JP2019048415A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を効果的に実現する。【解決手段】吐出頻度が閾値未満の場合は(S4:YES)、吐出流と相対移動流との衝突による吐出空間の気流の乱れが生じ難く、吐出空間の気流の乱れよりも、インク吐出口の乾燥が懸念される。そこで、この場合は、小流量で、湿潤状態の気体が吐出空間に供給される(S5)。一方、吐出頻度が閾値以上の場合は(S4:NO)、吐出流と相対移動流との衝突によって渦が形成され易く、吐出空間の気流の乱れが懸念される。そこで、この場合は、大流量で、気体が吐出空間に供給される(S6)。【選択図】図4

Description

本発明は、ヘッドと、ヘッドの吐出空間に気体を供給する気体供給機構とを備えた液体吐出装置に関する。
液体吐出装置において、吐出空間の気流の安定化と、液体吐出口の乾燥防止との両方を実現するため、ヘッドに形成されたガス吹き出し口からガス(加湿空気)を吹き出す技術が知られている(特許文献1の段落0040参照)。
特開2016−159557号公報
液体吐出口からの液体の吐出頻度が高い場合、吐出頻度が低い場合に比べ、液体の吐出に伴う気流(以下、「吐出流」という。)と吐出面に対する記録媒体の相対移動に伴う気流(以下、「相対移動流」という。)との衝突により渦が形成され、吐出空間の気流が乱れ易い。特許文献1において、吐出頻度に関わらず所定の流量でガス(加湿空気)を吹き出す構成とした場合、無用に大きい流量でガスを吹き出す問題や、これに伴い多量の加湿液(加湿空気の基となる液体)を消費する問題が生じ、吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を効果的に実現することができない。
本発明の目的は、吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を効果的に実現することができる液体吐出装置を提供することにある。
本発明に係る液体吐出装置は、液体吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、前記吐出面と対向する吐出空間に気体を供給する気体供給機構と、前記ヘッド及び前記気体供給機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記液体吐出口からの液体の吐出頻度が閾値未満の場合、湿潤状態の気体が第1流量で前記吐出空間に供給されるように前記気体供給機構を制御し、前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、気体が前記第1流量よりも大きな第2流量で前記吐出空間に供給されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする。
本発明によれば、吐出空間に供給される気体の流量が、吐出頻度に応じて変更される。具体的には、吐出頻度が閾値未満の場合は、吐出流と相対移動流との衝突による吐出空間の気流の乱れが生じ難く、吐出空間の気流の乱れよりも、液体吐出口の乾燥が懸念される。そこで、この場合は、小流量(第1流量)で、湿潤状態の気体が供給される。これにより、液体吐出口の乾燥が防止される。一方、吐出頻度が閾値以上の場合は、吐出流と相対移動流との衝突によって渦が形成され易く、吐出空間の気流の乱れが懸念される。そこで、この場合は、大流量(第2流量)で、気体が供給される。これにより、渦の影響が抑えられ、吐出空間の気流が安定する。このように、本発明によれば、無用に大きい流量でガスを吹き出す問題や、多量の加湿液(湿潤状態の気体の基となる液体)を消費する問題が生じ難く、吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を効果的に実現することができる。
前記制御部は、前記吐出面に対して相対移動する記録媒体に向けて前記液体吐出口から液体が吐出されるように前記ヘッドを制御し、前記吐出頻度が前記閾値未満の場合、前記液体吐出口よりも前記吐出面に対する記録媒体の相対移動方向の上流から、前記湿潤状態の気体が供給されるように前記気体供給機構を制御してよい。気体は、相対移動方向の下流に流れ易い。したがって、上記構成によれば、湿潤状態の気体が、効果的に液体吐出口に到達する。これにより、液体吐出口の乾燥をより確実に防止することができる。
前記吐出面に、気体噴出口が形成されており、前記気体供給機構は、前記気体噴出口から気体を噴出することにより、前記吐出空間に気体を供給してよい。この場合、ヘッドとは別に、気体噴出口が形成された部材を設ける場合に比べ、液体吐出装置の小型化を実現することができる。
本発明に係る液体吐出装置は、前記湿潤状態の気体を回収する気体回収口をさらに備え、前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値未満の場合、前記気体回収口から回収された前記湿潤状態の気体が前記気体噴出口から噴出されるように前記気体供給機構を制御してよい。この場合、湿潤状態の気体を回収し再利用することで、湿潤状態の気体の新たな生成を抑え、加湿液(湿潤状態の気体の基となる液体)の消費を抑制することができる。
前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、前記気体噴出口及び前記気体回収口の両方から前記吐出空間に向けて気体が噴出されるように前記気体供給機構を制御してよい。これにより、吐出頻度が高い場合に、吐出流と相対移動流との衝突によって形成される渦の影響を効果的に抑え、吐出空間の気流の安定化を実現することができる。
前記気体回収口は、前記吐出面に形成されており、前記気体噴出口とで前記液体吐出口を挟む位置にあってよい。これにより、吐出頻度が閾値未満の場合には、気体回収口から、湿潤状態の気体を効率よく回収し再利用することができる。また、吐出頻度が閾値以上の場合には、液体吐出口を挟んで配置された気体噴出口と気体回収口とから気体を噴出させることで、液体吐出口の近傍に形成された渦の影響を効果的に抑えることができる。
前記制御部は、前記吐出面に対して相対移動する記録媒体に向けて前記液体吐出口から液体が吐出されるように前記ヘッドを制御し、前記気体噴出口は、前記液体吐出口よりも前記吐出面に対する記録媒体の相対移動方向の上流に配置され、前記気体回収口は、前記液体吐出口よりも前記相対移動方向の下流に配置されてよい。この場合、気体噴出口から湿潤状態の気体を噴出させると、湿潤状態の気体は、相対移動流に沿ってスムーズに流れ、液体吐出口に確実に到達し、気体回収口から効率よく回収され再利用される。これにより、液体吐出口の乾燥防止、及び、気体の再利用を、より確実に実現することができる。また、気体噴出口及び気体回収口から気体を噴出させると、液体吐出口に対して相対移動方向の上流及び下流の両側において、渦の影響を抑えることができる。
前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、前記湿潤状態の気体よりも湿潤度の低い気体が供給されるように前記気体供給機構を制御してよい。吐出頻度が高い場合は、液体吐出口が乾燥し難く、湿潤状態の気体を供給する必要性が乏しい。そこで、この場合は、上記のように湿潤度の低い気体を供給することで、湿潤状態の気体を無用に生成しなくてすむ。つまり、吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を、より効果的に実現することができる。
本発明によれば、吐出空間の気流の安定化と液体吐出口の乾燥防止との両方を効果的に実現することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのヘッドの図1に示すIII―III線に沿った部分断面、及び、本発明の一実施形態に係る気体供給機構の構成を示す図であり、(a)は、気体噴出口から湿潤状態の気体が噴出され、気体回収口から湿潤状態の気体が回収される状況を示す図、(b)は、気体噴出口及び気体回収口の両方から乾燥状態の気体が噴出される状況を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御部による気体供給機構の制御内容を示すフロー図である。
先ず、本発明の一実施形態に係るプリンタ100の全体構成について説明する。
プリンタ100は、図1に示すように、ヘッド1、搬送機構3、プラテン4及び制御部5を備えている。
ヘッド1は、ライン式のカラーヘッドである。ヘッド1は、プリンタ100の所定位置に固定されている。ヘッド1の下面は、吐出面1aであり、複数のインク吐出口1nが形成されている。複数のインク吐出口1nは、用紙9の搬送方向と直交する方向(走査方向)に並び、吐出口列を構成している。ヘッド1は、走査方向を長手方向とし、用紙9の全幅をカバーする。印刷(即ち、用紙9への画像の記録)に際して、インク吐出口1nから、用紙9の搬送に合わせてインクが吐出される。
なお、図1には、1つの吐出口列が吐出面1aに示されているが、実際には、吐出面1aには複数(例えば、ヘッド1が4色のインクを吐出する場合は、4つ)の吐出口列が形成されている。複数の吐出口列は、搬送方向に並んでいる。
搬送機構3は、ヘッド1よりも搬送方向の上流にある上流ローラ3aと、ヘッド1よりも搬送方向の下流にある下流ローラ3bとを有する。上流ローラ3a及び下流ローラ3bは、搬送モータ3mの駆動により回転する。このとき、用紙9は、搬送方向に沿って、吐出空間V(吐出面1aと対向し、吐出面1aとプラテン4とで画定される空間)に向けて搬送される。
プラテン4は、上流ローラ3aと下流ローラ3bとの間において、吐出面1aと対向して配置され、搬送される用紙9を下から支える。プラテン4は、平板部材であり、ヘッド1と共に、搬送方向において2つのローラ3a,3bに挟まれている。用紙9は、吐出空間Vにおいて、印刷に適した隙間を介して、吐出面1aと対向する。
制御部5は、図2に示すように、ヘッド1を駆動するためのヘッドドライバ1d、搬送機構3を駆動するための搬送モータ3m、及び、後述の気体供給機構2を構成するポンプ2p1,2p2及び切替弁2v1〜2v4のそれぞれと、電気的に接続されている。制御部5は、PC等の外部装置から入力された記録指令(画像データを含む。)に基づいて、ヘッドドライバ1d、搬送モータ3m、ポンプ2p1,2p2及び切替弁2v1〜2v4を制御する。
搬送モータ3mが駆動されると、2つのローラ3a,3bが回転する。用紙9は、プラテン4に支持されながら、吐出空間Vを搬送方向に横切る。用紙9の搬送に同期して、ヘッドドライバ1dが駆動される。プラテン4に支持された用紙9には、画像データに基づいて、インクがインク吐出口1nから吐出される。
次いで、気体供給機構2について、具体的に説明する。
吐出面1aには、図1に示すように、インク吐出口1nに加え、気体噴出口2x及び気体回収口2yが形成されている。気体噴出口2x及び気体回収口2yは、気体供給機構2を構成する。図3を参照して後に詳述するが、気体噴出口2xは、ポンプ2p1の働きにより、気体(湿潤状態の気体を含む。)を吐出空間Vに噴出する。気体回収口2yは、ポンプ2p2の働きにより、吐出空間Vから湿潤状態の気体を回収したり、吐出空間Vに気体を噴出したりする。
複数の気体噴出口2xは、図1に示すように、吐出口列に沿って並び、1つの噴出口列を構成している。複数の気体回収口2yは、吐出口列に沿って並び、1つの回収口列を構成している。噴出口列は、インク吐出口1nよりも搬送方向の上流に配置されている。回収口列は、インク吐出口1nよりも搬送方向の下流に配置されている。複数の吐出口列は、それぞれ、搬送方向において1つの噴出口列と1つの回収口列とに挟まれている。
本実施形態では、搬送方向が、本発明に係る「相対移動方向」に相当する。
気体供給機構2は、気体噴出口2x及び気体回収口2yに加え、図3(a),(b)に示すように、ガスタンク2g、水タンク2w、ポンプ2p1,2p2及び切替弁2v1〜2v4を有する。
ガスタンク2gは、気体(例えば空気)を貯留し、フィルタ(図示略)を介して大気と連通している。
水タンク2wは、上部空間に湿潤状態の気体を貯留し、下部空間に加湿液(湿潤状態の気体の基となる液体。本実施形態では、水)を貯留している。加湿液の消費に応じて、補給手段(図示略)により、水タンク2wの下部空間に加湿液が補給される。水タンク2wの下部空間には、常に所定量の加湿液が貯留されている。
水タンク2wの上部空間は、連通路2r1を介して、気体噴出口2xと連通している。連通路2r1には、切替弁2v3及びポンプ2p1が配置されている。水タンク2wの上部空間は、さらに、連通路2r2を介して、ガスタンク2gと連通している。連通路2r2は、連通路2r1における切替弁2v3とポンプ2p1との間の位置から分岐した通路である。
水タンク2wの下部空間は、連通路2r3を介して、気体回収口2yと連通している。連通路2r3には、切替弁2v4及びポンプ2p2が配置されている。水タンク2wの下部空間は、さらに、連通路2r4を介して、ガスタンク2gと連通している。連通路2r4は、連通路2r3における切替弁2v4とポンプ2p2との間の位置から分岐した通路である。
制御部5は、気体供給機構2を制御して、4つの切替弁2v1〜2v4の開閉を切り替える。これにより、気体噴出口2x及び気体回収口2yの連通先が、ガスタンク2gと水タンク2wとの間で切り替わる。インク吐出口1nの乾燥防止が必要なときは、水タンク2wが連通先として選択される。吐出空間Vの気流の安定化が必要なときは、ガスタンク2gが連通先として選択される。なお、ポンプ2p2は、例えばチューブポンプであり、連通路2r3内の気体の流れを順方向と逆方向とに切り替え可能である。
インク吐出口1nの乾燥防止が必要なとき、気体供給機構2は、制御部5の制御により、切替弁2v1,2v2を閉にして、ガスタンク2gを気体噴出口2x及び気体回収口2yから切り離す。同時に、気体供給機構2は、制御部5の制御により、切替弁2v3,2v4を開にして、水タンク2wを気体噴出口2x及び気体回収口2yと連通させ、ポンプ2p2の駆動を開始させる。このときポンプ2p1は、停止しているが、連通路2r1,2r3内の気体の流れを妨げない。ポンプ2p2の駆動により、吐出空間Vから気体回収口2yに気体が吸引される。当該気体は、連通路2r3を介して水タンク2wの下部空間に供給され、水タンク2wの下部空間で加湿されることで、湿潤状態の気体となる。当該湿潤状態の気体は、連通路2r1を介して、気体噴出口2xから噴出される(図3(a)参照)。これにより、吐出空間Vに、湿潤状態の気体が供給される。当該湿潤状態の気体は、搬送方向に沿って吐出面1aの近傍を流れ、一部が気体回収口2yから回収される。気体噴出口2xから噴出された湿潤状態の気体が搬送方向に沿って流れて気体回収口2yに向かう間、気体中の水分がインク吐出口1n内のインクに供給される。これにより、インク吐出口1n内のインクの増粘の解消又は増粘の進行防止が実現される。気体回収口2yから回収された気体は、水タンク2wに戻された後、再び気体噴出口2xから噴出される。
なお、上記の場合において、積極的なインク吐出口1nの乾燥防止が必要なときは、ポンプ2p2に加え、ポンプ2p1を駆動させてもよい。ポンプ2p1,2p2の駆動及びその強度は、インク吐出口1nの乾燥度合いや環境湿度によって設定される。
吐出空間Vの気流の安定化が必要なとき、気体供給機構2は、制御部5の制御により、切替弁2v3,2v4を閉にして、水タンク2wを気体噴出口2x及び気体回収口2yから切り離す。同時に、気体供給機構2は、制御部5の制御により、切替弁2v1,2v2を開にして、ガスタンク2gを気体噴出口2x及び気体回収口2yと連通させ、ポンプ2p1,2p2の駆動を開始させる。このときポンプ2p2は、図3(a)の場合と逆方向に回転される。気体噴出口2x及び気体回収口2yからは、フィルタ(図示略)及びガスタンク2gを介して、気体(大気)が噴出される(図3(b)参照)。これにより、吐出空間Vに、乾燥状態の気体が供給される。このとき、気体噴出口2x及び気体回収口2yから噴出される気体は、ほぼインクの飛翔経路に沿って流れ、吐出流(インクの吐出に伴う気流)と相対移動流(吐出面1aに対する用紙9の相対移動に伴う気流。本実施形態では、用紙9の搬送に伴う搬送流)との衝突により形成される渦の発生を抑制する。したがって、吐出空間Vの気流が安定化する。
次いで、図4を参照し、制御部5による制御内容について説明する。
制御部5は、先ず、外部装置から画像データが入力されたか否かを判断する(S1)。画像データが入力された場合(S1:YES)、制御部5は、用紙9の搬送を開始させる(S2)。用紙9は、給紙トレイ(図示略)から送り出され、搬送方向に移動し、吐出空間Vに到達する。S2の後、用紙9が吐出空間Vに到達するまでの間に、制御部5は、画像データに基づいて、用紙9に対応する吐出頻度を算出する(S3)。S3の後、制御部5は、吐出頻度が閾値未満か否かを判断する(S4)。
本実施形態では、吐出頻度の算出(S3)及び判断(S4)が、インク吐出口1nの群毎に行われる。複数の吐出口列は、走査方向にいくつかの群に等分される。群の吐出頻度は、当該群を構成する複数のインク吐出口1nそれぞれの単位時間当たりの「実効的な吐出回数」を合算して得られる総吐出回数を、当該群を構成するインク吐出口1nの数で割った値とされる。群毎に以下の制御を行うことから、切替弁2v1〜2v4やポンプ2p1,2p2は、群毎に設けられている。
なお、上記の「実効的な吐出回数」とは、「実際の吐出回数」に対して、種々のファクター(例えば、インク滴のサイズ、吐出時の駆動周波数及びインクの吐出速度)による調整を加えたものである。調整量は、これらファクターが大きいほど、大きく設定される。例えば、インク滴のサイズが大きいほど、「実効的な吐出回数」が「実際の吐出回数」よりも大きな値となる。
なお、用紙9がロール紙の場合は、ロール紙における搬送方向の所定長さに対応する印刷領域毎に、吐出頻度の算出(S3)及び判断(S4)が行われる。
制御部5は、気体供給機構2を制御して、吐出空間Vに気体を供給する。気体の供給量及び供給形態は、吐出頻度の判断結果による。
吐出頻度が閾値未満と判断された場合(S4:YES)は、湿潤状態の気体が、小流量で供給される(S5)。具体的には、制御部5は、切替弁2v1,2v2を閉、切替弁2v3,2v4を開の状態として、ポンプ2p2を駆動させる。これにより、図3(a)に示すように、吐出面1a近傍の気体が、気体回収口2yから吸引され、水タンク2wで湿潤状態の気体とされる。当該湿潤状態の気体は、気体噴出口2xから吐出空間Vに供給されて、吐出面1aに沿って流れ、搬送方向の下流に向かう。当該気体の一部は、気体回収口2yから回収され、水タンク2wに戻される。
一方、吐出頻度が閾値以上と判断された場合(S4:NO)は、気体(大気)が、大流量で供給される(S6)。具体的には、制御部5は、切替弁2v1,2v2を開、切替弁2v3,2v4を閉の状態として、ポンプ2p1,2p2を駆動させる。このとき、ポンプ2p2は、S5の場合と逆方向に回転される。これにより、図3(b)に示すように、気体噴出口2x及び気体回収口2yの両方から、ガスタンク2gに貯留された気体が、吐出空間Vに供給される。このとき供給される気体は、大気であり、自然の湿潤状態(S5で供給される湿潤状態の気体よりも、湿潤度の低い、乾燥状態)にある。
用紙9が吐出空間Vに到達すると、制御部5は、用紙9への印刷が行われるよう、画像データに基づいてインクを吐出させる(S7)。インクの吐出は、用紙9の搬送と同期して行われる。その後、制御部5は、用紙9への印刷が完了したか否かを判断する(S8)。用紙9への印刷が完了していなければ(S8:NO)、制御部5は、処理をS4に戻す。即ち、用紙9への印刷中に、吐出頻度が閾値未満の場合は、インク吐出口1n内のインクに対して、気体から水分が供給される。また、用紙9への印刷中に、吐出頻度が閾値以上の場合は、飛翔するインクに対して搬送方向の上流及び下流の両側において、吐出流と相対移動流との衝突により形成される渦の発生が抑制される。いずれも、画質向上に寄与する。
用紙9への印刷が完了すると(S8:YES)、制御部5は、次に印刷すべき用紙9の有無を判断する(S9)。次に印刷すべき用紙9が有れば(S9:YES)、制御部5は、処理をS2に戻す。次に印刷すべき用紙9が無ければ(S9:NO)、制御部5は、処理をS1に戻し、新たな画像データの入力を待つ。
本実施形態では、以上のような動作(気流制御)が、インク吐出口1nの群毎に行われる。
本実施形態の用紙9は枚葉紙であるが、用紙9がロール紙の場合も、上述のような制御部5による処理が行われる。用紙がロール紙の場合、用紙が切れ目無く搬送される。吐出頻度は、画像データに基づいて、搬送方向に所定長さ分の画像毎に、求められる。したがって、上述の気流制御は、所定長さ毎に切り替わることになる。
なお、画像データの入力に対する待ち時間が所定時間に達した場合、制御部5は、吐出面1aのキャッピングを行い、吐出空間Vの加湿を行う。吐出面1aのキャッピングは、インク吐出口1n、気体噴出口2x及び気体回収口2yをキャップ(図示略)により封止する動作をいう。吐出空間Vの加湿は、気体噴出口2xから湿潤状態の気体を噴出させ、吐出空間Vに湿潤状態の気体を供給する動作をいう。湿潤状態の気体は、所定時間供給される。これにより、吐出面1aの長期保存の準備が整う。
以上に述べたように、本実施形態によれば、吐出空間Vに供給される気体の流量が、吐出頻度に応じて変更される(図4のS4〜S6参照)。具体的には、吐出頻度が閾値未満の場合)は(図4のS4:YES)、吐出流と相対移動流との衝突による吐出空間Vの気流の乱れが生じ難く、吐出空間Vの気流の乱れよりも、インク吐出口1nの乾燥が懸念される。そこで、この場合は、小流量(第1流量)で、湿潤状態の気体が供給される(図4のS5及び図3(a)参照)。これにより、インク吐出口1nの乾燥が防止される。一方、吐出頻度が閾値以上の場合は(S4:NO)、吐出流と相対移動流との衝突によって渦が形成され易く、吐出空間Vの気流の乱れが懸念される。そこで、この場合は、大流量(第2流量)で、気体が供給される(図4のS6及び図3(b)参照)。これにより、渦の影響が抑えられ、吐出空間Vの気流が安定する。このように、本実施形態によれば、無用に大きい流量でガスを吹き出す問題や、多量の加湿液を消費する問題が生じ難く、吐出空間Vの気流の安定化とインク吐出口1nの乾燥防止との両方を効果的に実現することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・気体噴出口及び/又は気体回収口は、吐出面の長手方向に均等に配置されなくもよい。
・気体噴出口及び/又は気体回収口は、吐出面に形成されることに限定されない。例えば、気体噴出口及び/又は気体回収口は、ヘッドの吐出面以外の部分に形成されてよい。例えば、ヘッドとは別の2つの管部材が、搬送方向に吐出面1aを挟んで配置されている。2つの管部材のうち、吐出面1aよりも搬送方向の上流にある管部材は、下端に気体噴出口2xが形成され、ポンプ2p1と連通している。2つの管部材のうち、吐出面1aよりも搬送方向の下流にある管部材は、下端に気体回収口が形成され、ポンプ2p2と連通している。
・気体噴出口は、液体吐出口よりも相対移動方向の上流にあることに限定されず、相対移動方向において液体吐出口と同じ位置、又は、液体吐出口よりも相対移動方向の下流にあってもよい。気体噴出口が液体吐出口よりも相対移動方向の下流に配置され、かつ、気体回収口が液体吐出口よりも相対移動方向の上流に配置されてもよい。気体回収口は、相対移動方向と交差する方向に、気体噴出口とで液体吐出口を挟む位置にあってもよい。気体回収口は、気体噴出口とで液体吐出口を挟む位置にあることに限定されず、任意の位置にあってよい。
・ただし、上述の実施形態のように気体噴出口が液体吐出口よりも相対移動方向の上流にある場合(液体吐出口よりも相対移動方向の上流から気体が供給される場合)、相対移動流の影響を低減でき、吐出空間の気流の安定化の点でより効果的である。
・気体噴出口は、上述の実施形態ではインクの着弾位置近傍に向けて吐出面1aと傾斜する方向に気体を噴出するが、任意の方向に気体を噴出してよい。例えば、気体噴出口は、吐出面と直交する方向に気体を噴出してよい。気体回収口からの気体の回収方向も、特に限定されず、吐出面と直交する方向であってよい。
・気体供給機構は、気体の供給を少なくとも行えばよく、気体の回収を行わなくてもよい。
・気体供給機構は、気体噴出口、ポンプ等から構成されることに限定されず、例えば、回転羽根を備えたファン等から構成されてもよい。
・気体供給機構が供給する気体の種類は、特に限定されない。
・吐出頻度の判断は、液体吐出口毎に行ってもよいし、吐出面に形成された液体吐出口の全体で行ってもよい。
・吐出頻度が閾値以上の場合、上述の実施形態では、水タンクを経路から切り離して、乾燥状態の気体を吐出空間に供給している。しかしながら、これに限定されない。例えば、水タンクを通る経路(図3(a))において、吐出頻度に応じてポンプ2p2の速度を変えてもよい。具体的には、吐出頻度が閾値以上の場合、吐出頻度が閾値未満の場合よりも、ポンプ2p2の速度を大きくする。このとき、連通路2r3を通って水タンク2wの下部空間に供給された気体の加湿が不十分となり、湿潤度が低いままの気体が、連通路2r1を通って気体噴出口2xから吐出空間Vに供給される。
・吐出頻度が閾値以上の場合に、湿潤状態の気体を吐出空間に供給してもよい。
・液体吐出口から吐出される液体は、インクに限定されず、任意の液体(例えば、インク中の成分を凝集又は析出させる処理液等)であってよい。
・ヘッドは、ライン式に限定されず、シリアル式であってもよい。ヘッドが、走査方向に移動しながら液体を吐出するシリアル式の場合は、ヘッドの移動方向と逆の方向が、本発明に係る「相対移動方向」に相当する。ヘッドがシリアル式で、双方向印刷(走査方向の往路及び復路のそれぞれにおいて液体を吐出する動作)を行う場合、吐出頻度が閾値未満であれば、相対移動方向の上流にある気体噴出口又は気体回収口から、湿潤状態の気体を噴出させてよい。この場合、走査方向の往路と復路とにおいて、各切替弁2v3,2v4の連通先となるポンプ2p1,2p2が交互に切り替わってよい。
・本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等にも適用可能である。
1 ヘッド
1a 吐出面
1n インク吐出口(液体吐出口)
2 気体供給機構
2x 気体噴出口
2y 気体回収口
5 制御部
9 用紙(記録媒体)
100 プリンタ(液体吐出装置)
V 吐出空間

Claims (8)

  1. 液体吐出口が形成された吐出面を有するヘッドと、
    前記吐出面と対向する吐出空間に気体を供給する気体供給機構と、
    前記ヘッド及び前記気体供給機構を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記液体吐出口からの液体の吐出頻度が閾値未満の場合、湿潤状態の気体が第1流量で前記吐出空間に供給されるように前記気体供給機構を制御し、
    前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、気体が前記第1流量よりも大きな第2流量で前記吐出空間に供給されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記吐出面に対して相対移動する記録媒体に向けて前記液体吐出口から液体が吐出されるように前記ヘッドを制御し、
    前記吐出頻度が前記閾値未満の場合、前記液体吐出口よりも記録媒体の前記吐出面に対する相対移動方向の上流から、前記湿潤状態の気体が供給されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記吐出面に、気体噴出口が形成されており、
    前記気体供給機構は、前記気体噴出口から気体を噴出することにより、前記吐出空間に気体を供給することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記湿潤状態の気体を回収する気体回収口をさらに備え、
    前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値未満の場合、前記気体回収口から回収された前記湿潤状態の気体が前記気体噴出口から噴出されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、前記気体噴出口及び前記気体回収口の両方から前記吐出空間に向けて気体が噴出されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記気体回収口は、前記吐出面に形成されており、前記気体噴出口とで前記液体吐出口を挟む位置にあることを特徴とする請求項4又は5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記制御部は、前記吐出面に対して相対移動する記録媒体に向けて前記液体吐出口から液体が吐出されるように前記ヘッドを制御し、
    前記気体噴出口は、前記液体吐出口よりも記録媒体の前記吐出面に対する相対移動方向の上流に配置され、
    前記気体回収口は、前記液体吐出口よりも前記相対移動方向の下流に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
  8. 前記制御部は、前記吐出頻度が前記閾値以上の場合、前記湿潤状態の気体よりも湿潤度の低い気体が供給されるように前記気体供給機構を制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
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