JP2019052002A - ウェブ巻取装置及びウェブ巻取方法 - Google Patents
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Abstract
Description
原反ウェブの芯管を装着可能で エアフリクションシャフトよりなる繰出軸と、
巻芯管を装着可能で、エアシャフトよりなる巻取軸と、
前記繰出軸と前記巻取軸との中間に配置され、前記繰出軸側から前記巻取軸側へ送られたウェブの長さを計測する送り長計測手段と、
前記巻取軸の回転数を計測する回転数計測手段と、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと前記回転数計測手段によって計測された前記巻取軸の回転数から前記巻芯管に巻き取られたウェブの外径、当該ウェブの厚み及び前記原反ウェブの外径を算出する算出手段と、
を備えたことを特徴としている。
原反ウェブの芯管を装着可能で、エアフリクションシャフトよりなる繰出軸と、
巻芯管を装着可能で、エアシャフトよりなる巻取軸と、
前記繰出軸と前記巻取軸との中間に配置され、前記繰出軸側から前記巻取軸側へ送られたウェブの長さを計測する送り長計測手段と、
前記巻取軸の回転数を計測する回転数計測手段と、を有するウェブ巻取装置の前記原反ウェブの外径を演算により算出する方法であって、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと前記回転数計測手段によって計測された前記巻取軸の回転数から前記巻芯管に巻き取られた巻取ウェブの外径を算出する第1の工程と、
前記回転数計測手段によって2点間で計測された前記巻取軸の回転数の差と前記第1の工程によって算出された前記巻取ウェブの外径の差から当該ウェブの厚みを算出する第2の工程と、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと、前記第2の工程によって算出された前記ウェブの厚みから前記原反ウェブの外径を算出する第3の工程と、
を備えたことを特徴としている。
図1に示すように、ウェブ巻取装置1は、主に繰出軸10と、巻取軸20と、支持ローラ30、30と、ロータリーエンコーダ40(送り長計測手段に相当する)と、エンコーダ付モータM(回転数計測手段に相当する)と、演算部50(算出手段に相当する)で構成される。ウェブ巻取装置1は、原反ウェブW1から繰り出されたウェブWをその長手方向に沿って搬送し、巻取ウェブW2として巻き取るリワインダである。ウェブWは、例えば、食品包装用のフィルムなどであるが、これに限られないのはもちろんである。
図示しないエアフリクションシャフトは、外周面から出没自在の巻芯チャッキング用片を備え、空気圧に比例したフリクショントルクが得られる多数の独立したフリクションユニットを同軸上に並設したもので周知の技術である。芯管C1には、通常、中空状の紙巻芯が用いられている。
ロータリーエンコーダ40は、本実施形態では、図1に示すように、片側の支持ローラ30に接するように設けているが、どちらの支持ローラ30に接するように設けてもよいし、直接ウェブWに接するように設けてもよいのはもちろんである。
ロータリーエンコーダ40は、ロータリーエンコーダ40の回転軸の回転角度に基づいて、送られたウェブWの長さSを算出可能となっている。例えば、ロータリーエンコーダ40の半径をr(m)とし、回転角度をθ(°)とすると、送られたウェブWの長さSは、以下の式1のように表すことができる。
S(m)=2×π×r×θ/360…式1
巻取軸20がちょうど1回転したときに、ウェブWが長さS1(m)送られたとすると、その時点での巻取ウェブW2の外径(半径)R21(m)は、以下の式2のように表すことができる。
R21(m)=S1/(2×π)…式2
R22(m)=S2/(2×π)…式3
そうすると、ウェブWの厚みt(m)は、R22とR21の差であるから、以下の式4のように表すことができる。
t(m)=S2/(2×π)−S1/(2×π)=(S2−S1)/(2×π)…式4
巻取軸20がさらに回転し、ちょうど10回転したときの10回転目(1回転)にウェブWが長さS10(m)送られたとすると、その時点での巻取ウェブW2の外径(半径)R210(m)は、以下の式5のように表すことができる。
R210(m)=S10/(2×π)…式5
そうすると、ウェブWの厚みt(m)は、R210とR21の差を10で割ったものであるから、以下の式6のように表すことができる。
t(m)=(S10−S1)/(2×π×10)…式6
回転数が増えれば、このように平均が取れるため、より正確にウェブWの厚みt(m)を算出することができる。平均を取る方法としては、R22とR21の差から厚みt1を求め、R23とR22の差から厚みt2を求め、R24とR23の差から厚みt3を求め、と1周毎に厚みtxを求め、それらの平均を求める等、様々な方法が考えられるが、そのいずれを用いてもよい。また、巻取ウェブW2の外径(半径)R2を複数算出し、その値からウェブWの厚みt(m)を算出する方法としては、周知の統計的手法を用いてもよい。
ΔA(m2)=(R210 2×π)−((R21−t)2×π)…式7
これは、原反ウェブW1の減少した断面積に等しい。そうすると、予め測定しておいた原反ウェブW1の初期外径(半径)をR10とし、現在の原反ウェブW1の外径(半径)をR1X(m)とすると、R1X(m)は、以下の式8、式9、式10のように表すことができる。
ΔA(m2)=(R10 2×π)−(R1X 2×π)…式8
R10 2−R1X 2=ΔA/π…式9
R1X=√(R10 2−(ΔA/π))…式10
巻取張力T=ft/R1<Mt/R2…式11
これに基づき、演算部50は、電気信号によって空気圧を制御する装置(図示しない)を介し、原反ウェブW1の外径(半径)R1に応じて繰出軸10のフリクショントルクをftを制御し、巻取ウェブW2の外径(半径)R2に応じてエンコーダ付モータMが発生するトルクを制御する。
20 巻取軸
30 支持ローラ
40 ロータリーエンコーダ
50 演算部
W ウェブ
W1 原反ウェブ
W2 巻取ウェブ
C1 芯管
C2 巻芯管
M エンコーダ付モータ
R1 原反ウェブの外径(半径)
R2 巻取ウェブの外径(半径)
S 送り量
Claims (2)
- ウェブの巻取装置であって、
原反ウェブの芯管を装着可能で、エアフリクションシャフトよりなる繰出軸と、
巻芯管を装着可能で、エアシャフトよりなる巻取軸と、
前記繰出軸と前記巻取軸との中間に配置され、前記繰出軸側から前記巻取軸側へ送られたウェブの長さを計測する送り長計測手段と、
前記巻取軸の回転数を計測する回転数計測手段と、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと前記回転数計測手段によって計測された前記巻取軸の回転数から前記巻芯管に巻き取られた巻取ウェブの外径、当該ウェブの厚み及び前記原反ウェブの外径を算出する算出手段と、
を備えたことを特徴とするウェブ巻取装置。 - 原反ウェブの芯管を装着可能で、エアフリクションシャフトよりなる繰出軸と、
巻芯管を装着可能で、エアシャフトよりなる巻取軸と、
前記繰出軸と前記巻取軸との中間に配置され、前記繰出軸側から前記巻取軸側へ送られたウェブの長さを計測する送り長計測手段と、
前記巻取軸の回転数を計測する回転数計測手段と、を有するウェブ巻取装置の前記原反ウェブの外径を演算により算出する方法であって、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと前記回転数計測手段によって計測された前記巻取軸の回転数から前記巻芯管に巻き取られた巻取ウェブの外径を算出する第1の工程と、
前記回転数計測手段によって2点間で計測された前記巻取軸の回転数の差と前記第1の工程によって算出された前記巻取ウェブの外径の差から当該ウェブの厚みを算出する第2の工程と、
前記送り長計測手段によって計測された前記ウェブの長さと、前記第2の工程によって算出された前記ウェブの厚みから前記原反ウェブの外径を算出する第3の工程と、
を備えたことを特徴とするウェブ巻取方法。
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