JP2014151250A - 二流体混合器 - Google Patents

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豊 百瀬
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Abstract

【課題】エジェクター部の負圧の低下をきたすことなく、強力なエジェクター効果を維持し、二流体の広い範囲の混合濃度の調整を可能とし、混合液の高速噴射を可能とする二液体混合器の提供。
【解決手段】主ノズル3の内径4とフランジ部材5の内径6の間に主負圧室7が形成された混合器において、該混合器の下流側の位置で且つ、フランジ部材5と噴射ノズル9の幅狭い間隔で比較的大きい内径d5の中間負圧室11を新設し、該噴射ノズル9の内径10(d3)は、フランジ部材5の内径6(d2)よりほぼ同じか若干大きくし、噴射ノズル9(d3)から開口部8(d4)をへて大気へと混合液が次第に拡大しつつ高速で放出されるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、主液のエジェクター効果により原液或いは、空気等の気体を吸い上げて混合するもので、該混合液を大気へ直接高速で放出する二流体混合器に関するものである。
現在、実際に使われている二流体混合器は、切削油と水を希釈するクーラント希釈液装置や洗剤と水を希釈する洗車ノズル等がある。
クーラント希釈装置でタンクに混合液を放出する場合は比較的低速で放出することが望まれる(特許文献2参照)。一方、洗車ノズルや散水や放水目的のノズルでは混合液を高速で強く、或いは、遠くに放出することが望まれる。
一般的に、このような二流体混合器は主液が水道水で原液は水よりも粘性大きい液体が使用される場合が多いため強力なエジェクター効果が必要である。
この中で、洗車の希釈やクーラント希釈に使用されるエジェクター混合器は、特許文献1のような構成となっている。つまり、大気に導通する大開口部がなく、その代わりに中間開口部が長く伸びている例である。このような構成の混合器は、中間開口部から一気に大気に放出されるため混合液の流速は速いが、大気に直接放出される場合は大気圧の侵入を防ぎきれず、負圧が低下し、エジェクター効果が低下するという問題を生じる。
また、特許文献2のような二液混合器を考案したが、高速で混合液を大気に放出する用途には適せず、緩やかに放出するクーラント希釈液装置に供するようにしたものである。
特に、洗車用や散水用や放水用の混合器では高速で混合液或いは、水を強く噴出させるため、図1のように大気開口部に径の小さい噴射ノズルを配置するのが一般的である。しかしながら、このような噴射ノズルを配置することや中間開口部を長くとることで、開口部通路の流動損失が増加し、混合器内部圧力が高くなり、結果として、エジェクター効果の減少を招き、原液の吸い上げ能力を低下させることとなる。
そのため、エジェクター部の負圧の低下をきたすことなく、強力なエジェクター効果を維持し、二流体の広い範囲の混合濃度の調整を可能とし、しかも、相反する特性である混合液の高速噴射を可能とする二流体混合器が望まれる。
現状は、予め混合された混合液を電動水ポンプやエンジン水ポンプ等で加圧して、洗浄や散布や放水するのが一般的である。
特許公開2002−273640 特願2012−149034
そのためには、高速噴射を可能とする開口径の小さな噴射ノズルを設けても、原液を吸い上げる主負圧室へ直接圧力の影響が及ばない構成とし、エジェクター効果が保持できる混合器を提供することである。
上記課題を達成するために、主ノズル3の内径4とフランジ部材5の内径6の間に主負圧室7が形成された混合器において、該混合器の下流側の位置で且つ、フランジ部材5と噴射ノズル9の幅狭い間隔で比較的大きい内径d5の中間負圧室11を新設する。そして、該噴射ノズル9の内径10(d3)は、フランジ部材5の内径6(d2)よりほぼ同じか若干大きくし、噴射ノズル9(d3)から開口部8(d4)をへて大気へと混合液が次第に拡大しつつ高速で放出されるように構成する。
前記中間負圧室11が介在し、ここでエジェクター効果による適度な負圧が保持されているため、主負圧室7への直接的な大気圧および噴射ノズルの圧損による増圧の影響を受けず、主負圧室7のエジェクター効果が保持される。図3で示したような良好な高速放出速度と低い負圧の保持が得られる。
これにより、洗剤による高速洗車や研削盤の砥石のドレッシング(目立て洗浄)等の新たな用途への展開が可能となった。
また、二流体混合器の原液の代わりに空気等の気体では、その効果が大きく、主液と気体が混合することで混合液の体積膨張が大きく、噴出流速の増加が液ー液の場合より更に上がることが実験的に確認された。これにより、高速洗浄や消火放水用等の新たな用途への展開も可能となった。
図1は従来型エジェクター混合器並びに、混合器内の流速分布および圧力分布を示したものである。 図2は本発明の実施例を示したものである。 図3は本発明の実施例の混合器内の流速分布および圧力分布を示したものである。
大気開放型の二流体混合液装置で主液に対する原液の濃度調整範囲が大きくなり且つ、高速放出が可能となった。また、空気等の気体を混合させることで更なる高速放出が可能となったことで消火放水等の新たな市場への展開が可能となった。
図1は、従来型エジェクター混合器並びに、混合器内の流速分布および圧力分布を示したものである。1は二流体混合器本体を示す。水道水からの高圧の液体は絞り部4で高速の流体となり、ベルヌーイの定理により流速に比例して、負圧室7の圧力が低下し、大気圧よりも低くなることで、原液13を吸い上げるエジェクター効果が出る。負圧室7で液は原液と混合し、該混合液はフランジ部材に形成された開口部6に入り、更に、大きな開口部8から噴射ノズル9の開口部10(d5)で絞られる。結果として、混合液が高速で放出される(流速分布参照)が、開口部8の圧力は大気圧より高く上がる(圧力分布参照)。その影響で、負圧室7の負圧が低下し、エジェクター効果が減少する傾向が出る。
図2は本発明の実施例の断面を示したものである。
前記混合器本体1は、高圧液の供給ポートに接続される絞り部材3そして、該絞り部材3は、径がd1の絞り部4および端面4aを有している。フランジ部材5は径がd2の中間開口部6および端面5aを有している。そして、該端面5aと前記絞り部4に形成された端面4aがs1の間隔で周囲に主負圧室7を形成している。該主負圧室7は水道水が高速で絞り部4から中間開口部6に至る過程で、ベルヌーイの定理で負圧となる。該負圧によりポート12および3方向バルブ13を介して調整された所定量の原液14が主負圧室7に吸い上げられ主液と混合される。或いは、3方向バルブで気体が選択され主液と混合される。
また、フランジ部材5の下流側には端面5bを有し、噴射ノズル9は内径がd3の開口部10と端面9aを有している。そして、該端面9aと前記フランジ部材5の端面5bの間隔に外径d5の中間負圧室11を形成している。該混合液はフランジ部材5に形成された中間開口部6から噴射ノズル9の噴射開口部10へと高速で通過するがやはり、ベルヌーイの定理に従い中間負圧室には負圧が保持される。該混合液はその後、開口部8から大気へ高速で放出される。
図3は本発明の実施例の混合器内の流速分布および圧力分布を示したものである。a,b,c,e,f,gは圧力の測定点を示す。
まず、改良された二流体混合器内の流速分布を図1の流速分布と比較する。0.6Mpaの水道水は絞り部4(内径d1)で平均流速20m/sで流れ、エジェクター効果で吸い上げた原液と主液が混合して中間開口部径d2を通過する。混合流体の容積が増す関係でd1<d2でなければならない。中間開口部d2を通過した混合液は噴出ノズルd3に入るが、途中に形成された中間負圧室d5を高速で通過する。この間の流れの容積変化は殆どないがd2≦d3の関係が必要である。また、この時の中間負圧室d5の圧力は適度な負圧が維持されているが、大気開口部d4からの大気圧が中間負圧室d5に侵入しているため-0.6Mpaよりは若干高い圧になっている。
したがって、エジェクターで吸い上げられるのが原液であれば、噴出される混合液の平均流速は10m/sとなる。一方、吸い上げられるのが空気のような気体であれば、気体と主液の混合液は容積が大きくなるため、放出される混合液の流速は12m/sと増加する。これは、放出距離の実験で明らかにされている。
尚、ここで述べられた流速値や圧力値は、或るノズル、中間開口部および噴射ノズルの径での値であり、比較値として、参照すべきである。
この高速型の二流体混合器は、洗剤を使用する高速洗車用や研削盤の砥石のドレッシング用(目立て洗浄)等の用途には最適と考えられる。一般的には、これらの用途では高圧ポンプを用いて例が多いが、動力を使用しないこれらのエジェクター式が安価でハンドリングしやすいというメリットがある。
また、空気等を混合する場合は放出速度が高速化され、放出距離も格段に伸びることから、水道水での消火用や高速洗浄に手軽に使用できる。
更に、3方向バルブの切り替えで洗剤等の原液を選択したり、空気等を選択できるため、洗剤による洗浄と水だけによる洗浄をバルブのみの切り替えで行えるという利便性もでてくる。
1 混合器本体
2 混合器ボディ
3 絞り部材
4 絞り部
5 フランジ部材
6 中間開口部
7 主負圧室
8 開口部
9 噴出ノズル
11中間負圧室

Claims (3)

  1. 主液のエジェクター効果により原液或いは、気体を吸い上げ混合し、該混合液を大気に直高速で放出するエジェクター混合器において、主負圧室の下流側に位置し、噴射ノズルと中間開口部の間に中間負圧室を形成し、該中間負圧室を混合液のエジェクター効果により常時適度な負圧を保持せしめ、大気圧および噴出ノズルの流動抵抗による増圧の影響を直接主負圧室に及ぼさない構成としたことを特徴とする二流体混合器。
  2. 請求項1の二流体混合器において、絞り部の径d1<中間開口部の径d2≦噴射ノズルd3<大気開口部d4となっている二流体混合器。
  3. 請求項1の二流体混合器において、単一のバルブ操作で原液と気体の選択或いは、原液のオン-オフの選択が可能な二流体混合器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017176924A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ミクニ総業株式会社 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法
JP2019055373A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 ミクニ総業株式会社 マイクロ・ナノバブル発生器及び配管洗浄方法

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