JP2019055373A - マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法 - Google Patents

マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019055373A
JP2019055373A JP2017181831A JP2017181831A JP2019055373A JP 2019055373 A JP2019055373 A JP 2019055373A JP 2017181831 A JP2017181831 A JP 2017181831A JP 2017181831 A JP2017181831 A JP 2017181831A JP 2019055373 A JP2019055373 A JP 2019055373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
micro
water supply
gas
bubble generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017181831A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6961219B2 (ja
Inventor
内田 寿
Hisashi Uchida
寿 内田
充 田村
Mitsuru Tamura
充 田村
太田 裕彦
Hirohiko Ota
裕彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKUNI SOGYO KK
Original Assignee
MIKUNI SOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIKUNI SOGYO KK filed Critical MIKUNI SOGYO KK
Priority to JP2017181831A priority Critical patent/JP6961219B2/ja
Publication of JP2019055373A publication Critical patent/JP2019055373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6961219B2 publication Critical patent/JP6961219B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】バブルの大きさや数を広い範囲で調整することが可能で、かつ高い殺菌作用を有する洗浄水を出力可能なマイクロ・ナノバブル発生器及びそのマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法を提供する。【解決手段】給水口11から給水された塩素イオンを含む水を電気分解することにより得られる電解水に気体を混合して、前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出水口12から出力するマイクロ・ナノバブル発生器であって、給水口11から出水口12への水路方向に順に配置された第1の混合室13と第2の混合室14とを備え、第1の混合室13および第2の混合室14は、それぞれの水路の入口13aおよび14aと出口13bおよび14bとの間に、前記入口および前記出口よりも広い内部空間を有し、第1の混合室13は、水路中に前記気体を送入する気体送入通路15を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、給水された水に気体のマイクロ・ナノバブルを生成して混合し、出力するマイクロ・ナノバブル発生器及びそのマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法に関する。
マイクロ・ナノバブルは、ある程度長い時間、水等の液体中に壊れないで存在する気泡であり、大きさが1μm〜100μm程度のマイクロバブルと大きさが1μm以下のナノバブルの総称である。マイクロ・ナノバブルを含んだ水等を洗浄に用いると、微細な気泡の存在により汚れに対する高い洗浄力や殺菌作用などが得られることが知られている。マイクロ・ナノバブルを生成した水を用いることにより、特殊な洗浄剤や薬品などを使用しなくても洗浄が可能となるため、様々な分野で利用されている。
従来、マイクロ・ナノバブル発生器は、特許文献1、2に記載のように、水路中に幅を狭めた狭水路部分を設けて流速を大きくし、その狭水路部分で水路中に気体を混合してマイクロ・ナノバブルを発生する構成が主となっている。特許文献1では、狭水路部分に設けた気体吸引孔から気体を吸引してマイクロ・ナノバブルを発生させ、特許文献2では狭水路部分に側室を設けてキャビテーションを生じさせ、マイクロ・ナノバブルを発生させている。一方、特許文献3では螺旋水流を生じさせる構造を設けることによりマイクロ・ナノバブルを発生させている。また、特許文献4では、狭水路部分で水流に気体を巻き込んで回転させることによりマイクロ・ナノバブルを発生させている。
特開2015−93219号公報 特開2009−136864号公報 特開2009−274045号公報 特開2013−626号公報
上記の従来の様々な構成のマイクロ・ナノバブル発生器では、それぞれの目的とする洗浄などの特定の用途に対して、マイクロ・ナノバブルの混入した水等を出力できるように設定されている。しかし、従来の装置では、生成されるバブルの大きさや数などは一定の範囲内にあり、ある程度の自由度をもってバブルの大きさや数などを調整することは難しかった。
一方、マイクロ・ナノバブルを含む水を様々な用途の洗浄に利用する場合、用途に応じてその洗浄水に含まれる最適なバブルの大きさや数などが異なる場合が多い。例えば、洗浄の対象物が工業製品である場合、または野菜などの自然食品等である場合、それらの種類によって最適な洗浄水の条件は異なる。さらに、配管内の洗浄を行う場合、配管の形状、配管に蓄積される汚れの種類などによっても条件は異なる。以上のように、マイクロ・ナノバブル発生器を様々な用途の洗浄に利用する場合、水に含まれる気体のバブルの大きさや数を広い範囲で調整できることが望ましい。さらに、飲料水等を扱う配管の洗浄においては高い殺菌作用を有する洗浄が望まれる。
そこで、本発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、バブルの大きさや数を広い範囲で調整することが可能で、かつ高い殺菌作用を有する洗浄水を出力可能なマイクロ・ナノバブル発生器及びそのマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法を提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、給水口から給水される水に気体を混合して、前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ水を出水口から出力するマイクロ・ナノバブル発生器であって、前記給水口から出水口への水路方向に順に配置された第1の混合室と第2の混合室とを備え、前記第1の混合室および第2の混合室は、それぞれの水路の入口と出口との間に、前記入口および前記出口よりも広い内部空間を有し、前記第1の混合室は、前記水路中に前記気体を送入する気体送入通路を備え、前記給水口から給水される水は、塩素イオンを含む水を電気分解することにより得られる電解水であって、前記出水口から前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出力することを特徴とするマイクロ・ナノバブル発生器を提供する。
本観点の発明のマイクロ・ナノバブル発生器では、2つの混合室を備え、第1の混合室では主として気体送入通路から送入された気体を給水中に取り込み、第2の混合室では取り込まれた気体のバブルをさらに小さく粉砕してマイクロ・ナノバブルを生成する。このように、気体の取り込みとマイクロ・ナノバブルの生成を主として別の混合室で行うことにより、バブルの大きさや数の調整が可能となる。さらに、気体の圧力や気体送入口の構造などの選択により、第1の混合室において水と気体との混合比などを広い範囲で調整し、より大きなバブルを生成することが可能となる。これにより、100μm以下の大きさのマイクロ・ナノバブルと1mm以上の大きさのバブルが混合したバブルを生成することができる。例えば、第1の混合室の内壁部にその間に隙間を介して結合する2つの構造体を備え、気体送入通路を第1の混合室の外壁部から内壁部に向かう穴により構成された気体送入口とその気体送入口に通ずる前記隙間とから構成し、その隙間の大きさを調整可能とすることにより、気体の導入口の大きさを詳細に調整することが可能となる。また気体の圧力と気体の導入口の大きさを調整することにより、給水中への気体の送入量を細かく調整することが可能となる。
さらに、塩素イオンを含む水を電気分解することにより得られる電解水を給水口に給水することにより、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出力することができる。この出力されたマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を洗浄に用いることにより、電解水とマイクロ・ナノバブルの相乗効果によって高い洗浄効果と高い殺菌作用の両者が同時に得られることが発明者らによって確認された。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点のマイクロ・ナノバブル発生器において、前記給水口に接続された電極ユニットを備え、該電極ユニットは、内部に給水路と該給水路中に設置された電極とを有し、前記給水路の入口から供給された水を電気分解して前記給水路の出口に接続された前記給水口に供給することを特徴とする。
本観点の発明のマイクロ・ナノバブル発生器では、電極ユニットの給水路の入口から塩素イオンを含んだ水、例えば水道水や食塩水などを供給し、電極ユニットの電極を外部の電源に接続して電圧を印加して給水路を通過する水を電気分解することにより、容易に本発明に用いる電解水を得ることができる。この場合、マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に供給すべき電解水の水量を勘案して、給水路や電極の形状を選択することができる。
第3の観点では、本発明は、前記第1の観点のマイクロ・ナノバブル発生器と、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に設けた前記電解水を供給する給水手段と、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路へ気体を送入する気体送入手段とを備え、前記マイクロ・ナノバブル発生器の出水口に配管を接続し、前記マイクロ・ナノバブル発生器より出力する前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により、前記配管を洗浄することを特徴とする配管洗浄方法を提供する。
配管内の洗浄を行う場合、配管の形状、配管に蓄積される汚れの種類などによって、バブルの大きさや数、水と気体の混合比などを調整できることが望ましい。本発明のマイクロ・ナノバブル発生器を配管の洗浄に用いることにより、バブルの大きさや数、水と気体の混合比などを調整可能となり、様々な配管の洗浄を最適な条件で行うことが可能となる。さらに、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を洗浄に用いることにより、電解水とマイクロ・ナノバブルの相乗効果によって高い洗浄効果と高い殺菌作用の両者が同時に得られる。
第4の観点では、本発明は、前記第2の観点のマイクロ・ナノバブル発生器と、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記電極ユニットの前記給水路の入口に給水する給水手段と、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路へ気体を送入する気体送入手段とを備え、前記マイクロ・ナノバブル発生器の出水口に配管を接続し、前記マイクロ・ナノバブル発生器より出力する前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により、前記配管を洗浄することを特徴とする配管洗浄方法を提供する。本観点の発明は、第3の観点の発明と比較すると、配管洗浄のために給水する水は電解水でなくとも、例えば水道水や食塩水などを供給することができ、より広範な配管洗浄の用途に適用しやすい。
第5の観点では、本発明は、前記第3の観点の配管洗浄方法において、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に設けた給水用ノズルと、該給水用ノズルを収容して前記電解水を蓄えた洗浄ボトルとを有し、該洗浄ボトルに蓄えた電解水が前記給水用ノズルを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする。本観点の発明では、電解水を蓄えた洗浄ボトルを備え、その電解水中にマイクロ・ナノバブル発生器の給水口に取り付けた給水用ノズルを差し込み、その給水用ノズルを経由してマイクロ・ナノバブル発生器に電解水を供給し、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を生成して出水口に接続された配管を洗浄する。給水用ノズルに電解水を送る手段としては、例えば、洗浄ボトルを密閉してその中の気体の圧力を高めるか、または給水用ノズルに電解水を送り込む機能を有するポンプなどを用いることができる。
第6の観点では、本発明は、前記第5の観点の配管洗浄方法において、前記洗浄ボトルは、電気分解用の電極を備え、該洗浄ボトル内で前記電解水を生成することを特徴とする。本観点の発明では、最初に洗浄ボトルに入れる水は、電解水でなくとも、例えば水道水や食塩水などであってもよく、その水を電気分解して電解水を生成した後、配管の洗浄に用いればよい。上記の電気分解用の電極は外部の電源に接続して電圧を印加するための電極端子を有している。
第7の観点では、本発明は、前記第5の観点の配管洗浄方法において、電気分解用の電極を有する電気分解ユニットを前記洗浄ボトルへ取り付けて前記洗浄ボトル内において電解水を生成し、電解水の生成終了後に前記洗浄ボトルから前記電気分解ユニットを取り外すことを特徴とする。本観点の発明に用いる電気分解ユニットの構成は、洗浄ボトル内の洗浄水に接触する電気分解用の電極を有するものであればよく、例えば、洗浄ボトルへの給水口から挿入して取り付け、取り外し可能な構成や、給水口以外に挿入個所を設けた構成であってもよい。上記の電気分解ユニットは外部の電源に接続して電圧を印加するための電極端子を有している。
第8の観点では、本発明は、前記第5の観点の配管洗浄方法において、前記給水用ノズルは電気分解用の電極を備え、該電極によって前記洗浄ボトル内において電解水を生成し、電解水の生成終了後に該給水用ノズルを経由して前記給水口に電解水を供給することを特徴とする。本観点の発明に用いる給水用ノズルは、洗浄ボトル内に挿入したときに洗浄水に接触する部分に電気分解用の電極を有するものであればよい。上記の電気分解用の電極は外部の電源に接続して電圧を印加するための電極端子を有している。
第9の観点では、本発明は、前記第4の観点の配管洗浄方法において、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記電極ユニットの前記給水路の入口に接続された給水用ノズルと、該給水用ノズルを収容して給水用の水を蓄えた洗浄ボトルとを有し、該洗浄ボトルに蓄えた水が前記給水用ノズルと前記電極ユニットを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする。本観点の発明では、給水用の水を蓄えた洗浄ボトルを備え、その中に電極ユニットの給水路の入口に取り付けた給水用ノズルを差し込み、その給水ノズルおよび電極ユニットを経由してマイクロ・ナノバブル発生器に電解水を供給し、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を生成して出水口に接続された配管を洗浄する。すなわち、電極ユニットを給水用の水が通過するときに電気分解され、電解水としてマイクロ・ナノバブル発生器に供給される。給水用ノズルに給水用の水を送る手段としては、例えば、洗浄ボトルを密閉してその中の気体の圧力を高めるか、または給水用ノズルに給水用の水を送り込む機能を有するポンプなどを用いることができる。
第10の観点では、本発明は、前記第4の観点の配管洗浄方法において、前記電極ユニットは前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に接続された給水用ノズルと一体に構成され、該給水用ノズルを収容して給水用の水を蓄えた洗浄ボトルを有し、該洗浄ボトルに蓄えた水が前記給水用ノズルを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする。本観点の発明でも、第9の観点の発明と同様に、給水用の水を蓄えた洗浄ボトルを備え、その中に給水用ノズルを差し込み、その給水ノズルを経由してマイクロ・ナノバブル発生器に電解水を供給し、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を生成して出水口に接続された配管を洗浄する点は同じである。但し、本観点の発明では、電極ユニットが給水用ノズルと一体に構成されることにより給水用ノズルは電極ユニットの機能を備えており、給水ノズルを給水用の水が通過するときに電気分解され、電解水としてマイクロ・ナノバブル発生器に供給される。
第11の観点では、本発明は、前記第5乃至台10の観点の配管洗浄方法において、炭酸ガスの導入口と飲料の供給口とを有するディスペンスヘッドを飲料容器に取り付け前記炭酸ガスの圧力により飲料をディスペンサーに供給する飲料供給装置における前記ディスペンスヘッドから前記ディスペンサーの出力端のディスペンスバルブまでの飲料供給路の配管洗浄方法であって、前記ディスペンスヘッドの前記飲料容器の取り付け側に着脱可能なヘッド接続部と、該ヘッド接続部に前記出水口を取り付けた前記マイクロ・ナノバブル発生器とを備え、前記洗浄ボトルは前記マイクロ・ナノバブル発生器及び前記給水用ノズルを収容して前記ヘッド接続部の下部に取付けられ、前記炭酸ガスの導入口から供給された炭酸ガスを前記ヘッド接続部に設けられた炭酸ガス送出口より前記洗浄ボトル内に噴出させて、該洗浄ボトル内の炭酸ガスの圧力を高めることにより、前記給水用ノズルから前記マイクロ・ナノバブル発生器に給水するとともに、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路に炭酸ガスを供給することにより炭酸ガスのマイクロ・ナノバブルを含む電解水からなる洗浄水を生成し、該洗浄水が前記飲料供給路を通過するように、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記出水口から前記ヘッド接続部に前記洗浄水を供給することを特徴とする。
本観点の発明は、飲食店等で使用されるビール等のディスペンサーの洗浄に本発明を適用する場合の構成であり、簡単な工程でディスペンスヘッドからディスペンスバルブまでの配管内を十分に洗浄し、かつ殺菌も行うことが可能な飲料供給経路の配管洗浄方法を提供するものである。ヘッド接続部を介して、飲料を供給する場合の飲料容器と同様にディスペンスヘッドに取り付け可能とした電解水または洗浄用の水を入れた洗浄ボトルを備えている。炭酸ガス送出口より炭酸ガスを洗浄ボトル内に噴出させて、洗浄ボトル内の炭酸ガスの圧力を高めることにより、洗浄ボトルに電解水が蓄えられているときは給水用ノズルからマイクロ・ナノバブル発生器にその電解水を給水するとともに、マイクロ・ナノバブル発生器の気体送入通路に炭酸ガスを供給する。洗浄ボトルに洗浄用の塩素イオンを含む水が蓄えられ、給水ノズルとマイクロ・ナノバブル発生器の間に電極ユニットを有するとき、または電極ユニットが給水ノズルと一体に構成されているときは、電極ユニットで電解水を生成してマイクロ・ナノバブル発生器にその電解水を供給する。本観点の発明では、従来のディスペンサーの通水洗浄に用いられているのと同様な洗浄ボトルを使用でき、さらに、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を用いることにより洗浄力および殺菌力を従来に比べ大幅に高めることができる。
第12の観点では、本発明は、前記第11の観点の配管洗浄方法において、前記洗浄ボトル内の炭酸ガスの圧力は0.25〜0.40MPaであることを特徴とする。上記の第11の観点の発明において、炭酸ガスの圧力を0.25〜0.40MPaとすることにより、1mm以上の大きさのバブルを生成することが容易となる。これにより、給水された電解水に数十μm以下の大きさのバブルと1mm以上の大きさのバブルが混合した状態を生成することが容易となる。なお、従来のビールディスペンサーの通水洗浄に使用される通常の洗浄ボトルの耐圧は0.3MPa程度であるので、本観点の発明を実施する場合は、上記の炭酸ガスの使用圧力以上の耐圧の洗浄ボトルが必要となる。
第13の観点では、本発明は、前記第3乃至台12の観点の配管洗浄方法において、前記電解水は添加物を加えていない水道水を電気分解することにより得られた電解水であることを特徴とする。洗浄の目的とする配管が飲料水や食品の原料などを扱う配管である場合、添加物が配管内に残存する可能性を除くためには本発明に用いる電解水は添加物を含まない方が望ましいので、その場合には本観点の発明は有効である。
第14の観点では、本発明は、前記第3乃至第13のいずれかの観点の配管洗浄方法において、前記出水口を、前記気体のマイクロ・ナノバブルを含む電解水と前記気体とが混在した状態で通過し、前記出水口の断面積に占める前記マイクロ・ナノバブルを含む電解水と前記気体との割合が、時間的に30%以上変動するように設定されていることを特徴とする。
様々な用途の洗浄においては、通常のマイクロ・ナノバブルと称する微細な気泡、すなわち大きさが1μm以下から100μm程度のバブルのみを含む水を洗浄水とする場合よりも、マイクロ・ナノバブルを生成した水と気体とが混在した状態で出力し、その割合が時間的に変動するように設定した方が洗浄効果が大きいことが、本発明者らの実験により確認された。この理由は、1mm以上の大きな気体のバブルが混在した状態、または、気液二層流のスラグ流に近い状態でマイクロ・ナノバブルを生成した水が気体と混在して出力する状態に設定すると、マイクロ・ナノバブルによる汚れの除去や殺菌作用に加えて、大きな気体のバブルの存在により、被洗浄物への機械的な力、例えば圧力や振動が付加されることにより、洗浄効果が増大するためである。配管の洗浄においても、配管壁への機械的な振動や脈動が付加されることにより、洗浄効果が増大する。なお、上記の30%以上の変動の具体例は、上記出水口の断面積に占めるマイクロ・ナノバブルを含む電解水と気体との割合が5〜35:95〜65と95〜65:5〜35との間で時間的に変動する場合等である。このようなマイクロ・ナノバブル発生器の出力状態の設定は、気体の導入口の大きさや気体の圧力、給水の圧力などの選択などにより実現可能である。
上記のように、本発明により、バブルの大きさや数を広い範囲で調整することが可能で、かつ高い殺菌作用を有する洗浄水を出力可能なマイクロ・ナノバブル発生器及びそのマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法が得られる。
本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器の実施例1の構造を示す断面図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器の実施例2の構造を示す断面図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例3を模式的に示す断面図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例4を説明するために示す模式的な構成図。 給水用ノズルとマイクロ・ナノバブル発生器、および配管の接続状態を模式的に示す断面図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例5を説明するために示す模式的な構成図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例6を説明するために示す模式的な構成図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例7を説明するために示す模式的な構成図。 本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例8を説明するために示す模式的な構成図。 ヘッド接続部の構造とディスペンスヘッドとの結合部の様子の一例を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明のマイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法を実施例により詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器の実施例1を示す断面図である。図1において、本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器10は、給水口11から給水された水に気体を混合して、その気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ水を出水口12から出力するマイクロ・ナノバブル発生器である。給水口11から給水される水は、塩素イオンを含む水を電気分解することにより得られる電解水であって、出水口12から前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出力する。給水口11から出水口12への水路方向に順に配置された第1の混合室13と第2の混合室14とを備えている。本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器10は、基本的に円筒形状を組み合わせた外形を有し、第1の混合室13及び第2の混合室14は中心軸1に対して対称な形状を有している。
第1の混合室13は、水路の入口13aと出口13bとの間に、入口13aおよび出口13bよりも広い内部空間を有し、第2の混合室14も、水路の入口14aと出口14bとの間に、入口14aおよび出口14bよりも広い内部空間を有している。図1においては、第1の混合室13の出口13bが第2の混合室14の入口14aとなっている。また、第1の混合室13は水路中に気体を送入する気体送入通路15を備えている。
第1の混合室13の内壁部は、その間に隙間16を介して結合する構造体17と構造体18とを有し、第1の混合室13の外壁部から内壁部に向かう穴により構成された気体送入口19と気体送入口19に通ずる隙間16とから気体送入通路15が構成されている。本実施例においては、構造体18の位置を調整することにより隙間16の間隔が調整可能に構成されている。その調整手段として、構造体18とその外側の円筒体5との間にねじ構造を設け、そのねじを回して隙間16を調整する構成としている。本実施例においては、隙間16からの気体の送入方向は、内壁に沿って水路の方向に対して斜め前方に送入する構成となっている。
本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器の具体的形状の一例としては、第1および第2の混合室の入口13a、14a、出口13b、14bの口径は、1〜10mm程度、第1の混合室13および第2の混合室14の中央空間の口径は10〜50mm程度であり、給水口11から出水口12までの長さは50〜300mm程度である。さらに具体的な形状の一例としては、第1の混合室の入口13a、出口13b又は第2の混合室の入口14a、第2の混合室の出口14bの口径を、それぞれ、2.0mm、2.5mm、3.0mmとし、水路の方向に従って出口側を大きくすることにより、流速を維持することも可能である。
次に、本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器10の動作を説明する。
電解水を蓄えた貯水槽などに接続された給水用の給水管や給水ホースを給水口11に接続し、ポンプ等を用いて給水を行う。出水口12には出力されたマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を洗浄水として被洗浄物まで導くための洗浄水配管または洗浄水ホースを接続する。このため、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11および出水口12の端部の内周または外周には接続用のねじ構造を設けてもよい。または、接続用のチャック機構などを設けてもよい。
気体送入口19には使用する気体の配管やホースなどを接続する。給水管のバルブ等を開放すると、電解水が入力口11より流入し、第1の混合室13の入口13aより第1の混合室13に流入する。同時に気体の供給路のバルブ等を開放し、気体送入口19から第1の混合室13の内壁部の隙間16より気体を第1の混合室13に供給し、給水された電解水と気体とを混合する。狭い入口および出口を有する第1の混合室13の内部において形成される水流により気体と電解水が混合し、様々な大きさの気体のバブルを含んだ電解水となる。この様々な大きさの気体のバブルを含んだ電解水は第2の混合室14の入口14aより第2の混合室14に流入する。第2の混合室14では、その室内に形成される水流により上記の気体のバブルが細かく粉砕され、マイクロ・ナノバブルが生成される。そのマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水が出水口12から出力する。
本実施例においては、気体の取り込みを第1の混合室13で行い、マイクロ・ナノバブルの生成を主として第2の混合室14で行うことにより、バブルの大きさや数の調整が可能となる。さらに、気体の圧力や隙間16の大きさの選択により、第1の混合室13において電解水と気体との混合比などを広い範囲で調整し、より大きなバブルを生成することが可能となる。これにより、100μm以下の大きさのマイクロ・ナノバブルと1mm以上の大きさのバブルが混合したバブルを生成することができる。
マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水と気体とが混在した状態で出力し、その割合が時間的に変動するように設定した方が洗浄効果が大きい場合がある。このような状態は、出水口の断面積に対してある程度の割合を占める大きなバブル、例えば1mm以上の大きな気体のバブルが混在した状態、または、気液二層流のスラグ流に近い状態でマイクロ・ナノバブルを生成した水が気体と混在して出力する状態である。この状態に設定すると、マイクロ・ナノバブル及び電解水による汚れの除去や殺菌作用に加えて、大きな気体のバブルの存在により、被洗浄物への機械的な力、例えば圧力や振動が付加されることにより、洗浄効果が増大するためである。配管の洗浄においても、配管壁への機械的な振動や脈動が付加されることにより、洗浄効果が増大する。
なお、出水口の断面積に占めるマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水と前記気体との割合が時間的に30%以上変動するように設定した場合に大きな洗浄効果が得られることを確認している。例えば、上記出水口の断面積に占めるマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水と気体との割合が、5:95と95:5との間で時間的に変動する場合や35:65と65:35との間で時間的に変動する場合等である。このようなマイクロ・ナノバブル発生器の出力状態の設定は、隙間16の大きさや気体の圧力、給水圧力の選択などにより実現可能である。
本実施例に使用する気体としては、空気、酸素、炭酸ガス、窒素、水素、オゾンなどが可能であり、本実施例に使用する電解水を製造するために用いる塩素イオンを含む水としては食塩などを添加した水や塩素イオンが含まれている水道水などであってもよい。それらの気体と電解水は洗浄の目的に合わせて選択される。例えば、使用する気体としては、油汚れの分離や除去の目的には空気を用い、食品機械や器具の洗浄の目的には炭酸ガスを用い、食材などの洗浄には窒素を用い、殺菌の目的にはオゾンを用いる等である。
図2は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器の実施例2を示す断面図である。図2において、本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器20は、給水口21から給水された電解水に気体を混合して、その気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出水口22から出力するマイクロ・ナノバブル発生器であって、給水口21から出水口22への水路方向に順に配置された第1の混合室23と第2の混合室24とを備えている。本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器20は、基本的に円筒形状を組み合わせた外形を有し、第1の混合室23及び第2の混合室24は中心軸1に対して対称な形状を有している。
第1の混合室23は、水路の入口23aと出口23bとの間に、入口23aおよび出口23bよりも広い内部空間を有し、第2の混合室24も、水路の入口24aと出口24bとの間に、入口24aおよび出口24bよりも広い内部空間を有している。図2においては、第1の混合室23の出口23bが第2の混合室24の入口24aとなっている。また、第1の混合室23は水路中に気体を送入する気体送入通路25を備えている。
第1の混合室23の内壁部は、その間に隙間26を介して結合する構造体27と構造体28とを有し、第1の混合室23の外壁部から内壁部に向かう穴により構成された気体送入口29と気体送入口29に通ずる隙間26とから気体送入通路25が構成されている。本実施例においては、構造体28の位置を調整することにより隙間26の間隔が調整可能に構成されている。その調整手段として、構造体28とその外側の円筒体6との間にねじ構造を設け、そのねじを回して隙間26を調整する構成としている。本実施例においては、実施例1とは異なり、隙間26からの気体の送入方向は、内壁に沿って水路の方向に対して斜め後方に送入する構成となっている。
本実施例のマイクロ・ナノバブル発生器の具体的形状の一例としては、第1および第2の混合室の入口23a、24a、出口23b、24bの口径は、1〜10mm程度、第1の混合室23および第2の混合室24の中央空間の口径は10〜50mm程度であり、給水口21から出水口22までの長さは50〜300mm程度である。
実施例1と実施例2を比較すると、実施例1では、気体を混合室1に導入する際に、その気体を加圧する必要があるのに対し、実施例2では加圧の必要なく、大気圧の気体が水流により自動的に混合室1に吸引される構造である。このため、導入する気体の量を詳細に調整するためには、気体の圧力による調整が容易な実施例1の構成の方が適している。
図3は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例3を模式的に示す断面図である。図3において、本実施例の配管洗浄方法は、実施例1に記載のマイクロ・ナノバブル発生器10と、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に設けた電解水の給水手段である給水管31と、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入通路15へ気体を送入する気体送入手段として気体送入口19に接続されたガス配管32とを備え、マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12に洗浄目的とする配管33を接続体34を介して接続している。マイクロ・ナノバブル発生器10より出力する気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により、配管33を洗浄するものである。
本実施例において、洗浄効果を高めるため、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水と気体とが混在した状態で出力し、その割合が時間的に変動するように設定することができる。このためには、出水口12の断面積に対してある程度の割合を占める大きなバブルが混在した状態でマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水が気体と混在して出力するように設定する。この状態に設定すると、マイクロ・ナノバブルや電解水による汚れの除去や殺菌作用に加えて、大きな気体のバブルの存在により、配管33の配管壁への機械的な振動や脈動が付加されることにより、洗浄効果が増大する。このような出力状態の設定は、マイクロ・ナノバブル発生器10の隙間16の大きさや気体圧力、給水圧力の選択などにより実現可能である。
図4は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例4を説明するために示す模式的な構成図である。図4において、本実施例では、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に設けた給水用ノズル40と、給水用ノズル40を収容して電解水45を蓄えた洗浄ボトル41とを有し、洗浄ボトル41に蓄えた電解水45が給水用ノズル40を経由して給水口11に供給されるように構成されている。マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12には接続体44を介して洗浄の目的とする配管43を接続し、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により洗浄を行う。本実施例においては、洗浄ボトル41は密閉され、気体導入口42より気体を導入して洗浄ボトル41内の気体の圧力を高めることにより、給水ノズル40を介して給水口11に電解水を送り込むと同時に、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入口19に気体を送入する。図5は、給水用ノズルとマイクロ・ナノバブル発生器10、および配管43の接続状態を模式的に示す断面図である。
本実施例において使用する電解水は別に設けた電解水製造装置等で製造され、洗浄に必要な量が洗浄ボトル41に収容される。洗浄ボトル41への電解水の導入は、接続体44とマイクロ・ナノバブル発生器10等を取り外してそこから導入する方法や洗浄ボトル41の別の個所に電解水の流入口を設ける方法がある。
図6は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例5を説明するために示す模式的な構成図である。図6において、本実施例では、実施例4と同様に、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に設けた給水用ノズル40と、給水用ノズル40を収容して電解水45を蓄えた洗浄ボトル41とを有し、マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12には接続体44を介して洗浄の目的とする配管43を接続し、洗浄ボトル41を密閉し、気体導入口42より気体を導入して洗浄ボトル41内の気体の圧力を高めることにより、給水ノズル40を介して給水口11に電解水を送り込むと同時に、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入口19に気体を送入する。但し、本実施例においては、洗浄ボトル41は、電気分解用の電極50を備え、洗浄ボトル41内で電解水を生成する。電極50は洗浄ボトル41に設けた端子部51の内側の端子に接続され、端子部51の外側の端子が電源52に接続され、電気分解用の電圧が供給される。
本実施例においては、最初に洗浄ボトル41に入れる水は、電解水でなくとも、例えば水道水や食塩水などであってもよく、その水を電気分解して電解水45を生成した後、配管43の洗浄に用いればよい。
図7は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例6を説明するために示す模式的な構成図である。図7には記載されていないが、本実施例では、実施例4と同様に、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に設けた給水用ノズル40と、給水用ノズル40を収容して電解水45を蓄えた洗浄ボトル41とを有し、マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12には接続体44を介して洗浄の目的とする配管43を接続し、洗浄ボトル41を密閉し、気体導入口42より気体を導入して洗浄ボトル41内の気体の圧力を高めることにより、給水ノズル40を介して給水口11に電解水を送り込むと同時に、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入口19に気体を送入する。但し、本実施例においては、図7に示すように、電気分解用の電極60を有する電気分解ユニット62を洗浄ボトル41へ取り付けて洗浄ボトル41内において電解水45を生成し、電解水45の生成終了後に洗浄ボトル41から電気分解ユニット62を取り外す。電極60は電気分解ユニット62の上端に設けた端子部61の内側の端子に接続され、端子部61の外側の端子が電源52に接続され、電気分解用の電圧が供給される。電気分解ユニット62を取り外した後、図4のように、接続体44とマイクロ・ナノバブル発生器10、給水ノズル40を設置する。
本実施例においても、最初に洗浄ボトル41に入れる水は、電解水でなくとも、例えば水道水や食塩水などであってもよく、その水を電気分解して電解水45を生成した後、配管43の洗浄に用いればよい。
図8は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例7を説明するために示す模式的な構成図である。図8に示すように、本実施例では、マイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に設けた給水用ノズル53と、給水用ノズル53を収容して洗浄用の水54を蓄えた洗浄ボトル41とを有している。ここで、給水ノズル53は水路中に設置された電極55を有する電極ユニット56と先端のノズル部57とが一体となって構成され、ノズル部57の入口から供給された洗浄用の水54を電極ユニット56により電気分解して電解水を生成し、その電解水をマイクロ・ナノバブル発生器10の給水口11に供給する。マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12には接続体58を介して洗浄の目的とする配管43を接続し、洗浄ボトル41を密閉し、気体導入口42より気体を導入して洗浄ボトル41内の気体の圧力を高めることにより、給水ノズル53を介して給水口11に電解水を送り込むと同時に、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入口19に気体を送入する。
本実施例においては、上記のように、電気分解用の電極ユニット56を有し、その電極55は接続体58に内蔵された端子部59の内側の端子に接続され、端子部59の外側の端子が電源52に接続され、電気分解用の電圧が供給される。
本実施例においては、最初に洗浄ボトル41に入れる洗浄用の水54は、電解水でなくとも、例えば水道水や食塩水などであってもよい。
図9は、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄方法の実施例8を説明するために示す模式的な構成図である。本実施例の配管洗浄方法は、図9に示すように、炭酸ガス導入口82とビール供給口83とを有するディスペンスヘッド81を図示されていないビール樽に取り付け、炭酸ガスの圧力によりビールをディスペンサー90に供給するビール供給装置におけるディスペンスヘッド81からディスペンサー90の出力端のコック91までのビール供給路の配管洗浄方法である。ディスペンスヘッド81のビール樽の取り付け側に着脱可能なヘッド接続部86と、ヘッド接続部86に出水口12を取り付けたマイクロ・ナノバブル発生器10とを備え、洗浄ボトル41はマイクロ・ナノバブル発生器10及び給水用ノズル40を収容してヘッド接続部86の下部に取付けられている。
炭酸ガスの導入口82から供給された炭酸ガスをヘッド接続部86に設けられた炭酸ガス送出口87より洗浄ボトル41内に噴出させて、洗浄ボトル41内の炭酸ガスの圧力を高めることにより、給水用ノズル40からマイクロ・ナノバブル発生器10に洗浄ボトル41内の電解水45を給水するとともに、マイクロ・ナノバブル発生器10の気体送入口19から気体送入通路15に炭酸ガスを供給することにより炭酸ガスのマイクロ・ナノバブルを含む電解水からなる洗浄水を生成する。この洗浄水がビール供給路を通過するように、マイクロ・ナノバブル発生器10の出水口12からヘッド接続部86に洗浄水を供給する。
次に、本実施例のビール供給経路の洗浄方法の手順について説明する。先ず、図9に示すように、ヘッド接続部86にマイクロ・ナノバブル発生器10及び給水ノズル40を固定してそのヘッド接続部86を洗浄ボトル41に取り付け、その上部にディスペンスヘッド81を取り付ける。次に炭酸ガスボンベ84からの炭酸ガス配管93をディスペンスヘッド81の炭酸ガス導入口82に接続する。ディスペンスヘッド81のビールの供給口83にディスペンサー90に接続されたビール配管94を接続する。次にレバー95を押し下げ、炭酸ガスボンベ84の開栓を行い、ディスペンサー90に洗浄水の受容器を設置し、コック91を開ける。これにより、炭酸ガスのマイクロ・ナノバブルを含む電解水により、ディスペンスヘッド81からビール配管94、冷却管96を経由してディスペンサー90の出力端のコック91までのビール供給路の配管がすべて洗浄される。
図10はヘッド接続部86の構造とディスペンスヘッド81との結合部の様子の一例を示す断面図である。図10において、ディスペンスヘッド81の内部の基本的な構造は2重のシリンダー構造となっており、内側の内部シリンダー71内を通常はビール、本実施例においては洗浄水が通過する。外部シリンダー72と内部シリンダー71の間を炭酸ガスが通過する。図10は、図9のレバー95を押し下げた状態を示し、レバー95の押し下げにより内部シリンダー71が下方に移動し、炭酸ガスが外部シリンダー72と内部シリンダー71の間に導入されるように構成されている。外部シリンダー72と内部シリンダー71の間を通過した炭酸ガスは、ヘッド接続部86に送入され、ヘッド接続部86においては、マイクロ・ナノバブル発生部10からヘッド接続部86を通って内部シリンダー71へ至る水路の周囲を密閉するゴムシール75に開けられた通過穴88を通って、炭酸ガス送出口87に送られる。
本実施例においては、従来のディスペンサーの通水洗浄に用いられているものと同様な洗浄ボトルを使用でき、さらに、マイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を用いることにより洗浄力および殺菌力を従来に比べ大幅に高めることができる。なお、本発明のマイクロ・ナノバブル発生器を用いた配管洗浄法をビール等の飲料の配管洗浄に用いる場合、洗浄後の飲料配管内への残存物の発生を防ぐためには、添加物を使用して製造した電解水は望ましくなく、添加物を用いない水道水等の電気分解による電解水が望ましい。
以上のように、本発明によるマイクロ・ナノバブル発生器では、電解水に含まれる気体のバブルの大きさや数を広い範囲で調整でき、様々な目的の洗浄において高い洗浄効果を得られるように設定することができる。また、本発明のマイクロ・ナノバブル発生器を配管の洗浄に用いることにより、バブルの大きさや数、電解水の種類や電解水と気体の混合比などを調整可能であるので、様々な配管の洗浄を最適な条件で行うことが可能となる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではないことは言うまでもなく、目的や用途に応じて設計変更可能である。例えば、実施例に示したマイクロ・ナノバブル発生器の構造や形状は一例にすぎず、第1の混合室および第2の混合室の形状、他の水路の形状、気体送入通路の形状など、目的に合わせて設計可能である。
10、20 マイクロ・ナノバブル発生器
11、21 給水口
12、22 出水口
13、23 第1の混合室
13a、14a、23a、24a 入口
13b、14b、23b、24b 出口
14、24 第2の混合室
15、25 気体導入通路
16、26 隙間
17、18.27、28 構造体
19、29 気体送入口
31 給水管
32 ガス配管
33、43 配管
34、44、58 接続体
40、53 給水用ノズル
41 洗浄ボトル
42 気体導入口
50、55、60 電極
51、59、61 端子部
52 電源
54 洗浄用の水
56 電極ユニット
57 ノズル部
62 電気分解ユニット
71 内部シリンダー
72 外部シリンダー
81 ディスペンスヘッド
82 炭酸ガス導入口
83 ビール供給口
84 炭酸ガスボンベ
86 ヘッド接続部
87 炭酸ガス送出口
88 通過穴
90 ディスペンサー
91 コック
93 炭酸ガス配管
94 ビール配管
95 レバー
96 冷却管

Claims (14)

  1. 給水口から給水される水に気体を混合して、前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ水を出水口から出力するマイクロ・ナノバブル発生器であって、
    前記給水口から出水口への水路方向に順に配置された第1の混合室と第2の混合室とを備え、前記第1の混合室および第2の混合室は、それぞれの水路の入口と出口との間に、前記入口および前記出口よりも広い内部空間を有し、前記第1の混合室は、前記水路中に前記気体を送入する気体送入通路を備え、
    前記給水口から給水される水は、塩素イオンを含む水を電気分解することにより得られる電解水であって、前記出水口から前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水を出力することを特徴とするマイクロ・ナノバブル発生器。
  2. 前記給水口に接続された電極ユニットを備え、該電極ユニットは、内部に給水路と該給水路中に設置された電極とを有し、前記給水路の入口から供給された水を電気分解して前記給水路の出口に接続された前記給水口に供給することを特徴とする請求項1に記載のマイクロ・ナノバブル発生器。
  3. 請求項1に記載のマイクロ・ナノバブル発生器と、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に設けた前記電解水を供給する給水手段と、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路へ気体を送入する気体送入手段とを備え、前記マイクロ・ナノバブル発生器の出水口に配管を接続し、前記マイクロ・ナノバブル発生器より出力する前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により、前記配管を洗浄することを特徴とする配管洗浄方法。
  4. 請求項2に記載のマイクロ・ナノバブル発生器と、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記電極ユニットの前記給水路の入口に給水する給水手段と、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路へ気体を送入する気体送入手段とを備え、前記マイクロ・ナノバブル発生器の出水口に配管を接続し、前記マイクロ・ナノバブル発生器より出力する前記気体のマイクロ・ナノバブルを含んだ電解水により、前記配管を洗浄することを特徴とする配管洗浄方法。
  5. 前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に設けた給水用ノズルと、該給水用ノズルを収容して前記電解水を蓄えた洗浄ボトルとを有し、該洗浄ボトルに蓄えた電解水が前記給水用ノズルを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の配管洗浄方法。
  6. 前記洗浄ボトルは、電気分解用の電極を備え、該洗浄ボトル内で前記電解水を生成することを特徴とする請求項5項に記載の配管洗浄方法。
  7. 電気分解用の電極を有する電気分解ユニットを前記洗浄ボトルへ取り付けて前記洗浄ボトル内において電解水を生成し、電解水の生成終了後に前記洗浄ボトルから前記電気分解ユニットを取り外すことを特徴とする請求項5に記載の配管洗浄方法。
  8. 前記給水用ノズルは電気分解用の電極を備え、該電極によって前記洗浄ボトル内において電解水を生成し、電解水の生成終了後に該給水用ノズルを経由して前記給水口に電解水を供給することを特徴とする請求項5に記載の配管洗浄方法。
  9. 前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記電極ユニットの前記給水路の入口に接続された給水用ノズルと、該給水用ノズルを収容して給水用の水を蓄えた洗浄ボトルとを有し、該洗浄ボトルに蓄えた水が前記給水用ノズルと前記電極ユニットを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の配管洗浄方法。
  10. 前記電極ユニットは前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記給水口に接続された給水用ノズルと一体に構成され、該給水用ノズルを収容して給水用の水を蓄えた洗浄ボトルを有し、該洗浄ボトルに蓄えた水が前記給水用ノズルを経由して前記給水口に供給されるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の配管洗浄方法。
  11. 炭酸ガスの導入口と飲料の供給口とを有するディスペンスヘッドを飲料容器に取り付け前記炭酸ガスの圧力により飲料をディスペンサーに供給する飲料供給装置における前記ディスペンスヘッドから前記ディスペンサーの出力端のディスペンスバルブまでの飲料供給路の配管洗浄方法であって、
    前記ディスペンスヘッドの前記飲料容器の取り付け側に着脱可能なヘッド接続部と、該ヘッド接続部に前記出水口を取り付けた前記マイクロ・ナノバブル発生器とを備え、前記洗浄ボトルは前記マイクロ・ナノバブル発生器及び前記給水用ノズルを収容して前記ヘッド接続部の下部に取付けられ、
    前記炭酸ガスの導入口から供給された炭酸ガスを前記ヘッド接続部に設けられた炭酸ガス送出口より前記洗浄ボトル内に噴出させて、該洗浄ボトル内の炭酸ガスの圧力を高めることにより、前記給水用ノズルから前記マイクロ・ナノバブル発生器に給水するとともに、該マイクロ・ナノバブル発生器の前記気体送入通路に炭酸ガスを供給することにより炭酸ガスのマイクロ・ナノバブルを含む電解水からなる洗浄水を生成し、該洗浄水が前記飲料供給路を通過するように、前記マイクロ・ナノバブル発生器の前記出水口から前記ヘッド接続部に前記洗浄水を供給することを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載の配管洗浄方法。
  12. 前記洗浄ボトル内の炭酸ガスの圧力は0.25〜0.40MPaであることを特徴とする請求項11記載の配管洗浄方法。
  13. 前記電解水は添加物を加えていない水道水を電気分解することにより得られた電解水であることを特徴とする請求項3乃至12のいずれか1項に記載の配管洗浄方法。
  14. 前記出水口を、前記気体のマイクロ・ナノバブルを含む電解水と前記気体とが混在した状態で通過し、前記出水口の断面積に占める前記マイクロ・ナノバブルを含む電解水と前記気体との割合が、時間的に30%以上変動するように設定されていることを特徴とする請求項3乃至13のいずれか1項に記載の配管洗浄方法。
JP2017181831A 2017-09-21 2017-09-21 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法 Active JP6961219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181831A JP6961219B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017181831A JP6961219B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019055373A true JP2019055373A (ja) 2019-04-11
JP6961219B2 JP6961219B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=66106857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017181831A Active JP6961219B2 (ja) 2017-09-21 2017-09-21 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6961219B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110521431A (zh) * 2019-07-12 2019-12-03 西安交通大学 一种微纳米气泡发生器及增氧装置
KR102150235B1 (ko) * 2020-05-08 2020-08-31 우창수 나노버블을 이용한 오폐수 처리장치 및 그를 이용한 오폐수 처리방법
JP2021058861A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社サイエンス バブル発生装置
WO2023008433A1 (ja) * 2021-07-28 2023-02-02 ホワイトエッセンス株式会社 歯科用水改質装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183819A (ja) * 1983-04-01 1984-10-19 Mitsuo Sohgoh Kenkyusho Kk 液体または及び気体の中に他物を分散させる方法と該方法を利用した風呂洗浄機及び燃焼方法
US6042089A (en) * 1996-07-01 2000-03-28 Klein; Christophe Foam generating device
JP2006198597A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ics Kk 微小気泡の作成方法
CN2841136Y (zh) * 2005-11-10 2006-11-29 浙江欧赛环境设备有限公司 一种气水射混器
WO2010067454A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 三菱電機株式会社 給湯方法および給湯装置
JP2011115745A (ja) * 2009-12-06 2011-06-16 Toyohiko Nakanishi 気泡発生管
JP2011206689A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Mie Univ 微細気泡形成装置。
JP2011240218A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 微細気泡発生装置および方法
JP2014057915A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Tanaka Kinzoku Seisakusho:Kk マイクロバブル発生ノズル
JP2014104441A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Idec Corp 微細気泡生成ノズルおよび微細気泡生成装置
JP2014151250A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Momose Kikai Sekkei Kk 二流体混合器
JP2015202437A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 有限会社オーケー・エンジニアリング ループ流式バブル発生ノズル

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183819A (ja) * 1983-04-01 1984-10-19 Mitsuo Sohgoh Kenkyusho Kk 液体または及び気体の中に他物を分散させる方法と該方法を利用した風呂洗浄機及び燃焼方法
US6042089A (en) * 1996-07-01 2000-03-28 Klein; Christophe Foam generating device
JP2006198597A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Ics Kk 微小気泡の作成方法
CN2841136Y (zh) * 2005-11-10 2006-11-29 浙江欧赛环境设备有限公司 一种气水射混器
WO2010067454A1 (ja) * 2008-12-12 2010-06-17 三菱電機株式会社 給湯方法および給湯装置
JP2011115745A (ja) * 2009-12-06 2011-06-16 Toyohiko Nakanishi 気泡発生管
JP2011206689A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Mie Univ 微細気泡形成装置。
JP2011240218A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 微細気泡発生装置および方法
JP2014057915A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Tanaka Kinzoku Seisakusho:Kk マイクロバブル発生ノズル
JP2014104441A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Idec Corp 微細気泡生成ノズルおよび微細気泡生成装置
JP2014151250A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Momose Kikai Sekkei Kk 二流体混合器
JP2015202437A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 有限会社オーケー・エンジニアリング ループ流式バブル発生ノズル

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110521431A (zh) * 2019-07-12 2019-12-03 西安交通大学 一种微纳米气泡发生器及增氧装置
CN110521431B (zh) * 2019-07-12 2021-11-19 西安交通大学 一种微纳米气泡发生器及增氧装置
JP2021058861A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 株式会社サイエンス バブル発生装置
KR102150235B1 (ko) * 2020-05-08 2020-08-31 우창수 나노버블을 이용한 오폐수 처리장치 및 그를 이용한 오폐수 처리방법
WO2023008433A1 (ja) * 2021-07-28 2023-02-02 ホワイトエッセンス株式会社 歯科用水改質装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6961219B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6961219B2 (ja) マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法
JP6990387B2 (ja) 飲料供給経路の洗浄方法および洗浄装置
JP6804855B2 (ja) マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法
KR101886944B1 (ko) 나노 버블 제조 장치
JP4872963B2 (ja) 飲料ノズルの洗浄装置
WO2006090869A1 (ja) 次亜塩素酸又は亜塩素酸を主成分とした殺菌水の生成方法及び装置
CN104176708A (zh) 一种无动力承压式二氧化氯自动发生混合消毒装置
KR101921604B1 (ko) 세척 모듈 통합형 음료 분배 헤드
CN101557869B (zh) 气体溶解装置
JP2018047019A (ja) 口腔洗浄装置用ノズルおよび口腔洗浄装置
WO2013125051A1 (ja) ガスを取り込んだ微細気泡混合液の製造装置
WO2013011761A1 (ja) 洗浄装置
JP2013094747A (ja) オゾン液生成器及びオゾン液生成方法
JP5081099B2 (ja) 微細気泡混入水の供給装置
JP2009160588A (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
JP5032908B2 (ja) キッチン用泡洗浄液吐出装置
JP4673673B2 (ja) オゾン水製造装置、オゾン水製造装置を用いた洗浄装置及びオゾン水製造装置を用いた水質改善装置
KR20070088412A (ko) 살균세척장치
CN209985226U (zh) 一种臭氧水的即时混合装置
KR101278548B1 (ko) 초미세기포 발생장치의 혼합유닛
KR101909001B1 (ko) 직수타입 세척모듈 통합형 음료분배헤드
JP2021133938A (ja) 飲料供給経路の洗浄方法
JP2024018305A (ja) 殺菌装置
JP4364876B2 (ja) 気体溶解装置
JP2015077570A (ja) ガス溶解液製造システムにおいて使用するノズルの構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6961219

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150