JP2019055992A - カルシウム透過促進剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、カルシウム透過能の優れた、新たなカルシウム透過促進剤を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、袴裏星を含有するカルシウム透過促進剤を提供する。
【選択図】図1
本発明は、カルシウム透過能の優れた、新たなカルシウム透過促進剤を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、袴裏星を含有するカルシウム透過促進剤を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、カルシウム透過能を向上させるカルシウム透過促進剤に関する。
骨の主成分であるカルシウムは主要なミネラル成分であり、生体において重要な役割を果たす。骨は、絶えず壊れて吸収され、そして新しく生まれ変わる。この現象をリモデリングという。健常人では一般に、骨吸収と骨形成とのバランスがとれている。しかしながら、カルシウムの吸収能が低下し、当該バランスが崩れると、骨量の減少を生じ、結果として骨由来の疾患をもたらす。従って、カルシウムの吸収能や透過性を向上させることは、非常に重要である。
消化管でのカルシウム吸収機構として、主に二つが知られている(下記非特許文献1〜3を参照)。一つ目は小腸カルシウム・トランスポーターTRPV6によるカルシウム吸収である。TRPV6は活性型ビタミンDによって発現が亢進することが報告されており、ビタミンD摂取におけるカルシウム吸収亢進の要因であることが知られている。二つ目は腸管上皮細胞間質を通じたカルシウム吸収であり、ピペリンや短鎖脂肪酸による腸管上皮細胞間質の拡大がカルシウムなどのミネラル吸収を亢進することが報告されている。
カルシウム吸収能を向上させる物質として、例えば、カゼインホスホペプチド(CPP)が開発されている。CPPは、カゼインにトリプシンを作用させて、加水分解した分解物中に得られるホスホペプチドであり、カルシウムと結合して可溶性複合体を形成する。この為、水溶液中でカルシウムが沈殿するのを抑制することによってカルシウムを可溶化し、カルシウムの吸収率を高めると考えられている(下記特許文献1及び2を参照)。
Prakash UN et. al., "Enhanced intestinal uptake of iron, zinc and calcium in rats fed pungent spice principles-piperine, capsaicin and ginger (Zingiber officinale), J Trace Elem Med Biol., Vol. 27(3), pp. 184-190, July, 2013
Hiroko Isoda et. al., "Effects of capsaicin on human intestinal cell line Caco-2", Cytotechnology, Vol. 36(1-3), pp. 155-161, July, 2001
Akiko Fukushima et. al., "Short-Chain Fatty Acids Induce Intestinal Transient Receptor Potential Vanilloid Type 6 Expression in Rats and Caco-2 Cells", The Journal of Nutrition, Vol. 139(1), pp. 20-25, January 2013
本発明は、カルシウム透過能の優れた、新たなカルシウム透過促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、袴裏星が優れたカルシウム透過促進能を有することを発見した。
脂肪細胞中のカルシウム濃度が上昇することにより新陳代謝が促進されることが知られている。本件の袴裏星による腸管からのカルシウム透過促進作用により、脂肪細胞中のカルシウム濃度が上昇し、脂肪細胞の活性が高まることで、新陳代謝促進がもたらされる。
また、血中のカルシウム濃度が上昇することで血圧が低下することが知られている。本件の袴裏星による腸管からのカルシウム透過促進作用により、血中のカルシウム濃度が上昇することで、血圧の低下がもたらされる。
袴裏星は、カルシウムの透過性を向上乃至は促進させる。従って、袴裏星を含有する剤は、例えばカルシウム不足、年齢又は性差による骨に起因する疾病を予防し乃至は改善し有用であり、また上記骨に起因する疾病に罹った又はその可能性のある者に対して有用である。また、袴裏星は、脂肪細胞中のカルシウム濃度の上昇により、脂肪細胞の活性を高める。従って、袴裏星を含有する剤は、新陳代謝を促進するのに有用であり、また新陳代謝の低下に罹った又はその可能性のある者に対して有用である。さらに、袴裏星は、血中のカルシウム濃度上昇により、血圧の低下をもたらす。従って、袴裏星を含有する剤は、血圧低下に有用であり、また高血圧に罹った又はその可能性のある者に対して有用である。
袴裏星は、ウラボシ科に属する植物である。本発明で用いる袴裏星の使用部位としては、例えば茎、葉、花、根が挙げられる。根の中でも、特に根茎が好ましく、根茎の鱗片を除去したものがより好ましい。
袴裏星としては、袴裏星の植物体に粉砕、抽出、乾燥から選ばれる1又は2以上の加工を施した加工物が好ましい。好ましい加工物としては、植物体を乾燥させて得られる乾燥物、植物体をそのまま又は加工後に粉砕して得られる植物体の粉砕物、或いは、植物体をそのまま又は加工後に水及び/又は有機溶媒で抽出して得られる抽出物を挙げることができる。ここでいう加工とは、加熱、乾燥、粉砕、圧搾から選ばれる少なくとも1つの処理が挙げられる。これらの加工物は単独、混合のいずれでも使用できる。
袴裏星の植物体の抽出物を得る場合の溶媒としては、水又は有機溶媒が選ばれる。水を用いる場合には温水又は熱水が用いられる。抽出に用いる有機溶媒としては、通常使用される有機溶媒であればよく、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、ブタン、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロピレングリコール、含水エタノール、含水プロピレングリコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,2−トリクロロエテンが好ましく用いられる。これらの水及び有機溶媒は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、例えば熱水、含水エタノール又は含水プロピレングリコールが好ましく用いられうる。
袴裏星の植物体の抽出物を得るための抽出方法は特に制限はないが、例えば、加温抽出法、又は超臨界流体抽出法が用いられうる。
超臨界流体抽出法とは、物質の気液の臨界点(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体としては、例えば二酸化炭素、エチレン、プロパン、又は亜酸化窒素(笑気ガス)が用いられるが、二酸化炭素が好ましく用いられうる。
超臨界流体抽出法では、目的成分を超臨界流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流体を分離する分離工程とを行う。分離工程では、圧力変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、吸着剤や吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよい。
また、エントレーナー添加法による超臨界流体抽出を行ってもよい。この方法は、抽出流体に、例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、アセトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ケトン類を2〜20W/V%程度添加し、この流体を用いて超臨界流体抽出を行うことによって、目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増強させる方法であり、効率的な抽出物を得る方法である。
超臨界流体抽出法は、比較的低い温度で操作できるために、高温で変質や分解する物質にも適用できるという利点、抽出流体が残留しないという利点、溶媒の循環利用が可能である。それ故に、超臨界流体抽出法は例えば、脱溶媒工程が省略でき、工程がシンプルになるという利点をもたらす。
また、袴裏星の植物体の抽出物を得るための植物体からの抽出方法は、上述の抽出法以外に、例えば液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、又は超臨界二酸化炭素還流法の方法によって行ってもよい。
袴裏星の植物体の抽出物を得るための抽出方法は、複数の抽出方法を組み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせることにより、種々の組成の抽出物を得ることが可能となる。
袴裏星の植物体からの抽出物は、限外濾過、あるいは吸着性担体(例えばダイヤイオンHP−20、Sephadex−LH20、又はキチン)を用いたカラム法またはバッチ法などにより、精製を行うことが安全性の面から好ましい。また、必要に応じて、減圧濃縮、凍結乾燥などの方法により濃縮または乾燥して、液状、ペースト状、または粉末状(抽出物粉末)、細粒状、顆粒状としてもよい。袴裏星の抽出物の袴裏星の加工物は、粉末状、細粒状、顆粒状であることが好ましい。
袴裏星の原料は例えば、市販品として入手可能である。
本発明に従うカルシウム透過促進剤の形態としては特に限定されず、任意の形態とすることができる。例えば、経口用の形態としては、例えば、経口的な使用に適した形態、具体的には、顆粒状、粉末状、タブレット状、チュアブル状、カプセル状、液状又はシロップ状などの各形態が挙げられる。
本発明に従うカルシウム透過促進剤は必要に応じて、当技術分野で通常用いられる賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、若しくは矯臭剤又はそれらの組み合わせも含みうる。賦形剤は例えば、糖類(例えば、スクロース、乳糖、糖アルコール)、澱粉、若しくはデキストリン又はそれらの組み合わせでありうるが、これらに限定されるものでない。結合剤は例えば、蜂蜜、米澱粉、若しくはトラガント又はそれらの組み合わせでありうるが、これらに限定されるものでない。崩壊剤は例えば、でんぷん若しくはセルロース類又はそれらの組み合わせでありうるが、これらに限定されるものでない。滑沢剤は例えば、ワックス(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、若しくはタルク又はそれらの組み合わせでありうるが、これらに限定されるものでない。着色剤は、天然又は合成由来の任意の着色料でありうる。矯味剤は例えば、糖類(例えば、スクロース、乳糖、糖アルコール)でありうるが、これらに限定されるものでない。矯臭剤は例えば、メントールでありうるが、これらに限定されるものでない。賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色、矯味、又は矯臭の含有量は、当技術分野の当業者に知られている。
本発明に従うカルシウム透過促進剤は、袴裏星以外のカルシウム透過を促進する効果を有する化合物や剤を含みうる。当該化合物や剤は例えば、魚の骨、貝殻、サンゴカルシウム、乳酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムといったカルシウム剤、ダイフラクトースアンハイドライドIII(DFAIII)、フラクトオリゴ糖(FOS)、カゼインホスホペプチド(CPP)、クエン酸リンゴ酸(CCM)、クエン酸リンゴ酸カルシウム、乳糖、ビタミンD、ビタミンK、大豆イソフラボン、若しくはコラーゲン又はそれらの組み合わせでありうるが、これらに限定されるものでない。
本発明に従うカルシウム透過促進剤は、袴裏星を、例えばその最終製品当たり、通常0.01〜30重量%、好ましくは0.05〜20重量%、更に好ましくは0.1〜10重量%の量で含みうる。
本発明に従うカルシウム透過促進剤は例えば、一日当たり例えば1回乃至は3回、例えば食前、食後又は就寝前に摂取しうるが、これらに限定されるものでない。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に解説するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
袴裏星抽出物のカルシウム透過促進作用を、単層CACO-2に対するカルシウム透過性により評価した。当該評価の試験を、以下の方法に従って行った。
(袴裏星抽出物の調製)
袴裏星抽出物は、以下の方法に従い調製した。袴裏星(BGG Japan株式会社社より入手)に超純水を加えて、100及び30mg/mLの各濃度に調製した。更に、上記各濃度に調製した袴裏星抽出物をHBSS-HEPES-Ca bufferに加えて、最終濃度100、及び30μg/mLの各袴裏星抽出物(被検物質溶液)を調製した。当該袴裏星抽出物は、調整後、即日使用した。対照として、袴裏星抽出物の代わりに超純水をHBSS-HEPES-Ca bufferに加えた培地を使用した。
袴裏星抽出物は、以下の方法に従い調製した。袴裏星(BGG Japan株式会社社より入手)に超純水を加えて、100及び30mg/mLの各濃度に調製した。更に、上記各濃度に調製した袴裏星抽出物をHBSS-HEPES-Ca bufferに加えて、最終濃度100、及び30μg/mLの各袴裏星抽出物(被検物質溶液)を調製した。当該袴裏星抽出物は、調整後、即日使用した。対照として、袴裏星抽出物の代わりに超純水をHBSS-HEPES-Ca bufferに加えた培地を使用した。
(試験方法)
POCA(登録商標:Point Of Cell Assay)小腸吸収CACO-2(以下、単層CACO-2という)(型番DSPOCA001-ZS:DSファーマバイオメディカル株式会社)を入手後速やかに、5% CO2インキュベーター(ASTEC)に静置した。単層CACO-2の培養してあるtranswell filter chanber(コーニンング社、ポアサイズ0.4 μm、ポリカーボネート製)のapical side(100μL)およびマルチウェル側のbasal side(600μL)をHBSS-HEPESバッファで置換し、20分間5% CO2インキュベーター内で静置した。apical sideのHBSS-HEPESバッファを吸引除去し、100μL被検物質溶液および対照溶液を加えて、上記ウェルプレートを24時間、上記CO2インキュベーターに静置した。5% CO2インキュベーターから上記ウェルプレートを取り出し、basal side培地を回収し、以下の方法に従いカルシウム濃度の測定を行った。
POCA(登録商標:Point Of Cell Assay)小腸吸収CACO-2(以下、単層CACO-2という)(型番DSPOCA001-ZS:DSファーマバイオメディカル株式会社)を入手後速やかに、5% CO2インキュベーター(ASTEC)に静置した。単層CACO-2の培養してあるtranswell filter chanber(コーニンング社、ポアサイズ0.4 μm、ポリカーボネート製)のapical side(100μL)およびマルチウェル側のbasal side(600μL)をHBSS-HEPESバッファで置換し、20分間5% CO2インキュベーター内で静置した。apical sideのHBSS-HEPESバッファを吸引除去し、100μL被検物質溶液および対照溶液を加えて、上記ウェルプレートを24時間、上記CO2インキュベーターに静置した。5% CO2インキュベーターから上記ウェルプレートを取り出し、basal side培地を回収し、以下の方法に従いカルシウム濃度の測定を行った。
上記回収したbasal side培地のカルシウム濃度を以下の方法に従い試験した。 上記回収したbasal side培地(600μL)を遠心濃縮器(トミー精工)で40℃、18時間、減圧乾燥した。乾燥後のサンプルに30μL HBSS-HEPESバッファを加えて、完全に溶解するまで混和した。上記HBSS-HEPESバッファに溶解したサンプル2μLを96ウェルプレートに滴下し、続けて240μLメタロアッセイCaを加えて、10分間、室温で静置した。各ウェル中のサンプルの吸光度を、690nmの吸光度でVARIOSKAN(Thermoscientific)を用いて測定し、カルシウム透過量を測定した。その結果を図1に示す。
(結果)
図1に示すように、袴裏星抽出物は、いずれの濃度(100、及び30μg/mL)においても、その添加24時間後に、対照に比べてカルシウム透過量を有意に増加させた。
図1に示すように、袴裏星抽出物は、いずれの濃度(100、及び30μg/mL)においても、その添加24時間後に、対照に比べてカルシウム透過量を有意に増加させた。
以下の配合例1〜10において、袴裏星抽出物を含有する医薬用部外品、化粧品又は医薬品の配合例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでない。
(配合例1:化粧水)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.005質量部、グリセリン 10質量部、ジグリセリン 3質量部、1,3−ブチレングリコール 12質量部、ペンチレングリコール 3質量部、ヒアルロン酸ナトリウム 0.1質量部、クエン酸 0.01質量部、クエン酸ナトリウム 0.02質量部、キサンタンガム 0.1質量部、メチルパラベン 0.15質量部、カルボマー 0.2質量部、水酸化ナトリウム 0.03質量部及び水 残部を混合して、化粧水の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.005質量部、グリセリン 10質量部、ジグリセリン 3質量部、1,3−ブチレングリコール 12質量部、ペンチレングリコール 3質量部、ヒアルロン酸ナトリウム 0.1質量部、クエン酸 0.01質量部、クエン酸ナトリウム 0.02質量部、キサンタンガム 0.1質量部、メチルパラベン 0.15質量部、カルボマー 0.2質量部、水酸化ナトリウム 0.03質量部及び水 残部を混合して、化粧水の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例2:シャンプー)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.001質量部、ラウレス硫酸ナトリウム 7.5質量部、コカミドプロピルベタイン 4.2質量部、コカミドDEA 3質量部、1,3−ブチレングリコール 0.1質量部、ポリクオタニウム−10 0.225質量部、クエン酸 0.15質量部、クエン酸ナトリウム 0.05質量部、フェノキシエタノール 0.9質量部及び水 残部を混合して、シャンプーの態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.001質量部、ラウレス硫酸ナトリウム 7.5質量部、コカミドプロピルベタイン 4.2質量部、コカミドDEA 3質量部、1,3−ブチレングリコール 0.1質量部、ポリクオタニウム−10 0.225質量部、クエン酸 0.15質量部、クエン酸ナトリウム 0.05質量部、フェノキシエタノール 0.9質量部及び水 残部を混合して、シャンプーの態様で本発明の剤を調製した。
(配合例3:石鹸)
全体を100質量部として、袴裏星粉末 1質量部、グリセリン 2質量部、オリーブ油 1質量部、EDTA−4ナトリウム 0.1質量部、エチドロン酸4ナトリウム 0.2質量部及び石ケン素地 残部を混合し、そして固化することにより、石鹸の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星粉末 1質量部、グリセリン 2質量部、オリーブ油 1質量部、EDTA−4ナトリウム 0.1質量部、エチドロン酸4ナトリウム 0.2質量部及び石ケン素地 残部を混合し、そして固化することにより、石鹸の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例4:乳液)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.05質量部、ショ糖脂肪酸エステル 3質量部、グリセリン 12質量部、スクアラン 6質量部、ジメチルシリコーンオイル 24質量部、ポリプロピレングリコール 1質量部、増粘剤 0.06質量部、フェノキシエタノール 0.2質量部、エタノール 5質量部、水酸化ナトリウム 0.01質量部及び精製水 残部を混合して、乳液の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.05質量部、ショ糖脂肪酸エステル 3質量部、グリセリン 12質量部、スクアラン 6質量部、ジメチルシリコーンオイル 24質量部、ポリプロピレングリコール 1質量部、増粘剤 0.06質量部、フェノキシエタノール 0.2質量部、エタノール 5質量部、水酸化ナトリウム 0.01質量部及び精製水 残部を混合して、乳液の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例5:化粧用クリーム)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.03質量部、スクワラン 15.0質量部、ミリスチン酸オクチルドデシル 4.0質量部、水素添加大豆リン脂質 0.2質量部、ブチルアルコール 2.4質量部、硬化油 1.5質量部、ステアリン酸 1.5質量部、親油型モノステアリン酸グリセリン 1.5質量部、モノステアリン酸ポリグリセリル 0.5質量部、ベヘニルアルコール 0.8質量部、モノミリスチン酸ポリグリセリル 0.7質量部、サラシミツロウ 0.3質量部、d−δ−トコフェロール 0.1質量部、メチルパラベン 0.3質量部、C10〜30アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2質量部、カルボキシビニルポリマー 0.1質量部、1,3−ブタンジオール 18.0質量部、水酸化ナトリウム 0.1質量部及び精製水 残部を混合して、化粧用クリームの態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.03質量部、スクワラン 15.0質量部、ミリスチン酸オクチルドデシル 4.0質量部、水素添加大豆リン脂質 0.2質量部、ブチルアルコール 2.4質量部、硬化油 1.5質量部、ステアリン酸 1.5質量部、親油型モノステアリン酸グリセリン 1.5質量部、モノステアリン酸ポリグリセリル 0.5質量部、ベヘニルアルコール 0.8質量部、モノミリスチン酸ポリグリセリル 0.7質量部、サラシミツロウ 0.3質量部、d−δ−トコフェロール 0.1質量部、メチルパラベン 0.3質量部、C10〜30アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.2質量部、カルボキシビニルポリマー 0.1質量部、1,3−ブタンジオール 18.0質量部、水酸化ナトリウム 0.1質量部及び精製水 残部を混合して、化粧用クリームの態様で本発明の剤を調製した。
(配合例6:パック剤)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.1質量部、ポリビニルアルコール 20.0質量部、グリセリン 5.0質量部、エタノール 20.0質量部、カオリン 6.0質量部、防腐剤 0.2質量部、香料 0.1質量部及び精製水 残部を混合して、パック剤の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 0.1質量部、ポリビニルアルコール 20.0質量部、グリセリン 5.0質量部、エタノール 20.0質量部、カオリン 6.0質量部、防腐剤 0.2質量部、香料 0.1質量部及び精製水 残部を混合して、パック剤の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例7:錠剤)
全体を100質量部として、袴裏星粉末 5質量部、ビタミンB1 5質量部、ビタミンB6 12質量部、ステアリン酸カルシウム 4質量部、麦芽糖 30質量部及びヒドロキシプロピルセルロース 残部を混合し、そして打錠することにより、錠剤の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星粉末 5質量部、ビタミンB1 5質量部、ビタミンB6 12質量部、ステアリン酸カルシウム 4質量部、麦芽糖 30質量部及びヒドロキシプロピルセルロース 残部を混合し、そして打錠することにより、錠剤の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例8:顆粒剤)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 5質量部、乳糖 10質量部、ステアリン酸カルシウム 1質量部及び結晶セルロース 残部を混合し、そして顆粒化することにより、顆粒剤の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 5質量部、乳糖 10質量部、ステアリン酸カルシウム 1質量部及び結晶セルロース 残部を混合し、そして顆粒化することにより、顆粒剤の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例9:カプセル剤)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 10質量部、レシチン 8質量部及びオリーブ油 残部を混合して調製したものを内容液として、これをカプセル殻に内包することにより、カプセル剤の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 10質量部、レシチン 8質量部及びオリーブ油 残部を混合して調製したものを内容液として、これをカプセル殻に内包することにより、カプセル剤の態様で本発明の剤を調製した。
(配合例10:液剤)
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 1質量部、ビタミンB1 1質量部、果糖ブドウ糖液糖 10質量部、クエン酸 1質量部、安息香酸ナトリウム 0.02質量部、香料製剤 2質量部、スクラロース 0.05質量部、アセスルファムカリウム 0.03質量部、及び精製水 残部を混合して、液剤の態様で本発明の剤を調製した。
全体を100質量部として、袴裏星抽出物 1質量部、ビタミンB1 1質量部、果糖ブドウ糖液糖 10質量部、クエン酸 1質量部、安息香酸ナトリウム 0.02質量部、香料製剤 2質量部、スクラロース 0.05質量部、アセスルファムカリウム 0.03質量部、及び精製水 残部を混合して、液剤の態様で本発明の剤を調製した。
Claims (2)
- 袴裏星を含有する、カルシウム透過促進剤。
- 袴裏星を含有する、新陳代謝促進剤。
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