JP2019055451A - バイト切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイト切削装置において、2本のバイトで大きな板状ワークを短時間で切削する。【解決手段】テーブル30と、板状ワーク上面を切削する手段と、テーブル30を移動させる切削送り手段12と、切削手段を垂直方向に移動させる高さ調整手段21,22とを備え、切削手段は、並列された第1切削手段6Aと第2切削手段6Bとを備え、第1切削手段6Aと第2切削手段6Bとは、回転軸600(640)の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジ61(65)と、回転軸600(640)を回転自在に支持するスピンドルユニット60(64)とを備え、第1切削手段6Aの回転軸600の回転方向と第2切削手段6Bの回転軸640の回転方向とを反する方向とし、ワーク上面において、第1切削手段6Aのバイトが切削した第1切削痕と第2切削手段6Bのバイトが切削した第2切削痕とを重ならせて板状ワークを切削するバイト切削装置1である。【選択図】図1

Description

本発明は、板状ワークを切削するバイト切削装置に関する。
バイト切削装置(例えば、特許文献1参照)は、板状ワークを吸引保持した保持テーブルを水平方向に移動させながら、切り刃としてダイヤモンドチップを先端に備えた1本のバイトを周回させ、保持テーブルが保持した板状ワークの上面に切り刃を切り込ませることにより、板状ワークの上面全面を切削することができる。そして、バイト切削によって板状ワークの上面には円弧の切削痕が多数形成される。
切削対象である板状ワークの面積が大きくなると、板状ワークの上面全面を適切に切削するために、板状ワークの面積に合わせて1本のバイトが周回する径を大きくする必要がある。さらに、バイトの周回速度を速めるか、または、保持テーブルの移動速度を遅くする必要もある。
また、1本のバイトを周回させ切削を実施していくと、切り刃であるダイヤモンドチップが磨耗し、切削始めと切削終わりとでは切削後の板状ワークの上面に高さの差が生じてしまう。そこで、板状ワークの面積が大きくなっても板状ワークの上面全面を高さをそろえて短時間で切削するために、回転軸の下端側に装着されたフランジにバイトを2本備えるバイト切削装置(例えば、特許文献2参照)が考えられた。
特開2010−036321号公報 特開2017−024128号公報
しかし、特許文献2に記載されているようなバイト切削装置においては、1つの回転軸に装着された1つのフランジに2本のバイトを装着しているので、各バイトの切り刃であるダイヤモンドチップがそれぞれ異なる量磨耗した場合に、作業者が2本のバイトの高さを調整し切り刃の最下端位置を同一の高さ位置とすることが困難であるという問題があった。
よって、バイト切削装置においては、少なくとも2本以上のバイトで面積の大きな板状ワークをより短時間で切削できるようにするという課題がある。また、複数のバイトの各切り刃の磨耗の差によって切削後の板状ワークの上面に高さの差が生じてしまうことを防ぐという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持面に対して垂直方向に延在する回転軸を回転させバイトを周回させて該保持テーブルが保持した板状ワークの上面を切削する切削手段と、該保持テーブルと該切削手段とを該保持面に対して平行方向に相対的に移動させる切削送り手段と、該切削手段を該保持面に対して垂直方向に接近又は離間させる高さ調整手段とを備えたバイト切削装置であって、該切削手段は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、該第1の切削手段と該第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、該回転軸を回転させるモータを有し該回転軸を回転自在に支持するスピンドルユニットとを備え、該第1の切削手段の該回転軸の回転方向と該第2の切削手段の該回転軸の回転方向とを反する方向とし、板状ワークの上面において、該第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と該第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて板状ワークを切削するバイト切削装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持面に対して垂直方向に延在する回転軸を回転させバイトを周回させて該保持テーブルが保持した板状ワークの上面を切削する切削手段と、該保持テーブルと該切削手段とを該保持面に対して平行方向に相対的に移動させる切削送り手段と、該切削手段を該保持面に対して垂直方向に接近又は離間させる高さ調整手段とを備えたバイト切削装置であって、該切削手段は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、該第1の切削手段と該第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、該回転軸を回転させ該バイトを周回させるスピンドルユニットとを備え、該第1の切削手段と該第2の切削手段とのどちらか一方の切削手段の該回転軸を回転させる主動モータと、該主動モータが回転させる該一方の切削手段の回転軸の回転により該他方の切削手段の回転軸を従動回転させる従動回転手段とを備え、該第1の切削手段の該回転軸の回転方向と該第2の切削手段の該回転軸の回転方向とを反する方向とし、板状ワークの上面において、該第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と該第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて板状ワークを切削するバイト切削装置である。
上記バイト切削装置は、前記第1の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第1の上面高さ測定手段と、前記第2の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面高さ測定手段と、該第1の上面高さ測定手段が測定した第1の上面高さと該第2の上面高さ測定手段が測定した第2の上面高さとに差が発生したとき、該第1の上面高さと該第2の上面高さとのうち前記保持テーブルの保持面の高さからより遠い方の上面の高さが該保持面により近い方の上面の高さと一致するように、該保持面からより遠い方の上面を切削した切削手段を該差に相当する距離だけ該保持面に接近させる補正部とを備えたものとすると好ましい。
本発明に係るバイト切削装置は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、第1の切削手段と第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、回転軸を回転させるモータを有し回転軸を回転自在に支持するスピンドルユニットとを備えているため、第1の切削手段の回転軸の回転方向と第2の切削手段の回転軸の回転方向とを反する方向とすることで、第1の切削手段の長尺フランジと第2の切削手段の長尺フランジとを衝突させることなく、また、板状ワークの上面において第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて切削を行っていくことができ、面積の大きな板状ワークの上面全面を従来よりも短い時間で切削することが可能となる。
本発明に係るバイト切削装置は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、第1の切削手段と第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、回転軸を回転させバイトを周回させるスピンドルユニットとを備え、第1の切削手段と第2の切削手段とのどちらか一方の切削手段の回転軸を回転させる主動モータと、主動モータが回転させる一方の切削手段の回転軸の回転により他方の切削手段の回転軸を従動回転させる従動回転手段とを備えているため、第1の切削手段の回転軸の回転方向と第2の切削手段の回転軸の回転方向とを反する方向とすることで、第1の切削手段の長尺フランジと第2の切削手段の長尺フランジとを衝突させることなく、また、板状ワークの上面において第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて切削を行っていくことができ、面積の大きな板状ワークの上面全面を従来よりも短い時間で切削することが可能となる。
本発明に係るバイト切削装置は、第1の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第1の上面高さ測定手段と、第2の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面高さ測定手段と、第1の上面高さ測定手段が測定した第1の上面高さと第2の上面高さ測定手段が測定した第2の上面高さとに差が発生したとき、第1の上面高さと第2の上面高さとのうち保持テーブルの保持面の高さからより遠い方の上面の高さが保持面により近い方の上面の高さと一致するように、保持面からより遠い方の上面を切削した切削手段を該差に相当する距離だけ保持面に接近させる補正部とを備えているため、各バイトの磨耗の差によって切削後の板状ワークの上面に高さの差が生じてしまうことを防ぐことが可能となる。
バイト切削装置の一例を示す斜視図である。 時計回り方向に回転する第1の長尺フランジと反時計回り方向に回転する第2の長尺フランジとを説明する模式的な平面図である。 時計回り方向に回転する略楕円状の第1の長尺フランジと反時計回り方向に回転する略楕円状の第2の長尺フランジとを説明する模式的な平面図である。 時計回り方向に回転するまゆ型状の第1の長尺フランジと反時計回り方向に回転するまゆ型状の第2の長尺フランジとを説明する模式的な平面図である。 第1の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを第1の上面高さ測定手段が測定し、また、第2の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを第2の上面高さ測定手段が測定している状態を示す斜視図である。 第1の上面高さ測定手段が測定した第1の上面高さと第2の上面高さ測定手段が測定した第2の上面高さとに差が発生した場合の補正部の働きを説明する説明図である。 バイト切削装置の別例を示す斜視図である。 第1の切削手段の回転軸を主動モータで回転させ、従動回転手段によって第2の切削手段の回転軸を第1の切削手段の回転軸の回転方向と反する方向に回転させている状態を説明する正面図である。 第1の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを第1の上面高さ測定手段が測定し、また、第2の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを第2の上面高さ測定手段が測定している状態を示す斜視図である。 第1の切削手段及び第2の切削手段を一緒に移動させる第1の高さ調整手段を備えるバイト切削装置の一例を示す斜視図である。 第1の切削手段及び第2の切削手段を一緒に移動させる第1の高さ調整手段を備えるバイト切削装置の別例を示す斜視図である。 図11に示すバイト切削装置が備える第2の高さ調整手段の構造を示す断面図である。 図11に示すバイト切削装置が備える第2の高さ調整手段が第2の切削手段を下降させる状態を説明する説明図である。
(実施形態1)
図1に示すバイト切削装置1は、保持テーブル30上に保持された板状ワークWを第1のバイト62を備える第1の切削手段6Aと第2のバイト66を備える第2の切削手段6Bとによって切削する装置である。バイト切削装置1のベース10上の前方(−Y方向側)は、保持テーブル30に対し板状ワークWの着脱が行われる領域となっており、ベース10上の後方(+Y方向側)は、第1の切削手段6Aと第2の切削手段6Bとによって保持テーブル30上に保持された板状ワークWのバイト切削が行われる領域となっている。
保持テーブル30は、例えば、その外形が矩形状であり、ポーラス部材等からなり図示しない吸引源に連通する上面が保持面300となり、保持面300で板状ワークWを吸引保持する。保持テーブル30のY軸方向両側には蛇腹カバー31が連結されており、蛇腹カバー31の下方に配設された切削送り手段12によって、保持テーブル30は着脱領域と研削領域との間をY軸方向に往復移動可能となっている。
切削送り手段12は、モータ120がY軸方向の軸心を有するボールネジ121を回動させることで、保持テーブル30を保持面300に対して平行方向(本実施形態においては、Y軸方向)に移動させることができる。
保持テーブル30の移動経路の上方には、板状ワークWの上面Waの高さを測定する第1の上面高さ測定手段15と板状ワークWの上面Waの高さを測定する第2の上面高さ測定手段16とが配設されている。第1の上面高さ測定手段15と第2の上面高さ測定手段16とは、保持テーブル30を跨ぐようにベース10上に立設された支持ブリッジ100にX軸方向に並んで配設されている。
第1の上面高さ測定手段15は、例えば、保持テーブル30が保持した板状ワークWの上面Waの高さを測定する直動式のリニアゲージであり、垂直方向(Z軸方向)に上下動可能であり板状ワークWの上面Waに接触する測定子150と、エア源152から供給されるエアの圧力によって非接触で測定子150を支持するケーシング151とを備えている。第2の上面高さ測定手段16も、直動式のリニアゲージであり、垂直方向に上下動可能であり板状ワークWの上面Waに接触する測定子160と、エア源162から供給されるエアの圧力によって非接触で測定子160を支持するケーシング161とを備えている。
なお、第1の上面高さ測定手段15及び第2の上面高さ測定手段16は、接触式のリニアゲージに限定されるものではなく、例えば、投光部と受光部とを備え非接触で板状ワークWの上面Waの高さを測定できる反射型の光センサであってもよい。この場合には、投光部から板状ワークWの上面Waに測定光が照射され、受光部が受光した反射光を基に三角測量の原理で板状ワークWの上面Waの高さを測定する。
ベース10上の後方側には、コラム17及びコラム18がX軸方向に並んで立設しており、コラム17の−Y方向側の側面には、第1の切削手段6Aを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる第1の高さ調整手段21が配設されており、コラム18の−Y方向側の側面には、第2の切削手段6Bを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる第2の高さ調整手段22が配設されている。したがって、第1の切削手段6Aと第2の切削手段6BとはX軸方向において並列された状態となっている。
バイト切削装置1は、例えば、CPU及びメモリ等の記憶素子で構成され装置全体の制御を行う制御手段9を備えている。制御手段9は、図示しない配線によって、切削送り手段12、第1の高さ調整手段21、及び第2の高さ調整手段22等に接続されており、制御手段9の制御の下で、切削送り手段12による保持テーブル30のY軸方向における移動動作、第1の高さ調整手段21による第1の切削手段6AのZ軸方向における移動動作、及び第2の高さ調整手段22による第2の切削手段6BのZ軸方向における移動動作等が制御される。
第1の高さ調整手段21は、垂直方向の軸心を有するボールネジ210と、ボールネジ210と平行に配設された一対のガイドレール211と、ボールネジ210に連結しボールネジ210を回動させるモータ212と、内部のナットがボールネジ210に螺合し側部がガイドレール211に摺接する昇降ブロック213と、昇降ブロック213に連結され第1の切削手段6Aを保持するホルダ214とから構成され、モータ212がボールネジ210を回動させると、これに伴い昇降ブロック213がガイドレール211にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ214に支持された第1の切削手段6AもZ軸方向に往復移動する。
第1の切削手段6Aは、第1の回転軸600を回転させる第1のモータ602を有し第1の回転軸600を回転自在に支持する第1のスピンドルユニット60と、長尺状で第1の回転軸600の先端(下端)に連結し第1のバイト62を保持する第1の長尺フランジ61と、第1の長尺フランジ61の下面の長手方向の一端に固定された第1のバイト62とを備えている。
第1のスピンドルユニット60は、保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に延在する第1の回転軸600と、第1の回転軸600の上端側に連結された第1のモータ602と、第1の回転軸600を回転可能に支持する第1のハウジング601とを備えている。
第1の回転軸600の先端(下端)に連結された第1の長尺フランジ61は、長尺状の外形、即ち、図1に示す例においては、その両端がR状となっている略長方形の外形を備えているが、この形状に限定されるものではない。本実施形態においては、第1の長尺フランジ61の中心に第1の回転軸600は連結されている。
第1の長尺フランジ61の長手方向の一端の下面には、−Z方向に延在する角柱状の取付部629が配設されており、第1のバイト62は、この取付部629の側面に固定ボルト等によって固定される板状のシャンク620と、板状のシャンク620の下端に尖形に形成された切り刃621とを備えている。切り刃621は、例えば、ダイヤモンド等の砥粒と所定のバインダーとを焼き固めたものである。
図1に示す第2の高さ調整手段22は、垂直方向の軸心を有するボールネジ220と、ボールネジ220と平行に配設された一対のガイドレール221と、ボールネジ220に連結しボールネジ220を回動させるモータ222と、内部のナットがボールネジ220に螺合し側部がガイドレール221に摺接する昇降ブロック223と、昇降ブロック213に連結され第2の切削手段6Bを保持するホルダ224とから構成され、モータ222がボールネジ220を回動させると、これに伴い昇降ブロック223がガイドレール221にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ224に支持された第2の切削手段6BもZ軸方向に往復移動する。
第2の切削手段6Bは、第2の回転軸640を回転させる第2のモータ642を有し第2の回転軸640を回転自在に支持する第2のスピンドルユニット64と、長尺状で中心を第2の回転軸640の先端(下端)に連結し第2のバイト66を保持する第2の長尺フランジ65と、第2の長尺フランジ65の下面の長手方向の一端に固定された第2のバイト66とを備えている。
第2のスピンドルユニット64は、保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に延在する第2の回転軸640と、第2の回転軸640の上端側に連結された第2のモータ642と、第2の回転軸640を回転可能に支持する第2のハウジング641とを備えている。
第2の回転軸640の先端(下端)に連結された第2の長尺フランジ65は、長尺状の外形、即ち、図1に示す例においては、その両端がR状となっている略長方形の外形を備えているが、この形状に限定されるものではない。本実施形態においては、第2の長尺フランジ65の中心に第2の回転軸640は連結されている。
第2の長尺フランジ65の長手方向の一端の下面には、角柱状の取付部669が配設されており、第2のバイト66は、この取付部669の側面に固定ボルト等によって固定される板状のシャンク660と、板状のシャンク660の下端に尖形に形成された切り刃661とを備えている。切り刃661は、例えば、ダイヤモンド等の砥粒と所定のバインダーとを焼き固めたものである。
なお、上記に説明した第1の切削手段6Aの各構成要素のそれぞれの寸法と第2の切削手段6Bの各構成要素のそれぞれの寸法とは同一の寸法となっている。
以下に、保持テーブル30に保持された板状ワークWをバイト切削する場合のバイト切削装置1の動作について説明する。図1に示す板状ワークWは、例えば、外形が矩形状の大型の基板(例えば、650mm角のPCB基板)であり、板状ワークWの上面Waがバイト切削される被切削面となる。
まず、着脱領域内において、板状ワークWが、保持テーブル30の保持面300に載置され、図示しない吸引源により生み出される吸引力が該保持面300に伝達されることで、保持テーブル30が板状ワークWを吸引保持する。
切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Aと第2の切削手段6Bの真下より少し+Y方向の位置まで移動させることで、保持テーブル30が切削送りの開始位置に位置付けられる。
第1の切削手段6Aが第1の高さ調整手段21により−Z方向へと送られ、制御手段9による第1の高さ調整手段21の制御の下で、第1のバイト62の最下端となる切り刃621が板状ワークWの上面Waに切り込む所定の高さ位置Z1に第1の切削手段6Aが位置付けられる。さらに、第1のモータ602が+Z方向から見て時計回り方向に第1の回転軸600を所定の回転速度で回転させ、これに伴って、第1の長尺フランジ61も時計回り方向に回転する。そして、第1のバイト62が第1の回転軸600を軸に時計回り方向に所定の回転速度で周回する。
また、第2の切削手段6Bが第2の高さ調整手段22により−Z方向へと送られ、制御手段9による第2の高さ調整手段22の制御の下で、第2のバイト66の最下端となる切り刃661が板状ワークWの上面Waに切り込む所定の高さ位置Z1に第2の切削手段6Bが位置付けられる。さらに、第2のモータ642が+Z方向から見て反時計回り方向に第2の回転軸640を第1の回転軸600の回転速度と同一の回転速度で回転させ、これに伴って、第2の長尺フランジ65も反時計回り方向に回転する。そして、第2のバイト66が第2の回転軸640を軸に反時計回り方向に所定の回転速度で周回する。
図2に示すように、第1のバイト62の2点鎖線で示す回転軌跡と第2のバイト66の1点鎖線で示す回転軌跡とが僅かに交差するように第1の長尺フランジ61及び第2の長尺フランジ65のX軸方向位置はそれぞれ設定されているが、第1の切削手段6Aの第1の回転軸600の回転方向と第2の切削手段6Bの第2の回転軸640の回転方向とを反する方向とし両回転軸を同一の回転速度で回転させているため、第1の長尺フランジ61と第2の長尺フランジ65とが衝突してしまうことはない。
なお、図2においては、第1の長尺フランジ61の長手方向と第2の長尺フランジ65の長手方向とが90度となる状態で、第1の長尺フランジ61と第2の長尺フランジ65とは互いに反対方向に回転しているが、第1の長尺フランジ61の長手方向と第2の長尺フランジ65の長手方向とが例えば45度となる状態で、第1の長尺フランジ61と第2の長尺フランジ65とは回転により衝突しない角度が維持され互いに反対方向に回転していてもよい。
例えば、図3に示すように、第1の回転軸600の先端(下端)に連結された第1の長尺フランジは、略楕円状の外形を備えている第1の長尺フランジ61Aであり、第2の回転軸640の先端(下端)に連結された第2の長尺フランジは、第1の長尺フランジ61Aと同一寸法の略楕円状の外形を備えている第2の長尺フランジ65Aであってもよい。第1の長尺フランジ61Aの長軸方向の一端の下面には、第1のバイト62が固定されており、第2の長尺フランジ65Aの長軸方向の一端の下面には、第2のバイト66が固定されている。この場合においても、第1のバイト62の2点鎖線で示す回転軌跡と第2のバイト66の1点鎖線で示す回転軌跡とが僅かに交差するように第1の長尺フランジ61A及び第2の長尺フランジ65AのX軸方向位置はそれぞれ設定されているが、第1の切削手段6Aの第1の回転軸600の回転方向と第2の切削手段6Bの第2の回転軸640の回転方向とを反する方向とし両回転軸を同一の回転速度で回転させることで、第1の長尺フランジ61Aと第2の長尺フランジ65Aとが衝突してしまうことなく、板状ワークWの上面Waの切削を行っていくことができる。
また、例えば、第1の回転軸600と第2の回転軸640とは共に、−Y方向にわずかに倒れていて、周回している第1のバイト62は2点鎖線で示す回転軌跡中の−Y方向側の半周を通過中に板状ワークWの切削を行い、第2のバイト66は1点鎖線で示す回転軌跡中の−Y方向側の半周を通過中に板状ワークWの切削を行っていく。なお、第1の回転軸600と第2の回転軸640との−Y方向への傾斜角度は、第1の回転軸600と第2の回転軸640とが保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向となっているといえる程度の僅かな角度である。
例えば、図4に示すように、第1の回転軸600の先端(下端)に連結された第1の長尺フランジは、両端が円状に丸まり中央部分が内側に窪んだまゆ型状(8の字状)の外形を備えている第1の長尺フランジ61Bであり、第2の回転軸640の先端(下端)に連結された第2の長尺フランジは、第1の長尺フランジ61Bと同一寸法のまゆ型状(8の字状)の外形を備えている第2の長尺フランジ65Bであってもよい。第1の長尺フランジ61Bの長軸方向の一端の下面には、第1のバイト62が固定されており、第2の長尺フランジ65Bの長軸方向の一端の下面には、第2のバイト66が固定されている。この場合においても、第1のバイト62の2点鎖線で示す回転軌跡と第2のバイト66の1点鎖線で示す回転軌跡とが僅かに交差するように第1の長尺フランジ61B及び第2の長尺フランジ65BのX軸方向位置は設定されているが、第1の切削手段6Aの第1の回転軸600の回転方向と第2の切削手段6Bの第2の回転軸640の回転方向とを反する方向とし両回転軸を同一の回転速度で回転させることで、第1の長尺フランジ61Bと第2の長尺フランジ65Bとが衝突してしまうことなく、板状ワークWの上面の切削を行っていくことができる。
図1、2に示すように、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向に移動させることで、第1のバイト62が板状ワークWの上面Waの略左半分の領域Wa1(以下、第1の上面Wa1とする)を切削していき、同時に第2のバイト66が板状ワークWの上面Waの略右半分の領域Wa2(以下、第2の上面Wa2とする)を切削していく。その結果、板状ワークWの第1の上面Wa1は、図5に示す円弧状の第1の切削痕M1が形成されるとともに平坦化されていく。また、板状ワークWの第2の上面Wa2は、円弧状の第2の切削痕M2が形成されるとともに平坦化されていく。そして、第1の切削痕M1と第2の切削痕M2とが板状ワークWの上面Waの中央領域でわずかに重なった状態になり、第1の切削痕M1と第2の切削痕M2とが重なる交点がY軸方向に延在した直線状に形成され、面積の大きな板状ワークWの上面Wa全面が従来よりも短い時間で切削されていく。
Y軸方向の所定の位置まで保持テーブル30が−Y方向に移動し、周回する第1のバイト62及び第2のバイト66により板状ワークWの上面Wa全面が切削された後、図5に示すように、切削送り手段12が切削後の板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向に移動させるとともに、第1の上面高さ測定手段15の測定子150が下降し、板状ワークWの第1の上面Wa1に接触して第1の上面Wa1の高さを測定し始め、また、第2の上面高さ測定手段16の測定子160が下降し、板状ワークWの第2の上面Wa2に接触して第2の上面Wa2の高さを測定し始める。これは、第1のバイト62の磨耗量と第2のバイト66の磨耗量とに差があり、この差によって切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差が生じてしまうことを防ぐために行われるものである。
例えば、第1の上面高さ測定手段15及び第2の上面高さ測定手段16は、それぞれ、図5、6に示す制御手段9に電気的に接続されており、測定した第1の上面Wa1の高さの情報及び測定した第2の上面Wa2の高さの情報を制御手段9が備える補正部90に順次送信する。
補正部90は、例えば、第1の上面高さ測定手段15及び第2の上面高さ測定手段16から単位時間ごとに送られてくる各測定値に基づいて、両測定手段の測定値の差分(図6のグラフG1を参照)を順次算出していく。第1の上面高さ測定手段15が板状ワークWの第1の上面Wa1に接触しないY軸方向の所定の位置まで、保持テーブル30が−Y方向(図6における紙面手前側)に進行すると、補正部90は算出した各差分の平均値を算出して、該差分の平均値を板状ワークWの第1の上面Wa1と板状ワークWの第2の上面Wa2との高さの差Dと認定する。
なお、板状ワークWの上面高さを測定は、保持テーブル30を停止させた状態で、第1の上面高さ測定手段15と第2の上面高さ測定手段16とで測定してもよい。
差Dが0でないと補正部90が認識した場合には、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Aと第2の切削手段6Bの真下より少し+Y方向の切削送りの開始位置まで移動させた後、板状ワークWの第1の上面Wa1の上面高さと板状ワークWの第2の上面Wa2の上面高さとのうち、保持テーブル30の保持面300の高さからより遠い方(高い方)の第1の上面Wa1の高さが保持面300により近い方の第2の上面Wa2の高さに一致するように、制御手段9による制御の下で、第1の高さ調整手段21が、第1の上面Wa1を切削した第1の切削手段6Aを差Dに相当する距離だけ−Z方向へ下降させて保持面300に接近させる。
次いで、図6に示す切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向(紙面手前側)に移動させることで、第1のバイト62が板状ワークWの第1の上面Wa1を切削していき、その結果、板状ワークWの第1の上面Wa1は、弧状の第1の切削痕M1が形成されるとともに、板状ワークWの第2の上面Wa2の高さと同一の高さになるように平坦化されていく。即ち、第1のバイト62の磨耗量と第2のバイト66の磨耗量とに差があることで切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差が生じてしまうことが防がれる。
(実施形態2)
図7に示すバイト切削装置1Aは、図1に示すバイト切削装置1の構成要素の一部を変更したものである。即ち、バイト切削装置1Aは、図1に示す第1の切削手段6Aの構成の一部を変更した第1の切削手段6Cを備え、図1に示す第2の切削手段6Bの構成の一部を変更した第2の切削手段6Dを備え、更に、第1の切削手段6Cの第1の回転軸670を回転させる主動モータ672と、主動モータ672が回転させる第1の切削手段6Cの第1の回転軸670の回転により第2の切削手段6Dの第2の回転軸680を従動回転させる従動回転手段69とを備えており、その他の構成は図1に示すバイト切削装置1と同様となっている。
第1の切削手段6Cは、第1の回転軸670を回転させる主動モータ672を有し第1の回転軸670を回転自在に支持する第1のスピンドルユニット67と、長尺状で例えば中心を第1の回転軸670の先端に連結し第1のバイト62を保持する第1の長尺フランジ61と、第1の長尺フランジ61の下面の長手方向の一端に固定された第1のバイト62とを備えている。
第1のスピンドルユニット67は、保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に延在する第1の回転軸670と、第1の回転軸670の上端側に連結された主動モータ672と、第1の回転軸670を回転可能に支持する第1のハウジング671とを備えている。
第2の切削手段6Dは、保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に延在する第2の回転軸680と、第2の回転軸680を回転自在に支持する第2のハウジング681とからなる第2のスピンドルユニット68と、長尺状で例えば中心を第2の回転軸680の先端に連結し第2のバイト66を保持する第2の長尺フランジ65と、第2の長尺フランジ65の下面の長手方向の一端に固定された第2のバイト66とを備えている。
図7、8に示す第2の切削手段6Dの第2の回転軸680を従動回転させる従動回転手段69は、例えば、以下に説明する構成となっている。第1の切削手段6Cの第1の回転軸670の上端には駆動プーリ690が取り付けられており、駆動プーリ690には、無端状の第1の駆動ベルト691が巻回されている。例えば、図7に示すホルダ214上には第1の支持軸692が立設しており、この第1の支持軸692には、上下に並べて第2の従動プーリ694と第1の従動プーリ693とが配設されている。第1の従動プーリ693の上面に第2の従動プーリ694は固定されており、第1の従動プーリ693には、第1の駆動ベルト691が巻回されている。また、第2の従動プーリ694には、無端状の第2の駆動ベルト695が巻回されている。
図7,8に示すように、第2の駆動ベルト695は、第3の従動プーリ696にも巻回されている。例えば、第2の切削手段6Dの第2のハウジング681上には第2の支持軸697が立設しており、第2の支持軸697の上端側には第1の平ギア698が挿通されており、第1の平ギア698の上面に第3の従動プーリ696は固定されている。また、第1の平ギア698は、第2の切削手段6Dの第2の回転軸680の上端側に固定された第2の平ギア699に噛合している。
図8に示すように、第1のスピンドルユニット67の主動モータ672が、例えば、+Z方向側から見て第1の回転軸670を時計回り方向に回転駆動することで、第1の回転軸670の回転に伴って駆動プーリ690も回転し、第1の駆動ベルト691も回動する。第1の駆動ベルト691が回動することで、第1の従動プーリ693及び第1の従動プーリ693上に固定された第2の従動プーリ694が+Z方向側から見て時計回り方向に回転し、第2の駆動ベルト695も回動する。第2の駆動ベルト695が回動することで、第3の従動プーリ696が+Z方向側から見て時計回り方向に回転する。第3の従動プーリ696の回転力が第1の平ギア698に伝達され、第1の平ギア698が+Z方向側から見て時計回り方向に回転すると、第1の平ギア698に噛合する第2の平ギア699が+Z方向側から見て反時計回り方向に回転する。
なお、従動回転手段69の構成は本実施形態における例に限定されるものではなく、例えば、第2の回転軸680の上端側に従動プーリを固定し、第1の回転軸670の上端に配設されている駆動プーリ690と該従動プーリとに無端ベルトをクロスさせた状態で巻回させる構成としてもよい。
以下に、図7に示す保持テーブル30に保持された板状ワークWをバイト切削する場合のバイト切削装置1Aの動作について説明する。
まず、着脱領域内において、保持テーブル30によって板状ワークWが吸引保持された状態になる。切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Cと第2の切削手段6Dの真下より少し+Y方向の位置まで移動させることで、保持テーブル30が切削送りの開始位置に位置付けられる。
第1の切削手段6Cが第1の高さ調整手段21により−Z方向へと送られ、制御手段9による第1の高さ調整手段21の制御の下で、切り刃621が板状ワークWの上面Waに切り込む所定の高さ位置に第1の切削手段6Cが位置付けられる。さらに、主動モータ672が+Z方向から見て時計回り方向に第1の回転軸670を所定の回転速度で回転させ、これに伴って、第1の長尺フランジ61も時計回り方向に回転する。
また、第2の切削手段6Dが第2の高さ調整手段22により−Z方向へと送られ、制御手段9による第2の高さ調整手段22の制御の下で、切り刃661が板状ワークWの上面Waに切り込む所定の高さ位置に第2の切削手段6Dが位置付けられる。さらに、従動回転手段69が+Z方向から見て反時計回り方向に第2の回転軸680を第1の回転軸670の回転速度と同一の回転速度で回転させ、これに伴って、第2の長尺フランジ65も反時計回り方向に回転する。
図7に示すように、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向に移動させることで、第1のバイト62が板状ワークWの第1の上面Wa1を切削していき、同時に第2のバイト66が板状ワークWの第2の上面Wa2を切削していく。その結果、板状ワークWの第1の上面Wa1は、図9に示す円弧状の第1の切削痕M1が形成されるとともに平坦化されていく。また、板状ワークWの第2の上面Wa2は、円弧状の第2の切削痕M2が形成されるとともに平坦化されていく。そして、第1の切削痕M1と第2の切削痕M2とが板状ワークWの上面Waの中央領域でわずかに重なった状態になり、面積の大きな板状ワークWの上面Wa全面が従来よりも短い時間で切削されていく。
Y軸方向の所定の位置まで保持テーブル30を−Y方向に移動させ、周回する第1のバイト62及び第2のバイト66により板状ワークWの上面Wa全面を切削した後、図9に示すように、切削送り手段12が切削後の板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向に移動させるとともに、第1の上面高さ測定手段15が板状ワークWの第1の上面Wa1の高さを測定し、第2の上面高さ測定手段16が板状ワークWの第2の上面Wa2の高さを測定していき、各測定情報が制御手段9の補正部90に送られていく。
そして、実施形態1のバイト切削装置1と同様に、補正部90により板状ワークWの第1の上面Wa1と第2の上面Wa2との差が認定される。差が0でない場合には、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Cと第2の切削手段6Dの真下より少し+Y方向の切削送りの開始位置まで移動させた後、保持面300からより遠い方の上面を切削した切削手段が、該差に相当する距離だけ保持面300に近づけられた後、保持テーブル30が−Y方向に送られて、第1の上面Wa1の高さと第2の上面Wa2の高さとが同一の高さになるようにバイト切削が板状ワークWに対して施される。
なお、本発明に係るバイト切削装置は上記実施形態1、2に限定されるものではなく、また、添付図面に図示されているバイト切削装置の各構成についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
例えば、実施形態1のバイト切削装置1は、第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bを備えているが、更に第3の切削手段を第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bに並列するように備えていてもよい。また、第1の切削手段6Aの第1の長尺フランジ61の下面の長手方向の一端及び第2の切削手段6Bの第2の長尺フランジ65の下面の長手方向の一端にバイトが1本ずつ配設されているが、例えば、第1の長尺フランジ61の下面の長手方向の両端にバイトを1本ずつ計2本配設し、第2の長尺フランジ65の下面の長手方向の両端にバイトを1本ずつ計2本配設するものとしてもよい。
図10に示すバイト切削装置1Bは、図1に示す実施形態1のバイト切削装置1の構成要素の一部を変更したものである。即ち、バイト切削装置1Bは、図1に示す第1の高さ調整手段21及び第2の高さ調整手段22に代えて、第1の高さ調整手段23及び第2の高さ調整手段24を備えており、その他の構成は図1に示すバイト切削装置1と同様となっている。
第1の高さ調整手段23は、第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる。第1の高さ調整手段23は、垂直方向の軸心を有するボールネジ230と、ボールネジ230と平行に配設された一対のガイドレール231と、ボールネジ230に連結しボールネジ230を回動させるモータ232と、内部のナットがボールネジ230に螺合し側部がガイドレール231に摺接する昇降ブロック233と、昇降ブロック233に連結され第1の切削手段6Aを保持するホルダ234とから構成されている。モータ232がボールネジ230を回動させると、これに伴い昇降ブロック233がガイドレール231にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ234に支持された第1の切削手段6A及び第2の高さ調整手段24を介して昇降ブロック233上に配設された第2の高さ調整手段6BがZ軸方向に一緒に往復移動する。
昇降ブロック233の+X方向側の領域は−X方向側の領域よりも一段低くなっており、この+X方向側の領域には、第2の切削手段6Bを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる第2の高さ調整手段24が配設されている。第2の高さ調整手段24は、垂直方向の軸心を有するボールネジ240と、ボールネジ240と平行に配設された一対のガイドレール241と、ボールネジ240に連結しボールネジ240を回動させるモータ242と、内部のナットがボールネジ240に螺合し側部がガイドレール241に摺接する昇降板243と、昇降板243に連結され第2の切削手段6Bを保持するホルダ244とから構成されている。モータ242がボールネジ240を回動させると、これに伴い昇降板243がガイドレール241にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ244に支持された第2の切削手段6BがZ軸方向に往復移動する。
バイト切削装置1Bにおいては、制御手段9によって第1の高さ調整手段23による第1の切削手段6A及び第2の切削手段6BのZ軸方向における移動動作、並びに第2の高さ調整手段24による第2の切削手段6BのZ軸方向における移動動作が制御される。
バイト切削装置1Bにおいては、保持テーブル30に保持された板状ワークWの切削を開始する際に、第1の高さ調整手段23が、第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bを一緒に下降させて、第1のバイト62の切り刃621及び第2のバイト66の切り刃661を板状ワークWの上面Waに切り込む同一の高さ位置に位置付けることができる。
図10においては、第1の高さ調整手段23によって同一の高さ位置に位置付けられた第1のバイト62及び第2のバイト66が、板状ワークWの第1の上面Wa1及び板状ワークWの第2の上面Wa2をそれぞれ切削した後の状態を示している。そして、切削送り手段12が切削後の板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を−Y方向に移動させるとともに、第1の上面高さ測定手段15が板状ワークWの第1の上面Wa1の高さを測定し、第2の上面高さ測定手段16が板状ワークWの第2の上面Wa2の高さを測定していき、各測定情報が制御手段9の補正部90に送られていく。
そして、実施形態1のバイト切削装置1と同様に、補正部90により板状ワークWの第1の上面Wa1と第2の上面Wa2との差が認定される。例えば、補正部90により認定された差が0でなく、板状ワークWの第1の上面Wa1よりも第2の上面Wa2の方が高くなっているとする。この場合には、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Aと第2の切削手段6Bの真下より少し+Y方向の切削送りの開始位置まで移動させた後、保持テーブル30の保持面300からより遠い方の第2の上面Wa2を切削した第2の切削手段6Bは、制御手段9による制御の下で第2の高さ調整手段24によって該差に相当する距離だけ保持面300に向かって近づけられる。その後、保持テーブル30が−Y方向に送られて、第2のバイト66が板状ワークWの第2の上面Wa2を切削していき、第2の上面Wa2の高さが第1の上面Wa1の高さと同一の高さになる。即ち、第1のバイト62の磨耗量と第2のバイト66の磨耗量とに差があることで切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差が生じてしまうことが防がれる。
また、第1の上面高さ測定手段15が測定した板状ワークWの第1の上面Wa1の高さが予め設定した値でなければ、予め設定した値との差だけ第1の高さ調整手段23によって昇降ブロック233をZ軸方向に移動させ第2の高さ調整手段24で高さの差をゼロにした第1のバイト62と第2のバイト66とが所定の高さに調整されてから、切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差を解消するための再度の切削が施される。
図11に示すバイト切削装置1Cは、図1に示す実施形態1のバイト切削装置1の構成要素の一部を変更したものである。即ち、バイト切削装置1Cは、図1に示す第1の高さ調整手段21及び第2の高さ調整手段22に代えて、第1の高さ調整手段25及び第2の高さ調整手段26を備えており、その他の構成は図1に示すバイト切削装置1と同様となっている。
第1の高さ調整手段25は、第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる。第1の高さ調整手段25は、垂直方向の軸心を有するボールネジ250と、ボールネジ250と平行に配設された一対のガイドレール251と、ボールネジ250に連結しボールネジ250を回動させるモータ252と、内部のナットがボールネジ250に螺合し側部がガイドレール251に摺接する昇降ブロック253と、昇降ブロック253に連結され第1の切削手段6Aを保持するホルダ254と、昇降ブロック253に連結され第2の切削手段6Bを保持するホルダ255とから構成されている。モータ252がボールネジ250を回動させると、これに伴い昇降ブロック253がガイドレール251にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ254に支持された第1の切削手段6A及びホルダ255に支持された第2の高さ調整手段6BがZ軸方向に一緒に往復移動する。
第2の高さ調整手段26は、例えば、ホルダ255に周方向に等間隔を空けて3つ配設されており、第2の切削手段6Bを保持テーブル30の保持面300に対して垂直方向に接近又は離間させる。なお、第2の高さ調整手段26の配設個数は3つに限定されるものではなく、4つ以上であってもよい。
図12に示す第2の高さ調整手段26は、軸方向が垂直方向(Z軸方向)でありホルダ255の底部255bを貫通するシャフト260と、シャフト260の下端側に連結されたモータ262と、シャフト260が内周側に挿通されたバネ261と、ホルダ255の底部255bに配設されモータ262及びシャフト260を支持するブラケット263とを備えている。
シャフト260の上部側には雄ねじ260aが形成されており、該雄ねじ260aが第2のハウジング641の底面641bの外周領域に形成された雌ねじ641cに螺合している。シャフト260に挿通されたバネ261は、自然長より反発して広がろうとするコイルバネであり、ホルダ255の保持面255aと第2のハウジング641の底面641bの外周領域との間に挟まれた状態になっており、その下端側はホルダ255の保持面255aに固定されており、その上端側は第2のハウジング641の底面641bに固定されている。
図11に示すように、バイト切削装置1Cにおいては、制御手段9によって第1の高さ調整手段25による第1の切削手段6A及び第2の切削手段6BのZ軸方向における移動動作、並びに第2の高さ調整手段26による第2の切削手段6BのZ軸方向における移動動作が制御される。
バイト切削装置1Cにおいては、保持テーブル30に保持された板状ワークWの切削を開始する際に、第1の高さ調整手段25が、第1の切削手段6A及び第2の切削手段6Bを一緒に下降させて、第1のバイト62の切り刃621及び第2のバイト66の切り刃661を板状ワークWの上面Waに切り込む同一の高さ位置に位置付けることができる。
図11においては、第1の高さ調整手段25によって同一の高さ位置に位置付けられた第1のバイト62及び第2のバイト66が、板状ワークWの第1の上面Wa1及び板状ワークWの第2の上面Wa2をそれぞれ切削した後の状態を示している。そして、切削送り手段12が切削後の板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を-Y方向に移動させるとともに、第1の上面高さ測定手段15が板状ワークWの第1の上面Wa1の高さを測定し、第2の上面高さ測定手段16が板状ワークWの第2の上面Wa2の高さを測定していき、各測定情報が制御手段9の補正部90に送られていく。
そして、実施形態1のバイト切削装置1と同様に、補正部90により板状ワークWの第1の上面Wa1と第2の上面Wa2との差(例えば、差D1とする)が認定される。例えば、補正部90により認定された差D1が0でなく、板状ワークWの第1の上面Wa1よりも第2の上面Wa2の方が高くなっているとする。この場合には、切削送り手段12が、板状ワークWを吸引保持した保持テーブル30を第1の切削手段6Aと第2の切削手段6Bの真下より少し+Y方向の切削送りの開始位置まで移動させた後、保持テーブル30の保持面300からより遠い方の第2の上面Wa2を切削した第2の切削手段6Bは、制御手段9による制御の下で第2の高さ調整手段26によって該差D1に相当する距離だけ保持面300に向かって近づけられる。即ち、図13に示すように、制御手段9による制御の下で、各第2の高さ調整手段26のモータ262がシャフト260を回転させることで、シャフト260の雄ねじ260aが第2のハウジング641の雌ねじ641cに更に螺入されていく。その結果、自然長であったバネ261が収縮しつつ、第2のハウジング641が固定されている状態のホルダ255に向かって下降してくるため、第2の切削手段6Bが保持面300(図13には不図示)に差D1に相当する距離だけ近づく。なお、図13においては、下降前の第2の切削手段6B等を実線で示しており、その隣にずらして、下降後の第2の切削手段6B等を二点鎖線で示している。
また、第1の上面高さ測定手段15が測定した板状ワークWの第1の上面Wa1の高さが予め設定した値でなければ、予め設定した値との差だけ第1の高さ調整手段25によって昇降ブロック253をZ軸方向に移動させ第2の高さ調整手段26で高さの差をゼロにした第1のバイト62と第2のバイト66とが所定の高さに調整されてから、切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差を解消するための再度の切削が施される。
第2の切削手段6Bが該差D1に相当する距離だけ保持面300に向かって近づけられた後、図11に示す保持テーブル30が−Y方向に送られて、第2のバイト66が板状ワークWの第2の上面Wa2を切削していき、第2の上面Wa2の高さが第1の上面Wa1の高さと同一の高さになる。即ち、第1のバイト62の磨耗量と第2のバイト66の磨耗量とに差があることで切削後の板状ワークWの上面Waに高さの差が生じてしまうことが防がれる。
1:バイト切削装置 10:ベース 17:コラム 18:コラム
12:切削送り手段 120:モータ 121:ボールネジ
21:第1の高さ調整手段 210:ボールネジ 211:一対のガイドレール 212:モータ 213:昇降ブロック 214:ホルダ
22:第2の高さ調整手段 220:ボールネジ 221:一対のガイドレール 222:モータ 223:昇降ブロック 224:ホルダ
30:保持テーブル 300:保持テーブルの保持面 31:蛇腹カバー
6A:第1の切削手段 60:第1のスピンドルユニット 600:第1の回転軸 601:第1のハウジング 602:第1のモータ
61:第1の長尺フランジ 62:第1のバイト 620:シャンク 621:切り刃
629:取付部
6B:第2の切削手段 64:第2のスピンドルユニット 640:第2の回転軸 641:第2のハウジング 642:第1のモータ
65:第2の長尺フランジ 66:第2のバイト 660:シャンク 661:切り刃
669:取付部
W:板状ワーク Wa:板状ワークの上面(被切削面)
1A:バイト切削装置 6C:第1の切削手段 672:主動モータ 6D:第2の切削手段 69:従動回転手段
1B:バイト切削装置
23:第2の高さ調整手段 24:第2の高さ調整手段
1C:バイト切削装置
25:第1の高さ調整手段 26:第2の高さ調整手段 260:シャフト 260a:雄ねじ 261:バネ 262:モータ 263:ブラケット

Claims (3)

  1. 板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持面に対して垂直方向に延在する回転軸を回転させバイトを周回させて該保持テーブルが保持した板状ワークの上面を切削する切削手段と、該保持テーブルと該切削手段とを該保持面に対して平行方向に相対的に移動させる切削送り手段と、該切削手段を該保持面に対して垂直方向に接近又は離間させる高さ調整手段とを備えたバイト切削装置であって、
    該切削手段は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、
    該第1の切削手段と該第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、該回転軸を回転させるモータを有し該回転軸を回転自在に支持するスピンドルユニットとを備え、
    該第1の切削手段の該回転軸の回転方向と該第2の切削手段の該回転軸の回転方向とを反する方向とし、
    板状ワークの上面において、該第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と該第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて板状ワークを切削するバイト切削装置。
  2. 板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持面に対して垂直方向に延在する回転軸を回転させバイトを周回させて該保持テーブルが保持した板状ワークの上面を切削する切削手段と、該保持テーブルと該切削手段とを該保持面に対して平行方向に相対的に移動させる切削送り手段と、該切削手段を該保持面に対して垂直方向に接近又は離間させる高さ調整手段とを備えたバイト切削装置であって、
    該切削手段は、並列された少なくとも2つの第1の切削手段と第2の切削手段とを備え、
    該第1の切削手段と該第2の切削手段とは、それぞれに、長尺状で回転軸の先端に連結しバイトを保持する長尺フランジと、該回転軸を回転させ該バイトを周回させるスピンドルユニットとを備え、
    該第1の切削手段と該第2の切削手段とのどちらか一方の切削手段の該回転軸を回転させる主動モータと、該主動モータが回転させる該一方の切削手段の回転軸の回転により該他方の切削手段の回転軸を従動回転させる従動回転手段とを備え、
    該第1の切削手段の該回転軸の回転方向と該第2の切削手段の該回転軸の回転方向とを反する方向とし、
    板状ワークの上面において、該第1の切削手段のバイトが切削した第1の切削痕と該第2の切削手段のバイトが切削した第2の切削痕とをわずかに重ならせて板状ワークを切削するバイト切削装置。
  3. 前記第1の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第1の上面高さ測定手段と、
    前記第2の切削痕が形成された板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面高さ測定手段と、
    該第1の上面高さ測定手段が測定した第1の上面高さと該第2の上面高さ測定手段が測定した第2の上面高さとに差が発生したとき、該第1の上面高さと該第2の上面高さとのうち前記保持テーブルの保持面の高さからより遠い方の上面の高さが該保持面により近い方の上面の高さと一致するように、該保持面からより遠い方の上面を切削した切削手段を該差に相当する距離だけ該保持面に接近させる補正部とを備えた請求項1又は請求項2のいずれかに記載のバイト切削装置。
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