JP2019051780A - 車両用ルーフの排水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、部品の共通化が図れる車両用ルーフの排水装置を提供する。【解決手段】屋根11に形成された開口12に対し、可動パネル15が前後方向の移動により開口12を開閉する車両用ルーフのガイドレール3に取付けられ、屋根11と可動パネル15との間から内部に侵入する水滴をガイドレール3に沿って排出する本体部41と、車両側に設けられ、車両外部へと前記水滴の排出が成されるドレンホース61と接続される接続部42と、本体部41と接続部42との間に、ガイドレール3に対する角度調整が行える角度調整部44とを備える構成とした。【選択図】 図7
Description
本発明は、車両用ルーフの排水装置に関するものである。
従来より、車両の屋根に設けられるサンルーフ装置は、車体の屋根に形成された開口に対し、可動パネルを車両の前後方向に駆動することにより開口を開閉する。特許文献1に示される装置では、車両の前後方向に一対のガイドレールが設けられ、前後方向に延びるガイドレールの後縁部の下部にはドレンピースが設けられている。特許文献1に示される装置では、前後方向に駆動される可動パネルと車両屋根との間から内部に進入しようした雨水をガイド溝に沿ってガイドレールの後縁部まで導く構成となっている。
また、特許文献2では、サンルーフユニットの車幅方向に設けられる一対のフレームの後端に設けられるドレンピースにドレンホースが接続された構成となっている。特許文献2では、ガイドレールにより導かれた雨水は、車両と内装パネルとの間にドレンホースが設けられ、ドレンホースを介してサンルーフユニット内に侵入した水をタイヤハウスの位置まで導き、効率よく車両の外部へ排出する構成となっている。
ところが、車両と内装パネルとの間に設けられるドレンホースの位置によって、ガイドレールの後縁部に取付けられるドレンピースのガイドレールの長尺方向の角度や向きが決まる。このため、車両毎にドレンポートの角度の向きの異なるドレンピースを作り、車両への組付けを行う場合には誤組付けを防止する方策が考えられる。例えば、一例として、ドレンピースの材質の色を車両の種類により変えたり、ガイドレールとの嵌着位置を変えたりする工夫が必要となり、この様な方策ではコストアップを招いてしまう。
このため、複数のタイプの異なる車両への部品の共通化、即ち、可動パネルおよび可動パネルを摺動させるガイドレール周辺部品の共通化を考えた場合、ドレンホースの配置に合せてドレンホースに接続されるドレンピースのガイドレールに対する角度や向きを車両毎に変えなくてはならなかった。ドレンホースとドレンピースとの位置関係が合わない状態からの組付けとなると組み付け性が悪化し、車両毎に角度の向きを適合させるドレンピースを作るとコストアップを招いてしまう。
そこで、本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、部品の共通化が図れる車両用ルーフの排水装置を提供することを課題とする。
上記した課題を解決するために講じた手段は、以下の通りである。すなわち、
屋根に形成された開口に対し、可動パネルが車両の前後方向の移動により前記開口を開閉する車両用ルーフのガイドレールに取付けられ、前記屋根と前記可動パネルとの間から内部に侵入する水滴を、前記ガイドレールに沿って排出を行う本体部と、前記車体側に設けられ、車両外部への前記水滴の排出が成されるドレンホースと接続される接続部と、前記本体部と前記接続部との間に、前記ガイドレールに対する角度調整が行える角度調整部とを備えた構成とした。
屋根に形成された開口に対し、可動パネルが車両の前後方向の移動により前記開口を開閉する車両用ルーフのガイドレールに取付けられ、前記屋根と前記可動パネルとの間から内部に侵入する水滴を、前記ガイドレールに沿って排出を行う本体部と、前記車体側に設けられ、車両外部への前記水滴の排出が成されるドレンホースと接続される接続部と、前記本体部と前記接続部との間に、前記ガイドレールに対する角度調整が行える角度調整部とを備えた構成とした。
上記構成において、前記角度調整部は、蛇腹形状を有することが好ましい。
また、前記角度調整部は、前記本体部と前記接続部と同じ樹脂材により形成されていると良い。
更に、前記角度調整部は、前記本体部と前記接続部に比べて、柔らかい樹脂材で形成されていると良い。
本発明によれば、車体の屋根の開口を開閉する可動パネルのガイドレールに取付けられ、車体と可動パネルとの間から侵入する雨水の排出を行う本体部と、車体側に設けられ、外部への雨水の排出を行うドレンホースと接続される接続部と、本体部と接続部との間に、ガイドレールに対する角度調整が行える角度調整部とを備える排出装置としたことにより、車両ルーフ装置を異なる車種で共通化した場合、車体側に設けられるドレンホースの向きに応じて排出装置の角度を角度調整部により変更することができる。このため、ドレンピースの材質の色を車両の種類により変えたり、ガイドレールとの嵌着位置を変えたりする必要がなくなる。これによって、部品の共通化が図れる車両用ルーフの排出装置を提供することができる。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態における排出装置4を備えた車両用ルーフ装置10の取付け構成を示す平面図である。車両用ルーフ装置10はサンルーフ装置とも呼ばれており、車体(車両ボディとう言う)2の四角形の開口12の形成された屋根11に搭載される。車両用ルーフ装置10は、開口12の屋根11の幅方向(単に、幅方向と称す)の両側縁部に配置されて固定される一対の直線状を呈するガイドレール3を備える。一対のガイドレール3は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して車両前後方向(単に、前後方向と称す)に延在する。
各ガイドレール3には、後述する機能部品14が前後方向に移動可能に案内され、支持されている。そして、図1に示す左右の両機能部品14には、これらの間に橋渡しされる態様で、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル15の幅方向の両側の縁部が固定および支持されている。なお、左右の両ガイドレール3の前端部分は、図1に示すように幅方向に延在するフロントハウジング16によって連結されている。
ここで、機能部品14は、ガイドレール3に沿う前後方向への移動に伴い、可動パネル15をスライド動作、チルトアップ動作又はチルトダウン動作させる。この可動パネル15のスライド動作等により、開口12が開閉される。
図2に示すように、機能部品14は、レール部3aに沿って前後方向に移動可能に案内支持されるリアシュー21を備えると共に、リアシュー21より前側にてレール部3aに沿って前後方向に移動可能に案内支持されるフロントシュー22を備える。リアシュー21は、ガイドレール3の前後方向に延在する直線状のレール部3aに沿って、移動することが可能である。
また、機能部品14は、フロントシュー22に設けられた幅方向に延びる支持ピン24により前端部の軸支された支持部材23を備える。この支持部材23は、図2に示すよう前後方向に延在しており、支持ピン24の車両後側に長孔形状のガイド孔23aを有する。支持部材23は、リアシュー21に設けられた幅方向に延びる支持ピン25が長孔状の後側が上方に湾曲して上がったガイド孔23aに挿通されることで、リアシュー21の前後方向の位置に対して回動可能、且つガイド孔23aに沿って前後方向に移動可能に連結されている。そして、可動パネル15は、支持部材23により機能部品14と共に固定・支持されている。
ガイド孔23aは、可動パネル15の全閉状態において、全体として車両後方に向かうに従い上昇するように傾斜しており、可動パネル15の全閉状態ではリアシュー21の支持ピン25は、ガイド孔23aの長手方向中間部に配置される。そして、可動パネル15の全閉状態において、リアシュー21がガイドレール3(レール部3a)に沿って車両前方に移動すると、支持部材23は、ガイド孔23aにおいて支持ピン25に押し上げられることで、前端部の支持ピン24を中心に反時計方向に回動する。このとき、可動パネル15は、その前部に対して後部が上動するチルトアップ動作をする。一方、可動パネル15の全閉状態において、リアシュー21がガイドレール3のレール部3aに沿って車両後方に移動すると、図2に示す支持部材23は、ガイド孔23aにおいて支持ピン25に押し下げられることで、図4に2点鎖線にて示すように、可動パネル15は、その前部に対して後部が下動するチルトダウン動作をするようになっている。
なお、可動パネル15のチルト動作時、支持ピン24において支持部材23から押圧されるフロントシュー22の車両前後方向への移動は、周知のチェック手段(図示略)で規制されている。そして、ガイドレール3のレール部3aに沿うリアシュー21の車両後方への移動に伴い、支持ピン25がガイド孔23aの終端(後端)に達すると、可動パネル15のチルトダウン動作が終了する。
リアシュー21がガイドレール3のレール部3aに沿って車両後方に更に移動すると、支持部材23及びフロントシュー22が一体となって車両後方に移動し、可動パネル15がチルトダウン状態のまま開作動する。これにより、可動パネル15が全開状態となって、開口部12が開放される。
ガイドレール3には、図1に示すように可動パネル15の後縁部の下側に、樹脂材からなる長尺状のアルミの押出材より成るドレンチャンネル17が幅方向に延設されている。このドレンチャンネル17の幅方向の端部は、機能部品14の後側で、前後方向に延在するガイドレール3のレール部3aに沿って移動自在となっている。
ドレンチャンネル17は、幅方向の左右で一対のガイドレール3間の幅方向に設けられるドレン部3dの位置まで跨る略U字溝のチャンネル部18を有する。チャンネル部18の幅方向の端部は、ドレン部3dの上側で前向きに拡幅され、且つ、下向きに傾斜して、可動パネル15の縁部から車両用ルーフ装置10の内部まで侵入してきた雨水等の水滴をチャンネル部18により左右の幅方向のドレン部3dに効率良く集め易くする構成となっている。
図3は、図1に示す一対のガイドレール3の片側の形状を例に取って説明するための上視図である。ガイドレール3は幅方向に左右対称に設けられ、フランジ状の取付部31により車体2の屋根11の開口12の周縁に取付けられる。図2に示すように、ガイドレール3の後縁部は前後方向のレール部3aの長さより短く切欠形状となっている。レール部3aの後縁部には2箇所に四角形状の係止孔32、33が前後方向で直線上に設けられている。この係止孔32,33に係止され、ドレンピース4(排水装置)が取付けられる。また、取付部31の後縁部の外側の1箇所には四角形状の位置決め孔36が形成されていると共に、その幅方向の内側には円形形状の取付孔37が形成されている。ドレンピース4は2つの係止孔32,33により係止され、位置決め孔36により位置決めされた状態で、ガイドレール3に対して取付けられている。
図4は、図3に示すガイドレール3のIV-IVでの断面図である。図4に示されるように、ガイドレール3は幅方向において、上方に開口するドレン部3dと、ドレン部3dと同じく上方に開口するレール部3aとが並設されており、レール部3aは両側の縦壁からそれぞれ内側へと突出するフランジ状のガイドが一体で形成されている。また、レール部3aの幅方向の内側には内側に開口する断面略U字状の保持部3bが形成されている。また、ガイドレール3は、保持部3bの上側に幅方向の内側に開口する断面略U字状のガイド部3cが形成されている。ガイドレール3は、図1の如く屋根11に形成された開口12に対し、幅方向の左右にガイドレール3が取付けられた状態では、ガイドレール3にガイドされ、前後方向に移動する可動パネル15の周縁部から車両内部に侵入する水滴(例えば、雨水)が一方向(車両後方)をドレン部3dへと導き、車両外部へと排出するようにしている。このようなガイド部3c、保持部3b、レール部3a、ドレン部3d及び取付部31を有するガイドレール3は、アルミまたはアルミ合金の押出材より一体で成形することが可能である。
図5は、排出装置となるドレンピース4のガイドレール3への取付け状態を示す後縁部での要所部分拡大図である。ドレンピース4は、例えば、樹脂材から一体成形して作られており、具体的には図6に示す形状を呈する。ドレンピース4は、主として、図3に示すようにレール部3aで2箇所にて係止されドレン部3dの後端に取付けられる本体部41と、ドレンチャンネル17より幅方向の左右に案内された雨水を前後方向に延在するガイドレール3のドレン部3dまで導き、ドレン部3dの後端と連通する本体部41から突出した筒状のドレンポート43を有する。更に、本体部41には、図6の上方へと突出する係止部48、49が、離間した状態で2箇所に設けられている。
ドレンピース4は中空形状を呈し、レール部側に90度の角度で切り欠かれた開口50を有する。この開口50の周縁にはレール部3a側に対向する平面状の端面52を有し、端面52の下方には略J字状のシール溝53が形成されている。シール溝53の短くなった後方の一端は端面52で堰き止められ、前方の長くなった他端は上方へと傾斜した傾斜部54を経て、シール溝55まで登りつめるような形状となっている。シール溝55の後方の高くなった端面には、位置決め突起46と取付孔47が本体部41に形成されている。上記した2つの係止部48、49が、図3に示すガイドレール3の後端近傍に形成された2つの係止孔32、33の中に挿入されて嵌まり、挿嵌した状態でそこを支点としてドレンピース4を図6に示す時計方向に回動させ、組み付けを行うことにより、図3に示す位置決め孔36の孔の中に、図6に示す位置決め突起46が位置決めされる。位置決めされた状態では、取付孔37と取付孔47の位置が一致し、ネジ等の締結部材がそこに取付けられる。この様な組付けにより、ガイドレール3の切欠部にドレンピース4が位置決めされて取り付けられる。この際、ドレンピース4とガイドレール3との間には、水滴の侵入があっても、その間のシール性が確保できるよう、シール溝53,55に連続するゴム材から成る略J字形状をしたシール部材を介在させる。ドレンピース4がガイドレール3に組付いた後の状態では、端面52はガイドレール3のレール部3aの後縁部の外側端面と垂直を成し、シール性が確保される。この状態では、ドレンピース4のシール溝53,55および傾斜部54が形成される部位は、ガイドレール3の下方に隠れて、図5に示す状態となる。
図7は、排水装置となるドレンピース4の組付け時における角度調整の状態を示す。図7(a)は角度調整部44の角度調整前の状態、(b)は角度調整後の状態を示す説明図である。上記したように、ドレンピース4は2箇所の係止突起48,49がレール部3aの後縁部に形成された係止孔32、33にそれぞれ嵌まり、位置決め突起46がガイドレール3の取付部31に形成された位置決め孔36に嵌って、ガイドレール3に対する本体部41の位置が固定される。
図7(a)のドレンピース4のドレンポート43の向き(ガイドレールの延在する方向(図7に水平方向の点線で示す)に対するドレンポート43の中心線(図7に示す1点鎖線で示す)との成す角度θの関係を示す。角度θは、ドレンピース4を組付け前の初期状態では、図7(a)の如く初期状態θ1となる。車両用ルーフ装置10は様々な車種(タイプ)に対応して部品の共通化が行われるよう設計される。その一構成部品であるドレンピース4も、様々の車種で部品の共通化が図れるドレンポート43の部位に工夫が施されている。即ち、ドレンピース4は、筒状を呈するドレンポート43と、ガイドレール3につながる本体部41との根本に、上記した角度θが自由に調整できるよう蛇腹状の角度調整部(蛇腹部)44が設けられている。角度調整部44はドレンピース4を単一の樹脂で樹脂成型する場合、本体部41と一体で形成される。この場合、別の方法として、例えば角度調整部44のみドレンピース4の本体部41と異なる樹脂(例えば、本体部よりも硬度が柔らかい樹脂)を用いて2色成形によって、一体で作ることも可能である。角度調整部44はドレンポート43に設けられ、車両側の車体2と内装パネルとの間に設けられるドレンホース(排水管)61の配設位置によって、ドレンポート43への組み付けがし易いように角度調整できるようになっている。図7(a)に比べて、図7(b)は蛇腹状となった角度調整部44が弾性変形し、ドレンホース61との組付け時に初期角度(第1角度)θ1から第2角度θ2へと変えることができ、蛇腹部により自由に角度調整が行える。図7(b)の状態では、図7(a)に示す第1角度θ1より第2角度θ2の方が小さくなり、ドレンポート43の向く方向が、図1に示す車両後方側に向く。このような角度調整部44によって、ドレンポート43の向きが接続されるドレンホース61の向きに応じて組付け時に自由な動きが可能となる事で車両への組付け性が良くなり、部品の共通化を図ることが可能である。これにより、異なる車種毎にドレンピース4の上記した角度θの異なる部品を多品種で製造して、誤組み付けを防止するために、角度θの異なる部品を色分けして区別し、組付けを行う必要がなくなる。
図8は、図7(a)で説明したドレンピース4に排水管となるドレンホース61を取付ける場合について説明する動作説明図である。図8(a)は、図7(a)の状態を示す。(a)からドレンポート43の先端、つまり、ドレンポート43の径より大径となったホース接続部42に、ドレンホース61を圧入すると、図8(b)に示す圧入状態となる。この場合、ドレンホース61は変形して接続部での径が膨らみ、蛇腹形状の部分が設けられる位置まで挿入される。この圧入状態からクリップ状の固定具62を嵌着して、ドレンポート43からドレンホース61の抜け防止を行う取付後の状態(図8(c))となる。
このようにドレンピース4にドレンホース61が取付けられると、車両ルーフ装置10の可動パネル15と車体2に形成された開口12との間から車内に侵入する雨水等の水滴がガイドレール3に形成された直線状となったドレン部3dにより、ドレン部3dからドレンピース4の開口50へと導かれ、ドレンポート43を介してドレンホース61へと雨水が案内され、ドレンホース61により車両2と内装パネルとの間を通り、効率よくタイヤハウスまで案内されることで、車両外部への排水が可能である。図8(b)では、ドレンホース61に固定具62を嵌着する前、図8(c)では、固定具62を嵌着した後の状態を示す。この固定具62はドレンポート43にドレンホース61を嵌める前にドレンホース側に環状の固定具62を予め通しておいて、圧入後に嵌着する方法でもよい。排水管61にクリップ状の固定具62を嵌着することで、ドレンポート43からドレンホース61が外れることを防止する。
本発明では、上記した構成により、以下に示す効果を奏する。
即ち、屋根に形成された開口に対し、可動パネルが車両の前後方向の移動により前記開口を開閉する車両用ルーフのガイドレールに取付けられ、前記屋根と前記可動パネルとの間から侵入する水滴を、前記ガイドレールに沿って排出する本体部と、前記車両側に設けられ、車両外部へ前記水滴の排出が成されるドレンホースと接続される接続部と、前記本体部と前記接続部との間に、前記ガイドレールに対する角度調整が行える角度調整部とを備えたことにより、排水装置に角度調整部を設けることで、車両ルーフ装置を車体へ取付ける組付け時にはドレンピースの向きが角度調整部によって自由が利くので、ドレンホースとドレンピースの位置関係が合わない状態を角度調整部の方向を調整して組み付けを行えばよく、コストアップせず組み付け性を良くすることができる。この場合、車両の異なるタイプの違いによるドレンピースを作り、車両に適合する部品の目印となる着色を行う必要がなくなる。
また、上記構成において、角度調整部は、蛇腹形状とすれば、単純な形状でドレンポートに角度調整機能を付加することができる。蛇腹構成であれば、ドレンピースの各素材ごとに材質を変えることなく一体形成することができ、角度調整部を有する構成とすることができる。
更に、角度調整部は、前記本体部と前記接続部と同じ樹脂材により形成されていれば、ドレンピースを単一樹脂で一体形成することができる。材質の違いによりドレンピースにパーツのつなぎ目が存在すると、そこから雨水が内部に侵入してしまう可能性が考えられる。そこで、ドレンピースを一つの材質で一体形成として作成することで、つなぎ目のない構造にすることができ、雨水の侵入を効果的に防ぐことができる。
更にその上、角度調整部は、前記法ン大部と前記接続部に比べて、柔らかい樹脂材で形成されていれば、本体部と接続部に比べて柔らかい樹脂材で形成されていることにより角度調整を実現できると同時に、急激な振動や圧力が車体及びドレンピースに加わった際、破損や衝撃に耐性をもたせることができる。
2 車体(車両ボディ)
3 ガイドレール
3a レール部
3d ドレン部
4 ドレンピース(排出装置)
10 車両用ルーフ装置(車両用ルーフ)
11 屋根
12 開口
15 可動パネル
41 本体部
42 ホース接続部(接続部)
43 ドレンポート
44 角度調整部(蛇腹部)
46 位置決め突起
47 取付孔
48、49 係止突起
50 開口
52 端面
61 ドレンホース(排水管)
3 ガイドレール
3a レール部
3d ドレン部
4 ドレンピース(排出装置)
10 車両用ルーフ装置(車両用ルーフ)
11 屋根
12 開口
15 可動パネル
41 本体部
42 ホース接続部(接続部)
43 ドレンポート
44 角度調整部(蛇腹部)
46 位置決め突起
47 取付孔
48、49 係止突起
50 開口
52 端面
61 ドレンホース(排水管)
Claims (4)
- 屋根に形成された開口に対し、可動パネルが車両の前後方向の移動により前記開口を開閉する車両用ルーフのガイドレールに取付けられ、前記屋根と前記可動パネルとの間から内部に侵入する水滴を前記ガイドレールに沿って排出する本体部と、
前記車両側に設けられ、車両外部へと前記水滴の排出が成されるドレンホースと接続される接続部と、
前記本体部と前記接続部との間に、前記ガイドレールに対する角度調整が行える角度調整部とを備えた車両用ルーフの排水装置。 - 前記角度調整部は、蛇腹形状を有する請求項1に記載の車両用ルーフの排水装置。
- 前記角度調整部は、前記本体部と前記接続部と同じ樹脂材により形成されている請求項1または請求項2に記載の車両用ルーフの排水装置。
- 前記角度調整部は、前記本体部と前記接続部に比べて、柔らかい樹脂材で形成されている請求項1または請求項2に記載の車両用ルーフの排水装置。
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- 2017-09-14 JP JP2017176335A patent/JP2019051780A/ja active Pending
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