JP2019051568A - 案内装置、案内システム、案内方法及びプログラム - Google Patents

案内装置、案内システム、案内方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】応対すべき人の数に応じて異なる案内処理を行うことが可能な案内装置等を提供する。【解決手段】案内装置の制御部は、カメラにて案内装置の周囲を撮像し、取得した撮像画像に基づいて、周囲に存在する人の数を検出する。制御部は、検出した人数に応じた案内処理情報を案内処理情報DBから読み出し、読み出した案内処理情報に基づく案内処理を行う。制御部は、カメラにて所定時間毎に取得する撮像画像に基づいて、周囲に存在する人の数が変化したか否かを監視しており、変化した場合、変化後の人数に応じた案内処理情報に基づく案内処理に切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、案内装置、案内システム、案内方法及びプログラムに関する。
近年、人と対話するコミュニケーションロボットの開発が行われている。特許文献1には、コミュニケーションロボットの周囲の混雑度を検出し、検出結果に応じたコミュニケーション行動を行うロボットが開示されている。特許文献1に開示された技術によれば、ロボットが、周囲の混雑状況に応じた働きかけを人に対して行うことができる。
特開2006−263873号公報
特許文献1の開示技術のように、周囲の状況に応じたコミュニケーション行動を行うロボットにおいて、様々な機能の拡張が行われている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、応対すべき人の数に応じて異なる案内処理を行うことが可能な案内装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る案内装置は、所定領域内に存在する人の数を検出する検出部と、前記検出部が検出した人数に応じた案内処理を行う案内処理部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様にあっては、応対すべき人の数に応じて異なる案内処理を行うことが可能な案内装置等を提供することができる。
実施形態1の案内装置の外観を示す模式図である。 実施形態1の案内装置の構成例を示すブロック図である。 案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。 制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 案内装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2の案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。 実施形態2の案内装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。 実施形態3の案内装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の案内処理情報DBの変形例を示す模式図である。 実施形態4の案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。 実施形態4の案内装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態5の案内装置の構成例を示すブロック図である。 評価ログDBの構成例を示す模式図である。 実施形態5の案内装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態6の案内システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示の案内装置等について、その実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1の案内装置の外観を示す模式図、図2は実施形態1の案内装置の構成例を示すブロック図である。
本実施形態の案内装置1は例えば自動走行が可能なロボットである。案内装置1は、例えば略円柱状の胴体1bに頭部1a及び2本の腕部1cが連結されて人型に構成されている。頭部1a及び腕部1cは、後述するジェスチャー機構16によって胴体1bに対して回転又は揺動可能に構成されており、案内装置1は身振り及び手振り等のジェスチャーを行うことができる。また、胴体1bの底面には複数のタイヤ17aが設けられており、後述する移動機構17によってタイヤ17aを回転させることにより、案内装置1は移動可能に構成されている。
また、胴体1bには操作パネル12が設けられており、操作パネル12の表示面側を案内装置1の正面側とする。頭部1aの正面側にはカメラ14及びスピーカ15が設けられている。案内装置1は、ジェスチャー機構16によって頭部1aを回転又は揺動させることにより、カメラ14及びスピーカ15を任意の方向に向けることができる。
本実施形態の案内装置1は店頭やイベント会場におけるブース前等に設置され、商品やサービスの紹介、案内、プレゼンテーション等を行う。
案内装置1は、制御部10、記憶部11、操作パネル12、通信部13、カメラ14、スピーカ15、ジェスチャー機構16、移動機構17等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部10はCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサを含む。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、案内装置1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。
記憶部11は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等である。記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム、及び制御プログラムの実行に必要な各種のデータを予め記憶している。また記憶部11は制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。記憶部11に記憶される制御プログラムには、本開示のプログラムである案内処理プログラムPが含まれ、記憶部11に記憶されるデータには、後述する案内処理情報データベース(以下、案内処理情報DBという)が含まれる。
操作パネル12は操作部及び表示部が一体として構成されたタッチパネルである。操作部は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部10へ送出する。表示部は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を含み、制御部10からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。なお、操作パネル12を用いずに、操作部及び表示部を各別に設けてもよい。
通信部13は、有線通信又は無線通信によってLAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークを介して情報の送受信を行う。例えば案内装置1は、通信部13を介して外部装置から案内処理プログラムP及び案内処理情報DBを取得して記憶部11に記憶してもよい。
カメラ14は、制御部10からの指示に従って案内装置1の周囲(正面側)を撮像し、周囲の撮像画像(画像データ)を取得し、取得した撮像画像を記憶部11に記憶させる。カメラ14は、図1に示す例では、頭部1aの正面側の中央に配置されているが、案内装置1の正面側を撮像できる位置であれば配置位置は限定されない。また、カメラ14は外部カメラでもよく、案内装置1の正面側を撮像できる位置に設置された外部カメラで取得した撮像画像を、通信部13にて受信する構成としてもよい。
スピーカ15は、制御部10からの指示に従った内容(メッセージ)を音声出力する。スピーカ15は、図1に示す例では、頭部1aの正面側に配置されているが、案内装置1の正面側にいる人に音声が届く位置であれば配置位置は限定されない。また、スピーカ15は外部スピーカでもよく、案内装置1の正面側にいる人に音声が届く位置に設置された外部スピーカにて音声出力する構成としてもよい。
ジェスチャー機構16は胴体1bに対して頭部1a及び腕部1cを回転又は揺動させるためのモータ(図示せず)を含む。ジェスチャー機構16は、制御部10からの指示に従ったモータ駆動量で各モータを駆動させることにより頭部1a及び腕部1cを動かし、制御部10からの指示に従ったジェスチャーを案内装置1に行わせる。
移動機構17は複数のタイヤ17aとタイヤ17aを回転させるためのモータ(図示せず)とを含む。移動機構17は、制御部10からの指示に従ったモータ駆動量で各モータを駆動させることにより各タイヤ17aを回転させ、案内装置1を移動させる。移動機構17において、タイヤ17aの数及び配置位置、並びにモータの数はどのような構成でもよい。
図3は案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。案内処理情報DBには複数パターンの案内処理に係る情報が登録されている。図3に示す例では、応対すべき対象者が1人の場合の案内処理(1人用案内処理)及び複数人の場合の案内処理(複数人用案内処理)に係る情報が登録されている。それぞれの案内処理には、スピーカ15による音声出力に係る音量及び出力内容(メッセージ)、操作パネル12に表示される画像(表示画像)、案内装置1が行うジェスチャー(ジェスチャー情報)、対象者との距離が含まれる。
例えば、1人用案内処理の第1音量よりも複数人用案内処理の第2音量の方に大きい音量が登録される。1人用案内処理の第1メッセージ及び第1画像には1人の対象者に効率良く商品紹介等を行える情報が登録され、複数人用案内処理の第2メッセージ及び第2画像には複数の対象者のそれぞれに商品紹介等を行える情報が登録される。なお、音声出力内容及び表示画像は、1人用案内処理及び複数人用案内処理において共通の情報であってもよい。また1人用案内処理の第1ジェスチャー情報には例えば1人の対象者と視線を合わせる動作(具体的には、対象者に頭部1aの正面を向ける動作)を示す情報が登録され、複数人用案内処理の第2ジェスチャー情報には例えば複数の対象者に対して平等に(対等に)視線を合わせる動作を示す情報が登録される。また例えば、1人用案内処理の第1ジェスチャーよりも複数人用案内処理の第2ジェスチャーの方に大きいジェスチャーが登録される。更に1人用案内処理の第1距離よりも複数人用案内処理の第2距離の方に長い距離が登録される。案内処理情報DBの登録内容は、上述した内容に限らず、またユーザが案内装置1を操作することによって変更可能であってもよい。
案内装置1は、上述した構成のほかにマイクを備え、マイクによって収集した音声データに基づく音声入力操作が可能に構成されていてもよい。また案内装置1は、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を備え、可搬型記憶媒体から案内処理プログラムP及び案内処理情報DBを読み出して記憶部11に記憶するようにしてもよい。
次に、案内装置1の制御部10が案内処理プログラムPを実行することによって実現される機能について説明する。図4は、制御部10によって実現される機能を示すブロック図である。案内装置1の制御部10は、記憶部11に記憶してある案内処理プログラムPを実行した場合、撮像部21、人数検出部22、案内処理部24の各機能を実現する。なお、本実施形態では、これらの各機能を制御部10が案内処理プログラムPを実行することにより実現するが、これらの一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
撮像部21は、所定時間毎にカメラ14に撮像処理を行わせ、案内装置1の正面方向の撮像画像を順次取得する。
人数検出部22は、撮像部21が取得した撮像画像に基づいて、カメラ14の撮像領域内(所定領域内)に存在する人の数を検出する。具体的には人数検出部22は人検知部23を備える。人検知部23は例えばテンプレートマッチング技術によって撮像画像中に人(対象者)が含まれているか否かを判断する。具体的には、一般的な人の顔又は全身の画像を示すテンプレートが予め記憶部11に記憶されており、人検知部23は、撮像画像からテンプレートに一致する領域を検知した場合、検知した領域を人領域として抽出する。人数検出部22は、人検知部23が検知した人領域の数を計数し、計数した数を、カメラ14の撮像領域内に存在する人の数とする。人数検出部22は、撮像部21が撮像画像を取得する都度、人数の検出処理を行うので、案内装置1の周囲に存在する人の数を所定時間毎に検出することになる。
案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数に応じた案内処理を行う。具体的には、案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数に応じた案内処理に係る情報(以下、案内処理情報という)を案内処理情報DBから読み出し、読み出した案内処理情報に基づく案内処理を行う。本実施形態では、案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数が1人の場合は1人用案内処理情報を読み出し、2人以上の場合は複数人用案内処理情報を読み出す。
例えば案内処理部24は1人用案内処理を行う場合、案内処理情報DBから読み出した第1メッセージを第1音量でスピーカ15から音声出力する。また案内処理部24は、案内処理情報DBから読み出した第1画像を操作パネル12に表示し、第1ジェスチャー情報に基づいてジェスチャー機構16によって頭部1a及び腕部1cを動作させて第1ジェスチャーを行う。更に案内処理部24は、周囲の人との距離が、案内処理情報DBから読み出した第1距離となるように、移動機構17によって各タイヤ17aを回転させて移動する。なお、周囲の人との距離は、例えばカメラ14で取得した撮像画像に基づいて検出してもよいし、赤外線センサを用いて検出してもよい。
次に、案内装置1が行う案内処理をフローチャートに基づいて説明する。図5は、案内装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、案内装置1の記憶部11に記憶してある案内処理プログラムPを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
案内装置1の制御部10は、まず周囲の人の数を0に設定する(S1)。そして制御部10は、カメラ14によって案内装置1の正面方向を撮像し(S2)、取得した撮像画像に基づいて正面方向に存在する人を検知する(S3)。制御部10は、検知した人の数を検出し(S4)、人数が変化したか否かを判断する(S5)。ここでは、ステップS4で検出した人数が、ステップS1で設定した人数0から変化したか否かを判断する。人数が変化していないと判断した場合(S5:NO)、制御部10はステップS11の処理に移行する。
人数が変化したと判断した場合(S5:YES)、制御部10は、ステップS4で検出した人数が0人であるか否かを判断し(S6)、0人であると判断した場合(S6:YES)、実行中の案内処理を停止する(S7)。ステップS4で検出した人数が0人でないと判断した場合(S6:NO)、制御部10は、1人であるか否かを判断し(S8)、1人であると判断した場合(S8:YES)、案内処理情報DBから1人用案内処理情報を読み出し、1人用案内処理情報に基づく案内処理を行う(S9)。ステップS4で検出した人数が1人でないと判断した場合(S8:NO)、制御部10は、案内処理情報DBから複数人用案内処理情報を読み出し、複数人用案内処理情報に基づく案内処理を行う(S10)。
その後、制御部10は、ステップS2で撮像処理を行ってから所定時間が経過したか否かを判断し(S11)、所定時間が経過したと判断した場合(S11:YES)、ステップS2の処理に移行し、上述したステップS2〜S10の処理を繰り返す。所定時間が経過していないと判断した場合(S11:NO)、制御部10は処理を終了するか否かを判断する(S12)。処理を終了する場合とは、例えばユーザから終了の指示を受け付けた場合である。終了しないと判断した場合(S12:NO)、制御部10はステップS11の処理に戻り、終了すると判断した場合(S12:YES)、処理を終了する。
上述した処理により、案内装置1は所定時間毎に撮像画像に基づいて周囲の人(応対すべき対象者)の数を検出でき、検出した人数に応じて異なる案内処理を行うことができる。例えば、対象者が1人の場合には対象者に聞こえる程度の小さい音量でメッセージを出力し、対象者が複数の場合には全ての対象者に聞こえるように大きい音量でメッセージを出力する等、異なる音量での応対が可能となる。このとき、対象者が1人の場合には対象者に近づき、対象者が複数の場合には対象者から少し離れる等、対象者との距離を変えることもできる。また、音声出力するメッセージを1人用のメッセージと複数人用のメッセージとで切り替えることもできる。また操作パネル12に表示する画像を、近傍の1人の対象者に見せる画像と、複数の対象者に見せる画像とで切り替えることもできる。なお、操作パネル12のほかに外部の表示パネルを設け、対象者が複数の場合に外部の表示パネルに複数人用の画像を表示させてもよい。この場合、全ての対象者が見えるように画像を表示することができる。更に対象者が1人の場合には1人の対象者に頭部1aの正面を向けるジェスチャーを行い、対象者が複数の場合には全ての対象者に交互に頭部1aの正面を向けるジェスチャーを行う等、異なるジェスチャーでの応対が可能となる。
本実施形態では、対象者の人数が変化した場合に、変化後の人数に応じた案内処理に切り替えるので、逐次変化する人数に応じて適切な案内処理が可能である。
案内装置1は案内処理として、上述したようにスピーカ15による音声出力、操作パネル12による画像表示、ジェスチャー機構16によるジェスチャー、移動機構17による移動(対象者との距離)の全てを行う必要はなく、少なくとも1つを行う構成としてもよい。
本実施形態の案内装置1は、ジェスチャー及び移動を行うように構成されたロボットでなくてもよい。例えば案内装置1は、画像表示機能及び音声出力機能を有するデジタルサイネージ、モニタ装置、プロジェクター等であってもよい。この場合、案内装置1は案内処理として音声出力及び画像表示を行うことができる。また、案内装置1が表示する画像に、キャラクタがジェスチャーを行う映像を用いることにより、本実施形態の案内装置1がジェスチャー機構16によってジェスチャーを行う場合と同様の効果が得られる。
(実施形態2)
上述した実施形態1の変形例について説明する。本実施形態では、案内装置1の周囲に存在する人の数が所定数(例えば5人)未満である場合と所定数以上である場合とで異なる案内処理を行う案内装置1について説明する。上述の実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の案内装置1では、記憶部11に記憶してある案内処理プログラムP及び案内処理情報DBの内容が実施形態1と異なる。
図6は実施形態2の案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。図6に示す案内処理情報DBには、応対すべき対象者が所定数未満の場合の案内処理(集客用案内処理)及び所定数以上の場合の案内処理(商品紹介用案内処理)に係る情報が登録されている。それぞれの案内処理に含まれる情報は実施形態1と同じである。
本実施形態では例えば、集客用案内処理の第3音量が商品紹介用案内処理の第4音量よりも大きい音量である。また集客用案内処理の第3メッセージ及び第3画像は集客のための情報であり、商品紹介用案内処理の第4メッセージ及び第4画像は商品を紹介するための情報である。更に集客用案内処理の第3ジェスチャー情報及び第3距離は集客する際に行う動作を示す情報及び対象者(周囲の人)との距離であり、商品紹介用案内処理の第4ジェスチャー情報及び第4距離は複数の対象者に対して商品を紹介する際に行う動作を示す情報及び対象者との距離である。
上述した案内処理情報DBが記憶部11に記憶してある案内装置1において、制御部10が案内処理プログラムPを実行することにより実現する案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数が所定数未満である場合、集客用案内処理情報を読み出し、所定数以上である場合、商品紹介用案内処理情報を読み出す。よって、案内処理部24は、対象者が所定数未満である場合には集客用案内処理を行い、対象者が所定数以上である場合には商品紹介用案内処理を行う。
次に、本実施形態の案内装置1が行う案内処理をフローチャートに基づいて説明する。図7は実施形態2の案内装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。
本実施形態の案内装置1の制御部10は、カメラ14によって案内装置1の正面方向を撮像し(S21)、取得した撮像画像に基づいて正面方向に存在する人を検知する(S22)。制御部10は検知した人の数を検出し(S23)、検出した人数が所定数未満であるか否かを判断する(S24)。検出した人数が所定数未満であると判断した場合(S24:YES)、制御部10は、案内処理情報DBから集客用案内処理情報を読み出し、集客用案内処理情報に基づく案内処理を行う(S25)。検出した人数が所定数以上であると判断した場合(S24:NO)、制御部10は、案内処理情報DBから商品紹介用案内処理情報を読み出し、商品紹介用案内処理情報に基づく案内処理作を行う(S26)。
その後、制御部10は、ステップS21で撮像処理を行ってから所定時間が経過したか否かを判断し(S27)、所定時間が経過したと判断した場合(S27:YES)、ステップS21の処理に移行し、上述したステップS21〜S26の処理を繰り返す。所定時間が経過していないと判断した場合(S27:NO)、制御部10は処理を終了するか否かを判断する(S28)。終了しないと判断した場合(S28:NO)、制御部10はステップS27の処理に戻り、終了すると判断した場合(S28:YES)、処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は所定時間毎に撮像画像に基づいて周囲の人(応対すべき対象者)の数を検出でき、検出した人数に応じて異なる案内処理を行うことができる。例えば、対象者が所定数未満の場合には大きい音量で集客用メッセージを出力して集客のための呼び込みを行い、対象者が所定数以上となった場合に、集まった対象者に聞こえる程度の音量で商品紹介用メッセージを出力して商品の紹介を行う等、異なる応対が可能となる。また操作パネル12に表示する画像を、集客用画像と商品紹介用画像とで切り替えることもできる。なお、操作パネル12のほかに外部の表示パネルを設け、対象者が所定数未満の場合に外部の表示パネルに集客用画像を表示させてもよい。この場合、案内装置1から離れた位置にいる人に対しても呼び込みを行うことができる。また対象者が所定数未満の場合に、案内装置1から離れた位置にいる人に対して手招きするジェスチャーを行うことにより呼び込み動作を行うこともできる。
本実施形態においても、案内装置1が行う案内処理は、スピーカ15による音声出力、操作パネル12による画像表示、ジェスチャー機構16によるジェスチャー、移動機構17による移動(対象者との距離)のうちの少なくとも1つであってもよい。
(実施形態3)
上述した実施形態2の変形例について説明する。本実施形態では、案内装置1の周囲に存在する人の数が所定数未満である場合と所定数以上である場合とで異なる案内処理を行うと共に、予め設定された属性の人が案内装置1の周囲に存在する場合に更に異なる案内処理を行う案内装置1について説明する。上述の実施形態2と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の案内装置1では、記憶部11に記憶してある案内処理プログラムP及び案内処理情報DBの構成が実施形態2と異なる。
図8は実施形態3の案内処理情報DBの構成例を示す模式図である。図8に示す案内処理情報DBには、図6に示す案内処理情報DBと同様に集客用案内処理情報及び商品紹介用案内処理情報が登録されており、更に予め設定された属性の人(以下ではターゲットという)用の案内処理に係る情報(ターゲット用案内処理情報)が登録されている。予め設定される属性(ターゲットの属性)は、案内装置1が商品又はサービスを特に紹介すべきターゲットの性別又は年齢層、或いは、案内装置1が注意喚起等を行うべきターゲットの性別又は年齢層等であり、記憶部11に予め記憶されている。例えば化粧品の紹介をする案内装置1においてターゲットの属性として女性を設定しておくことにより、女性客に対して優先的に商品紹介を行うことができる。またお酒の販売会場に設置された案内装置1においてターゲットの属性として20歳未満の年齢層を設定しておくことにより、20歳未満の人に対して、例えば飲酒を禁止するメッセージを発することができる。なお、ターゲットの属性として複数の属性が設定されてもよく、各属性に優先度を付与しておくことにより、優先度の高い属性の人(ターゲット)に対してより優先的な応対を行うことができる。
本実施形態の案内装置1において、制御部10が案内処理プログラムPを実行することにより実現する人検知部23は、撮像画像中に人(対象者)を検知した場合、検知した対象者の属性を判定する。例えば人検知部23が対象者を検知する際に用いるテンプレートは、性別、年齢層等を含む人の属性に対応付けて記憶部11に記憶されている。よって人検知部23は、撮像画像中に対象者を検知した場合、このときに用いたテンプレートに対応する属性を記憶部11から読み出し、この対象者の属性とする。人検知部23は撮像画像中に複数の対象者を検知した場合、それぞれの対象者の属性を判定する。
本実施形態の案内処理部(検知部)24は、人検知部23が検知した対象者の属性に基づいて、検知された対象者の中にターゲットが存在するか否かを判断する。ターゲットが存在する場合、案内処理部24は、案内処理情報DBからターゲット用案内処理情報を読出し、ターゲット用案内処理情報に基づく案内処理を行う。ターゲットが存在しない場合、案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数が所定数未満であれば集客用案内処理情報を読み出し、所定数以上であれば商品紹介用案内処理情報を読み出す。これにより、案内処理部24は、対象者が所定数未満であれば集客用案内処理を行い、対象者が所定数以上であれば商品紹介用案内処理を行う。
次に、本実施形態の案内装置1が行う案内処理をフローチャートに基づいて説明する。図9は実施形態3の案内装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。図9に示す処理は、図7に示した実施形態2の処理においてステップS22及びS23の処理の間にステップS31〜S33の処理を追加したものである。
本実施形態の案内装置1の制御部10は、図7中のステップS21〜S22の処理を行った後、ステップS22で検知した対象者の属性を判定する(S31)。制御部10は、判定した属性が記憶部11に記憶してあるターゲットの属性に一致するか否かに応じて、検知した対象者の中にターゲットが存在するか否かを判断する(S32)。ターゲットが存在すると判断した場合(S32:YES)、制御部10は案内処理情報DBからターゲット用案内処理情報を読み出し、ターゲット用案内処理情報に基づく案内処理を行う(S33)。その後、制御部10はステップS27の処理に移行する。ターゲットが存在しないと判断した場合(S32:NO)、制御部10はステップS23の処理に移行し、ステップS23以降の処理を行う。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は所定時間毎に撮像画像に基づいて周囲に所定の属性のターゲットが存在するか否かを検知でき、ターゲットが存在する場合にターゲットに対して優先的に案内処理を行うことができる。ターゲット用案内処理としては、例えば化粧品の紹介をする案内装置1においてターゲットの属性として女性が設定されている場合、女性客をターゲットに選定し、女性客に対して優先的に商品紹介を行うことができる。またお酒の販売会場に設置された案内装置1においてターゲットの属性として20歳未満の年齢層が設定されている場合、20歳未満の顧客をターゲットに選定し、例えば「ここはお酒売り場です。20歳未満の方には販売できません。」のような注意を音声及び画像で呼びかけることができる。またお酒の販売会場に設置された案内装置1においてターゲットの属性として10歳未満の年齢層を設定しておき、ターゲットに選定された10歳未満の子供に対して、例えば「ここはお酒売り場だから飲んではいけないよ。お父さんかお母さんと一緒に居てね。」のような注意喚起を音声及び画像にて行うことができる。このような構成により、案内装置1の周囲に多数の人がいる場合であっても、所望のターゲットに対して適切な応対を行うことができる。
図10は実施形態3の案内処理情報DBの変形例を示す模式図であり、案内処理情報DBに登録されているターゲット用案内処理情報の音声出力内容の例を示す。案内処理情報DBに登録される案内処理情報は、図10に示すように年齢層毎又は性別毎に異なる情報としてもよい。図10に示す例は掃除機を紹介するための音声出力用メッセージである。このような案内処理情報DBを有する案内装置1においてターゲットの属性として女性が設定されている場合、ターゲットに選定された女性客の年齢層に応じたメッセージを音声出力することができる。よって、ターゲットの属性により適切な応対が可能となる。なお、集客用案内処理情報及び商品紹介用案内処理情報においても、属性毎に異なる情報としてもよい。この場合、案内装置1の周囲の人(対象者)に対して各対象者の属性に応じたメッセージ及び画像等を提供できる。
本実施形態の案内装置1において、案内処理部24がターゲットを選定した場合に、ターゲットに選定された対象者の顔画像等を記憶部11に記憶しておき、以降の処理において、記憶された顔画像の対象者をターゲットの選定対象から除外するように構成してもよい。この場合、一度ターゲットに選定してターゲット用案内処理を行った対象者が再度ターゲットに選定されることを回避でき、同一の対象者に対して同じターゲット用案内処理が繰り返し行われることを防止できる。
本実施形態の案内装置1において、ターゲットの属性として複数の属性が登録される場合、それぞれの属性に優先度を設定してもよい。この場合、各属性と属性毎に設定された優先度とを対応付けて記憶部11に記憶しておく。そして案内処理部24は、優先度が高い順にそれぞれの属性のターゲットが、人検知部23が検知した対象者の中に存在するか否かを判断する。これにより案内処理部24は、優先度が高い順にターゲットを選定でき、優先度が高いターゲットに対して優先的に属性に応じた応対を行うことが可能となる。
本実施形態の構成は、上述した実施形態1にも適用でき、実施形態1に適用した場合にも同様の効果が得られる。
(実施形態4)
上述した実施形態1の変形例について説明する。本実施形態では、異なる案内処理に切り替える際に、スピーカ15によって音声出力中のメッセージを区切りの良い箇所で終了する案内装置1について説明する。上述の実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の案内装置1では、記憶部11に記憶してある案内処理プログラムP及び案内処理情報DBの構成が実施形態1と異なる。
図11は実施形態4の案内処理情報DBの構成例を示す模式図であり、案内処理情報DBに登録されている音声出力内容(1人用案内処理情報の第1メッセージ)の例を示す。本実施形態の案内処理情報DBに登録される音声出力内容は、図11に示すように各メッセージが句読点、文節等で分割されて登録されている。図11に示す例では第1メッセージは4つのセリフに分割されており、各セリフはセリフ番号に対応付けて登録されている。
次に、本実施形態の案内装置1が行う案内処理をフローチャートに基づいて説明する。図12は実施形態4の案内装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態の案内装置1は、図5に示す処理を行い、例えばステップS9又はS10で案内処理を切り替える際に以下の処理を行う。
本実施形態の案内装置1の制御部10は、図5中のステップS9において1人用案内処理情報に基づく案内処理を行う場合、図11に示すような第1メッセージを案内処理情報DBから読み出す(S41)。なお、図5中のステップS10において複数人用案内処理情報に基づく案内処理を行う場合、制御部10は、第2メッセージを案内処理情報DBから読み出す。
制御部10はセリフ番号を1に設定し(S42)、案内処理を切り替えるか否かを判断する(S43)。案内処理を切り替える場合とは、制御部10が図5中のステップS6で、検出した人数が0人でないと判断した場合である。案内処理を切り替えないと判断した場合(S43:NO)、制御部10はこの時点でのセリフ番号のセリフをスピーカ15から音声出力する(S44)。ここでは、ステップS42で設定したセリフ番号1のセリフを音声出力する。制御部10はセリフ番号に1を加算し(S45)、ステップS41で読み出したメッセージの全てのセリフを音声出力したか否かを判断する(S46)。全てのセリフの音声出力を終了していないと判断した場合(S46:NO)、制御部10はステップS43の処理に移行する。そして制御部10は案内処理を切り替えないと判断した場合(S43:NO)、この時点でのセリフ番号のセリフをスピーカ15から音声出力する(S44)。これにより、制御部10は予め区切られたセリフを音声出力する毎に案内処理を切り替えるか否かを判断できる。
全てのセリフの音声出力を終了したと判断した場合(S46:YES)、制御部10はステップS42の処理に移行し、再度セリフ番号を1に設定し(S42)、ステップS43以降の処理を行う。案内処理を切り替えると判断した場合(S43:YES)、制御部10はステップS41の処理に移行し、次に行う案内処理に係るメッセージを案内処理情報DBから読み出し(S41)、ステップS42以降の処理を行う。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は、案内処理を切り替えない場合は、ステップS41で読み出したメッセージを繰り返し音声出力できる。また各セリフを音声出力する都度、案内処理を切り替えるか否かの判断を行うので、案内処理を切り替える際に、予め区切られた区切りの良い箇所まで音声出力した後に次のメッセージの音声出力を開始することができる。
本実施形態の構成は、上述した実施形態2,3にも適用でき、実施形態2,3に適用した場合にも同様の効果が得られる。
(実施形態5)
上述した実施形態1の変形例について説明する。本実施形態では、実行中の案内処理に対する評価を行い、評価結果を蓄積する案内装置1について説明する。上述の実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は実施形態5の案内装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態の案内装置1は、記憶部11に評価ログデータベース(以下、評価ログDBという)を記憶する点が実施形態1の案内装置1と異なる。また本実施形態の案内装置1では、記憶部11に記憶してある案内処理プログラムPの構成が実施形態1と異なる。
図14は評価ログDBの構成例を示す模式図である。評価ログDBには、案内装置1が行った案内処理に対する評価情報が記憶される。評価情報には、案内処理の開始日時及び終了日時を含む案内日時、実行した案内処理の種別(本実施形態では1人用案内処理又は複数人用案内処理)、評価結果等が含まれる。案内装置1の制御部10は案内処理を行う都度、実行した案内処理に対する評価を行い、評価情報を評価ログDBに蓄積する。
本実施形態の案内装置1において、制御部10が案内処理プログラムPを実行することにより実現する案内処理部24は、人数検出部22が検出した人数に応じた案内処理を開始した場合、案内処理に対する評価を行う。例えば案内処理部24は、案内処理の開始から終了までの間、案内装置1の周囲に存在する人(対象者)の数の増減を検出し、対象者の数が増加した場合に高い評価値を付け、対象者の数が減少した場合に低い評価値を付ける。また案内処理部24は、対象者の顔の表情に基づいて対象者の関心度(興味度)を判定し、対象者の関心度に基づく評価を行ってもよい。具体的には、案内処理部24は、案内処理の実行中にカメラ14にて対象者の顔を撮像し、得られた撮像画像に基づいて、対象者が笑っているか否か等の表情を判定する。そして案内処理部24は、笑っている対象者は関心度が高いと判定し、笑っていない対象者は関心度が低いと判定する。更に案内処理部24は、関心度が高い対象者がいる場合又は関心度が高い対象者の割合が所定値以上である場合に高い評価値を付け、関心度が高い対象者がいない場合又は関心度が高い対象者の割合が所定値未満である場合に低い評価値を付ける。なお案内処理部24は、対象者の関心度を、案内装置1から対象者までの距離に基づいて判定してもよい。例えば案内装置1が行う商品紹介に興味を持っている対象者は案内装置1に近づく可能性が高い。よって、案内装置1からの距離が近い対象者は関心度が高いと判定することができる。なお操作パネル12に、案内装置1による応対が役に立ったか否かの評価を入力するための評価ボタンを表示させておき、評価ボタンを介して対象者による評価を取得する構成としてもよい。
次に、本実施形態の案内装置1が行う案内処理の評価処理をフローチャートに基づいて説明する。図15は実施形態5の案内装置1が行う処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態の案内装置1は、図5に示す処理を行い、例えばステップS9又はS10で新たな案内処理を開始した場合に以下の処理を行う。
本実施形態の案内装置1の制御部10は、図5中のステップS9において1人用案内処理情報に基づく案内処理を開始した場合、又は図5中のステップS10において複数人用案内処理情報に基づく案内処理を開始した場合、開始日時を評価ログDBに記憶する(S51)。また制御部10は開始した案内処理の種別を評価ログDBに記憶する(S52)。本実施形態では、案内処理の種別として1人用案内処理又は複数人用案内処理の種別が記憶されるが、各案内処理の具体的な処理内容が記憶されてもよい。
制御部10は、案内処理の実行中に、上述したような処理によって、実行中の案内処理に対する評価を行い(S53)、評価できた場合に評価結果を評価ログDBに記憶する(S54)。図14に示す評価ログDBでは、評価結果として、案内処理に対して関心がある対象者の人数及び関心がない対象者の人数が記憶されている。制御部10は実行中の案内処理を終了するか否かを判断する(S55)。案内処理を終了する場合とは、制御部10が図5中のステップS6で、検出した人数が0人でないと判断した場合であり、この場合、新たに検出した人数に応じた案内処理への切り替えが行われる。
案内処理を終了しないと判断した場合(S55:NO)、制御部10はステップS53の処理に移行し、実行中の案内処理に対する評価を再度行い(S53)、評価できた場合に評価結果を評価ログDBに記憶する(S54)。これにより、案内処理の実行中に時系列的に案内処理に対する評価を行うことができ、評価結果を順次蓄積できる。案内処理を終了すると判断した場合(S55:YES)、制御部10は終了日時を評価ログDBに記憶し(S56)、処理を終了する。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は、実行した案内処理に対する対象者の反応(評価結果)を評価ログとして蓄積できる。また蓄積した評価ログに基づき対象者の反応が良好だった案内処理を特定し、次回からの案内処理に反映させることにより、対象者がより興味をそそられるような応対(案内処理)が可能となる。
本実施形態の案内装置1において、案内処理情報DBに登録されている案内処理をそのまま行うだけでなく、同一の案内処理を実行中に、例えば音声出力の音量、ジェスチャー又は対象者との距離を微調整してもよい。この場合、同一の案内処理であっても微調整された処理に対する評価を蓄積できるので、対象者の反応が良好だった案内処理をより詳細に分析できる。また、案内装置1は、案内処理を行いつつ対象者の反応を評価し、対象者の反応が良くない場合に案内処理の内容を変更することにより、案内処理の最適化が可能となる。
本実施形態の案内装置では、周囲の対象者の反応(関心度)を把握できるので、単純に案内装置1の周囲に存在する人数ではなく、関心度の高い対象者の人数に応じて、案内処理を切り替える構成とすることもできる。
本実施形態の構成は、上述した実施形態2〜4にも適用でき、実施形態2〜4に適用した場合にも同様の効果が得られる。
(実施形態6)
上述した実施形態1の変形例について説明する。図16は実施形態6の案内システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の案内システムは、図1に示す外観を有する案内装置1、サーバ装置3及びカメラ4を含む。カメラ4は案内装置1の正面側を撮像できる位置に設置された外部カメラであり、取得した撮像画像を例えば無線通信にてサーバ装置3へ送信する。本実施形態の案内システムでは、案内処理プログラムPは案内装置1にはインストールされておらず、サーバ装置3にインストールされている。よって、本実施形態ではサーバ装置3が、実施形態1の案内装置1で制御部10が案内処理プログラムPを実行することにより実現していた各機能を実現する。
本実施形態の案内装置1は、実施形態1の案内装置1と同様の構成を有するが、カメラを有する必要はない。
サーバ装置3はパーソナルコンピュータ又はサーバコンピュータであり、制御部30、記憶部31、通信部32等を含む。サーバ装置3の記憶部31には案内処理プログラムP及び案内処理情報DBが記憶されている。通信部32は有線通信又は無線通信によってカメラ4及び案内装置1との間で情報の送受信を行う。
上述した構成の案内システムにおいて、サーバ装置3の制御部30は、記憶部31に記憶されている案内処理プログラムPを実行することにより、カメラ4によって所定時間毎に取得された撮像画像に基づいて案内装置1が行うべき案内処理を決定し、決定した案内処理を案内装置1に行わせる。具体的には、サーバ装置3の制御部30は、図4に示す人数検出部22及び案内処理部24の処理を実行し、案内処理情報DBから読み出した案内処理情報(1人用案内処理情報又は複数人用案内処理情報)を通信部32から案内装置1へ送信する。そして案内装置1は受信した案内処理情報に基づく案内処理を行う。これにより、実施形態1の案内装置1と同様の動作を実現できる。
本実施形態の案内システムにおいて、カメラ4は案内装置1に内蔵されたカメラであってもよい。この場合、案内装置1は、内蔵カメラによって所定時間毎に取得した撮像画像をサーバ装置3へ送信し、サーバ装置3は、案内装置1から順次受信する撮像画像に基づいて、案内装置1が行うべき案内処理を決定してもよい。
本実施形態の案内装置1は、実施形態1と同様にロボットであるほかに、デジタルサイネージ、モニタ装置、プロジェクター等であってもよい。案内装置1がデジタルサイネージ、モニタ装置、プロジェクター等である場合、ジェスチャー機構16及び移動機構17を備える必要はない。この場合、例えば案内装置1(操作パネル12)に表示する画像を、キャラクタがジェスチャーを行う映像とすることにより、ロボット型の案内装置1によるジェスチャーと同様の効果が得られる。
本実施形態の構成は、上述した実施形態2〜5にも適用でき、実施形態2〜5に適用した場合にも同様の効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 案内装置
3 サーバ装置(通信装置)
10 制御部
11 記憶部(評価記憶部)
12 操作パネル(表示部)
15 スピーカ(音声出力部)
16 ジェスチャー機構
17 移動機構
22 人数検出部(検出部)
24 案内処理部(検知部、選定部、取得部)
32 通信部(送信部)
P 案内処理プログラム

Claims (12)

  1. 所定領域内に存在する人の数を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した人数に応じた案内処理を行う案内処理部と
    を備えることを特徴とする案内装置。
  2. 音声出力部、表示部、ジェスチャー機構及び移動機構のうちの少なくとも1つを備え、
    前記案内処理部は、前記検出部が検出した人数に応じて、前記音声出力部による音声出力に係る音量及び出力内容、前記表示部に表示される画像、前記ジェスチャー機構によるジェスチャー、及び前記移動機構による移動のうちの少なくとも1つを変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
  3. 前記検出部は、所定時間毎に前記人の数を検出し、
    前記案内処理部は、前記検出部が検出した人数が変化した場合、変化後の人数に応じた案内処理に変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の案内装置。
  4. 前記案内処理部は、前記検出部が検出した人数が複数である場合、複数の人に対等に案内処理を行うことを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  5. 前記案内処理部は、前記検出部が検出した人数が所定数未満である場合、集客のための案内処理を行い、前記検出部が検出した人数が所定数以上である場合、商品又はサービスの紹介のための案内処理を行うことを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  6. 前記所定領域内の人から所定の属性を有する対象者を検知する検知部を備え、
    前記検知部が前記対象者を検知した場合、前記案内処理部は、前記対象者に前記属性に応じた案内処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  7. 属性毎に設定された優先度を記憶する記憶部と、
    前記所定領域内の人から、優先度が高い属性を有する対象者を選定する選定部とを備え、
    前記選定部が前記対象者を選定した場合、前記案内処理部は、前記対象者に前記属性に応じた案内処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  8. 音声出力部を備え、
    前記案内処理部は、前記検出部が検出した人数に応じて前記音声出力部による音声出力に係る出力内容を変更する場合、変更前の出力内容を所定箇所まで音声出力した後に、変更後の出力内容の音声出力を開始する
    ことを特徴とする請求項2に記載の案内装置。
  9. 前記案内処理部が行った案内処理に対する前記所定領域内の人による評価を取得する取得部と、
    前記案内処理部が行った案内処理及び前記取得部が取得した評価を対応付けて記憶する評価記憶部と
    を備えることを特徴とする請求項1から8までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  10. 案内装置の周囲に存在する人の数を検出する検出部、及び前記検出部が検出した人数に応じた案内処理を示す情報を案内装置へ送信する送信部を有する通信装置と、
    前記通信装置から送信された前記案内処理を示す情報に基づいて、前記案内処理を行う案内処理部を有する案内装置と
    を含むことを特徴とする案内システム。
  11. 案内装置が、
    所定領域内に存在する人の数を検出し、
    検出した人数に応じた案内処理を行う
    ことを特徴とする案内方法。
  12. コンピュータに、
    所定領域内に存在する人の数を検出し、
    検出した人数に応じた案内処理を行う
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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