JP2019046410A - 硬貨認識装置、及び硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨認識装置、及び硬貨処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】硬貨認識装置、及び硬貨処理装置を提供する。【解決手段】硬貨が搬送される搬送路と、前記硬貨をガイドするガイド面を有し、前記搬送路の一端側に形成されたガイド部と、前記搬送路上を搬送される前記硬貨の認識を行う硬貨認識センサと、前記硬貨認識センサに前記硬貨の認識を行わせるために、当該硬貨を前記ガイド面に当接させる幅寄せ機構と、を備える硬貨認識装置。【選択図】図4

Description

本発明は、硬貨認識装置、及び硬貨処理装置に関する。
硬貨認識装置は、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア等のレジ精算場に設置される釣銭機(硬貨処理装置の一例)において、硬貨の種類や真偽を認識する装置である。
硬貨認識装置として、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。下記特許文献1に記載の硬貨識別装置は、硬貨が搬送ベルトにより搬送される搬送路と、搬送される硬貨の大きさ、材質、材厚等を検出するセンサを有し、硬貨の種類や真偽を認識する。
特開2013−109452号公報
しかし、硬貨が搬送される際に、硬貨が搬送方向と直交する方向にずれる横ずれが発生すると、上述した硬貨認識装置が有するセンサの出力が硬貨の横ずれの影響を受けてしまい、硬貨認識精度が低下する恐れがあった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、硬貨を認識する際の硬貨の横ずれを抑制することが可能な、新規かつ改良された硬貨認識装置、及び硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨が搬送される搬送路と、前記硬貨をガイドするガイド面を有し、前記搬送路の一端側に形成されたガイド部と、前記搬送路上を搬送される前記硬貨の認識を行う硬貨認識センサと、前記硬貨認識センサに前記硬貨の認識を行わせるために、当該硬貨を前記ガイド面に当接させる幅寄せ機構と、を備える硬貨認識装置が提供される。
前記幅寄せ機構は、前記搬送路の他端側に配置され、前記硬貨と接触する幅寄せアームを含んでもよい。
前記幅寄せアームのうち少なくとも一部は、樹脂、またはセラミックで形成されてもよい。
前記硬貨認識センサは、磁気センサであってもよい。
前記幅寄せアームのうち、セラミックで形成されるセラミック部を有し、前記硬貨は、前記セラミック部に摺接しながら搬送されてもよい。
前記幅寄せアームは、回動支点を中心として回動し、前記幅寄せアームは、樹脂で形成される樹脂部を有し、前記回動支点に回動可能に嵌合する支点穴が前記樹脂部に設けられてもよい。
前記硬貨認識センサは、前記幅寄せアームの動きに基づいて前記硬貨の外形を認識してもよい。
前記幅寄せアームのうち少なくとも一部は、金属で形成され、前記硬貨認識センサは磁気センサであってもよい。
前記硬貨認識センサは光学センサであってもよい。
前記幅寄せ機構は、前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う間、前記硬貨を前記ガイド面に当接させ続けてもよい。
前記硬貨認識装置は、複数の前記硬貨認識センサを有し、前記幅寄せ機構は、前記複数の前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う間、前記硬貨を前記ガイド面に当接させ続けてもよい。
前記幅寄せ機構は、前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う前に、前記硬貨を前記ガイド面に当接させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、硬貨が搬送される搬送路と、前記硬貨をガイドするガイド面を有し、前記搬送路の一端側に形成されたガイド部と、前記搬送路上を搬送される前記硬貨の認識を行う硬貨認識センサと、前記硬貨認識センサに前記硬貨の認識を行わせるために、当該硬貨を前記ガイド面に当接させる幅寄せ機構と、を備える硬貨認識装置を有する硬貨処理装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、硬貨を認識する際の硬貨の横ずれを抑制することが可能である。
本実施形態による釣銭機1の外観構成を示した説明図である。 硬貨釣銭機3の機構を示す概略側面図である。 釣銭機1が有する硬貨認識装置100の外観を示す斜視図である。 図3のA−A線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。 図3のB−B線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。 図3のF−F線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。 外形センサ150の構成例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る硬貨認識装置100の動作例を示す説明図である。 本実施形態に係る硬貨認識装置100の動作例を示す説明図である。 本実施形態に係る硬貨認識装置100の動作例を示す説明図である。 本変形例に係る幅寄せアーム220を説明するための説明図である。 変形例2に係る硬貨認識装置300の構成例を説明するための説明図である。 図12のJ−J線に沿った硬貨認識装置300の断面図である。 変形例3に係る硬貨認識装置400の構成例を説明するための説明図である。 変形例4に係る硬貨認識装置500の構成例を説明するための説明図である。 図15のK−K線に沿った硬貨認識装置500の断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.基本構成>>
本発明の一実施形態による釣銭機(硬貨処理装置の一例)は、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア等のレジ精算場に設置され、POSレジスタ等に接続されて入出金処理を行う。以下では、まずこのような本発明の一実施形態による釣銭機の基本構成について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態による釣銭機1の外観構成を示した説明図である。本実施形態による釣銭機1は、図1に示すように、紙幣釣銭機2と硬貨釣銭機3で構成され、POSレジスタ4と接続される。また、図1に示すように、釣銭機1は、装置正面左側に入金口5、出金口6、リジェクト部7が設けられ、装置正面右側に、操作表示部9、回収カセット部19、紙幣入出金口20が設けられている。
入金口5は、レジ担当の係員が顧客から受け取った硬貨が投入される投入口である。出金口6は、顧客へ釣銭として支払う硬貨を払い出す受取口である。
リジェクト部7は、受け入れ不能と判別された(リジェクトされた)硬貨を収納する。リジェクト部7は、図1に示すようにリジェクト扉33を有し、リジェクト扉33を開くと、リジェクトされた硬貨を保管するリジェクト収納部(不図示)が開放される構造になっている。また、リジェクト扉33の上部には錠34が設けられ、錠34を施錠することで、リジェクト扉33が開かないように設定することができる。
操作表示部9は、レジ担当の係員が入力に用いるキー等の操作部91と、係員が入力した内容や装置の情報等を表示する表示部92を有する。
回収カセット部19は、紙幣釣銭機2の内部に収納された紙幣を回収し、収納するための紙幣カセットである。紙幣入出金口20は、顧客から受け取った紙幣を入金し、顧客へ釣銭として支払う紙幣を払い出す入出金口である。
図2は、硬貨釣銭機3の機構を示す概略側面図である。図2に示すように、硬貨釣銭機3は、顧客から受け取った入金硬貨を入金する入金口5と、入金口5に設けられたセンサ31と、釣銭硬貨を出金するための出金口6と、入金した硬貨を金種毎に収納する1円ホッパー21、50円ホッパー22、5円ホッパー23、100円ホッパー24、10円ホッパー25、500円ホッパー26と、入金した硬貨の金種、真偽等を判別する硬貨認識装置100と、硬貨認識装置100を配置した入金搬送路28と、リジェクト収納部29、出金搬送路30と、を有する。また、入金搬送路28と出金搬送路30はモータ32により駆動される。
以上、本発明の一実施形態による釣銭機1(硬貨処理装置の一例)について説明した。続いて、釣銭機1が有する硬貨認識装置100について説明する。
<<2.硬貨認識装置の構成>>
図3は、釣銭機1が有する硬貨認識装置100の外観を示す斜視図である。図4は、図3のA−A線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。図5は、図3のB−B線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。図6は、図3のF−F線に沿った硬貨認識装置100の断面図である。
図3〜図6に示すように、硬貨認識装置100は、搬送路102と、搬送部材の一例である搬送ベルト104と、ガイド部112と、外形センサ140、150と、材質センサ160と、材厚センサ170と、幅寄せ機構190とを備える。
搬送路102は、硬貨Cが搬送方向に搬送される搬送面103を有する。搬送ベルト104は、搬送面103とで硬貨Cを挟んだ状態で、回転することにより硬貨Cを搬送方向に搬送する。
ガイド部112は、搬送ベルト104に沿って搬送路102の一端側に形成され、搬送ベルト104により搬送される硬貨Cをガイドするガイド面113を有する。
外形センサ140、外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170は、搬送路102の搬送面103上を搬送される硬貨Cの認識を行う。以下では、外形センサ140、外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170を総称して硬貨認識センサと呼ぶ場合がある。外形センサ140及び外形センサ150は、硬貨Cの外形(例えば直径または半径)を認識し、材質センサ160は硬貨Cの材質を認識し、材厚センサ170は硬貨Cの材質と厚みとを認識する。
図6に示すように、外形センサ140は、搬送路102よりも上方に位置し、外形センサ150は搬送路102よりも下方に位置する。また、外形センサ140及び外形センサ150は、搬送路102を挟んで互いに対向し、すなわち図3のY方向及びX方向において略同一の位置に位置する。そして、外形センサ140及び外形センサ150は、外形センサ140及び外形センサ150の間を硬貨Cが通過する際に、硬貨Cの外形を認識する。
また、材質センサ160、及び材厚センサ170は、搬送路102よりも下方に位置する。そして、材質センサ160は硬貨Cが材質センサ160の上方を通過する際に硬貨Cの材質を認識し、材厚センサ170は材厚センサ170の上方を硬貨Cが通過する際に、硬貨Cの材質と厚みとを認識する。
例えば、本実施形態に係る硬貨認識センサ(外形センサ140、外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170)は、磁気により硬貨の特徴を認識する磁気センサであってもよい。本実施形態に係る硬貨認識センサの一例として、図7を参照して外形センサ150の構成例を説明する。図7は、外形センサ150の構成例を説明するための説明図である。
図7の上部には、外形センサ150の第1の構成例である外形センサ150−1、及び外形センサ150の第2の構成例である外形センサ150−2が示されている。また、図7の下部には、G−G線に沿った外形センサ150−1の断面図、及びH−H線に沿った外形センサ150−2の断面図が示されている。
外形センサ150−1は、図7に示すようにE型コア151−1にボビン152−1が接着する形で構成される。また、外形センサ150−2は図7に示すようにポット型コア151−2にボビン152−2が接着する形で構成される。また、図7に示すようにボビン152−1、及びボビン152−2には、それぞれ銅線153−1、及び銅線153−2が巻かれている。E型コア151−1、及びポット型コア151−2は、例えばフェライト等の透磁率の高い材料で形成される。
なお、図7では、外形センサ150のコアとしてE型コア、またはポット型コアが用いられる例を説明したが、コアの形状は係る例に限定されない。また、上記では硬貨認識センサの一例として図7を参照して外形センサ150の構成例を説明したが、外形センサ140、材質センサ160、及び材厚センサ170の構成も外形センサ150の構成と同様であってよい。
図6に戻って説明を続ける。外形センサ140、及び外形センサ150は、図6に示すように、センサ固定部130に内蔵される。センサ固定部130は、搬送路102の上方に位置し外形センサ140を内蔵する第1センサ内蔵部132と、搬送路102の下方に位置し外形センサ150を内蔵する第2センサ内蔵部134とを有する。第1センサ内蔵部132と第2センサ内蔵部134は一体形状である。
センサ固定部130を搬送方向の上流側から見た場合の断面形状は、図6に示すように逆コの字形状である。なお、センサ固定部130を搬送方向の下流側から見た場合の断面形状は、コの字形状である。すなわち、センサ固定部130は、搬送路102を上下から挟むように設けられている。
なお、図6では、外形センサ140及び外形センサ150が搬送路102を挟んで上方と下方の両方に配置される例を示したが、係る例に限定されず、外形センサは片方のみに配置されていてもよい。また、材質センサ、及び材厚センサも同様に、搬送路102を挟んで上方と下方の両方に配置されてもよいし、片側のみに配置されていてもよい。つまり、第1センサ内蔵部132が材質センサ160、及び材厚センサ170を内蔵し、第2センサ内蔵部134が不図示の材質センサ、及び材厚センサを内蔵していてもよい。
また、図4では、搬送方向の上流側から順に外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170が配置される例を説明したが、本発明は係る例に限定されず、異なる順序で配置されてもよい。また、硬貨認識装置は硬貨表面の凹凸や硬貨の孔の有無等を認識する他の硬貨認識センサを備えてもよい。また、1の硬貨認識センサが複数の情報を認識する機能を有してもよい。
ここで、硬貨認識センサは、硬貨Cがガイド面113に当接した状態で搬送路102上を搬送されることを想定して硬貨Cの認識を行うように構成される。したがって、硬貨Cが搬送ベルト104に搬送される際に、硬貨Cが搬送方向と直交する方向(図3に示すX方向)にずれる横ずれが発生すると、硬貨Cがガイド面113から離れ、硬貨認識センサの出力が硬貨の横ずれの影響を受けてしまう。例えば、外形センサ140、及び外形センサ150により認識される外形は、ガイド面113から最も遠い硬貨Cの縁までの距離に応じた値となるため、横ずれにより硬貨Cがガイド面113から離れてしまうと、誤って外形が本来よりも大きく認識されてしまう。また、材質センサ160、及び材厚センサ170は外形センサ140、及び外形センサ150と比べると横ずれの影響を受け難いものの、やはり横ずれの程度によっては材質、または厚みを正常に認識できない恐れがある。このような硬貨Cの横ずれを抑制するため、本実施形態に係る硬貨認識装置100は、以下に説明する幅寄せ機構190を備える。
幅寄せ機構190は、硬貨認識センサ(外形センサ140、外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170)に硬貨Cの認識を行わせるために、搬送路102上を搬送される硬貨Cをガイド面113に当接させる。係る構成により硬貨Cの横ずれが抑制され、硬貨認識センサによる硬貨認識精度が向上し得る。なお、以下では、幅寄せ機構190が搬送路102上で搬送される硬貨Cをガイド面113に当接させることを、硬貨Cを幅寄せする、と表現する場合がある。
本実施形態に係る幅寄せ機構190は、搬送路102上に形成された回動支点である幅寄せ支点軸114と、幅寄せアーム120と、付勢部材の一例である幅寄せスプリング180とを含む。
幅寄せアーム120は、搬送される硬貨Cと接触するアーム本体部121と、幅寄せスプリング180を支持する支持部124とを有する。また、幅寄せアーム120は、図4等に示すように、搬送方向と直交する方向において、搬送ベルト104から見てガイド部112の反対側、つまり搬送路102の他端側に配置される。
幅寄せアーム120は、幅寄せ支点軸114を中心として回動するように構成され、後述するように幅寄せスプリング180に付勢されることで、硬貨Cをガイド面113に当接させる。アーム本体部121には、幅寄せ支点軸114に回動可能に嵌合する支点穴122が設けられている。
また、図4に示すように、幅寄せアーム120のアーム本体部121は、搬送方向の下流側の縁121aが斜めに形成され、下流側に近づくにつれ徐々に幅が小さくなり、上流側の幅W11よりも下流側の幅W12の方が小さい。係る構成により、例えば異常発生等の理由により搬送ベルト104が図3に示す搬送方向の逆方向に硬貨Cを下流側から搬送する場合に、硬貨Cが幅寄せアーム120により止められることなく、硬貨Cの搬送を行うことが可能となる。
ここで、幅寄せアーム120が金属等の磁気センサに反応する材質で形成されてしまうと、磁気センサである硬貨認識センサの出力に影響を与えてしまうため、幅寄せアーム120は、例えば樹脂またはセラミック等の非金属で形成されることが望ましい。なお幅寄せアーム120を樹脂で形成する場合、耐摩耗性を持たせるため、耐摩耗性の高いガラスフィラー入りの樹脂で幅寄せアーム120を形成することが望ましい。
幅寄せスプリング180は、幅寄せアーム120の支持部124に支持され、幅寄せアーム120を図4に示す方向D11に回転させるように付勢する引張コイルばねである。幅寄せスプリング180が幅寄せアーム120を付勢することにより、幅寄せ機構190は、硬貨Cをガイド面113に当接させることが出来る。
例えば、幅寄せ機構190は、硬貨Cが外形センサ140と外形センサ150との間を通過するより前、つまり外形センサ140と外形センサ150が硬貨Cの認識を行うより前から、硬貨Cをガイド面113に当接させ始める。そして、幅寄せ機構190は、硬貨Cが外形センサ140と外形センサ150との間を通過する間、つまり外形センサ140と外形センサ150が硬貨Cの認識を行う間にも、硬貨Cをガイド面113に当接させ続ける。このように、幅寄せ機構190は、硬貨Cをガイド面113に当接させる(硬貨Cを幅寄せする)ことで、硬貨認識センサに硬貨Cの認識をより高精度に行わせることが可能となる。
なお、幅寄せアーム120を図4に示す例よりも、長さを搬送方向(図4に示すY方向)の下流側に伸ばしたり、配置を搬送方向の下流側にずらしたりすることで、材質センサ160や材厚センサ170が硬貨Cの認識を行う間にも、幅寄せ機構190が硬貨Cをガイド面113に当接させ続けるように構成してもよい。または、幅寄せ機構190が、硬貨認識センサが硬貨Cの認識を行う前にのみ、硬貨Cをガイド面113に当接させ、硬貨Cの認識が行われる間には幅寄せアーム120と硬貨Cとが接触しないように構成してもよい。特に、搬送ベルト104により硬貨Cが搬送される間に横ずれが発生し難い場合には、硬貨認識センサが硬貨Cの認識を行う前にのみ、硬貨Cをガイド面113に当接させるように幅寄せ機構190が構成されてもよい。
つまり、本明細書において、幅寄せ機構190が硬貨認識センサに硬貨Cの認識を行わせるために硬貨Cをガイド面113に当接させる、との表現は、硬貨認識センサが認識を行うより前に硬貨Cをガイド面113に当接させることを含む。また、本明細書において、幅寄せ機構190が硬貨認識センサに硬貨Cの認識を行わせるために硬貨Cをガイド面113に当接させる、との表現は、硬貨認識センサのうち、少なくともいずれかのセンサが認識を行う間に硬貨Cをガイド面113に当接させることを含む。
また、幅寄せスプリング180が金属で形成される場合、幅寄せスプリング180は、硬貨認識センサの出力に影響を与えないように硬貨認識センサから所定距離以上離れた位置に配置されることが望ましい。
また、図3〜図5に示す例では幅寄せスプリング180が引張コイルばねである例を示したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、幅寄せスプリングは圧縮コイルばねであってもよく、係る場合、例えば図4に示すX方向において幅寄せアーム120から見てガイド部112の反対側に配置された幅寄せスプリングが支持部124に支持されていてもよい。また、幅寄せスプリングは、ねじりコイルばねであってもよい。
また、図示されていないが、幅寄せ機構190は、幅寄せアーム120の回動範囲を制限するリミッターを有してもよい。リミッターは、例えば上述したように硬貨Cが図3に示す搬送方向の逆方向に搬送される場合に幅寄せアーム120が硬貨Cの搬送を妨げないように、幅寄せアーム120の回動範囲を制限してもよい。
<<3.硬貨認識装置の動作>>
続いて、本実施形態に係る動作について説明する。釣銭機1の動作は、硬貨認識に係る動作以外において一般的な釣銭機の動作と同様であるため省略し、上述した構成の硬貨認識装置100の硬貨認識に係る動作について、図8〜図10を参照しながら説明する。図8〜図10は、本実施形態に係る硬貨認識装置100の動作例を示す説明図である。なお、図8〜図10では、説明をわかり易くするため、図3〜図7に示した硬貨Cよりも外形の小さい硬貨C1が搬送される場合の動作例を示している。
まず、入金口5に入金された硬貨C1は、図8に示すように、搬送ベルト104により搬送方向に搬送され、幅寄せアーム120のアーム本体部121に接触する位置まで移動する。図8に示す例では、硬貨C1の横ずれが発生しており、硬貨C1がアーム本体部121に接触した時点において、硬貨C1とガイド面113との間に間隔d1が存在する。
続いて、図9に示すように硬貨C1が搬送される際に、幅寄せ機構190が硬貨C1をガイド面113に当接させる。また、幅寄せ機構190が硬貨C1をガイド面113に当接させ続けた状態で、硬貨C1が外形センサ150の上方を通過し、外形センサ140(不図示)、及び外形センサ150により硬貨C1の外形が認識される。ここで、硬貨C1がガイド面113に当接した硬貨C1は、幅寄せアーム120に摺接しながら、幅寄せスプリング180に付勢された幅寄せアーム120を押し上げるため、幅寄せアーム120は図9に示すように方向D12に回転する。
もし図8に示したように硬貨C1とガイド面113との間で間隔d1が維持されたまま硬貨C1が搬送されて、外形センサ140、及び外形センサ150による外形の認識が行われてしまうと、硬貨C1の外形が本来よりも大きく認識され得る。しかし、図9に示したように硬貨C1がガイド面113に当接した状態で硬貨C1の認識が行われることで、硬貨C1の外形が正しく認識される。
続いて、幅寄せアーム120から硬貨C1が離れた後、図10に示すように硬貨C1が搬送されて、材質センサ160、及び材厚センサ170の上方を通過し、材質センサ160や材厚センサ170による認識が行われる。また、幅寄せアーム120は幅寄せスプリング180に付勢されているため、幅寄せアーム120から硬貨C1が離れた後、幅寄せアーム120は図10に示すように方向D13に回転する。
もし図8に示したように硬貨C1とガイド面113との間で間隔d1が維持されたまま硬貨C1が搬送されて、材質センサ160、及び材厚センサ170による認識が行われてしまうと、材質、または厚みを正常に認識できない恐れがある。しかし、幅寄せ機構190により硬貨C1の幅寄せが行われた後、図10に示したように硬貨C1がガイド面113に接触、または近接した状態で硬貨C1の認識が行われることで、硬貨C1の材質、及び厚みがより高精度に認識され得る。
<<4.変形例>>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上記実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上記実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上記実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上記実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、上記実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(変形例1)
上述したように、磁気センサである硬貨認識センサの出力への影響を抑制するため、幅寄せアームは樹脂またはセラミック等の非金属で形成されることが望ましい。ところで、セラミックは、耐摩耗性があり、樹脂と比較して摩耗し難いという利点がある。しかし、セラミックは、樹脂と比較してコストが大きく、また、加工が困難であるため、加工に係るコストも大きい。
そのため、幅寄せアームを樹脂で形成した場合、コストは小さくなるが、摩耗し易いため、幅寄せ可能な期間(寿命)が短くなる恐れがある。一方、幅寄せアームをセラミックで形成した場合、摩耗し難いため、寿命は長くなるが、コストが大きくなってしまう。
そこで、幅寄せアームのうち、硬貨が搬送されながら接触(摺接)する部分をセラミックで形成し、他の部分を樹脂で形成することで、長寿命化すると共にコストを低減してもよい。係る例について、変形例1として図11を参照して説明する。なお、本変形例において、幅寄せアーム以外の構成、及び動作は、図1〜図7を参照して説明した釣銭機1、及び硬貨認識装置100の構成、及び動作と実質的に同様であるため、説明を省略する。
図11は、本変形例に係る幅寄せアーム220を説明するための説明図である。図11に示すように、幅寄せアーム220は、樹脂で形成される樹脂部228と、セラミックで形成されるセラミック部229とを有する。図11に示す幅寄せアーム220が本発明の実施形態に係る硬貨認識装置に適用される場合、硬貨は、図11に示すセラミック部229に摺接しながら搬送される。係る構成より、摩耗を抑制し長寿命化することが可能となる。
また、図11に示す支点穴222は、不図示の幅寄せ支点軸に回動可能に嵌合する。図11に示すように、支点穴222は、加工が容易な樹脂部228に設けられることが望ましい。係る構成により、支点穴222の穴あけ加工に係るコストを抑制することが可能である。また、幅寄せスプリングを支持する支持部224もまた、樹脂部228に設けられることが望ましい。例えば支持部224が曲げ加工により形成される場合、係る構成により、支持部224の曲げ加工に係るコストを抑制することが可能である。
また、幅寄せアーム220は、例えば一体成形されてもよい。そして、一体成型部の強度を高めるため、セラミック部229はアンカー形状を持たせて形成されることが望ましい。
上述したように、幅寄せアームのうち、硬貨が摺接して摩耗し易い部分をセラミックで形成し、摩耗し難く加工を要する部分を樹脂で形成することにより、長寿命化とコストの抑制とを実現することが出来る。
(変形例2)
上記では、磁気センサである硬貨認識センサの出力への影響を抑制するため、幅寄せアームは樹脂またはセラミック等の非金属で形成される例を説明した。しかし、金属は耐摩耗性を有し、コスト的にも有利であるため、以下では、幅寄せアームを金属で形成することについて検討する。
幅寄せアームが金属で形成される場合、外形センサ140、及び外形センサ150として磁気センサが用いられると、幅寄せアームに磁気センサが反応し、図4、図6を参照して説明したように硬貨の外形を直接的に認識することは困難である。そこで、外形センサが幅寄せアームの動きを検出することで、硬貨の外形を認識する構成について検討する。以下では、幅寄せアームの動きを検出する外形センサが磁気センサである例について図12、図13を参照して変形例2として説明し、続いて、幅寄せアームの動きを検出する外形センサが光学センサである例について図14を参照して変形例3として説明する。
図12は、変形例2に係る硬貨認識装置300の構成例を説明するための説明図である。また、図13は、図12のJ−J線に沿った硬貨認識装置300の断面図である。図12、図13に示すように、硬貨認識装置300は、搬送路102と、搬送ベルト104と、ガイド面113を有するガイド部112と、外形センサ340、350と、材質センサ160と、材厚センサ170と、幅寄せ機構390とを備える。なお、図12、及び図13に示す構成のうち、図3〜図6に示した各構成と実質的に同一の構成については、同一の符号を付してあるため、適宜説明を省略する。
外形センサ340、及び外形センサ350は、上記実施形態で説明した外形センサ140、及び外形センサ150、と同様に磁気センサであってよい。そして、外形センサ340は搬送路102よりも上方に位置し、外形センサ350は搬送路102よりも下方に位置する。また、外形センサ340及び外形センサ350は、搬送路102を挟んで互いに対向し、すなわち図12のY方向及びX方向において略同一の位置に位置する。
外形センサ340、及び外形センサ350は、図13に示すように、センサ固定部330に内蔵される。センサ固定部330は、搬送路102の下方に位置し外形センサ340を内蔵する第1センサ内蔵部332と、搬送路102の上方に位置し外形センサ350を内蔵する第2センサ内蔵部334とを有する。図13に示すように、変形例2に係るセンサ固定部330は、外形センサを内蔵する位置が異なる点で、図6に示したセンサ固定部130と異なる。
図12、図13に示すように、変形例2に係る外形センサ340、及び外形センサ350は、搬送路102上に位置する幅寄せアーム320の動きを検出可能な位置に配置される。例えば、外形センサ340、及び外形センサ350は、幅寄せアーム320の可動範囲を挟んで互いに対向するように配置され得る。
幅寄せ機構390は、上述した幅寄せ機構190と同様に、硬貨認識センサ(外形センサ340、外形センサ350、材質センサ160、及び材厚センサ170)に硬貨Cの認識を行わせるために、搬送路102上を搬送される硬貨Cをガイド面113に当接させる。変形例2に係る幅寄せ機構390は搬送路102上に形成された回動支点である幅寄せ支点軸114と、幅寄せアーム320と、幅寄せスプリング180とを含む。
変形例2に係る幅寄せアーム320は、搬送される硬貨Cと接触するアーム本体部321と、幅寄せスプリング180を支持する支持部324とを有し、上述したように、幅寄せアーム320の少なくとも一部は金属で形成される。係る構成により、磁気センサである外形センサ340、及び外形センサ350は、幅寄せアーム320の動きを検出することが可能である。そして、外形センサ340、及び外形センサ350は、幅寄せアーム320が硬貨Cをガイド面113に当接させる際の幅寄せアーム320の動きに基づいて、硬貨Cの外形を認識することが可能である。
上述した構成により、幅寄せアーム320を金属で形成した場合であっても、硬貨Cの外形を認識することが可能であり、幅寄せアーム320の長寿命化とコストの抑制とを実現することが出来る。
(変形例3)
上記変形例2では、外形センサが磁気センサである例を説明したが、以下に説明する変形例3では、外形センサが光学センサである例を説明する。図14は、変形例3に係る硬貨認識装置400の構成例を説明するための説明図である。なお、変形例3に係る硬貨認識装置400は、外形センサが光学センサであることを除いて変形例2に係る硬貨認識装置300と同様の構成を有するため、光学センサに係る部分について主に説明を行い、他の部分については説明を省略する。
図11に示すように、変形例3に係る硬貨認識装置400は、互いに対向する発光部440と、受光部450とを含む光学センサを備える。図11に示すように、発光部440は、発光基板441と、LED(Light Emitting Diode)等の発光する発光素子442と、光通路443とを有する。また、受光部450は、受光基板451と、受光センサ452と、光通路453とを有する。発光部440の発光素子442から発された光は、光通路443、及び光通路453を通って受光センサ452により検出される。
発光部440、及び受光部450は、図14に示すように、センサ固定部430に内蔵される。センサ固定部430は、搬送路402の下方に位置し発光部440を内蔵する第1センサ内蔵部432と、搬送路402の上方に位置し受光部450を内蔵する第2センサ内蔵部434とを有する。なお、図14に示すように、搬送路402には、受光部450が発光部440から発された光を受光可能なように受光部450を配置するために穴が形成される点で、上述した搬送路102と異なる。
図14に示すように、発光部440、及び受光部450は、搬送路402上に位置する幅寄せアーム320(より具体的にはアーム本体321)の動きを検出可能な位置に配置される。例えば、発光部440、及び受光部450は、幅寄せアーム320の可動範囲を挟んで互いに対向するように配置され得る。そのため、幅寄せアーム320の動きに応じて、発光部440から発された光が幅寄せアーム320に遮られ、受光部450の受光センサ452が検出(受光)する光の量が変化する。係る構成により、幅寄せアーム320の動きを検出することが可能であり、さらには、幅寄せアーム320の動きに基づいて、硬貨Cの外形を認識することが可能である。
上述したように、外形センサとして光学センサを用いることで、幅寄せアーム320を金属で形成した場合であっても、硬貨Cの外形を認識することが可能であり、幅寄せアーム320の長寿命化とコストの抑制とを実現することが出来る。
なお、幅寄せアームが樹脂やセラミック等の非金属で形成された場合であっても、変形例3のように、外形センサとして光学センサを用いて、幅寄せアームの動きを検出することで硬貨Cの外形を認識することも可能である。
(変形例4)
上記実施形態では、外形センサが硬貨Cの認識を行う間に、幅寄せ機構が硬貨Cをガイド面に当接させ続ける例を説明した。また、材質センサや材厚センサが硬貨Cの認識を行う間にも、幅寄せ機構が硬貨Cをガイド面に当接させ続けるように、例えば幅寄せアームの長さを伸ばしてもよいことについても上述した。
ところで、上述したように幅寄せアームが回転するように構成される場合、回転支点からの距離に応じて幅寄せアーム内の各位置において移動距離が大きく異なる。そのため、例えば、幅寄せアームの長さを伸ばすと、搬送方向の上流側における移動と下流側における移動との差が幅寄せアーム内で大きくなるため、外形の異なる複数種類の硬貨を全て適切にガイド面へ当接させることが困難になる恐れがある。
そこで、以下では、図15、図16を参照して、幅寄せアームを略並進移動させることで、全ての硬貨認識センサが硬貨Cをガイド面に当接させ続ける例について変形例4として説明する。図15は、変形例4に係る硬貨認識装置500の構成例を説明するための説明図である。また、図16は、図15のK−K線に沿った硬貨認識装置500の断面図である。図15、図16に示すように、硬貨認識装置500は、搬送路502と、搬送ベルト104と、ガイド面113を有するガイド部112と、外形センサ140、150と、材質センサ160と、材厚センサ170と、幅寄せ機構590とを備える。なお、図15、及び図16に示す構成のうち、図3〜図6に示した各構成と実質的に同一の構成については、同一の符号を付してあるため、適宜説明を省略する。
幅寄せ機構590は、硬貨認識センサ(外形センサ140、外形センサ150、材質センサ160、及び材厚センサ170)に硬貨Cの認識を行わせるために、搬送路502上を搬送される硬貨Cをガイド面113に当接させる。変形例4に係る幅寄せ機構590は、外形センサ140、及び外形センサ150だけでなく、材質センサ160、及び材厚センサ170が硬貨Cの認識を行う間にも、硬貨Cをガイド面に当接させ続ける。
幅寄せ機構590は、搬送路502に形成された長穴505、及び長穴506と、幅寄せアーム520と、付勢部材の一例である幅寄せスプリング582、及び幅寄せスプリング584とを含む。
幅寄せアーム520は、搬送される硬貨Cと接触するアーム本体部521と、幅寄せスプリング582を支持する支持軸523と、幅寄せスプリング584を支持する支持軸524と、支持軸523に取り付けられた固定リング525と、支持軸524に取り付けられた固定リング526とを有する。
幅寄せアーム520は、図15に示すように、搬送方向と直交する方向において、搬送ベルト104から見てガイド部112の反対側、つまり搬送路502の他端側に配置される。また、図15に示すように、幅寄せアーム520は、上述した幅寄せアーム120よりも搬送方向(図15に示すY方向)の下流側に長いため、材質センサ160、及び材厚センサ170が硬貨Cの認識を行う間にも、硬貨Cを幅寄せし続けることが可能である。
図15に示すようにアーム本体部521は、搬送方向の上流側の縁521a、及び下流側の縁521bが斜めに形成される。そのため、上流側、及び下流側の先端に近づくにつれ徐々に幅が小さくなり、中央部の幅W51よりも上流側の幅W52、及び下流側の幅W53の方が小さい。係る構成により、搬送ベルト104が硬貨Cを上流側から搬送する際、及び、搬送ベルト104が搬送方向の逆方向に硬貨Cを下流側から搬送する際に、硬貨Cが幅寄せアーム520により止められることなく、硬貨Cの搬送を行うことが可能となる。
長穴505は、支持軸523と嵌合するように搬送路502に形成される。また、長穴506は、支持軸524と嵌合するように搬送路502に形成される。長穴505、及び長穴506の長手方向は搬送方向と直交する方向(図15に示すX方向)に沿っており、このような長穴505、及び長穴506が形成されることで、幅寄せアーム520は支持軸523、支持軸524のそれぞれと嵌合した長穴505、及び長穴506の長手方向へ略並進移動することが可能である。なお、幅寄せアーム520の搬送方向における位置決めは、搬送方向の上流側に位置する長穴505に基づいて行われる。そのため、搬送方向の上流側に位置する長穴505の短手方向(搬送方向)の幅W54より、搬送方向の下流側に位置する長穴505の短手方向(搬送方向)の幅W55が広くなるように、長穴505、及び長穴506が形成されている。
支持軸523、及び支持軸524は、それぞれ長穴505、及び長穴506と嵌合し、幅寄せスプリング582、及び幅寄せスプリング584を支持する。
固定リング525、及び固定リング526は、搬送路502の下方に位置し、それぞれ支持軸523、及び支持軸524に取り付けられ、搬送路502に対して上下方向(図16に示すZ方向)の位置決めを行う。なお、固定リング525、及び固定リング526の直径はそれぞれ長穴505の幅W55、及び長穴506の短手方向の幅W56よりも大きい。
幅寄せスプリング582、及び幅寄せスプリング584は、幅寄せアーム520を図15に示す方向D51に略並進させるように付勢する引張コイルばねである。幅寄せスプリング582、及び幅寄せスプリング584が幅寄せアーム520を付勢することにより、幅寄せ機構590は、硬貨Cをガイド面113に当接させることが出来る。
上述したように、変形例4によれば、幅寄せ機構590は、外形センサ140、及び外形センサ150だけでなく、材質センサ160、及び材厚センサ170が硬貨Cの認識を行う間にも、硬貨Cをガイド面に当接させ続けることが可能である。その結果、材質センサ160、及び材厚センサ170の認識精度がより向上し得る。
<<5.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、硬貨を認識する際の硬貨の横ずれを抑制し、硬貨認識精度を向上させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、ばね(例えば幅寄せスプリング180)により幅寄せアームが付勢されることで、幅寄せ機構が硬貨Cをガイド面に当接させる例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、本発明の実施形態に係る幅寄せ機構は、モータやアクチュエータ等の駆動部を含み、当該駆動部が幅寄せアームを駆動させることで、硬貨Cをガイド面に当接させてもよい。
1 釣銭機
3 硬貨釣銭機
100 硬貨認識装置
102 搬送路
104 搬送ベルト
112 ガイド部
113 ガイド面
114 支点軸
120 幅寄せアーム
121 アーム本体部
122 支点穴
124 支持部
140、150 外形センサ
160 材質センサ
170 材厚センサ
180 幅寄せスプリング
190 幅寄せ機構
228 樹脂部
229 セラミック部
440 発光部
450 受光部

Claims (13)

  1. 硬貨が搬送される搬送路と、
    前記硬貨をガイドするガイド面を有し、前記搬送路の一端側に形成されたガイド部と、
    前記搬送路上を搬送される前記硬貨の認識を行う硬貨認識センサと、
    前記硬貨認識センサに前記硬貨の認識を行わせるために、当該硬貨を前記ガイド面に当接させる幅寄せ機構と、
    を備える硬貨認識装置。
  2. 前記幅寄せ機構は、前記搬送路の他端側に配置され、前記硬貨と接触する幅寄せアームを含む、請求項1に記載の硬貨認識装置。
  3. 前記幅寄せアームのうち少なくとも一部は、樹脂、またはセラミックで形成される、請求項2に記載の硬貨認識装置。
  4. 前記硬貨認識センサは、磁気センサである、請求項3に記載の硬貨認識装置。
  5. 前記幅寄せアームのうち、セラミックで形成されるセラミック部を有し、
    前記硬貨は、前記セラミック部に摺接しながら搬送される、請求項3または4に記載の硬貨認識装置。
  6. 前記幅寄せアームは、回動支点を中心として回動し、
    前記幅寄せアームは、樹脂で形成される樹脂部を有し、
    前記回動支点に回動可能に嵌合する支点穴が前記樹脂部に設けられる、請求項2〜5のいずれか一項に記載の硬貨認識装置。
  7. 前記硬貨認識センサは、前記幅寄せアームの動きに基づいて前記硬貨の外形を認識する、請求項2または3に記載の硬貨認識装置。
  8. 前記幅寄せアームのうち少なくとも一部は、金属で形成され、
    前記硬貨認識センサは磁気センサである、請求項7に記載の硬貨認識装置。
  9. 前記硬貨認識センサは光学センサである、請求項7に記載の硬貨認識装置。
  10. 前記幅寄せ機構は、前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う間、前記硬貨を前記ガイド面に当接させ続ける、請求項1〜9のいずれか一項に記載の硬貨認識装置。
  11. 前記硬貨認識装置は、複数の前記硬貨認識センサを有し、
    前記幅寄せ機構は、前記複数の前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う間、前記硬貨を前記ガイド面に当接させ続ける、請求項10に記載の硬貨認識装置。
  12. 前記幅寄せ機構は、前記硬貨認識センサが前記硬貨の認識を行う前に、前記硬貨を前記ガイド面に当接させる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の硬貨認識装置。
  13. 硬貨が搬送される搬送路と、
    前記硬貨をガイドするガイド面を有し、前記搬送路の一端側に形成されたガイド部と、
    前記搬送路上を搬送される前記硬貨の認識を行う硬貨認識センサと、
    前記硬貨認識センサに前記硬貨の認識を行わせるために、当該硬貨を前記ガイド面に当接させる幅寄せ機構と、
    を備える硬貨認識装置を有する、硬貨処理装置。
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