JP2019056462A - 磁気軸受及び電動機 - Google Patents

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Koji Yamaguchi
浩二 山口
武弘 軸丸
Takehiro Jikumaru
武弘 軸丸
朋浩 松田
Tomohiro Matsuda
朋浩 松田
諒太朗 岡
Ryotaro Oka
諒太朗 岡
達郎 山田
Tatsuro Yamada
達郎 山田
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Abstract

【課題】漏れ磁束による影響を抑制可能な磁気軸受及び電動機を提供する。【解決手段】電動機の回転軸を支持する磁気軸受であって、磁力を用いて前記回転軸を非接触に支持する本体部と、前記回転軸の変位を検出する変位センサと、前記本体部、前記変位センサ及び前記電動機のステータの少なくともいずれか1つの少なくとも一部を覆う磁気シールド材と、備えることを特徴とする磁気軸受である。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気軸受及び電動機に関する。
従来から、電動機において回転軸を回転可能に支持するために磁気軸受が用いられている。この磁気軸受は、回転軸の変位量を検出する変位センサと、その変位量に基づいて磁気浮上により非接触で回転軸を支持する本体部と、を備える。
ところで、電動機に大きな電流が通電されると、その電動機からの漏れ磁束が増大し、磁気軸受に悪影響を及ぼすことがある。そのため、磁気軸受への漏れ磁束を遮蔽するための磁気シールド材が必要となる。
例えば、特許文献1には、回転状態を検出する検出器を備える電動機において、ステータと検出器との間に磁気シールド材を設けることが記載されている。
実開昭61−171465号公報
しかしながら、特許文献1には、電動機からの漏れ磁束が磁気軸受に及ぼす影響を考慮して、どのように磁気シールド材を配置するかについては、何ら記載も示唆もされていない。そのため、電動機からの漏れ磁束による磁気軸受への影響を抑制することが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、漏れ磁束による影響を抑制可能な磁気軸受及び電動機を提供することである。
本発明の一態様は、電動機の回転軸を支持する磁気軸受であって、磁力を用いて前記回転軸を非接触に支持する本体部と、前記回転軸の変位を検出する変位センサと、前記本体部、前記変位センサ及び前記電動機のステータの少なくともいずれか1つの少なくとも一部を覆う磁気シールド材と、備えることを特徴とする磁気軸受である。
本発明の一態様は、上述の磁気軸受であって、前記磁気シールド材は、前記電動機のコイルエンドの少なくとも一部を覆うように設けられている。
本発明の一態様は、上述の磁気軸受であって、前記磁気シールド材は、前記本体部の電磁石の少なくとも一部を覆うように設けられている。
本発明の一態様は、上述の磁気軸受であって、前記磁気シールド材は、前記本体部の電磁石及び前記変位センサの電磁石のそれぞれの少なくとも一部を覆うように設けられている。
本発明の一態様は、上述の磁気軸受であって、前記磁気シールド材は、前記回転軸に形成されており、当該回転軸に設けられた磁性材料の少なくとも一部を覆うように形成されている。
本発明の一態様は、上述の磁気軸受のいずれかを備えることを特徴とする電動機である。
以上説明したように、本発明によれば、漏れ磁束による影響を抑制することができる。
第1の実施形態に係る電動機Aの概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電動機Bの概略構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る電動機Cの概略構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る電動機Dの概略構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電動機を、図面を用いて説明する。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張して描いている。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電動機Aの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、電動機Aは、ステータ1、ロータ2、シャフト(回転軸)3及び磁気軸受4を備える。磁気軸受4は、変位センサ5、本体部6、及び磁気シールド材7を備える。
ステータ1は、ステータコア8にステータコイルが巻回されて構成されている。
ステータコア8は、円筒状に形成された磁性材料である。
ステータコイルの端部であるコイルエンド9は、ステータ1の端面から回転軸方向の外側に向けて突出した部分である。すなわち、コイルエンド9は、ステータコア8の端面に沿って延在する円環状のステータコイルである。
ロータ2は、円筒状に形成されており、シャフト3に固定されている。そして、ロータ2は、ステータ1の内側において、必要なエアギャップを持たせて設けられている。
シャフト3は、磁気軸受4により回転可能に支持されている。シャフト3には、磁気軸受用ターゲット31及び変位センサ用ターゲット32が設けられている。
磁気軸受用ターゲット31は、シャフト3において本体部6と対向する位置に設けられた円環状の磁性材料である。
変位センサ用ターゲット32は、シャフト3において変位センサ5と対向する位置に設けられた円環状の磁性材料である。
変位センサ5は、本体部6とステータ1との間に設けられている。変位センサ5は、シャフト3に設けられた変位センサ用ターゲット32の位置を検出することで、シャフト3の変位を非接触で検出する。
具体的には、変位センサ5は、センサコア51及びセンサコイル52を備える。
センサコア51は、磁性材料から形成され、センサコイル52が巻回されている。
センサコア51は、巻回されているセンサコイル52に通電されることで電磁石として作用する。
センサコイル52は、通電されることでセンサコア51と変位センサ用ターゲット32とを経由する第1の磁気回路を形成する。この第1の磁気回路のインダクタンスは、センサコア51と変位センサ用ターゲット32とのギャップに応じて変化する。したがって、変位センサ5は、この第1の磁気回路におけるインダクタンスの変化を検出することで、シャフト3の変位を検出する。
本体部6は、シャフト3に対して磁気吸引力(磁力)を発生させ、非接触でシャフト3を回転自在に支持する。なお、本実施形態では、本体部6は、ラジアル磁気軸受の場合について説明するが、例えば、スラスト磁気軸受であってもよい。
本体部6は、ラジアルステータコア61及びラジアルコイル62を備える。
ラジアルステータコア61は、磁性材料から形成され、ラジアルコイル62が巻回されている。このラジアルステータコア61は、巻回されているラジアルコイル62に通電されることで電磁石として作用する。
ラジアルコイル62は、通電されることで、ラジアルステータコア61及び磁気軸受用ターゲット31を経由する第2の磁気回路を形成する。これにより、本体部6は、ラジアルステータコア61と磁気軸受用ターゲット31との間において磁気吸引力を発生させ、ラジアル方向の支持力に作用させる。
磁気シールド材7は、コイルエンド9の少なくとも一部を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材7は、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料である。磁性材料とは、例えば、鉄やケイ素鋼板などである。非磁性材料は、例えば、アルミや銅などである。ハイブリット材料とは、磁性材料と非磁性材料との両方を使用する材料である。また、磁気シールド材7は、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料を用いる場合には、樹脂を含んでいてもよい。以下に、磁気シールド材7の構成について説明する。
磁気シールド材7は、磁気シールド材71〜73を備える。なお、磁気シールド材71〜73は、一体に構成されてもよいし、それぞれ別体に構成されてもよい。
磁気シールド材71は、コイルエンド9の内周面を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材71は、円筒状に形成されており、コイルエンド9の内周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材71は、コイルエンド9の内周面に接していてもよいし、コイルエンド9の内周面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材72は、コイルエンド9の外周面を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材72は、円筒状に形成されており、コイルエンド9の外周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材72は、コイルエンド9の外周面に接していてもよいし、コイルエンド9の外周面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材73は、コイルエンド9の軸方向の端面(以下、単に「コイルエンド9の端面」という。)と磁気軸受4との間に設けられている。例えば、磁気シールド材73は、円環状に形成されており、コイルエンド9の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材73は、コイルエンド9の端面に接していてもよいし、コイルエンド9の端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
以下に、第1の実施形態に係る電動機Aの作用効果について、説明する。
近年において、電動機Aの回転速度の高速化に伴い、電動機Aの軸長短縮が求められており、電動機Aのコイルエンド9と磁気軸受4(変位センサ5及び本体部6)とが近接する傾向がある。また、電動機Aが搭載する大容量の機械においては、ステータコイルに流す電流(電動機駆動電流)も大電流となる。その結果、磁気軸受4は、コイルエンド9からの漏れ磁束の影響を強く受け、動作が不安になる場合がある。具体的には、コイルエンド9からの漏れ磁束が、変位センサ5における第1の磁気回路を形成する磁束に干渉してしまう。そのため、第1の磁気回路のインダクタンスが変化してしまい、変位センサ5は、シャフト3の変位を正しく検出することができない場合がある。
また、コイルエンド9からの漏れ磁束が、本体部6における第2の磁気回路を形成する磁束に干渉してしまう。そのため、本体部6は、非接触でシャフト3を回転自在に支持することができない場合がある。
そこで、第1の実施形態では、漏れ磁束の発生源であるコイルエンド9を磁気シールド材7で覆うことで、コイルエンド9から変位センサ5や本体部6への漏れ磁束を遮蔽する。例えば、磁気シールド材7が磁性材料である場合には、磁気シールド材7は、コイルエンド9からの漏れ磁束を磁気シールド材7内に拘束することで、漏れ磁束を遮蔽する。一方、磁気シールド材7が非磁性材料を使用した場合は、磁気シールド材7にコイルエンド9からの漏れ磁束を打ち消すような渦電流が発生することで、漏れ磁束を遮蔽する。例えば、磁気シールド材7がハイブリッド材料とした場合は、漏れ磁束を拘束することによる漏れ磁束の遮蔽と上記渦電流による漏れ磁束の遮蔽との両方の機能により、コイルエンド9からの漏れ磁束を遮蔽することができる。
したがって、電動機Aは、コイルエンド9からの漏れ磁束が変位センサ5における第1の磁気回路の磁束や本体部6における第2の磁気回路の磁束に干渉することを抑制することができる。そのため、電動機Aは、コイルエンド9からの漏れ磁束による磁気軸受4への影響を抑制し、磁気軸受4の動作の安定性を向上することできる。
上記第1の実施形態において、コイルエンド9に磁気シールド材7を設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、変位センサ5に磁気シールド材7を設けてもよいし、本体部6に磁気シールド材7を設けてもよい。すなわち、磁気シールド材7は、ステータ1(例えば、コイルエンド9)、変位センサ5、本体部6の少なくともいずれかに設けられていればよい。なお、例えば、変位センサ5を磁気シールド材7で覆う場合には、少なくとも変位センサ5の電磁石を磁気シールド材7で覆い、本体部6を磁気シールドで覆う場合には、少なくとも本体部6の電磁石を磁気シールド材7で覆う。
また、上記第1の実施形態において、モールド樹脂材でモールドされた本体部6の電磁石を磁気シールド材で覆う場合には、その電磁石の表面に磁気シールド材7を含む樹脂を塗布してもよいし、モールド樹脂材に磁気シールド材7を混ぜ込んでもよい。
また、上記第1の実施形態において、コイルエンド9の内周面、外周面、及び端面を覆うように磁気シールド材7に設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コイルエンド9に対して、磁気シールド材71〜73の少なくともいずれかが設けられていればよい。すなわち、コイルエンド9の内周面、外周面、及び端面の少なくともいずれかの面を覆うように磁気シールド材7を設けてもよい。これは、変位センサ5や本体部6に磁気シールド材7を設ける場合にも同様である。
例えば、変位センサ5の内周面、外周面、及び軸方向の端面の少なくともいずれかの面が磁気シールド材7で覆われていればよい。また、本体部6の内周面、外周面、及び軸方向の端面の少なくともいずれかの面が磁気シールド材7で覆われていればよい。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る電動機Bの概略構成の一例を示す図である。図2に示すように、電動機Bは、ステータ1、ロータ2、シャフト3及び磁気軸受4Bを備える。磁気軸受4Bは、変位センサ5、本体部6、及び磁気シールド材7Bを備える。
磁気シールド材7Bは、本体部6を覆うように設けられている。ただし、本体部6とシャフト3との間に第2の磁気経路を形成する必要があるため、本体部6の内周面には磁気シールド材7Bを設けない。なお、磁気シールド材7Bは、磁気シールド材7と同様に、例えば、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料である。また、磁気シールド材7Bは、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料を用いる場合には、樹脂を含んでいてもよい。
具体的には、磁気シールド材7Bは、磁気シールド材71B〜73Bを備える。なお、磁気シールド材71B〜73Bは、一体に構成されてもよいし、それぞれ別体に構成されてもよい。
磁気シールド材71Bは、変位センサ5と、本体部6の軸方向における一方の端面との間に設けられ、その一方の端面を覆うように設けられている。この一方の端面とは、変位センサ5が設けられている側の軸方向の端面である。例えば、磁気シールド材71Bは、円環状に形成されており、本体部6の一方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材71Bは、本体部6の一方の端面に接していてもよいし、その一方の端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材72Bは、本体部6の軸方向における他方の端面を覆うように設けられている。この他方の端面とは、変位センサ5が設けられていない側の軸方向の端面である。例えば、磁気シールド材72Bは、円環状に形成されており、本体部6の他方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材71Bは、本体部6の他方の端面に接していてもよいし、その他方の端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材73Bは、本体部6の外周面の外側に設けられ、その外周面を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材73Bは、円筒状に形成されており、本体部6の外周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材73Bは、本体部6の外周面に接していてもよいし、本体部6の外周面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
以下に、第2の実施形態に係る電動機Bの作用効果について、説明する。
本体部6では、ラジアルコイル62に通電されることで本体部6の電磁石とシャフト3との間に磁束が発生するため、ラジアルコイル62に通電する電流が大きくなると、本体部6からより大きな漏れ磁束が発生する場合がある。すなわち、この本体部6からの漏れ磁束が変位センサ5における第1の磁気経路の磁束と干渉してしまう場合がある。
そこで、第2の実施形態では、漏れ磁束の発生源であるコイルエンド9と、本体部6とを磁気シールド材7,7Bで覆うことで、コイルエンド9から変位センサ5への漏れ磁束と、本体部6から変位センサ5への漏れ磁束とを遮蔽する。具体的には、コイルエンド9の内周面、外周面、及び端面を磁気シールド材7で被覆し、本体部6の外周面及び軸方向の両端面を磁気シールド材7Bで被覆する。
したがって、電動機Bは、コイルエンド9からの漏れ磁束が変位センサ5における第1の磁気回路の磁束や本体部6における第2の磁気回路の磁束に干渉することを抑制することができる。また、電動機Bは、本体部6からの漏れ磁束が変位センサ5における第1の磁気回路の磁束に干渉することを抑制することができる。
そのため、電動機Bは、磁気軸受4への影響を抑制し、磁気軸受4の動作の安定性を向上することできる。
上記第2の実施形態において、本体部6を覆うように磁気シールド材7B(71B〜73B)に設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、本体部6に対して、磁気シールド材71B〜73Bの少なくともいずれかが設けられていればよい。例えば、本体部6の外周面及び軸方向の端面のうち、少なくともいずれかの面を覆うように磁気シールド材7Bを設けてもよい。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態に係る電動機Cの概略構成の一例を示す図である。図3に示すように、電動機Cは、ステータ1、ロータ2、シャフト3及び磁気軸受4Cを備える。磁気軸受4Cは、変位センサ5、本体部6、及び磁気シールド材7Cを備える。
磁気シールド材7Cは、磁気軸受4を覆うように設けられている。ただし、変位センサ5とシャフト3との間に第1の磁気経路を形成する必要があるため、変位センサ5の内周面には磁気シールド材7Cを設けない。また、本体部6とシャフト3との間に第2の磁気経路を形成する必要があるため、本体部6の内周面には磁気シールド材7Cを設けない。なお、磁気シールド材7Cは、磁気シールド材7と同様に、例えば、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料である。また、磁気シールド材7Cは、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料を用いる場合には、樹脂を含んでいてもよい。
具体的には、磁気シールド材7Cは、磁気シールド材71C〜73Cを備える。磁気シールド材71C〜73Cは、一体に構成されてもよいし、それぞれ別体に構成されてもよい。
磁気シールド材71Cは、コイルエンド9と、軸方向における変位センサ5の一方の端面との間に設けられている。例えば、磁気シールド材71Cは、円環状に形成されており、変位センサ5の一方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材71Cは、変位センサ5の一方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材72Cは、コイルエンド9と、軸方向における本体部6の他方の端面との間に設けられている。例えば、磁気シールド材72Cは、円環状に形成されており、本体部6の他方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材72Cは、本体部6の他方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材73Cは、変位センサ5及び本体部6のそれぞれ外周面の外側に設けられている。例えば、磁気シールド材73Cは、円筒状に形成されており、変位センサ5及び本体部6の外周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材73Cは、変位センサ5及び本体部6の外周面のそれぞれに接していてもよいし、変位センサ5及び本体部6の外周面のそれぞれと所定間隔を空けて設けられてもよい。
以下に、第3の実施形態に係る電動機Cの作用効果について、説明する。
第3の実施形態では、漏れ磁束の発生源であるコイルエンド9ではなく、その漏れ磁束から保護すべき装置である変位センサ5及び本体部6を磁気シールド材7Cで覆うことで、コイルエンド9から変位センサ5や本体部6への漏れ磁束を遮蔽する。具体的には、変位センサ5及び本体部6から構成される磁気軸受4の外周面、及び変位センサ5及び本体部6における軸方向のそれぞれの端面を磁気シールド材7Cで覆う。
したがって、電動機Cは、コイルエンド9からの漏れ磁束が変位センサ5における第1の磁気回路の磁束や本体部6における第2の磁気回路の磁束に干渉することを抑制することができる。そのため、電動機Cは、コイルエンド9からの漏れ磁束による磁気軸受4への影響を抑制し、磁気軸受4の動作の安定性を向上することできる。
上記第3の実施形態において、変位センサ5及び本体部6を覆うように磁気シールド材7C(71C〜73C)に設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、変位センサ5及び本体部6に対して、磁気シールド材71C〜73Cの少なくともいずれかが設けられていればよい。すなわち、コイルエンド9を磁気シールド材7Cで覆わなくても、変位センサ5及び本体部6により構成される磁気軸受4の外周面及び軸方向の端面のうち、少なくともいずれかの面を覆うように磁気シールド材7Cを設ければよい。
(第4の実施形態)
図4は、第4の実施形態に係る電動機Dの概略構成の一例を示す図である。図3に示すように、電動機Dは、ステータ1、ロータ2、シャフト3及び磁気軸受4Dを備える。磁気軸受4Dは、変位センサ5、本体部6、及び磁気シールド材7Dを備える。
磁気シールド材7Dは、磁気シールド材7と同様に、例えば、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料である。また、磁気シールド材7Dは、磁性材料、非磁性材料、又はハイブリッド材料を用いる場合には、樹脂を含んでいてもよい。
磁気シールド材7Dは、磁気シールド材71D及び磁気シールド材72Dを備える。
磁気シールド材71Dは、変位センサ5を覆うように設けられている。ただし、変位センサ5とシャフト3との間に第1の磁気経路を形成する必要があるため、変位センサ5の内周面には磁気シールド材71Dを設けない。
具体的には、磁気シールド材71Dは、磁気シールド材711〜713を備える。
磁気シールド材711は、コイルエンド9と、軸方向における変位センサ5の一方の端面との間に設けられている。例えば、磁気シールド材711は、円環状に形成されており、変位センサ5の一方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材711は、変位センサ5の一方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材712は、軸方向における変位センサ5の他方の端面と、軸方向における本体部6の一方の端面との間に設けられている。例えば、磁気シールド材712は、円環状に形成されており、変位センサ5の他方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材712は、変位センサ5の他方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材713は、変位センサ5の外周面の外側に設けられている。例えば、磁気シールド材713は、円筒状に形成されており、変位センサ5の外周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材713は、変位センサの外周面に接していてもよいし、その外周面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材72Dは、シャフト3に設けられており、変位センサ用ターゲット32の少なくとも一部を覆うように設けられている。ただし、変位センサ5とシャフト3との間に第1の磁気経路を形成する必要があるため、変位センサ5の内周面(変位センサ用ターゲット32の外周面)には磁気シールド材72Dを設けない。
具体的には、磁気シールド材72Dは、磁気シールド材721〜723を備える。
磁気シールド材721は、変位センサ用ターゲット32の軸方向における一方の端面を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材721は、円環状に形成されており、変位センサ用ターゲット32の軸方向における一方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材721は、変位センサ用ターゲット32の軸方向における一方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材722は、変位センサ用ターゲット32の軸方向における他方の端面を覆うように設けられている。例えば、磁気シールド材721は、円環状に形成されており、変位センサ用ターゲット32の軸方向における他方の端面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材721は、変位センサ用ターゲット32の軸方向における他方の端面に接していてもよいし、その端面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
磁気シールド材723は、円環状の変位センサ用ターゲット32において、内周面を覆ようにシャフト3の内部に設けられている。例えば、磁気シールド材723は、円筒状に形成されており、変位センサ用ターゲット32の内周面に沿って設けられている。なお、磁気シールド材71は、変位センサ用ターゲット32の内周面に接していてもよいし、その内周面と所定間隔を空けて設けられてもよい。
以下に、第4の実施形態に係る電動機Dの作用効果について、説明する。
第4の実施形態では、変位センサ5と、変位センサ用ターゲット32とのそれぞれの少なくとも一部を磁気シールド材7Dで覆う。例えば、変位センサ5の外周面及び軸方向の両端面を磁気シールド材71Dで覆う。また、変位センサ用ターゲット32の内周面及び軸方向の両端面を磁気シールド材72Dで覆う。
したがって、電動機Dは、コイルエンド9や本体部6からの漏れ磁束が、センサコア51と変位センサ用ターゲット32とを経由する第1の磁気回路の磁束に干渉することを抑制することができる。そのため、電動機Dは、コイルエンド9や本体部6からの漏れ磁束による変位センサ5への影響を抑制し、磁気軸受4の動作の安定性を向上することできる。
上記第4の実施形態において、変位センサ5に対して磁気シールド材711〜713が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、変位センサ5に対して、磁気シールド材711〜713の少なくともいずれかが設けられていればよい。
また、上記第4の実施形態において、変位センサ用ターゲット32に対して磁気シールド材721〜723が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、変位センサ用ターゲット32に対して磁気シールド材721〜723の少なくともいずれかが設けられていればよい。
また、上記第4の実施形態において、磁気シールド材7Dは、変位センサ5と変位センサ用ターゲット32とのそれぞれの少なくとも一部を磁気シールド材7Dで覆う場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、磁気シールド材7Dは、本体部6及び磁気軸受用ターゲット31とのそれぞれの少なくとも一部を更に覆うように設けられてもよい。
A〜D 電動機
1 ステータ
2 ロータ
3 シャフト(回転軸)
4 磁気軸受
5 変位センサ
6 本体部
7 磁気シールド材
8 ステータコア
9 コイルエンド(ステータコイル)
31 磁気軸受用ターゲット(磁性材料)
32 変位センサ用ターゲット(磁性材料)
51 センサコア(電磁石)
52 センサコイル
61 ラジアルステータコア(電磁石)
62 ラジアルコイル

Claims (6)

  1. 電動機の回転軸を支持する磁気軸受であって、
    磁力を用いて前記回転軸を非接触に支持する本体部と、
    前記回転軸の変位を検出する変位センサと、
    前記本体部、前記変位センサ及び前記電動機のステータの少なくともいずれか1つの少なくとも一部を覆う磁気シールド材と、
    を備えることを特徴とする磁気軸受。
  2. 前記磁気シールド材は、前記電動機のコイルエンドの少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受。
  3. 前記磁気シールド材は、前記本体部の電磁石の少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気軸受。
  4. 前記磁気シールド材は、前記本体部の電磁石及び前記変位センサの電磁石のそれぞれの少なくとも一部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受。
  5. 前記磁気シールド材は、前記回転軸に形成されており、当該回転軸に設けられた磁性材料の少なくとも一部を覆うように形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁気軸受。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁気軸受を備えることを特徴とする電動機。
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