JP2019047216A - 有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内に設けられた通信機器間で有線と無線の複合通信により種々の通信データを適正に送受信することができる有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法を提供する。【解決手段】本発明に係る有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法では、車両内に設けられた通信機器間で送受信される通信データの種別のうち、優先度の高い通信データについては有線通信を用い、優先度の低い通信データについては無線通信を用いるように制御する。具体的には、本発明は、通信データの種別ごとに定められた優先度に基づいて分割した有線通信データと無線通信データとを夫々、有線通信及び無線通信により別々に送信し、受信側で別々に受信した有線通信データと無線通信データとを結合して、通信データを再構築する。【選択図】図1

Description

本発明は、有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法に関する。
従来、車内システムにおいて、種々の通信データが通信機器間で送受信されており、これらの通信データは、通信機器間を接続する通信線を介して有線通信により送受信されるか、又は、通信線を介さずに無線通信により送受信されていた(特許文献1等)。
特開2015−162795号公報
ところで、車両内に設けられた通信機器間で通信データを送受信する場合には、無線通信に比べて有線通信を用いるほうがデータ通信の信頼性は向上するものの、車両内に設けられた全ての通信機器間を大容量データ通信が可能な高価な通信線で接続することは、コストが高くなるという課題がある。一方、コスト面を重視して無線通信を多用することは、データ通信の信頼性の面で課題が残ってしまうため、従来技術は、これらの点において、さらなる改善の余地があった。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両内に設けられた通信機器間で有線と無線の複合通信により種々の通信データを適正に送受信することができる有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る有線無線複合通信システムは、制御部と記憶部と第1有線通信インターフェース部と第1無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第1通信機器と、前記第1通信機器と有線及び無線により通信可能に接続される、制御部と記憶部と第2有線通信インターフェース部と第2無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第2通信機器と、を備え、前記有線による通信は、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を含み、前記第1通信機器の前記記憶部及び前記第2通信機器の前記記憶部は、夫々、車両内に設けられた前記第1通信機器及び前記第2通信機器間で送受信される通信データの種別ごとに優先度を定めたデータ優先度情報を記憶するデータ優先度情報記憶部、を備え、前記第1通信機器の前記制御部は、前記第1通信機器から前記第2通信機器へ送信する前記通信データの種別を判定するデータ種別判定部と、前記第1通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照し、前記データ種別判定部により判定された前記通信データの種別に対応する前記優先度を特定する送信データ優先度特定部と、前記送信データ優先度特定部により特定された前記優先度に基づいて、前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとに分割するデータ分割部と、前記データ分割部により分割された前記優先度の高い前記通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する有線通信データ生成部と、前記有線通信データ生成部により生成された前記有線通信データを、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する有線送信制御部と、前記データ分割部により分割された前記優先度の低い前記通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する無線通信データ生成部と、前記無線通信データ生成部により生成された前記無線通信データを、前記第1無線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する無線送信制御部と、を備え、前記第2通信機器の前記制御部は、前記第1通信機器から前記有線送信制御部により送信された前記有線通信データを、前記第2有線通信インターフェース部を介して受信する有線受信制御部と、前記第1通信機器から前記無線送信制御部により送信された前記無線通信データを、前記第2無線通信インターフェース部を介して受信する無線受信制御部と、前記有線受信制御部により受信された前記有線通信データ、及び、前記無線受信制御部により受信された前記無線通信データに夫々対応する前記優先度を、前記第2通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照して特定する受信データ優先度特定部と、前記受信データ優先度特定部により特定された前記有線通信データの優先度及び前記無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、前記通信データを再構築するデータ結合部と、を備えることを特徴とする。
また、上記有線無線複合通信システムにおいて、前記第1通信機器の前記制御部は、前記データ分割部により分割された前記優先度の高い前記通信データのデータ量に基づいて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信可能なデータ残量を予測するデータ残量予測部と、前記データ分割部により分割された前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量よりも小さいか否かを判定するデータ量判定部と、を更に備え、前記有線通信データ生成部は、前記データ量判定部により、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量よりも小さいと判定された場合には、前記データ分割部により分割された前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとを共に、前記有線通信データとして生成することが好ましい。
また、上記有線無線複合通信システムにおいて、前記データ分割部は、前記データ量判定部により、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量以上であると判定された場合には、前記データ残量に対応するデータ量に達するまでは、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記優先度の低い前記通信データを一部含むように、前記優先度の低い前記通信データを再度分割し、前記有線通信データ生成部は、前記データ分割部により再度分割された前記優先度の低い前記通信データの一部を、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記有線通信データとして生成し、前記無線通信データ生成部は、前記データ分割部により再度分割された際に前記優先度の高い前記通信データに加えられなかった前記優先度の低い前記通信データの残りを、前記無線通信データとして生成することが好ましい。
また、上記有線無線複合通信システムにおいて、前記有線送信制御部は、前記有線通信データ生成部により生成された前記有線通信データを、前記データ種別判定部により判定された前記通信データの種別、又は、前記送信データ優先度特定部により特定された前記優先度に応じて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記電気信号による電気通信、又は、前記光信号による光通信によって前記第2通信機器へ送信することが好ましい。
更に、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る有線無線複合通信方法は、制御部と記憶部と第1有線通信インターフェース部と第1無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第1通信機器と、前記第1通信機器と有線及び無線により通信可能に接続される、制御部と記憶部と第2有線通信インターフェース部と第2無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第2通信機器と、を備えた有線無線複合通信システムにおいて実行され、前記有線による通信は、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を含み、前記第1通信機器の前記記憶部及び前記第2通信機器の前記記憶部は、夫々、車両内に設けられた前記第1通信機器及び前記第2通信機器間で送受信される通信データの種別ごとに優先度を定めたデータ優先度情報を記憶するデータ優先度情報記憶部、を備え、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記第2通信機器へ送信する前記通信データの種別を判定するデータ種別判定ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照し、前記データ種別判定ステップにて判定された前記通信データの種別に対応する前記優先度を特定する送信データ優先度特定ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記送信データ優先度特定ステップにて特定された前記優先度に基づいて、前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとに分割するデータ分割ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する有線通信データ生成ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の低い前記通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する無線通信データ生成ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記有線通信データ生成ステップにて生成された前記有線通信データを、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する有線送信制御ステップと、前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記有線送信制御ステップにて送信された前記有線通信データを、前記第2有線通信インターフェース部を介して受信する有線受信制御ステップと、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記無線通信データ生成ステップにて生成された前記無線通信データを、前記第1無線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する無線送信制御ステップと、前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記無線送信制御ステップにて送信された前記無線通信データを、前記第2無線通信インターフェース部を介して受信する無線受信制御ステップと、前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記有線受信制御ステップにて受信された前記有線通信データ、及び、前記無線受信制御ステップにて受信された前記無線通信データに夫々対応する前記優先度を、前記第2通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照して特定する受信データ優先度特定ステップと、前記受信データ優先度特定ステップにて特定された前記有線通信データの優先度及び前記無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、前記通信データを再構築するデータ結合ステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記有線無線複合通信方法は、前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データのデータ量に基づいて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信可能なデータ残量を予測するデータ残量予測ステップと、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量よりも小さいか否かを判定するデータ量判定ステップと、を更に含み、前記有線通信データ生成ステップにおいては、前記データ量判定ステップにて、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量よりも小さいと判定された場合には、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データと前記優先度の低い前記通信データとが共に、前記有線通信データとして生成されることが好ましい。
また、上記有線無線複合通信方法では、前記データ分割ステップにおいては、前記データ量判定ステップにて、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量以上であると判定された場合には、前記データ残量に対応するデータ量に達するまでは、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記優先度の低い前記通信データが一部含まれるように、前記優先度の低い前記通信データが再度分割され、前記有線通信データ生成ステップにおいては、前記データ分割ステップにて再度分割された前記優先度の低い前記通信データの一部が、前記優先度の高い前記通信データに加えられて前記有線通信データとして生成され、前記無線通信データ生成ステップにおいては、前記データ分割ステップにて再度分割された際に前記優先度の高い前記通信データに加えられなかった前記優先度の低い前記通信データの残りが、前記無線通信データとして生成されることが好ましい。
また、上記有線無線複合通信方法では、前記有線送信制御ステップにおいては、前記有線通信データ生成ステップにて生成された前記有線通信データを、前記データ種別判定ステップにて判定された前記通信データの種別、又は、前記送信データ優先度特定ステップにて特定された前記優先度に応じて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記電気信号による電気通信、又は、前記光信号による光通信によって前記第2通信機器へ送信することが好ましい。
本発明に係る有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法によれば、車両内に設けられた通信機器間で送受信される通信データの種別のうち、優先度の高い通信データについては有線通信を用い、優先度の低い通信データについては無線通信を用いるように制御することができる。このとき、有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法によれば、有線による通信、すなわち、有線通信として、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を用いることができる。これにより、車両内に設けられた通信機器間で有線と無線の複合通信により種々の通信データを適正に送受信することができる。
図1は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムの概略図である。 図2は、車両内における本実施形態に係る有線無線複合通信システムの一例を示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る第1通信機器の詳細を示す機能構成図である。 図4は、本実施形態に係る第2通信機器の詳細を示す機能構成図である。 図5は、本実施形態に係るデータ優先度情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムによる基本処理を示すフローチャートである。 図7は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムによる処理の別の一例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
[実施形態]
実施形態に係る有線無線複合通信システム及び有線無線複合通信方法について説明する。図1は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムの概略図である。図2は、車両内における本実施形態に係る有線無線複合通信システムの一例を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る第1通信機器の詳細を示す機能構成図である。図4は、本実施形態に係る第2通信機器の詳細を示す機能構成図である。図5は、本実施形態に係るデータ優先度情報記憶部の一例を示す図である。図6は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムによる基本処理を示すフローチャートである。図7は、本実施形態に係る有線無線複合通信システムによる処理の別の一例を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態に係る有線無線複合通信システム1は、少なくとも複数の通信機器(例えば、第1通信機器100及び第2通信機器200)から構成されるものである。以下、説明の便宜上、第1通信機器100を通信データの送信側の通信機器として説明し、第2通信機器200を通信データの受信側の通信機器として説明するが、これに限定されない。第1通信機器100と第2通信機器200とは、状況によっては、第1通信機器100が通信データの受信側の通信機器となり、第2通信機器200が通信データの送信側の通信機器となり得る。また、以下、第1通信機器100と第2通信機器200とを区別せず、単に通信機器50として呼ぶ場合がある。これらの通信機器50は、例えば、車両10に搭載された各種ユニットや各種センサ等に一体的に構成されるかまたは別個接続されて設けられるものである。
図2に示すように、本実施形態に係る有線無線複合通信システム1は、車両10内に設けられた通信機器50間で送受信される通信データを、通信線を介して有線通信する機能と、アンテナを介して無線通信する機能との両方を実現可能な通信システムとして機能する。一例として、図2において、有線無線複合通信システム1Aは、車両10のフロントセンサ間で有線通信及び無線通信可能な通信システムとして機能する。また、図2において、有線無線複合通信システム1Bは、車両10のリアセンサ間で有線通信及び無線通信可能な通信システムとして機能する。また、図2において、有線無線複合通信システム1Cは、車両10の外部の基地局や他の車両との車車間通信が可能な車載ゲートウェイ部(車載GW)51と通信機器50間とで、有線通信及び無線通信可能な通信システムとして機能する。ここで、車載ゲートウェイ部51は、広域無線及び狭域無線により車両外の通信機器と通信する機能を有し、この車載ゲートウェイ部51は、本実施形態の通信機器50の一実施形態である。なお、広域無線の方式は、例えばラジオ(AM,FM)、TV(UHF,4K,8K)、TEL、GPS、WiMAX(登録商標)、車車間通信等である。また、狭域無線の方式は、例えばETC/DSRC、VICS(登録商標)、無線LAN、ミリ波通信等である。図2において、車両10内に設けられた通信機器50と車載ゲートウェイ部51は夫々、車載バッテリBTと電力線を介して接続されており、電力供給されている。この電力線は、電力線通信(PLC)が可能なように構成されていてもよい。
図1に戻り、第1通信機器100は、制御部102と、第1有線通信インターフェース部104と、第1無線通信インターフェース部106と、記憶部108とを備えて構成される。同様に、第2通信機器200は、制御部202と、第2有線通信インターフェース部204と、第2無線通信インターフェース部206と、記憶部208とを備えて構成される。
図1において、制御部102及び制御部202は、各種処理を行う制御手段である。第1通信機器100の制御部102は、記憶部108に記憶された情報に基づいて、入力された通信データを、有線通信により第2通信機器200へ送信するか、及び/又は、無線通信により第2通信機器200へ送信するかを判定する。そして、制御部102は、有線通信により通信データを送信する際は、第1有線通信インターフェース部104を制御して、通信線を介して接続された第2有線通信インターフェース部204へデータを送信する。また、制御部102は、無線通信により通信データを送信する際は、第1無線通信インターフェース部106を制御して、アンテナを介して無線通信可能に接続された第2無線通信インターフェース部206へ通信データを送信する。第2通信機器200の制御部202は、第1通信機器100から有線通信により送信された通信データを、第2有線通信インターフェース部204を制御して受信する。また、制御部202は、第1通信機器100から無線通信により送信された通信データを、第2無線通信インターフェース部206を制御して受信する。そして、制御部202は、記憶部208に記憶された情報に基づいて、有線通信により受信した通信データと、無線通信により受信した通信データとを結合する。その後、制御部202は、結合した通信データを出力する。これら制御部102及び制御部202の機能の詳細については、図3及び図4を参照して後述する。
第1有線通信インターフェース部104及び第2有線通信インターフェース部204は、通信線に接続されるインターフェースであり、第1通信機器100と第2通信機器200との間における有線による通信制御を行う機能を有する。すなわち、第1有線通信インターフェース部104及び第2有線通信インターフェース部204は、通信線(通信回線)を介してデータを有線通信する機能を有している。本実施形態では、第1有線通信インターフェース部104と第2有線通信インターフェース部204とを物理的に接続する通信線は、電気信号を伝送する電気通信線、及び、光信号を伝送する光通信線を含む。この構成により、本実施形態では、有線による通信、すなわち、有線通信は、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を含む。なお、通信線は、例えば、LANケーブルやCAN等の専用通信線等が挙げられるが、これらに限定されない。この他、電力線が、電力線通信(PLC)が可能なように構成されている場合は、第1有線通信インターフェース部104及び第2有線通信インターフェース部204は、電力線に接続されるインターフェースとして機能してもよい。なお、以下の説明においては、第1有線通信インターフェース部104及び第2有線通信インターフェース部204は、夫々、第1通信機器100と第2通信機器200に夫々単数備えられた例を説明するが、これに限定されない。第1有線通信インターフェース部104及び第2有線通信インターフェース部204は、第1通信機器100と第2通信機器200に夫々複数備えられていてもよい。
本実施形態において、上述の電力線や通信線は、車両10内に配索されたワイヤーハーネスとして構成されているものとする。本実施形態のワイヤーハーネスは、例えば、車両10に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線や通信線等の接続線を束にして集合部品とし、コネクタで複数の接続線を一度に各装置に接続するものである。
第1無線通信インターフェース部106及び第2無線通信インターフェース部206は、種々の通信プロトコルによる無線通信が可能なアンテナを有するインターフェースであり、第1通信機器100と第2通信機器200との間における無線による通信制御を行う機能を有する。すなわち、第1無線通信インターフェース部106及び第2無線通信インターフェース部206は、アンテナを介してデータを無線通信する機能を有している。なお、これに限定されないが、第1無線通信インターフェース部106及び第2無線通信インターフェース部206は、例えば、無線LAN、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、NFC等の近距離無線通信を行う機能を有する。なお、以下の説明においては、第1無線通信インターフェース部106及び第2無線通信インターフェース部206は、夫々、第1通信機器100と第2通信機器200に夫々単数備えられた例を説明するが、これに限定されない。第1無線通信インターフェース部106及び第2無線通信インターフェース部206は、第1通信機器100と第2通信機器200に夫々複数備えられていてもよい。
記憶部108及び記憶部208は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段、および/または、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル(データ優先度情報テーブル108aやデータ優先度情報テーブル208a等)を格納してもよい。ここで、記憶部108及び記憶部208は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。記憶部108のデータ優先度情報テーブル108aや記憶部208のデータ優先度情報テーブル208aの詳細については、図5を参照して後述する。
ここで、上述の第1通信機器100の制御部102の詳細について図3を参照して説明する。図3において、制御部102は、データ種別判定部102aと、送信データ優先度特定部102bと、データ分割部102cと、有線通信データ生成部102dと、有線送信制御部102eと、無線通信データ生成部102fと、無線送信制御部102gと、データ残量予測部102hと、データ量判定部102iと、有線受信制御部102jと、無線受信制御部102kと、受信データ優先度特定部102mと、データ結合部102nと、を備えて構成される。
このうち、データ種別判定部102aは、第1通信機器100から第2通信機器200へ送信する通信データの種別を判定する。また、送信データ優先度特定部102bは、第1通信機器100のデータ優先度情報記憶部としてのデータ優先度情報テーブル108a(図5参照)に記憶されたデータ優先度情報を参照し、データ種別判定部102aにより判定された通信データの種別に対応する優先度を特定する。
図5に示すように、データ優先度情報テーブル108a,208aは、車両10内に設けられた第1通信機器100及び第2通信機器200間で送受信される通信データの種別ごとに優先度を定めたデータ優先度情報を記憶する。図5の例では、優先度はID番号として、「0」〜「6」まで設定されている。この例においては、ID番号の数が小さいほど優先度の高いものとする。例えば、図5において、エアバッグに関する信号や指令等の各種情報を含む通信データは、優先度の高いものとしてID番号「0」が設定されている。また、図5において、ブレーキに関する信号や指令等の各種情報を含む通信データは、ID番号「1」が設定されている。ここで、データ優先度情報テーブル108a,208aでは、ID番号が「0」から「3」までは優先度の高いものとして有線通信によりデータ通信を行うように定義付けられている。さらに、データ優先度情報テーブル108a,208aでは、通信データの種別(言い換えれば、ID番号)ごとに定められた優先度に応じて電気信号による電気通信と光信号による光通信とのいずれを優先的に用いるのかが定義されていてもよい。この場合、例えば、優先度が相対的に高い通信データは、有線による光通信を優先的に用いてデータ通信を行うように定義付けられ、優先度が相対的に低い通信データは、有線による電気通信を優先的に用いてデータ通信を行うように定義付けられてもよい。また、データ優先度情報テーブル108a,208aでは、有線通信によりデータ通信を行うように定義付けられた各種別(言い換えれば、ID番号)に対して、それぞれ個別に電気信号による電気通信と光信号による光通信とのいずれを優先的に用いるのかが定義されていてもよい。この場合、例えば、相対的に情報量が少ない通信データに対応するID番号に対しては、有線による電気通信を優先的に用いてデータ通信を行うように定義付けられ、相対的に情報量が多い通信データに対応するID番号に対しては、有線による光通信を優先的に用いてデータ通信を行うように定義付けられてもよい。また、データ優先度情報テーブル108a,208aでは、有線通信によりデータ通信を行うように定義付けられた各種別(言い換えれば、ID番号)に対して、電気信号による電気通信と光信号による光通信とのいずれを優先的に用いるのかが定義されていなくてもよい。この場合、有線による電気通信を用いたデータ通信と、有線による光通信を用いたデータ通信とは、状況に応じて適宜使い分けられるようにされていてもよい。また、ID番号が「4」から「6」までは優先度の低いものとして無線通信によりデータ通信を行うように定義付けられている。
図5に示すように、車両10の安全系機器群の1つであるエアバッグに関する通信データは、車両10の安全制御に関わる通信データであるため、優先度が最も高く設定されている。安全系機器群には、例えば、ヨーレイトセンサ、エアバッグ、車輪側センサ、自動運転ECUなどが含まれる。また、車両10のパワトレ系機器群の1つであるブレーキに関する通信データは、車両制御に関わる通信データであるため、安全制御の次に優先度の高いものとして設定されている。パワトレ系機器群には、ハイブリッド制御部、ステアリングセンサ、エンジン、サスペンション、ステアリングバイワイヤ、トランスミッション、バッテリセンサ、ブレーキバイワイヤなどが含まれる。
図5に図示していないが、通信データの種別としては、安全系機器群(エアバッグ等)に関する通信データとパワトレ系機器群(ブレーキ等)に関する通信データの他には、ボディ系機器群、マルチメディア系機器群、電源系機器群、ダイアグ系機器群、及び、充電系機器群の夫々に関する通信データが挙げられる。ボディ系機器群には、例えばパワースイングドア、メモリーシート、エアコン、メータ、シフトバイワイヤ、灯具、リアコントローラ、パワートランクなどが含まれる。マルチメディア系機器群には、ナビゲーション装置、ディスプレイ、アンプ、外部通信ユニットなどが含まれる。電源系機器群には、電源エリアマスタ、電源エリアスレーブ、低圧・高圧バッテリパックなどが含まれる。ダイアグ系機器群には、ダイアグツール(スキャンツール)などが含まれる。充電系機器群には、充電器などが含まれる。
これに限定されないが、安全系機器群(エアバッグ等)に関する通信データとパワトレ系機器群(ブレーキ等)に関する通信データに比べて、ボディ系機器群、マルチメディア系機器群、電源系機器群、ダイアグ系機器群、充電系機器群に関する通信データは、比較的優先度の低い通信データとして設定され得る。これらのボディ系機器群、マルチメディア系機器群、電源系機器群、ダイアグ系機器群、充電系機器群のうちでは、ボディ系機器群や電源系機器群は、マルチメディア系機器群やダイアグ系機器群や充電系機器群よりも比較的優先度の高い通信データとして設定され得る。
本実施形態において、データ種別判定部102aは、第1通信機器100から第2通信機器200へ送信する通信データの種別を判定する際、例えば、エアバッグに関する通信データや、ブレーキに関する通信データなどに分類することで通信データの種別を判定する。そして、送信データ優先度特定部102bは、データ種別判定部102aが判定した通信データの種別に基づいて、例えば、エアバッグに関する通信データであれば、優先度はID番号「0」であるとして、通信データの種別に対応する優先度を特定している。
図3に戻り、データ分割部102cは、送信データ優先度特定部102bにより特定された優先度に基づいて、優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとに分割する。本実施形態において、データ分割部102cは、例えば、図5に示したように、エアバッグやブレーキに関する通信データ等を含むID番号「0」〜「3」の優先度を有する通信データの種別については、優先度の高い通信データとして分割する。そして、データ分割部102cは、ID番号「0」〜「3」以外の「4」〜「6」の優先度を有する通信データの種別については、優先度の低い通信データとして分割する。
有線通信データ生成部102dは、データ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する。有線送信制御部102eは、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信する。この場合、有線送信制御部102eは、例えば、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、データ種別判定部102aにより判定された通信データの種別に応じて、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。あるいは、有線送信制御部102eは、例えば、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、送信データ優先度特定部102bにより特定された優先度に応じて、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信してもよい。また、有線送信制御部102eは、例えば、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、通信データの種別や優先度等にはよらずに、有線による電気通信を用いたデータ通信と、有線による光通信を用いたデータ通信とを状況に応じて適宜使い分けて第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信してもよい。無線通信データ生成部102fは、データ分割部102cにより分割された優先度の低い通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する。無線送信制御部102gは、無線通信データ生成部102fにより生成された無線通信データを、第1無線通信インターフェース部106を介して第2通信機器200へ送信する。
データ残量予測部102hは、データ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データのデータ量に基づいて、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信可能なデータ残量を予測する。データ量判定部102iは、データ分割部102cにより分割された優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部102hにより予測されたデータ残量よりも小さいか否かを判定する。
ここで、有線通信データ生成部102dは、データ量判定部102iにより、優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部102hにより予測されたデータ残量よりも小さいと判定された場合には、データ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとを共に、有線通信データとして生成してもよい。
また、データ分割部102cは、データ量判定部102iにより、優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部102hにより予測されたデータ残量以上であると判定された場合には、データ残量に対応するデータ量に達するまでは、優先度の高い通信データに加えて優先度の低い通信データを一部含むように、優先度の低い通信データを再度分割してもよい。そして、有線通信データ生成部102dは、データ分割部102cにより再度分割された優先度の低い通信データの一部を、優先度の高い通信データに加えて有線通信データとして生成してもよい。更に、無線通信データ生成部102fは、データ分割部102cにより再度分割された際に優先度の高い通信データに加えられなかった優先度の低い通信データの残りを、無線通信データとして生成してもよい。
有線受信制御部102jは、第2通信機器200から有線送信制御部202eにより送信された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して受信する。無線受信制御部102kは、第2通信機器200から無線送信制御部202gにより送信された無線通信データを、第1無線通信インターフェース部106を介して受信する。受信データ優先度特定部102mは、有線受信制御部102jにより受信された有線通信データ、及び、無線受信制御部102kにより受信された無線通信データに夫々対応する優先度を、第1通信機器100のデータ優先度情報記憶部としてのデータ優先度情報テーブル108aに記憶されたデータ優先度情報を参照して特定する。データ結合部102nは、受信データ優先度特定部102mにより特定された有線通信データの優先度及び無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、通信データを再構築する。
続いて、上述の第2通信機器200の制御部202の詳細について図4を参照して説明する。図4において、制御部202は、データ種別判定部202aと、送信データ優先度特定部202bと、データ分割部202cと、有線通信データ生成部202dと、有線送信制御部202eと、無線通信データ生成部202fと、無線送信制御部202gと、データ残量予測部202hと、データ量判定部202iと、有線受信制御部202jと、無線受信制御部202kと、受信データ優先度特定部202mと、データ結合部202nと、を備えて構成される。なお、本実施形態において、第1通信機器100と第2通信機器200とは機能的には基本的に同一である。
このうち、データ種別判定部202aは、第2通信機器200から第1通信機器100へ送信する通信データの種別を判定する。また、送信データ優先度特定部202bは、第2通信機器200のデータ優先度情報記憶部としてのデータ優先度情報テーブル208a(図5参照)に記憶されたデータ優先度情報を参照し、データ種別判定部202aにより判定された通信データの種別に対応する優先度を特定する。データ分割部202cは、送信データ優先度特定部202bにより特定された優先度に基づいて、優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとに分割する。
有線通信データ生成部202dは、データ分割部202cにより分割された優先度の高い通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する。有線送信制御部202eは、有線通信データ生成部202dにより生成された有線通信データを、第2有線通信インターフェース部204を介して第1通信機器100へ送信する。この場合、有線送信制御部202eは、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。無線通信データ生成部202fは、データ分割部202cにより分割された優先度の低い通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する。無線送信制御部202gは、無線通信データ生成部202fにより生成された無線通信データを、第2無線通信インターフェース部206を介して第1通信機器100へ送信する。
データ残量予測部202hは、データ分割部202cにより分割された優先度の高い通信データのデータ量に基づいて、第2有線通信インターフェース部204を介して第1通信機器100へ送信可能なデータ残量を予測する。データ量判定部202iは、データ分割部202cにより分割された優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部202hにより予測されたデータ残量よりも小さいか否かを判定する。
ここで、有線通信データ生成部202dは、データ量判定部202iにより、優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部202hにより予測されたデータ残量よりも小さいと判定された場合には、データ分割部202cにより分割された優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとを共に、有線通信データとして生成してもよい。
また、データ分割部202cは、データ量判定部202iにより、優先度の低い通信データのデータ量が、データ残量予測部202hにより予測されたデータ残量以上であると判定された場合には、データ残量に対応するデータ量に達するまでは、優先度の高い通信データに加えて優先度の低い通信データを一部含むように再度分割してもよい。そして、有線通信データ生成部202dは、データ分割部202cにより再度分割された、優先度の高い通信データと優先度の低い通信データの一部を、有線通信データとして生成してもよい。更に、無線通信データ生成部202fは、データ分割部202cにより再度分割された際に優先度の高い通信データに加えられなかった優先度の低い通信データの残りを、無線通信データとして生成してもよい。
有線受信制御部202jは、第1通信機器100から有線送信制御部102eにより送信された有線通信データを、第2有線通信インターフェース部204を介して受信する。無線受信制御部202kは、第1通信機器100から無線送信制御部102gにより送信された無線通信データを、第2無線通信インターフェース部206を介して受信する。受信データ優先度特定部202mは、有線受信制御部202jにより受信された有線通信データ、及び、無線受信制御部202kにより受信された無線通信データに夫々対応する優先度を、第2通信機器200のデータ優先度情報記憶部としてのデータ優先度情報テーブル208aに記憶されたデータ優先度情報を参照して特定する。データ結合部202nは、受信データ優先度特定部202mにより特定された有線通信データの優先度及び無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、通信データを再構築する。
上述のように構成された本実施形態の有線無線複合通信システム1において実行される有線無線複合通信方法の一例について、以下に図6を参照して説明する。
図6に示すように、第1通信機器100のデータ種別判定部102aは、第1通信機器100から第2通信機器200へ送信するために、入力された通信データの種別を判定する。そして、第1通信機器100の送信データ優先度特定部102bは、第1通信機器100のデータ優先度情報テーブル108aに記憶されたデータ優先度情報を参照し、データ種別判定部102aにより判定された通信データの種別に対応する優先度を特定する。そして、第1通信機器100のデータ分割部102cは、送信データ優先度特定部102bにより特定された優先度に基づいて、優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとに分割する(ステップS101)。
これら第1通信機器100のデータ種別判定部102a、送信データ優先度特定部102b、及び、データ分割部102cによるステップS101の各種処理は、重要な信号を有線通信で伝送する高信頼性通信システムを実現するためのデータ種別判定及び分割処理である。このステップS101における処理としては、上述の図5に示したデータ優先度情報テーブル108a(IDマップ)を参照して行う例を説明したが、データ優先度情報テーブル108aはデータ優先度情報記憶部の一例であり、この他にも、データ優先度情報は、以下に示すような情報であってもよい。例えば、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データは、セキュリティ信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、データ信号を含んでいてもよい。一例として、セキュリティ信号とは、例えば、暗号キーやID等である。データ信号とは、セキュリティ信号の暗号キーにより暗号化されたデータ本体や、セキュリティ信号のIDが付加されたデータ本体である。また、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データは、車両10の制御において重要度の高い信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、車両10の制御において重要度の低い信号を含んでいてもよい。一例として、重要度の高い信号とは、例えば、安全系機器群やパワトレ系機器群等に関する信号である。重要度の低い信号とは、例えば、マルチメディア系機器群やダイアグ系群等に関する信号である。また、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データは、車両10の制御に関する重要な信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、車両10の制御に関する全ての信号を含んでいてもよい。一例として、重要な信号とは、冗長しなければならない信号(例えば安全系機器群に関する信号)である。全ての信号とは、ボディ系機器群、安全系機器群、パワトレ系機器群、マルチメディア系機器群、電源系機器群、ダイアグ系機器群、及び、充電系機器群に関する信号である。また、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データは、制御信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、データ信号を含んでいてもよい。一例として、制御信号とは、車両10の制御に関わる信号である。データ信号とは、制御信号によって指令内容が付加された対象となるデータ本体である。
この他、ステップS101の各種処理は、遅延時間を短くしなければならない信号を有線信号で伝送し、多少の遅延時間が許容可能な信号を無線通信で伝送する通信システムを実現するためデータ種別判定及び分割処理でもある。この場合のデータ優先度情報は、以下に示すような情報であってもよい。例えば、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データは、制御信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、データ信号を含んでいてもよい。また、データ優先度情報のうち、有線通信に用いる優先度の高い通信データとして、安全系機器群に関する信号のうち遅延時間を短くしなければならない信号を含み、無線通信に用いる優先度の低い通信データは、安全系機器群に関する信号のうち多少の遅延時間が許容可能な信号を含んでいてもよい。一例として、安全系機器群に関する信号のうち遅延時間を短くしなければならない信号とは、近距離の障害物検知用のカメラ画像の間引情報などである。安全系機器群に関する信号のうち多少の遅延時間が許容可能な信号とは、遠距離の障害物検知用のカメラ画像のフル情報などである。
図6に戻り、ステップS101の処理にて有線通信を用いると判定されて分割された通信データについては、第1通信機器100の有線通信データ生成部102dは、ステップS101においてデータ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する(ステップS102)。そして、第1通信機器100の有線送信制御部102eは、ステップS102において有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信する(ステップS104)。有線送信制御部102eは、ステップS104においては、例えば、ステップS102にて有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、ステップS101にてデータ種別判定部102aにより判定された通信データの種別に応じて、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。この場合、有線送信制御部102eは、例えば、相対的に情報量が多い有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。一方、有線送信制御部102eは、例えば、相対的に情報量が少ない有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信によって第2通信機器200へ送信する。あるいは、有線送信制御部102eは、ステップS104においては、例えば、ステップS102にて有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、ステップS101にて送信データ優先度特定部102bにより特定された優先度に応じて、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信してもよい。この場合、有線送信制御部102eは、例えば、特定された優先度が相対的に高い有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。一方、有線送信制御部102eは、例えば、特定された優先度が相対的に低い有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信によって第2通信機器200へ送信する。また、有線送信制御部102eは、ステップS104においては、例えば、ステップS102にて有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、通信データの種別や優先度等にはよらずに、有線による電気通信を用いたデータ通信と、有線による光通信を用いたデータ通信とを状況に応じて適宜使い分けて第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信してもよい。
第2通信機器200の有線受信制御部202jは、ステップS104において第1通信機器100から有線送信制御部102eにより送信された有線通信データを、第2有線通信インターフェース部204を介して受信する(ステップS106)。その後、ステップS108の処理へ移行する。
一方、ステップS101の処理にて無線通信を用いると判定されて分割された通信データについては、第1通信機器100の無線通信データ生成部102fは、ステップS101においてデータ分割部102cにより分割された優先度の低い通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する(ステップS103)。そして、第1通信機器100の無線送信制御部102gは、ステップS103において無線通信データ生成部102fにより生成された無線通信データを、第1無線通信インターフェース部106を介して第2通信機器200へ送信する(ステップS105)。
第2通信機器200の無線受信制御部202kは、ステップS105において第1通信機器100から無線送信制御部102gにより送信された無線通信データを、第2無線通信インターフェース部206を介して受信する(ステップS107)。その後、ステップS108の処理へ移行する。
第2通信機器200の受信データ優先度特定部202mは、ステップS106において有線受信制御部202jにより受信された有線通信データ、及び、ステップS107において無線受信制御部202kにより受信された無線通信データに夫々対応する優先度を、第2通信機器200のデータ優先度情報記憶部としてのデータ優先度情報テーブル208aに記憶されたデータ優先度情報を参照して特定する。そして、第2通信機器200のデータ結合部202nは、受信データ優先度特定部202mにより特定された有線通信データの優先度及び無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、通信データを再構築する(ステップS108)。ステップS108において、制御部202は、再構築された通信データに異常がないか等の判定を行ってもよい。その後、通信データを出力し本処理を終了する。
続いて、有線無線複合通信システム1において実行される有線無線複合通信方法の別の一例の詳細について、以下に図7を参照して説明する。
図7に示すように、第1通信機器100のデータ種別判定部102aは、第1通信機器100から第2通信機器200へ送信するために、入力された通信データの種別を判定する。そして、第1通信機器100の送信データ優先度特定部102bは、第1通信機器100のデータ優先度情報テーブル108aに記憶されたデータ優先度情報を参照し、データ種別判定部102aにより判定された通信データの種別に対応する優先度を特定する。そして、データ分割部102cは、送信データ優先度特定部102bにより特定された優先度に基づいて、優先度の高い通信データと優先度の低い通信データとに分割する(ステップS201)。
ステップS201の処理において、一旦有線通信を用いると判定されて分割された優先度の高い通信データについては、第1通信機器100のデータ残量予測部102hは、ステップS201においてデータ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データのデータ量(図7において、データ量:D0)に基づいて、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信可能なデータ残量(図7において、データ量:DA)を予測する(ステップS202)。そして、ステップS202において予測された第2通信機器200へ送信可能なデータ残量(データ量:DA)の情報をステップS203の判定処理で用いる。
ステップS201の処理において、一旦無線通信を用いると判定されて分割された優先度の低い通信データについては、第1通信機器100のデータ量判定部102iは、ステップS201においてデータ分割部102cにより分割された優先度の低い通信データのデータ量(図7において、データ量:D1)が、データ残量予測部102hにより予測されたデータ残量(データ量:DA)よりも小さいか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、データ量判定部102iの処理により、優先度の低い通信データのデータ量(データ量:D1)がデータ残量(データ量:DA)よりも小さいと判定された場合(DA>D1)、第1通信機器100の有線通信データ生成部102dは、有線通信のみを使用してデータ通信を行うための処理としてステップS206の処理を行う。具体的には、第1通信機器100の有線通信データ生成部102dは、ステップS201においてデータ分割部102cにより分割された優先度の高い通信データ(データ量:D0)と優先度の低い通信データ(データ量:D1)とを共に、有線通信データとして生成する(ステップS206)。そして、第1通信機器100の有線送信制御部102eは、ステップS206において有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信する(ステップS207)。この場合も上記と同様に、有線送信制御部202eは、有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して電気信号による電気通信、又は、光信号による光通信によって第2通信機器200へ送信する。そして、第2通信機器200の有線受信制御部202jは、ステップS207において第1通信機器100から有線送信制御部102eにより送信された有線通信データを、第2有線通信インターフェース部204を介して受信する(ステップS210)。その後、ステップS212の処理へ移行するが、有線通信のみを使用してデータ通信を行う場合は、後述するマーク・ビットが有線通信データに付加されていないため、ステップS212の処理はパスされて、ステップS214の処理へ移行する。そして、有線通信のみを使用してデータ通信を行う場合は、第2通信機器200の制御部202は、有線通信データに含まれる優先度の高い通信データ(データ量:D0)と優先度の低い通信データ(データ量:D1)のデータ結合を行うわけではなく、通信データに異常がないか等の判定を行うものとする。その後、データを出力し本処理を終了する。
ここで、ステップS203の処理に戻り、データ量判定部102iの処理により、優先度の低い通信データのデータ量(データ量:D1)がデータ残量(データ量:DA)以上であると判定された場合(DA≦D1)、第1通信機器100の有線通信データ生成部102dは、有線通信と無線通信を併用してデータ通信を行うための処理としてステップS204の処理を行う。具体的には、第1通信機器100のデータ分割部102cは、データ残量(データ量:DA)に対応するデータ量に達するまで(D0+D1=DA)は、優先度の高い通信データ(データ量:D0)に加えて優先度の低い通信データを一部(データ量:DA−D0=D1)含むように、ステップS201において分割された優先度の低い通信データ(データ量:D1)を再度分割する(ステップS204)。続いて、第1通信機器100の制御部102は、ステップS204においてデータ分割部102cにより再度分割された優先度の低い通信データを一部(データ量:DA−D0=D1)含む有線通信用の通信データ(データ量:DA)に対して、マーク・ビットを付与する(ステップS205)。例えば、制御部102は、ステップS201の処理では無線通信用の通信データであった優先度の低い通信データの一部について、有線通信用の通信データに加えるために再度分割した位置にマーク・ビットを付与する。このマーク・ビットは、通信データを受信側でデータ結合する際に用いられる。その後、ステップS206の処理へ移行する。
このように有線通信と無線通信を併用してデータ通信を行う場合には、第1通信機器100の有線通信データ生成部102dは、ステップS204においてデータ分割部102cにより再度分割された優先度の低い通信データの一部(データ量:DA−D0=D1)を、ステップS201にて分割された優先度の高い通信データ(データ量:D0)に加えて有線通信データ(データ量:DA)として生成する(ステップS206)。そして、第1通信機器100の有線送信制御部102eは、ステップS206において有線通信データ生成部102dにより生成された有線通信データを、第1有線通信インターフェース部104を介して第2通信機器200へ送信する(ステップS207)。そして、第2通信機器200の有線受信制御部202jは、ステップS207において第1通信機器100から有線送信制御部102eにより送信された有線通信データを、第2有線通信インターフェース部204を介して受信する(ステップS210)。その後、ステップS212の処理へ移行する。
第2通信機器200の制御部202は、ステップS210において有線受信制御部202jにより受信された有線通信データに対して付与されたマーク・ビットに基づいて、ステップS211において受信される無線通信データと再結合するためのデータ(すなわち、ステップS206において有線通信データに追加した再分割データ)を抽出する(ステップS212)。その後、ステップS213の処理へ移行する。
ここで、ステップS204の処理の後、第1通信機器100の無線通信データ生成部102fは、ステップS204においてデータ分割部102cにより再度分割された際に優先度の高い通信データに加えられなかった優先度の低い通信データの残りについては、無線通信データとして生成する(ステップS208)。そして、第1通信機器100の無線送信制御部102gは、ステップS208において無線通信データ生成部102fにより生成された無線通信データを、第1無線通信インターフェース部106を介して第2通信機器200へ送信する(ステップS209)。そして、第2通信機器200の無線受信制御部202kは、ステップS209において第1通信機器100から無線送信制御部102gにより送信された無線通信データを、第2無線通信インターフェース部206を介して受信する(ステップS211)。その後、ステップS213の処理へ移行する。
第2通信機器200のデータ結合部202nは、ステップS204において再度分割された際に残ったデータと、ステップS212において抽出された再分割データとを結合する(ステップS213)。具体的には、第2通信機器200のデータ結合部202nは、ステップS211において無線受信制御部202kにより受信された無線通信データと、ステップS212において有線通信データから抽出された優先度の低い通信データの一部とを、結合する。そして、第2通信機器200のデータ結合部202nは、ステップS212において有線通信データから抽出されなかった残りの優先度の高い通信データと、ステップS213において再結合した優先度の低い通信データとを結合させる(ステップS214)。ステップS214において、制御部202は、再構築された通信データに異常がないか等の判定を行ってもよい。その後、通信データを出力し本処理を終了する。
このように図7に示した処理では、基本的には有線通信によりデータ通信を行い、データ量がオーバーフローした場合には、無線通信で補完する通信システムを実現している。この場合の有線通信と無線通信との使い分けに関しては、以下に示すような場合分けが考えられ得る。有線通信によりデータ通信を行う対象としては、例えば、マルチメディア系機器群に関する通信データのうち、ラジオ等の音声信号、ワンセグTV等の映像信号、フルセグTVの一部等に対応する映像信号などである。この場合、無線通信によりデータ通信を行う対象としては、例えば、マルチメディア系機器群に関する通信データのうち、フルセグTVの残り等に対応する映像信号などである。この他、ECUの更新ソフトやナビゲーション用の地図データ等のダウンロードデータを、基本的には有線通信によりデータ通信を行い、データ量がオーバーフローした場合には、無線通信で補完してもよい。
以上説明したように、本発明に係る有線無線複合通信システム1及び有線無線複合通信方法によれば、車両内に設けられた通信機器間で送受信される通信データの種別のうち、優先度の高い通信データについては有線通信を用い、優先度の低い通信データについては無線通信を用いるように制御することができる。これにより、データ通信の信頼性の向上を図るために、車両内に設けられた全ての通信機器間を大容量データ通信が可能な高価な通信線で接続する必要がなくなり、データ通信の信頼性を担保しつつも、車両内における通信線の簡易化を図ることができる。その結果、車両内に設けられた通信機器間で種々の通信データを有線と無線の複合通信により送受信する場合において、データ通信の信頼性を向上しつつも、有線の安価化を実現することができる。さらにここでは、有線無線複合通信システム1及び有線無線複合通信方法によれば、有線による通信、すなわち、有線通信として、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を併用して用いることができる。このように、本発明に係る有線無線複合通信システム1及び有線無線複合通信方法によれば、車両内に設けられた通信機器間で種々の通信データを有線と無線の複合通信により適切に送受信することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上述の説明では、第1通信機器と第2通信機器とが同じ機能を有するものとして説明したがこれに限定されない。第1通信機器及び第2通信機器のうちいずれか一方が、送信側の通信機器が必要とする機能を有し、いずれか他方が、受信側の通信機器が必要とする機能を有する構成であってもよい。送信側の通信機器が必要とする機能とは、例えば、データ種別判定部、送信データ優先度特定部、データ分割部、有線通信データ生成部、有線送信制御部、無線通信データ生成部、無線送信制御部、データ残量予測部、データ量判定部等による機能である。受信側の通信機器が必要とする機能とは、例えば、有線受信制御部、無線受信制御部、受信データ優先度特定部、データ結合部等による機能である。
1 有線無線複合通信システム
10 車両
100 第1通信機器
102 制御部
102a データ種別判定部
102b 送信データ優先度特定部
102c データ分割部
102d 有線通信データ生成部
102e 有線送信制御部
102f 無線通信データ生成部
102g 無線送信制御部
102h データ残量予測部
102i データ量判定部
102j 有線受信制御部
102k 無線受信制御部
102m 受信データ優先度特定部
102n データ結合部
104 第1有線通信インターフェース部
106 第1無線通信インターフェース部
108 記憶部
108a データ優先度情報テーブル
200 第2通信機器
202 制御部
202a データ種別判定部
202b 送信データ優先度特定部
202c データ分割部
202d 有線通信データ生成部
202e 有線送信制御部
202f 無線通信データ生成部
202g 無線送信制御部
202h データ残量予測部
202i データ量判定部
202j 有線受信制御部
202k 無線受信制御部
202m 受信データ優先度特定部
202n データ結合部
204 第2有線通信インターフェース部
206 第2無線通信インターフェース部
208 記憶部
208a データ優先度情報テーブル

Claims (8)

  1. 制御部と記憶部と第1有線通信インターフェース部と第1無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第1通信機器と、
    前記第1通信機器と有線及び無線により通信可能に接続される、制御部と記憶部と第2有線通信インターフェース部と第2無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第2通信機器と、
    を備え、
    前記有線による通信は、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を含み、
    前記第1通信機器の前記記憶部及び前記第2通信機器の前記記憶部は、夫々、
    車両内に設けられた前記第1通信機器及び前記第2通信機器間で送受信される通信データの種別ごとに優先度を定めたデータ優先度情報を記憶するデータ優先度情報記憶部、
    を備え、
    前記第1通信機器の前記制御部は、
    前記第1通信機器から前記第2通信機器へ送信する前記通信データの種別を判定するデータ種別判定部と、
    前記第1通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照し、前記データ種別判定部により判定された前記通信データの種別に対応する前記優先度を特定する送信データ優先度特定部と、
    前記送信データ優先度特定部により特定された前記優先度に基づいて、前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとに分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部により分割された前記優先度の高い前記通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する有線通信データ生成部と、
    前記有線通信データ生成部により生成された前記有線通信データを、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する有線送信制御部と、
    前記データ分割部により分割された前記優先度の低い前記通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する無線通信データ生成部と、
    前記無線通信データ生成部により生成された前記無線通信データを、前記第1無線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する無線送信制御部と、
    を備え、
    前記第2通信機器の前記制御部は、
    前記第1通信機器から前記有線送信制御部により送信された前記有線通信データを、前記第2有線通信インターフェース部を介して受信する有線受信制御部と、
    前記第1通信機器から前記無線送信制御部により送信された前記無線通信データを、前記第2無線通信インターフェース部を介して受信する無線受信制御部と、
    前記有線受信制御部により受信された前記有線通信データ、及び、前記無線受信制御部により受信された前記無線通信データに夫々対応する前記優先度を、前記第2通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照して特定する受信データ優先度特定部と、
    前記受信データ優先度特定部により特定された前記有線通信データの優先度及び前記無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、前記通信データを再構築するデータ結合部と、
    を備えることを特徴とする有線無線複合通信システム。
  2. 前記第1通信機器の前記制御部は、
    前記データ分割部により分割された前記優先度の高い前記通信データのデータ量に基づいて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信可能なデータ残量を予測するデータ残量予測部と、
    前記データ分割部により分割された前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量よりも小さいか否かを判定するデータ量判定部と、
    を更に備え、
    前記有線通信データ生成部は、
    前記データ量判定部により、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量よりも小さいと判定された場合には、前記データ分割部により分割された前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとを共に、前記有線通信データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の有線無線複合通信システム。
  3. 前記データ分割部は、
    前記データ量判定部により、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測部により予測された前記データ残量以上であると判定された場合には、前記データ残量に対応するデータ量に達するまでは、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記優先度の低い前記通信データを一部含むように、前記優先度の低い前記通信データを再度分割し、
    前記有線通信データ生成部は、
    前記データ分割部により再度分割された前記優先度の低い前記通信データの一部を、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記有線通信データとして生成し、
    前記無線通信データ生成部は、
    前記データ分割部により再度分割された際に前記優先度の高い前記通信データに加えられなかった前記優先度の低い前記通信データの残りを、前記無線通信データとして生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の有線無線複合通信システム。
  4. 前記有線送信制御部は、
    前記有線通信データ生成部により生成された前記有線通信データを、前記データ種別判定部により判定された前記通信データの種別、又は、前記送信データ優先度特定部により特定された前記優先度に応じて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記電気信号による電気通信、又は、前記光信号による光通信によって前記第2通信機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の有線無線複合通信システム。
  5. 制御部と記憶部と第1有線通信インターフェース部と第1無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第1通信機器と、前記第1通信機器と有線及び無線により通信可能に接続される、制御部と記憶部と第2有線通信インターフェース部と第2無線通信インターフェース部とを少なくとも備えた第2通信機器と、を備えた有線無線複合通信システムにおいて実行され、
    前記有線による通信は、電気信号による電気通信、及び、光信号による光通信を含み、
    前記第1通信機器の前記記憶部及び前記第2通信機器の前記記憶部は、夫々、
    車両内に設けられた前記第1通信機器及び前記第2通信機器間で送受信される通信データの種別ごとに優先度を定めたデータ優先度情報を記憶するデータ優先度情報記憶部、
    を備え、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記第2通信機器へ送信する前記通信データの種別を判定するデータ種別判定ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照し、前記データ種別判定ステップにて判定された前記通信データの種別に対応する前記優先度を特定する送信データ優先度特定ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記送信データ優先度特定ステップにて特定された前記優先度に基づいて、前記優先度の高い通信データと前記優先度の低い通信データとに分割するデータ分割ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データを、有線通信可能な有線通信データとして生成する有線通信データ生成ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の低い前記通信データを、無線通信可能な無線通信データとして生成する無線通信データ生成ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記有線通信データ生成ステップにて生成された前記有線通信データを、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する有線送信制御ステップと、
    前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記有線送信制御ステップにて送信された前記有線通信データを、前記第2有線通信インターフェース部を介して受信する有線受信制御ステップと、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、前記無線通信データ生成ステップにて生成された前記無線通信データを、前記第1無線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信する無線送信制御ステップと、
    前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記第1通信機器から前記無線送信制御ステップにて送信された前記無線通信データを、前記第2無線通信インターフェース部を介して受信する無線受信制御ステップと、
    前記第2通信機器の前記制御部において実行される、前記有線受信制御ステップにて受信された前記有線通信データ、及び、前記無線受信制御ステップにて受信された前記無線通信データに夫々対応する前記優先度を、前記第2通信機器の前記データ優先度情報記憶部に記憶された前記データ優先度情報を参照して特定する受信データ優先度特定ステップと、
    前記受信データ優先度特定ステップにて特定された前記有線通信データの優先度及び前記無線通信データの優先度に基づいて、当該有線通信データと当該無線通信データとを結合することにより、前記通信データを再構築するデータ結合ステップと、
    を含むことを特徴とする有線無線複合通信方法。
  6. 前記有線無線複合通信方法は、
    前記第1通信機器の前記制御部において実行される、
    前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データのデータ量に基づいて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記第2通信機器へ送信可能なデータ残量を予測するデータ残量予測ステップと、
    前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量よりも小さいか否かを判定するデータ量判定ステップと、
    を更に含み、
    前記有線通信データ生成ステップにおいては、
    前記データ量判定ステップにて、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量よりも小さいと判定された場合には、前記データ分割ステップにて分割された前記優先度の高い前記通信データと前記優先度の低い前記通信データとが共に、前記有線通信データとして生成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の有線無線複合通信方法。
  7. 前記データ分割ステップにおいては、
    前記データ量判定ステップにて、前記優先度の低い前記通信データのデータ量が、前記データ残量予測ステップにて予測された前記データ残量以上であると判定された場合には、前記データ残量に対応するデータ量に達するまでは、前記優先度の高い前記通信データに加えて前記優先度の低い前記通信データが一部含まれるように、前記優先度の低い前記通信データが再度分割され、
    前記有線通信データ生成ステップにおいては、
    前記データ分割ステップにて再度分割された前記優先度の低い前記通信データの一部が、前記優先度の高い前記通信データに加えられて前記有線通信データとして生成され、
    前記無線通信データ生成ステップにおいては、
    前記データ分割ステップにて再度分割された際に前記優先度の高い前記通信データに加えられなかった前記優先度の低い前記通信データの残りが、前記無線通信データとして生成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の有線無線複合通信方法。
  8. 前記有線送信制御ステップにおいては、
    前記有線通信データ生成ステップにて生成された前記有線通信データを、前記データ種別判定ステップにて判定された前記通信データの種別、又は、前記送信データ優先度特定ステップにて特定された前記優先度に応じて、前記第1有線通信インターフェース部を介して前記電気信号による電気通信、又は、前記光信号による光通信によって前記第2通信機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の有線無線複合通信方法。
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