JP2019055437A - 構造体の製造方法、および構造体 - Google Patents

構造体の製造方法、および構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】構造のばらつきを抑えるとともに、取り扱いを容易にすることを可能にした構造体の製造方法、および構造体を提供する。【解決手段】構造体の製造方法は、第1面102と第1面に対向する第2面104とを有する第1基板100と、第3面を有し、所定の第1領域110の内側の一部の領域と外側とを導通させる導電層300が第3面に配置された第2基板とを、第1領域の内側で第2面と第3面とを接触させて接合し、第1基板に、第1面に垂直な方向から見て前記第1領域において所定の方向に並び、かつ各々が第1面側に導電層を露出させる複数の凹部120を形成する。【選択図】図11

Description

本開示は、構造体の製造方法、および構造体に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術は、電子機器のみならず光学機器等の多様な分野で、利用が進められている。MEMS技術を用いて、凹部(例えば、溝または有底孔)が設けられた基板を用いた構造体が作製されることがある。特許文献1及び特許文献2は、このような構造体の製造方法を開示している。
特許文献1は、基板の一方の面に、同じ深さの複数の凹部を所定の方向に並べて形成し、当該複数の凹部にX線吸収金属部を形成することを開示している。特許文献2は、基板の第1面と第1面に対向する第2面とを通じさせる空間を形成し、この空間に、複数の金属構造体を配列させることを開示している。
特許5420923号公報 特許5871549号公報
特許文献1に記載の発明では、複数の凹部の深さを一定にするために、基板のハーフエッチングを行う。このため、複数の基板間または単一の基板内において、凹部の深さにばらつきが生じる場合がある。特許文献2に記載の発明では、隣り合う2つの金属構造体が接触する場合がある。金属構造体は柔らかく、また、金属構造体同士が接触すると剥がれにくい場合がある。このため、特許文献2に記載の発明では、金属構造体間の間隔を一定に維持させることが難しい。
本開示の一目的は、構造のばらつきを抑えるとともに、取り扱いを容易にすることを可能にした構造体の製造方法、および構造体を提供することにある。
本開示の一実施形態に係る構造体の製造方法は、第1面と前記第1面に対向する第2面とを有する第1基板と、第3面を有し、所定の第1領域の内側の一部の領域と外側とを導通させる導電層が前記第3面に配置された第2基板とを、前記第1領域の内側で前記第2面と前記第3面とを接触させて接合し、前記第1基板に、前記第1面に垂直な方向から見て前記第1領域において所定の方向に並び、かつ各々が前記第1面側に前記導電層を露出させる複数の凹部を形成する。
本開示において、前記複数の凹部の少なくとも一部は、前記第3面および前記導電層を露出させてもよい。
本開示において、前記複数の凹部の少なくとも一部は、前記第1面に垂直な方向から見て前記所定の方向に交差する長手方向を有し、かつ前記長手方向に沿って前記第3面および前記導電層を交互に露出させてもよい。
本開示において、前記導電層は、前記所定の方向と交差する方向に延在している複数の線状のパターンを有してもよい。
本開示において、前記導電層は、前記第2基板の周縁に沿う周縁部を有してもよい。
本開示において、前記導電層に通電し、前記複数の凹部の各々が露出させた前記導電層から金属層を成長させてもよい。さらに、前記複数の凹部の各々において、前記凹部の高さと前記金属層の高さとを同一としてもよい。これらの場合において、前記複数の凹部の各々に前記金属層を形成した後、前記第2基板のうちの前記第1領域に属する領域を除去してもよい。さらに、前記第2基板のうちの前記第1領域に属する領域を除去した後、前記導電層のうちの前記第1領域に属する領域を除去してもよい。
本開示において、前記金属層を形成する前に、前記第1面および前記複数の凹部の各々の側壁に絶縁層を形成してもよい。
本開示において、前記第1基板の抵抗率は、前記導電層の抵抗率よりも高くてもよい。
本開示において、前記第1基板は、シリコン基板であり、前記第2基板は、アルカリ金属を含むガラス基板であり、前記第1基板と前記第2基板とを陽極接合してもよい。
本開示の一実施形態に係る構造体の製造方法は、第1面と前記第1面に対向する第2面とを有する第1基板と、第3面を有し、前記第3面の一部の領域に第1方向に延在する導電層が配置された第2基板とを、前記第2面と前記第3面とを接触させて接合し、前記第1基板に、前記第1面に垂直な方向から見て前記第1方向に交差する第2方向に並び、かつ各々が前記第1面側に前記第3面および前記導電層を露出させる複数の凹部を形成する。
本開示の一実施形態に係る構造体は、第1面と前記第1面に対向する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面とを通じさせる複数の凹部が、前記第1面に垂直な方向から見て所定の方向に並んでいる第1基板と、第3面を有し、前記第2面のうちの前記複数の凹部の周囲の領域において、前記第2面と前記第3面とが接触するように前記第1基板に接合された第2基板と、前記周囲の領域において前記第2面と前記第3面との間に設けられた導電層と、前記複数の凹部に配置されている複数の金属層と、を備える。
本開示によると、構造のばらつきを抑えるとともに、取り扱いを容易にすることを可能にした構造体の製造方法、および構造体を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る構造体の概要を示す平面図である。 本開示の一実施形態に係る構造体のA−A断面図である 本開示の一実施形態に係る構造体のA−A断面図である。 本開示の一実施形態に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一実施形態に係る構造体のB−B断面図の一例である。 本開示の一実施形態に係る構造体のB−B断面図の一例である。 本開示の一実施形態に係る構造体のB−B断面図の一例である。 本開示の一実施形態に係る構造体の製造方法の流れを示す図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS110の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS110の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS120の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS120の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS140の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS140の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS140の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS150の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS160の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS160の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS160の工程を説明する図である。 本開示の実施形態に係る構造体の製造方法において、ステップS170の工程を説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一変形例に係るシード層のパターンを説明する図である。 本開示の一実施形態に係る構造体のX線画像撮像用グリッドへの応用方法について説明する図である。
以下、図面を参照して、本開示に係る構造体およびその製造方法について説明する。ただし、本開示の構造体およびその製造方法は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にAを付しただけの符号)を付す。また、説明の便宜上、上方または下方という語句を用いて説明するが、上下方向が逆転してもよい。また、以下の説明で、例えば第1基板100の上の第2基板200という表現は、第1基板100および第2基板200の上下関係を説明しているに過ぎず、第1基板100および第2基板200の間に他の部材が配置されていてもよい。また、図面の寸法比率は説明の都合上、実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
[実施形態]
<構造体10の構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る構造体10の概要を示す平面図である。構造体10は、平面視においてほぼ円形である。ただし、構造体10は、四角形などの円形でない形状であってもよい。図1には示していないが、構造体10は、ノッチまたはオリエンテーションフラットを有することが望ましい。構造体10は、第1基板100に複数の金属層400を設けた構成を有する。第1基板100のうちの一方の面を「第1面102」とし、第1面102に対向する面を「第2面104」とする。
複数の金属層400は、第1面102に垂直な方向(D3方向)から見て、D1方向(第1方向)に沿って並んでいる。複数の金属層400の各々は、D2方向(第2方向)に長手を有する直線形状である。D2方向は、D1方向に交差する方向、本実施形態ではD1方向に直交する方向である。また、D1方向およびD2方向は、D3方向(第3方向)に交差する方向、本実施形態ではD3方向に直交する方向である。複数の金属層400の各々は、第1基板100に設けられた凹部(後述する凹部120)に配置されている。
構造体10は、第1領域110と第2領域130とを含む。第1領域110は、例えば、構造体10の有効領域である。有効領域とは、構造体10において実使用される領域をいう。複数の金属層400は、第1領域110に設けられている。第2領域130は、第1領域110の周囲の領域である。第2領域130は、D1方向およびD2方向において第1領域110に隣り合っている。
金属層400のD1方向の幅をL、D1方向に隣り合う2つの金属層400間の幅をS、金属層400のD2方向の幅をKとする。金属層400のLは0.5μm以上30μm以下、Sは16μm以下、Kは6cm以上14cm以下であってもよい。Lに対するKの比(K/L)は、例えば、200以上2800以下としてもよい。また、Lに対するSの比(S/L)は、例えば、200以上2800以下としてもよい。一例として、X線画像撮像用グリッドに用いられる構造体10において、金属層400のLは2.5μm以上7.5μm以下、Sは2.5μm以上7.5μm以下、Kは10cm以上13cm以下であってもよい。一例として、SおよびLは2.5μmである。各金属層400のLに対するSの比(S/L)は一定であってもよく、一定でなくてもよいが、S/Lの値はほぼ一定であることが望ましい。例えば、S/Lが0.5以上2.0以下の範囲で設定されてもよい。金属層400は、少なくともD1方向に1000以上、好ましくは6000以上、より好ましくは26000以上並べて配置されている。上記のL、S、およびKの値は一例であり、上記の値に限定されない。なお、本実施形態の第1領域110および第2領域130の規定の方法は一例に過ぎない。例えば、複数の金属層400のうちの少なくとも一部が、第2領域130に延在する部分を有してもよい。
図2は、構造体10のA−A断面図である。すなわち、図2は、構造体10をD1方向に沿って切断したときの断面を示す。図3は、構造体10のB−B断面図である。すなわち、図4は、構造体10を、金属層400を通過する位置でD2方向に沿って切断したときの断面を示す。構造体10は、第1基板100と、第2基板200と、シード層300と、複数の金属層400とを備える。第1基板100は、シリコンを含む基板(すなわち、シリコン基板)である。第2基板200は、アルカリ金属を含むガラス基板である。第2基板200は、第1基板100のうちの第2領域130に対向する領域に接合されている。すなわち、第2基板200は、第2面104のうちの複数の金属層400の周囲の領域で第2面104と第3面202とを接触させて、第1基板100と接合されている。第1基板100と第2基板200とは、陽極接合されている。第2基板200のうちの一方の面を「第3面202」とし、第3面202に対向する面を「第4面204」とする。第2基板200の第3面202と、第1基板100の第2面104とが接触する。
第2基板200は、第3面202にシード層300が配置されている。シード層300は、第2基板200の第3面202の一部の領域を覆う所定のパターンを有する導電層である。具体的には、シード層300は、第2領域130に設けられているが、第1領域110に設けられていない。シード層300のパターンについては、後述する。以下の説明において、「第3面202」という場合は、シード層300が配置されていない領域を指す。第1基板100および第2基板200は、シード層300よりも抵抗率が高い。シード層300は、例えば、銅、ニッケルまたはクロムなどを材料として形成されるが、導電性を有していればどのような材料で形成されてもよい。
複数の金属層400の各々は、第1領域110において、第1面102と第2面104とを通じさせる。金属層400は、例えば、そのアスペクト比が10以上の高アスペクト比である。アスペクト比は、幅Lに対する第1基板100の深さPの比である。本実施形態では、深さPは、第1基板100の厚さ(D3方向の長さ)に等しい。Pは、例えば100μmであるが、100μm以外であってもよい。
金属層400の材料は、回折させる波長帯の電磁波に応じて選択される。対象の波長帯の電磁波に対する金属層400の透過率は、第1基板100および第2基板200の透過率よりも低い。例えば、金属層400の材料として、金属層400のX線(放射線)に対する透過率が、第1基板100および第2基板200のX線に対する透過率よりも低い材料が用いられる。なお、構造体10は、X線以外にもα線、β線、γ線、中性子線、宇宙線などの放射線に対して用いられてもよい。また、金属層400の材料は、白金、金、銀、銅、およびニッケル等の金属材料であってもよい。金属層400は、上記の材料のほかにロジウム、ルテニウム、およびイリジウム等を含んでもよい。
各金属層400は、本実施形態では直方体状であるが、直方体状でなくてもよい。金属層400は、例えば、第1面102に近いほど幅が広い逆テーパー形状、または第1面102に近いほど幅が狭い順テーパー形状であってもよい。
図4は、シード層300のパターンを説明する図である。図4は、シード層300を、D3方向に見た図が示されている。説明の便宜のため、図4には、第1領域110および第2領域130の範囲が示してある。
シード層300は、周縁部310と、複数の延在部320とを含む。周縁部310は、第2領域130に配置されている。周縁部310は、第2基板200の周縁に沿っている。すなわち、周縁部310は環状である。複数の延在部320の各々は、D1方向に延在した直線形状部である。各延在部320は、例えば、D2方向の幅は、例えば金属層400のD1方向の幅Lと同じであるが、幅Lと異なっていてもよい。また、D2方向に隣り合う2つの金属層400間の幅は、例えば金属層400のD1方向の幅Sと同じであるが、幅Sと異なっていてもよい。
複数の延在部320は、第2領域130に配置されている。具体的には、複数の延在部320の各々は、一端が周縁部310と接続され、他端が第1領域110と第2領域130との境界に位置する。延在部320の当該他端は、当該境界において開放端である。また、複数の延在部320は、D2方向に所定の間隔を空けて設けられている。延在部320の間隔は、ここでは一定であるが、一定でなくてもよい。
図5A、図5Bおよび図5Cは、構造体10のC−C断面図の一例である。図5A、図5Bおよび図5Cは、第2基板200および延在部320をD2方向に沿って切断したときの断面を示す。
延在部320は、第2基板200の第3面202に形成された凹部に配置されている。凹部の深さは、第2基板200の厚さよりも小さい。延在部320は、図5Aに示すように、凹部の全体に配置されてもよい。延在部320は、図5Bに示すように、凹部の一部であって、凹部の底部および側壁の全体に接するように配置されてもよい。延在部320は、図5Cに示すように、凹部の一部であって、凹部の底部および側壁の一部に接するように配置されてもよい。ここでは、延在部320の構成を説明したが、周縁部310も延在部320と同じく、第2基板200の第3面202に形成された凹部に配置されている。
[構造体10の製造方法]
図6乃至図18を用いて、構造体10の製造方法について説明する。図6は、構造体10の製造方法の流れを示す図である。図7および図12は、構造体10の構成要素をD3方向に見た図を示す。図8、図9、図11、図14、図16、図17、及び図18は、構造体10の各製造工程を、構造体10の構成要素をD1方向に沿って切断したときの断面図を用いて説明する図である。図10、図13および図15は、構造体10の各製造工程を、構造体10の構成要素をD2方向に沿って切断したときの断面図を用いて説明する図である。
図7および図8は、ステップS110の工程を説明する図である。ステップS110の工程は、第2基板200にシード層300を形成する工程である。図7に示すように、シード層300は、周縁部310と、複数の延在部320Fとを含む。周縁部310は、図2乃至図4で説明した構成と同じである。複数の延在部320Fの各々は、D1方向に延在した直線形状部である。複数の延在部320Fは、第1領域110および第2領域130において延在することにより、第1領域110の内側と外側とを導通させる。複数の延在部320Fの各々は、一端および他端が周縁部310と接続されている。周縁部310、および複数の延在部320Fは、図5A、図5Bおよび図5Cで説明した方法により、第2基板200の第3面202に配置されている。ステップS110の工程は、例えばダマシン法により、シード層300を形成する。
図9および図10は、ステップS120の工程を説明する図である。ステップS120の工程は、第1基板100と第2基板200とを、第1基板100の第2面104と第2基板200の第3面202とを接触させて接合する工程である。ステップS120の工程は、陽極接合を行う。図10に示すように、周縁部310および複数の延在部320Fが設けられていない領域では、第1基板100と第2基板200とが直接接触する。よって、ステップS120の工程において陽極接合が採用される。
ステップS130の工程は、第1基板100を薄くする工程である。ステップS130の工程は、例えば研磨により、第1基板100を所望の厚さとなるように調整する。なお、ステップS130の工程が行われなくてもよい。
図11、図12および図13は、ステップS140の工程を説明する図である。図13は、図12のD−D断面図である。すなわち、図13は、D2方向に沿って凹部120を通過する領域を切断したときの断面を示す。ステップS140の工程は、第1基板100に、複数の凹部120を形成する。複数の凹部120は、第1領域110に形成される。本実施形態では、ステップS140の工程は、凹部120のD1方向の幅をL、D1方向に隣り合う2つの凹部120間の幅をS、凹部120のD2方向の幅をK、凹部120の深さをPとする。ステップS140の工程後の断面は、図11および図13に示すとおりである。図12および図13に示すように、凹部120は、凹部120の長手方向であるD2方向に沿って第3面202およびシード層300が交互に露出させる。
複数の凹部120は、第1領域110において、第1基板100の第1面102と第2面104とを通じさせる。すなわち、複数の凹部120は、第1基板100をその厚さ方向に貫く貫通孔である。このように複数の凹部120の各々は、シード層300の位置まで達していることにより、シード層300を第1面102側に露出させる。
ステップS140の工程は、例えば、凹部120を形成する領域に対応した領域にマスク材を配置し、そのマスク材をマスクとして、第1面102側から第1基板100のエッチングを行う。エッチングは、例えば、ボッシュプロセスまたは反応性イオンエッチングを用いた深掘りエッチングである。エッチングが行われると、マスク材が形成されていない領域に、複数の凹部120が形成される。マスク材は、例えば、フォトレジストである。
図12に示すように、複数の凹部120と、複数の延在部320とは互いに直交している。複数の凹部120は、D2方向における一端及び他端のそれぞれが、複数の延在部320のD2方向における端部と重なっている。ただし、複数の凹部120は、D2方向においてさらに長くてもよい。図13に示すように、凹部120の底部124においては、第2基板200の第3面202及びシード層300が露出する。なお、底部124は、凹部120のうちの第2面104側の開口部に相当する。図13に示す「コンタクト材600」については後で説明する。
図14は、ステップS150の工程を説明する図である。ステップS150の工程は、第1基板100に絶縁層122を形成する工程である。図14に示すように、絶縁層122は、複数の凹部120の側壁、および第1面102に形成されている。一方、凹部120の底部124には、絶縁層122は形成されていない。ステップS150の工程は、例えば、プラズマCVD法を用いて絶縁層122を形成する。ただし、ステップS150の工程において、プラズマCVD法以外に、熱酸化法、熱CVD法、触媒CVD法(Cat(Catalytic)−CVD法またはホットワイヤCVD法)などが採用されてもよい。ステップS150の工程は、絶縁層122を形成する際に底部124に絶縁層が形成された場合には、底部124の絶縁層を除去するための異方性エッチングを行う。これにより、底部124においてシード層300が露出する。なお、第1基板100の抵抗が十分高い場合などには、ステップS150の工程が行われなくてもよい。
図15、図16および図17は、ステップS160の工程を説明する図である。ステップS160の工程は、複数の凹部120に複数の金属層400を形成する工程である。具体的には、ステップS160の工程は、シード層300に通電し、複数の凹部120の底部124から、電解めっき法によって金属層400を成長させる。この際、コンタクト材600がシード層300のうちの周縁部310に接触する(図13参照)。コンタクト材600は、周縁部310を介して複数の延在部320の各々に通電を行う。コンタクト材600は、例えば、第2基板200をD2方向(またはD1方向)における両側端部を挟むが、コンタクト材600とシード層300との接触の態様は問わない。
図15に示すように、金属層400の成長の初期段階では、底部124のうちの延在部320が露出した領域から、ドーム状の金属層400が形成される。金属層400がさらに成長すると、底部124のうちの延在部320が露出した領域に加え、第3面202を覆う。図16に示すように、ステップS160の工程は、電解めっき法によって、底部124から上方に向かって金属層400を成長させる。ステップS160の工程後の断面は、図17に示すとおりである。
図17に示すように、ステップS160の工程は、複数の金属層400および複数の凹部120の深さがPとなるように、複数の金属層400を形成する。このため、複数の金属層400の上端は第1面102に一致する。ステップS160の工程は、金属層400を形成する過程で、複数の凹部120から金属材料が溢れ出た場合は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)などの方法を用いて、その溢れ出た分を除去する。複数の金属層400の下端はシード層300によって規定される。なお、複数の金属層400は、一定の高さで形成されているのであれば、その上端が第1面102よりも下方に位置してもよい。すなわち、複数の凹部120の高さはPよりも小さくてもよい。
図18は、ステップS170の工程を説明する図である。ステップS170の工程は、第2基板200のうちの第1領域110に属する領域を除去する工程である。ステップS170の工程は、第2基板200を、第4面204側からエッチングする。このエッチングの方法は、例えば、フッ酸(HF)、バッファードフッ酸(BHF)、界面活性剤添加バッファードフッ酸(LAL(登録商標))などである。
ステップS180の工程は、シード層300のうちの第1領域110に属する領域を除去する工程である。ステップS180の工程は、シード層300を除去するためのエッチング剤を用いて、第2基板200の第4面204側からエッチングを行う。例えば、シード層300が銅で形成されている場合、硫酸系の銅エッチング剤、例えば硫酸・過酸化水素系のエッチング剤が用いられる。ステップS180の工程は、第1基板100および金属層400に対して高い選択性がある方法でエッチングを行うことが望ましい。ステップS180の工程後の断面は、図2および図3に示すとおりである。すなわち、図7で説明した延在部320Fから、第1領域110に属する領域が除去されることにより、図4で説明した延在部320が構成される。なお、第1領域110にシード層300が残存しても、構造体10の使用上の問題がない場合は、ステップS180の工程が行われなくてもよい。以上の製造方法により、構造体10が作製される。
以上説明した構造体10の製造方法では、第1基板100に第1面102と第2面104とを通じさせる複数の凹部120を形成し、当該複数の凹部120に複数の金属層400を形成する。このように、構造体10の製造工程においてハーフエッチングが採用されなくてよいので、複数の構造体10間または単一の構造体10内において、構造のばらつきを抑えることができる。特に、複数の凹部120の各々において、凹部120の高さと金属層400の高さとが同一であることにより、その効果がより顕著になる。一例として、構造体10をX線画像撮像用グリッドに適用された場合、X線の所望する透過率を得やすくなる。
また、隣り合う2つの金属層400の間には、第1基板100が存在するため、金属層400同士が接触することはなく、金属層400間の幅を一定に維持することができる。また、第2基板200は、第2領域130において、第1基板100に接合されている。これにより、第1基板100に第2基板200が接合されていない場合に比べて、構造体10の強度が高くなる。以上により、構造体10の取り扱いが容易になる。また、構造体10において、第2基板200は、第2領域130において第1基板100と接合されるが、第1領域110においては接合されていないので、第2基板200が構造体10を使用する際に悪影響を及ぼさない。
図12で説明したように、複数の延在部320Fの延在方向はD1方向で、複数の凹部120の延在方向はD2方向であり、互いに交差する。これにより、構造体10を製造する過程で、複数の延在部320Fと複数の凹部120とが何らかの原因によりD1方向にずれた場合でも、すべての凹部120の底部124においてシード層300が露出するため、金属層400を形成することが可能となる。また、図19に示すように、第1基板100とシード層300とに回転方向のずれが生じた場合でも、すべての凹部120の底部124においてシード層300が露出するため、金属層400を形成することが可能となる。
ステップS160の工程において第1基板100に絶縁層122が形成されることで、第1面102または凹部120の側壁からの金属層の成長は起こりにくい。したがって、第1面102または凹部120の側壁からの異常析出を原因として、金属層400内に空隙(ボイド)が発生することが抑制される。
ステップS180の工程において、第2基板200のうちの第1領域110に属する領域からシード層300が除去されることにより、所定の電磁波の透過率のさらなる向上が期待できる。
[変形例]
上述した実施形態は、互いに組み合わせたり、置換したりして適用することが可能である。また、上述した実施形態では、以下の通り変形して実施することも可能である。
シード層300は、複数の凹部120の底部124に通電し得るように構成されていれば、上述した実施形態で説明したパターン以外のパターンを有してもよい。図20に示すように、シード層300の複数の延在部320Fと複数の凹部120とが平行またはほぼ平行に延びていてもよい。ここでは、複数の延在部320と複数の凹部120とはいずれもD2方向に延びている。この例では、複数の凹部120の各々おいて、底部124の全体で延在部320Fが露出する。また、複数の延在部320の各々は、図20に示すように、複数の凹部120よりもD1方向に長い幅で形成されていてもよい。これにより、複数の延在部320Fと複数の凹部120とが何らかの原因によりD1方向にずれた場合でも、すべての凹部120の底部124においてシード層300が露出する。また、複数の延在部320の各々は、複数の凹部120の延在方向に対して斜め方向に延在していてもよい。延在部320と金属層400とは、少なくとも一部がD3方向において重なり合っていればよい。
シード層300は、例えば、図21に示すパターンを有してもよい。図21は、当該シード層300をD3方向に見た図を示す。
この変形例のシード層300の周縁部は、周縁部310Aと周縁部310Bとの2つに分離されている。周縁部310Aと周縁部310Bとは互いに対向し、かつ第2基板200の周縁の約半分に沿って配置されている。また、複数の延在部320Aは、第1領域110および第2領域130においてD1方向に延在しており、第1領域110の内側と外側とを導通させる。複数の延在部320Aは、一端が周縁部310Aと接続され、他端は開放している。複数の延在部320Bは、第1領域110および第2領域130においてD1方向に延在しており、第1領域110の内側と外側とを導通させる。複数の延在部320Bは、一端が周縁部310Bと接続され、他端が開放している。また、D2方向において、延在部320Aと延在部320Bとが交互に並んでいる。この変形例においては、周縁部310Aおよび周縁部310Bを介して通電が行われてもよいし、周縁部310Aまたは周縁部310Bの一方を介して通電が行われてもよい。すなわち、シード層300は、金属層400を形成するときに通電されない導電層を含んでもよい。
この変形例において、ステップS170の工程後は、シード層300は図22に示すパターンを有する。すなわち、シード層300における複数の延在部320A,320Bの各々は、一端が周縁部310Aまたは310Bと接続され、他端が第1領域110と第2領域130との境界に位置する。なお、シード層300の周縁部は3つ以上に分離されていてもよい。
シード層300は、例えば、図23に示すパターンを有してもよい。図23は、当該シード層300をD3方向に見た図を示す。図23に示すように、シード層300は、一端及び他端が周縁部310と接続された単一の延在部320Cを有している。すなわち、延在部320Cは、第2領域130においては、単一の給電経路を構成する。延在部320Cは、第1領域110の内側と外側とを導通させる。延在部320Fは、第1領域110においては、複数の給電経路に分岐している。これにより、複数の凹部120の各々において、底部124においてシード層300を露出させることができる。
この変形例において、ステップS170の工程後は、シード層300は図24に示すパターンを有する。すなわち、周縁部310には、2本の延在部320Cが接続された状態となる。そして、各延在部320Cは、一端が周縁部310と接続され、他端が第1領域110と第2領域130との境界に位置する。
シード層300は直線形状でなくてよく、例えば曲線形状でもよい。シード層300は、例えば、図25に示すパターンを有してもよい。図25は、当該シード層300をD3方向に見た図を示す。図25では、シード層300は、周縁部310と、複数の延在部320Dとを備える。複数の延在部320Dの各々は、波線形状である。複数の延在部320Dの各々は、一端及び他端が周縁部310と接続されており、第1領域110の内側と外側とを導通させる。ステップS170の工程後は、シード層300は、図26に示すパターンを有する。すなわち、複数の延在部320Dの各々は、一端が周縁部310と接続され、他端が第1領域110と第2領域130との境界に位置する。
シード層300は、例えば、図27に示すパターンを有してもよい。図27は、当該シード層300をD3方向に見た図を示す。図27では、シード層300は渦巻き形状のパターンを有する。ステップS170の工程後は、シード層300は、図28に示すパターンを有する。すなわち、シード層300は、少なくとも一端が第1領域110と第2領域130との境界に位置するパターンを複数有する。
各金属層400は、直線形状に限定されず、曲線形状を有してもよいし、直線形状と曲線形状との組み合わせを有してもよい。また、複数の金属層400の長さは同一でなくてもよく、一部の金属層400の長さが他の金属層400の長さと異なっていてもよい。
第1基板100は、シリコンを含む基板でなくてもよい。第2基板200は、アルカリ金属を含む基板でなくてもよい。また、第1基板100と第2基板200との接合は陽極接合でなくてもよい。このように構造体10の構成要素の材料および製造工程については種々の変形が可能である。
[回折格子の応用方法]
図29を用いて、実施形態に係る構造体10のX線画像撮像用グリッドへの応用方法について説明する。図29は、本開示の一実施形態に係る構造体10の応用方法を示す図である。ここでは、構造体10は、回折格子として使用される。図29に示すように、X線画像を撮像するためのX線光源530として、焦点サイズが大きいX線管が用いられる。X線光源530から出射したX線550は、可干渉性を有することができる拡散部材540によって拡散し、拡散X線555として位相格子545および回折格子である構造体10に入射する。拡散X線555は拡散部材540から放射状に広がる。拡散X線555の進行方向と金属層400の側面の向きとが平行になるように、位相格子545および構造体10は屈曲していてもよい。位相格子545についても同様である。位相格子545の形状は構造体10の形状に類似しているが、構造体10の複数の凹部120のすべてに金属層400が配置されていない構成に等しい。拡散X線555は、位相格子545でタルボ効果を生じ、タルボ像を形成する。このタルボ像が構造体10で作用を受け、モアレ縞の画像コントラストを形成する。このモアレ縞を解析することで、X線の吸収、散乱、および微分位相などの情報を得ることができる。
拡散部材540と構造体10との間に被検体が配置されると、被検体によってX線の位相がシフトする。X線の位相シフトはモアレとして、構造体10に対して被検体とは反対側に配置された検出器によって検出される。当該モアレを検出することで被検体が撮像される。このようにして検出された情報に対して、フーリエ変換等の位相回復処理を行うことで、被検体の位相像を得ることができる。
なお、本開示は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。本開示における第1領域は、少なくとも一つの凹部が形成される領域を含んでいればよい。
10:構造体、100:第1基板、102:第1面、104:第2面、110:第1領域、120:凹部、122:絶縁層、124:底部、130:第2領域、200:第2基板、202:第3面、204:第4面、300:シード層、310:周縁部、310A:周縁部、310B:周縁部、320:延在部、320A:延在部、320B:延在部、320C:延在部、320D:延在部、320F:延在部、400:金属層、530:X線光源、540:拡散部材、545:位相格子、550:X線、555:拡散X線、600:コンタクト材

Claims (14)

  1. 第1面と前記第1面に対向する第2面とを有する第1基板と、第3面を有し、所定の第1領域の内側の一部の領域と外側とを導通させる導電層が前記第3面に配置された第2基板とを、前記第1領域の内側で前記第2面と前記第3面とを接触させて接合し、
    前記第1基板に、前記第1面に垂直な方向から見て前記第1領域において所定の方向に並び、かつ各々が前記第1面側に前記導電層を露出させる複数の凹部を形成する
    構造体の製造方法。
  2. 前記複数の凹部の少なくとも一部は、前記第3面および前記導電層を露出させる
    請求項1に記載の構造体の製造方法。
  3. 前記複数の凹部の少なくとも一部は、前記第1面に垂直な方向から見て前記所定の方向に交差する長手方向を有し、かつ前記長手方向に沿って前記第3面および前記導電層を交互に露出させる
    請求項1または請求項2に記載の構造体の製造方法。
  4. 前記導電層は、前記所定の方向と交差する方向に延在している複数の線状のパターンを有する
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  5. 前記導電層は、前記第2基板の周縁に沿う周縁部を有する
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  6. 前記導電層に通電し、前記複数の凹部の各々が露出させた前記導電層から金属層を成長させる
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  7. 前記複数の凹部の各々において、前記凹部の高さと前記金属層の高さとを同一とする
    請求項6に記載の構造体の製造方法。
  8. 前記複数の凹部の各々に前記金属層を形成した後、前記第2基板のうちの前記第1領域に属する領域を除去する
    請求項6または請求項7に記載の構造体の製造方法。
  9. 前記第2基板のうちの前記第1領域に属する領域を除去した後、前記導電層のうちの前記第1領域に属する領域を除去する
    請求項8に記載の構造体の製造方法。
  10. 前記金属層を形成する前に、前記第1面および前記複数の凹部の各々の側壁に絶縁層を形成する
    請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  11. 前記第1基板の抵抗率は、前記導電層の抵抗率よりも高い
    請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  12. 前記第1基板は、シリコン基板であり、
    前記第2基板は、アルカリ金属を含むガラス基板であり、
    前記第1基板と前記第2基板とを陽極接合する
    請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  13. 第1面と前記第1面に対向する第2面とを有する第1基板と、第3面を有し、前記第3面の一部の領域に第1方向に延在する導電層が配置された第2基板とを、前記第2面と前記第3面とを接触させて接合し、
    前記第1基板に、前記第1面に垂直な方向から見て前記第1方向に交差する第2方向に並び、かつ各々が前記第1面側に前記第3面および前記導電層を露出させる複数の凹部を形成する
    構造体の製造方法。
  14. 第1面と前記第1面に対向する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面とを通じさせる複数の凹部が、前記第1面に垂直な方向から見て所定の方向に並んでいる第1基板と、
    第3面を有し、前記第2面のうちの前記複数の凹部の周囲の領域において、前記第2面と前記第3面とが接触するように前記第1基板に接合された第2基板と、
    前記周囲の領域において前記第2面と前記第3面との間に設けられた導電層と、
    前記複数の凹部に配置されている複数の金属層と、
    を備える構造体。
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