JP2019051478A - 液体回収装置 - Google Patents

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Kazuhisa Nishinakamura
和寿 西中村
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公和 小原
祐一 坂上
Yuichi Sakagami
祐一 坂上
佐藤 博道
Hiromichi Sato
博道 佐藤
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Abstract

【課題】気液二相流体の幅広い条件下において、液相流体の高い回収率を実現可能な液体回収装置を提供する。【解決手段】液体回収装置10は、外管20、内管30、排気管31、排液管45を有して構成されている。外管20は、液体回収装置10の外殻を構成しており、導入部21と、拡管部23と、大径部24とを有している。液体回収装置10は、外管20の導入部21から導入された気液二相流体を、外管20と内管30により構成された二重管部35を通過させることで、液相流体Flを分離させて液相回収部40に回収すると共に、分離された気相流体Fgを排気管31から排出させる。液相回収部40は二重管部35の流れ方向下流側に配置されており、液相回収部40の流路断面積は、二重管部35の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きく形成されている。この為、二重管部35に流入した気液二相流体は液相回収部40の内部にて渦流を発生させる。【選択図】図5

Description

本発明は、気液二相流体から液相流体を分離して回収する液体回収装置に関する。
従来、蒸気や圧縮空気や各種ガス等の流体を用いたシステムにおいて、液体回収装置が配置されている。当該液体回収装置は、気液二相状態の流体を気相と液相に分離するように構成されており、分離した液相状態の流体を回収して種々の用途に利用している。
このような液体回収装置に係る発明として、特許文献1に記載された発明が知られている。特許文献1に記載された気液分離器は、気液二相流体が流れる分離器ケーシングの内周壁面に沿って、円筒形状の液体集合部材を配置することによって、管状部材の二重構造となるように構成されている。
当該気液分離器では、気液二相流体は、分離器ケーシングの内周壁面と液体集合部材表面との間の間隙部分に流入する際に、気相流体と液相流体に分離される。分離された液相流体は、分離器ケーシングの内周壁面に沿って流れる。そして、分離器ケーシングと液体集合部材の間の間隙部分には、液体排出口が設けられている為、分離された液相流体は、当該液体排出口を介して回収されている。
特開2005−147482号公報
ここで、液体回収装置を用いたシステムにおいて、液体回収装置に流入する気液二相流体の状態は、常に所定の状態であるとは限らない。例えば、燃料電池システムに適用した場合には、気液二相流体としての燃料電池の排気の状態は、負荷変動などによって様々に変化してしまう。この為、液体回収装置としては、幅広い条件下で液相流体の回収率を高く維持することが必要とされる。
特許文献1の気液分離器のような液体回収装置では、気液二相流体の流量が大きい場合には、間隙部分にて気相流体による渦流が発生して流体の流れが阻害されてしまう。これにより、当該液体回収装置では、間隙部分を通過する液相流体の流れが阻害される為、液相流体の回収率が低下してしまう。
又、液相流体の流量が一時的に増大した場合、液相流体の水位が間隙部分を越え、液体集合部材の下部よりも上方になってしまうことが想定される。この場合、液相流体の一部が液体集合部材の内部を介して流出してしまう為、結果として、液相流体の回収率が低下してしまう。
本発明は、これらの点に鑑みてなされており、気液二相流体の幅広い条件下において、液相流体の高い回収率を実現可能な液体回収装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の液体回収装置は、
気液二相流体が導入される導入部(21)を有する外管(20)と、
導入部における気液二相流体の流れ方向に関し、導入部を下流側に延長した位置にて外管の内部に配置され、気液二相流体から分離された気相流体を排出する内管(30)と、
外管における流れ方向下流側にて、外管の内側に対して予め定められた間隔を設けて内管を配置して構成される二重管部(35)と、
二重管部における流れ方向下流側において、当該二重管部の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きな流路断面積を有して構成され、気液二相流体から分離された液相流体を回収する液相回収部(40)と、
液相回収部の下部に接続され、当該液相回収部に回収された液相流体を排出する排液管(45)と、を有する。
当該液体回収装置によれば、外管の導入部から導入された気液二相流体を、外管と内管により構成された二重管部を通過させることで、液相流体を分離させて液相回収部に回収すると共に、分離された気相流体を排気管から排出させることができる。そして、当該液体回収装置は、液相回収部の内部に回収した液相流体を、排液管を介して外部へ排出することができる。
ここで、当該液体回収装置において、液相回収部の流路断面積は、二重管部の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きく形成されており、液相回収部は、二重管部の流れ方向下流側に配置されている。
この為、当該液体回収装置において、流体の流れは、二重管部に導入された後、液相回収部の内部にて渦流を発生させる。即ち、当該液体回収装置は、流体が二重管部に流入する部分よりも流れ方向下流側で渦流を発生させる為、外管の内面に沿った液相流体の移動は、二重管部に流入する際に渦流によって妨げられることはない。
これにより、当該液体回収装置によれば、外管の内面に沿って移動する液相流体を円滑に液相回収部に流入させることができ、気液二相流体の幅広い条件下において、高い回収率で液相流体を回収することができる。
又、液相回収部の流路断面積は、二重管部の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きく形成されている為、液相回収部の内部に多くの液相流体を貯留することができる。
即ち、当該液体回収装置は、液相回収部に流入する液相流体の流量が増大した場合であっても、内管を介して液相流体が流出することを抑制できる。つまり、液体回収装置は、気液二相流体に含まれる液相流体の量に関する幅広い条件に対応することができ、高い回収率で液相流体を回収することができる。
尚、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る液体回収装置を含む燃料電池システムの構成図である。 第1実施形態に係る液体回収装置の外観斜視図である。 第1実施形態に係る液体回収装置の内部構成を示す断面図である。 従来の気液分離器における気液二相流体の流れを示す説明図である。 第1実施形態に係る液体回収装置における気液二相流体の流れを示す説明図である。 第2実施形態に係る液体回収装置の内部構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る液体回収装置の内部構成を示す断面図である。 第4実施形態に係る液体回収装置の内部構成を示す断面図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の実施形態において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る液体回収装置10は、燃料電池1を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に搭載されており、燃料電池システム100の一部を構成している。当該燃料電池システム100は、走行用電動モータやバッテリ等の電気機器(図示せず)に対して、燃料電池1で発電された電力を供給するように構成されている。
先ず、第1実施形態に係る燃料電池システム100の構成について、図1を参照しつつ説明する。第1実施形態に係る燃料電池システム100は、図1に示すように、水素と酸素との化学反応を利用して電力を発生する燃料電池1(FCスタック)を有している。
当該燃料電池1は、固体高分子電解質型燃料電池(PEFC)であり、多数のセルを組み合わせて構成されている。各セルは、電解質膜を一対の電極で挟み込んで形成されている。
燃料電池1には、空気通路2を介して、酸素を含む空気が供給される。この空気通路2には、エアポンプ6が配置されており、エアポンプ6の作動によって空気を圧送して、燃料電池1に供給している。又、燃料電池1には、水素通路3を介して水素が供給される。
そして、燃料電池1では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり、電気エネルギが発生する。この電気化学反応に用いられなかった未反応の酸素及び水素は、排気ガス及び排気水素として燃料電池1から排出される。尚、未反応の排気水素は、水素ポンプ9の作動に伴って、再び水素通路3に戻され、燃料電池1に対して供給される。
(負極側)H→2H+2e
(正極側)2H+1/2O+2e→H
当該電気化学反応の為には、燃料電池1内の電解質膜は、水分を含んだ湿潤状態となっている必要がある。当該燃料電池システム100は、燃料電池1に供給される空気及び水素に加湿を行い、これらの加湿されたガスを燃料電池1に供給することで、燃料電池1内の電解質膜を加湿するように構成されている。
又、燃料電池1では、発電の際の電気化学反応により熱及び水分が発生する。当該燃料電池1の発電効率を考慮すると、燃料電池1は、燃料電池システム100が作動している間、一定温度(例えば80℃程度)に維持されている必要がある。又、燃料電池1内部の電解質膜は、所定の許容上限温度を超えると、高温により破壊されてしまう。この為、燃料電池1の温度が許容温度以下となるようにしておく必要がある。
図1に示すように、当該燃料電池システム100には、冷却水回路が配置されており、熱媒体としての冷却水を用いて、燃料電池1を冷却して当該燃料電池1の温度を制御している。この熱媒体である冷却水としては、低温時における凍結を防止する為に、例えば、エチレングリコールと水の混合溶液を用いることができる。
当該冷却水回路は、ラジエータ4と、ファン5と、冷却水流路7と、ウォータポンプ8とを有して構成されており、燃料電池1とラジエータ4の間で冷却水を循環させることで、燃料電池1で発生した熱を系外へ放出するように構成されている。
ラジエータ4は、燃料電池1で発生した熱を系外に放熱するように構成された熱交換器である。当該燃料電池システム100においては、冷却水回路の冷却水は、燃料電池1を流れる過程で、電気化学反応で発生した熱を吸熱して流出し、冷却水流路7を介して、ラジエータ4へ流入する。
ラジエータ4では、冷却水と大気との熱交換が行われ、冷却水の熱が大気に放熱される。その後、冷却水は、ラジエータ4から燃料電池1へ向かって流れ、冷却水回路の冷却水流路7を循環する。即ち、ラジエータ4は、熱媒体としての冷却水との熱交換によって、燃料電池1の電気化学反応で生じた熱を放熱して、燃料電池1を冷却している。
又、当該ラジエータ4は、ファン5を有している。ファン5は、ラジエータ4における熱交換対象である外気をラジエータ4に送風することで、ラジエータ4における冷却水の熱交換を補助している。
ウォータポンプ8は、燃料電池1とラジエータ4を含む循環径路としての冷却水流路7に配置されており、冷却水を圧送することで、冷却水流路7内において冷却水を循環させている。
当該燃料電池システム100では、冷却水回路における冷却水の温度制御は、ウォータポンプ8による流量制御、ファン5の送風量制御によって行われる。そして、冷却水流路7における燃料電池1の出口側には、図示しない水温センサが配置されている。当該水温センサは、燃料電池1の出口側から流出する冷却水温度を検出する。
当該燃料電池システム100において、燃料電池1による発電の際に発生した水分は、燃料電池1から空気通路2を介して、空気に含まれた状態(即ち、気液二相状態)で排出される。この為、空気通路2における燃料電池1の下流側には、液体回収装置10が配置されている。即ち、燃料電池1から液体回収装置10へ向かう流体の流れ方向が本発明における気液二相流体の流れ方向に相当する。
当該液体回収装置10は、燃料電池1での発電の際に発生した水分を、空気通路2から排出された空気と共に取り込んで、水蒸気と水に分離する。そして、液体回収装置10で分離された水蒸気は、燃料電池システム100の外部に排出される。
一方、液体回収装置10で分離された水は、凝縮により温度が下げられた状態で液体回収装置10内に回収され、燃料電池1の加湿等に用いられる。即ち、液体回収装置10は、本発明における液体回収装置として機能する。当該液体回収装置10の具体的構成については、後に図面を参照しつつ詳細に説明する。
当該燃料電池システム100において、液体回収装置10内にて回収された回収水は、種々の用途に利用することが可能である。当該燃料電池システム100において、回収水は、燃料電池1における電解質膜の加湿と、ラジエータ4の冷却に用いられる。液体回収装置10の下部には、当該液体回収装置10内に貯留されている回収水を利用する為の回収水用流路11が接続されている。
図1に示すように、この回収水用流路11は、液体回収装置10の下部と流量調整弁13とを接続しており、当該回収水用流路11には、散布用ポンプ12が配置されている。従って、当該燃料電池システム100においては、散布用ポンプ12を作動させることによって、液体回収装置10内に貯留されている回収水を、流量調整弁13へ圧送することができる。
流量調整弁13には、ラジエータ側流路14と、加湿用流路15とが接続されている。ラジエータ側流路14は、散布用ポンプ12の作動によって、液体回収装置10内部から流量調整弁13を介して圧送された回収水をラジエータ4に散布する為の流路である。ラジエータ側流路14の先端部分には、水を霧状に散布(噴射)する為の散水ノズルが配置されている。
当該燃料電池システム100において、当該流量調整弁13は、ラジエータ側流路14に対する弁開度と、加湿用流路15に対する弁開度を独立して調整可能に構成されており、ラジエータ側流路14における回収水の散布流量と、加湿用流路15における回収水の散布流量を調整する。
そして、加湿用流路15は、散布用ポンプ12の作動によって、液体回収装置10内部から流量調整弁13を介して圧送された回収水を燃料電池1に散布する為の流路である。当該加湿用流路15の先端部分には、水を霧状に散布(噴射)する為の散水ノズルが配置されている。
具体的には、当該加湿用流路15における散水ノズルは、空気通路2におけるエアポンプ6の下流側に回収水を散布して、空気通路2の空気と共に燃料電池1に供給するように配置されている。
そして、第1実施形態に係る燃料電池システム100は、図示しない制御装置を有している。当該制御装置は、燃料電池システム100を構成する各制御対象機器の作動を制御する制御部である。当該制御装置は、CPU、ROM及びRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されている。
制御装置の入力側には、燃料電池1及び水温センサが接続されている。従って、制御装置は、燃料電池1の出力や水温センサによる冷却水温度を取得することができる。
又、制御装置の出力側には、水素ポンプ9、散布用ポンプ12、流量調整弁13等の各制御対象機器が接続されている。従って、当該制御装置のROMに記憶されている制御プログラムに基づいて、燃料電池システム100の作動を制御することができる。
続いて、第1実施形態に係る液体回収装置10の具体的構成について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。尚、図3に示す断面図は、当該液体回収装置10における外管20の中心軸Cを含む縦方向の断面で切断した状態を示している。
又、以下の説明にて、図2等に示す上下方向は、燃料電池システム100にて液体回収装置10を取り付けた状態の上下方向を示している。そして、以下の説明における流れ方向とは、液体回収装置10に流入する際の気液二相流体の流れ方向を意味しており、後述する導入部21の中心軸Cに準じているものとする。
上述したように、当該液体回収装置10は、空気通路2における燃料電池1の下流側において、当該燃料電池1から排出された水分を含む空気(即ち、気液二相流体)から水蒸気(即ち、気相流体Fg)と水(即ち、液相流体Fl)に分離して、液体としての水を回収すると共に、水蒸気を排気する。
図2、図3に示すように、液体回収装置10は、当該液体回収装置10の外殻を構成する外管20と、外管20の内部に配置される内管30と、気液二相流体から分離された気相流体Fg(即ち、水蒸気)が排出される排気管31と、気液二相流体から分離された液相流体Fl(即ち、水)を主に排出する排液管45とを有して構成されている。
外管20は、液体回収装置10の外殻を構成しており、導入部21と、拡管部23と、大径部24とを有している。当該外管20は、本発明における外管として機能する。そして、導入部21は、燃料電池1から流出した気液二相流体を外管20の内部に導入する部分であり、外管20における流れ方向上流側を構成している。導入部21は、本発明における導入部として機能する。
図2、図3に示すように、円管状の導入部21の内部には、断面円形状の流路が形成されている。以下の説明においては、円管状の導入部21における流路の中心軸を中心軸Cとし、当該中心軸Cを基準として用いる。導入部21における流路断面は、中心軸Cを中心とし予め定められた導入部内径Raを半径とする円形を示す。
当該導入部21の一端部には、導入口22が配置されている。導入口22は、燃料電池1から流れ方向下流側に伸びる空気通路2に接続されている。従って、燃料電池1から排出された水分及び水蒸気を含む気液二相流体は、空気通路2、導入口22を介して、外管20の内部に導入される。
そして、導入部21における気液二相流体の流れ方向下流側には、拡管部23が配置されている。第1実施形態に係る拡管部23は、導入部21の中心軸Cと同軸上に配置された管状に形成されており、流れ方向下流側に向かうほど流路断面積が連続的に拡大するように構成されている。当該拡管部23は、本発明における拡管部に相当する。
具体的に説明すると、拡管部23の流れ方向上流側における流路断面は、中心軸Cを中心とし導入部内径Raを半径とする円形である。そして、図3に示すように、拡管部23における流路断面積は、流れ方向下流側に向かうほど連続的に大きくなっていく。拡管部23の流れ方向下流側における流路断面は、中心軸Cを中心とし拡管部最大内径Rbを半径とする円形となる。拡管部最大内径Rbは、導入部内径Raよりも大きな値を示す。
拡管部23における流れ方向下流側には、大径部24が配置されている。第1実施形態に係る大径部24は、中心軸Cから離れる方向へ段差を備えた段差部24aを有して構成されており、中心軸Cと同軸上に配置された円管状に形成されている。図3に示すように、大径部24における内部断面は、中心軸Cを中心とし大径部内径Rcを半径とする円形を為している。
大径部内径Rcは、導入部内径Ra及び拡管部最大内径Rbよりも大きな値を示しており、拡管部最大内径Rbに対して予め定められた値の差を有するように定められている。段差部24aにおける段差の大きさは、大径部内径Rcと拡管部最大内径Rbとの差で表現することができる。
当該段差部24aを有することで、大径部24の内部断面積は、拡管部23における流れ方向下流側の流路断面積よりも大きい。即ち、外管20における内部断面積は、大径部24に到達すると急激に大きく拡大することになる。
尚、外管20の内面には、親水性を付与する処理が施されている。親水性を付与することによって、外管20の内面に沿って移動する液相流体Flの剥離を抑制することができるからである。この親水性を付与する処理としては、親水性の官能基(例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基等)を外管20の内面に直接付与する化学的処理を挙げることができる。
又、親水性を付与する対象としては、外管20の内、導入部21及び拡管部23の内面に親水性が付与されていれば良く、大径部24の内面については当該処理を省略することも可能である。
そして、内管30は、外管20における流れ方向下流側部分において、当該外管20の内部に配置されており、円管状に形成されている。当該内管30は、外管20の導入部における中心軸Cと同軸上に配置されている。内管30は、本発明における内管として機能する。
図5に示すように、内管30の内部には、気液二相流体から分離された気相流体Fgが主に流入する。内管30における流路断面は、中心軸Cを中心とし予め定められた内管内径Rdを半径とする円形を示す。ここで、第1実施形態に係る内管内径Rdは、導入部内径Raと同じ値を示す。
即ち、第1実施形態において、内管30における流路は、外管20の導入部21における流路と同形であり、当該導入部21の流路を流れ方向下流側に延長した延長線上に配置される。
図3に示すように、内管30の流れ方向上流側の端部は、外管20の拡管部23における下流側部分の内部に配置されており、内管30の流れ方向下流側の端部は、大径部24における下流側を構成する下流側壁部25まで伸びている。
そして、内管30は、外管20(即ち、拡管部23及び大径部24)の内側面に対して予め定められた間隔を設けるように配置されている。つまり、外管20の流れ方向下流側において、外管20の内部に対して間隔を隔てて内管30が配置されている為、当該液体回収装置10における二重管部35を構成する。
内管30における流れ方向下流側には、排気管31が接続されており、外管20の大径部24から延出するように形成された円管によって構成されている。従って、排気管31には、内管30を通過した気相流体Fgが流入する。
そして、排気管31における流れ方向下流側には、気相排出口32が配置されている。当該気相排出口32は、排気管31の内部と燃料電池システム100の外部とを連通している。従って、排気管31は、気相排出口32を介して、気相流体Fgを燃料電池システム100の外部に排出する。
図3に示すように、当該液体回収装置10は、外管20と内管30により構成される二重管部35を有している。第1実施形態に係る二重管部35は、外管20の拡管部23及び大径部24と、内管30とが二重に配置されて構成された部分であり、内管30と外管20の間に予め定められた間隔を有している。二重管部35は、本発明における二重管部を構成している。
当該二重管部35は、導入部21から流入した気液二相流体の流れを、内管30の内部に流入する流れと、二重管部35における外管20と内管30の隙間に流入する流れに分岐させる機能を果たす。
流れ方向上流側における二重管部35は、外管20の拡管部23と内管30によって構成されている。そして、流れ方向下流側における二重管部35は、外管20の大径部24と内管30によって構成されており、その下流側における大径部24と内管30との隙間は、大径部24における下流側壁部25によって閉塞されている。
そして、当該液体回収装置10は、当該二重管部35の一部に液相回収部40を有している。図3に示すように、液相回収部40は、外管20の大径部24と内管30を二重に配置して構成されており、二重管部35における流れ方向下流側を構成している。
即ち、第1実施形態に係る液相回収部40は、内管30の外周を囲むように配置されており、内管30の外周の下部を含んでいる。従って、当該液相回収部40は、拡管部23と内管30の間を通過した液相流体Flを、流入口41を介して回収し、その内部に貯留することができる。当該液相回収部40は、本発明における液相回収部として機能する。
尚、流入口41は、液相回収部40に対して液相流体Fl等が流入する部分であり、第1実施形態では、外管20における拡管部23及び大径部24の接続部分と、内管30との間に形成される隙間によって構成される。
ここで、流れ方向上流側における二重管部35の流路断面積は、外管20の拡管部23における内部断面積から内管30の外形断面積を減算して求められる。流れ方向下流側にあたる液相回収部40の流路断面積は、外管20の大径部24における内部断面積から内管30の外形断面積を減算して求められる。
図3に示すように、大径部24の大径部内径Rcは、拡管部23の下流側に段差部24aを有している為、拡管部23に係る拡管部最大内径Rbよりも十分に大きい。又、内管30の外形は一定である。
従って、液相回収部40に係る流路断面積は、流れ方向上流側における二重管部35の流路断面積よりも大きな値を示す。これにより、液相回収部40の内部容積を増大させることができる為、気液二相流体から分離された液相流体Flを回収して、より多く貯留することができる。
そして、液相回収部40の下部には、排液管45が接続されており、その端部に液相排出口46を有している。排液管45は、液相排出口46を介して、燃料電池システム100の回収水用流路11に接続されている為、液相回収部40で回収した液相流体Fl(即ち、生成水)を回収水用流路11に排出することができる。当該排液管45は、本発明における排液管に相当する。
上述したように、燃料電池システム100では、液相回収部40で回収された液相流体Flは、燃料電池システム100の発電能力を向上させる為の種々の用途に用いられる。例えば、ラジエータ4の冷却や燃料電池1における電解質膜の加湿等に用いられる。
尚、排液管45は、液相回収部40の下部に接続されていればよく、その取出方法は種々の態様を採用することができる。例えば、図2、図3等に示すように、液相回収部40の下面から下方に伸びるように、排液管45を接続する例に限定されるものではなく、液相回収部40の側面における下部から水平方向に伸びるように、排液管45を接続してもよい。
ここで、第1実施形態に係る液体回収装置10に対する理解を容易にする為に、従来から知られている気液分離器Sについて、図4を参照しつつ説明する。
先ず、図4に示す従来の気液分離器Sの構成について説明する。この気液分離器Sは、直径の異なる外管Po及び内管Piを用いて構成されている。外管Poは、気液分離器Sのケーシングを構成する大径の円筒状の直管であり、その端部に気液二相流体が導入される導入口Iを有している。
内管Piは、当該外管Poの内径よりも小径の円筒状の直管であり、溶接によって外管Poの内部において、当該外管Poと同軸上に取り付けられている。導入口I側における内管Piの端部Eは、外管Poの導入口Iまで延長することはなく、導入口Iよりも下流側に位置している。そして、内管Piの逆側には、気体排出口Ogが配置されている。
図4に示すように、大径の外管Poと小径の内管Piの間には、隙間部Isが内管Piの外周を囲むように形成されている。当該隙間部Isの下流側は、下流側壁部Wdにより閉塞されている。隙間部Isを構成する外管Poの下部には、液体排出口Olが配置されており、液体排出管Dを介して、図示しないタンク等に接続されている。
次に、当該気液分離器Sの内部における気液二相流体の流れについて説明する。導入口Iから気液分離器S内に至る過程で、気液二相流体に含まれていた液相流体Flは、外管Poの内周壁面に沿って流れていく。この時、気液二相流体における気相流体Fgは、内管Piの端部Eにて、内管Piの内部とその周囲に配置された隙間部Isに分流される。
内管Piの内部に流入した気相流体Fgは、そのまま内管Piの内部を流れ、気体排出口Ogから気液分離器Sの外部へ排出される。一方、隙間部Isに流入した気相流体Fgについては、理想的には、外管Poの内周壁面に付着している液相流体Flを押し流しつつ、隙間部Isを通過して、液体排出口Ol及び液体排出管Dに流入する。
ここで、図4に示すような気液分離器Sにおいては、隙間部Isにおける流路断面積は内管Piの内部の流路断面積に比べて非常に小さくなっており、液体排出口Ol及び液体排出管Dの流路断面積も小さく形成されている。
この為、当該気液分離器Sでは、導入口Iから導入される気液二相流体の流量が大きい場合、隙間部Isにおける圧損が大きくなってしまい、内管Piの端部Eから隙間部Isへ向かう気相流体Fgの流れが滞ってしまう。
この時、内管Piの端部Eの周辺では、端部Eで分流された気相流体Fgは、内管Piの外周面に沿って流れていく。しかしながら、隙間部Isの内部における気相流体Fg及び液相流体Flの流れが滞ってしまっている為、端部E周辺の気相流体Fgは、それ以上隙間部Isの内部に流入することができない。
その結果、端部Eの周辺における気相流体Fgの流れは、その流れの向きを外管Poの内周壁面側に変えた後、外管Poの内周壁面を導入口I側へ向かって流れるようになる。即ち、図4に示すように、当該気液分離器Sでは、内管Piにおける端部Eの周辺で渦流が発生し、当該渦流は、外管Poの内周壁面に沿って流れる液相流体Flを導入口I側へ押し戻す方向に作用する。
これにより、気液分離器Sでは、外管Poの内周壁面に沿った液相流体Flの流れは、内管Piにおける端部Eの周辺に発生した渦流によって妨げられる為、液相流体Flの回収率が低下してしまう。
又、渦流によって内管Piにおける端部Eの周辺に滞留した液相流体Flには、端部Eから内管Piの内部へ向かう気相流体Fgの流れが作用する場合がある。即ち、内管Piの内部へ向かう気相流体Fgの流れによって、滞留している液相流体Flの一部を飛散させてしまう場合がある。
この場合、気相流体Fgによって飛散した液相流体Flの一部は、内管Piの内部を介して、気体排出口Ogから排出されてしまう。即ち、この点においても、当該気液分離器Sは、液相流体Flの回収率を低下させてしまう。
続いて、第1実施形態に係る液体回収装置10における気液二相流体の流れについて、図5を参照しつつ説明する。上述のように構成された液体回収装置10では、燃料電池1から排出された気液二相流体が、空気通路2を介して、外管20の導入部21からその内部に流入する。
導入部21から二重管部35へ向かって流れる過程で、気液二相流体に含まれる液相流体Flは、外管20の内面に沿って流れていく。一方、外管20の内面から離れた流路中心部においては、気相流体Fgが流れていく。外管20の流路中心部では、気相流体Fgが大部分を占めており、目視では確認することができないミスト状の液相流体Flを少量含んでいる。
そして、外管20の内面においては、基本的に全体にわたって液相流体Flが流れていく。このとき、液相流体Flに作用する重力に起因して、外管20の内面における下側部分における液相流体Flは、外管20の内面における上側部分や側面部分よりも多く流れていく。
図5に示すような状態で流れる気液二相流体が二重管部35に到達すると、気液二相流体の流れは、二重管部35における内管30の端部において、内管30の内部に流入する流れと、二重管部35における外管20と内管30の隙間に流入する流れに分岐される。
第1実施形態に係る液体回収装置10において、内管30は、導入部21の流路断面積と同じ流路断面積となるように形成されており、導入部21の中心軸Cと同軸上に配置されている。
従って、当該液体回収装置10によれば、導入部21における流路の中心部を流れる気相流体Fgの流れを、円滑に内管30の内部に流入させることができ、導入部21から排気管31までの圧力損失を小さく抑えることができる。
そして、外管20の内面に付着している液相流体Flは、外管20の内面を流れる気液二相流体の風力によって二重管部35へ向かって移動していく。二重管部35における拡管部23と内管30の隙間を通過すると、気液二相流体は、液相回収部40の内部に流入して、内管30の外周面に沿って流れる。
上述したように、液相回収部40は、段差部24aを備える大径部24と内管30とによって構成されており、その間の流路断面積を二重管部35の上流側に比べて急激に大きくしている。この為、導入部21から導入される気液二相流体の流量が増大した場合であっても、液相回収部40の内部に十分なスペースを確保することができるので、二重管部35から液相回収部40への気相流体Fgの流れが滞ることを抑制することができる。
又、液相回収部40の内部に流入すると、気相流体Fgは、下流側壁部25によって流れ方向を変え、液相回収部40の内部にて渦流を形成する。当該液体回収装置10においては、拡管部23と内管30との隙間は、流れ方向下流側に十分に短く形成されており、段差部24aの内径側に流入口41が配置されている為、確実に液相回収部40の内部で渦流を発生させることができる。
図4、図5に示すように、液相回収部40の内部で生じる渦流の中心は、流入口41よりも中心軸Cから離れた位置となる為、流入口41の周辺では、流入口41を通過した液相流体Flを液相回収部へ引き込む方向の流れを形成する。これにより、気相流体Fg及び液相流体Flは流入口41から液相回収部40の内部へ円滑に流入する。換言すると、液体回収装置10は、拡管部23と内管30との隙間(即ち、二重管部35における流入口41よりも上流側部分)における渦流の発生を抑制することができる。
又、液相回収部40は、内管30の上流側端部よりも流れ方向下流側に位置しており、当該液相回収部40の内部で渦流が発生している為、気相流体Fgは、渦流によって妨げられることなく、拡管部23と内管30との隙間に流入して、液相回収部40の内部に到達する。
そして、気相流体Fgが拡管部23と内管30との隙間を円滑に通過することにより、外管20の内面に付着した液相流体Flは、気相流体Fgの風力によって、液相回収部40の内部へ円滑に流入する。
この点、当該液体回収装置10によれば、外管20と内管30との隙間における渦流の発生を抑制することで、内管30の開口縁の周辺に液相流体Flが滞留することを抑制できる。これにより、当該液体回収装置10は、内管30に流入する気相流体Fgによって当該液相流体Flの一部が内管30に流入することを抑制でき、気液二相流体から分離した液相流体Flの回収率を向上させることができる。
又、外管20を構成する拡管部23は、その流路断面積が流れ方向下流側に向かうほど連続的に拡大するように構成されている。この結果、図3に示すように、拡管部23の内面と内管30の開口縁との間の距離を大きくすることができるので、外管20の内面から内管30へ向かう気相流体Fgの流れを抑制できる。
これにより、当該液体回収装置10は、外管20の内面に付着した液相流体Flが剥離して内管30の内部に流入することを抑制することができ、液相流体Flの回収率の低下を抑制できる。
更に、外管20の内面には親水性が付与されている為、当該液体回収装置10は、外管20の内面に付着した液相流体Flの剥離を抑制することができる。この結果、液体回収装置10は、外管20の内面に付着した液相流体Flが内管30の内部への流入を抑制すると共に、液相回収部40への流入を促進させることができ、液相流体Flの回収率を更に高めることができる。
又、図2、図3等に示すように、液体回収装置10では、液相回収部40は、内管30の外周を囲むように配置されており、内管30の外周の下方部分を含んでいる。従って、当該液体回収装置10によれば、外管20の内面に付着した液相流体Flを、重力による分布の偏りの影響を受けることなく回収することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る液体回収装置10によれば、外管20の導入部21から導入された気液二相流体を、外管20と内管30により構成された二重管部35を通過させることで、液相流体Flを分離させて液相回収部40に回収すると共に、分離された気相流体Fgを排気管31から排出させることができる。そして、当該液体回収装置10は、液相回収部40の内部に回収した液相流体Flを、排液管45を介して外部へ排出することができる。
ここで、当該液体回収装置10において、液相回収部40は二重管部35の流れ方向下流側に配置されており、段差部24aを備える大径部24と内管30によって構成されている。又、図3に示すように、大径部内径Rcは拡管部最大内径Rbよりも大きい為、液相回収部40の流路断面積は、二重管部35の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きく形成されている。
この為、当該液体回収装置10において、流体の流れは、二重管部35に導入された後で、液相回収部40の内部にて渦流を発生させる。即ち、当該液体回収装置10は、流体が二重管部35に流入する部分よりも流れ方向下流側で渦流を発生させる為、外管20の内面に沿った液相流体Flの移動は、二重管部35に流入する際に渦流によって妨げられることはない。
これにより、当該液体回収装置10によれば、外管20の内面に沿って移動する液相流体Flを円滑に液相回収部40に流入させることができ、気液二相流体の幅広い条件下において、高い回収率で液相流体Flを回収することができる。
上述したように、液相回収部40の流路断面積は、二重管部35の流れ方向上流側における流路断面積よりも大きく形成されている為、液相回収部40の内部に多くの液相流体Flを貯留することができる。
即ち、当該液体回収装置10は、液相回収部40に流入する液相流体Flの流量が増大した場合であっても、内管30を介して液相流体Flが流出することを抑制できる。つまり、液体回収装置10は、気液二相流体に含まれる液相流体Flの量に関する幅広い条件に対応することができ、高い回収率で液相流体Flを回収することができる。
又、当該液相回収部40は、内管30の全周を全て囲むように配置されており、内管30の下部を含んでいる為、二重管部35に流入した全ての液相流体Flを回収することができる。即ち、当該液体回収装置10は、外管20の、液相流体Flの回収率を向上させることができる。そして、当該液相回収部40は、外管20の内面に沿った液相流体Flの分布に重力による偏りがあった場合でも、確実に液相流体Flを回収して回収率を向上させることができる。
図2、図3、図5に示すように、外管20は導入部21の流れ方向下流側に拡管部23を有しており、当該拡管部23は、流れ方向下流側に向かうにつれて流路断面積が連続的に大きくなるように構成されている。
これにより、当該液体回収装置10は、拡管部23の内面から内管30の内部までの距離を大きくして、拡管部23の内面から内管30の内へ向かう気相流体Fgの流れを抑制することができる。即ち、当該液体回収装置10は、気相流体Fgの流れによって、外管20の内面から液相流体Flが剥離することを防止して、液相流体Flの回収率を向上させることができる。
図2、図3等に示すように、当該液体回収装置10において、内管30は、外管20の導入部21における中心軸Cと同軸上に配置されている。従って、当該液体回収装置10によれば、導入部21の中央部分を流れる気相流体Fgを、円滑に内管30の内部に流入させることができ、外管20から内管30までの圧力損失を小さく抑えることができる。
又、内管30の内管内径Rdは、導入部21の導入部内径Raと等しい寸法である為、当該液体回収装置10は、導入部21の中央部分を流れる気相流体Fgを、より円滑に内管30の内部に流入させることができる。これにより、液体回収装置10は、外管20から内管30までの圧力損失を小さく抑えることができる。
(第2実施形態)
続いて、上述した第1実施形態とは異なる第2実施形態について、図6を参照しつつ説明する。第2実施形態に係る液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、電気自動車(燃料電池車両)に搭載された燃料電池システム100の一部を構成している。
第2実施形態に係る液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、燃料電池システム100の空気通路2における燃料電池1の下流側に配置されており、燃料電池1から排出された気液二相流体から、気相流体Fgと液相流体Flを分離して、液相流体Flを回収している。
当該液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、外管20と、内管30と、排気管31と、排液管45とを有して構成されている。第2実施形態に係る外管20は、導入部21と、拡管部23と、大径部24とを有しているが、大径部24の形状が第1実施形態と異なっている。
図6に示すように、第2実施形態に係る大径部24は、内管30の下方にあたる部分が中心軸Cから大きく離れるような段差部24aを有して構成されている。即ち、第2実施形態に係る液体回収装置10において、液相回収部40は、内管30の下方に膨出するように形成されており、当該液相回収部40における流路断面積は、二重管部35の流れ方向上流側部分の流路断面積よりも大きく形成されている。
これにより、当該液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、二重管部35の流れ方向下流側に配置された液相回収部40内にて、気相流体Fgの渦流を発生させることができ、液相流体Flの回収率を向上させることができる。
又、第1実施形態と同様に、内管30における流れ方向下流側には、排気管31が接続されており、液相回収部40の下部には、排液管45が接続されている。従って、第2実施形態に係る液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、気液二相流体から分離した気相流体Fgを燃料電池システム100の外部に排出し、液相回収部40で回収した液相流体Fl(即ち、生成水)を回収水用流路11に排出することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る液体回収装置10においても、液相回収部40の流路断面積は、流れ方向上流部にあたる二重管部35の流路断面積よりも大きく形成されている。
従って、当該液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、二重管部35の流れ方向下流側に配置された液相回収部40内にて、気相流体Fgの渦流を発生させることができ、液相流体Flの回収率を向上させることができる。
ここで、外管20の内面における液相流体Flの分布には、液相流体Flに作用する重力等の影響によって、外管20の下方ほど多く分布する傾向にある。従って、当該液体回収装置10は、排気管31の下部にあたる流路断面積を拡大して液相回収部40を構成しているので、外管20の内部における液相流体Flの分布に応じて効率よく液相流体Flを回収することができる。
又、排気管31の下部を除いた部分については、大径部24による流路断面積の拡大を図る必要がない為、流路断面積の変化を最小限度に抑えることができる。即ち、第2実施形態に係る液体回収装置10によれば、装置の大型化を抑制しつつ、液相流体Flの回収率を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、上述した各実施形態とは異なる第3実施形態について、図7を参照しつつ説明する。第3実施形態に係る液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、電気自動車(燃料電池車両)に搭載された燃料電池システム100の一部を構成している。
第3実施形態に係る液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、燃料電池システム100の空気通路2における燃料電池1の下流側に配置されており、燃料電池1から排出された気液二相流体から、気相流体Fgと液相流体Flを分離して、液相流体Flを回収している。
当該液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、外管20と、内管30と、排気管31と、排液管45とを有して構成されており、液相回収部40における流入口41の周辺の構成を除いて、上述した第1実施形態と同様である。従って、以下の説明においては、液相回収部40における流入口41の周辺について説明する。
図7に示すように、第3実施形態に係る液体回収装置10においては、液相回収部40は、外管20の大径部24と内管30を二重に配置して構成されており、二重管部35における流れ方向下流側を構成している。第3実施形態に係る大径部24も、上述した実施形態と同様に段差部24aを有して構成されている。
そして、第3実施形態における流入口41は、外管20における拡管部23及び大径部24の接続部分と、内管30との間に形成される隙間によって構成されており、二重管部35を通過した液相流体Fl等が液相回収部40に流入する。
第3実施形態においては、流入口41の開口縁には突部42が形成されている。当該突部42は、流入口41の開口縁から流れ方向下流側に突出するように形成されており、流入口41を囲む筒状を構成している。
尚、この突部42は、流入口41の開口縁から流れ方向下流側に突出するように形成されていればよく、様々な方法を用いて実現することができる。例えば、流入口41を構成する拡管部23及び大径部24の接続部分にて、拡管部23を流れ方向下流側に延出しても良い。又、当該接続部分の外周部分を構成する大径部24の内壁面に、溝状の凹部を形成することで、相対的に突部42を形成しても良い。
当該液体回収装置10によれば、流入口41から流入した気液二相流体は、突部42によって液相回収部40の内部まで導かれる為、液相回収部40の内部にて渦流を発生させることができる。又、当該突部42は流入口41を囲むように形成されている為、流入口41から流入する気液二相流体が渦流となった気相流体Fgから受ける影響を抑制することができる。
以上説明したように、第3実施形態に係る液体回収装置10によれば、流入口41の開口縁から流れ方向下流側に突出する突部42を形成することによって、液相回収部40の内部における渦流の発生を促しつつ、液相回収部40に対する液相流体Fl等の円滑な流入を実現することができる。
これにより、当該液体回収装置10は、二重管部35及び液相回収部40に対する気液二相流体の流れを更に円滑にすることができるので、液相流体Flの回収率を向上させることができる。
(第4実施形態)
続いて、上述した各実施形態とは異なる第4実施形態について、図8を参照しつつ説明する。第4実施形態に係る液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、電気自動車(燃料電池車両)に搭載された燃料電池システム100の一部を構成している。
第4実施形態に係る液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、燃料電池システム100の空気通路2における燃料電池1の下流側に配置されており、燃料電池1から排出された気液二相流体から、気相流体Fgと液相流体Flを分離して、液相流体Flを回収している。
当該液体回収装置10は、上述した実施形態と同様に、外管20と、内管30と、排気管31と、排液管45とを有して構成されており、外管20の構成を除いて、上述した第1実施形態と同様である。従って、以下の説明においては、外管20の構成について説明する。
第4実施形態に係る外管20は、導入部21と、大径部24によって構成されている。上述した実施形態においては、液体回収装置10の外管20は、導入部21と、拡管部23と、大径部24によって構成されていた為、拡管部23を有していない点が相違点となる。
第4実施形態に係る導入部21は、第1実施形態と同様に、燃料電池1から流出した気液二相流体を外管20の内部に導入する部分であり、外管20における流れ方向上流側を構成している。当該導入部21の内部には、断面円形状の流路が形成されている。
第4実施形態における導入部21の流路断面は、中心軸Cを中心とし予め定められた導入部内径Raを半径とする円形を示す。この点、第4実施形態に係る導入部内径Raは、内管内径Rdよりも大きな値を示す。
そして、第4実施形態に係る外管20において、導入部21の流れ方向下流側には、段差部24aを備えた大径部24が配置されている。第4実施形態に係る大径部24は、中心軸Cと同軸上に配置された円管状に形成されており、その内部断面は、中心軸Cを中心とし大径部内径Rcを半径とする円形を為している。
段差部24aを有することで、大径部内径Rcは、この場合における導入部内径Raよりも大きな値を示しており、導入部内径Raに対して予め定められた値の差を有するように定められている。従って、外管20における内部断面積は、大径部24に到達すると、導入部21における内部断面積に対して急激に大きく拡大する。
第4実施形態に係る内管30は、外管20における流れ方向下流側部分において、当該外管20の内部に配置されている。当該内管30は、内管内径Rdの円管状に形成されており、中心軸Cと同軸上に配置されている。内管30の流れ方向下流側には、排気管31が接続されている。
図8に示すように、当該内管30は、外管20(即ち、導入部21及び大径部24)の内側面に対して予め定められた間隔を設けるように配置されており、第4実施形態に係る二重管部35を構成する。
当該二重管部35は、導入部21から流入した気液二相流体の流れを、内管30の内部に流入する流れと、二重管部35における外管20と内管30の隙間に流入する流れに分岐させる機能を果たす。
そして、第4実施形態に係る液相回収部40は、外管20の大径部24と内管30を二重に配置して構成されており、二重管部35における流れ方向下流側を構成している。そして、導入部21の導入部内径Raと大径部24の大径部内径Rcの差によって、二重管部35の下流側における流路断面積は、二重管部35の上流側における流路断面積よりも大きく、急激に拡大されている。
従って、第4実施形態に係る液体回収装置10は、第1実施形態と同様に、二重管部35を通過した気液二相流体から液相流体Flを分離して、液相回収部40に回収して貯留することができる。
又、当該液体回収装置10によれば、液相回収部40の内部容積を充分に大きくすることができるので、回収した液相流体Flをより多く貯留することができ、液相流体Flが大量に流入した場合にも対応することができる。
以上説明したように、第4実施形態に係る液体回収装置10によれば、外管20を導入部21と大径部24とで構成した場合であっても、気液二相流体から気相流体Fg及び液相流体Flを分離することができ、液相流体Flを回収することができる。
そして、この場合においても、二重管部35を通過した気液二相流体は、液相回収部40の内部にて渦流を発生させる為、二重管部35へ流入する際の流れを渦流によって妨げることはない。
これにより、当該液体回収装置10は、外管20の内面に沿って液相流体Flを円滑に移動させ、液相回収部40の内部に流入させることができるので、液相流体の回収率を向上させることができる。
(他の実施形態)
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではない。即ち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した各実施形態を適宜組み合わせても良いし、上述した実施形態を種々変形することも可能である。
(1)上述した実施形態においては、本発明に係る液体回収装置を燃料電池システム100に適用していたが、この態様に限定されるものではない。本発明に係る液体回収装置は、気液二相状態の流体を気相流体と液相流体に分離し、液相流体を回収する用途があれば、種々の装置やシステムに適用することができる。
(2)又、本発明に係る二重管部35は、上述した実施形態のような構成に限定されるものではないが、二重管部35における内管30の先端部と大径部24の上流面の位置関係については、所定の寸法範囲であることが望ましい。
換言すると、二重管部35における液相回収部40の流れ方向上流側は、所定の流路長であることが望ましい。この部分が必要以上に長いと、大径部24の内部に流入する前に渦流を発生させてしまう虞がある為、液相回収部40の内部で渦流が発生する範囲内であることが望ましい。
(3)そして、上述した実施形態においては、外管20の内面に対して、親水性の官能基(例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基)を表面に直接付与する化学的処理を施して親水性を付与していたが、この態様に限定されるものではない。
外管20の内面に対して親水性を付与することができれば、種々の方法を採用することができ、例えば、プラズマ処理、光触媒、微細な凹凸形状やコーティングの形成等を行っても良い。
(4)又、上述した実施形態では、内管30の流れ方向下流側に排気管31を接続し、液相回収部40の下部に排液管45を接続していたが、この態様に限定されるものではない。それぞれ、気相流体Fgを排出可能な形状や、液相流体Flを排出可能な形状であればよく、液体回収装置10の外部に向かって管状に突出している必要はない。
(5)そして、上述した実施形態においては、外管20、内管30、排気管31、排液管45を円筒形状の管として説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明における各構成は、流体が通過可能な流路を構成することができればよく、その断面形状が限定されるものではない。
例えば、断面形状が多角形である流路としても良いし、断面形状が楕円形である流路とすることも可能である。又、当該液体回収装置10における外管20、排気管31、排液管45については、その外観を適宜変更することも可能である。
10 液体回収装置
20 外管
21 導入部
23 拡管部
24 大径部
30 内管
31 排気管
35 二重管部
40 液相回収部
45 排液管

Claims (8)

  1. 気液二相流体が導入される導入部(21)を有する外管(20)と、
    前記導入部における前記気液二相流体の流れ方向に関し、前記導入部を下流側に延長した位置にて前記外管の内部に配置され、前記気液二相流体から分離された気相流体を排出する内管(30)と、
    前記外管における前記流れ方向下流側にて、前記外管の内側に対して予め定められた間隔を設けて前記内管を配置して構成される二重管部(35)と、
    前記二重管部における前記流れ方向下流側において、当該二重管部の前記流れ方向上流側における流路断面積よりも大きな流路断面積を有して構成され、前記気液二相流体から分離された液相流体を回収する液相回収部(40)と、
    前記液相回収部の下部に接続され、当該液相回収部に回収された前記液相流体を排出する排液管(45)と、を有する液体回収装置。
  2. 前記二重管部の流れ方向下流側における前記外管には、前記内管から離れる方向に形成された段差部(24a)を有して構成される大径部(24)が配置され、
    前記液相回収部は、前記外管の前記大径部によって、当該二重管部の前記流れ方向上流側における流路断面積よりも流路断面積を大きく構成している請求項1に記載の液体回収装置。
  3. 前記液相回収部は、少なくとも前記内管の外周の下部を含むように配置されている請求項1又は2に記載の液体回収装置。
  4. 前記液相回収部は、前記内管の外周を全て囲むように配置されている請求項1ないし3の何れか1つに記載の液体回収装置。
  5. 前記外管は、前記流れ方向下流側に向かうにつれて流路断面積が連続的に大きくなる拡管部(23)を、前記導入部に対する前記流れ方向下流側に有している請求項1ないし4の何れか1つに記載の液体回収装置。
  6. 前記内管は、前記外管の前記導入部に対して同軸上に配置されている請求項1ないし5の何れか1つに記載の液体回収装置。
  7. 前記内管の内径(Rd)は、前記導入部の内径(Ra)と等しい請求項1ないし6の何れか1つに記載の液体回収装置。
  8. 前記液相回収部に対して前記気液二相流体の一部が流入する流入口(41)には、前記流れ方向下流側に突出する突部(42)が形成されている請求項1ないし7の何れか1つに記載の液体回収装置。
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