JP2019052998A - ガスセンサ - Google Patents

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誠 久米
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Abstract

【課題】電極接続部と金属端子との接触が解除されるのを抑制する。
【解決手段】ガスセンサは検出素子と外部電極とリード部と電極接続部と主体金具と金属端子とセパレータとを備える。金属端子は端子接続部91を備える。端子接続部91は、先端側の端部111から後端側の端部112に至る開口部91cが形成されるように筒状に形成される。第1,2仮想線113,123は軸線方向に対して非平行である。第1,2仮想線113,123は第1,2先端側端部111,121と第1,2後端側端部112,122とを直線で結ぶ。第1,2分割線114,124を設定した場合に、第1,2分割線114,124の間に挟まれた領域に第1先端側端部111及び第2後端側端部122が配置されるか、第1後端側端部112及び第2先端側端部121が配置される。
【選択図】図3

Description

本開示は、有底筒状に形成された検出素子を備えるガスセンサに関する。
特許文献1には、軸線方向に延びて先端が閉じた有底筒状に形成された検出素子の後端側の外表面において検出素子の周方向に沿って形成される電極接続部と、軸線方向に対して垂直な断面が有端環状になるように形成された筒状の金属端子の内周面とを接触させるように構成されたガスセンサが記載されている。
特開2014−2052号公報
しかし、特許文献1に記載のガスセンサでは、検出素子または金属端子が軸線方向に対して傾くと、電極接続部と金属端子の内周面との接触が解除されて、電極接続部と金属端子とが電気的に絶縁された状態になってしまうことがあった。
本開示は、検出素子または金属端子が軸線方向に対して傾いた場合において電極接続部と金属端子との接触が解除されるのを抑制することを目的とする。
本開示の一態様は、検出素子と、外部電極と、リード部と、電極接続部と、主体金具と、金属端子と、セパレータとを備えるガスセンサである。
検出素子は、固体電解質体を主体として、軸線方向に延びて先端が閉じた有底筒状に形成され、被測定ガスに含まれる特定ガスを検出する。外部電極は、検出素子における先端側の外表面に形成される。
リード部は、外部電極に電気的に接続され、外部電極から検出素子の後端側へ向かって延びる。電極接続部は、リード部に電気的に接続され、検出素子における後端側の外表面において、検出素子の周方向に沿って形成される。主体金具は、検出素子の後端が突き出た状態で検出素子を取り囲みつつ保持する。金属端子は、主体金具よりも後端側に配置されて電極接続部に電気的に接続される。セパレータは、主体金具よりも後端側に配置されて、金属端子を取り囲む。
金属端子は、端子接続部を備える。端子接続部は、先端側の端部から後端側の端部に至る開口部が形成されるように筒状に形成されて、検出素子の後端側の端部を包囲するようにして電極接続部と接続される。
そして、第1先端側端部と第1後端側端部とを直線で結ぶ第1仮想線と、第2先端側端部と第2後端側端部とを直線で結ぶ第2仮想線とは、軸線方向に対して非平行である。なお、開口部における一方の縁を形成する第1開口線における先端側および後端側の端部をそれぞれ、第1先端側端部および第1後端側端部とする。また、開口部における他方の縁を形成する第2開口線における先端側および後端側の端部をそれぞれ、第2先端側端部および第2後端側端部とする。
さらに、第1分割線と、第2分割線とを設定した場合に、第1分割線と第2分割線との間に挟まれた領域に、第1先端側端部および第2後端側端部が配置されているか、あるいは、第1後端側端部および第2先端側端部が配置されている。なお、第1分割線は、軸線方向に沿って延びて第1仮想線を二分割する。また、第2分割線は、軸線方向に沿って延びて第2仮想線を二分割する。
このように構成された本開示のガスセンサでは、金属端子の第1開口線および第2開口線は金属端子の周方向に幅を有している。そのため、検出素子が金属端子に対して傾いた場合に、検出素子の傾きに追従して第1開口線および第2開口線と電極接続部との接点が検出素子の周方向に移動することができる。これにより、本開示のガスセンサは、検出素子または金属端子が軸線方向に対して傾いた場合において電極接続部と金属端子との接触が解除されるのを抑制することができる。
本開示の一態様では、第1開口線と第2開口線とは互いに点対称となるように配置されているようにしてもよい。このように構成された本開示のガスセンサは、電極接続部と金属端子との接触が解除されるのを更に抑制することができる。
本開示の一態様では、第1開口線と第2開口線とは互いに平行であるようにしてもよい。このように構成された本開示のガスセンサは、電極接続部と金属端子との接触が解除されるのを更に抑制することができる。
酸素センサの構成を示す断面図である。 接続前後の状態を示す検出素子および金属端子の斜視図である。 端子接続部を模式的に示す図である。 酸素センサの組み立て工程を説明する図である。 評価試験の結果を示す図である。 別の実施形態の端子接続部を模式的に示す図である。
以下に本開示の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の酸素センサ1は、図1に示すように、検出素子2、セラミックヒータ3およびケーシング4を備える。なお、図1では、酸素センサ1の先端側が下方側で、後端側が上方側となるように示している。
検出素子2は、ZrOを主成分とする固体電解質体により軸線Oの方向(以下、軸線方向DA)に延びて先端が閉じた有底筒状に形成されている。セラミックヒータ3は、棒状に形成されており、検出素子2内に配置されて検出素子2を加熱する。ケーシング4は、酸素センサ1の内部構造物を収容するとともに酸素センサ1を排気管等の取付部に固定するための部材である。
またケーシング4は、検出素子2を保持するとともにその先端側の検出部2aを排気管等の内部に突出させる主体金具5と、主体金具5の上部に延びて検出素子2との間で基準ガス空間を形成する外筒6とを備える。
主体金具5は、円筒状の本体を有する。そして主体金具5は、検出素子2を下方から支持する支持部材51と、支持部材51の上部に充填される滑石粉末からなる充填部材52と、充填部材52を上方から押圧するスリーブ53等を内部に収容する。
すなわち、主体金具5の先端側の内周には、内向きに突出した段部54が設けられており、この段部54にパッキン55を介して支持部材51が支持されることにより、検出素子2が下方から支持されている。そして、支持部材51の上側における主体金具5の内周面と検出素子2の外周面との間に充填部材52が配置され、さらに充填部材52の上側に筒状のスリーブ53およびパッキン56が順次同軸状に挿入された状態で主体金具5の後端部が内方(すなわち、図1の下方)に加締められる。これにより、充填部材52が加圧充填され、検出素子2が主体金具5に対してしっかりと固定される。
また、主体金具5の先端側外周には、検出素子2の突出部分を覆うとともに、複数の孔部を有する金属製のプロテクタ57が溶接によって取り付けられている。
外筒6は、その先端開口部内に主体金具5の上部を嵌め込んだ状態で溶接が施されることにより、主体金具5に装着される。
外筒6の後端開口部の近傍には、セラミックで筒状に形成された絶縁性のセパレータ7が挿入されている。
セパレータ7は、その軸方向中央付近の外周面に、径方向外側に突出したフランジ部71を有している。このセパレータ7は、フランジ部71に係止する金属製の筒状の保持部材8を介して、外筒6の内部に保持されている。
またセパレータ7は、後端面72から先端面73に向けて貫通する複数の挿入孔74と、セラミックヒータ3の後端部31を収容可能に先端面73に形成された凹部75とを備えている。そしてセパレータ7は、検出素子2の後端の外周面からリード線11の先端に延びる金属端子9と、検出素子2の後端の内周面からリード線12の先端に延びる金属端子10とをそれぞれ異なる挿入孔74内に収容して、金属端子9と金属端子10との絶縁性と、金属端子9,10と外筒6との絶縁性とを保持している。
外筒6の後端開口部は、フッ素系樹脂製のグロメット13により閉塞されており、このグロメット13を貫いてリード線11,12が配置されている。
検出素子2は、図2に示すように、先端部21が閉塞された有底筒形状であり、軸線方向DAに延びる円筒状の素子本体22を備えている。
素子本体22の外周には、周方向に沿って径方向外向きに突出した素子鍔部23が形成されている。素子本体22の外周面には、素子鍔部23より先端側において、PtまたはPt合金を多孔質に形成した外部電極24が形成されている。外部電極24は、素子鍔部23より先端側において素子本体22の外周面のほぼ全面にわたって形成されている。
素子本体22の外周面には、素子鍔部23より後端側において、検出素子2の周方向に沿って帯状に延びて円弧状に形成された電極接続部25が形成されている。また、素子本体22の外周面には、外部電極24から検出素子2の後端側へ向かって延びて電極接続部25に接続されるリード部26が形成されている。
素子本体22の内周面には、ほぼ全面にわたって、図1に示すように、PtまたはPt合金を多孔質に形成した内部電極27が形成されている。外部電極24と内部電極27は、検出素子2の先端部21において、素子本体22を挟み込むように配置されている。素子本体22および一対の電極(すなわち、外部電極24および内部電極27)は、酸素濃淡電池を構成して、排気ガス中の酸素濃度に応じた起電力を発生させる。つまり、検出素子2の先端部21において、外部電極24が排気ガスに晒され、内部電極27が基準ガスに晒されることで、検出素子2は、排気ガス中の酸素濃度を検出する。
金属端子9は、例えばインコネルからなる1枚の金属板を折曲加工して形成されており、図2に示すように、端子接続部91と、複数の案内片92と、延長部93とを備える。インコネルは、登録商標である。
端子接続部91は、円周面の一箇所において円筒軸方向に沿って先端側の端部91a(以下、先端部91a)から後端側の端部91b(以下、後端部91b)に至る開口部91cが形成される円筒状部材である。すなわち、端子接続部91は、円筒軸方向に垂直な断面形状が、一箇所で切れ目を有する円となるように形成されている。端子接続部91は、検出素子2の外側に嵌められ、端子接続部91の弾性によって検出素子2に固定される。このため、端子接続部91の内径は、検出素子2の外径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
複数の案内片92は、端子接続部91の先端部91aから先端側に向けて延びており、先端側へ向かうにつれて端子接続部91の円筒軸までの距離が遠くなるように、端子接続部91との連結部分で外側へ折り曲げられている。複数の案内片92は、端子接続部91の周方向に沿って等間隔に配置されている。複数の案内片92は、端子接続部91を検出素子2に嵌め合わせるために端子接続部91の内部に検出素子2が挿入される際に、検出素子2が挿入される方向を案内するために形成されている。
延長部93は、根本部94と、中間部95と、連結部96と、2つの把持部97とを備える。根本部94は、端子接続部91の後端部91bから端子接続部91の円筒軸方向に沿って後端側に向けて延びて板状に形成されている。
中間部95は、根本部94から端子接続部91の円筒軸方向に沿って後端側に向けて延びて板状に形成されている。中間部95は、中間部95の短手方向の長さ(すなわち、幅)が、根本部94よりも長くなるように形成されている。そして中間部95には、後端側が開放されて先端側が閉塞された略U字状の切込部95aが形成されている。そして、切込部95aの内側の部分は、切込部95aの後端部で、中間部95を挟んで端子接続部91が配置されているのとは反対側へ折り曲げられる。これにより、中間部95には、中間部95を挟んで端子接続部91が配置されているのとは反対側へ突出する突出片95bが形成される。突出片95bは、金属端子9がセパレータ7の挿入孔74に挿入されているときに挿入孔74の内周面を自身のバネ性によって押え付ける。
連結部96は、中間部95から端子接続部91の円筒軸方向に沿って後端側に向けて延びて板状に形成されている。
2つの把持部97は、連結部96の後端側において連結部96の短手方向に沿った両端部から延びている。把持部97が延びる方向は、連結部96の板面に対して略垂直な方向である。2つの把持部97は、リード線11の芯線を包囲した状態で加締め加工されることで、リード線11に接続される。
金属端子9の端子接続部91は、検出素子2に嵌め合わされている状態では、図2に示すように、開口部91cにおける一方の縁を形成する第1開口線101と、開口部91cにおける他方の縁を形成する第2開口線102とが電極接続部25に交差するように配置される。
端子接続部91では、図3に示すように、第1開口線101における先端側の端部111(以下、第1先端側端部111)と、第1開口線101における後端側の端部112(以下、第1後端側端部112)とを直線で結ぶ第1仮想線113が設定される。なお、端子接続部91では、第1開口線101と第1仮想線113とが一致している。
また、第2開口線102における先端側の端部121(以下、第2先端側端部121)と、第2開口線102における後端側の端部122(以下、第2後端側端部122)とを直線で結ぶ第2仮想線123が設定される。なお、端子接続部91では、第2開口線102と第2仮想線123とが一致している。
端子接続部91では、第1仮想線113および第2仮想線123は、軸線方向DAに対して非平行である。端子接続部91では、軸線方向DAに沿って延びて第1仮想線113を二分割する第1分割線114と、軸線方向DAに沿って延びて第2仮想線123を二分割する第2分割線124とが設定される。そして端子接続部91では、第1分割線114と第2分割線124との間に挟まれた領域R1に、第1先端側端部111および第2後端側端部122が配置されている。
また端子接続部91では、第1開口線101と第2開口線102とは、点105を対称の中心として、互いに点対称となるように配置されている。また、第1開口線101と第2開口線102とは互いに平行となるように配置されている。
次に、酸素センサ1を製造するための複数の工程のうち、端子接続部91と検出素子2とを嵌め合わせる工程を説明する。図4に示すように、まず、検出素子2が主体金具5に固定された状態となるように組み立てられた素子側組立体201と、酸素センサ1のうち素子側組立体201以外の構成要素が組み立てられた端子側組立体202とを予め準備する。図4では、端子側組立体202は、外筒6およびグロメット13を後端側へずらした状態となっている。また、図4では、セラミックヒータ3の一部を省略して示している。
そして、端子接続部91が検出素子2よりも後端側に位置し、且つ、端子接続部91の円筒軸と検出素子2の円筒軸とが同一線上(すなわち、軸線O上)に位置するように、素子側組立体201と端子側組立体202とを配置する。このときに、端子接続部91と検出素子2とを嵌め合わせた場合に端子接続部91の開口線101および開口線102が電極接続部25に交差するように、素子側組立体201および端子側組立体202の少なくとも一方を軸線Oを中心にして回転させる。
その後、素子側組立体201と端子側組立体202とが接近するように軸線Oに沿って素子側組立体201または端子側組立体202を移動させる。これにより、端子接続部91の内部に検出素子2が押し込まれて、端子接続部91と検出素子2とが嵌め合わされる。次に、外筒6をセパレータ7に被せて、グロメット13を外筒6の後端開口部内に押し込むことにより、センサ仕掛かり品200が得られる。
次に、端子接続部91と電極接続部25との接触を評価するために実施した評価試験と、その試験結果について説明する。
本試験では、図5に示すように、実施例として、本実施形態の酸素センサ1が用いられ、比較例として、第1開口線および第2開口線が軸線方向DAに対して平行である点以外は本実施形態の酸素センサ1と同じとなるように製造された酸素センサが用いられた。
本試験では、軸線Oに対して電極接続部25が配置されている側を酸素センサの前方とし、軸線Oに対して電極接続部25が配置されていない側を後方とした。そして本試験では、端子接続部91を前方へ傾けた場合と、端子接続部91を後方へ傾けた場合とのそれぞれについて、端子接続部91と電極接続部25とが接触しているか否かを目視で確認した。
図5の矢印AL1に示すように、比較例において端子接続部91を前方へ傾けると、確認領域Rc1で示すように、電極接続部25と端子接続部91との接触が解除されている。図5の矢印AL2に示すように、比較例において端子接続部91を後方へ傾けると、確認領域Rc2で示すように、電極接続部25と端子接続部91との接触が解除されている。図5の矢印AL3に示すように、実施例において端子接続部91を前方へ傾けると、確認領域Rc3で示すように、電極接続部25と端子接続部91との接触が維持されている。図5の矢印AL4に示すように、実施例において端子接続部91を後方へ傾けると、確認領域Rc4で示すように、電極接続部25と端子接続部91との接触が維持されている。
このように構成された酸素センサ1は、検出素子2と、外部電極24と、リード部26と、電極接続部25と、主体金具5と、金属端子9と、セパレータ7とを備える。
検出素子2は、固体電解質体を主体として、軸線方向DAに延びて先端が閉じた有底筒状に形成され、排気ガスに含まれる酸素を検出する。外部電極24は、検出素子2における先端側の外表面に形成される。
リード部26は、外部電極24に電気的に接続され、外部電極24から検出素子2の後端側へ向かって延びる。電極接続部25は、リード部26に電気的に接続され、検出素子2における後端側の外表面において、検出素子2の周方向に沿って形成される。
主体金具5は、検出素子2の後端が突き出た状態で検出素子2を取り囲みつつ保持する。金属端子9は、主体金具5よりも後端側に配置されて電極接続部25に電気的に接続される。セパレータ7は、主体金具5よりも後端側に配置されて、金属端子9を取り囲む。
金属端子9は、端子接続部91を備える。端子接続部91は、先端側の端部91aから後端側の端部91bに至る開口部91cが形成されるように筒状に形成されて、検出素子2の後端側の端部を包囲するようにして電極接続部25と接続される。
そして、第1先端側端部111と第1後端側端部112とを直線で結ぶ第1仮想線113と、第2先端側端部121と第2後端側端部122とを直線で結ぶ第2仮想線123とは、軸線方向DAに対して非平行である。なお、開口部91cにおける一方の縁を形成する第1開口線101における先端側および後端側の端部がそれぞれ、第1先端側端部111と第1後端側端部112である。また、開口部91cにおける他方の縁を形成する第2開口線102における先端側および後端側の端部がそれぞれ、第2先端側端部121と第2後端側端部122である。
さらに、第1分割線114と第2分割線124とを設定した場合に、第1分割線114と第2分割線124との間に挟まれた領域R1に、第1先端側端部111および第2後端側端部122が配置されている。第1分割線114は、軸線方向DAに沿って延びて第1仮想線113を二分割する。第2分割線124は、軸線方向DAに沿って延びて第2仮想線123を二分割する。なお、「軸線方向DAに沿って延びて第1仮想線113または第2仮想線123を二分割する」という条件を満たす分割線は、無数に存在する。しかし、領域R1に第1先端側端部111および第2後端側端部122が配置されているように領域R1を設定することができる一組の第1分割線114および第2分割線124を設定すればよい。
このように構成された酸素センサ1では、金属端子9の第1開口線101および第2開口線102は金属端子9の周方向に幅を有している。そのため、検出素子2が金属端子9に対して傾いた場合に、検出素子2の傾きに追従して第1開口線101および第2開口線102と電極接続部25との接点が検出素子2の周方向に移動することができる。これにより、酸素センサ1は、検出素子2または金属端子9が軸線方向DAに対して傾いた場合において電極接続部25と金属端子9との接触が解除されるのを抑制することができる。
また、軸線方向に沿って先端側または後端側に向かうにしたがって第1開口線101と第2開口線102との間の距離が長くなるように金属端子9が形成されていると、検出素子2が前方および後方のどちらか一方に傾いた場合には、電極接続部25と金属端子9との接触解除を抑制する効果が発現する。なお、上記の「軸線方向に沿って先端側または後端側に向かうにしたがって第1開口線101と第2開口線102との間の距離が長くなるような形状」は、領域R1に第1先端側端部111および第2後端側端部122が配置されない形状、もしくは第1後端側端部112および第2先端側端部121が配置されない形状に相当する。しかし、検出素子2がもう一方に傾いた場合には、電極接続部25と金属端子9とが離れやすく、接触解除を抑制する効果が得られないおそれがある。
そこで、本開示の実施形態における酸素センサ1では、第1先端側端部111および第2後端側端部122もしくは第1後端側端部112および第2先端側端部121が領域R1に配置されるように金属端子9が形成されている。これにより、第1開口線101および第2開口線102が、軸線方向に沿って一方の方向に向かうにしたがって周方向における同一の方向に向かうように金属端子9が形成される。そのため、開口部91cが、軸線方向に平行で先端または後端の中心を通る中心軸線に対して、もう一方に向かうにしたがって第1開口線101と第2開口線102の両方が中心軸線に近づく、あるいは離れるような形状、つまり径方向から見てハの字のような形状とならず、酸素センサが前方および後方のどちらに傾いても金属端子9と電極接続部25との接触が解除されることを抑制できる。
以上説明した実施形態において、酸素センサ1はガスセンサに相当し、排気ガスは被測定ガスに相当し、酸素は特定ガスに相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
例えば上記実施形態では、領域R1に第1先端側端部111および第2後端側端部122が配置されている形態を示したが、領域R1に第1後端側端部112および第2先端側端部121が配置されているようにしてもよい。
上記実施形態では、電極接続部25が検出素子2の周方向に沿って形成される形態を示したが、電極接続部25は、検出素子2の周方向に沿って延びていればよく、全周に亘って形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、第1開口線101および第2開口線102が直線である形態を示したが、第1開口線および第2開口線は、曲線であってもよいし、屈曲線であってもよい。また上記実施形態では、第1開口線101および第2開口線102が点105を対称の中心として互いに点対称となるように配置されている形態を示したが、第1開口線および第2開口線は点対称とならないように配置されてもよい。また上記実施形態では、第1開口線101と第2開口線102とが互いに平行となるように配置されている形態を示したが、第1開口線101と第2開口線102とが互いに非平行となるように配置されてもよい。
例えば、図6に示すように、端子接続部91は、第1開口線101および第2開口線102の代わりに第1開口線131および第2開口線132が形成されているようにしてもよい。第1開口線131および第2開口線132は曲線である。そして、第1開口線131における先端側の端部141(以下、第1先端側端部141)と、第1開口線131における後端側の端部142(以下、第1後端側端部142)とを直線で結ぶ第1仮想線143が設定される。
また、第2開口線132における先端側の端部151(以下、第2先端側端部151)と、第2開口線132における後端側の端部152(以下、第2後端側端部152)とを直線で結ぶ第2仮想線153が設定される。
第1仮想線143および第2仮想線153は、軸線方向DAに対して非平行である。そして、軸線方向DAに沿って延びて第1仮想線143を二分割する第1分割線144と、軸線方向DAに沿って延びて第2仮想線153を二分割する第2分割線154とが設定される。そして、第1分割線144と第2分割線154との間に挟まれた領域R2に、第1後端側端部142および第2先端側端部151が配置されている。
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…酸素センサ、2…検出素子、5…主体金具、7…セパレータ、9…金属端子、10…金属端子、24…外部電極、25…電極接続部、26…リード部、91…端子接続部、91c…開口部、101,131…第1開口線、102,132…第2開口線、111,141…第1先端側端部、112,142…第1後端側端部、113,143…第1仮想線、114,144…第1分割線、121,151…第2先端側端部、122,152…第2後端側端部、123,153…第2仮想線、124,154…第2分割線

Claims (3)

  1. 固体電解質体を主体として、軸線方向に延びて先端が閉じた有底筒状に形成され、被測定ガスに含まれる特定ガスを検出する検出素子と、
    前記検出素子における先端側の外表面に形成される外部電極と、
    前記外部電極に電気的に接続され、前記外部電極から前記検出素子の後端側へ向かって延びるリード部と、
    前記リード部に電気的に接続され、前記検出素子における後端側の外表面において、前記検出素子の周方向に沿って形成される電極接続部と、
    前記検出素子の後端が突き出た状態で前記検出素子を取り囲みつつ保持する主体金具と、
    前記主体金具よりも後端側に配置されて前記電極接続部に電気的に接続される金属端子と、
    前記主体金具よりも後端側に配置されて、前記金属端子を取り囲むセパレータとを備え、
    前記金属端子は、
    先端側の端部から後端側の端部に至る開口部が形成されるように筒状に形成されて、前記検出素子の後端側の端部を包囲するようにして前記電極接続部と接続される端子接続部を備え、
    前記開口部における一方の縁を形成する第1開口線における先端側および後端側の端部をそれぞれ、第1先端側端部および第1後端側端部とし、
    前記開口部における他方の縁を形成する第2開口線における先端側および後端側の端部をそれぞれ、第2先端側端部および第2後端側端部とし、
    前記第1先端側端部と前記第1後端側端部とを直線で結ぶ第1仮想線と、前記第2先端側端部と前記第2後端側端部とを直線で結ぶ第2仮想線とは、前記軸線方向に対して非平行であり、
    前記軸線方向に沿って延びて前記第1仮想線を二分割する第1分割線と、前記軸線方向に沿って延びて前記第2仮想線を二分割する第2分割線とを設定した場合に、前記第1分割線と前記第2分割線との間に挟まれた領域に、前記第1先端側端部および前記第2後端側端部が配置されているか、あるいは、前記第1後端側端部および前記第2先端側端部が配置されているガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記第1開口線と前記第2開口線とは互いに点対称となるように配置されているガスセンサ。
  3. 請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記第1開口線と前記第2開口線とは互いに平行であるガスセンサ。
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