JP7013667B2 - 案内装置及び案内システム - Google Patents

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Description

本発明は、案内装置及び案内システムに関する。
近年、人と対話するコミュニケーションロボットの開発が行われている。
特許文献1には、コミュニケーションロボットの周囲の混雑度を検出し、検出結果に応じたコミュニケーション行動を行うロボットが開示されている。特許文献1に開示された技術によれば、ロボットが、周囲の混雑状況に応じた働きかけを人に対して行うことができる。
特開2006-263873号公報
特許文献1に開示されたコミュニケーションロボットのように、周囲の状況に応じたコミュニケーション行動を行うロボットの利用拡大が見込まれており、ロボットに搭載される機能が検討されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望のターゲットを選定し、選定したターゲットに対して案内情報を提供することが可能な案内装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る案内装置は、対象者に案内情報を提供する案内装置において、所定位置から移動する移動機構によって移動しつつ、複数の候補者を含む候補者群を検知する候補者群検知部と、前記候補者群検知部が前記候補者群を検知した場合、前記移動機構によって前記候補者群の近傍に移動し、前記候補者群から対象者を選定する選定部と、前記選定部が選定した対象者に、前記所定位置に関する案内情報を提供する情報提供部と、前記移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を記憶する誘導結果記憶部と、前記誘導結果記憶部に記憶してある前記誘導結果情報に応じて使用料金を決定する料金決定部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る案内システムは、1又は複数の候補者から対象者を選定する選定部と、前記選定部が選定した対象者に案内情報を提供する情報提供部と、移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を、前記情報提供部による案内情報の提供手順及び前記誘導部による誘導手順に対応付けて記憶する誘導結果記憶部と、前記誘導結果記憶部に記憶してある前記誘導結果情報に応じて使用料金を決定する料金決定部とを備える案内システムであって複数の案内装置のそれぞれから、前記誘導結果記憶部に記憶してある誘導結果情報、案内情報の提供手順及び誘導手順を取得して記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶した誘導結果情報のうちで成功率の高い誘導結果情報に対応する案内情報の提供手順及び誘導手順を特定する特定部と、前記特定部が特定した案内情報の提供手順及び誘導手順の実行を前記複数の案内装置に指示する手順指示部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様にあっては、所望のターゲットを選定でき、適切に選定されたターゲットに対して案内情報を提供することにより、効率よく案内情報を提供することができる。
実施形態1に係る案内装置の外観を示す模式図である。 実施形態1に係る案内装置の内部構成例を示すブロック図である。 制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 制御部が行う処理の説明図である。 制御部が行う処理の説明図である。 制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 案内装置が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。 案内装置が行うターゲットの誘導処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る案内装置の外観を示す模式図である。 実施形態2に係る案内装置の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態2の案内装置が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る案内装置の設置例を示す模式図である。 実施形態3に係る中央装置の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態3の案内装置及び中央装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態4に係る案内システムの構成例を示す模式図である。 実施形態4に係る誘導装置の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態4の案内装置及び誘導装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態5に係る案内システムの内部構成例を示すブロック図である。 実施形態5の案内装置が提供する案内情報の表示画面例を示す模式図である。 実施形態5の案内装置及び通信装置が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態7に係る集計装置の内部構成例を示すブロック図である。 実施形態7の集計装置が行う処理の手順を示すフローチャートである。 集計DBの記憶内容を示す模式図である。
以下、本開示の案内装置等について、その実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る案内装置の外観を示す模式図、図2は、実施形態1に係る案内装置の内部構成例を示すブロック図である。
本実施形態の案内装置1は、例えば自動走行が可能なロボットである。案内装置1は、例えば円柱状の胴体部分1bの上に頭部分1aが連結されており、後述する首振り機構18によって頭部分1aが胴体部分1bに対して、鉛直方向を軸として回転するように、また、水平面に対して上下方向に適宜角度回動するように構成されている。
胴体部分1bの上側の位置には操作パネル12が設けられており、操作パネル12の表示面側を案内装置1の正面側とする。胴体部分1bの正面側には進行方向用カメラ14が設けられており、頭部分1aの正面側にはターゲット用カメラ15及びスピーカ16が設けられている。案内装置1は、首振り機構18によって頭部分1aを回転させることにより、ターゲット用カメラ15及びスピーカ16を任意の方向に向けることができる。
また、胴体部分1bの底面には複数のタイヤ17aが設けられており、後述する移動機構17によってタイヤ17aを回転させることにより、案内装置1は自動走行するように構成されている。なお、案内装置1は、正面方向を進行方向として進行(走行)する。
本実施形態の案内装置1は、例えば、1つのフロアに複数のブースが設けられる展示会及びイベント会場等において、いずれかのブースに設置され、このブースを拠点(所定位置)として移動しつつ、このブースの顧客に適合するターゲットを選定し、選定したターゲットをブースまで誘導する処理を行う。また、案内装置1は、1つのフロアに複数の店舗が出店しているショッピングモール等の商業施設において、いずれかの店舗に設置され、この店舗を拠点として移動しつつ、この店舗の顧客に適合するターゲットを選定し、選定したターゲットを店舗まで誘導する処理を行う。なお、以下では、案内装置1が設置される展示会、イベント会場及び商業施設を、案内装置1が設置されるフロアと呼ぶ。
案内装置1は、制御部10、記憶部11、操作パネル12、無線通信部13、進行方向用カメラ14、ターゲット用カメラ15、スピーカ16、移動機構17及び首振り機構18等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)等のプロセッサを含む。制御部10は、記憶部11に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、案内装置1が行う種々の制御処理を行う。
記憶部11は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム(例えば、ターゲット選定プログラム11a、誘導処理プログラム11b)及び各種のデータ(例えば、案内情報データベース11c)等を予め記憶している。また記憶部11は、案内装置1が設置されるフロアのフロアマップの情報と、フロアマップ上の拠点(予め設定された所定位置)の位置情報とを予め記憶している。更に、記憶部11は、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
案内情報データベース11c(以下、案内情報DB11cという)には、案内装置1が設置されている拠点の顧客とすべき人(ターゲット)の属性と、ターゲットに提供すべき案内情報とが対応付けて登録されている。ターゲットの属性は、例えば性別、年齢層等を含む。また、案内情報DB11cに登録される属性は、ターゲット毎の属性だけでなく、複数の人を含む集団の属性であってもよい。集団の属性には、例えば、恋人、家族、男子中高生のグループ、女子中高生のグループ等が含まれる。案内情報には、例えば、拠点(所定位置)で開催されているキャンペーン又はイベントの開催期間、開催時刻、期間限定のメニュー等のお知らせ、拠点の場所の案内等、ターゲットが拠点に興味を抱くような情報が含まれる。また、案内情報には、操作パネル12に案内情報を表示するための表示データと、スピーカ16から案内情報を音声出力するための音声データとが含まれる。案内情報DB11cの記憶内容は、案内装置1が使用される際に予め登録される。
操作パネル12は、操作部及び表示部が一体として構成されたタッチパネルである。操作部は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部10へ送出する。表示部は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を含み、制御部10からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。なお、操作パネル12を用いずに、操作部及び表示部を各別に設けてもよい。
無線通信部13は、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信を行うためのインタフェースであり、無線通信が可能に構成された外部装置との間で無線通信を行う。無線通信部13は、無線LANを介してインターネット等の外部ネットワークに接続するように構成されていてもよい。
進行方向用カメラ14は、制御部10からの指示に従って案内装置1の進行方向を撮像し、進行方向の撮像画像(画像データ)を取得する。進行方向用カメラ14は、取得した撮像画像(画像データ)を記憶部11へ送出し、記憶部11に記憶させる。進行方向用カメラ14は、図1に示す例では、胴体部分1bの操作パネル12の下位置に配置されているが、案内装置1の進行方向を撮像できる位置であれば配置位置は限定されない。進行方向用カメラ14が撮像した撮像画像は、案内装置1が自動走行する際に障害物の有無を検知するために用いられる。
ターゲット用カメラ15は、制御部10からの指示に従って案内装置1の周囲を撮像し、周囲の撮像画像(画像データ)を取得する。ターゲット用カメラ15は、取得した撮像画像(画像データ)を記憶部11へ送出し、記憶部11に記憶させる。ターゲット用カメラ15は、図1に示す例では、頭部分1aの正面側の中央に配置されている。頭部分1aは首振り機構18によって胴体部分1bに対して回転するので、ターゲット用カメラ15は、案内装置1の正面側の広い範囲を撮像できる。なお、頭部分1aを胴体部分1bに対して360度回転可能に構成した場合、ターゲット用カメラ15は案内装置1の背面側も撮像できる。ターゲット用カメラ15が撮像した撮像画像は、案内装置1が案内情報を提供する対象者(ターゲット)を選定する際に用いられ、また、選定したターゲットを追跡する際に用いられる。
スピーカ16は、制御部10からの指示に従った内容(メッセージ)を音声出力する。スピーカ16は、図1に示す例では、頭部分1aのターゲット用カメラ15の下位置に配置されているが、案内装置1の正面側にいる人に音声が届く位置であれば配置位置は限定されない。
移動機構17は、複数のタイヤ17aとタイヤ17aを回転させるためのモータ(図示せず)とを含む。移動機構17は、制御部10からの指示に従ったモータ駆動量で各モータを駆動させることにより各タイヤ17aを回転させ、案内装置1を進行及び方向転換させる。
移動機構17は、例えば、案内装置1の進行方向の前側に配置された2つのタイヤ17aと、後側に配置された2つのタイヤ17aと、それぞれのタイヤ17aを回転させるためのモータとを含む。なお、モータは、例えば前側の2つのタイヤ17aを回転させるためのモータだけでもよく、後側の2つのタイヤ17aを回転させるためのモータだけでもよい。タイヤ17aの数及び配置位置、並びにモータの数は、移動機構17によって案内装置1が進行及び方向転換できる構成であれば、どのような構成でもよい。
首振り機構18は、胴体部分1bに対して頭部分1aを回転させるためのモータ18aを含む。首振り機構18は、制御部10からの指示に従ったモータ駆動量でモータ18aを駆動させることにより、制御部10からの指示に従った回転量だけ頭部分1aを回転させる。
次に、案内装置1の制御部10がターゲット選定プログラム11aを実行することによって実現される機能について説明する。図3は、制御部10によって実現される機能を示すブロック図、図4及び図5は、制御部10が行う処理の説明図である。
案内装置1の制御部10は、記憶部11に記憶してあるターゲット選定プログラム11aを実行した場合、進行方向撮像部21、障害物検知部22、進行方向特定部23、移動機構駆動部24、首振り機構駆動部25、候補者撮像部26、候補者検知部27、属性判定部28、ターゲット選定部29、情報提供部30の各機能を実現する。なお、本実施形態では、上述した各機能を制御部10がターゲット選定プログラム11aを実行することにより実現するが、上述した各機能の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
進行方向撮像部(移動方向撮像部)21は、進行方向用カメラ14に撮像処理を行わせ、案内装置1の進行方向(正面方向、移動方向)の撮像画像を取得する。
障害物検知部22は、進行方向撮像部21が取得した撮像画像に基づいて、案内装置1の進行方向に、案内装置1の進行(走行)を妨げる障害物が有るか否かを検知する。障害物検知部22は、例えば、案内装置1の進行方向の床面に障害物が有るか否か、案内装置1が進行した場合に接触する可能性のある障害物が有るか否かを判断する。
進行方向特定部23は、障害物検知部22の検知結果に基づいて、案内装置1の進行方向を特定する。例えば、進行方向特定部23は、案内装置1の正面方向に障害物を検知しなかった場合、正面方向を進行方向に決定する。また、案内装置1の正面方向に障害物を検知した場合、進行方向特定部23は、検知した障害物を回避する方向(経路)を進行方向に決定する。また、進行方向特定部23は、後述する候補者検知部27の検知結果、又は、ターゲット選定部29によるターゲットの選定結果に基づいて、案内装置1の進行方向を特定する。
移動機構駆動部24は、移動機構17に各タイヤ17aの駆動処理を行わせ、進行方向特定部23が特定した進行方向に案内装置1を進行(移動)させる。
進行方向撮像部21、障害物検知部22、進行方向特定部23及び移動機構駆動24によって、案内装置1は、障害物を回避しながら自動走行を行うことができる。なお、本実施形態の案内装置1は、フロア内の拠点から移動しつつターゲットを選定する。従って、案内装置1の制御部10は、移動機構17によって移動しつつ、記憶部11に記憶してあるフロアマップの情報と、移動方向及び移動量とに基づいて、フロアマップ上の自装置1の現在位置を検知する構成としてもよい。
また、フロアにおいて、案内装置1がターゲットを選定する場所(位置)を予め設定しておくことにより、案内装置1が、設定された場所でターゲットの選定を行うようにすることができる。更に、案内装置1が移動できる範囲を予め設定しておいてもよい。例えば、案内装置1が移動できる範囲を拠点から所定距離以内の領域と設定した場合、案内装置1が拠点から離れすぎないように制御できる。また、1つの拠点に複数の案内装置1が設置される場合、フロアを分割し、それぞれの案内装置1がターゲットの選定を行うエリアが重複しないように設定してもよい。この場合、各案内装置1がそれぞれの領域でターゲットの選定を行うので効率が良い。
首振り機構駆動部25は、首振り機構18にモータ18aの駆動処理を行わせ、頭部分1aを胴体部分1bに対して回転させる。これにより、ターゲット用カメラ15の撮像方向が変更される。なお、以下では、頭部分1aが胴体部分1bに対して回転することを、首振り動作するということもある。
候補者撮像部26は、ターゲット用カメラ15に撮像処理を行わせ、首振り機構駆動部25によって頭部分1aが首振り動作した状態(方向)で、案内装置1の周囲の撮像画像を取得する。
候補者検知部27は、候補者撮像部26が取得した撮像画像に基づいて、案内装置1の周囲に人(ターゲットとなる候補者)がいるか否かを検知する。例えば、候補者検知部27は、テンプレートマッチング技術によって撮像画像中に候補者(人)が含まれているか否かを判断する。具体的には、一般的な人の顔又は全身の画像を示すテンプレートが予め記憶部11に記憶されており、候補者検知部27は、撮像画像からテンプレートに一致する領域を検知した場合、検知した領域を候補者領域として抽出する。例えば、図4(A)に示す撮像画像では、破線で囲った領域A1,A2,A3がそれぞれ候補者領域として検知されている。
また候補者検知部27は候補者群検知部27aを有する。候補者群検知部27aは、候補者撮像部26が取得した撮像画像に基づいて、案内装置1の周囲に、複数の人(候補者)がいる(群がる)候補者群(人だかり)が存在するか否かを検知する。例えば、候補者群検知部27aは、テンプレートマッチング技術によって、候補者撮像部26が取得した撮像画像中に複数(例えば4人以上)の候補者(人)が含まれているか否かを判断する。例えば、図4(B)に示す撮像画像では、破線で囲った領域Aが候補者群領域として検知されている。なお、候補者群検知部27aは、例えば赤外線センサを用いて候補者群の存在を検知する構成としてもよい。
候補者群検知部27aが候補者群を検知した場合、例えば候補者撮像部26がズームイン処理を行って被写体を拡大して撮像処理を再度行う。そして、候補者検知部27は、候補者撮像部26が改めて取得した撮像画像中に候補者が含まれているか否かを再度検知する。これにより、案内装置1から離れた位置に複数の候補者(候補者群)が存在する場合、撮像画像中の各候補者領域が小さすぎることがあるが、候補者検知部27が、被写体が拡大された撮像画像に基づいて候補者領域を検知することにより、撮像画像中の候補者領域を確実に検知できる。よって、図4(B)に示す候補者群領域Aを拡大して、図4(A)に示すような撮像画像を取得することにより、撮像画像中の候補者領域A1~A3を検知できる。
また、候補者群検知部27aが撮像画像中の候補者群を検知した場合、候補者撮像部26によるズームイン処理だけでなく、移動機構17による案内装置1の移動を行いつつ、候補者撮像部26による撮像処理及び候補者検知部27による候補者領域の検知処理を行うようにしてもよい。即ち、進行方向特定部23が、案内装置1の進行方向を、候補者群検知部27aが検知した候補者群に近づく方向に決定し、移動機構駆動部24が、移動機構17を駆動させることにより、進行方向特定部23が特定した進行方向に案内装置1を進行させる。これにより、検知した候補者群に近い位置で撮像画像を取得することができ、このような撮像画像に基づいて候補者の検知処理を行うことができる。
更に、候補者群検知部27aが撮像画像中の候補者群を検知できない場合、移動機構17による案内装置1の移動及び首振り機構18によるターゲット用カメラ15の撮像方向の変更を行いつつ、候補者撮像部26による撮像処理、候補者群検知部27aによる候補者群領域の検知処理及び候補者検知部27による候補者領域の検知処理を行うようにしてもよい。即ち、候補者検知部27が撮像画像中の候補者領域を検知できない場合、首振り機構駆動部25は首振り機構18による頭部分1aの首振り動作によってターゲット用カメラ15の撮像方向を変更し、進行方向特定部23は案内装置1の進行方向を異なる方向に決定する。そして、移動機構駆動部24が、移動機構17を駆動させることにより、進行方向特定部23が特定した進行方向に案内装置1を進行させる。これにより、改めて取得した撮像画像に基づいて候補者の検知処理を行うことができる。
属性判定部28は、候補者検知部27が検知した候補者の属性を判定する。
例えば、候補者検知部27が候補者(候補者領域)を検知する際に用いるテンプレートは、性別、年齢層等を含む人の属性に対応付けて記憶部11に記憶されている。よって、候補者検知部27が撮像画像中の候補者領域を検知した場合、属性判定部28は、候補者検知部27が候補者領域を検知する際に用いたテンプレートに対応する属性を記憶部11から読み出し、この候補者の属性とする。なお、候補者検知部27が撮像画像中に複数の候補者領域を検知した場合、属性判定部28は、検知された候補者のそれぞれに対応する属性を判定する。
属性判定部28は、複数の候補者のそれぞれの属性を判定した場合、候補者の人数及び各候補者の属性に基づいて、この候補者の集団の属性を判定してもよい。例えば、候補者検知部27が2人の候補者を検知し、属性判定部28がそれぞれの候補者の属性を10代の男性及び10代の女性と判定した場合、属性判定部28は更に、この2人の候補者の集団としての属性を恋人と判定する。また、候補者検知部27が3人の候補者を検知し、属性判定部28がそれぞれの候補者の属性を40代の男性、40代の女性及び10代の男性と判定した場合、属性判定部28は更に、この3人の候補者の集団としての属性を家族と判定する。
なお、属性判定部28は、候補者検知部27が検知した候補者の衣服領域の画像情報に基づいて、候補者の属性を判定してもよい。例えば、それぞれの性別及び年齢層に対応付けて衣服領域における代表色及び平均輝度等を記憶しておくことにより、属性判定部28は、候補者の衣服領域における代表色及び平均輝度等に基づいて、候補者の性別、年齢層を判定することができる。
また、案内装置1がマイク等の集音部を有する場合、候補者検知部27は、集音部によって収集された音声に基づいて、案内装置1の周囲に候補者がいるか否かを検知してもよい。この場合、属性判定部28は、集音部によって収集された音声に基づいて、候補者検知部27によって検知された候補者の属性を判定してもよい。例えば、声の高低に基づいて候補者の性別、年齢層を判定することができる。
ターゲット選定部29は、属性判定部28による判定結果と、案内情報DB11cの登録内容とに基づいて、候補者検知部27が検知した候補者から、案内装置1が設置されている拠点の顧客に適合するターゲット(対象者)を選定する。具体的には、ターゲット選定部29は、属性判定部28が判定した候補者の属性が、案内情報DB11cに登録されているか否かを判断する。候補者の属性が案内情報DB11cに登録されている場合、ターゲット選定部29は、候補者検知部27が検知した候補者をターゲットに選定する。
ターゲット選定部29がターゲットを選定した場合、進行方向特定部23は、選定されたターゲットに近づく方向を決定し、決定した方向を案内装置1の進行方向に特定する。そして、移動機構駆動部24が移動機構17を駆動させて、進行方向特定部23が特定した進行方向に案内装置1を進行させることにより、案内装置1を、選定されたターゲットに近づける。
情報提供部30は、ターゲット選定部29が選定したターゲットに対して、拠点に関する案内情報を提供する。具体的には、情報提供部30は、ターゲット選定部29が選定したターゲットの属性に対応する案内情報を案内情報DB11cから読み出す。案内情報には表示データ及び音声データが含まれており、情報提供部30は、案内情報に含まれる表示データを操作パネル12に表示し、音声データをスピーカ16から音声出力する。なお、案内情報は、操作パネル12に表示される表示データ、又はスピーカ16から音声出力される音声データのいずれか一方でもよい。
図5には操作パネル12に表示される案内情報(表示データ)の例を示す。表示データには、図5(A)に示すように、拠点を運営する会社名(又は店舗名)、拠点で開催されているイベントのお知らせ等が含まれる。また、表示データには、インターネット等のネットワーク経由で拠点の案内情報にアクセスするためのアドレス情報が含まれていてもよく、このようなアドレス情報は、図5(B)に示すようにQRコード(登録商標)で表示されていてもよい。
図5(A),(B)に示すように、表示データに基づく表示画面には、例えば、拠点までの案内を希望するか否かを問うメッセージが表示されており、ターゲットが拠点までの案内を希望するか否かを回答するために操作する「希望する」ボタン及び「希望しない」ボタンも表示されている。なお、拠点までの案内を希望するか否かを問うメッセージはスピーカ16から音声出力されてもよく、ターゲットからの回答は、マイク(図示せず)にて集音したターゲットの発話を音声認識することによって取得するようにしてもよい。
拠点までの案内を希望するとの回答をターゲットから取得した場合、例えば、図5(A),(B)に示す表示画面中の「希望する」ボタンが操作された場合、制御部10は、記憶部11に記憶してある誘導処理プログラム11bを実行する。
次に、案内装置1の制御部10が誘導処理プログラム11bを実行することによって実現される機能について説明する。図6は、制御部10によって実現される機能を示すブロック図である。
案内装置1の制御部10は、記憶部11に記憶してある誘導処理プログラム11bを実行した場合、進行方向撮像部41、障害物検知部42、進行方向特定部43、移動機構駆動部44、ターゲット撮像部45、ターゲット追跡部46、首振り機構駆動部47、情報提供部48の各機能を実現する。なお、これらの機能の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
進行方向撮像部41、障害物検知部42、進行方向特定部43、及び移動機構駆動部44は、制御部10がターゲット選定プログラム11aを実行することにより実現される進行方向撮像部21、障害物検知部22、進行方向特定部23、及び移動機構駆動部24と同様の処理を行う。
なお、進行方向特定部43は、拠点に戻るための進行方向を特定するものであり、案内装置1の現在位置から拠点への方向(経路)と、障害物検知部42の検知結果とに基づいて案内装置1の進行方向を特定する。なお、案内装置1の制御部10は、移動機構17によって移動しつつ、フロアマップ上の自装置1の現在位置を検知している。よって、進行方向特定部43は、自装置1の現在位置から拠点までの経路を特定し、特定した経路に沿った進行方向であり、障害物検知部42が検知した障害物を回避する進行方向を特定する。なお、進行方向特定部43は、障害物検知部42の検知結果だけでなく、後述するターゲット追跡部46の追跡結果に基づいて案内装置1の進行方向を特定する。
ターゲット撮像部(対象者撮像部)45は、ターゲット用カメラ15に撮像処理を行わせ、ターゲット選定部29が選定したターゲットの撮像画像を取得する。
ターゲット追跡部46は、ターゲット撮像部45が所定時間間隔で取得する撮像画像において、ターゲット選定部29が選定したターゲットの追跡処理を行う。具体的には、ターゲット選定部29は、ターゲットを選定した場合、選定したターゲットの画像情報を抽出して記憶部11に記憶しておく。例えば、ターゲットの顔領域の画像情報、ターゲットの衣服領域の画像情報、又はターゲットの全身の画像情報が抽出され、抽出された画像情報が追跡テンプレートとして記憶部11に記憶される。そして、ターゲット追跡部(判断部)46は、ターゲット撮像部45が順次取得する撮像画像から追跡テンプレートに一致する領域を検知した場合、ターゲットの追跡に成功したと判断する。なお、ターゲットの追跡に成功した場合、ターゲット追跡部46は、検知した領域(即ち、追跡テンプレートに一致する領域)の画像情報を抽出し、抽出した画像情報を追跡テンプレートに更新して記憶部11に記憶する。ターゲット追跡部46は、ターゲット撮像部45が順次取得する撮像画像から追跡テンプレートに一致する領域を検知できなかった場合、ターゲットの追跡に失敗したと判断する。
首振り機構駆動部47は、ターゲット追跡部46による追跡結果に基づいて首振り機構18にモータ18aの駆動処理を行わせることにより、頭部分1aを首振り動作させ、ターゲット用カメラ15の撮像方向を調整(変更)する。ターゲット追跡部46がターゲットの追跡に成功している場合、首振り機構駆動部47は、追跡中のターゲットの撮像位置が撮像画像の中央付近となるように、首振り機構18を制御してターゲット用カメラ15の撮像方向を調整する。なお、ターゲット追跡部46がターゲットの追跡に失敗した場合、首振り機構駆動部47は、例えば、首振り機構18を制御してターゲット用カメラ15の撮像方向を大きく変更する。そして、ターゲット撮像部45が、変更された撮像方向の撮像画像を取得し、ターゲット追跡部46が、新たに取得された撮像画像から追跡テンプレートに一致する領域を検索することにより、追跡に失敗したターゲットを探すようにしてもよい。
情報提供部48は、追跡中のターゲット、即ち、拠点まで誘導中のターゲットに対して案内情報を提供する。例えば、案内情報DB11cに記憶されている案内情報には、選定されたターゲットを拠点まで誘導する際に用いる案内情報が含まれており、情報提供部48は、追跡中のターゲットの属性に対応する案内情報のうちで、誘導中に提供すべき案内情報を案内情報DB11cから読み出す。ここでは、案内装置1及びターゲットは移動中である可能性が高いので、案内情報は音声データであることが好ましい。よって、情報提供部48は、案内情報DB11cから読み出した案内情報(音声データ)をスピーカ16から音声出力する。
また、案内装置1がプロジェクターを有する場合、情報提供部48は、例えばターゲットの進行方向の床面に、進行方向を示す矢印等の案内をプロジェクターにて表示する構成としてもよい。
更に、案内装置1が、マイク等の集音部を有し、集音部によって収集した音声を解析し、解析した内容に応じた応答をスピーカ16から音声出力することにより人と会話するコミュニケーションロボットである場合、情報提供部48は、ターゲットの属性に応じた案内情報だけでなく、ターゲットとの会話から取得した情報に基づいた応答(会話)を行う構成としてもよい。
上述した各機能によって、案内装置1の制御部10は、障害物を回避しながら自動走行を行いつつ、選定したターゲットを拠点まで誘導(案内)する誘導部として動作する。
次に、案内装置1が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。なお、案内装置1は、拠点から移動しつつターゲットを選定する処理を行い、ターゲットを選定した場合、選定したターゲットを拠点まで案内(誘導)する処理を行う。
図7は、案内装置1が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、案内装置1の記憶部11に記憶してあるターゲット選定プログラム11aを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
案内装置1の制御部10は、進行方向用カメラ14によって案内装置1の進行方向を撮像し(S1)、取得した撮像画像に基づいて、進行方向における障害物の検知処理を行う(S2)。そして、制御部10は、障害物の検知処理の結果に基づいて、案内装置1の進行方向を特定し(S3)、移動機構17を制御することによって、特定した進行方向に案内装置1を移動させる(S4)。
一方、案内装置1の制御部10は、ターゲット用カメラ15によって案内装置1の周囲を撮像し(S5)、取得した撮像画像に基づいて、案内装置1の周囲における候補者(人)の検知処理を行う(S6)。なお、制御部10は、撮像画像に基づいて、案内装置1の周囲における候補者群の検知処理を行い、検知した候補者群に基づいて、各候補者の検知処理を行う。
制御部10は、候補者を検知したか否かを判断しており(S7)、検知していないと判断した場合(S7:NO)、ステップS1の処理に戻る。そして、制御部10は、ステップS1~S4の処理を行うことにより、案内装置1を移動させ、ステップS5,S6の処理を行うことにより、移動した場所で撮像して得られた撮像画像に基づいて候補者の検知処理を行う。制御部10は、候補者を検知するまで、ステップS1~S7の処理を繰り返し、案内装置1を移動させつつ、ターゲット用カメラ15による撮像処理及び候補者の検知処理を行う。このほかに、制御部10は、ターゲット用カメラ15におけるズームイン処理、又は首振り機構18によるターゲット用カメラ15の撮像方向の変更を行いつつ、ターゲット用カメラ15による撮像処理及び候補者の検知処理を行う構成でもよい。
ステップS7で候補者を検知したと判断した場合(S7:YES)、制御部10は、検知した候補者の属性を判定する(S8)。例えば、制御部10は、検知された候補者毎の属性及び候補者の集団としての属性を判定する。
次に、制御部10は、ステップS8で判定した属性と、案内情報DB11cの登録内容とに基づいて、検知した候補者に、案内装置1が設置されている拠点の顧客に適合するターゲットが存在するか否かを判断する(S9)。ターゲットが存在しないと判断した場合(S9:NO)、制御部10は、ステップS1の処理に戻り、ステップS1~S9の処理を再度行う。
ターゲットが存在すると判断した場合(S9:YES)、制御部10は、検知した候補者をターゲットに選定する(S10)。ここで、制御部10は、選定したターゲットの、例えば顔領域の画像情報を抽出し、追跡テンプレートとして記憶部11に記憶しておく。
次に制御部10は、選定したターゲットの近くに案内装置1を移動させる(S11)。具体的には、制御部10は、選定されたターゲットの撮像画像に基づいてターゲットに近づく方向を決定し、決定した方向を案内装置1の進行方向に特定する。そして、制御部10は、移動機構17によって、特定した進行方向に案内装置1を移動させることにより、案内装置1をターゲットの近くに移動させる。
ターゲットの近くに移動した後、制御部10は、選定したターゲットの属性に対応する案内情報を案内情報DB11cから読み出し(S12)、読み出した案内情報を提供し(S13)、処理を終了する。これにより、案内装置1は、ターゲットの近くで案内情報を表示又は音声出力するので、所望のターゲットに案内情報を提供することができる。
上述した処理において、ステップS1~S4の処理と、ステップS5~S10の処理とは、実行順序を入れ替えてもよく、同時に実行されてもよい。即ち、案内装置1は、進行方向の障害物を回避しながら移動(走行)する処理と、撮像して得られた撮像画像からターゲットを選定する処理とを、どのような順序で行ってもよいし、同時に行ってもよい。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は、予め設定された属性のターゲットを適切に選定することができ、適切に選定された所望のターゲットに案内情報を提供することができる。
図8は、案内装置1が行うターゲットの誘導処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、案内装置1の記憶部11に記憶してある誘導処理プログラム11bを含む制御プログラムに従って制御部10によって実行される。なお、例えば、図5(A),(B)に示す表示画面中の「希望する」ボタンが操作された場合のように、拠点までの案内を希望するとの回答をターゲットから取得した場合に、制御部10は、ターゲットの誘導処理を実行する。
案内装置1の制御部10は、まず、自装置1の現在位置から拠点までの経路を決定する(S21)。例えば、制御部10は、フロアマップの情報と、拠点の位置情報と、自装置1の現在位置とに基づいて、現在位置から拠点までの経路を決定する。経路は、現在位置から拠点までの最短経路であってもよいし、ターゲットに紹介したい場所を経由する経路であってもよい。また、フロアマップ上の各位置から拠点までの経路を予め記憶部11に記憶しておき、制御部10は、現在位置に対応する経路を記憶部11から読み出す構成でもよい。
次に制御部10は、進行方向用カメラ14によって案内装置1の進行方向を撮像し(S22)、取得した撮像画像に基づいて、進行方向における障害物の検知処理を行う(S23)。そして、制御部10は、ステップS21で決定した経路と、障害物の検知処理の結果とに基づいて、案内装置1の進行方向を特定し(S24)、移動機構17を制御することによって、特定した進行方向に案内装置1を移動させる(S25)。
一方、案内装置1の制御部10は、ターゲット用カメラ15によって、図7中のステップS10で選定されたターゲットを撮像し(S26)、取得した撮像画像に基づいて、ターゲットの追跡処理を行う(S27)。なお、制御部10は、ターゲットを選定した際に記憶部11に記憶した追跡テンプレートを用いてターゲットの追跡処理を行う。
制御部10は、ターゲットの追跡に成功したか否かを判断しており(S28)、追跡に成功したと判断した場合(S28:YES)、追跡中のターゲットに提供すべき案内情報を案内情報DB11cから読み出して提供する(S29)。これにより、案内装置1は、拠点まで誘導中のターゲットが付いてきていることを確認できると共に、案内情報を提供することによってターゲットに逃げられないようにすることができる。
ターゲットの追跡に失敗したと判断した場合(S28:NO)、制御部10は、ターゲットの誘導に失敗したことを示す失敗情報を記憶部11に記憶し(S31)、処理を終了する。失敗情報は、例えば失敗数のカウンタであり、制御部10は、カウンタの数に1を加算する。また、失敗情報には、ターゲットの追跡処理に用いていた追跡テンプレート、誘導に失敗するまでにターゲットに提供した案内情報、案内情報の提供順序(案内手順)、誘導に失敗するまでにターゲットを誘導した誘導経路(誘導手順)等を含めてもよい。なお、ターゲットに提供した案内情報及び案内情報の提供順序を失敗情報に含める場合、制御部10は、例えば、ターゲットを選定した後、ターゲットに案内情報を提供する都度、提供した案内情報を提供順序と共に記憶部11に記憶しておいてもよい。
ターゲットを誘導中の案内装置1において、制御部10は、フロアマップにおける自装置1の現在位置と、拠点の位置情報とに基づいて、拠点に到着したか否かを判断する(S30)。例えば、自装置1の現在位置が拠点の位置に一致した場合、制御部10は、拠点に到着したと判断する。拠点に到着していないと判断した場合(S30:NO)、制御部10は、ステップS22の処理に戻る。そして、制御部10は、ステップS22~S25の処理を行うことにより、案内装置1を拠点に向けて移動させ、ステップS26~S29の処理を行うことにより、ターゲットの誘導が成功しているか否かを確認すると共に、ターゲットに案内情報を提供する。
拠点に到着したと判断した場合(S30:YES)、制御部10は、ターゲットの誘導に成功したことを示す成功情報を記憶部11に記憶し(S32)、処理を終了する。成功情報は、例えば成功数のカウンタであり、制御部10は、カウンタの数に1を加算する。また、成功情報には、ターゲットの追跡処理に用いていた追跡テンプレート、誘導に成功するまでにターゲットに提供した案内情報、案内情報の提供順序(案内手順)、誘導に成功するまでにターゲットを誘導した誘導経路(誘導手順)等を含めてもよい。なお、ターゲットに提供した案内情報及び案内情報の提供順序を成功情報に含める場合、制御部10は、例えば、ターゲットを選定した後、ターゲットに案内情報を提供する都度、提供した案内情報を提供順序と共に記憶部11に記憶しておいてもよい。
上述した処理において、ステップS22~S25の処理と、ステップS26~S29の処理とは、実行順序を入れ替えてもよく、同時に実行されてもよい。即ち、案内装置1は、進行方向の障害物を回避しながら拠点に向かって移動する処理と、撮像して得られた撮像画像に基づいてターゲットを追跡する処理とを、どのような順序で行ってもよいし、同時に行ってもよい。
上述した処理により、本実施形態の案内装置1は、選定したターゲットが付いてきているか否かを確認しながら拠点まで誘導することができる。また、案内装置1は、拠点までの誘導に成功又は失敗した場合に、その旨を示す誘導結果情報(成功情報又は失敗情報)を記憶部(誘導結果記憶部)11に記憶する。よって、案内装置1は、拠点まで誘導できたターゲットの数(成功数)と、誘導に失敗したターゲットの数(失敗数)とを管理できる。
上述した処理におけるステップS30では、制御部10は、例えば、自装置1の現在位置が拠点の位置に一致した場合に、拠点に到着したと判断する。このほかに、例えば、拠点の担当者(例えば、店舗の店員)の顔領域のテンプレート画像を予め記憶しておく。そして、制御部10は、誘導中のターゲットの撮像画像に対して、ターゲットの追跡処理と、拠点の担当者のテンプレート画像に基づく担当者の検索処理とを行い、ターゲットが拠点の担当者との会話を開始したことを検知した場合に、拠点に到着したと判断する構成としてもよい。
また、拠点の担当者又は誘導中のターゲットが、操作パネル12を介して誘導の終了、並びに、誘導の成功又は失敗を入力する構成とすることもできる。例えば、操作パネル12に拠点の担当者の操作用として、終了ボタン、成功ボタン及び失敗ボタンを表示させておく。そして、誘導中のターゲットに接触した担当者が、ターゲットとの会話から案内装置1による誘導が終了したか否か、及び誘導が成功したか否かを判断し、判断結果に応じたボタンを操作する。これにより、制御部10は、拠点に到着したこと(誘導が終了したこと)、および誘導に成功又は失敗したことを操作パネル12を介して取得できる。また、操作パネル12に誘導中のターゲットの操作用として、終了ボタン、案内装置1による誘導が役に立ったか否かの評価を入力するための評価ボタンを表示させておく。そして、誘導中のターゲットは、案内装置1による誘導が不要となった場合に終了ボタンを操作し、案内装置1による誘導に対する評価に応じた評価ボタンを操作する。これにより、制御部10は、拠点に到着したこと(誘導が終了したこと)、および誘導に対する評価を操作パネル12を介して取得できる。
上述した本実施形態では、進行方向用カメラ14にて撮像して得られた撮像画像に基づいて、進行方向の障害物を検知する構成であるが、例えば赤外線センサを用いて障害物を検知する構成としてもよい。
また、上述した本実施形態において、案内装置1がターゲットの拠点への誘導に成功した場合又は失敗した場合、制御部10が、ターゲット選定プログラム11aを再度実行する構成としてもよい。この場合、制御部10は、誘導が終了した時点で次のターゲットの選定処理を開始するので、案内装置1によるターゲットの選定及び拠点への誘導を効率よく行うことができる。
(実施形態2)
上述した実施形態1の案内装置1の変形例について説明する。上述した実施形態1の案内装置1は、拠点から移動しつつターゲットを選定する処理と、選定したターゲットを拠点まで誘導する処理とを行う。これに対して、実施形態2の案内装置は、移動機構を備えず、ターゲットを選定する処理のみを行う。
図9は、実施形態2に係る案内装置の外観を示す模式図、図10は、実施形態2に係る案内装置の内部構成例を示すブロック図である。
本実施形態の案内装置5は、例えばデジタルサイネージであり、床面又は壁面に設置されて使用される。図9(A)には床面に設置される案内装置5の例を示し、図9(B)には壁面に設置される案内装置5の例を示す。本実施形態の案内装置5は、操作パネル52を有し、操作パネル12の表示面側にカメラ54及びスピーカ55が設けられている。
本実施形態の案内装置5は、例えば、展示会、イベント会場、ショッピングモール等の施設の適宜箇所に、少なくとも1つのブース又は店舗用の案内装置として設置され、このブース又は店舗の顧客に適合するターゲットを選定する。そして、案内装置5は、選定したターゲットに案内情報を提供する。なお、本実施形態の案内装置5が設置される施設において、人通りの多い場所、人だかりが生じる場所等の複数箇所に案内装置5を設置することにより、各場所でそれぞれターゲットの選定及び案内情報の提供を行うことができる。また、案内装置5が設置される施設は、1つのフロアを有する施設に限らず、複数階のフロアを有する施設であってもよい。なお、以下では、案内装置5を使用してターゲットの選定を行うブース又は店舗を、案内装置5の拠点と呼ぶ。
本実施形態の案内装置5は、制御部50、記憶部51、操作パネル52、通信部53、カメラ54及びスピーカ55等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部50は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部50は、記憶部51に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、案内装置5が行う種々の制御処理を行う。
記憶部51は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部51は、制御部50が実行する制御プログラム(例えば、ターゲット選定プログラム51a)及び各種のデータ(例えば、案内情報データベース51b)等を予め記憶している。また記憶部51は、制御部50が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
案内情報データベース51b(以下、案内情報DB51bという)は、上述した実施形態1の案内情報DB11cと同様に、拠点の顧客とすべきターゲットの属性と、ターゲットに提供すべき案内情報とが対応付けて登録されている。なお、本実施形態の案内装置5は、複数の拠点のターゲットを選定する構成とすることができ、案内情報DB51bには、拠点の情報に対応付けて、各拠点のターゲットの属性及び案内情報が登録されている。
操作パネル52は、操作部及び表示部が一体として構成されたタッチパネルである。操作部は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部50へ送出する。表示部は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を含み、制御部50からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。なお、操作パネル52を用いずに、操作部及び表示部を各別に設けてもよい。
通信部53は、LAN又はインターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークに接続可能な外部装置との間で通信を行う。通信部53は、通信線を介した有線通信を行う構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。
カメラ54は、制御部50からの指示に従って案内装置5の周囲を撮像して周囲の撮像画像(画像データ)を取得し、取得した撮像画像を記憶部51に記憶させる。図9(A),(B)に示す案内装置5では、カメラ54は操作パネル52の表示面側を撮像する。カメラ54が撮像した撮像画像は、案内装置5が各拠点のターゲットを選定する際に用いられる。
スピーカ55は、制御部50からの指示に従った内容(メッセージ)を音声出力する。図9(A),(B)に示す案内装置5では、スピーカ55は操作パネル52の表示面側に配置されているが、操作パネル52の表示面側にいる人に音声が届く位置であれば配置位置は限定されない。
本実施形態のターゲット選定プログラム51aは、上述した実施形態1のターゲット選定プログラム11aと類似しているが、本実施形態の案内装置5が移動機構及び首振り機構を備えないことにより、両者は若干異なる。具体的には、本実施形態の案内装置5において、制御部50がターゲット選定プログラム51aを実行した場合、図3に示す機能のうち、候補者撮像部26、候補者検知部27、属性判定部28、ターゲット選定部29及び情報提供部30の各機能を実現する。候補者撮像部26、候補者検知部27、属性判定部28、ターゲット選定部29及び情報提供部30の各機能が行う処理は、実施形態1で説明したので、ここでは省略する。なお、実施形態2の候補者撮像部26は、カメラ54に撮像処理を行わせ、案内装置5の周囲(操作パネル52の表示面側)の撮像画像を取得する。また、実施形態2のターゲット選定部29及び情報提供部30は、記憶部51に記憶されている案内情報DB51bに基づいてそれぞれの処理を行う。
次に、本実施形態の案内装置5が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図11は、実施形態2の案内装置5が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、案内装置5の記憶部51に記憶してあるターゲット選定プログラム51aを含む制御プログラムに従って制御部50によって実行される。
案内装置5の制御部50は、カメラ54によって案内装置5の周囲を撮像し(S41)、取得した撮像画像に基づいて、案内装置5の周囲における候補者(人)の検知処理を行う(S42)。なお、制御部50は、撮像画像に基づいて、案内装置5の周囲における候補者群の検知処理を行い、検知した候補者群に基づいて各候補者の検知処理を行う。制御部50は、候補者を検知したか否かを判断しており(S43)、検知したと判断した場合(S43:YES)、検知した候補者の属性を判定する(S44)。ここでも、制御部50は、例えば、検知された候補者毎の属性及び候補者の集団としての属性を判定する。
次に、制御部50は、ステップS44で判定した属性と、案内情報DB51bの登録内容とに基づいて、検知した候補者に、いずれかの拠点の顧客に適合するターゲットが存在するか否かを判断する(S45)。なお、本実施形態の案内装置5は、複数の拠点のターゲットを選定するので、制御部50は、検知した各候補者が、1又は複数の拠点のターゲットに該当するか否かをそれぞれ判断する。
ステップS43で候補者を検知していないと判断した場合(S43:NO)、又は、ステップS45でターゲットが存在しないと判断した場合(S45:NO)、制御部50は、ステップS41の処理に戻る。制御部50は、ターゲットを検知するまで、ステップS41~S45の処理を繰り返し、カメラ54による撮像処理、候補者の検知処理及びターゲットの検知処理を行う。
ターゲットが存在すると判断した場合(S45:YES)、制御部50は、検知した候補者をターゲットに選定する(S46)。そして、制御部50は、選定したターゲットの属性に対応する案内情報を案内情報DB51bから読み出し(S47)、読み出した案内情報を提供し(S48)、処理を終了する。これにより、案内装置5は、周囲(自装置5の近く)にターゲットを検知(選定)した場合に案内情報を表示又は音声出力するので、近傍のターゲットに案内情報を提供することができる。
上述した本実施形態において、スピーカ55として指向性スピーカを用いてもよい。この場合、検知したターゲットにピンポイントで案内情報の音声を届けることができる。よって、案内装置5が移動機構を備えない場合であっても、所望のターゲットに案内情報を確実に提供することができる。
(実施形態3)
上述した実施形態2の変形例について説明する。本実施形態では、例えばデジタルサイネージである複数の案内装置と、上述した実施形態2の案内装置5が行っていたターゲットの選定処理を行う中央装置とを含む案内システムについて説明する。即ち、本実施形態では、ターゲット選定プログラムはそれぞれの案内装置にはインストールされておらず、中央装置にインストールされている。
図12は、実施形態3に係る案内装置の設置例を示す模式図である。本実施形態では、フロアを複数のエリアに分割し、各エリアにそれぞれ案内装置5aが設置されており、各案内装置5aが各エリアの撮像画像を取得する。なお、図12には、第1~第15ブースが設置されているフロアに5つの案内装置5aが設置されている例を示す。また、各案内装置5aは図中に矢符で示す方向を操作パネル52の表示方向、即ち、カメラ54の撮像方向としてある。
本実施形態の案内装置5aのそれぞれは、記憶部51にターゲット選定プログラム51a及び案内情報DB51bが記憶されていないこと以外は、実施形態2の案内装置5と同様の構成を有する。同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、実施形態3に係る中央装置9の内部構成例を示すブロック図である。本実施形態の中央装置9は、例えばパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ等である。中央装置9は、拠点内に設置されていてもよいし、拠点内に設置されていなくてもよい。
中央装置9は、制御部90、記憶部91及び通信部92等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。なお、中央装置9は、表示部及び操作部等を更に備える構成でもよい。
制御部90は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部90は、記憶部91に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、中央装置9が行う種々の制御処理を行う。
記憶部91は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部91は、制御部90が実行する制御プログラム(例えば、ターゲット選定プログラム91a)及び各種のデータ(例えば、案内情報データベース91b)等を予め記憶している。また記憶部91は、制御部90が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
通信部92は、LAN又はインターネット等のネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNに接続可能な外部装置との間で通信を行う。通信部92は、通信線を介した有線通信を行う構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。本実施形態では、通信部92は、ネットワークNを介して各案内装置5aとの間で通信を行う。
本実施形態の中央装置9は、制御部90がターゲット選定プログラム91aを実行することにより、実施形態2の案内装置5と同様の機能を実現し、同様の処理を実行する。なお、本実施形態では、それぞれの案内装置5aは、カメラ54にて取得した撮像画像をネットワークNを介して中央装置9へ送信し、中央装置9は、それぞれの案内装置5aから受信した撮像画像に基づいてターゲットの選定処理を行う。また、中央装置9は、ターゲットを選定した場合、選定されたターゲットに提供する案内情報を、案内情報データベース91b(以下、案内情報DB91bという)から読み出し、ネットワークNを介して、撮像画像の送信元の案内装置5aへ送信する。そして、案内装置5aは、中央装置9から受信した案内情報を例えば操作パネル52に表示することにより、自装置5aの近傍のターゲットに案内情報を提供する。
次に、本実施形態の案内システムにおいて、案内装置5a及び中央装置9が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図14は、実施形態3の案内装置5a及び中央装置9が行う処理の手順を示すフローチャートである。図14において左側にはそれぞれの案内装置5aが行う処理を示し、右側には中央装置9が行う処理を示す。
本実施形態の案内システムにおいて、それぞれの案内装置5aの制御部50は、カメラ54によって案内装置5aの周囲を撮像し(S91)、取得した撮像画像を、通信部53によって中央装置9へ送信する(S92)。いずれかの案内装置5aから撮像画像を取得した場合、中央装置9の制御部90は、実施形態2の案内装置5が行う図11中のステップS42~S46の処理と同様の処理を行い、撮像画像の送信元の案内装置5aの周囲にいる、いずれかの拠点のターゲットを検知する(S93~S97)。なお、中央装置9の制御部90は、ステップS94で候補者を検知できないと判断した場合(S94:NO)、又はステップS96でターゲットが存在しないと判断した場合(S96:NO)、処理を終了する。
中央装置9の制御部90は、いずれかの拠点のターゲットを選定した場合、選定したターゲットの属性に対応する、拠点に関する案内情報を案内情報DB91bから読み出す(S98)。そして、制御部90は、読み出した案内情報を、通信部(送信部)92によって撮像画像の送信元の案内装置5aへ送信する(S99)。案内装置5aの制御部50は、中央装置9から受信した案内情報を、例えば操作パネル52に表示することにより提供し(S100)、処理を終了する。
上述した処理により、案内装置5aの周囲にターゲットが存在する場合に案内情報を案内装置5aによって表示又は音声出力できるので、案内装置5aの近傍のターゲットに案内情報を提供することができる。なお、図12に示すフロアマップでは、左下の位置に配置された案内装置5aが、中央装置9から取得した案内情報を表示している例を示す。
本実施形態では、各案内装置5aのカメラ54によって取得した撮像画像に基づくターゲットの選定処理を中央装置9が行うので、案内装置5aによる処理負担を軽減できる。
(実施形態4)
上述した実施形態2の変形例について説明する。本実施形態では、上述した実施形態2の案内装置5と、案内装置5が選定したターゲットを拠点まで誘導する誘導装置6とを含む案内システムについて説明する。
図15は、実施形態4に係る案内システムの構成例を示す模式図である。本実施形態の案内システムは、複数の案内装置5と誘導装置6とを含み、各装置はネットワークNを介して相互に通信可能に構成されている。誘導装置6は複数設けられていてもよい。本実施形態の案内装置5は上述した実施形態2の案内装置5と同一であるので説明を省略する。本実施形態の誘導装置6は、例えば、外観が実施形態1の案内装置1と同一であり、内部構成が実施形態1の案内装置1と若干異なる。
本実施形態の案内システムにおいて、案内装置5は、実施形態2と同様に、展示会、イベント会場、ショッピングモール等の施設の適宜箇所に設置される。そして、案内装置5は、予め登録されているブース又は店舗(拠点)の顧客に適合するターゲットを選定する処理を行う。誘導装置6は、実施形態1の案内装置1と同様に、予め登録されている拠点に設置され、案内装置5が拠点のターゲットを選定した場合に、選定されたターゲットを拠点まで誘導する処理を行う。
図16は、実施形態4に係る誘導装置6の内部構成例を示すブロック図である。本実施形態の誘導装置6は、記憶部61にターゲット選定プログラムが記憶されていないこと以外は、実施形態1の案内装置1と同様の構成を有する。具体的には、誘導装置6は、制御部60、記憶部61、操作パネル62、無線通信部63、進行方向用カメラ64、ターゲット用カメラ65、スピーカ66、移動機構67及び首振り機構68等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。また記憶部61には、制御部60が実行する制御プログラムとして、誘導処理プログラム61aが記憶されており、各種のデータとして、上述した実施形態1の案内情報DB11cと同様の登録内容を有する案内情報データベース61b(以下、案内情報DB61bという)が記憶されている。なお、誘導装置6の記憶部61には、実施形態1の案内装置1と同様に、誘導装置6が設置されるフロアのフロアマップの情報と、フロアマップ上の拠点の位置情報とが予め記憶されている。その他の各部は、実施形態1の案内装置1が有する各部と同一であるので説明を省略する。
本実施形態の案内装置5は、制御部50がターゲット選定プログラム51aを実行することにより、実施形態2の案内装置5と同様の機能を実現し、同様の処理を実行する。本実施形態の誘導装置6は、制御部60が誘導処理プログラム61aを実行することにより、図6に示した実施形態1の案内装置1が実現する機能と同様の機能を実現する。
次に、本実施形態の案内システムにおいて、案内装置5及び誘導装置6が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図17は、実施形態4の案内装置5及び誘導装置6が行う処理の手順を示すフローチャートである。図17において左側には案内装置5が行う処理を示し、右側には誘導装置6が行う処理を示す。図17に示す各処理において、図11に示した実施形態2の案内装置5が行う処理と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
本実施形態の案内システムにおいて、案内装置5の制御部50は、図11中のステップS41~S46と同様の処理を行い、自装置5の周囲にいる、いずれかの拠点のターゲットを検知する。案内装置5の制御部50は、いずれかの拠点のターゲットを選定した場合、ターゲットを選定した旨を誘導装置6に通知する(S51)。誘導装置6が複数設けられている場合、制御部50は、例えば、自装置5に最も近い場所にある誘導装置6に通知する。また、案内装置5のそれぞれと誘導装置6のそれぞれとが対応付けられている場合、制御部50は、自装置5に対応付けられている誘導装置6に通知する。また、拠点のそれぞれと誘導装置6のそれぞれとが対応付けられている場合、制御部50は、選定したターゲットを誘導すべき拠点に対応付けられている誘導装置6に通知する。また、案内装置5が誘導装置6に通知する内容には、自装置5(ターゲットを選定した案内装置5)を示す情報、自装置5の設置場所を示す情報、選定したターゲットの属性を含めてもよい。また、案内装置5は、選定したターゲットの画像情報を誘導装置6に通知してもよい。なお、ターゲットの画像情報は、例えば、ターゲットの顔領域、衣服領域又は全身の画像情報としてもよい。
誘導装置6の制御部60は、案内装置5からターゲットを選定した旨の通知を受信し(S52)、通知内容に基づいて、案内装置5が選定したターゲットの近くに誘導装置6を移動させる(S53)。具体的には、制御部60は、通知内容に基づいて案内装置5の設置場所を特定し、案内装置5に近づく方向を進行方向に決定し、移動機構67によって、決定した進行方向に誘導装置6を移動させることにより、誘導装置6を案内装置5の近くに移動させる。案内装置5が選定したターゲットは案内装置5の近傍に存在するので、誘導装置6は、上述したように、ターゲットを選定した案内装置5の近くに移動することにより、選定されたターゲットの近くに移動することができる。なお、例えば、エリアマップ上の各案内装置5の設置位置を予め誘導装置6の記憶部61に記憶しておいた場合、案内装置5は、自装置5の設定位置を示す情報を誘導装置6に通知する必要がなく、自装置5の識別情報を誘導装置6に通知すればよい。この場合、誘導装置6は、案内装置5から通知された識別情報と、エリアマップ上の各案内装置5の設置位置とに基づいて、通知元の案内装置5の設置位置を特定することができる。また、案内装置5からターゲットの画像情報が通知された場合、誘導装置6は、例えばターゲット用カメラ65によって取得した撮像画像に対して、ターゲットの画像情報に基づく検知処理を行うことにより、ターゲットを特定する構成とすることができる。この場合、案内装置5が選定したターゲットを誘導装置6が引き継ぐことができる。
ターゲットの近くに移動した後、誘導装置6の制御部60は、案内装置5から通知されたターゲットの属性に対応する案内情報を案内情報DB61bから読み出し(S54)、読み出した案内情報を提供し(S55)、処理を終了する。これにより、自動走行可能な誘導装置6が、案内装置5が選定したターゲットの近くで案内情報を表示又は音声出力できるので、所望のターゲットに案内情報を提供することができる。
なお、誘導装置6が、実施形態1の案内装置1と同様にターゲットの選定処理も行う構成である場合、ターゲットの近くに移動した後にターゲットの選定処理を行う構成としてもよい。この場合、誘導装置6は、案内装置5が選定したターゲットを確実に把握できる。
上述した本実施形態において、案内装置5は、いずれかの拠点のターゲットを選定した場合に、実施形態2と同様に、選定したターゲットに案内情報を提供するようにしてもよい。この場合、案内装置5がターゲットを選定してから誘導装置6がターゲットの近くに移動するまでの間に、案内装置5がターゲットに案内情報を提供することができるので、ターゲットを確保することができる。
上述した本実施形態において、誘導装置6は、制御部60が記憶部61に記憶されている誘導処理プログラム61aを実行することにより、図8に示した処理と同様の処理を行い、案内装置5が選定したターゲットを拠点まで誘導することができる。
また、本実施形態においても、誘導装置6は、各拠点までの誘導に成功又は失敗した場合に、その旨を示す誘導結果情報(成功情報又は失敗情報)を記憶部61に記憶することにより、拠点まで誘導できたターゲットの数(成功数)と、誘導に失敗したターゲットの数(失敗数)とを管理できる。
上述した本実施形態において、案内装置5がターゲットの選定処理のみを行う場合、案内装置5は、操作パネル52及びスピーカ55を備えない構成でもよい。また、案内装置5の代わりにカメラを設置し、カメラによって取得された撮像画像が、ターゲット選定プログラム51aがインストールされたコンピュータへ送出されるように構成してもよい。この場合、コンピュータが、各カメラによる撮像画像に基づいて、各カメラの周囲におけるターゲットの選定処理を行うことができる。
また、上述した本実施形態に実施形態3の構成を適用してもよい。具体的には、ネットワークNに中央装置9を接続し、案内装置5はカメラ54によって取得した撮像画像をネットワークN経由で中央装置9へ送信し、中央装置9が、案内装置5から取得した撮像画像に基づいてターゲットの選定処理を行う構成でもよい。また、この場合、中央装置9が、ターゲットを選定した旨を誘導装置6へ通知する構成とすることができる。
(実施形態5)
上述した実施形態1の案内装置1の変形例について説明する。上述した実施形態1の案内装置1は、予め記憶部11(案内情報DB11c)に記憶してある案内情報を、選定したターゲットに提供する構成である。これに対して、実施形態5の案内装置は、自装置に予め記憶してある案内情報を提供すると共に、拠点に設置してある通信装置から案内情報を取得して提供する処理を行う。従って、実施形態5では、上述した実施形態1の案内装置1と、例えば拠点内に設置されている通信装置とを含む案内システムについて説明する。以下では、実施形態5の案内装置を実施形態1の案内装置1の変形例として説明するが、実施形態5の構成は、実施形態2~4の案内装置5にも適用できる。
図18は、実施形態5に係る案内システムの内部構成例を示すブロック図である。本実施形態の案内システムは、少なくとも1つの案内装置1と通信装置7とを含み、各装置は相互に通信可能に構成されている。本実施形態の案内装置1は、上述した実施形態1の案内装置1と同一の構成を備え、更に集音部19を備える。実施形態1と同一の構成については説明を省略する。集音部19は、マイク19a等を含み、マイク19aを介して音声データを収集し、得られた音声データを制御部10へ送出する。
本実施形態の通信装置7は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。通信装置7は、例えば拠点内に設置され、拠点にいる人(担当者又は店員)によって操作される。
通信装置7は、制御部70、記憶部71、表示部72、操作部73、通信部74、オペレータ用カメラ75、集音部76及びスピーカ77等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部70は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部70は、記憶部71に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、案内装置7が行う種々の制御処理を行う。
記憶部71は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部71は、制御部70が実行する制御プログラム及び各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部71は、制御部70が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
表示部72は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を含み、制御部70からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部73は、例えばキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部70へ送出する。
表示部72及び操作部73は、一体として構成されたタッチパネルとすることもできる。
通信部74は、LAN又はインターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークに接続可能な外部装置との間で通信を行う。通信部74は、通信線を介した有線通信を行う構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。本実施形態の通信装置7では、例えば、通信部74はネットワークを介して案内装置1と通信するが、通信装置7及び案内装置1は直接通信するように構成されていてもよい。
オペレータ用カメラ75は、制御部70からの指示に従って、拠点にいて通信装置7を操作する人(以下、オペレータという)又は拠点の様子を撮像し、オペレータ又は拠点の撮像画像(画像データ)を取得する。オペレータ用カメラ75は、取得した撮像画像(画像データ)を記憶部71へ送出し、記憶部71に記憶させる。
集音部76は、マイク76a等を含み、マイク76aを介して音声データを収集し、得られた音声データを制御部70へ送出する。
スピーカ77は、制御部70からの指示に従った内容(メッセージ)を音声出力する。
本実施形態の案内装置1は、制御部10がターゲット選定プログラム11aを実行することにより、実施形態1の案内装置1と同様の機能を実現し、同様の処理を実行する。なお、本実施形態の案内装置1において、制御部10が実現する情報提供部30は、選定されたターゲットに提供する案内情報として、案内情報DB11cに記憶されている案内情報だけでなく、拠点にいるオペレータとの会話を提供する。
図19は、実施形態5の案内装置1が提供する案内情報の表示画面例を示す模式図である。図19(A)に示すように、本実施形態の案内装置1が提供する案内情報(表示データ)は、図5(A)に示す案内情報のほかに、例えば、拠点のオペレータとの会話を希望するか否かを問うメッセージが表示されており、オペレータとの会話を希望するか否かを回答するために操作する「希望する」ボタン及び「希望しない」ボタンも表示されている。なお、オペレータとの会話を希望するか否かを問うメッセージはスピーカ16から音声出力されてもよく、ターゲットからの回答は、集音部19にて集音したターゲットの発話を音声認識することによって取得するようにしてもよい。
オペレータとの会話を希望するとの回答をターゲットから取得した場合、本実施形態の案内装置1の制御部10は、通信装置7に通信要求を行い、通信装置7から応答があった場合、通信装置7との通信を開始する。図19(B)に示す表示画面では、案内装置1が通信装置7とのテレビ電話を開始した状態を示しており、選定されたターゲットは、案内装置1及び通信装置7を介して、拠点のオペレータと会話することができる。
次に、本実施形態の案内システムにおいて、案内装置1及び通信装置7が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図20は、実施形態5の案内装置1及び通信装置7が行うターゲットの選定処理の手順を示すフローチャートである。図20において左側には案内装置1が行う処理を示し、右側には通信装置7が行う処理を示す。本実施形態の案内システムにおいて、案内装置1の制御部10は、図7中のステップS1~S13と同様の処理を行うので、ステップS13以降の処理についてのみ説明する。なお、図20ではステップS1~S12の処理の図示を省略している。
ステップS13において、案内装置1の制御部10は、ターゲットに提供する案内情報として、図19(A)に示す表示画面を操作パネル12に表示する。
案内装置1の制御部10は、オペレータとの会話を希望するとの回答をターゲットから取得したか否かに応じて、通信装置7との通信を要求されたか否かを判断する(S61)。通信を要求されていないと判断した場合(S61:NO)、制御部10は、案内情報DB11cに記憶されている案内情報の提供を継続する(S13)。
通信を要求されたと判断した場合(S61:YES)、制御部10は、通信装置7に通信要求を行う(S62)。通信装置7の制御部70は、案内装置1から通信要求を受信し(S63)、通信可能であれば応答する(S64)。
案内装置1の制御部10は、通信装置7から応答があった場合、通信装置7との通信を開始する(S65)。
ここでは、案内装置1の制御部10は、ターゲット用カメラ15にて取得したターゲットの撮像画像と、集音部19にて収集したターゲットの音声とを無線通信部13から通信装置7へ送信する。通信装置7の制御部70は、オペレータ用カメラ75にて取得したオペレータの撮像画像と、集音部76にて収集したオペレータの音声とを通信部74から案内装置1へ送信する。また、案内装置1の制御部10は、通信装置7から受信したオペレータの撮像画像を操作パネル12に表示すると共に、オペレータの音声をスピーカ16から出力する。通信装置7の制御部70は、案内装置1から受信したターゲットの撮像画像を表示部72に表示すると共に、ターゲットの音声をスピーカ77から出力する。これにより、案内装置1にて選定されたターゲットは、拠点にいるオペレータと会話することができる。よって、案内装置1による案内に何らかの障害が生じた場合に、拠点のオペレータと会話できることにより、選定されたターゲットをより確保することができる。なお、オペレータがオペレータ用カメラ75にて拠点内の様子を撮像した場合には、通信装置7は、拠点内の撮像画像を案内装置1へ送信し、ターゲットに提供することができる。
上述した本実施形態において、案内装置1がターゲットに提供する案内情報として、通信装置7を用いたオペレータとの会話のほかに、例えば、通信装置7の記憶部71に記憶されている各種の案内情報を案内装置1経由でターゲットに提供する構成とすることもできる。この場合、案内装置1は、通信装置7に案内情報を要求し、通信装置7から受信した案内情報を操作パネル12に表示し、またスピーカ16から音声出力することによってターゲットに提供する。
(実施形態6)
上述した実施形態1の案内装置1において、制御部10は誘導処理プログラム11bを実行してターゲットの拠点への誘導処理を行った場合、誘導結果として誘導に成功したか失敗したかを示す誘導結果情報(成功情報及び失敗情報)を記憶部11に蓄積している。このような情報に基づいて、案内装置1による拠点への誘導(勧誘)の効果を測定することができる。また、案内装置1による効果に基づいて、案内装置1の使用料金(例えばレンタル料金)を決定することもできる。
よって、このような構成の案内装置1において、記憶部11に蓄積された誘導結果を示す情報に基づいて、自装置1の使用料金を決定する処理を行う構成としてもよい。例えば、案内装置1の制御部10は、誘導に成功した数(成功数)と、誘導に失敗した数(失敗数)とを計数し、例えば1日又は1週間の動作終了後に、成功数及び成功率に基づいて使用料金を算出し、例えば操作パネル12に表示する。具体的には、それぞれの成功数及び成功率毎に料金を予め設定しておくことにより、制御部10は、自装置1の成功数及び成功率に対応する料金を特定することができる。
また、案内装置1は、ターゲットの追跡処理に用いた追跡テンプレート(ターゲットの顔領域、衣服領域又は全身の画像情報)を記憶部11に記憶している。よって、案内装置1は、ターゲットの追跡テンプレートを取得した時点で、例えば拠点に設置されている通信装置に追跡テンプレートを送信しておく。そして、通信装置が、拠点内を撮像するカメラで取得した撮像画像に対して、追跡テンプレートに基づくターゲットの検索処理を行う。これにより、案内装置1によって選定されたターゲットが拠点に来たか否かを判断できる。よって、案内装置1による拠点への誘導に失敗したターゲットであっても、ターゲット自身で拠点に来た場合に、誘導(勧誘)に成功したと判定する構成とすることができる。
上述した本実施形態の構成は、実施形態4の誘導装置6及び実施形態5の案内装置1にも適用できる。
(実施形態7)
上述した実施形態6の案内装置1は、自装置1に蓄積した誘導結果情報に基づいて、自装置1の使用料金を決定する構成である。実施形態7では、上述した実施形態1の案内装置1を複数含み、各案内装置1に蓄積された誘導結果情報を集計装置が集計する案内システムについて説明する。
図21は、実施形態7に係る集計装置の内部構成例を示すブロック図である。集計装置8は、拠点内に設置されていてもよいし、拠点の運営会社内に設置されていてもよい。集計装置8は、複数の案内装置1と相互に通信可能に構成されている。本実施形態の案内装置1は、上述した実施形態1の案内装置1と同一であるので説明を省略する。
本実施形態の集計装置8は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末等である。集計装置8は、制御部80、記憶部81、表示部82、操作部83及び通信部84等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
制御部80は、CPU又はMPU等のプロセッサを含む。制御部80は、記憶部81に記憶してある制御プログラムを適宜実行することにより、集計装置8が行う種々の制御処理を行う。
記憶部81は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部81は、制御部80が実行する制御プログラム(例えば、集計処理プログラム81a)及び各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部81は、制御部80が制御プログラムを実行する際に発生するデータ(例えば、集計データベース81b)等を一時的に記憶する。
表示部82は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を含み、制御部80からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部83は、例えばキーボード、マウス等を含み、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部80へ送出する。
表示部82及び操作部83は、一体として構成されたタッチパネルとすることもできる。
通信部84は、LAN又はインターネット等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワークに接続可能な外部装置との間で通信を行う。通信部84は、通信線を介した有線通信を行う構成でもよいし、無線通信を行う構成でもよい。
本実施形態の案内システムにおいて、各案内装置1は、選定したターゲット毎に、ターゲットの追跡処理に用いた追跡テンプレート、ターゲットに提供した案内情報、案内情報の提供順序(案内手順)、ターゲットを誘導した誘導経路(誘導手順)、誘導の成否等を含む誘導結果情報を記憶部11に蓄積している。なお、ターゲットに提供した案内情報には、誘導開始前に提供した案内情報だけでなく、誘導中に提供した案内情報も含まれる。
次に、本実施形態の集計装置8が行う処理をフローチャートに基づいて説明する。図22は、実施形態7の集計装置8が行う処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、集計装置8の記憶部81に記憶してある集計処理プログラム81aを含む制御プログラムに従って制御部80によって実行される。
集計装置8の制御部80は、各案内装置1の記憶部11に蓄積されている誘導結果情報を集計するタイミングが到来したか否かを判断しており(S71)、到来していないと判断した場合(S71:NO)、到来するまで待機する。例えば、集計タイミングとして、1日のうちの所定時刻又は1週間のうちの所定曜日の所定時刻が設定されており、制御部80は、所定時刻が到来したか否かに応じて、集計タイミングが到来したか否かを判断する。
集計タイミングが到来したと判断した場合(S71:YES)、制御部80は、ネットワークを介して案内装置1のそれぞれから、記憶部11に蓄積された誘導結果情報を収集する(S72)。制御部80は、収集した誘導結果情報を記憶部81の集計データベース(以下、集計DBという)81bに記憶させる。
図23は、集計DB81bの記憶内容を示す模式図である。集計DB81bには、それぞれの案内装置1を識別するための案内装置情報に対応付けて、それぞれの案内情報1から取得した案内手順、誘導手順及び誘導の成否が記憶されている。案内手順には、各ターゲットに提供した案内情報及びその提供順序が含まれており、誘導手順には、各ターゲットを誘導した誘導経路、誘導中に提供した案内情報及びその提供順序が含まれている。
集計装置8の制御部80は、それぞれの案内装置1から収集した誘導結果情報を集計DB81bに記憶した後、それぞれの案内装置1毎に、誘導の成功数及び失敗数を計数し、計数した成功数及び失敗数に基づいて成功率を算出する(S73)。なお、各案内装置1から収集する誘導結果情報に成功数及び失敗数が含まれる場合、制御部80は、案内装置1から取得した成功数及び失敗数に基づいて成功率を算出すればよい。
次に制御部80は、各案内装置1における成功率に基づいて、成功率の高い案内手順及び誘導手順を決定する(S74)。例えば、制御部80は、ステップS73で算出した成功率が最も高い案内装置1において、案内手順及び誘導手順毎に成功率を算出し、成功率が最も高い案内手順及び誘導手順を決定する。なお、複数の案内装置1の配置状況によっては、異なる案内装置1が同一の案内手順及び誘導手順を行う場合が考えられる。この場合、例えば、制御部80は、案内装置1毎の成功率を算出するのではなく、全ての案内装置1において、同一の案内手順及び誘導手順毎の成功率を算出し、成功率が最も高い案内手順及び誘導手順を決定してもよい。
制御部80は、決定した案内手順及び誘導手順を各案内装置1へ送信し(S75)、処理を終了する。各案内装置1は、集計装置8から受信した案内手順及び誘導手順を記憶部11に記憶し、次にターゲットの選定及び拠点への誘導を行う際の手順に設定する。
上述した処理により、複数の案内装置1を使用してターゲットの選定及び拠点への誘導を行う構成において、各案内装置1が行った案内手順及び誘導手順と、その成否とを集計装置8が一元管理できる。また、拠点への誘導の成功率が最も高かった案内手順及び誘導手順の処理を全ての案内装置1に実行させることができるので、ターゲットを拠点に誘導できる可能性を高めることができる。
上述した処理において、実施形態6の案内装置1と同様に、集計装置8の制御部80は、ステップS73で算出した各案内装置1による成功数及び成功率に基づいて、各案内装置1の使用料金(レンタル料金)を決定してもよい。この場合、各案内装置1の使用料金を集計装置8で管理できる。
上述した各実施形態の案内装置1、実施形態4の誘導装置6、実施形態7の集計装置8等では、ターゲット用カメラ15により取得した撮像画像、ターゲットの追跡処理に用いた追跡テンプレート(撮像画像)、ターゲットとの会話内容のデータ等、個人情報が含まれる可能性があるデータを記憶部に記憶(蓄積)する場合がある。このような構成を有する場合、設定によって、各データを一時的に保存し、各装置の電源が切られたときに記憶部から消去するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態の案内装置1,5が行うターゲットの選定処理において、複数の人(候補者)がいる候補者群(人の集団)をターゲットに選定し、選定した人の集団に対して案内情報を提供するようにしてもよい。また、人の集団が複数組検知された場合には、最も人数の多い集団(グループ)をターゲットに選定するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,5 案内装置
7 通信装置
9 中央装置(通信装置)
10 制御部
11 記憶部(誘導結果記憶部)
12 操作パネル
13 無線通信部(通信部)
14 進行方向用カメラ
15 ターゲット用カメラ
17 移動機構
21 進行方向撮像部(移動方向撮像部)
22 障害物検知部
27 候補者検知部
28 属性判定部
29 ターゲット選定部(選定部)
30 情報提供部
45 ターゲット撮像部(対象者撮像部)
46 ターゲット追跡部(判断部)
54 カメラ(撮像部)
92 通信部(送信部)
27a 候補者群検知部

Claims (12)

  1. 対象者に案内情報を提供する案内装置において、
    所定位置から移動する移動機構によって移動しつつ、複数の候補者を含む候補者群を検知する候補者群検知部と、
    前記候補者群検知部が前記候補者群を検知した場合、前記移動機構によって前記候補者群の近傍に移動し、前記候補者群から対象者を選定する選定部と、
    前記選定部が選定した対象者に、前記所定位置に関する案内情報を提供する情報提供部と、
    前記移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、
    前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を記憶する誘導結果記憶部と、
    前記誘導結果記憶部に記憶してある前記誘導結果情報に応じて使用料金を決定する料金決定部と
    を備えることを特徴とする案内装置。
  2. 対象者に案内情報を提供する案内装置において、
    1又は複数の候補者から対象者を選定する選定部と、
    前記選定部が選定した対象者に案内情報を提供する情報提供部と、
    移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、
    前記誘導部が誘導する前記対象者を撮像する対象者撮像部と、
    該対象者撮像部が撮像する画像に前記対象者が含まれるか否かに基づいて、前記対象者の誘導が成功しているか否かを判断する判断部と、
    前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を記憶する誘導結果記憶部と、
    前記誘導結果記憶部に記憶してある前記誘導結果情報に応じて使用料金を決定する料金決定部と
    を備えることを特徴とする案内装置。
  3. 選定すべき対象者の属性に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記候補者の属性を判定する属性判定部とを備え、
    前記選定部は、前記属性判定部が判定した前記候補者の属性が、前記記憶部に記憶してある属性に一致する候補者を対象者に選定し、
    前記情報提供部は、前記選定部が選定した対象者の属性に応じた案内情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の案内装置。
  4. 前記移動機構は、予め設定された前記所定位置から所定範囲の領域内を移動することを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  5. 前記移動機構による移動方向を撮像する移動方向撮像部と、
    該移動方向撮像部が撮像する画像に基づいて、移動方向における障害物の有無を検知する障害物検知部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  6. 所定の通信装置と通信可能な通信部を備え、
    前記情報提供部は、前記通信部が前記所定の通信装置から受信した情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  7. 前記情報提供部は、ネットワーク経由で前記案内情報を提供するためのアドレス情報を表示装置に表示することを特徴とする請求項1から6までのいずれかひとつに記載の案内装置。
  8. 前記誘導結果記憶部は、前記情報提供部による案内情報の提供手順及び前記誘導部による誘導手順に対応付けて前記誘導結果情報を記憶することを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載の案内装置。
  9. 前記誘導部による前記所定位置までの誘導に失敗した場合、及び、前記誘導部が前記対象者を前記所定位置まで誘導した場合、前記選定部は、前記対象者の選定を再度開始することを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載の案内装置。
  10. 前記選定部は、複数の候補者を含む候補者群を前記対象者に選定することを特徴とする請求項1からまでのいずれかひとつに記載の案内装置。
  11. 1又は複数の候補者から対象者を選定する選定部と、前記選定部が選定した対象者に案内情報を提供する情報提供部と、移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を、前記情報提供部による案内情報の提供手順及び前記誘導部による誘導手順に対応付けて記憶する誘導結果記憶部と、前記誘導結果記憶部に記憶してある前記誘導結果情報に応じて使用料金を決定する料金決定部とを備える案内装置を複数備える案内システムであって、
    複数の案内装置のそれぞれから、前記誘導結果記憶部に記憶してある誘導結果情報、案内情報の提供手順及び誘導手順を取得して記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶した誘導結果情報のうちで成功率の高い誘導結果情報に対応する案内情報の提供手順及び誘導手順を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した案内情報の提供手順及び誘導手順の実行を前記複数の案内装置に指示する手順指示部と
    を備えることを特徴とする案内システム。
  12. 1又は複数の候補者から対象者を選定する選定部と、前記選定部が選定した対象者に案内情報を提供する情報提供部と、移動機構によって移動しつつ前記選定部が選定した対象者を所定位置まで誘導する誘導部と、前記情報提供部による案内情報の提供手順及び前記誘導部による誘導手順に対応付けて前記誘導部による前記所定位置までの誘導に成功したか否かを示す誘導結果情報を記憶する誘導結果記憶部とを備える案内装置を複数備える案内システムであって、
    複数の案内装置のそれぞれから、前記誘導結果記憶部に記憶してある誘導結果情報、案内情報の提供手順及び誘導手順を取得して記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶した誘導結果情報のうちで成功率の高い誘導結果情報に対応する案内情報の提供手順及び誘導手順を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した案内情報の提供手順及び誘導手順の実行を前記複数の案内装置に指示する手順指示部と
    を備えることを特徴とする案内システム。
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