JP4423978B2 - 媒体の重走検出装置 - Google Patents

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本発明は、媒体の重走検出装置に関するものである。
従来、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)等の自動取引装置や両替機、また、商店や路上に配設された自動販売機等の装置においては、紙幣等の媒体を一枚ずつ搬送して、媒体の真偽判別、金種判別、計数等の処理を行うようになっている。そのため、前記媒体が複数枚重なった状態で搬送されると、すなわち、媒体の重走が発生すると、前記媒体を適切に処理することができなくなってしまう。そこで、前記装置においては、媒体の重走を検出する装置が配設されている(例えば、特許文献1参照。)。
図2は従来の媒体の重走検出装置の概略を示す斜視図である。
図において、100は重走検出装置であり、自動取引装置、両替機、自動販売機等のような紙幣、帳票等の媒体111を取り扱う媒体取り扱い装置に配設されている。そして、101は、矢印A及びA’で示される方向(正逆両方向)に回転自在に動作し、前記重走検出装置100の図示されないフレームに取り付けられた基準ローラである。また、102は、該基準ローラ101の上方に配設され、両端がブラケット103及び104の一端に回転自在に取り付けられたチェックローラである。さらに、105及び106は、前記重走検出装置100のフレームに取り付けられたスタッドである。ここで、前記ブラケット103は、前記スタッド105に矢印D及びD’で示される方向(正逆両方向)に回転自在に取り付けられ、前記ブラケット104は、前記スタッド106に矢印D及びD’で方向(正逆両方向)に回転自在に取り付けられている。
また、109は前記重走検出装置100のフレームに固定され、前記ブラケット103を図における下方に押し下げるように付勢するスプリングであり、110は前記重走検出装置100のフレームに固定され、前記ブラケット104を図における下方向に押し下げるように付勢するスプリングである。これにより、前記チェックローラ102は、ブラケット103及び104を介してスプリング109及び110の付勢力を受け、矢印Cで示される方向に移動させられ、基準ローラ101に押圧されて、該基準ローラ101の表面に密着している。さらに、107は前記ブラケット103の図における上下方向の変位を検出するセンサであり、108は前記ブラケット104の図における上下方向の変位を検出するセンサである。
そして、前記媒体111が前記媒体取り扱い装置の図示されない搬送装置によって矢印Eで示される方向に搬送される。このとき、前記基準ローラ101は図示されない駆動装置によって矢印Aで示される方向に回転させられる。そして、前記媒体111が前記基準ローラ101とチェックローラ102との間に挟み込まれると、該チェックローラ102は媒体111の厚さによって、図における上方向、すなわち、矢印Bで示される方向に持ち上げられる。これにより、前記ブラケット103及び104が矢印D’で示される方向に回転するので、前記ブラケット103及び104の変位をセンサ107及び108が検出することによって前記媒体111の厚さを検出し、前記媒体111の重走を検出することができる。
特開平6−24659号公報
しかしながら、前記従来の媒体の重走検出装置においては、厚さが一様な媒体の重走を検出することができても、セキュリティースレッドを有している紙幣のように、部分的に厚さが変化している媒体の重走を検出することができなかった。例えば、我が国の紙幣は紙幣全面において厚さが一様であるが、偽造紙幣が多く出回っている外国においては、紙幣の真贋(がん)を識別することができるようにしたり、紙幣の偽造を防止したりするために、紙幣の内部に、プラスチックフィルム等から成るセキュリティースレッドが埋め込まれた紙幣が採用されている場合が多い。このようなセキュリティースレッドが埋め込まれた紙幣の場合、セキュリティースレッドの部分の厚さが他の部分と比較して極端に厚いので、一枚の紙幣であっても、セキュリティースレッドの部分の厚さを検出すると、重走を検出したときと区別することができない。そのため、セキュリティースレッドが埋め込まれた紙幣のように、部分的に厚さが変化している媒体の重走を検出することができなかった。
本発明は、前記従来の媒体の重走検出装置の問題点を解決して、複数の媒体厚さ検出手段によって媒体の厚さを検出することによって、複数箇所で媒体の厚さを検出し、媒体の厚さが部分的に変化している場合であっても、正確に媒体の重走を検出することができる媒体の重走検出装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の媒体の重走検出装置においては、媒体の重走を検出する重走検出装置であって、前記媒体の厚さを検出する媒体厚さ検出手段を複数有し、該複数の媒体厚さ検出手段の間隔は、前記媒体が検出限界角度まで斜行した場合における肉厚部の搬送方向に直交する方向の長さより広く設定され、前記複数の媒体厚さ検出手段の出力値のうちの最も小さい出力値を閾値と比較し、前記最も小さい出力値が前記閾値より小さい場合に前記媒体が一枚であると判断する。
本発明の自動取引装置においては、本発明の媒体の重走検出装置を有する。
本発明によれば、複数の媒体厚さ検出手段によって媒体の厚さを検出するようになっているので、複数箇所で媒体の厚さを検出し、媒体の厚さが部分的に変化している場合であっても、正確に媒体の重走を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における媒体の重走検出部の概略を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態における媒体の形状を示す図である。なお、図3(a)は媒体の平面図、図3(b)は媒体の側面図である。
図1において、10は重走検出装置であり、媒体24が複数枚重なった状態で搬送されること、すなわち、媒体24の重走を検出するために、前記媒体24の厚さを検出する媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bを有し、前記媒体24を取り扱う媒体取り扱い装置に配設されている。ここで、前記媒体24は、例えば、紙幣、ビール券、ギフト券、商品券等の金券、トラベラーズチェック、小切手、株券等の有価証券、入場券等の施設利用券、切符、帳票、カード、通帳等であるが、いかなる種類のものであってもよい。また、前記媒体取り扱い装置は、例えば、銀行、信用金庫、郵便局、消費者金融会社等の金融機関の支店等の営業店や、コンビニエンスストア、スーパーマーケット等の商店の店舗に配設されているATM、CD等の自動取引装置であるが、前記媒体24を取り扱う装置であれば、鉄道、バス等の交通機関の券売機、飲料、タバコ等の自動販売機、両替機、ゲーム機等いかなる装置であってもよい。
なお、前記重走検出装置10は、自動取引装置、券売機、自動販売機、両替機、ゲーム機等の紙幣取り扱い装置において紙幣の真偽や金種を判別する紙幣認識装置に適したものである。そこで、本実施の形態においては、説明の都合上、前記媒体24が紙幣であり、前記媒体取り扱い装置が紙幣取り扱い装置の紙幣認識装置である場合について説明する。
ここで、11は、矢印F及びF’で示される方向(正逆両方向)に回転自在に動作し、前記重走検出装置10の図示されないフレームに取り付けられた基準ローラである。そして、12及び13は、該基準ローラ11の上方に配設された回転自在なチェックローラである。また、14は前記チェックローラ12が回転自在に取り付けられているローラシャフトであり、15は前記チェックローラ13が回転自在に取り付けられているローラシャフトである。さらに、18及び19は、前記重走検出装置10のフレームに固定されている支点シャフトである。
そして、16はブラケットであり、前記支点シャフト18に矢印K及びK’で示される方向(正逆両方向)に回転自在に取り付けられている。また、17はブラケットであり、前記支点シャフト19に矢印M及びM’で示される方向(正逆両方向)に回転自在に取り付けられている。ここで、前記ブラケット16における支点シャフト18と反対側の端部、すなわち、先端には、チェックローラ12が回転自在に取り付けられているローラシャフト14が固定され、前記ブラケット17における支点シャフト19と反対側の端部、すなわち、先端には、チェックローラ13が回転自在に取り付けられているローラシャフト15が固定されている。
また、22は前記重走検出装置10のフレームに固定され、前記ブラケット16のチェックローラ12側の端部を図における下方に押し下げるように付勢するスプリングであり、23は前記重走検出装置10のフレームに固定され、前記ブラケット17のチェックローラ13側の端部を図における下方に押し下げるように付勢するスプリングである。これにより、前記チェックローラ12は、ブラケット16を介してスプリング22の付勢力を受け、矢印Nで示される方向に移動させられ、基準ローラ11に押圧されて、該基準ローラ11の表面に密着している。また、前記チェックローラ13は、ブラケット17を介してスプリング23の付勢力を受け、矢印Jで示される方向に移動させられ、基準ローラ11に押圧されて、該基準ローラ11の表面に密着している。
そして、20は前記重走検出装置10のフレームに取り付けられ、前記ブラケット16の図における上下方向の変位を検出するセンサであり、また、21は前記重走検出装置10のフレームに取り付けられ、前記ブラケット17の図における上下方向の変位を検出するセンサである。ここで、前記センサ20及びセンサ21は、例えば、高周波コイルを用いる変位計やレーザ変位計であるが、ブラケット16及びブラケット17の変位を検出することができるものであれば、いかなる種類のものであってもよい。前記センサ20及びセンサ21によって、前記ブラケット16及びブラケット17の先端に取り付けられたチェックローラ12及びチェックローラ13が、それぞれ、矢印N又はGで示される方向及び矢印J又はIで示される方向へ移動する際のブラケット16及びブラケット17の変位を検出することによって、前記チェックローラ12及びチェックローラ13の下を通過する媒体24の厚さを検出することができる。
このように、媒体厚さ検出手段10aは、前記基準ローラ11、チェックローラ12、ローラシャフト14、ブラケット16、支点シャフト18、センサ20及びスプリング22から成り、媒体厚さ検出手段10bは、前記基準ローラ11、チェックローラ13、ローラシャフト15、ブラケット17、支点シャフト19、センサ21及びスプリング23から成る。
また、25は前記媒体24における肉厚部であり、該肉厚部25の厚さは媒体24における他の部分の厚さよりも厚くなっている。前記肉厚部25は、例えば、紙幣や有価証券である媒体24の真贋を識別することができるようにしたり、偽造を防止したりするために、前記媒体24に埋め込まれたセキュリティースレッドに対応する部分である。そして、前記媒体24は、前記媒体取り扱い装置の図示されない搬送装置によって矢印Oで示される方向に搬送される。このとき、前記基準ローラ11は図示されない駆動装置によって矢印Fで示される方向に回転させられる。また、前記媒体24の重走が検出された場合のように、前記媒体24を返却するような場合には、該媒体24は矢印Pで示される方向に搬送される。このとき、前記基準ローラ11は図示されない駆動装置によって矢印F’で示される方向に回転させられる。
なお、前記媒体24の形状は、図3(a)に示されるように、長手方向の長さがL1、短手方向の長さがH1の長方形である。また、前記媒体24の厚さは、図3(b)に示されるように、t1であるが、肉厚部25の厚さはt2である。さらに、前記肉厚部25の幅はW1となっている。
また、前記重走検出装置10は、図示されない制御装置を有する。該制御装置は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、入出力インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、前記センサ20及びセンサ21の出力を受信して媒体24の枚数を判断し、媒体24の重走を検出するようになっている。なお、前記制御装置は他の制御装置と一体的に構成されたものであってもよく、例えば、前記紙幣認識装置等の媒体取り扱い装置の制御装置の一部であってもよいし、前記紙幣認識装置等の媒体取り扱い装置の制御装置内に構築された制御システムの一つであってもよい。
次に、前記構成の重走検出装置10の動作について説明する。ここでは、肉厚部25を有する媒体24の重走を検出する動作について説明する。
図4は本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第1の側面図、図5は本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第2の側面図、図6は本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第3の側面図、図7は本発明の実施の形態におけるセンサの出力を示す図、図8は本発明の実施の形態におけるチェックローラと媒体の肉厚部との位置関係を示す第1の図、図9は本発明の実施の形態におけるチェックローラと媒体の肉厚部との位置関係を示す第2の図である。なお、図7において、横軸に時間、縦軸に媒体厚さを採ってある。
まず、媒体24が重なった状態で搬送されていない、すなわち、重走が発生せずに媒体24が搬送されている場合における媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bの基本的動作について説明する。この場合、図4に示されるように、基準ローラ11とチェックローラ12との間に媒体24が挟み込まれ搬送されていないときのブラケット16とセンサ20との距離をg1とし、基準ローラ11とチェックローラ13との間に媒体24が挟み込まれ搬送されていないときのブラケット17とセンサ21との距離をg2とする。
そして、基準ローラ11が駆動装置によって矢印Fで示される方向に回転させられ、媒体24が媒体取り扱い装置の搬送装置によって矢印Oで示される方向に搬送されると、図5に示されるように、前記媒体24は基準ローラ11とチェックローラ12との間、及び、基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれる。これにより、チェックローラ12は前記媒体24の厚さtに相当する距離だけ矢印Gで示される方向に押し上げられ、ブラケット16は支点シャフト18を中心に矢印K’で示される方向に回転する。このとき、センサ20とブラケット16との距離はg1’となる。また、チェックローラ13は前記媒体24の厚さtに相当する距離だけ矢印Iで示される方向に押し上げられ、ブラケット17は支点シャフト19を中心に矢印M’で示される方向に回転する。このとき、センサ21とブラケット17との距離はg2’となる。
さらに、図6に示されるように、前記媒体24が矢印Oで示される方向に更に搬送されて、基準ローラ11とチェックローラ12との間、及び、基準ローラ11とチェックローラ13との間を通り抜ける。すると、チェックローラ12はスプリング22によって矢印Nで示される方向に移動させられて基準ローラ11に密着し、センサ20とブラケット16との距離はg1となる。また、チェックローラ13はスプリング23によって矢印Jで示される方向に移動させられて基準ローラ11に密着し、センサ21とブラケット17との距離はg2となる。
ここで、図4〜6に示されるように、媒体24が重走検出装置10における媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bを通過する際のセンサ20及びセンサ21の出力は、図7に示されるように変化する。なお、図7において、縦軸は、センサ20及びセンサ21の出力を基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との距離に換算して示している。
図7において、基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に媒体24が挟み込まれていない場合、センサ20及びセンサ21の出力はt=0相当である。続いて、基準ローラ11とチェックローラ12及びとチェックローラ13との間に媒体24が挟み込まれると、チェックローラ12が前記媒体24の厚さtに相当する距離だけ押し上げられるので、センサ20及びセンサ21の出力が上昇する。図7において、線26は媒体24の肉厚部25以外の部分が基準ローラ11とチェックローラ12及びとチェックローラ13との間に挟み込まれた場合のセンサ20及びセンサ21の出力を示し、また、線27は媒体24の肉厚部25が基準ローラ11とチェックローラ12及びとチェックローラ13との間に挟み込まれた場合のセンサ20及びセンサ21の出力を示している。したがって、センサ20及びセンサ21の出力は、媒体24の肉厚部25以外の部分が基準ローラ11とチェックローラ12及びとチェックローラ13との間に挟み込まれた場合には媒体24の厚さt1を示し、媒体24の肉厚部25が基準ローラ11とチェックローラ12及びとチェックローラ13との間に挟み込まれた場合には肉厚部25の厚さt2を示している。
ここで、肉厚部25の厚さt2が媒体24の厚さt1のほぼ二倍であるとすると、すなわち、次の式(1)が成り立つとすると、
2×t1≒t2 ・・・式(1)
センサ20又はセンサ21のいずれか一方の出力からだけでは、媒体24の重走を検出することができないことが分かる。すなわち、媒体24の肉厚部25以外の部分が二枚重なっても、合計の厚さが肉厚部25の厚さとほぼ同じであるため、前記媒体24が一枚であるか二枚であるかの区別が付かなくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、媒体厚さ検出手段10a又は媒体厚さ検出手段10bの少なくとも一方が肉厚部25の厚さを検出しないようにして、媒体24の重走を正確に検出することができるようになっている。つまり、肉厚部25を有する媒体24の重走を検出するためには媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bが必要、すなわち、媒体厚さ検出手段が少なくとも二個必要であり、かつ、前記媒体厚さ検出手段10a又は媒体厚さ検出手段10bのいずれかには決して肉厚部25がかかることがないように、前記媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bの位置を決める必要がある。
そのため、前記媒体厚さ検出手段10aのチェックローラ12及び媒体厚さ検出手段10bのチェックローラ13は、図8に示されるように配設される。ここで、チェックローラ12とチェックローラ13との間隔をL2とし、媒体24の検出限界角度をθとし、媒体24の搬送方向O、Pに直交する方向に関する肉厚部25の長さをL3とすると、該L3は次の式(2)で表される。
L3=H1sin(θ)+W1cos(θ) ・・・式(2)
これにより、肉厚部25がチェックローラ12及びチェックローラ13の両方にかかることがないようにするためには、すなわち、チェックローラ12又はチェックローラ13のいずれか一方に肉厚部25がかかっても、他方には肉厚部25がかからないようにするためには、次の式(3)が成立すればよいことが分かる。
L2>L3 ・・・式(3)
したがって、該式(3)が成立するようにチェックローラ12及びチェックローラ13の位置を決めれば、すなわち、チェックローラ12とチェックローラ13との間隔を媒体24の搬送方向O、Pに直交する方向に関する肉厚部25の長さよりも長くすれば、媒体24の重走を正確に検出することができる。
なお、媒体24の種類によっては、肉厚部25の両側に厚さが一定しない不安定領域が存在する場合がある。該不安定領域の厚さは、肉厚部25の厚さt2より薄いが媒体24の厚さt1より厚いと考えることができる。そこで、媒体24に不安定領域が存在する場合、チェックローラ12及びチェックローラ13は、図9に示されるように配設される。ここで、チェックローラ12とチェックローラ13との間隔をL4、媒体24の検出限界角度をθ、媒体搬送方向O、Pに直交する方向の肉厚部25も含む不安定領域の長さをL5、幅をW2とすると、前記L5は次の式(4)で表される。
L5=H1sin(θ)+W2cos(θ) ・・・式(4)
これにより、肉厚部25を含む不安定領域がチェックローラ12及びチェックローラ13の両方にかかることがないようにするためには、すなわち、チェックローラ12又はチェックローラ13のいずれか一方に不安定領域がかかっても、他方には不安定領域がかからないようにするためには、次の式(5)が成立すればよいことが分かる。
L4>L5 ・・・式(5)
したがって、該式(5)が成立するように媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bの位置を決めれば、すなわち、チェックローラ12とチェックローラ13との間隔を媒体24の搬送方向O、Pに直交する方向に関する不安定領域の長さよりも長くすれば、媒体24の重走を正確に検出することができる。
次に、肉厚部25を有する媒体24の重走を検出する動作について詳細に説明する。
図10は本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第1の図、図11は本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第2の図、図12は本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第3の図、図13は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第1の図、図14は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第2の図、図15は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第3の図、図16は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第4の図、図17は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第5の図、図18は本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第6の図、図19は本発明の実施の形態における重走検出装置の動作を示すフローチャートである。
まず、図1に示されるように、一枚の媒体24が媒体取り扱い装置の搬送装置によって矢印Oで示される方向に搬送され、重走検出装置10に接近すると、図示されない媒体検出センサが前記媒体24の接近を検出する。すると、前記媒体24が重走検出装置10に到達する前にセンサ20及びセンサ21によるブラケット16及びブラケット17の変位の検出が開始される。
続いて、前記媒体24が重走検出装置10に到達し、媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bにおいて、基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に挟み込まれる。すると、チェックローラ12及びチェックローラ13は、図5に示されるように、矢印G及びIで示される方向に押し上げられ、ブラケット16及びブラケット17は支点シャフト18及び支点シャフト19を中心に矢印K’及びM’で示される方向に回転する。このとき、センサ20及びセンサ21は、ブラケット16及びブラケット17の変位を検出し、図10〜12に示されるように信号を出力する。なお、図10〜12において、縦軸は、センサ20及びセンサ21の出力を基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との距離に換算して示している。また、横軸は時間を示している。さらに、図10〜12において(a)はセンサ20の出力を示し、(b)はセンサ21の出力を示している。
ここで、センサ20及びセンサ21の出力は、チェックローラ12及びチェックローラ13と媒体24の肉厚部25との位置関係によって、次の(1)〜(3)で説明するようなパターンになると考えられる。なお、不安定領域はないものとして考える。
(1)媒体24が一枚で、チェックローラ12及びチェックローラ13のどちらにも肉厚部25がかからない場合、センサ20及びセンサ21の出力は、図10(a)及び10(b)にそれぞれ示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1を示す。
(2)媒体24が一枚で、チェックローラ12に肉厚部25がかかり、チェックローラ13に肉厚部25がかからない場合、センサ20及びセンサ21の出力は、図11(a)及び11(b)にそれぞれ示されるようになる。すなわち、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に挟み込まれている間、センサ20の出力は肉厚部25の厚さt2を示し、センサ21の出力は媒体24の厚さt1を示す。
(3)媒体24が一枚で、チェックローラ12に肉厚部25がかからず、チェックローラ13に肉厚部25がかかる場合、センサ20及びセンサ21の出力は、図12(a)及び12(b)にそれぞれ示されるようになる。すなわち、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に挟み込まれている間、センサ20の出力は媒体24の厚さt1を示し、センサ21の出力は肉厚部25の厚さt2を示す。
そこで、本実施の形態においては、図6に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間を通過した後、センサ20及びセンサ21の出力の平均値を計算する。そして、センサ20の出力の平均値をX、センサ21の出力の平均値をYとすると、平均値XとYとを比較して小さい方の値を、閾値αと比較する。該閾値αは、媒体24が一枚であると判断するための閾値であり、次の式(6)のように設定される。
t1<α<t2 ・・・式(6)
ここで、閾値αと比較するのは平均値X及びYのうちの小さい方の値となっている。これは、肉厚部25の厚さt2はそれ以外の部分の厚さt1よりも厚いので、媒体24の枚数を検出するための箇所として、肉厚部25以外の部分を使用する必要があるからである。そして、前述されたように、チェックローラ12又はチェックローラ13のいずれか一方に肉厚部25がかかっても、他方には肉厚部25がかからないようになっているので、センサ20の出力の平均値X及びセンサ21の出力の平均値Yのうちの小さい方の値を媒体24の枚数を検出するために使用して、閾値αと比較することによって、正確に媒体の枚数を検出することができる。
そして、媒体24が一枚である場合、平均値X及びYのうちの小さい方の値を閾値αと比較すると、次の式(7)が成立する。
X or Y<α ・・・式(7)
そのため、該式(7)が成立すれば、媒体24が一枚であると判断することができる。例えば、図11に示される例の場合、センサ21の出力の平均値Yがセンサ20の出力の平均値Xよりも小さく、かつ、平均値Yは閾値αよりも小さい、すなわち、X>Yで、かつ、Y<αなので、媒体24が一枚であると判断することができる。また、図12に示される例の場合、センサ20の出力の平均値Xがセンサ21の出力の平均値Yよりも小さく、かつ、平均値Yは閾値αよりも小さい、すなわち、X<Yで、かつ、X<αなので、媒体24が一枚であると判断することができる。なお、図10に示される例の場合、センサ20の出力の平均値Xとセンサ21の出力の平均値Yとが等しく、かつ、平均値X及びYは閾値αよりも小さいので、媒体24が一枚であると判断することができる。
次に、媒体24が二枚重なった状態で搬送されている、すなわち、重走が発生して媒体24が搬送されている場合について説明する。この場合、センサ20及びセンサ21の出力は、チェックローラ12及びチェックローラ13と媒体24の肉厚部25との位置関係によって、次の(1)〜(6)で説明するようなパターンになると考えられる。なお、不安定領域はないものとして考える。
(1)媒体24が二枚重なった状態で、図13(a)に示されるように、チェックローラ12及びチェックローラ13のどちらにも、両方の媒体24の肉厚部25のいずれもがかからない場合、センサ20及びセンサ21の出力は、図13(b)及び13(c)にそれぞれ示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1の二倍の値を示す。なお、図13(a)おいて点線28及び点線29は、各媒体24上におけるチェックローラ12及びチェックローラ13の軌跡を示している。
(2)媒体24が二枚重なった状態で、図14(a)に示されるように、チェックローラ12に一方の媒体24の肉厚部25がかかり、チェックローラ13には両方の媒体24の肉厚部25のいずれもがかからない場合、センサ20の出力は、図14(b)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1に肉厚部25の厚さt2を加えた値を示す。また、センサ21の出力は、図14(c)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1の二倍の値を示す。
(3)媒体24が二枚重なった状態で、図15(a)に示されるように、チェックローラ12に両方の媒体24の肉厚部25がともにかかり、チェックローラ13には両方の媒体24の肉厚部25のいずれもがかからない場合、センサ20の出力は、図15(b)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12との間に挟み込まれている間、肉厚部25の厚さt2の二倍の値を示す。また、センサ21の出力は、図15(c)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1の二倍の値を示す。
(4)媒体24が二枚重なった状態で、図16(a)に示されるように、チェックローラ12に一方の媒体24の肉厚部25がかかり、チェックローラ13に他方の媒体24の肉厚部25がかかる場合、センサ20の出力は、図16(b)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1に肉厚部25の厚さt2を加えた値を示す。また、センサ21の出力は、図16(c)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1に肉厚部25の厚さt2を加えた値を示す。
(5)媒体24が二枚重なった状態で、図17(a)に示されるように、チェックローラ12には両方の媒体24の肉厚部25のいずれもがかからず、チェックローラ13には一方の媒体24の肉厚部25がかかる場合、センサ20の出力は、図17(b)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1の二倍の値を示す。また、センサ21の出力は、図17(c)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1に肉厚部25の厚さt2を加えた値を示す。
(6)媒体24が二枚重なった状態で、図18(a)に示されるように、チェックローラ12には両方の媒体24の肉厚部25のいずれもがかからず、チェックローラ13には両方の媒体24の肉厚部25がともにかかる場合、センサ20の出力は、図18(b)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12との間に挟み込まれている間、媒体24の厚さt1の二倍の値を示す。また、センサ21の出力は、図18(c)に示されるように、媒体24が基準ローラ11とチェックローラ13との間に挟み込まれている間、肉厚部25の厚さt2の二倍の値を示す。
そこで、本実施の形態においては、二枚の媒体24が基準ローラ11とチェックローラ12及びチェックローラ13との間を通過した後、センサ20及びセンサ21の出力の平均値を計算する。そして、センサ20の出力の平均値をX、センサ21の出力の平均値をYとすると、平均値XとYとを比較して小さい方の値を、媒体24が一枚であると判断するための閾値αと比較する。そして、媒体24が二枚以上重なった状態で搬送されている、すなわち、重走が発生して媒体24が搬送されている場合、次の式(8)が成立する。
X or Y>α ・・・式(8)
そのため、該式(8)が成立すれば、媒体24が二枚以上であると判断することができる。図13〜18に示される例の場合、いずれも、センサ20の出力の平均値Xもセンサ21の出力の平均値Yもともに閾値αよりも大きい、すなわち、X>α、かつ、Y>αなので、媒体24が二枚以上であると判断することができる。
続いて、平均値X及びYのうちの小さい方の値を閾値βと比較する。該閾値βは、媒体24が二枚であると判断するための閾値であり、次の式(9)のように設定される。
t1×2<β<t1+t2 ・・・式(9)
そして、平均値X及びYのうちの小さい方の値を閾値βと比較すると、図13に示される例の場合、センサ20の出力の平均値Xとセンサ21の出力の平均値Yとが等しく、かつ、平均値X及びYは閾値βよりも小さいので、媒体24が二枚であると判断することができる。また、図14及び15に示される例の場合、センサ21の出力の平均値Yがセンサ20の出力の平均値Xよりも小さく、かつ、平均値Yは閾値βよりも小さい、すなわち、X>Yで、かつ、Y<βなので、媒体24が二枚であると判断することができる。さらに、図17及び18に示される例の場合、センサ20の出力の平均値Xがセンサ21の出力の平均値Yよりも小さく、かつ、平均値Xは閾値βよりも小さい、すなわち、X<Yで、かつ、X<βなので、媒体24が二枚であると判断することができる。
なお、図16に示される例の場合、センサ20の出力の平均値Xとセンサ21の出力の平均値Yとが等しく、かつ、平均値X及びYは閾値βよりも大きい。すなわち、次の式(10)が成立する。
X or Y>β ・・・式(10)
この場合、媒体24は二枚以上であると判断することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 媒体検出センサが媒体24の接近を検出し、該媒体24が接近したか否かを判断する。媒体24が接近した場合はステップS2に進み、媒体24が接近していない場合は待機する。
ステップS2 センサ20及びセンサ21によって媒体24の厚さを検出する。
ステップS3 センサ20及びセンサ21のセンサ出力を取得する。
ステップS4 センサ20のセンサ出力の平均値をX、センサ21のセンサ出力の平均値をYとし、平均値X及びYを比較する。
ステップS5 平均値XとYとを比較して小さい方の値を閾値αと比較する。閾値αより小さい場合はステップS6に進み、閾値αより大きい場合はステップS7へ進む。
ステップS6 媒体24が一枚であると判断し、処理を終了する。
ステップS7 平均値XとYとを比較して小さい方の値を閾値βと比較する。閾値βより小さい場合はステップS8に進み、閾値βより大きい場合はステップS9に進む。
ステップS8 媒体24が二枚であると判断し、処理を終了する。
ステップS9 媒体24が二枚以上であると判断し、処理を終了する。
このように、本実施の形態における重走検出装置10は、媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bを有し、該媒体厚さ検出手段10a及び媒体厚さ検出手段10bのいずれかには、媒体24の肉厚部25がかかることがないようになっている。そのため、前記媒体24が、セキュリティースレッドに対応するような肉厚部25を有する紙幣等であっても、媒体24の枚数を正確に判断して、媒体24の重走を正確に検出することができる。
なお、本実施の形態においては、媒体厚さ検出手段が10a及び10bの二つである場合について説明したが、前記媒体厚さ検出手段は複数であればいくつであってもよい。すなわち、少なくとも一つの媒体厚さ検出手段が媒体24の肉厚部25がかかることがない位置に配設されていれば、前記媒体厚さ検出手段は三つ以上であってもよい。
また、本実施の形態においては、肉厚部25が紙幣や有価証券に埋め込まれたセキュリティースレッドに対応する部分である場合について説明したが、媒体24に構成された厚みのある透かし、媒体24に印刷されたフォログラム等であってもよい。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における媒体の重走検出部の概略を示す斜視図である。 従来の媒体の重走検出装置の概略を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における媒体の形状を示す図である。 本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第1の側面図である。 本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第2の側面図である。 本発明の実施の形態における媒体厚さ検出手段の基本的動作を示す第3の側面図である。 本発明の実施の形態におけるセンサの出力を示す図である。 本発明の実施の形態におけるチェックローラと媒体の肉厚部との位置関係を示す第1の図である。 本発明の実施の形態におけるチェックローラと媒体の肉厚部との位置関係を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生していない場合の二つのセンサの出力を示す第3の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第3の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第4の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第5の図である。 本発明の実施の形態における重走が発生している場合の二つのセンサの出力を示す第6の図である。 本発明の実施の形態における重走検出装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 重走検出装置
10a、10b 媒体厚さ検出手段
24 媒体
25 肉厚部

Claims (2)

  1. (a)媒体の重走を検出する重走検出装置であって、
    (b)前記媒体の厚さを検出する媒体厚さ検出手段を複数有し、
    (c)該複数の媒体厚さ検出手段の間隔は、前記媒体が検出限界角度まで斜行した場合における肉厚部の搬送方向に直交する方向の長さより広く設定され、
    (d)前記複数の媒体厚さ検出手段の出力値のうちの最も小さい出力値を閾値と比較し、前記最も小さい出力値が前記閾値より小さい場合に前記媒体が一枚であると判断することを特徴とする媒体の重走検出装置。
  2. 請求項に記載の媒体の重走検出装置を有することを特徴とする自動取引装置。
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