により識別される車両のルート情報は、「ルートRT11」であることを示す。すなわち、車両ID「20−1」により識別される車両は、ルートRT11を走行してユーザを運送するためにユーザの位置まで移動中であることを示す。
なお、移動体情報記憶部125は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、生成部132と、決定部133と、移動体制御部134と、提供部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、外部装置から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10から各種情報を取得する。
例えば、取得部131は、車両20から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、地図情報記憶部121や、POI情報記憶部122や、運送情報記憶部123や、スケジュール情報記憶部124や、移動体情報記憶部125等に示す各種情報を、外部の情報処理装置から取得してもよい。
例えば、取得部131は、自動運転により動作する移動体での移動を要求するユーザが、出発地から目的地への移動において、目的地へ到着を希望する時間である到着希望時間を取得する。また、取得部131は、自動運転により動作する車両での移動を要求するユーザの到着希望時間を取得する。
図1の例では、取得部131は、ユーザU1が利用する端末装置10から車両20による運送サービスを要求するリクエストを取得する。例えば、取得部131は、出発地が位置LC11にあるXビルであり、目的地が位置LC101にあるA駅であり、到着希望時間が17時であることを含むリクエストRQ11を取得する。例えば、取得部131は、出発地を位置LC11にあるXビルとし、目的地を位置LC101にあるA駅とし、到着希望時間を17時とするリクエストRQ11をユーザU1から取得する。
図1の例では、取得部131は、端末装置10からユーザU1が運送情報TL11に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す予約情報を取得する。
(生成部132)
生成部132は、各種情報を生成する。例えば、生成部132は、取得部131により外部装置から取得された各種情報に基づいて、各種情報を生成する。例えば、生成部132は、端末装置10から取得された各種情報に基づいて、各種情報を生成する。例えば、生成部132は、車両20から取得された各種情報に基づいて、各種情報を生成する。例えば、生成部132は、記憶部120に記憶された情報に基づいて、各種情報を生成する。例えば、生成部132は、地図情報記憶部121や、POI情報記憶部122や、運送情報記憶部123や、スケジュール情報記憶部124や、移動体情報記憶部125等に記憶された情報に基づいて、各種情報を生成する。
図1の例では、生成部132は、ユーザU1が指定した到着希望時間に対応する運送情報を生成する。例えば、生成部132は、運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。例えば、生成部132は、運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。図1の例では、生成部132は、運送情報記憶部123中の運送TP11に関する情報のうち、ユーザU1が指定した到着希望時間である17時に対応する時間帯の情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。例えば、生成部132は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯に対応する情報に基づいて、運送情報TL11を生成する。
図1の例では、生成部132は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL11を生成する。例えば、生成部132は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯の正確性レベルが「中」であるため、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)のままとする。
(決定部133)
決定部133は、各種情報を決定する。例えば、決定部133は、取得部131により外部装置から取得された各種情報に基づいて、各種情報を決定する。例えば、決定部133は、端末装置10から取得された各種情報に基づいて、各種情報を決定する。例えば、決定部133は、車両20から取得された各種情報に基づいて、各種情報を決定する。例えば、決定部133は、記憶部120に記憶された情報に基づいて、各種情報を決定する。例えば、決定部133は、地図情報記憶部121や、POI情報記憶部122や、運送情報記憶部123や、スケジュール情報記憶部124や、移動体情報記憶部125等に記憶された情報に基づいて、各種情報を決定する。また、決定部133は、生成部132による生成に基づいて、各種情報を決定する。
例えば、決定部133は、ユーザの指定に応じて運送サービスに関する種々の決定を行う。図1の例では、決定部133は、ユーザU1の予約情報に基づいて、ルートを決定する。
(移動体制御部134)
移動体制御部134は、移動体を制御する。移動体制御部134は、各種情報に基づいて、移動体を制御する。移動体制御部134は、取得部131に取得された各種情報に基づいて、移動体を制御する。移動体制御部134は、決定部133による決定に応じて、移動体を制御する。例えば、移動体制御部134は、車両20を制御する。例えば、移動体制御部134は、配車を要求したユーザの位置まで移動するように車両20を制御する。例えば、移動体制御部134は、決定部133により決定されたルートで移動するように車両20を制御する。例えば、移動体制御部134は、ユーザに指定されたルートで移動するように車両20を制御する。
移動体制御部134は、決定部133により決定されたルートを移動するように、ユーザに運送サービスを提供する移動体を制御する。移動体制御部134は、決定部133により決定されたルートを移動するように、ユーザを運送する移動体を制御する。移動体制御部134は、決定部133により決定された目的地へのルートを移動するように、移動体を制御する。
移動体制御部134は、ユーザに指定されたルート(指定ルート)をユーザを運送するルートとして決定し、決定したルートを移動するように移動体を制御する。
移動体制御部134は、提供部135により提供された複数の運送情報のうち、ユーザが一の運送情報を指定した場合、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体を制御する。また、移動体制御部134は、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体以外の他の移動体を制御する。
図1の例では、移動体制御部134は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、移動体を制御する。移動体制御部134は、ユーザU1が運送情報TL21に対応する運送サービスを希望したため、ユーザU1を到着希望時間20時にA駅に着くように、ユーザU1を迎車して、A駅へ送り届けるように、移動体を制御する。例えば、移動体制御部134は、出発予定時間19時30分までにXビル(位置LC11)まで向かい、到着希望時間20時にA駅(位置LC101)に到着するように車両20−1を制御する。例えば、移動体制御部134は、ユーザU1を乗せて、XビルとA駅との間のルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。例えば、移動体制御部134は、車両20−1の現在位置からXビルまで移動するルートの情報やルートRT11の情報を車両20−1に提供(送信)することにより、ユーザU1を乗せてルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。
(提供部135)
提供部135は、外部装置に各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、端末装置10に各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、取得部131により外部装置から取得された各種情報に基づいて、各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、端末装置10から取得された各種情報に基づいて、各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、車両20から取得された各種情報に基づいて、各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、記憶部120に記憶された情報に基づいて、各種情報や各種サービスを提供する。例えば、提供部135は、地図情報記憶部121や、POI情報記憶部122や、運送情報記憶部123や、スケジュール情報記憶部124や、移動体情報記憶部125等に記憶された情報に基づいて、各種情報や各種サービスを提供する。
例えば、提供部135は、取得部131により取得された到着希望時間に基づいて、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。また、提供部135は、正確性として、到着希望時間からの誤差を含む運送情報を提供する。また、提供部135は、正確性として、到着希望時間前後の時間幅を示す運送情報を提供する。
また、提供部135は、出発地と目的地と到着希望時間との組合せに対応する情報を含む一覧情報であって、各組合せの到着の正確性を示す情報である一覧情報を用いて、正確性を示す運送情報を提供する。また、提供部135は、到着希望時間に応じて変動する正確性を示す運送情報を提供する。また、提供部135は、出発地と目的地とに応じて変動する正確性を示す運送情報を提供する。
また、提供部135は、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、ユーザに請求する運送料金を含む運送情報を提供する。また、提供部135は、正確性に応じて変動する運送料金を含む運送情報を提供する。また、提供部135は、到着希望時間での目的地への到着の複数の正確性の各々に対応する複数の運送情報をユーザに提供する。
また、提供部135は、正確性が高い程、ユーザに請求する運送料金が高くなる複数の運送情報をユーザに提供する。提供部135は、取得部131により取得された到着希望時間に基づいて、車両により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。
図1の例では、提供部135は、リクエスト元であるユーザに運送情報を提供する。例えば、提供部135は、運送情報TL11をユーザU1の端末装置10に提供する。提供部135は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL11を提供する。
〔3.提供処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る提供システム1による提供処理について説明する。図8は、実施形態に係る提供処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、提供装置100は、出発地から目的地への移動における目的地への到着希望時間を取得する(ステップS101)。図1の例では、提供装置100は、出発地が位置LC11にあるXビルであり、目的地が位置LC101にあるA駅であり、到着希望時間が17時であることを示す情報を取得する。
そして、提供装置100は、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報を提供する(ステップS102)。図1の例では、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL11を提供する。
〔4.運送料金の変動〕
なお、図1の例では、ユーザが指定した到着希望時間に対して1つの運送情報を提供する場合を示したが、提供装置100は、到着希望時間に対して複数の運送情報を提供してもよい。例えば、提供装置100は、到着希望時間について、正確性が高い程、ユーザに請求する運送料金が高くなる複数の運送情報をユーザに提供してもよい。この点について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、図9では、図1と同様の点についての説明は適宜省略する。
まず、提供装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10から車両20による運送サービスを要求するリクエストを取得する(ステップS31)。図9の例では、提供装置100は、出発地が位置LC11にあるXビルであり、目的地が位置LC101にあるA駅であり、到着希望時間が17時であることを含むリクエストRQ11を取得する。例えば、ユーザU1は、端末装置10にインストールされた運送サービスアプリに所定の入力を行うことにより、提供装置100にリクエストを送信する。例えば、ユーザU1は、運送サービスアプリを用いて、X月Y日(例えば2017年9月12日)の17時を到着希望時間に指定するリクエストを提供装置100に送信する。
これにより、提供装置100は、出発地を位置LC11にあるXビルとし、目的地を位置LC101にあるA駅とし、到着希望時間を17時とするリクエストRQ11をユーザU1から取得する。なお、提供装置100は、運送サービスアプリにおける入力に限らず、ユーザU1の種々の情報を端末装置10から取得してもよい。
ユーザU1からの到着希望時間を含むリクエストRQ11を取得した提供装置100は、ユーザU1が指定した到着希望時間に対応する運送情報を生成する(ステップS32)。図9の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL31を生成する。
例えば、提供装置100は、上記のような運送情報記憶部123に記憶された運送に関する情報に基づいて、運送情報TL31を生成する。図9の例では、提供装置100は、運送情報記憶部123中の運送TP11に関する情報のうち、ユーザU1が指定した到着希望時間である17時に対応する時間帯の情報に基づいて、運送情報TL31を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯に対応する情報に基づいて、運送情報TL31を生成する。
図9の例では、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL31を生成する。例えば、提供装置100は、運送TP11に関する情報のうち、15時から18時の時間帯の正確性レベルが「中」であるため、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)のままとする。
また、図9の例では、提供装置100は、運送TP11に関する情報に含まれる15時から18時の時間帯の誤差よりも誤差を小さくした運送情報を生成する。例えば、提供装置100は、運送情報TL31とは異なる他の運送情報TL32を生成する。図9の例では、提供装置100は、15時から18時の時間帯に対応する通常の誤差である前後10分から、前後5分に誤差を小さくした運送情報TL32を生成する。このように、提供装置100は、15時から18時の時間帯に対応する通常の正確性レベル「中」から「高」に高めた運送情報TL32を生成する。
図9の例では、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が5分であり、運送料金が1200(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL32を生成する。このように、提供装置100は、運送情報TL32においては、通常よりも誤差を小さくし、正確性を高めているため、運送料金を運送TP11に対応する運送料金「1000」(円)よりも高い「1200」(円)とする。
そして、提供装置100は、リクエスト元であるユーザに複数の運送情報を提供する(ステップS33)。図9の例では、提供装置100は、複数の運送情報TL31、TL32をユーザU1の端末装置10に提供する。この場合、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が10分であり、運送料金が1000(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL31を提供する。また、提供装置100は、到着希望時間を17時として、出発地「Xビル」から目的地「A駅」まで移動した場合、所要時間が30分であり、誤差が5分であり、運送料金が1200(円)であり、出発予定時間が16時30分であることを示す運送情報TL32を提供する。このように、図9の例では、提供装置100は、正確性が高い程、ユーザに請求する運送料金が高くなる複数の運送情報TL31、TL32をユーザU1に提供する。
そして、提供装置100から複数の運送情報TL31、TL32が提供された端末装置10は、複数の運送情報TL31、TL32のいずれに対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。例えば、端末装置10は、複数の運送情報TL31、TL32を画面に表示し、表示した複数の運送情報TL31、TL32のいずれに対応する運送サービスを受けるかどうかのユーザU1の指定を受け付ける。
図9の例では、ユーザU1が運送情報TL32に対応する運送サービスを受けると判断し、端末装置10は、ユーザU1が運送情報TL32に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報を提供装置100に送信する。例えば、端末装置10は、運送情報TL32に対応する運送サービスを受けると判断した場合、ユーザU1の「運送情報TL32で予約」や「正確な方」等の音声入力により、ユーザU1が運送情報TL32に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す情報を受け付けてもよい。また、例えば、端末装置10は、運送情報TL32に対応する運送サービスを受けると判断した場合、画面に表示された「運送情報TL32で予約」等の記載がされたボタンをユーザU1がタッチすることにより、ユーザU1の予約の希望を受け付けてもよい。これにより、提供装置100は、端末装置10からユーザU1が運送情報TL32に対応する運送サービスの予約を希望したことを示す予約情報を取得する(ステップS34)。
そして、提供装置100は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、移動体を制御する(ステップS35)。図9の例では、提供装置100は、ユーザU1が運送情報TL32に対応する運送サービスを希望したため、ユーザU1を到着希望時間17時にA駅に着くように、ユーザU1を迎車して、A駅へ送り届けるように、移動体を制御する。例えば、提供装置100は、出発予定時間16時30分までにXビル(位置LC11)まで向かい、到着希望時間17時にA駅(位置LC101)に到着するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、ユーザU1を乗せて、XビルとA駅との間のルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。例えば、提供装置100は、車両20−1の現在位置からXビルまで移動するルートの情報やルートRT11の情報を車両20−1に提供(送信)することにより、ユーザU1を乗せてルートRT11を移動するように車両20−1を制御する。
また、提供装置100は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、予約したユーザが乗車する移動体とは異なる他の移動体の制御態様を決定する(ステップS36)。例えば、提供装置100は、ユーザから取得した予約情報に基づいて、予約したユーザが乗車する移動体とは異なる他の移動体を制御すると決定する。図9の例では、ユーザU1が通常よりも高い運送料金を払って正確性が高く到着希望時間に到着することを希望したため、提供装置100は、通常よりも誤差が小さくなるように車両20を制御すると決定する。
例えば、提供装置100は、車両20−1がユーザU1を乗せてルートRT11を移動する時間においては、ルートRT11を走行する他の車両20は車両20−1の走行を優先するように制御すると決定する。以下では、このようにある車両20を他の車両20よりも優先して走行させるように処理することを「優先走行処理」ともいう。
図9の例では、提供装置100は、16時30分から17時までの間にルートRT11において車両20−1が近接した場合、車両20−1の通行を優先するように、車両20−2を制御する(ステップS37)。例えば、提供装置100は、状況が「空車」である車両20−2が16時30分から17時までの間にルートRT11において車両20−1の前方に位置する場合、車両20−1の通行を優先するように、車両20−2を制御する。例えば、提供装置100は、16時30分から17時までの間は、ルートRT11上では車両20−1を優先することを示す制御情報を車両20−2に提供(送信)することにより、車両20−1の通行を優先するように、車両20−2を制御する。なお、上記は一例であり、提供装置100は、車両20−1の通行を優先するように、他の車両20を制御可能であれば、どのような態様により他の車両20を制御してもよい。すなわち、提供装置100は、車両20−1の通行を優先するように、他の車両20を制御可能であれば、どのような態様により優先走行処理を行ってもよい。これにより、ユーザU1が乗車する車両20−1は、通常よりも正確性が高く目的地へ到着することが可能となる。
上記のように、提供装置100は、ユーザが指定する到着希望時間に基づいて、車両20により出発地から目的地へ運送された場合における、複数の正確性の各々に対応する複数の運送情報をユーザに提供する。これにより、提供装置100は、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。また、提供装置100は、ユーザが指定した正確性を満たすように、他の車両を制御することにより、ユーザが希望する正確性で目的地へ到着する可能性を高めることができる、複数の正確性の各々に対応する複数の運送情報をユーザに提供する。
〔4−1.他の移動体の制御〕
なお、図9の例では、説明を簡単にするために、車両20−1を優先するように、他の車両20−2を制御する場合を説明したが、提供装置100は、種々の情報を適宜用いて、多数の車両20を制御してもよい。例えば、提供装置100は、同じ出発地、到着地、及び到着希望時間を指定したユーザが複数いる場合、支払う運送料金が高いユーザが乗車する車両20を優先とするように、他の車両20を制御してもよい。例えば、提供装置100は、同じ出発地、到着地、及び到着希望時間を指定したユーザが複数いる場合、支払う運送料金が高いユーザが乗車する車両20から順に優先度を高くして、複数の車両20を制御してもよい。
例えば、提供装置100は、同じ出発地、到着地、及び到着希望時間を指定したユーザが複数いる場合、最も高い運送料金を支払うユーザ(「最高値ユーザ」とする)が乗車する車両20(「最優先車両」とする)を最優先とするように、他の車両20を制御してもよい。例えば、提供装置100は、同じ出発地、到着地、及び到着希望時間を指定したユーザが複数いる場合、最高値ユーザの次に高い運送料金を支払うユーザが乗車する車両20を最優先車の次に優先するように、他の車両20を制御してもよい。
なお、提供装置100は、同じ出発地、到着地、及び到着希望時間を指定したユーザが乗車する車両20に限らず、同じ時間に同じ道路を通行する車両20間においても、同様に、高い運送料金を支払うユーザが乗車する車両20を優先するように、他の車両20を制御してもよい。
〔4−2.複数の事業者間〕
また、提供装置100は、他の運送サービスを提供する他の事業者の他の車両との間においても同様の処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、他の車両に最高値ユーザが乗車中である場合、他の車両を優先するように、車両20を制御してもよい。例えば、提供装置100は、車両20に最高値ユーザが乗車中である場合、その車両20を優先するように、他の車両の他の事業者に要求してもよい。例えば、提供装置100は、車両20に最高値ユーザが乗車中である場合、その車両20を優先するように、他の車両や他の事業者の情報処理装置にリクエストを送信してもよい。
また、提供装置100は、複数の運送サービスを提供する事業者の全車両を統括する情報処理装置であってもよい。この場合、各事業者の車両のうち、最高値ユーザが乗車する車両を最優先車両として、各車両を制御してもよい。なお、上記は一例であり、提供装置100は、複数の事業者の各車両間での優先走行処理を実現可能であれば、どのような態様により優先走行処理を行ってもよい。
〔4−3.移動体の制御〕
なお、提供装置100は、上記に限らず、高い運送料金を支払うユーザに対して提供する運送サービスの正確性を高めるために、種々の処理を行ってもよい。例えば、提供装置100は、高い運送料金を支払うユーザに性能が高い車両20が割り当てられるように、スケジュールを決定してもよい。例えば、提供装置100は、高い運送料金を支払うユーザの出発予定時間を守れるように、高い運送料金を支払うユーザを担当する車両20の出発予定時間の前の所定期間(例えば15分や30分等)には、その車両20の予約を入れない等により、スケジュールに余裕を持たせてもよい。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提供装置100は、取得部131と、提供部135とを有する。取得部131は、自動運転により動作する移動体での移動を要求するユーザが、出発地から目的地への移動において、目的地へ到着を希望する時間である到着希望時間を取得する。提供部135は、取得部131により取得された到着希望時間に基づいて、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、到着希望時間に基づいて、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、正確性として、到着希望時間からの誤差を含む運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、正確性として、到着希望時間からの誤差を含む運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、正確性として、到着希望時間前後の時間幅を示す運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、正確性として、到着希望時間前後の時間幅を示す運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、出発地と目的地と到着希望時間との組合せに対応する情報を含む一覧情報であって、各組合せの到着の正確性を示す情報である一覧情報を用いて、正確性を示す運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、出発地と目的地と到着希望時間との組合せに対応する情報を含む一覧情報であって、各組合せの到着の正確性を示す情報である一覧情報を用いて、正確性を示す運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、到着希望時間に応じて変動する正確性を示す運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、到着希望時間に応じて変動する正確性を示す運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、出発地と目的地とに応じて変動する正確性を示す運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、出発地と目的地とに応じて変動する正確性を示す運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、ユーザに請求する運送料金を含む運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、ユーザに請求する運送料金を含む運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、正確性に応じて変動する運送料金を含む運送情報を提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、正確性に応じて変動する運送料金を含む運送情報を提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、到着希望時間での目的地への到着の複数の正確性の各々に対応する複数の運送情報をユーザに提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、到着希望時間での目的地への到着の複数の正確性の各々に対応する複数の運送情報をユーザに提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、提供部135は、正確性が高い程、ユーザに請求する運送料金が高くなる複数の運送情報をユーザに提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、正確性が高い程、ユーザに請求する運送料金が高くなる複数の運送情報をユーザに提供することにより、自動運転により動作する移動体による運送に関する情報を適切に提供することができる。
また、実施形態に係る提供装置100は、移動体制御部134を有する。移動体制御部134は、提供部135により提供された複数の運送情報のうち、ユーザが一の運送情報を指定した場合、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体を制御する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、提供した複数の運送情報のうち、ユーザが一の運送情報を指定した場合、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体を制御することにより、提供した情報に基づいて、自動運転により動作する移動体を適切に制御することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、移動体制御部134は、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体以外の他の移動体を制御する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、提供した複数の運送情報のうち、ユーザが一の運送情報を指定した場合、一の運送情報に対応する正確性で目的地へ到着するように、ユーザを運送する移動体を制御することにより、提供した情報に基づいて、自動運転により動作する移動体を適切に制御することができる。
また、実施形態に係る提供装置100において、取得部131は、自動運転により動作する車両での移動を要求するユーザの到着希望時間を取得する。提供部135は、取得部131により取得された到着希望時間に基づいて、車両により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供する。
このように、実施形態に係る提供装置100は、到着希望時間に基づいて、移動体により出発地から目的地へ運送された場合における、到着希望時間での目的地への到着の正確性を示す運送情報をユーザに提供することにより、自動運転により動作する車両による運送に関する情報を適切に提供することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る提供装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークN(図2中においてはネットワークN)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が収集したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、収集したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、プログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態及び変形例のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。