JP2019050396A - パターン化されたインターポーザを備えるパッケージ化マイクロチップ - Google Patents

パターン化されたインターポーザを備えるパッケージ化マイクロチップ Download PDF

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シー. カーンタ ブラッドレー
C Kaanta Bradley
シー. カーンタ ブラッドレー
エー. アルバージーニ ジョン
A Alberghini John
エー. アルバージーニ ジョン
ジア ケミアオ
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ジア ケミアオ
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Abstract

【課題】パターン化されたインターポーザを備えるパッケージ化マイクロチップを提供する。【解決手段】パッケージ化マイクロチップ12Aであって、基部18と、取り付け表面を有するダイ16と、基部18とダイ16との間の電気的に不活性なインターポーザ22と、を備える。インターポーザ22が少なくとも1つの陥凹26を備える第1の側面を有し、第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、少なくとも1つの陥凹26が前記第1の側面からインターポーザ22の途中までわずかに延在し、ダイ16の前記取り付け表面がインターポーザ22と結合され、前記取り付け表面がダイ面積を有し、前記頂部面積が前記ダイ面積未満である。【選択図】図2B

Description

優先権
本特許出願は、2015年2月に出願され、「MEMS DEVICE WITH PATTERNED INTERPOSER」と題される、Bradley C.Kaanta、John A.Alberghini、及びKemiao Jiaを発明者として挙げる米国仮特許出願第62/114741号の優先権を主張するものであり、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は一般にマイクロチップに関し、より具体的には、本開示はマイクロチップのためのパッケージ化技術に関する。
ますます多くの用途で、微小電気機械システム(「MEMS」)が使用されている。例えば、現在、MEMSは、航空機のピッチ角を検出するためのジャイロスコープとして、及び自動車内のエアバッグを選択的に展開するための加速度計として、実装されている。簡略化して述べると、典型的には、そのようなMEMSデバイスは、基板上に吊り下げされた構造体と、その吊り下げられた構造体の運動を検知すること、及びその検知された運動データを1つ以上の外部デバイス(例えば、外部コンピュータ)に配信することの両方を行う、関連付けられた電子機器とを有する。この外部デバイスは、検知されたデータを処理して、測定される特性(例えば、ピッチ角または加速度)を計算する。
関連付けられた電子機器、基板、及び可動構造体は、典型的には、パッケージ内に固定される1つ以上のダイ(本明細書では単に「ダイ」と称される)上で形成される。例えば、そのパッケージは、典型的にはダイを保護するものであるが、セラミックまたはプラスチック等の、任意の数の材料から生産され得る。そのパッケージは、電子機器が運動データを外部デバイスに伝達するのを可能にする相互接続部を含む。ダイをパッケージ内側に固定するために、ダイの底部表面は、通常、(例えば、接着剤またははんだを用いて)パッケージの内部表面に接合される。したがって、底部ダイ表面の面積の実質的に全てが、パッケージの内部表面に接合される。
しかし、2つの表面の温度が変化するときに問題が生じる場合がある。特に、両方の表面は、典型的には、異なる熱膨張係数を有するため、パッケージは、機械的応力をダイの基板に適用する可能性がある。望ましくないことに、この応力によって、基板が未知の曲率まで屈曲または撓曲してしまう場合がある。基板の屈曲または撓曲が、結果的に、ダイ構造体の移動、及び電子機器の機能に影響を及ぼし、ひいては測定される特性(例えば、加速度)を表す出力データが誤ったものとなる場合がある。同様に、パッケージに適用される機械的に誘導された線形またはねじり応力もまたダイに移り、ひいては同じ望ましくない影響がもたらされる場合がある。
米国特許第5939633号明細書 米国特許第6505511号明細書
本発明の一実施形態に従って、パッケージ化マイクロチップは、基部と、取り付け表面を備えるダイと、基部とダイとの間の電気的に不活性なインターポーザとを有する。このインターポーザは、第1の側面からインターポーザの途中までわずかに延在する少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有する。したがって、この陥凹は、頂部面積を備える(第1の側面の)頂部部分を画定する。それに応じて、インターポーザと結合されるダイ取り付け表面は、ダイ面積を有する。このインターポーザの頂部面積は、好ましくは、ダイ面積未満である。
インターポーザの頂部表面は、ダイまたは基部のいずれかに取り付けられ得る。これを受けて、ダイの取り付け表面は、インターポーザの第1の側面と結合することができる。代替として、インターポーザの第1の側面は、基部と結合されてもよい。さらに、接着剤によって、インターポーザを、基部及び/またはダイに結合することができる。例えば、インターポーザを基部またはダイに接続するために、接着剤が、少なくとも1つの陥凹内にあってもよい。この場合、インターポーザの頂部部分の少なくとも一部が、基部またはダイ取り付け表面と直接接触することができる(すなわち、その部分と、その部分が直接接触する表面との間には、接着剤が実質的に存在しない)。別の実施例として、極めて薄い接着剤フィルムがインターポーザの頂部部分上に位置付けられてもよい。その後者の場合には、接着剤フィルムは、インターポーザを基部またはダイに接続することができる。
電気的に不活性な要素として、インターポーザは、ダイと基部とを電気的に接続しないように構成される。さらに、ダイは、様々な種類のダイのうちのいずれも実装することができる。例えば、MEMSは、基部に結合される蓋によって保護されるMEMS微小構造体を含むことができる。
応力の悪影響をさらに緩和するために、頂部面積は、ダイ面積の半分未満であってもよい。また、パッケージ化マイクロチップの要素の熱膨張係数(「CTE」)も、応力をさらに緩和するように選択されてもよい。したがって、ダイは、インターポーザCTEと実質的に等しいダイCTEを有することができる。関連する実施形態では、インターポーザCTEが、ダイCTEと基部CTEとの間にあってもよい。
別の実施形態に従って、パッケージ化マイクロチップを形成する方法によって、基部とダイとの間に、電気的に不活性なインターポーザが結合される。インターポーザは、頂部面積を備える頂部部分を画定する少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有する。少なくとも1つの陥凹は、第1の側面からインターポーザの途中までわずかに延在する。ダイは、インターポーザと結合され、ダイ面積を有する、取り付け表面を有する。インターポーザの頂部面積は、ダイ面積未満である。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
パッケージ化マイクロチップであって、
基部と、
取り付け表面を有するダイと、
上記基部と上記ダイとの間の電気的に不活性なインターポーザと、を備え、上記インターポーザが少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、上記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、上記少なくとも1つの陥凹が上記第1の側面から上記インターポーザの途中までわずかに延在し、
上記ダイの上記取り付け表面が上記インターポーザと結合され、上記取り付け表面がダイ面積を有し、
上記頂部面積が上記ダイ面積未満である、パッケージ化マイクロチップ。
(項目2)
上記ダイの上記取り付け表面が上記インターポーザの上記第1の側面と結合される、上記項目に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目3)
上記インターポーザの上記第1の側面が上記基部と結合される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目4)
上記少なくとも1つの陥凹内に上記インターポーザを上記基部または上記ダイに接続するための接着剤をさらに備え、上記インターポーザの上記頂部部分の少なくとも一部が、上記基部または上記ダイ取り付け表面と直接接触する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目5)
上記インターポーザの上記頂部部分上に接着剤フィルムをさらに備え、上記接着剤フィルムが上記インターポーザを上記基部または上記ダイに接続する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目6)
上記インターポーザが上記ダイと上記基部とを電気的に接続しないように構成される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目7)
上記ダイがMEMS微小構造体を備え、上記パッケージ化マイクロチップが、上記基部と結合された蓋をさらに含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目8)
上記頂部面積が上記ダイ面積の半分未満である、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目9)
上記ダイがダイ熱膨張係数を有し、上記インターポーザがインターポーザ熱膨張係数を有し、上記ダイ熱膨張係数が上記インターポーザ熱膨張係数と実質的に等しい、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目10)
上記ダイがダイ熱膨張係数を有し、上記インターポーザがインターポーザ熱膨張係数を有し、上記基部が基部熱膨張係数を有し、上記インターポーザ熱膨張係数が、上記基部熱膨張係数と上記ダイ熱膨張係数との間である、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目11)
パッケージ化マイクロチップであって、
基部と、
取り付け表面を有するダイと、
上記基部と上記ダイとの間の応力を低減するための手段と、を備え、上記低減手段が少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、上記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、上記少なくとも1つの陥凹が上記第1の側面から上記低減手段の途中までわずかに延在し、
上記ダイの上記取り付け表面が上記低減手段と結合され、上記取り付け表面がダイ面積を有し、
上記頂部面積が上記ダイ面積未満である、パッケージ化マイクロチップ。
(項目12)
上記ダイの上記取り付け表面が上記低減手段の上記第1の側面と結合される、上記項目に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目13)
上記低減手段の上記第1の側面が上記基部と結合される、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目14)
上記少なくとも1つの陥凹内に上記低減手段を上記基部または上記ダイに接続するための接着剤をさらに備え、上記低減手段の上記頂部部分の少なくとも一部が、上記基部または上記ダイ取り付け表面と直接接触する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目15)
上記低減手段の上記頂部部分上に接着剤フィルムをさらに備え、上記接着剤フィルムが上記低減手段を上記基部または上記ダイに接続する、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目16)
上記低減手段が電気的に不活性なインターポーザを備える、上記項目のうちのいずれか一項に記載のパッケージ化マイクロチップ。
(項目17)
パッケージ化マイクロチップを形成する方法であって、
基部とダイとの間に電気的に不活性なインターポーザを結合することを含み、上記インターポーザが少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、上記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、上記少なくとも1つの陥凹が上記第1の側面から上記インターポーザの途中までわずかに延在し、
上記ダイが、上記インターポーザと結合される取り付け表面を有し、上記取り付け表面がダイ面積を有し、
上記頂部面積が上記ダイ面積未満である、方法。
(項目18)
蓋を上記基部に固定して、上記ダイ及び上記インターポーザを収容するチャンバを形成する、上記項目に記載の方法。
(項目19)
結合が、接着剤を使用して上記ダイの上記取り付け表面を上記インターポーザの上記第1の側面と結合することを含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
結合が、接着剤を使用して、上記インターポーザの上記第1の側面を上記基部と結合することを含む、上記項目のうちのいずれか一項に記載の方法。
(摘要)
パッケージ化マイクロチップは、基部と、取り付け表面を備えるダイと、基部とダイとの間の電気的に不活性なインターポーザとを有する。このインターポーザは、第1の側面からインターポーザの途中までわずかに延在する少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有する。したがって、この陥凹は、頂部面積を備える(第1の側面の)頂部部分を画定する。それに応じて、インターポーザと結合されるダイ取り付け表面は、ダイ面積を有する。このインターポーザの頂部面積は、好ましくは、ダイ面積未満である。
当業者は、直下に要約される図面を参照して考察される、以下の「発明を実施するための形態」から、本発明の種々の実施形態の利点をより完全に理解するであろう。
本発明の例証的な実施形態に従って構成されるパッケージ化マイクロチップを使用することができるシステムを概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態に従って構成され得るマイクロチップの図を概略的に示す。 図2Aのマイクロチップの断面図を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態に従って構成され得る別のマイクロチップの図を概略的に示す。 図3Aのマイクロチップの断面図を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態に従って構成されるインターポーザを概略的に示す。 図4のインターポーザの上面図を概略的に示す。 本発明の別の実施形態に従って構成されるインターポーザの斜視図を示す。 本発明の別の実施形態に従って構成されるインターポーザの上面図を示す。 本発明の別の実施形態に従って構成されるインターポーザの側面図を示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態とともに使用され得る、いくつかの異なる陥凹の実施例を概略的に示す。 本発明の例証的な実施形態に従うパッケージ化マイクロチップを形成するプロセスを示す。
例証的な実施形態では、パッケージ化マイクロチップは、基部からダイへ伝達される望ましくない応力を緩和する、及び/またはその向きを変えるための、マイクロチップのダイとパッケージ基部との間に位置付けられる中間構造体を有する。これを受けて、中間構造体は、陥凹表面とともに形成された1つ以上の面を有する。例証的な実施形態の詳細は以下で考察される。
図1は、本発明の例証的な実施形態に従って構成された、パッケージ化マイクロチップを有するプリント回路板10を概略的に示す。このプリント回路板10は、自動車エアバッグシステム、変換器システム、誘導システム、コンピュータシステム、またはその他の用途等の、より大きなシステムの一部であってもよい。これを受けて、プリント回路板10は、参照番号12A、12B、及び14(以下で考察される)によって図面中で識別される複数の異なる回路構成要素を、規定される様式で支持して接続する。単純化するために、図1は、ほんの数個の例示的な構成要素12A、12B、及び14を示す。
図示の構成要素12A、12B、及び14は、プリント回路板10に表面が取り付けられる第1のパッケージ化マイクロチップ12Aと、第2のパッケージ化マイクロチップ12Bと、他の能動または受動回路構成要素(概して、参照番号「14」によって識別される)と、を含む。特に、第1及び第2のパッケージ化マイクロチップ12A及び12Bはそれぞれ、基板と一体形成された微小構造体を有する1つ以上のMEMSダイ(後の図を参照)と、微小構造体と協働する電気回路と、を含むことができる。例証的な実施形態では、概してモノリシックなダイ/基板を形成するために、加法及び/または減法プロセスを使用する従来の微小加工プロセスを用いて、一体構造体が形成される。
特に、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aは、MEMS加速度計もしくはMEMSジャイロスコープ等の慣性センサ、MEMS光学スイッチ、またはMEMS静電スイッチであってもよい。例示的なMEMSジャイロスコープは、Analog Devices,Inc.(Norwood,Massachusetts)に譲渡される米国特許第6505511号明細書(特許文献2)においてより詳細に考察される。例示的なMEMS加速度計は、同様にAnalog Devices,Inc.(Norwood,Massachusetts)に譲渡される米国特許第5939633号明細書(特許文献1)においてより詳細に考察される。米国特許第5939633号及び同第6505511の開示は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
第2のパッケージ化マイクロチップ12Bは、周囲環境へのアクセスを必要とし、さらに何らかの環境保護も必要とする機能を含むことができる。例えば、第2のパッケージ化マイクロチップ12Bは、マイクロホンまたは圧力センサを含むことができる。示されるように、デバイス12A及び12Bのうちの1つまたはその両方が、Analog Devices,Inc.によって流通されるIMEMSデバイス内に含まれる電気回路等の電気回路を含んでもよい。
第1のパッケージ化マイクロチップ12Aとは異なり、第2のパッケージ化マイクロチップ12Bは、プリント回路板10に電気的に接続するピンを有する。いずれの種類の電気相互接続方法も、種々の実施形態には十分なものとなるであろう。例証的な実施形態では、それぞれのパッケージは、基部18及び蓋20から形成され、これらが一緒になってマイクロチップを固定するためのパッケージチャンバを形成する。MEMSダイの実施例では、パッケージチャンバは、MEMSダイを単独で、または特定用途向け集積回路等の追加の電気回路とともに、収容することができる。
図2Aは、本発明の例証的な実施形態に従って構成される第1のパッケージ化マイクロチップ12Aの図を概略的に示す。しかし、図1とは異なり、この図(及び以下の図3A)は、他の要素をより良く示すために、蓋20を示さない。好ましくは、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aは、構造体の積層の1つの層を形成するMEMSダイ16を含む(しかし、別の種類のダイであってもよい)。この場合、それらの構造体は、積層体を支持するパッケージ基部18と、基部18に固定される底部側面を有する、「インターポーザ22」と称される応力低減中間構造と、インターポーザ22の頂部側面に固定される、特定の機能(例えば、慣性検知機能)を有する上述のMEMSダイ16とを含む。パッケージ化マイクロチップ12Aはまた、ダイ16の頂部表面に固定されるキャップ24を有する。
インターポーザ22がより鮮明に表示されるように、図2A(及び以下の図3A)はMEMSダイ16を半透明ブロックとして概略的に示す。MEMSダイ16が固体構成要素であることを、当業者は理解するであろう。したがって、図1中のインターポーザ22を指し示す矢印は、MEMSダイ16全体を指すことが意図される。
いくつかの実施形態は、蓋20を完全に除外してもよい。そのような実施形態では、キャップ24が単独で、ダイ16に対して適切な環境保護を提供することができる。
MEMSダイ16は、様々な材料のうちのいずれを使用して形成することもできる。例えば、MEMSダイ16は、脆弱かつ高感度の微小構造体を支持する従来の単結晶ケイ素基板を有する加速度計を実装することができる。脆弱な微小構造体を気密密閉して保護する内側ダイチャンバを形成するために、例証的な実施形態は、キャップ24を基板に接合する。内側チャンバはまた、微小構造体の衝撃を緩衝するための、または真空を形成するための密封ガスを含むことができる。他の実施形態は基板の頂上を覆わず、そのため、MEMS微小構造体を保護するために、より大きなパッケージに依拠する。それらの実施形態では、密封ガスが使用される場合、パッケージチャンバは密閉ガスを封じ込むことができる。
熱変化によってもたらされる応力を緩和するために、例証的な実施形態は、ケイ素の熱膨張係数と同じ、またはそれに非常に近い熱膨張係数(「CTE」)を有する材料から、インターポーザ22を形成する。したがって、インターポーザ22は、好ましくはケイ素から形成され得る。例えば、インターポーザ22は、インターポーザ22を形成するためにパターン化されて立方体に切断された単結晶バルクケイ素ウエハから形成されてもよい。他の実施形態は、ケイ素のCTEに相当するCTEを有する材料から、インターポーザ22を形成することができる。例えば、インターポーザ22は、ケイ素のCTEに類似するCTEを有するセラミック材料から形成されてもよい。また、それらの構成要素12及び16がケイ素、またはケイ素のCTEに類似するCTEを有する他の材料から形成されない場合は、インターポーザ22は、基部18及び/またはダイ16のCTEを有する材料から形成されてもよい。
他の実施形態は、基部18及び/またはダイ16のCTEとは異なるCTEを有する材料から(または集合的なCTEを有する複数の材料から)、インターポーザ22を形成することができる。例えば、インターポーザ22は、基部18とダイ16との間のCTEを有することができる。ケイ素系ダイ16の場合、材料は、ケイ素のCTEとは異なるCTEを有するであろう。また、いくつかの実施形態では、インターポーザ22は、より低いヤング率を有する材料から形成されるが、これは、基部18からダイ16への応力転移を低減するのに役立つであろう。
ダイ16と同様に、様々な材料のうちのいずれかから、基部18を形成することができる。例えば、基部18は、プリント回路板材料(例えば、FR−4)、セラミック、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、またはリードフレーム(例えば、事前成形リードフレーム)から形成されてもよい。好ましくは、基部18は、蓋20等の他の構成要素とともに、MEMSダイ16を環境から保護する空洞パッケージを形成する。
図2Bは、図2Aの線B〜Bにわたる、図2Aの断面図を概略的に示す。図示のように、インターポーザ22は、インターポーザ22の厚さの途中まで延在する(以下でより詳細に考察される)陥凹26によって画定される、上部表面(「頂部部分」)を有する。したがって、陥凹26は、陥凹26の底部表面の平面よりも高い平面内(図の観点から)で終端する、複数のメサ(すなわち、上述の上部表面)を画定するとみなされてもよい。これによって、陥凹26は、上部表面の一部ではない凹んだ領域を形成する。好ましい実施形態では、上部表面は、ダイ16を受容するための単一の平面を形成する。したがって、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aでは、概して不連続なインターポーザ22の上部表面は、パッケージチャンバ内のダイ16(すなわち、この場合はダイ16の「取り付け表面」)と直接接触する。以下で考察されるように、陥凹26内または上部表面上の接着剤または他の材料によって、ダイ16がインターポーザ22に固定される。
陥凹26には、インターポーザ22と、それを装着させる表面(例えば、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aのダイ底部表面)との間の接触面積を縮小する効果がある。この縮小された接触面積によって、基部18とダイ16との間の応力伝達が緩和されて、性能が効果的に改善される。
図2A及び2Bの実施形態では、インターポーザ22は、ダイ16の設置面積と同じ設置面積を有することができる。換言すると、インターポーザ22は、ダイ16のものと実質的に同じ形状及び大きさを伴う外周を有する。しかし、同じ設置面積を有しているにもかかわらず、インターポーザ22の上部表面の表面総面積は、ダイ16の底部表面の表面総面積未満である。例えば、上部表面が、それが接触する表面の総面積(例えば、ダイ16の底部の面積)の約50パーセントの上部表面総面積を集合的に有するように陥凹26が構成されてもよい。他の実施形態では、上部表面総面積は、上部表面が接触する表面の総面積の約半分未満である。しかし、他の実施形態では、ダイ16は、ダイ16の設置面積とは異なる設置面積を有することができる。相対的な設置面積の大きさにかかわらず、上部表面の総面積は、好ましくは、上部表面が接触する表面の総面積未満(例えば、50パーセント以下)である。
いくつかの実施形態は、陥凹を有するインターポーザ表面とダイを接触させるのではなく、インターポーザ22を正しい位置に置いて、それによって、図2Bの実施形態の上部表面が基部18と接触する。換言すると、図2B中の位置に対して、インターポーザ22を180度反転させる。したがって、陥凹表面を基部18またはダイ16のいずれかと接触させることによって、インターポーザ22は応力を緩和することができる。実際には、いくつかの実施形態は、(図面の観点から)インターポーザ22の頂部表面上及び底部表面上の両方に、陥凹26を有することができる。
これを受けて、図3A及び3Bは、インターポーザ22が、その頂部表面上及び底部表面上の両方に陥凹26を有する実施形態を概略的に示す。さらに、本実施形態はまた、図1の実施形態のものよりも小さな幅及び長さを有する。したがって、ダイ16はインターポーザ22に覆い被さる、すなわち、ダイ16は、インターポーザ22または基部18のいずれにも接触しない、1つ以上の離れた部分を有する。
図2A及び2Bの特徴は、図3A及び3Bの特徴とともに実装され得ることを理解されたい。例えば、インターポーザ22は、ダイ16の設置面積と同じ設置面積を有することができ、なおかつその頂部表面上及び底部表面上の両方に、陥凹26を有することができる。したがって、単一の実施形態に関する種々の特徴の考察は、他の実施形態がそれらの特徴を有することを除外することを意図するものではない。
上述のように、温度またはねじり応力を変化させることによって、基部18がMEMSダイ16に対して応力を伝達する。例証的な実施形態は、基部18からMEMSダイ16の基板への応力の伝達の向きを変える、及び/または応力の伝達を緩和するように構成される陥凹26を有するインターポーザ22を特別に構成することによって、その応力の影響を緩和する。
これを受けて、インターポーザ22の頂部表面は、MEMSダイ16の基部18から基板への応力伝達を制御する、いくつかの規定された陥凹パターンを有する。このパターンは、好ましくはダイ16の特徴に基づいて設計される。例えば、ダイ16が応力高感応領域(例えば、アンカーを有する領域)を有するMEMS微小構造体を有する場合は、パターンによって、応力がその応力高感応領域から離れて導かれ得る。いくつかの実施形態は、応力を処理することができるダイ16の領域に、ダイ16の縁部に向けて、及び/またはダイ16の縁部から離れて、応力を単に導くことができる。
図4は、そのようなインターポーザ22の一実装例の斜視図を示し、図5は、同じインターポーザ22の部分平面図を示す。このインターポーザ22は、図2A及び2Bの実施形態内で使用することができる。図示のように、インターポーザ22は、2つの大きな対向する表面を有するものとしてみなされる。1つの表面は、上述の上部表面を効果的に画定する陥凹26を形成する。組み立てられたとき、それらの表面のうちの1つは基部18と接触し、他の非陥凹表面はダイ16と接触する。上述のように、ダイ16の一側面のみが陥凹しているが、それらの表面のうちの1つまたはその両方が、図4及び5に示されるようなパターンを用いて構成され得る。
当業者は、インターポーザ22の好ましい実施形態を、電気的に不活性なものとみなすであろう。具体的には、インターポーザ22は、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aの使用中に動作する(すなわち、電荷を伝達しない)能動及び受動回路要素を含む電気回路、バイアス、またはトレースが付加されていない本体を有する。例えば、インターポーザ本体それ自体は導電性材料から形成され得るが、そのようなインターポーザ本体は、使用中にダイ16上の電気回路と電気的に相互作用する回路を有さない、及び/またはダイ16を基部18に電気的に接続しない。実際には、インターポーザ22の例証的な実施形態は、ダイ16と基部18とを電気的に接続させないように構成される。その代わり、必要な場合は、他の構成要素が、(インターポーザ22を介さずに)ダイ16と基部18とを電気的に接続させることができる。例えば、ワイヤボンドは、ダイパッドから基部18上のパッドに延在することができる。したがって、本体それ自体は、導電性であってもよく、さらには電気的に不活性であってもよい。そのようなインターポーザ22は、ダイ16上の電気回路と電気的に相互作用せず(接地がそれらの実施形態内の電界回路と電気的に相互作用しないとみなされているかのように機能する)、ダイ16と基部18とを接続させない。
図4及び5の特定のパターンは多種多様な異なるパターンの一例にすぎず、したがって、本発明の種々の実施形態を限定するものとして解釈されるべきではない。上述のように、当業者は、用途に対する適切なパターンを選択することができる。例えば、基板に対する微小構造体の位置によって、最適なパターンを決定することができる。具体的には、他のダイ領域よりもよく応力に耐えことができるダイ16の領域が存在し得る。したがって、陥凹パターンによって、応力の影響をより受けやすい可能性がある他の領域(例えば、アンカーまたは静止微小構造体を支持する部分)ではなく、それらの領域に予測された応力が導かれ得る。
図示及び上述のように、パターン化された表面は、陥凹領域及び上昇領域(上述の上部表面)を形成するものとみなされる。この陥凹領域は、不連続的または連続的であってもよい。これは、インターポーザ22の隅部の4つの別個の陥凹26、及び平滑化された内部縁部を有する十字形を形成する中心の陥凹26を示す図4及び5のパターンによって例証される。好ましくは、ダイ基板の底部または基部18の頂部に、どちらの場合でも、水平面な接触表面を提供するように、上昇領域/上部表面は実質的に平坦なものとなる。実際には、上昇領域は、インターポーザ22のプラトーまたはメサを形成するものとみなされ得る。
当業者は、陥凹領域の適切な形状、幅、長さ、及び深さを選択することができる。例えば、陥凹26のうちの1つは、インターポーザ22それ自体の最大厚の25〜50パーセントの、上昇領域の頂部から底部までの深さを有することができる。陥凹幅は比較的広くてもよく、例えば、インターポーザ22の総幅の約5〜15パーセントである。実施例としての種々の寸法は図中のものとする。しかし、それらの寸法は、種々の実施形態を限定することを意図するものではない。
図6A〜6Cは、陥凹26が、集合すると比較的大きいが、個々では非常に狭いものとなる別の実施形態を概略的に示す。この場合、陥凹26は全体として、図4及び5に示されるものに類似する十字形形状を効果的に形成する。図6A〜6Cの実施例では、インターポーザ22は、約0.5mmの幅が交互に存在する複数の陥凹26を有する(図6B)、約2mm×2mmの正方形である。図6C(図6Aの十字線C〜C)に示すように、このインターポーザ22は、それぞれが幅約25ミクロンである陥凹26を有する。また、図6Cにも示すように、陥凹26は比較的勾配が急な壁を有し、インターポーザ22の総厚の約20パーセント延在する。図示のように、陥凹26は深さが約2ミル(約51ミクロン)であり、インターポーザ22は厚さが約10ミル(約254ミクロン)である。しかし、それら図中の寸法は例証的なものであり、種々の実施形態を限定するものではないことを、繰り返し説明されたい。
しかし、いくつかの実施形態では、陥凹26がより深く、例えば、総厚の50パーセント、60パーセント、70パーセント、または80パーセント延在することができる。他の実施形態では、陥凹のいくつかはインターポーザ22全体に延在することができるが、そのような実施形態は、部分的に厚さがある実施形態ほど取り扱いが容易ではなく、したがって、あまり望ましいものではない。さらに他の実施形態では、単一の陥凹26が変化する深さ(例えば、不規則なまたは凹形の底部表面)を有することができるか、または、同じインターポーザ22の複数の陥凹26が複数の深さを有することができる。
陥凹26は、様々な形状及び大きさを呈することができる。例えば、陥凹26は少なくとも一部が、トレンチ、チャネル、溝、丸型の凹み等の形状のものであってもよい。図7は、外方へ向けて半径方向に延在する4つの線を有する、中央で円を形成する陥凹26を概略的に示す。図8は、十字形を形成する、関連する実装例を示す。図9は、単一のより大きな長方形または正方形を囲繞する4つの長方形/正方形を形成する、その実装例の不連続版を概略的に示す。図10は菱形パターンを概略的に示し、図11は、側面チャネルを延在させる側路を有する中央胴部を概略的に示す。図12は、インターポーザ22の異なる象限内の4つの長方形のブロックを概略的に示す。この場合も、図中の寸法は、例証的な目的のものである。
上述の多くの実施例は実質的に対称的なパターンを有するが、当業者は、対称的ではない様々な異なるパターンのうちのいずれも使用することができる。したがって、上述のパターンのうちのいずれをも考察することは、単に例示的な目的によるものであり、本発明の種々の実施形態を限定するものではない。
上で考察されるインターポーザ22は、2つの水平面、すなわち、上昇領域(例えば、上述の上部表面)及び陥凹領域を有するものとみなされる。インターポーザ22のいくつかの実施形態は、それら2つ以上の水平面を有してもよい。例えば、いくつかの実施形態は、3つ以上の水平面を有することができる。
陥凹26は、当該業界では既知である、多種多様な従来の技術のうちのいずれも使用して形成されてもよい。例えば、陥凹26は、エッチングされ、パターン化され、さもなければ、バルクケイ素ウエハ等の材料の平坦な表面内に切り込まれてもよい。代替として、陥凹26は、上昇領域を、バルクケイ素ウエハ等の材料の、概して平坦な表面に付加する加法プロセスによって形成されてもよい。
いくつかの実施形態は、構成要素の積層体を一緒に固定するために、接着剤を陥凹26内に位置付ける(他の構成要素をよりよく示すために、接着剤は図中に示されてない)。そのような場合、好ましくは、上部表面には接着剤が実質的に存在しない。第1のパッケージ化マイクロチップ12Aの組み立て中、いくつかの接着剤が上部表面上に滴下してもよい。そのような場合、上部表面の少なくとも一部には、接着剤が実質的に存在しない。いくつかの実装例は、表面処理を上部表面の表面に適用して、そのような表面上で接着が形成されるのを防止することができる。それらの及び関連する実施形態では、上部表面の少なくとも一部が、ダイ16または基部18に、どちらの場合でも、直接接する、または接触することができる。換言すると、ごく少量の他の材料(例えば、接着剤)によって、上部表面が、その対応する、基部18/ダイ16上の表面から分離することができる。これは、ダイ16がインターポーザ22の上部表面に対して水平になるのに役立つであろう。
他の実施形態は、接着剤を上部表面のみに適用し、それによって、陥凹26内の領域を実質的に接着剤が存在しない状態にすることができる。例えば、そのような実施形態は、薄型接着剤フィルム(例えば、組み込まれた接着剤を有する材料基体)を使用することができる。接着剤フィルムとしてのその適用は、実質的に均等になるはずであり、ダイ16が実質的に水平になることを可能にする。
いずれかで接着剤が適用されても、応力伝達は実質的に緩和されるであろう。しかし、いくつかの実施形態は、接着剤を陥凹26及び上部表面の両方に適用することができる。
当業者は、従来の組み立てプロセスを用いて構成要素を一緒に固定し、最終的なパッケージ化マイクロチップを形成することができる。図13は、例証的な実施形態に従って図2A及び2Bの第1のパッケージ化マイクロチップ12Aを形成する、簡略化されたプロセスを示す。このプロセスは、当業者が第1のパッケージ化マイクロチップ12Aを生産するために使用し得るであろう、より長いプロセスから実質的に簡略化されたものであることを理解されたい。したがって、このプロセスは、当業者が使用し得るであろう、試験ステップ、立方体切断ステップ、及びエッチングステップ(例えば、インターポーザ22のパターン化)等の多くのステップを有する。さらに、それらステップのいくつかは、示される順番とは異なる順番で、または同時に実施されてもよい。したがって、当業者は、プロセスを適宜修正することができる。
さらに、以上及び以下に示すように、示される材料及び構造の多くは、多種多様で異なる使用可能な材料及び構造のうちの1つにすぎない。当業者は、用途及び他の制約に応じて、適切な材料及び構造を選択することができる。したがって、特定の材料及び構造の考察は、全ての実施形態を限定することを意図するものではない。
好ましくは、図13のプロセスでは大量生産技術が使用され、それによって、複数の第1のパッケージ化マイクロチップ12Aが同じ基部18上に同時に形成される。あまり効率的ではないが、当業者は、それらの原理を、1つの第1のパッケージ化マイクロチップ12Aのみを形成するプロセスに適用してもよい。
このプロセスは、インターポーザ22を基部18に装着するステップ1300で開始する。示されるように、このプロセスによって、インターポーザ22の上部表面が基部18、またはダイ16の底部表面のいずれかに装着される。この実施例では、プロセスは、インターポーザ22の上部表面を基部18に装着させない。したがって、このプロセスによって、接着剤(例えば、エポキシ)が、インターポーザ22の底部のパターン化されていない表面に適用され、それが基部18に固定される。
インターポーザ22が基部18上に配置された後、プロセスは、接着剤をインターポーザ22の適切な側面、この場合は、図面の観点から頂部側面に適用することによって、ステップ1302に続く。上述のように、接着剤を、正確な接着剤適用プロセスを用いることによってのみ陥凹26に適用することができるか、または接着剤もしくは接着剤フィルムを用いて上部表面に適用することができる。従来のピックアンドプレースプロセスは、ダイ16を接着剤(ステップ1304)上に配置し、第1のパッケージ化マイクロチップ12Aをさらに保護する蓋20を基部18(ステップ1306)に固定することができる。
したがって、インターポーザ22は、応力を実質的に緩和する、及び/またはその向きを基部18から変えて、結果的に、デバイス性能を改善する。
以上の考察によって本発明の種々の例示的な実施形態が開示されるが、当業者は、本発明の真の範囲から逸脱することなく、本発明の利点のいくつかを実現するであろう種々の修正を行うことができることが、明らかになるであろう。
10 プリント回路板
12 パッケージ化マイクロチップ
14 受動回路構成要素
16 ダイ
18 基部
20 蓋
22 インターポーザ
24 キャップ
26 陥凹

Claims (20)

  1. パッケージ化マイクロチップであって、
    基部と、
    取り付け表面を有するダイと、
    前記基部と前記ダイとの間の電気的に不活性なインターポーザと、を備え、前記インターポーザが少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、前記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、前記少なくとも1つの陥凹が前記第1の側面から前記インターポーザの途中までわずかに延在し、
    前記ダイの前記取り付け表面が前記インターポーザと結合され、前記取り付け表面がダイ面積を有し、
    前記頂部面積が前記ダイ面積未満である、パッケージ化マイクロチップ。
  2. 前記ダイの前記取り付け表面が前記インターポーザの前記第1の側面と結合される、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  3. 前記インターポーザの前記第1の側面が前記基部と結合される、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  4. 前記少なくとも1つの陥凹内に前記インターポーザを前記基部または前記ダイに接続するための接着剤をさらに備え、前記インターポーザの前記頂部部分の少なくとも一部が、前記基部または前記ダイ取り付け表面と直接接触する、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  5. 前記インターポーザの前記頂部部分上に接着剤フィルムをさらに備え、前記接着剤フィルムが前記インターポーザを前記基部または前記ダイに接続する、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  6. 前記インターポーザが前記ダイと前記基部とを電気的に接続しないように構成される、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  7. 前記ダイがMEMS微小構造体を備え、前記パッケージ化マイクロチップが、前記基部と結合された蓋をさらに含む、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  8. 前記頂部面積が前記ダイ面積の半分未満である、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  9. 前記ダイがダイ熱膨張係数を有し、前記インターポーザがインターポーザ熱膨張係数を有し、前記ダイ熱膨張係数が前記インターポーザ熱膨張係数と実質的に等しい、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  10. 前記ダイがダイ熱膨張係数を有し、前記インターポーザがインターポーザ熱膨張係数を有し、前記基部が基部熱膨張係数を有し、前記インターポーザ熱膨張係数が、前記基部熱膨張係数と前記ダイ熱膨張係数との間である、請求項1に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  11. パッケージ化マイクロチップであって、
    基部と、
    取り付け表面を有するダイと、
    前記基部と前記ダイとの間の応力を低減するための手段と、を備え、前記低減手段が少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、前記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、前記少なくとも1つの陥凹が前記第1の側面から前記低減手段の途中までわずかに延在し、
    前記ダイの前記取り付け表面が前記低減手段と結合され、前記取り付け表面がダイ面積を有し、
    前記頂部面積が前記ダイ面積未満である、パッケージ化マイクロチップ。
  12. 前記ダイの前記取り付け表面が前記低減手段の前記第1の側面と結合される、請求項11に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  13. 前記低減手段の前記第1の側面が前記基部と結合される、請求項11に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  14. 前記少なくとも1つの陥凹内に前記低減手段を前記基部または前記ダイに接続するための接着剤をさらに備え、前記低減手段の前記頂部部分の少なくとも一部が、前記基部または前記ダイ取り付け表面と直接接触する、請求項11に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  15. 前記低減手段の前記頂部部分上に接着剤フィルムをさらに備え、前記接着剤フィルムが前記低減手段を前記基部または前記ダイに接続する、請求項11に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  16. 前記低減手段が電気的に不活性なインターポーザを備える、請求項11に記載のパッケージ化マイクロチップ。
  17. パッケージ化マイクロチップを形成する方法であって、
    基部とダイとの間に電気的に不活性なインターポーザを結合することを含み、前記インターポーザが少なくとも1つの陥凹を備える第1の側面を有し、前記第1の側面が頂部面積を備える頂部部分を有し、前記少なくとも1つの陥凹が前記第1の側面から前記インターポーザの途中までわずかに延在し、
    前記ダイが、前記インターポーザと結合される取り付け表面を有し、前記取り付け表面がダイ面積を有し、
    前記頂部面積が前記ダイ面積未満である、方法。
  18. 蓋を前記基部に固定して、前記ダイ及び前記インターポーザを収容するチャンバを形成する、請求項17に記載の方法。
  19. 結合が、接着剤を使用して前記ダイの前記取り付け表面を前記インターポーザの前記第1の側面と結合することを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 結合が、接着剤を使用して、前記インターポーザの前記第1の側面を前記基部と結合することを含む、請求項17に記載の方法。
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