JP2019051919A - 回動式拡幅支持脚を備えるトレーラ支持装置 - Google Patents

回動式拡幅支持脚を備えるトレーラ支持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被牽引車に取り付けるトレーラ支持装置において、支持脚の格納時はトレーラ幅の範囲内にコンパクトに収め、支持脚の使用時はトレーラ幅の外側でトレーラの前端側を支持することができる支持脚を備えたトレーラ支持装置を提供する。【解決手段】エアーシリンダ12と、回動軸4に備える円筒形状のセンタークラッチ5と、軸受7と、支持脚2と、回転止め8とを有し、回動軸4の外周面に溝カム6とカムフォロア20を備え、センタークラッチ5と回転止め8が、互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、カムフォロア20と溝カム6を係合させてエアーシリンダ駆動により回動軸4を追従して運動させることにより、回動軸4に連結した支持脚2をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、被牽引車であるトレーラの前端側を支持することができるトレーラ支持装置に関するものである。
牽引車であるトラクタと被牽引車であるトレーラが連結された車両には、トラクタの後端側の連結器にトレーラの前端側を連結するようにしたトレーラがある。このようなトレーラは、トラクタに牽引されて走行するので、トレーラの前端側は駆動輪が設けられておらず、トレーラの後端側に走行車輪が配置されている。
一般に、被牽引車であるトレーラは、トラクタから切り離す際に地面に接地することによりトレーラの前端側を支持する支持脚を備えている。
従来のトレーラに装備されているトレーラ支持装置は、特許文献1に記載されているように、空気圧力源によってエアーシリンダを駆動させてトレーラ支持脚を垂直に昇降させるトレーラ支持装置が開示されている。
また、特許文献2に記載されているように、補助脚の下方を構成する内筒部を上方に移動した後に脚部を上方に回転させて補助脚の内筒部を格納するトレーラ支持装置が開示されている。
さらに、特許文献3に記載されているように、ハンドル操作の手動又は空気圧により駆動回転軸を回転操作させ、トレーラ補助脚が垂直に昇降するトレーラ支持装置が開示されている。
特許第6153276号公報 特開平10−138887号公報 特開2014−151677号公報
従来のトレーラ支持装置の支持脚は、垂直に昇降するものが主流であり、トレーラ下部に装備品があると装置が取り付けられない問題があった。また、装備品を避けるためにトレーラ支持装置の支持脚をトレーラ車体の外側にはみ出たままだと走行の危険を有するものとなる。
従来、トレーラをトラクタから切り離す時は、手作業により支持脚を伸長及び固定を行われなければならない装置が多いので作業者に負担となっており、また、トレーラに装備されている支持脚に、電源、油圧シリンダ、駆動ギア等を用いた構造にする場合、トレーラに専用の油圧回路又は駆動ギアを装備しなければならない。しかも、油圧回路に用いられる油ポンプなどの油圧用機器は非常に高価である。そのため、これらのことによって、大幅なコスト高を招くことになるばかりか、機器の重量が増大し構造を複雑化させるということもある。
本発明は、上記事情にもとづきなされたもので、油圧又は駆動ギアの機器によらず、トレーラに搭載される圧縮空気タンクの空気圧力源を利用し、トレーラの前端側を支持する支持脚をエアーシリンダ駆動で伸縮することができるトレーラ支持装置であって、トレーラの支持脚を容易に安全に動作させることを目的としている。
また、トレーラ支持脚の格納時はトレーラ幅の範囲内に支持脚を格納し、支持脚の使用時はトレーラ車体の外側でトレーラの前端側を支持することができる支持脚を備えたトレーラ支持装置を提供するものである。
第一実施形態は、被牽引車であるトレーラの前端側を支持することができるトレーラ支持装置であって、円筒状の回動軸に備える円筒形状のセンタークラッチと、軸受と、軸受の端面部に備える回転止めと、支持脚と、を有し、センタークラッチの両端面と回転止めが互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、支持脚の上部にバランサーを備えて回動軸の軸芯で支持脚の平衡を保ち、回動軸を軸支する軸受が滑動自在に支持した滑り軸受からなり、回動軸に連結した支持脚を手動によりスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置である。
さらに、回動軸の後部に備える後端クラッチと軸受の他方の端面部に備える回転止め前端が、互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、立脚時は二重に嵌め合いクラッチとすることで、より強固に安定した荷重支持を得ることができる。
第二実施形態は、前述に記載の第一実施形態のトレーラ支持装置に、空気圧力源で駆動するエアーシリンダと、回動軸の外周面に溝カムと、カムフォロアを備え、エアーシリンダのロッドと回動軸をロッドエンドで連結し、カムフォロアと溝カムを係合させてエアーシリンダ駆動により回動軸を追従して運動させることにより、回動軸に連結した支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置である。
第三実施形態は、前述に記載の第二実施形態のトレーラ支持装置において、支持脚の格納時から立脚時は、センタークラッチの前端が回転止め前端に突き当てた状態で傾斜面に当接しながら滑合し、支持脚の立脚時から格納時は、カムフォロアと前記溝カムを係合させて、前記回動軸を追従して運動させることにより、回動軸に連結した支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置である。
第四実施形態は、円筒状の回動軸の側面に備える凸部形状の平行キーと、軸受と、軸受の内周面に設けたキー溝と、空気圧力源で駆動するエアーシリンダと、回動軸の外周面に溝カムと、軸受の内周面にカムフォロアと、支持脚と、を有し、平行キーとキー溝が互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、回動軸を軸支する軸受が滑動自在に支持した滑り軸受からなり、支持脚の上部にバランサーを備えて回動軸の軸芯で支持脚の平衡を保ち、エアーシリンダのロッドと回動軸をロッドエンドで連結し、カムフォロアと溝カムを係合させてエアーシリンダ駆動により回動軸を追従して運動させることにより、回動軸に連結した支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置である。
前述に記載の第二実施形態から第四実施形態のエアーシリンダと回動軸の連結において、エアーシリンダはロッド回り止め形を採択し、ロッドエンド円板と係止部を係合させて、エアーシリンダのロッドを回転させずに、回動軸に連結した支持脚をスライド・回動可能とさせることもできる。
回動軸のスライド防止機能として、空気圧力源で駆動する両端ロッドエアーシリンダを作動させてロックピンを回動軸に挿入して回動軸を軸止する機構を備え、また、支持脚の下に送りねじと、前記送りねじの下方先端に球体を備えることにより傾斜自在な接地部を備えている。
トレーラ支持装置をトレーラの下部に装着してトレーラの前端側で支持することができる車両用トレーラ、又は、トレーラ支持装置を車両用コンテナ下部に複数装着し、トレーラ支持装置のみで自立することができる車両用コンテナとしている。
支持脚を格納する時は、トレーラ下部に支持脚を格納させることが可能であり、支持脚を立脚させる時は、回動軸を回動及び拡幅させてトレーラを支持脚で支持し、嵌め合いクラッチを設ける手段の採用により、重量物が搭載されたトレーラであっても安定した荷重支持を得ることができる。
第一実施形態のトレーラ支持装置の斜視図である。 第二実施形態のトレーラ支持装置の斜視図である。 第三実施形態のトレーラ支持装置の斜視図である。 第四実施形態のトレーラ支持装置の斜視図である。 第一実施形態及び第二実施形態のセンタークラッチ及び回転止めの部品図である。 第三実施形態のセンタークラッチ及び回転止めの部品図である。 第一実施形態における支持脚の格納時から立脚時までの動作説明図である。 第二実施形態における支持脚の格納時から立脚時までの動作説明図である。 第二実施形態における支持脚の立脚時から格納時までの動作説明図である。 第二実施形態における回動軸の切断図および溝カムのパターン例である。 第二実施形態における回動軸の運動とカムフォロアの軌跡を示す説明図である。 第二実施形態における回動軸及び軸受の断面図である。 第三実施形態における支持脚の格納時から立脚時までの動作説明図である。 第三実施形態における支持脚の立脚時から格納時までの動作説明図である。 第三実施形態におけるセンタークラッチの回転動作を示す説明図である。 第三実施形態における回動軸の切断図および溝カムのパターン例である。 第三実施形態における回動軸の運動とカムフォロアの軌跡を示す説明図である。 第三実施形態における回動軸及び軸受の断面図である。 第四実施形態における支持脚の格納時と立脚時の説明図である。 第四実施形態における回動軸及び軸受の切断図である。 第二実施形態におけるエアーシリンダとセンタークラッチの要部構成図である。 第二実施形態における支持脚の下に傾斜自在な接地部を装着した状態を示す図である。 第二実施形態におけるトレーラ支持装置をトレーラに取り付けた側面図である。 本発明のトレーラ支持装置を使用し、トラクタとトレーラを分離する手順を順次示した説明図である。 本発明のトレーラ支持装置を車両用コンテナに取り付けた斜視図である。
本発明を図1〜図25に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、第一実施形態のトレーラ支持装置1の斜視図である。トレーラ支持装置1は図1(a)に図示するように、支持脚2と、バランサー3と、回動軸4と、センタークラッチ5と、後端クラッチ5bと、軸受7と、回転止め前端8と、回転止め後端9とを含んで構成されている。トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。二つの軸受7の間は、回動軸4の軸方向に回転止め後端9と、センタークラッチ5と、回転止め前端8と、が配置されている。
バランサー3は、支持脚2と同程度の重量を持つ鉛等の部材であり、支持脚2の上部にボルト等で取り付けられ、重りの役割をする。回動軸4の軸芯で、バランサー3と支持脚2の平衡を保ち支持脚2の安定と水平にする役目を果たしている。
回動軸4は、円筒状の鋼材であり、軸受7で軸支する。回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って軸方向に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って円周方向に滑動して回動可能としている。回動軸4を軸支する軸受7を滑動自在に支持した滑り軸受としていることが特徴である。
図1(b)のトレーラ支持装置1は、軸受7で軸支された回動軸4を手動で回動軸4の軸方向に滑動してスライドした後、円周方向に滑動して90度回動させ支持脚2で立脚させた状態を示している。
回動軸4の後部に備える後端クラッチ5bと軸受7の他方の端面部に備える回転止め前端8が、互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、立脚時は二重に嵌め合いクラッチとすることで、より強固に安定した荷重支持を得ることができる。
支持脚2は、四角柱の筒状の鋼材であり、90度下向きに回動時は下端が地面に接地してトレーラ100を水平に保持することができる。図1(a)の支持脚2の格納時及び図1(b)の支持脚2の立脚時は、ロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
第一実施形態は、トレーラ支持装置1の支持脚2が回動軸4の軸芯を中心に円周方向に揺動可能であることを最大の特徴としている。
図2は、第二実施形態のトレーラ支持装置1の斜視図である。前述の第一実施形態のトレーラ支持装置1にエアーシリンダ12と回動軸4に溝カム6とカムフォロア20を備えたものである。トレーラ100に搭載された圧縮空気タンクから空気圧源が供給され、供給圧力は約0.7〜0.8Mpaである。
図2(a)のトレーラ支持装置1は、支持脚2と、バランサー3と、センタークラッチ5と、回動軸4と、溝カム6と、軸受7と、回転止め前端8と、回転止め後端9と、空気圧力源により駆動するエアーシリンダ12とを含んで構成されている。トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図2(b)のトレーラ支持装置1は、軸受7で軸支された回動軸4がエアーシリンダ12の駆動により回動軸4の軸方向に滑動してスライドした後、円周方向に滑動して90度回動させ支持脚2で立脚させた状態を示している。圧縮空気を供給することエアーシリンダ12のロッドを往復運動させる。
図3は、第三実施形態のトレーラ支持装置1の斜視図である。トレーラ支持装置1は図3(a)に図示するように、支持脚2と、バランサー3と、回動軸4と、センタークラッチ5と、溝カム6と、軸受7と、フロントクラッチ8と、回転止め後端9と、空気圧力源により駆動するエアーシリンダ12と、カムフォロア20を含んで構成され、第二実施形態との相違点は、センタークラッチ5と、溝カム6と、回転止め前端8の形状である。トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図3(b)のトレーラ支持装置1は、第二実施形態と同様に、軸受7で軸支された回動軸4がエアーシリンダ12の駆動により回動軸4の軸方向に滑動してスライドした後、円周方向に滑動して90度回動させ支持脚2で立脚させた状態を示している。圧縮空気を供給してエアーシリンダ12を駆動させる。図3(a)の支持脚2の格納時及び図1(b)の支持脚2の立脚時は、ロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
第二実施形態と同様に第三実施形態の回動軸4は、円筒状の鋼材であり、軸受7で軸支する。回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って軸方向に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って円周方向に滑動して回動可能としている。
図4は、第四実施形態のトレーラ支持装置1の斜視図である。トレーラ支持装置1は図4(a)に図示するように、支持脚2と、バランサー3と、回動軸4と、溝カム6と、軸受7と、平行キー10と、キー溝11と、空気圧力源により駆動するエアーシリンダ12と、カムフォロア20を含んで構成され、第二実施形態との相違点は、センタークラッチ5が無いものである。トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図4(b)のトレーラ支持装置1は、第二実施形態と同様に、軸受7で軸支された回動軸4がエアーシリンダ12の駆動により回動軸4の軸方向に滑動してスライドした後、円周方向に滑動して90度回動させ支持脚2で立脚させた状態を示している。圧縮空気を供給することエアーシリンダ12を駆動させる。図4(a)の支持脚2の格納時及び図1(b)の支持脚2の立脚時は、ロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
第二実施形態と同様に第四実施形態の回動軸4は、円筒状の鋼材であり、軸受7で軸支する。回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って軸方向に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に沿って円周方向に滑動して回動可能としている。
図5は、第一実施形態及び第二実施形態のセンタークラッチ5、後端クラッチ5b及び回転止め前端8の形状を示す部品図である。
図5(a)は、センタークラッチ5の正面図であり、図5(b)は、センタークラッチ5の斜視図である。センタークラッチ5は、円筒状であって両端面は複数の凹凸部を周方向に形成し、締め付けネジで回動軸4に固定する。
図5(c)は、後端クラッチ5bの正面図であり、図5(d)は、後端クラッチ5bの斜視図である。後端クラッチ5bは、円筒状であって一方の端面に複数の凹凸部を形成し、締め付けねじで回動軸4に固定する。
図5(e)は、回転止め前端8の正面図であり、図5(f)は、回転止め前端8の斜視図である。回転止め前端8は、円筒状であって一方の端面に複数の凹凸部を形成し、軸受7の端面部に他方の端面を溶接固定する。回転止め後端9は回転止め前端8と同一形状であるが、90度位相させた位置で軸受7の端面部に他方の端面を溶接固定する。
図6は、第三実施形態のセンタークラッチ5、回転止め前端8の形状を示す部品図である。
図6(a)は、センタークラッチ5の正面図であり、図6(b)は、センタークラッチ5の斜視図である。センタークラッチ5は、円筒状であって一方の端面は、略三角形状の凹部を設け、他方の端面は、略矩形形状の凹部を設け、両端面は複数の凹凸部を周方向に形成し、締め付けネジで回動軸4に固定する。センタークラッチ5の前端5a(5b)は円半径5ミリメートル程度の面取り加工が施されている。傾斜角度は45度以下の勾配が望ましい。
図6(c)は、回転止め前端8の正面図であり、図5(d)は、回転止め前端8の斜視図である。回転止め前端8は、円筒状であって一方の端面は、略台形状の凹部と周方向に螺旋状の傾斜面8aを設けた複数の凹凸部を周方向に形成し、軸受7の端面部に他方の端面を溶接固定する。
図6(e)は、センタークラッチ5の凹凸部と回転止め前端8の凹凸部を噛み合わせた状態を示す斜視図であり、嵌め合いクラッチとして機能する。
図7は、第一実施形態におけるトレーラ支持装置1の支持脚2の格納時から立脚時までの動作説明図である。
図7(a)は、トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図7(b)において、ロックピン21を解除した後、手動で回動軸4を滑動してスライド移動させた状態を示している。ロックピン21は、図示していないが、内部にバネを有し、回動軸4を滑動してスライド移動を軸止させるためのロック機構を備えている。
図7(c)において、手動で回動軸4をスライド矢印方向にスライド移動しながら回転矢印方向に回転することで回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。
図7(d)において、回動軸4が軸方向に滑動してスライドし円周方向に滑動して90度回転完了した後、支持脚2で立脚させた状態を示している。支持脚2の立脚時から格納時までの動作は、逆の動作を行えばよい。
センタークラッチ5の凹凸部と回転止め前端8の凹凸部、又はセンタークラッチ5の凹凸部と回転止め後端9の凹凸部は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。センタークラッチ5を軸方向にスライド移動することで、回転止め前端8又は回転止め後端9の嵌め合いは分離することができる。また、後端クラッチ5bの凹凸部と回転止め前端8の凹凸部も同様に嵌め合いクラッチとして機能している。
図8は、第二実施におけるトレーラ支持装置1の支持脚2の格納時から立脚時までの動作説明図である。
図8(a)は、トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図8(b)において、ロックピン21を解除した後、エアーシリンダ12を作動させて回動軸4を滑動してスライド移動させた状態を示している。
図8(c)において、エアーシリンダ12の作動により回動軸4は溝カム6に追従して水平矢印方向にスライド移動しながら回転矢印方向に回転することで回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。
図8(d)において、回動軸4が円周方向に滑動して90度回転完了した後、軸方向に滑動してスライドし、支持脚2で立脚させた状態を示している。
この時、センタークラッチ5の前端側の凹凸部と回転止め前端8の凹部は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。嵌め合いクラッチとして機能することで、支持脚2の立脚時に重量物が搭載されたトレーラであっても安定した荷重支持を得ることができる。
図9は、第二実施形態におけるトレーラ支持装置1の支持脚2の立脚時から格納時までの動作説明図である。
図9(a)において、トレーラ支持装置1は支持脚2で立脚させた状態を示している。この時、回動軸4はロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
図9(b)において、ロックピン21を解除した後、エアーシリンダ12を作動させて回動軸4を滑動してスライド移動させた状態を示している。センタークラッチ5はスライド移動するので、センタークラッチ5の前端側の凹凸部と回転止め前端8の凹凸部は分離することができる。
図9(c)において、エアーシリンダ12の作動により回動軸4は溝カム6に追従して水平矢印方向にスライド移動しながら回転矢印方向に回転することで回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。
図9(d)において、回動軸4が円周方向に滑動して90度回転完了した後、軸方向に滑動してスライドし、支持脚2を格納した状態を示している。回動軸4はロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
この時、センタークラッチ5の後端側の凹凸部と回転止め後端9の凹凸部は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。格納時に支持脚2が回転しないように安全に保持することを目的としている。
図10は、第二実施形態における回動軸4の切断図および溝カム6のパターン例である。
図10(a)は回動軸4の側面図、図10(b)は回動軸4のX−X線及びY−Y線の切断図、図10(c)は、回動軸4に設けられた溝カム6のパターン例を示している。
回動軸4は円筒形状を有し、その円筒の外周面に溝カム6の凹部を設けた円筒溝カムとしている。線X1−X2は、回動軸4の円周方向(回転方向)の1周分(図10(b))を示している。すなわち、回動軸4の円筒側面の溝カム6の展開図を示している。
カムフォロア20は、内部にニードルベアリングなどの転動体が組込まれた、コンパクトで剛性の高いシャフト付きベアリングである。カムフォロア20は、回動軸4の円筒側面に所定のパターンを有する溝カム6と係合している。エアーシリンダ12と連結された回動軸4は、カムフォロア20と係合する溝カム6に追従させてスライド移動及び回転運動することができる。すなわち、位置が固定されたカムフォロア20は、溝カム6の溝部である6A、6B、6Cの軌跡を辿り、180度反対側のカムフォロア20は、溝カム6の溝部である6D、6E、6Fの軌跡を辿る。
図11は、第二実施形態における回動軸4の運動とカムフォロア20の軌跡を示す説明図である。
より詳細に説明すると、図11(a)は、エアーシリンダ12が作動する前であり、トレーラ支持装置1の支持脚2を格納している状態を示している。
図11(b)において、エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6aに追従して水平矢印方向にスライド移動する。
図11(c)において、エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6bに追従して水平矢印方向にスライド移動及び回転矢印方向に回転運動する。
図11(d)において、エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6cに追従して水平矢印方向にスライド移動する。
回動軸4は、図11(a)から図11(d)に至る場合、支持脚2が水平方向にスライド移動しながら90度回転することを示している。回動軸4は、エアーシリンダ12を作動させることにより往復運動するが、カムフォロア20の位置が固定されているので、円筒形状の回動軸4に設けられた溝カム6に追従して回転運動も伝達されることが特徴である。
図12は、第二実施形態における回動軸4及び軸受7の断面図である。図12(a)は、トレーラ支持装置1の側面図であり、図12(b)はA−A線、B−B線、C−C線及びD−D線の断面図を示している。
図12(b)のA−A線、B−B線及びC−C線の断面図に示すように、回動軸4の円筒側面に略矩形状の溝カム6B及び溝カム6Aが形成されている。カムフォロア20は軸受7の側面に連接し、溝カム6に係合するように取り付けられている。
回動軸4は、円筒状の鋼材であり軸受7で軸支され、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動して回動可能としている。回動軸4と軸受7は、すべり面で軸を受ける滑り軸受の構造であるので、すべり軸受の潤滑にグリス潤滑が望ましい。
図12(b)のD−D線の断面図に示すように、両端ロッドエアーシリンダ22が軸受7の側面に取り付けられ、空気圧力源の駆動によりロックピン21が作動し、ロックピン挿入孔23にロックピン21を挿入することで回動軸4を軸止することができる。
図13は、第三実施形態のトレーラ支持装置1の支持脚2の格納時から立脚時までの動作説明図である。
図13(a)は、トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
図13(b)において、ロックピン21を解除した後、エアーシリンダ12を作動させて回動軸4は溝カム6に追従して水平矢印方向にスライド移動させた状態を示している。
図13(c)において、エアーシリンダ12の作動により回動軸4は水平矢印方向にスライド移動するので、センタークラッチ5の前端5aが回転止め前端8に突き当てた状態で傾斜面8aに当接しながら滑合することで、回転矢印方向に回転するため回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。
図13(d)において、回動軸4が円周方向に滑動して90度回転完了した後、溝カム6に追従し軸方向に滑動してスライドし、支持脚2で立脚させた状態を示している。
この時、センタークラッチ5の前端側の凹凸部と回転止め前端8の凹凸部は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。
図14は、第三実施形態におけるトレーラ支持装置1の支持脚2の立脚時から格納時までの動作説明図である。
図14(a)において、トレーラ支持装置1は支持脚2で立脚させた状態を示している。この時、回動軸4はロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
図14(b)において、ロックピン21を解除した後、エアーシリンダ12を作動させて回動軸4を滑動してスライド移動させた状態を示している。センタークラッチ5は、溝カム6に追従し軸方向に滑動してスライドするので、センタークラッチ5の前端側の凹凸部と回転止め前端8の凹凸部は分離することができる。
図14(c)において、エアーシリンダ12の作動により回動軸4は溝カム6に追従して水平矢印方向にスライド移動しながら回転矢印方向に回転することで回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。
図14(d)において、回動軸4が円周方向に滑動して90度回転完了した後、軸方向に滑動してスライドし、支持脚2を格納した状態を示している。回動軸4はロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。
この時、センタークラッチ5の後端側の凹部と回転止め後端9の凹凸部は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。格納時に支持脚2が回転しないように安全に保持することを目的としている。
図15は、第三実施形態において、支持脚2の格納時から立脚時までの動作する場合のセンタークラッチ5の回転動作を示す説明図である。図15(a)は、センタークラッチ5がスライド移動する場合の側面図であり、図15(b)はセンタークラッチ5がスライド・回転移動する場合の側面図であり、図15(c)は、図15(b)の斜視図である。
図15(b)及び図15(c)に示すように、センタークラッチ5の前端5aは、回転止め前端8の滑合面8aに突き当てた状態で傾斜面8aに当接しながら滑合するので、回転矢印方向に回転し回動軸4も回転することができる。
図16は、第三実施形態における回動軸4の切断図および溝カム6のパターン例である。支持脚2の立脚時から格納時までの動作する場合は、溝カム6に追従して回動軸4が動作する。
図16(a)は回動軸4の側面図、図16(b)は回動軸4のX−X線及びY−Y線の切断図、図16(c)は、回動軸4に設けられた溝カム6のパターン例を示している。
回動軸4は円筒形状を有し、その円筒の外周面に溝カム6の凹部を設けた円筒溝カムとしている。線X1−X2は、回動軸4の円周方向(回転方向)の1周分(図16(b))を示している。すなわち、回動軸4の円筒側面の溝カム6の展開図を示している。
カムフォロア20は、回動軸4の円筒側面に所定のパターンを有する溝カム6と係合している。エアーシリンダ12と連結された回動軸4は、カムフォロア20と係合する溝カム6に追従させてスライド移動及び回転運動することができる。すなわち、位置が固定されたカムフォロア20は、溝カム6の溝部である6a、6b、6cの軌跡を辿り、180度反対側のカムフォロア20は、溝カム6の溝部である6d、6e、6fの軌跡を辿る。
図17は、第三実施形態における回動軸4の運動とカムフォロア20の軌跡を示す説明図である。
図17(a)は、トレーラ支持装置1の支持脚2が立脚している状態を示している。エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6aに追従して水平矢印方向にスライド移動する。
図17(b)において、エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6bに追従して水平矢印方向にスライド移動及び回転矢印方向に回転運動する。
図17(c)において、エアーシリンダ12が作動すると、回動軸4はカムフォロア20と係合する溝カム6cに追従して水平矢印方向にスライド移動する。
図17(d)は、動作が完了し支持脚2を格納した状態を示す。
回動軸4は、図17(a)から図17(d)に至る場合、支持脚2が水平方向にスライド移動しながら90度回転することを示している。回動軸4は、エアーシリンダ12を作動させることにより運動するが、カムフォロア20の位置が固定されているので、円筒形状の回動軸4に設けられた溝カム6に追従して回転運動も伝達されることが特徴である。
図18は、第三実施形態における回動軸4及び軸受7の断面図である。図18(a)は、トレーラ支持装置1の側面図であり、図18(b)はA−A線、B−B線、C−C線及びD−D線の断面図を示している。
図18(b)のA−A線、B−B線及びC−C線の断面図に示すように、回動軸4の円筒側面に溝カム6b及び溝カム6aが形成されている。カムフォロア20は軸受7の側面に連接し、溝カム6に係合するように取り付けられている。
回動軸4は、円筒状の鋼材であり軸受7で軸支され、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動して回動可能としている。回動軸4と軸受7は、すべり面で軸を受ける滑り軸受の構造であるので、すべり軸受の潤滑にグリス潤滑が望ましい。
図18(b)のD−D線の断面図に示すように、両端ロッドエアーシリンダ22が軸受7の側面に取り付けられ、空気圧力源の駆動によりロックピン21が作動し、ロックピン挿入孔23にロックピン21を挿入することで回動軸4を軸止することができる。
図19は、第四実施形態におけるトレーラ支持装置1の支持脚2の格納時と立脚時の説明図である。
図19(a)は、トレーラ支持装置1の支持脚2がトレーラ100の下部に格納されている状態を示している。
ロックピン21を解除した後、エアーシリンダ12を作動させると、回動軸4は溝カム6に追従してスライド移動しながら回転することで回動軸4に連結された支持脚2がスライド移動及び回転する。格納時及び立脚時の動作は第二実施形態と同様である。
図19(b)は、回動軸4が円周方向に滑動して90度回転完了した後、軸方向に滑動してスライドし、支持脚2で立脚させた状態を示している。回動軸4はロックピン21により、スライド移動しないように軸止されている。ストッパーリング24がストッパー26又は軸受7の端面部に当接することでエアーシリンダ12のストローク量が決定される。
図20は、第四実施形態における回動軸4及び軸受7の切断図である。図20(a)は、トレーラ支持装置1の側面図であり、図20(b)はA−A線及びB−B線の切断図を示している。
図20(b)のA−A線及びB−B線の切断図に示すように、回動軸4の円筒側面に第二実施形態と同様に溝カム6が形成されている。カムフォロア20は軸受7の内周面に溝カム6と係合するように取り付けられている。第二実施形態と同様に、回動軸4は、回動軸4の円筒側面に所定のパターンを有する溝カム6に追従させてスライド移動及び回転運動することができる。
回動軸4の側面に凸部形状の平行キー10をボルトで固定し、軸受7の内周面は、凹部形状のキー溝11が設けられている。平行キー10とキー溝11は、互いに嵌まり合う複数の凹凸部の形成された部材を噛み合わせ、嵌め合いクラッチとして機能している。格納時及び立脚時に支持脚2が回転しないように保持することを目的としている。
回動軸4は、円筒状の鋼材であり軸受7で軸支され、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動してスライド可能であり、かつ、回動軸4の外周面が軸受7の内周面に滑動して回動可能としている。
図21は、第二実施形態におけるエアーシリンダ12と回動軸4の要部構成図である。第三実施形態および第四実施形態においても同様な構造である。
図21(a)は、トレーラ支持装置1の回動軸4にエアーシリンダ12のロッドを連結する実施例の要部構成図である。ロッド固定ピン13を、ロッドエンド14の連結孔に挿入し、回動軸4の円筒内部の軸心位置でエアーシリンダ12のロッドを連結する。エアーシリンダ12を作動させると、回動軸4がスライド移動して90度回転するが、この時エアーシリンダ12のロッドも90度回転する。
第二実施形態から第四実施形態は、トレーラ支持装置1の支持脚2が、エアーシリンダ12駆動で回動軸4の軸芯を中心に回動可能であることを最大の特徴としている。
ロッドエンド14をフローティングジョイントとすると、回動軸4とエアーシリンダ12の芯ずれや平行度不足を吸収することができる。 フローティングジョイントを使用する事により、高い精度での軸合わせが不要となりシリンダパッキンの破損防止や被動作体の延命などの効果が期待できる。
図21(b)は、エアーシリンダ12のロッドと回動軸4を係合する他の実施例の要部構成図である。エアーシリンダ12を作動させるとロッドエンド円板16と係止部17a及び係止部17bが係合して往復運動が伝達され、回動軸4は溝カム6に追従してスライド移動及び90度回転する。
この他の実施例では、エアーシリンダ12はロッド回り止め形を採用し、ロッドエンド円板16は作動中に回転しないものとする。ロッドエンド円板16と係止部17a及び係止部17bが平滑な運動を行うため、グリス給脂孔19からグリス潤滑が望ましい。
図22は、第二実施形態における支持脚2の下に傾斜自在な接地部32を装着した状態を示している。第一実施形態及び第三実施形態においても同様な接地部32の構造を採用することもできる。
支持脚2の下に送りねじ30を有する送りねじ機構で高さ調整をすることができ、送りねじ30の下方先端に球体のボール31を備えた接地部32を装着しているので、地面に傾斜角度があっても路面の追従性はよく傾斜自在である。
図23は、第二実施形態におけるトレーラ支持装置1をトレーラ100の下部に取り付けた状態を示す側面図である。図23(a)は、トレーラ100の下部に支持脚2を格納した状態を示し、図23(b)は、支持脚2を立脚させてトレーラ100を支持している状態を示している。第一実施形態及び第三実施形態においても同様にトレーラ支持装置1をトレーラ100の下部に取り付けることができる。
トレーラ支持装置1は、トレーラ100の前端側の両側下部に、取付板25を介して複数のボルトで装着されている。支持脚2の格納時又は使用時は、ロックピン21をロックピン挿入孔23に挿入して軸止させることができる。
図24は、本発明におけるトレーラ支持装置1を使用し、トラクタ101とトレーラ100を分離する手順を順次示した説明図である。
図24(a)は、トラクタ101によってトレーラ100を移送する通常の状態を示し、トレーラ支持装置1の支持脚2は、トレーラ100に対して水平であって、トレーラ100の幅より内側に格納された状態にある。
図24(b)は、トラクタ21を停止させ、トレーラ支持装置1の支持脚2を90度回動させてトレーラ100の前端側を支持している状態を示している。この時、支持脚2はトレーラ100の幅より外側で自立するので、トレーラ100の下部に装備品があっても障害となることはない。ロックピン21をロックピン挿入孔23に挿入することで、支持脚2の下降位置が決定し保持される。
トラクタ101の全体の高さを下降させることでトラクタ101の後部連結部のジョイント部高さHは下降する。したがって、トレーラ支持装置1の支持脚2は地上に接地し、トラクタ101はトレーラ100と分離することができる。
トラクタ101とトレーラ100を分離したならば、図21(c)示すように、トラクタ101を前方向へ走行移動させれば、トレーラ100の降ろし作業が完了となる。すなわち、トレーラ100がトラクタ101に連結されていないときは、トレーラ100の前端側の荷重を支持脚2が支持して水平状態に保持している。トレーラ100をトラクタ101と連結する場合は、逆の動作を行えばよい。
図25は、本発明のトレーラ支持装置1を使用し、車両用コンテナ102に取り付けた斜視図である。車両用コンテナ102の下部に4箇所取り付けて、車両用コンテナ102を支持することができる実施例である。
1 トレーラ支持装置
2 支持脚
3 バランサー
4 回動軸
5 センタークラッチ
5b 後端クラッチ
6 溝カム
7 軸受
8 回転止め前端
9 回転止め後端
10 平行キー
11 キー溝
12 エアーシリンダ
14 ロッドエンド
16 ロッドエンド円板
17 係止部
20 カムフォロア
21 ロックピン
22 両端ロッドエアーシリンダ
24 ストッパーリング
25 連結板
30 送りねじ
32 接地部
100 トレーラ
101 トラクタ
102 車両用コンテナ
H ジョイント部高さ

Claims (9)

  1. 被牽引車であるトレーラの前端側を支持することができるトレーラ支持装置であって、円筒状の回動軸に備える円筒形状のセンタークラッチと、軸受と、軸受の端面部に備える回転止めと、支持脚と、を有し、前記センタークラッチの両端面と前記回転止めが互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、前記回動軸を軸支する前記軸受が滑動自在に支持した滑り軸受からなり、前記回動軸に連結した前記支持脚を手動によりスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  2. 請求項1に記載のトレーラ支持装置であって、空気圧力源で駆動するエアーシリンダと、前記回動軸の外周面に溝カムと、カムフォロアとを備え、前記エアーシリンダのロッドと前記回動軸をロッドエンドで連結し、前記カムフォロアと前記溝カムを係合させてエアーシリンダ駆動により前記回動軸を追従して運動させることにより、前記回動軸に連結した前記支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  3. 請求項2に記載のトレーラ支持装置において、前記支持脚の格納時から立脚時は、前記センタークラッチの前端が前記回転止め前端に突き当てた状態で傾斜面に当接しながら滑合し、前記支持脚の立脚時から格納時は、前記カムフォロアと前記溝カムを係合させて、前記回動軸を追従して運動させることにより、前記回動軸に連結した前記支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  4. 被牽引車であるトレーラの前端側を支持することができるトレーラ支持装置であって、円筒状の回動軸の側面に備える凸部形状の平行キーと、軸受と、前記軸受の内周面に設けたキー溝と、空気圧力源で駆動するエアーシリンダと、前記回動軸の外周面に溝カムと、前記軸受の内周面にカムフォロアと、支持脚と、を有し、前記平行キーと前記キー溝が互いに係合・分離できる複数の凹凸部で形成された部材を備えた嵌め合いクラッチ機能を有し、前記回動軸を軸支する前記軸受が滑動自在に支持した滑り軸受からなり、前記エアーシリンダのロッドと前記回動軸をロッドエンドで連結し、前記カムフォロアと前記溝カムを係合させてエアーシリンダ駆動により前記回動軸を追従して運動させることにより、前記回動軸に連結した前記支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  5. 請求項2から請求項4に記載のトレーラ支持装置であって、前記エアーシリンダはロッド回り止め形を採択し、ロッドエンド円板と係止部を係合させて、前記エアーシリンダのロッドを回転させずに、前記回動軸に連結した前記支持脚をスライド・回動可能とさせたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか一つに記載のトレーラ支持装置であって、空気圧力源で駆動する両端ロッドエアーシリンダを作動させてロックピンを回動軸に挿入して回動軸を軸止する機構を備えたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載のトレーラ支持装置であって、前記支持脚の下に送りねじと、前記送りねじの下方先端に球体を備えることにより傾斜自在な接地部を備えたことを特徴とするトレーラ支持装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載のトレーラ支持装置をトレーラの下部に装着して前記トレーラの前端側で支持することを特徴とする車両用トレーラ。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載のトレーラ支持装置を車両用コンテナ下部に複数装着し、前記トレーラ支持装置のみで自立することができることを特徴とする車両用コンテナ。
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