JP2019056659A - 交流制御回路構造体 - Google Patents

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【課題】簡単な回路素子構成により小型で低価格な交流制御回路構造体を実現し、電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる。【解決手段】発光ダイオードと受光素子からなるフォトカプラと、交流信号を取得する交流信号取得部と、第一閾値の大きさが後記する第二閾値より相対的に小さく、第二閾値が前記第一閾値の大きさより相対的に大きい場合に、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧の大きさより大きく、第二閾値電圧の大きさより小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、前記第二閾値よりも取得した交流信号電圧の絶対値が大きい場合にOFF信号又はON信号を出力する閾値検出部と、閾値検出部のON信号又はOFF信号に応じてフォトカプラの発光ダイオード両端電圧を0とする発光ダイオードスイッチング部と、フォトカプラの受光素子側の信号である交流信号情報を取得する交流信号情報取得部と、からなる。【選択図】図1

Description

本発明は、交流制御回路構造体に関し、特に電力調整器に好適な交流制御回路構造体に関する。
従来、交流電圧電源を制御するため、交流制御回路構造体が使用されている。このような交流制御回路構造体を用いてサイリスタ位相制御により電力調整を行う電力調整装置がある。このサイリスタ位相制御では、半サイクル毎に、点弧角(位相角)のタイミングを調整して、電力を連続的に制御するものである。
このような電力調整装置では、点弧角のタイミングの基準となる電源電圧のゼロクロスポイントや瞬間停電の検出を行うための信号(同期信号)の検出のために電源側と検出側との間でトランス(降圧トランス)を用いて信号授受が行われているが、装置が大型化してしまうという問題がある。装置の小型化のため、光半導体(フォトカプラ)を用いたものが開発されている。しかし、フォトカプラを用いる場合は、ゼロクロスポイントの検出は容易であるが、瞬間停電情報(電圧の低下の情報)を得ることが難しかった。フォトカプラを用いた場合は、精度に問題があるので、高精度な電力制御にはトランスが用いられることが多かった。
サイリスタ式交流電力調整装置において、プラス側、マイナス側個別に設けられたフォトカプラ又はトランスからなる同期信号検出器と、微小電力時における前の半サイクルのパルスが後の半サイクルへのゼロクロスポイントまで残った場合に、不要なパルスの残りを遮断し必要なトリガ信号のみを伝達させるトリガ信号伝達ゲートを具備し、トリガ信号伝達ゲートは、正方向、逆方向の同期信号によって駆動されるように構成したものが挙げられる(特許文献1)。
他の例としては、発光ダイオードと受光トランジスタとからなるフォトカプラを用いてゼロクロスを検知するゼロクロス検知回路とそのゼロクロス検知回路を備えた電力調整器が挙げられる(特許文献2)。
他の例としては、降圧トランスを用いた電力制御装置が挙げられる(特許文献3)。
特開2010−262378号公報 特開2005−235125号公報 特開2012−257438号公報
しかし、特許文献1では、フォトカプラの受光素子側を制御するものであり、フォトカプラの発光ダイオード側を制御することについては考慮されていなかった。
また、特許文献2では、特許文献1と同様にフォトカプラの受光素子側を制御するものであり、フォトカプラの発光ダイオード側を制御することについては考慮されていなかった。
特許文献3では、電力制御装置の交流電源回路の絶縁に降圧トランスが用いられていたので、装置が大型化するという問題があった。
本発明の目的は、簡単な回路素子構成により小型で低価格な回路構造体を実現し、電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる交流制御回路構造体を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明において、以下の交流制御回路構造体を提供する。すなわち、第一の発明として、交流信号情報を後記する交流信号取得部を構成する回路から直流的及び交流的に絶縁し同回路外に伝達するための発光ダイオードと受光素子からなるフォトカプラと、交流信号を取得する交流信号取得部と、閾値電圧の絶対値の大きさである第一閾値の大きさが後記する第二閾値より相対的に小さく、閾値電圧の絶対値の大きさである第二閾値が前記第一閾値の大きさより相対的に大きい場合に、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧の大きさより大きく、第二閾値電圧の大きさより小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、前記第二閾値よりも取得した交流信号電圧の絶対値が大きい場合にOFF信号又はON信号(前記ON信号又はOFF信号と同順)を出力する閾値検出部と、閾値検出部のON信号又はOFF信号に応じてフォトカプラの発光ダイオード両端電圧を0とする発光ダイオードスイッチング部と、フォトカプラの受光素子側の信号である交流信号情報を取得する交流信号情報取得部と、からなる(請求項1対応)。
前記特徴に加え、前記第一閾値は、電圧値が0である(請求項2対応)。
前記特徴に加え、前記閾値検出部は、取得した交流信号電圧がプラスで第一閾値よりも大きく、プラス側第二閾値よりも小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、取得した交流信号電圧がプラスで第二閾値よりも大きい場合にOFF信号又はON信号を出力し、
取得した交流電圧がマイナスで第一閾値よりも小さくマイナス側第二閾値(絶対値はプラス側第二閾値と同じ)よりも大きい場合にON信号又はOFF信号を出力し、取得した交流電圧がマイナスで第二閾値よりも小さい場合にOFF信号又はON信号を出力する(請求項3対応)。
前記特徴に加え、前記発光ダイオードスイッチング部は、発光ダイオードに並列に配置された抵抗が略0オームのバイパス回路を構成する(請求項4対応)。
前記特徴に加え、電源回路をさらに有し、交流信号取得部は前記電源回路からの交流信号を取得する電源回路交流信号取得手段を有する(請求項5対応)。
前記特徴に加え、交流信号情報取得部から取得する前記発光ダイオードのON時間長又はOFF時間長を用いて取得した交流信号の振幅を算出する振幅算出部をさらに有する(請求項6対応)。
前記特徴に加え、投入電力を調整するための情報である電力調整情報を保持する電力調整情報保持部と、振幅算出部が算出した振幅と、保持されている電力調整情報とに基づいて電源回路からの電源波のONとOFFのタイミングを制御する電源制御部をさらに有する(請求項7対応)。
上述した構成によれば、簡単な回路素子構成により小型で低価格な回路構造体を実現し、電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる交流制御回路構造体を提供することができる。
実施形態1の交流制御回路構造体の機能ブロック図 実施形態1の交流制御回路構造体の処理フローチャート 実施形態2の交流制御回路構造体の機能ブロック図 実施形態3の交流制御回路構造体の機能ブロック図 実施形態3の交流制御回路構造体の処理フローチャート 実施形態4の交流制御回路構造体の機能ブロック図 実施形態4の交流制御回路構造体の処理フローチャート 実施形態5の交流制御回路構造体の機能ブロック図 実施形態5の交流制御回路構造体の処理フローチャート 実施形態5の交流制御回路構造体の回路例を示す図 図10における交流制御回路構造体の回路の信号波形を示す図 交流電源波形の振幅と時間軸に対するフォトカプラのV1出力波形を示す図 実施形態を電力調整器に適用した例を説明するための図
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<実施形態1>
実施形態1は、主として請求項1、請求項2、請求項3に対応している。
<実施形態1 概要>
交流電源の正弦波信号と、予め定められた第一閾値と第二閾値とを比較し、第一閾値と第二閾値と正弦波信号の絶対値の大小によりON信号又はOFF信号をフォトカプラの発光ダイオードから出力し、電源制御情報として利用するように構成し、特にON信号からOFF信号に変更するタイミングでフォトカプラの発光ダイオードに流れる電流をバイパスさせてフォトカプラの発光ダイオード両端電圧を瞬時に0とするように構成した交流制御回路構造体である。
<実施形態1 構成>
図1に示すように、交流信号取得部0101と、閾値検出部0102と、発光ダイオードスイッチング部0103と、フォトカプラ0104と、発光ダイオード0105と、受光素子0106、交流信号情報取得部0107と、からなる。
<実施形態1 構成の説明>
「交流信号取得部」0101は、交流信号を取得する。単相又は三相の交流電源200Vの交流信号を取得する。この交流信号取得部0101は測定対象のアナログ信号を受けて閾値検出部0102にこれを渡す。
「閾値検出部」0102は、閾値電圧の絶対値の大きさである第一閾値の大きさが後記する第二閾値より相対的に小さく、閾値電圧の絶対値の大きさである第二閾値が前記第一閾値の大きさより相対的に大きい場合に、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧の大きさより大きく、第二閾値電圧の大きさより小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、前記第二閾値よりも取得した交流信号電圧の絶対値が大きい場合にOFF信号又はON信号(前記ON信号又はOFF信号と同順)を出力する。より具体的には交流電源信号のプラス側を計測するために第一閾値が0ボルトよりも大きく、想定される交流電源信号の最大値よりも十分小さく、第二閾値が想定される交流電源信号の最大値よりも小さく、第一閾値よりも大きいように構成し、交流電源信号のマイナス側でも同様に構成する。また第一閾値を0ボルトとした場合には第一閾値を交流電源信号のプラス側検出にもマイナス側検出にも利用することができる。またこのように0ボルト以上のプラス側に二つの閾値、0ボルト以下のマイナス側にも二つの閾値を設定するので、交流電源信号の半サイクル内で交流電源信号の振幅を検出できる。これは高速高精度の検出ができることを意味している。
ここでは、絶対値で閾値電圧を説明したが、例えば、後述する図11の波形のように、交流電源からの交流信号が正負の正弦波である場合、正の正弦波で説明する。第一閾値の大きさは、0.0V(絶対値では0.0V)を示し、第二閾値の大きさは+238V(絶対値では238V)であるとする。
すなわち、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧(0.0V)の大きさより大きく、第二閾値電圧(238V)の大きさより小さい場合にON信号を出力し、取得した交流信号電圧の絶対値が第二閾値(238V)の大きさより相対的に大きい場合に、OFF信号を出力する。
要するに、図11に示すように、正負の半サイクルで、ON信号とOFF信号を2回繰り返す。第一閾値は電圧値が0Vであり、閾値検出部0102は、取得した交流信号電圧が第一閾値(0V)よりも相対的に小さく、第二閾値(−238V)よりも相対的に大きい場合にOFF信号を出力し、第二閾値(−238V)よりも相対的に小さい場合で最大値電圧より小さい場合にON信号を出力し(負側の正弦波)、取得した交流信号電圧が第一閾値(0V)よりも相対的に大きく、第二閾値(238V)よりも相対的に小さい場合で最大値電圧より小さい場合にOFF信号を出力し、第二閾値(238V)よりも相対的に大きい場合で最大値電圧より小さい場合にON信号を出力する(正の正弦波)。
「発光ダイオードスイッチング部」0103は、閾値検出部0102のON信号又はOFF信号に応じてフォトカプラ0104の発光ダイオード両端電圧を0とする。すなわち、発光ダイオードスイッチング部0103により、発光ダイオード0105に流れる電流をカットしても良いし、発光ダイオード0105の電流の経路を切り替えて、発光ダイオード0105に電流が流れないようにバイパスしても良い。
「フォトカプラ」0104は、発光ダイオード0105と受光素子0106からなり、交流信号情報を交流信号取得部0101を構成する回路から直流的及び交流的に絶縁し同回路外に伝達する。発光ダイオードとしては、LED素子などが用いられる。第一の閾値電圧0Vとしたときよりも値がマイナス(負)側にいった場合とマイナス(負)からプラス(正)側に移行するというような構成にすると、ゼロクロスを検出できる。
「交流信号情報取得部」0107は、フォトカプラ0104の受光素子0106側の信号である交流信号情報を取得する。閾値検出部0102よりON信号を受信した場合は、発光ダイオードスイッチング部0103によりフォトカプラ0104の発光ダイオード両端電圧を0とし、フォトカプラの感度バラツキなどによりフォトカプラ0104の受光素子0106に微小光が到達するのを防止する。
<実施形態2 回路の動作説明>
以下、図2のフローチャートを用いて交流制御回路構造体0100の動作について説明する。
図2に示すように、まず、交流信号を取得する交流信号取得ステップを実行する(ステップ0201)。
次に、閾値電圧の絶対値の大きさである第一閾値の大きさが後記する第二閾値より相対的に小さく、閾値電圧の絶対値の大きさである第二閾値が前記第一閾値の大きさより相対的に大きい場合に、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧の大きさより大きく、第二閾値電圧の大きさより小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、前記第二閾値よりも取得した交流信号電圧の絶対値が大きい場合にOFF信号又はON信号を出力する閾値検出ステップを実行する(ステップ0202)。ここで、前記ON信号又はOFF信号と同順で実行する。
次に、閾値検出部0102のON信号又はOFF信号に応じてフォトカプラ0104の発光ダイオード両端電圧を0とする発光ダイオードスイッチングステップを実行する(ステップ0203)。
次にフォトカプラ0104の受光素子側の信号である交流信号情報を取得する交流信号情報取得ステップを実行する(ステップ0204)。
このように、本実施形態1によれば、簡単な回路素子構成により小型で低価格な回路構造体を実現し、電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる交流制御回路構造体を提供することができる。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
本実施形態2は、実施形態1を基本としつつ、発光ダイオードスイッチング部が発光ダイオードに並列に配置された抵抗が略0オームのバイパス回路を構成するものである。
<実施形態2 構成>
図3に示すように、交流信号取得部0301と、閾値検出部0302と、発光ダイオードスイッチング部0303と、フォトカプラ0304と、発光ダイオード0305と、受光素子0306、交流信号情報取得部0307と、からなり、発光ダイオードスイッチング部0303にバイパス回路0308を有する。以下では、実施形態1と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態2に特徴的な構成について説明する。
<実施形態2 構成の説明>
「バイパス回路」0308は、発光ダイオードスイッチング部0308に設けられ、発光ダイオード0305に並列に配置された抵抗が略0オームのバイパス回路を構成する。バイパス回路0308は、MOSトランジスタやMOSFETなどで構成されており、MOSトランジスタやMOSFETのゲートに逆バイアスをかけることで、発光ダイオード0305への電流をバイパスする電流経路切り替え機能の役割を果たす。フォトカプラ0304の感度バラツキや応答速度のバラツキにより、フォトカプラ0305の発光ダイオード0305がOFF信号を受信しても微小電流が流れ、受光素子0306への発光が停止しないことを防止することができる。
このように、本実施形態2によれば、実施形態1に加えて、フォトカプラの感度および応答速度のバラツキや素子の経年変化による影響を改善することができる。
<実施形態3>
<実施形態3 概要>
本実施形態3は、実施形態1又は実施形態2を基本としつつ、交流信号取得部が電源回路からの交流信号を取得する電源回路交流信号取得手段を有するものである。
<実施形態3 構成>
図4に示すように、交流信号取得部0401と、閾値検出部0402と、発光ダイオードスイッチング部0403と、フォトカプラ0404と、発光ダイオード0405と、受光素子0406と、交流信号情報取得部0407と、電源回路0408と、からなり、交流信号取得部0401は電源回路交流信号取得手段0409を有する。以下では、実施形態1又は実施形態2と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態3に特徴的な構成について説明する。
<実施形態3 構成の説明>
「電源回路」0408は、交流電源回路を構成し、単相200Vや三相200Vの交流電源電圧により、業務用の電子機器、例えばヒーター(電気炉)制御などの温度調整を行う電力供給を行う。交流信号情報取得部0407からの交流信号情報を電源回路0408にフィードバック制御を行い、電力調整などの電力供給制御を行う。例えば、交流制御回路構造体0400に負荷としてトランスを介在させたヒーターを接続し、ヒーターの近傍にヒーターの温度を計測する温度センサを設置し、温度センサからの温度情報に基づいてフィードバック制御を行い、電力供給制御を行うように構成しても良い。
「電源回路交流信号取得手段」0409は、交流信号取得部0401には電源回路0408からの交流信号を取得する電源回路交流信号取得手段0409を有する。電源回路交流信号取得手段0409は、正弦波の交流信号であり、正負の正弦波を備えている。例えば、上述した電力供給制御において、サイリスタの位相制御の正負のスイッチングを行う場合、正負の正弦波の第一閾値であるゼロクロスポイント(電圧値が0)を検出し、閾値検出器0102より正側と負側の閾値電圧のレベル(第二閾値)を超える範囲、又は超えない範囲でON信号又はOFF信号を出力する(図11を参照)。図11中「●」と「●」はON信号又はOFF信号の境界を示している。これにより、ゼロクロスポイントを検出してサイリスタ素子等をスイッチチングするサイリスタ位相制御を行うことができる。
<実施形態3 回路の動作説明>
図5に実施形態3の交流制御回路構造体のフローチャートを示す。図5のフローチャートは、電源回路交流信号取得サブステップ0502以外は、図2の実施形態1のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。
<実施形態4>
<実施形態4 概要>
本実施形態4は、実施形態1から実施形態3を基本としつつ、発光ダイオードのON時間長又はOFF時間長を用いて取得した交流信号の振幅を算出する振幅算出部をさらに有する。
<実施形態4 構成>
図6に示すように、実施形態4の交流制御回路構造体は、交流信号取得部0601と、閾値検出部0602と、発光ダイオードスイッチング部0603と、フォトカプラ0604と、発光ダイオード0605と、受光素子0606、交流信号情報取得部0607と、振幅算出部0608と、からなる。以下では、実施形態1から実施形態3と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態4に特徴的な構成について説明する。
<実施形態4 構成の説明>
「振幅算出部」0608は、交流信号情報取得部0607から取得する発光ダイオード(フォトカプラ)0605のON時間長又はOFF時間長を用いて取得した交流信号の振幅を算出する。すなわち、図12に示すように、交流信号電圧が第二閾値を超えている時間長を発光ダイオード0605のON、OFF、ON、OFFの時間からOFF時間長又はONの時間長として取得し、その時間幅に応じて交流信号の振幅を計算することができる。予め時間長と振幅との関係を検量線として保持して起き、時間長と検量線に基づいて振幅を知ることができる。振幅は電力の大小を決定する情報であるので重要である。特に交流信号が第二閾値よりも小さくなる場合には、つまり、第二閾値を超える交流信号が0となる場合には所定の電源供給ができていない状態であると把握して所定の処理が準備されていることが好ましい。またON時間長又はOFF時間長で振幅を計算する以外に、第1閾値に基づくフォトカプラ出力のONとOFF情報を利用してON時間長とOFF時間長の比を用いて振幅を計算することもできる。この場合には検量線を用いないで計算が可能である。また任意の周波数に対応して振幅の計算ができる。この振幅算出部0608により降圧トランスを用いることなく、電源電圧レベルの振幅を算定(推定)することができる。ここで、電源周波数は50Hz又は60Hzに固定された交流電源を使用する。図12の場合は、電源周波数を50Hzに固定している。第二閾値を超えない振幅の場合は、半周期でON→OFF1回のみとし、瞬間停電や三相交流電源の場合は欠相を検知できる。
<実施形態4 回路の動作説明>
図7に実施形態4の交流制御回路構造体のフローチャートを示す。図7のフローチャートは、振幅算出ステップ0705以外は、図2の実施形態1のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。以下、実施形態4の特徴的な振幅算出ステップについて説明する。
振幅算出ステップ0705は、交流信号情報取得部0607から取得する発光ダイオード0605のON時間長又はOFF時間長を用いて取得した交流信号の振幅を算出する。
図12の20ms付近に示すように、発光ダイオード(フォトカプラ)0605の第二閾値を超えてONとなるON時間長が長いと電源電圧の波高値が大きいことがわかる。また逆もいえる。図12の180ms付近に示すように、第二閾値を超えない振幅の場合は、ON→OFF1回のみとし、瞬間停電を検知できる。また、三相交流電源の場合は欠相を検知できる。
<実施形態5>
<実施形態5 概要>
本実施形態5は、実施形態4を基本としつつ、振幅算出部が算出した振幅と、保持されている電力調整情報に基づいて電源回路からの電源波のONとOFFのタイミングを制御する電源制御部をさらに有する。
<実施形態5 構成>
図8に示すように、実施形態5の交流制御回路構造体は、交流信号取得部0801と、閾値検出部0802と、発光ダイオードスイッチング部0803と、フォトカプラ0804と、発光ダイオード0805と、受光素子0806と、交流信号情報取得部0807と、振幅算出部0808と、電力調整情報保持部0809と、電源制御部0810と、からなる。以下では、実施形態4と同様な構成については説明を省略することとし、実施形態5に特徴的な構成について説明する。
<実施形態5 構成の説明>
「電力調整情報保持部」0809は、投入電力を調整するための情報である電力調整情報を保持する。電力調整情報保持部0809は、例えば、負荷としてのヒーター制御を行う場合、温度センサで温度制御対象の温度を測り、目標温度になるようにヒーターへの投入電力を調整するための情報を保持する。
「電源制御部」0810は、振幅算出部0808が算出した振幅と、保持されている電力調整情報とに基づいて電源回路からのヒーターへの電源波のONとOFFのタイミングを制御する。電源制御部0810は、サイリスタ位相制御になどによりONとOFFのタイミングを制御し、電力調整を行う。
<実施形態5 回路の動作説明>
図9に実施形態5の交流制御回路構造体のフローチャートを示す。図5のフローチャートは、電力制御ステップ0906以外は、図7の実施形態4のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。以下、実施形態5の特徴的な電源制御ステップ0906について説明する。
電源制御ステップ0906は、振幅算出ステップ0905により算出した振幅と、電力調整情報保持部0809で保持されている電力調整情報とに基づいて電源回路からの電源波のONとOFFのタイミングを制御する。
このように、実施形態5によれば、実施形態4に加えて、簡単な回路素子構成により小型で低価格な回路構造体を実現し、ヒーター電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる交流制御回路構造体を実現できるので、ヒーター等の負荷に対する電力制御(電力調整)を行うことができる。
<具体的回路例の動作説明>
図10に本実施形態を適用した回路例を示し、図11に図10の交流電源(Vp)の波形と図10中、フォトカプラの出力であるVo1出力(正側の波形)とVo2出力(負側の波形)を示す。以下、図10、図11を用いて回路の動作を説明する。ここで、下記(a)〜(d)は図11の動作点a〜dの動作と対応している。以下では、図11の正側の動作点a〜dについて説明することとし、負側の動作点a〜dについては、電圧がマイナスになるだけで、基本的な動作は正側と同様であるので、説明を省略する。ここで、R12、R13、R14、R15は電流制限抵抗である。図10では抵抗の単位であるオームを省略している。すなわち、R12の12kは12kオームを示す。また、コンデンサの単位であるファラッド(F)を省略している。すなわち、C35の0.1μは0.1μFを示す。以下、他の抵抗RやコンデンサCについても同様である。
以下では、図11の動作点a、b、c、dにおける図10の回路動作について説明する。図12に交流電源200V(Vp)の電源周波数が50Hzの正負の正弦波を供給するとき、最大瞬時電圧が約400Vの範囲で電源電圧レベルが変動するときの正のフォトカプラの出力Vo1の波形を示す。
<回路動作 動作点a>
(a)交流電源電圧Vpが上昇し0Vを上回ると整流ダイオードD5がONする。これとは逆に整流ダイオードD6はOFFとなっている。
この時シャントレギュレータIC1の電圧Vs1が閾値電圧2.5V以下であると、シャントレギュレータIC1がOFFとなり、MOSトランジスタTr1がOFFとなる。
従って、フォトカプラPHC1の発光ダイオードのアノードAnからカソードCthに向かって電流Id1が流れ、フォトカプラPHC1がONする。

Ve1=Ie1×(R16+R17)
Ie1=Ve1/(R16+R17) (1)

Ve1=Id1×R19+Vf1
ここで、インダクタンスL5の電圧は無いものとする。
Id1=(Ve1−Vf1)/R19 (2)
ここで、電圧Vf1はフォトカプラPHC1の発光ダイオードの順方向電圧降下で1Vとする。
Ve1=Iz1×R18+Vz1
Iz1=(Ve1−Vz1)/R18=0 (3)
ここで、シャントレギュレータIC1がOFF時、Iz1は0である。

Ip=Id1+Ie1+Iz1 (4)
Ip=(Vp-Ve1)/Rp (5)
ここで、Rp=R12+R13+R14+R15、整流ダイオードD5の電圧は無いものとする。

式(4)右辺=式(5)右辺
Ie1+Id1+Iz1=(Vp-Ve1)/Rp
ここで、Iz1=0 とする。
右辺に式(1)、(2)、(3)を代入すると、
Ve1/(R16+R17)+(Ve1−Vf1)/R19=(Vp-Ve1)/Rp
Ve1/(R16+R17)+Ve1/R19+Ve1/Rp=Vp/Rp+Vf1/R19
Ve1×(1/(R16+R17)+1/R19+1/Rp)=Vp/Rp+Vf1/R19
Ve1=(Vp/Rp+Vf1/R19)/(1/(R16+R17)+1/R19+1/Rp)
Vs1=Ve1×R17/(R16+R17)

<回路動作 動作点b>
(b)交流電源電圧Vpが上昇しシャントレギュレータIC1の電圧Vs1が2.5Vを超えると、シャントレギュレータIC1がONとなり、電流Id1がMOSトランジスタTr1のONによりバイパスされる(MOSトランジスタTr1のソースSからドレインDに向かって電流Id1が流れる)ため、フォトカプラPHC1の発光ダイオードには電流が流れずPHC1がOFFする。ここで、MOSトランジスタTr1はPチャンネルタイプのため、MOSトランジスタTr1のゲートGに逆バイアスをかけると、ONする。
<回路動作 動作点c>
(c)交流電源電圧Vpが下降し再び動作点bを下回ると、フォトカプラPHC1が再びONする。すなわち、フォトカプラPHC1の発光ダイオードのアノードAnからカソードCthに向かって電流Id1が流れ、フォトカプラPHC1がONする。
<回路動作 動作点d>
(d)交流電源電圧Vpが下降し0Vを下回ると整流ダイオードD5がOFFする。これとは逆に整流ダイオードD6がONする。フォトカプラPHC1の発光ダイオードには電流が流れず、PHC1がOFFする。
ここで、動作点dを交流電源電圧のゼロクロスとして検知する。これは、動作点aでも良いが動作点dの方が感度の影響を受けにくいからである。すなわち、フォトカプラPHC1がOFFのときの方が感度バラツキの影響を受けにくいからである。
具体的には、図10の回路において、交流電源電圧Vpが200Vで、Rp=R12+R13+R14+R15=48K(オーム)、R16=12K(オーム)、R17=2.4K(オーム)、R18=10K(オーム)、R19=3.9K(オーム)のとき、上記(a)の計算によって次のような値が得られる。
Vs1=2.5(V)、Ve1=15.0(V)、Vp(ac)=168.3(Vrms)、Vp=238(V)、Vf1=1.0(V)、Vz1=15.0(V)になる。
交流電源電圧Vpが238Vを超えると、シャントレギュレータIC1がOFFからONへ移行する。
交流電源電圧Vpが238〜310Vの区間はシャントレギュレータIC1がONへの移行区間であるが、MOSトランジスタTr1のゲートG電圧は確保される。交流電源電圧Vpが310Vの時、Vs1=2.5(V)、Ve1=15.0(V)、Vp(ac)=219.2(Vrms)、Vp=310.0(V)、Vf1=0.0(V)、Vz1=2.5(V)となる。
更に交流電源電圧Vpが上昇し310Vを超えると、シャントレギュレータIC1は完全なON動作となる。ここで、動作点b〜cの区間はシャントレギュレータIC1のON移行区間+完全なON区間からなる。
このように、閾値を超える電源電圧の場合は電源周期の半サイクルに、ON→OFF→ON→OFFを2回繰り返すことにより、ゼロクロス検出と瞬間停電を検出できる。閾値を超えない電源電圧の場合は、ON→OFFのみにより、電源異常(瞬間停電や三相交流電源の欠相)を検出できる。
以下では、図10の回路の補足説明を行う。
シャントレギュレータIC1が完全にONした状態は(IC1の駆動電流Iz1が数mA程度必要となるため)、下式(6)〜(10)のようにあらわされるが、実際は動作点bの地点がシャントレギュレータIC1(MOSトランジスタTr1)がONに移行する閾値となるため、シャントレギュレータIC1が完全にON(Vz=2.5V)とならない場合でも、ある程度MOSトランジスタTr1のゲート電圧が確保される動作をし、MOSトランジスタTr1はON状態を継続できる。
さらにインダクタンスL5、コンデンサC35、C36のフィルタ回路により急なON⇔OFF動作を抑制し上記動作を安定化させている。
Ve1=Ie1×(R16+R17)
Ie1=Ve1/(R16+R17) (6)

Ve1=Id1×R19+Vf1
ここで、インダクタンスL5の電圧は無いものとする。
Id1=(Ve1−Vf1)/R19 (7)
ここで、MOSトランジスタTr1のON抵抗を0とすれば、Vf1=0となる。
シャントレギュレータIC1がON時、Vz=2.5V
Ve1=Iz1×R18+Vz1
Iz1=(Ve1−Vz1)/R18 (8)

ここで、Rp=R12+R13+R14+R15、D5の電圧は無いものとする。
Ip=Id1+Ie1+Iz1 (9)
Ip=(Vp-Ve1)/Rp (10)

式(9)右辺=式(10)右辺
Ie1+Id1+Iz1=(Vp-Ve1)/Rp
右辺に式(6)、(7)、(8)を代入すると、

Ve1/(R16+R17)+(Ve1−Vf1)/R19+(Ve1−Vz1)/R18=(Vp-Ve1)/Rp
Ve1/(R16+R17)+Ve1/R19+Ve1/R18+Ve1/Rp=Vp/Rp+Vf1/R19+Vz1/R18
Ve1×(1/(R16+R17)+1/R19+1/R18+1/Rp)=Vp/Rp+Vf1/R19+Vz1/R18
Ve1=(Vp/Rp+Vf1/R19+Vz1/R18)/(1/(R16+R17)+1/R19+1/R18+1/Rp)
Vs1=Ve1×R17/(R16+R17)

<他の実施形態>
<他の実施形態 電力調整器>
他の実施形態は、実施形態1〜5を電力調整器に適用した例を示し、ヒーターなどの制御対象の温度を温度センサで測定し、調節計にて目的の温度となるように制御演算を行い、この制御演算結果を基にサイリスタ位相制御により負荷に供給する電力を調整するものである。
<他の実施形態 構成>
図13に示すように、他の実施形態の電力調整器1301は、同期信号取得部2302と、同期信号取得回路1303と、瞬停検出手段1304と、ゼロクロス検出手段1305と、演算手段1313と、位相角制御手段1314と、遅延手段1315と、素子駆動回路1316と、スイッチ素子1317とから構成されている。電力調整器1301を用いたシステムは、交流電源1310と、温度センサ1311と、調節計1312と、負荷1318と、トランス1319と、ヒーター1320とから構成される。
<他の実施形態 構成の説明>
同期信号取得部1302を構成する同期信号取得回路1303と瞬停検出手段1304とゼロクロス検出手段1305とからなる構成は、図10の回路図を機能ブロック図で示したものである。演算手段1313と位相角制御手段1314と遅延手段1315と素子駆動回路1316とスイッチ素子1317とから構成される構成は、電力調整器の従来のサイリスタ位相制御回路部分を示しているので、説明を省略する。ここで、振幅が第二閾値よりも小さくなった場合、瞬停という。
他の実施形態の電力調整器は、同期信号取得回路1303と瞬間停電を検出する瞬停検出手段1304とゼロクロス検出手段1305とからなり、ゼロクロスの検出に加えて瞬間停電(電源電圧異常)の検出を降圧トランスを用いず2つのフォトカプラで実現した点に特徴がある。それぞれの機能ブロックに相当する説明は、上記実施形態1〜5の説明において、詳細に説明したので、説明を省略する。
<他の実施形態 動作の説明>
以下、図13を用いて他の実施形態の電力調整器の動作について説明する。
制御対象の温度(例えば、ヒーター1320の温度)を温度センサ1311で測定し調節計1312にて目的の温度となるよう演算手段1313で制御演算を行う。電力調整器1301は調節計1312の制御演算結果を基に負荷1319に供給する交流電源1310の電力を調整する。電力調整器1301は調節計1312の制御演算結果を基に位相角制御手段1314により位相角制御を行い、交流電源1310のゼロクロス検出から位相角に相当する時間を遅延させ、素子駆動回路1316により正負のサイリスタからなるスイッチ素子1317をON、OFFさせることで負荷1318に供給される電力量を調整している。瞬停検出手段1304により瞬停(瞬間停電)を検出した場合は直ちにスイッチ素子1317へのON信号を停止する制御を行う。すなわち、装置の電源を切ることを行う。負荷1318にトランス1319を内蔵したトランス負荷の場合に偏磁による過電流(ヒューズが切れる(飛ぶ)等)を防ぐことができる。トランス1319を内蔵せず、電力調整器1301と直接ヒーター1320とを接続する場合は、電源異常を検出できる利点がある。
このように、本実施形態1〜5によれば、簡単な回路素子構成により小型で低価格な回路構造体を実現し、電源回路の制御性を向上し、耐ノイズ化を向上させる交流制御回路構造体を提供することができる。
0100、0300、0400、0600、0800 交流制御回路構造体
0101 交流信号取得部
0102 閾値検出部
0103 発光ダイオードスイッチング部
0104 フォトカプラ
0105 発光ダイオード
0106 受光素子
0107 交流信号情報取得部
0308 バイパス回路
0408 電源回路
0409 電源回路交流信号取得手段
0608、0808 振幅算出部
0809 電力調整情報保持部
0810 電源制御部
1301 電力調整器
1302 同期信号取得部
1303 同期信号取得回路
1304 瞬停検出手段
1305 ゼロクロス検出手段
1310 交流電源

Claims (7)

  1. 交流信号情報を後記する交流信号取得部を構成する回路から直流的及び交流的に絶縁し同回路外に伝達するための発光ダイオードと受光素子からなるフォトカプラと、
    交流信号を取得する交流信号取得部と、
    閾値電圧の絶対値の大きさである第一閾値の大きさが後記する第二閾値より相対的に小さく、閾値電圧の絶対値の大きさである第二閾値が前記第一閾値の大きさより相対的に大きい場合に、取得した交流信号電圧の絶対値が第一閾値電圧の大きさより大きく、第二閾値電圧の大きさより小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、
    前記第二閾値よりも取得した交流信号電圧の絶対値が大きい場合にOFF信号又はON信号(前記ON信号又はOFF信号と同順)を出力する閾値検出部と、
    閾値検出部のON信号又はOFF信号に応じてフォトカプラの発光ダイオード両端電圧を0とする発光ダイオードスイッチング部と、
    フォトカプラの受光素子側の信号である交流信号情報を取得する交流信号情報取得部と、からなる交流制御回路構造体。
  2. 前記第一閾値は、電圧値が0である請求項1に記載の交流制御回路構造体。
  3. 前記閾値検出部は、取得した交流信号電圧がプラスで第一閾値よりも大きく、プラス側第二閾値よりも小さい場合にON信号又はOFF信号を出力し、取得した交流信号電圧がプラスで第二閾値よりも大きい場合にOFF信号又はON信号を出力し、
    取得した交流電圧がマイナスで第一閾値よりも小さくマイナス側第二閾値(絶対値はプラス側第二閾値と同じ)よりも大きい場合にON信号又はOFF信号を出力し、取得した交流電圧がマイナスで第二閾値よりも小さい場合にOFF信号又はON信号を出力する請求項2に記載の交流制御回路構造体。
  4. 前記発光ダイオードスイッチング部は、発光ダイオードに並列に配置された抵抗が略0オームのバイパス回路を構成する請求項1から請求項3のいずれか一に記載の交流制御回路構成体。
  5. 電源回路をさらに有し、
    交流信号取得部は前記電源回路からの交流信号を取得する電源回路交流信号取得手段を有する請求項1から請求項4のいずれか一に記載の交流制御回路構造体。
  6. 交流信号情報取得部から取得する前記発光ダイオードのON時間長又はOFF時間長を用いて取得した交流信号の振幅を算出する振幅算出部をさらに有する請求項1から請求項5のいずれか一に記載の交流制御回路構造体。
  7. 投入電力を調整するための情報である電力調整情報を保持する電力調整情報保持部と、
    振幅算出部が算出した振幅と、保持されている電力調整情報とに基づいて電源回路からの電源波のONとOFFのタイミングを制御する電源制御部をさらに有する請求項6に記載の交流制御回路構造体。
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