JP2012141673A - 紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送間隔や搬送速度のみならずその他の搬送条件が原因となる紙葉類の紙詰まりを防止する紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法を提供する。
【解決手段】イメージセンサより紙幣イメージを取得し(S1)、紙幣イメージが紙幣の斜行角20°以上を示しており(S2でYes)、紙幣の搬送位置が紙幣搬送路63の左端又は右端から10mm以内に存在しているとき(S3でYes)、搬送制御1として繰り出しモータ58の回転数を下げる(S7)。斜行角が20°未満(S2でNo)又は搬送位置が紙幣搬送路63の端部から10mm超で(S3でNo)、前後紙幣間隔が45mm以下なら(S4でYes)、搬送制御2として経路切替ゲート59の切替をOFFにする(S8)。紙幣間隔が45mmを超えていて(S4でNo)、厚みセンサ62から取得したデータ(S5)により、紙幣の搬送方向前方部分に紙幣2枚分の厚みがあれば(S6でYes)、搬送制御3として搬送モータ57の回転数を下げ、そうでなければ(S6でNo)処理を終わる。
【選択図】図7

Description

本発明は、紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法に係わり、更に詳しくは搬送間隔や搬送速度のみならずその他の搬送条件が原因となる紙葉類の紙詰まりを防止する紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法に関する。
従来、例えば、金融機関等で使用されているATM(automated telling machine) などに搭載されている紙幣入出金ユニットの紙幣収納繰出装置がある。また、駅構内等に設置されている券売機などにも紙葉類繰出装置が搭載されている。
これら紙葉類の収納と繰出し、又は収納専用、又は繰出し専用として用いられる装置には、いずれも紙葉類の繰出し部から収納部までの間に、搬送路を介して紙葉類を搬送する搬送装置が配設されている。
搬送装置において紙葉類を搬送する場合、往々にして搬送路上において紙葉類の紙詰まり(以下、ジャムという)が発生する。このようなジャムが発生すると、ATM等の本体装置が稼動休止状態となり本体装置の運用が停止してしまうという重要な問題が発生する。
このようなジャムの防止対策については、現金自動預払機における紙幣搬送装置において、ジャムの発生要因がゲートの切替タイミングにあることを前提として、ゲートの切替タイミング及び切替速度を紙幣間隔または紙幣搬送速度に応じて段階的に切り替えることが提案されている。(例えば、特許文献1又は2参照。)
特開昭62−079159号公報 特開平08−087638号公報
しかしながら、特許文献1又は2の技術は、紙幣間隔や紙幣搬送速度の異常によるジャムの発生は防止できるが、搬送路における紙幣の搬送位置や搬送中の折れ等の紙幣の状態のような紙幣間隔や紙幣搬送速度とは異なる他の搬送条件が原因となるジャムの防止については何ら考慮されていない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、搬送間隔や搬送速度のみならずその他の搬送条件が原因となる紙葉類の紙詰まりを防止する紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の紙葉類処理装置は、紙葉類繰出し部と、該紙葉類繰出し部により繰り出され紙葉類を第1の搬送路を介して搬入される鑑別部と、該鑑別部内の鑑別搬送路を通過中に鑑別されて送出された上記紙葉類を上記鑑別部に再搬送するよう上記第1の搬送路に送り戻す返送搬送路と上記鑑別部により鑑別された上記紙葉類を所定の紙葉類収納カセットに収納するよう搬送する収納搬送路とに切り替える経路切替ゲートと、上記鑑別部から上記経路切替ゲートまで上記紙葉類を搬送する第2の搬送路と、を少なくとも有する紙葉類処理装置において、上記鑑別部において取得された上記紙葉類の画像に基づき上記紙葉類の上記鑑別搬送路の幅方向に対する搬送位置と傾斜角度とを検出する位置・傾斜検出手段を有し、上記位置・傾斜検出手段において検出された上記傾斜角度が所定の傾斜角度以上であり且つ上記位置・傾斜検出手段において検出された上記紙幣搬送路の幅方向に対する搬送位置が上記紙葉類の左端角部と上記紙幣搬送路の左端部との左離間位置又は上記紙葉類の右端角部と上記紙幣搬送路の右端部との右離間位置が所定の離間距離以下の位置であるとき、上記繰出し部の繰出しモータの回転数を現行よりも下げるように制御する第1の制御手段と、を有して構成される。
この紙葉類処理装置は、例えば、上記鑑別部において取得された上記紙葉類の上記画像から上記紙葉類の長手方向の長さと短手方向の長さとを検出する縦横長さ検出手段と、上記位置・傾斜検出手段により検出された上記傾斜角度と上記縦横長さ検出手段により検出された長手方向と短手方向の上記長さとから当該紙葉類の上記紙幣搬送路における搬送方向の専有長さを算出する専有長さ算出手段と、を更に有し、上記傾斜角度が所定の傾斜角度未満である、又は上記紙葉類の上記左離間位置又は上記右離間位置が上記所定の離間距離を超えた位置であるとき、更に上記専有長さ算出手段により算出された先行の紙葉類の上記専有長さの後端と後続の紙葉類の上記専有長さの前端との間隔が所定の間隔以下である場合に、当該紙葉類を上記鑑別部に再搬送するよう経路切替ゲートを切り替えるよう制御する第2の制御手段を更に有するように構成される。
この場合、例えば、上記紙幣搬送路により搬送中の上記紙葉類の厚みを検出する厚み検出手段と、上記先行の紙葉類の上記専有長さの後端と上記後続の紙葉類の上記専有長さの前端との間隔が上記所定の間隔を超えているとき、更に上記厚み検出手段において上記紙葉類の厚みが上記紙葉類2枚分以上の厚みである部分が検出され且つ検出され2枚分以上の厚み部分の位置が搬送方向における上記紙葉類の前縁部分である場合は、上記搬送部の搬送モータの回転数を現行よりも下げるように制御し、上記紙葉類2枚分以上の厚みが検出されていないとき又は2枚分以上の厚みが検出されていても該2枚分以上の厚み部分の位置が上記搬送方向における上記紙葉類の後縁部分である場合はそのまま搬送を続行させるよう制御する第3の制御手段と、を更に有するように構成するのが好ましい。
上記の紙葉類処理装置において、例えば、上記所定の傾斜角度は20°である。また、例えば、上記所定の間隔は10mmである。また、例えば、上記所定の距離は45mmである。
また、上記課題を解決するために、本発明の紙葉類処理装置の紙詰まり防止方法は、紙葉類繰出し部と、該紙葉類繰出し部により繰り出され紙葉類を第1の搬送路を介して搬入される鑑別部と、該鑑別部内の鑑別搬送路を通過中に鑑別されて送出された上記紙葉類を上記鑑別部に再搬送するよう上記第1の搬送路に送り戻す返送搬送路と上記鑑別部により鑑別された上記紙葉類を所定の紙葉類収納カセットに収納するよう搬送する収納搬送路とに切り替える経路切替ゲートと、上記鑑別部から上記経路切替ゲートまで上記紙葉類を搬送する第2の搬送路と、を少なくとも有する紙葉類処理装置の紙詰まり防止方法において、上記鑑別部において取得された上記紙葉類の画像に基づき上記紙葉類の上記鑑別搬送路の幅方向に対する搬送位置と傾斜角度とを検出する位置・傾斜検出工程と、上記位置・傾斜検出工程において検出された上記傾斜角度が所定の傾斜角度以上であり且つ上記位置・傾斜検出工程において検出された上記紙幣搬送路の幅方向に対する搬送位置が上記紙葉類の左端角部と上記紙幣搬送路の左端部との左離間位置又は上記紙葉類の右端角部と上記紙幣搬送路の右端部との右離間位置が所定の離間距離以下の位置であるとき、上記繰出し部の繰出しモータの回転数を現行よりも下げるように制御する制御工程と、を含んで構成される。
本発明によれば、搬送間隔や搬送速度のみならずその他の搬送条件が原因となる紙葉類の紙詰まりを防止する紙葉類処理装置及びその紙詰まり防止方法を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係る紙葉類収納繰出装置の外観構成を示す斜視図である。 実施例1に係る紙葉類収納繰出装置の下部筐体内に配設されている紙葉類処理装置の断面図である。 実施例1に係る紙葉類収納繰出装置における紙葉類処理装置の制御部を含むハードウエアの構成例を示すブロック図である。 実施例1に係る紙葉類収納繰出装置における紙幣搬送路と搬送される紙幣との関係を示す図である。 実施例1に係る紙葉類収納繰出装置の鑑別部の紙幣搬送路におけるセンサ配置を示す図である。 (a),(b),(c)は実施例1に係る紙葉類収納繰出装置においてジャムを発生させる要因となる搬送状態の紙幣の例を示す図である。 ジャム発生条件(要因)を勘案しながら搬送処理を制御してジャムの発生を防止する搬送制御処理の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、実施例1に係る紙葉類収納繰出装置の外観構成を示す斜視図である。同図に示す紙葉類収納繰出装置1は、装置の上方約1/2弱を占める上部筐体2において、ほぼ垂直に形成されている前面部3は、装置奥行き方向の向う側に約1/3ほど引き込んで配置されている。
上部筐体2の前面部3には、最上部に、時間や設置場所等によって表示が変更される処理内容表示部4が配置されている。その下方には、前面部3のほぼ中央部左右縁近傍にそれぞれスピーカ5が配設されている。
スピーカ5より下方には、直下の挿入口が何を挿入する挿入口であるかを示す固定表示部6が配置されている。そして、その直下には、左方に例えば通帳等の冊子挿入口7が開口し、右方に例えばキャッシュカードやクレジットカード等のカード挿入口8が開口して配置されている。
そして装置の下方約1/2強を占める下部筐体9は、装置奥行き方向手前側にせり出して配置されており、その上面には、奥側右手側に紙幣等の紙葉類収納繰出部11の上蓋12が配置され、その左手側に硬貨収納繰出部13の上蓋14が配置されている。
また、下部筐体9の上面手前側には、ほぼ全面に入力操作表示部15が配設されている。そして下部筐体9の前面は扉16になっており、扉16の左端部寄りに鍵穴17が形成され、右端部寄りに不良硬貨等の返却口18が形成されている。
図2は、上記下部筐体9の内部に配設されている紙葉類処理装置の断面図である。なお、図2の紙葉類処理装置20は、例えば銀行等で対顧客用として使用されている現金自動取引装置と同様の構成を示している。
また、図2の紙葉類処理装置20では、図1に示した紙葉類収納繰出部11を入出金部11として示し、入力操作表示部15は図示を省略している。また、図2では、本体は搬送路中に配置されるべき一次保留部や返却保留部等の装置は、本発明の要部ではないので図示を省略している。
図2に示す紙葉類処理装置20は、前方(図の右方)上部に顧客が外部から紙葉類(以下、紙幣という)を出し入れする入出金部11を備えている。なお、入出金部11の上部で前後に開閉する図1に示した上蓋(シャッタともいう)12の図示は省略している。
入出金部11には、紙幣の繰入れ繰出し機構部の繰出しローラ21が配置されている。繰出しローラ21から先には、紙幣を搬送する経路a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、kが形成されている。
なお、以下の説明では、顧客から入出金部11に投入された預け入れ紙幣を収納する場合の紙幣搬送経路について説明する。
繰出しローラ21により入出金部11から繰り出された紙幣を搬送する紙幣搬送経路aは紙幣収納経路であり、案内ローラ22により下方に向かう経路bとして進路を変え、更に第1の経路切替ゲート23で出金紙幣を搬送する経路kと合流し、経路cとなって鑑別部24を通過する。
鑑別部24から先は、第2の経路切替ゲート25によって、鑑別部24で顧客に返却(出金の場合は払い出し)すべき紙幣と鑑別された紙幣を搬送する経路dと、収納部26のいずれかの収納部に収納すべき紙幣と鑑別された紙幣を搬送する経路eとに分岐する。
上記の経路k、c、eは、駆動ローラ27と従動ローラ28とに掛け渡されて循環移動する無端ベルト29の上循環部によって形成されている。無端ベルト29の下循環部は、収納部26の各収納部に紙幣を収納するベルト経路f〜fを形成している。
ベルト経路f〜fには、4つの経路切替ゲート31、32、33、34が配置されている。経路切替ゲート31は、ベルト経路f〜fによる紙幣搬送を、収納部26のリジェクトボックス35に入る経路gに切り替える。
経路切替ゲート32は、ベルト経路f〜fによる紙幣搬送をカセットA36に入る経路hに切り替える。経路切替ゲート33は、ベルト経路f〜fによる紙幣搬送をカセットB37に入る経路iに切り替える。経路切替ゲート34は、ベルト経路f〜fによる紙幣搬送をカセットC38に入る経路jに切り替える。
なお、リジェクトボックス35は、更なる内部構成として、特には図示しないが、取忘れ回収部及び複数のリジェクト部が配置されている。取忘れ回収部は、紙幣出金時に顧客が取り残した紙幣を一時的に回収する回収部であり、紙幣預け入れ時に用いられることはない。
また、複数のリジェクト部のうち一つは、顧客からの入金時において、正常券のうち出金で再利用される機会の最も少ない二千円紙幣と五千円紙幣を収納する収納部である。顧客が二千円紙幣や五千円紙幣を必要とする場合は、両替専用機が使用される。なお、リジェクト部に収納される紙幣の種類は上述に限らず、任意に設定することが可能である。
また、複数のリジェクト部のうち他の一つは、顧客からの入金時において、折れ、シワ、破れ等の損傷が大きく今後の使用に支障が考えられる損券や、既に発行していない旧券などを収納する収納部である。
また、顧客からの入金時において、贋紙幣、外国紙幣等の受付外金種、贋紙幣では無いが大きな汚れ等があり今後の使用に支障が考えられる紙幣は、リジェクト部ではなく、図示を省略した返却保留部に返却される。
また、収納部26のカセットA36、B37、C38の内2個のカセットは、入出金の頻度が最も多い一万円紙幣の収納用に使用される。残りの1個は、一万円紙幣の次に入出金の頻度が多い千円紙幣の収納用に使用される。
図3は、上記紙葉類処理装置20の制御部を含むハードウエアの構成例を示すブロック図である。図3に示すように、紙葉類処理装置20は、演算装置40を中心に、この演算装置40に紙幣搬送制御部41、紙幣検知部42、センサ部43、変換部45が接続されている。また、センサ部43と変換部45との間に増幅部44が接続されている。
演算装置40は、CPU(central processing unit)46とメモリ47から成る。CPU46は、制御部48と、この制御部48に内部バスで接続された画像処理部49と、ジャム要因紙幣検知部51とを備えている。
また、制御部48には、上述した外部の紙幣搬送制御部41、紙幣検知部42、センサ部43が接続している。画像処理部49には、外部の変換部44が接続している。また、ジャム要因紙幣検知部51には、メモリ47のジャム要因紙幣データ部52が接続している。
ジャム要因紙幣データ部52は、少なくとも斜行情報53、厚み情報54、搬送位置情報55、長さ情報56のデータ領域を備えている。斜行情報53には紙幣の傾斜角度の危険閾値の角度データとして例えば「20°」が格納されている。
厚み情報54には、厚みの閾値として例えば紙幣2枚分の厚みデータが格納されている。搬送位置情報55には、紙幣の搬送位置として紙幣の左端部又は右端部と搬送路の左端又は右端からの離間距離の危険閾値としての距離データとして例えば「10mm」が格納されている。
長さ情報56には、斜行の有無に係わり無く搬送路を先行する紙幣が搬送方向に搬送路を専有する長さの後端と、この紙幣の直後を搬送される(搬送路を後行する)紙幣が搬送方向に搬送路を専有する長さの前端との搬送間隔の危険閾値としての長さデータとして例えば「45mm」が格納されている。
また、紙幣搬送制御部41は、搬送モータ57、繰り出しモータ58、経路切替ゲート59の駆動を制御する。
また、紙幣検知部42、センサ部43、増幅部44、変換部45は、図2に示した鑑別部24に配置されている。センサ部43は詳しくは後述するイメージセンサ61と厚みセンサ62を備えており、制御部48からの制御に基づいて駆動される。
イメージセンサ61は、鑑別部24を通過する紙幣を線順次に走査して、その走査データを増幅部44を介して変換部45に出力する。変換部45は増幅された走査データをイメージデータに展開して画像処理部49に出力する。
紙幣検知部42は、センサ部43の駆動タイミングをセンサ部43と制御部48に通知すると共に、厚みセンサ62の出力を紙幣の厚み及びその厚みが閾値以上である場合はその厚みが検出された紙幣の部位と共に厚みデータとして制御部48に転送する。
演算装置40の画像処理部49は、変換部45から受け取ったイメージデータに基づいて、鑑別部24を通過した紙幣の搬送路の幅方向に対する搬送位置と傾斜角度を検出して、その検出データを制御部48とジャム要因紙幣検知部51とに通知する。
更に、画像処理部49は、変換部45から受け取ったイメージデータに基づいて、鑑別部24を通過した紙幣の長手方向の長さと短手方向の長さとを検出して、その検出データを制御部48に通知する。
制御部48は、画像処理部49から受け取った紙幣の傾斜角度データと長手方向と短手方向の長さデータとから、当該紙幣が搬送路において搬送方向に搬送路を専有する長さを算出し、その算出データを、紙幣検知部42から受け取った当該紙幣の厚みデータと共にジャム要因紙幣検知部51に出力する。
ジャム要因紙幣検知部51は、画像処理部49から受け取った紙幣の搬送位置データ、傾斜角度データ、制御部48から受け取った紙幣の厚みデータ及び搬送路を専有する長さデータを、単独又は組み合わせて、ジャム要因紙幣データ部52の各閾値と比較する。
そして、ジャム要因紙幣検知部51は、上記比較の結果、当該紙幣がジャム要因紙幣であると判別したときは、その判別結果を制御部48に通知する。制御部48は、その通知に基づいて、紙幣搬送制御部41を介して、搬送モータ57、繰り出しモータ58、経路切替ゲート59のいずれかの駆動を制御する。
図4は、上記構成の紙葉類収納繰出装置1における紙幣搬送路と搬送される紙幣との関係を示す図である。図4には、紙幣搬送路63と、斜行なしで先行する紙幣64aと、紙幣搬送路63に直交する方向に対して27°の傾斜角度(斜行あり)で後続する紙幣64bとを示している。なお、以下の説明では搬送箇所に関係なく紙幣搬送路を一律に紙幣搬送路63として示すことにする。
図4に示す本例の紙幣搬送路63の幅は190mmである。また、紙幣64(64a、64b)が日本の新一万円札であるとしたときの紙幣の横幅と縦の長さは、斜行なしで先行する紙幣64aで示すように、横幅は160mm、縦の長さは76mmである。
したがって、斜行なしで先行する紙幣64aが搬送方向に紙幣搬送路63を専有する長さは76mmである。また、紙幣搬送路63に対する幅方向の左右合わせた離間距離(余地)は、「190−160=30(mm)」である。つまり左右いずれの余地も15mmであるとき、斜行なし紙幣64aは紙幣搬送路63の中央を通過していることになる。
これに対して、傾斜角度27°の斜行ありで後続する紙幣64bが搬送方向に紙幣搬送路63を専有する長さは、計算式は省略するが151mmである。また、斜行すると、紙幣64bの対角を結ぶ直線のコサイン値となるから、左右の余地は斜行なしの紙幣64aの余地よりも少なくなる。
図5は、上記構成の紙葉類収納繰出装置1の鑑別部24の紙幣搬送路63におけるセンサ配置を示す図である。図5には搬送される紙幣の例として斜行する紙幣64bを示している。また、紙幣64bが搬送される方向を矢印aで示している。
図5に示すように、紙幣搬送方向の最上流側に、紙幣搬送路63の幅方向に2個並んで紙幣前端部検知センサ65が配置される。配置位置はそれぞれ搬送される紙幣の両側端部よりも内側である。
次にその下流に、イメージセンサ61が、その長手方向を紙幣搬送路63の幅方向に延在させ、且つ検知面を紙幣搬送路63の搬送面に近接させて配置される。更にその下流に厚みセンサ62が配置され、更にその下流に2個の紙幣後端部検知センサ66が紙幣搬送路63の幅方向に並んで配置される。
これら2個の紙幣後端部検知センサ66は、構成も紙幣搬送路63の幅方向の配置間隔も、紙幣前端部検知センサ65の場合と同一であり、それぞれ搬送される紙幣の前端部を検出するか、後端部を検出かの目的が異なるだけである。
図6(a),(b),(c)は、ジャムを発生させる要因となる搬送状態の紙幣の例を示す図である。以下、ジャムを発生させる要因となる搬送状態の紙幣のことを「ジャム要因紙幣」ということにする。
図6(a)は紙幣搬送路63に直交する方向67に対する傾斜角度|θ|が傾斜角度の危険閾値20°以上となっていて且つ紙幣左端部(同図の場合は左上がりの傾斜角で斜行しているため紙幣の左下角68)と紙幣搬送路63の左端からの離間距離bが離間距離の危険閾値10mm以下となっている搬送状態のジャム要因紙幣64−1を示している。
このように、紙幣の左端部68と紙幣搬送路63の左端からの離間距離bが危険閾値10mm以下であると、紙幣の一部が紙幣搬送路63の案内部材や経路切替ゲート等に衝突し、衝突するたびに紙幣搬送路63を後方に滑り、紙幣の搬送速度が落ちる原因となる。
このように紙幣の搬送速度が落ちると後続の紙幣が追突して重なり、ジャムが発生することになる。したがって、図6(a)のジャム要因紙幣64−1のような搬送状態が検出された場合は、繰り出しモータ58の回転数を下げて、先行のジャム要因紙幣64−1と後続の紙幣との間隔を広げるように搬送制御する。これによりジャムの発生が防止される。
図6(b)は、先行するジャム要因紙幣64−2の、図4で説明した搬送方向に紙幣搬送路63を専有する長さの後端69と、後続のジャム要因紙幣64−3の、搬送方向に紙幣搬送路63を専有する長さの前端71との、矢印aで示す搬送方向の間隔cが、搬送間隔の危険閾値45mm以下となっている搬送状態を示している。
この場合は、たとえ後続のジャム要因紙幣64−3の紙幣搬送路63との狭いほうの離間距離dが離間距離の危険閾値10mmを超えていても、搬送間隔が危険閾値45mm以下となっているため、経路切替ゲートの切り替えタイミングより早く前端部が経路切替ゲートに到達して経路切替ゲートに絡みつきジャムが発生することになる。
したがって、図6(b)のジャム要因紙幣64−2及び64−3のような搬送状態が検出された場合は、第2の経路切替ゲート25の動作をオフにして、ジャム要因紙幣64−2及び64−3を、経路d、a、b、cを介して鑑別部24に再搬送する。
鑑別部24には、図5には図示していないが、紙幣搬送方向上流の2個並んだ紙幣前端部検知センサ65よりも上流に、紙幣一枚分を搬送するだけの時間で間歇的に回転するレジストローラが配置されている。
このレジストローラによって、ジャム要因紙幣64−2及び64−3の斜行が矯正されて、再度、イメージセンサ61による画像認識と厚みセンサ62による厚み認識が行われた後、紙幣搬送路aに送り出される。これによりジャムの発生が防止される。
図6(c)は、紙幣の搬送方向前部の左角(右角でも同じ)に角折れ72が有る状態で搬送されるジャム要因紙幣64−4の搬送状態を示している。角折れ72が有ると、たとえ図6(c)に示すように斜行なしで且つ紙幣搬送路の中央を搬送されている場合でも、紙幣搬送中の搬送ローラ、特に搬送路が90℃以上の鋭角に曲がる搬送路の搬送ローラに角折れ付きの紙幣が引っかかり、ジャムが発生しやすくなる。
また、角折れがあると紙幣搬送路との摩擦が大きくなって当該紙幣の搬送速度が低下することも考えられる。また、摩擦が大きくなる部分が角部に片寄ると斜行の原因ともなりやすい。いずれの場合も、紙幣の搬送速度を遅くすることによって上記の予想される不具合を回避することができる。
したがって、図6(c)のジャム要因紙幣64−4のような搬送状態が検出された場合は、搬送モータ57の回転数を下げて搬送速度を現行よりも遅くなるように搬送制御する。
図7は、以上述べたようなジャム発生条件(要因)を勘案しながら搬送処理を制御してジャムの発生を防止する搬送制御処理の動作を示すフローチャートである。なお、この処理は、図3に示した演算装置40のCPU46によって実行される。
また、図7に示すフローチャートにおいて、破線で二分している処理ブロック91と92は、それぞれ、ジャム要因紙幣検出ブロック91と搬送制御実行ブロック92を示している。
図7において、CPU46は、イメージセンサより紙幣イメージを取得する(ステップS1)。この処理は、図3の紙幣検知部42と画像処理部49を制御して、鑑別部24においてイメージセンサ61により紙幣64の画像データを取得する処理である。
なお、処理ステップでは説明していないが、CPU46は上記に続いて、取得された紙幣64の画像データから紙幣64の紙幣搬送路63の幅方向に対する搬送位置(x座標)と傾斜角(θ)(いずれも図6(a)参照)を検出している。
続いて、CPU46は、取得した紙幣64の画像データから検出した紙幣の斜行角が20°以上であるか否か判別する(ステップS2)。そして斜行角が20°以上であるときは、更に紙幣の搬送位置が紙幣搬送路63の左端又は右端から10mm以内に存在しているか否かを判別する(ステップS3)。
そして、紙幣の搬送位置が紙幣搬送路63の左端又は右端から10mm以内に存在しているときは(S3の判別がYes)、CPU46は、搬送制御1として、紙幣搬送制御部41を介して繰り出しモータ58の回転数を下げるように制御する(ステップS7)。
これにより、紙幣64が大きく斜行していて且つ搬送位置が紙幣搬送路63の左端又は右端に10mm以内というように近寄り過ぎていて、紙幣の一部が紙幣搬送路63の構成部材に衝突して搬送速度が落ちても、後続の紙幣の繰り出しを遅くして、先行と後続の紙幣の間隔を広げることができる。
したがって、後続の紙幣が、搬送速度が落ちた先行の紙幣に追突するおそれがなくなり、これにより、後続の紙幣が先行の紙幣に追突して重なることによって発生するジャムを防止することができる。
上記ステップS2の判別で斜行角が20°未満である場合(S2の判別がNo)、又は上記ステップS3の判別で搬送位置が紙幣搬送路63の左端又は右端から10mmを超えて離れた位置にある場合(S3の判別がNo)、CPU46は、次に後方紙幣との媒体間隔(搬送方向の紙幣間隔)が45mm以下であるか否か判別する(ステップS4)。
この処理では、この処理に先立って、CPU46は、鑑別部24において取得された紙幣64の画像データから紙幣64の長手方向の長さと短手方向の長さとを検出し、この検した2つの長さと、既に取得されている傾斜角度θとから紙幣64の紙幣搬送路63における搬送方向の専有長さを算出している(図4参照)。
この算出により、先行する紙幣の専有長さと、後続の紙幣の専有長さが判明すれば、繰り出し時間の間隔は同一であるので、前後の紙幣の間隔が算出できる(図6(b)の搬送方向の間隔c参照)。
そして、CPU46は、上記算出された搬送方向の紙幣間隔が45mm以下であるか否か判別し、45mm以下であれば(S4の判別がYes)、CPU46は、搬送制御2として、紙幣搬送制御部41を介して経路切替ゲート59のゲート切替をOFFにするように制御する(ステップS8)。
これにより、間隔が近すぎる前後の紙幣がそのまま搬送されて経路切替ゲートの切り替えタイミングより前後にずれてジャムが発生させることなく、経路d、a、b、cを介して鑑別部24に再搬送される。
そして、鑑別部24において、斜行が矯正され、再度、イメージセンサ61により画像認識と厚みセンサ62による厚み認識が行われた後、紙幣搬送路aに送り出される。これによりジャムの発生が防止される。
また、上記ステップS4の判別で、搬送方向の前後の紙幣間隔が45mmを超えているときは(S4の判別がNo)、CPU46は、紙幣検知部42を介して厚みセンサ62の出力データを取得する(ステップS5)。
続いて、CPU46は、取得した厚みセンサ62の出力データが紙幣の搬送方向前方部分に紙幣2枚分の厚みがあることを示しているか否か判別する(ステップS6)。そして、紙幣前方部分に紙幣2枚分の厚みがあれば(S6の判別がYes)、CPU46は、搬送制御3として、紙幣搬送制御部41を介して搬送モータ57の回転数を下げるように制御する(ステップS9)。
これにより、前方部分に紙幣2枚分の厚みがある(角折れがある。図6(c)参照)場合でも、搬送モータ57の回転数を下げて搬送速度が現行よりも遅くなることにより、紙幣搬送中の搬送ローラ、特に搬送路が90℃以上の鋭角に曲がる搬送路の搬送ローラの所でも、角折れ付きの紙幣が引っかかりを起こしてジャムを発生させることが防止される。
また、上記ステップS6の判別で、紙幣2枚分以上の厚みが検出されていないとき又は2枚分以上の厚みが検出されていてもその2枚分以上の厚み部分の位置が紙幣64の搬送方向の後部分である場合は(S6の判別がNo)、CPU46は、そのまま搬送を続行させるよう制御する。すなわち、現状を変更することなく、ジャム要因紙幣検出の処理91とそれに続く搬送制御実行の処理92を終了する。
以上、本発明の実施例によれば、搬送間隔や搬送速度のみならずその他の搬送位置異状、狭まった搬送間隔、前方部の角折れ等の搬送条件が原因となる紙葉類の紙詰まりを防止するよう搬送制御する紙葉類紙詰まり防止方法、及びその防止方法を用いて紙葉類の紙詰まりを防止する紙葉類収納繰出装置を提供することが可能となる。
本発明は、紙葉類の紙づまりを防止するよう制御する紙葉類収納繰出装置及びその紙葉類の紙詰まり防止方法に利用することができる。
1 紙葉類収納繰出装置
2 上部筐体
3 前面部
4 処理内容表示部
5 スピーカ
7 冊子挿入口
8 カード挿入口
9 下部筐体
11 紙葉類収納繰出部(入出金部)
12 上蓋
13 硬貨収納繰出部
14 上蓋
15 入力操作表示部
16 扉
17 鍵穴
18 返却口
20 紙葉類処理装置
a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k 経路
21 繰出しローラ
22 案内ローラ
23 第1の経路切替ゲート
24 鑑別部
25 第2の経路切替ゲート
26 収納部
27 駆動ローラ
28 従動ローラ
29 無端ベルト
31、32、33、34 経路切替ゲート
35 リジェクトボックス
36 カセットA
37 カセットB
38 カセットC
40 演算装置
41 紙幣搬送制御部
42 紙幣検知部
43 センサ部
44 増幅部
45 変換部
46 CPU(central processing unit)
47 メモリ
48 制御部
49 画像処理部
51 ジャム要因紙幣検知部
52 ジャム要因紙幣データ部
53 斜行情報
54 厚み情報
55 搬送位置情報
56 長さ情報
57 搬送モータ
58 繰り出しモータ
59 経路切替ゲート
61 イメージセンサ
62 厚みセンサ
63 紙幣搬送路
64 紙幣
64a 斜行なし紙幣
64b 斜行あり紙幣
64−1、64−2、64−3、64−4 ジャム要因紙幣
65 紙幣前端部検知センサ
66 紙幣後端部検知センサ
67 紙幣搬送路に直交する方向
68 紙幣の左下角
69 ジャム要因紙幣の後端
71 ジャム要因紙幣の前端
91 ジャム要因紙幣検出ブロック
92 搬送制御実行ブロック

Claims (7)

  1. 紙葉類繰出し部と、該紙葉類繰出し部により繰り出され紙葉類を第1の搬送路を介して搬入される鑑別部と、該鑑別部内の鑑別搬送路を通過中に鑑別されて送出された前記紙葉類を前記鑑別部に再搬送するよう前記第1の搬送路に送り戻す返送搬送路と前記鑑別部により鑑別された前記紙葉類を所定の紙葉類収納カセットに収納するよう搬送する収納搬送路とに切り替える経路切替ゲートと、前記鑑別部から前記経路切替ゲートまで前記紙葉類を搬送する第2の搬送路と、を少なくとも有する紙葉類処理装置において、
    前記鑑別部において取得された前記紙葉類の画像に基づき前記紙葉類の前記鑑別搬送路の幅方向に対する搬送位置と傾斜角度とを検出する位置・傾斜検出手段を有し、
    前記位置・傾斜検出手段において検出された前記傾斜角度が所定の傾斜角度以上であり且つ前記位置・傾斜検出手段において検出された前記紙幣搬送路の幅方向に対する搬送位置が前記紙葉類の左端角部と前記紙幣搬送路の左端部との左離間位置又は前記紙葉類の右端角部と前記紙幣搬送路の右端部との右離間位置が所定の離間距離以下の位置であるとき、前記繰出し部の繰出しモータの回転数を現行よりも下げるように制御する第1の制御手段と、を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記鑑別部において取得された前記紙葉類の前記画像から前記紙葉類の長手方向の長さと短手方向の長さとを検出する縦横長さ検出手段と、
    前記位置・傾斜検出手段により検出された前記傾斜角度と前記縦横長さ検出手段により検出された長手方向と短手方向の前記長さとから当該紙葉類の前記紙幣搬送路における搬送方向の専有長さを算出する専有長さ算出手段と、を更に有し、
    前記傾斜角度が所定の傾斜角度未満である、又は前記紙葉類の前記左離間位置又は前記右離間位置が前記所定の離間距離を超えた位置であるとき、更に前記専有長さ算出手段により算出された先行の紙葉類の前記専有長さの後端と後続の紙葉類の前記専有長さの前端との間隔が所定の間隔以下である場合に、当該紙葉類を前記鑑別部に再搬送するよう経路切替ゲートを切り替えるよう制御する第2の制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記紙幣搬送路により搬送中の前記紙葉類の厚みを検出する厚み検出手段と、
    前記先行の紙葉類の前記専有長さの後端と前記後続の紙葉類の前記専有長さの前端との間隔が前記所定の間隔を超えているとき、更に前記厚み検出手段において前記紙葉類の厚みが前記紙葉類2枚分以上の厚みである部分が検出され且つ検出され2枚分以上の厚み部分の位置が搬送方向における前記紙葉類の前縁部分である場合は、前記搬送部の搬送モータの回転数を現行よりも下げるように制御し、前記紙葉類2枚分以上の厚みが検出されていないとき又は2枚分以上の厚みが検出されていても該2枚分以上の厚み部分の位置が前記搬送方向における前記紙葉類の後縁部分である場合はそのまま搬送を続行させるよう制御する第3の制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記所定の傾斜角度は20°である、ことを特徴とする請求項1〜3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記所定の間隔は10mmである、ことを特徴とする請求項1〜3に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記所定の距離は45mmである、ことを特徴とする請求項1〜3に記載の紙葉類処理装置。
  7. 紙葉類繰出し部と、該紙葉類繰出し部により繰り出され紙葉類を第1の搬送路を介して搬入される鑑別部と、該鑑別部内の鑑別搬送路を通過中に鑑別されて送出された前記紙葉類を前記鑑別部に再搬送するよう前記第1の搬送路に送り戻す返送搬送路と前記鑑別部により鑑別された前記紙葉類を所定の紙葉類収納カセットに収納するよう搬送する収納搬送路とに切り替える経路切替ゲートと、前記鑑別部から前記経路切替ゲートまで前記紙葉類を搬送する第2の搬送路と、を少なくとも有する紙葉類処理装置の紙詰まり防止方法において、
    前記鑑別部において取得された前記紙葉類の画像に基づき前記紙葉類の前記鑑別搬送路の幅方向に対する搬送位置と傾斜角度とを検出する位置・傾斜検出工程と、
    前記位置・傾斜検出工程において検出された前記傾斜角度が所定の傾斜角度以上であり且つ前記位置・傾斜検出工程において検出された前記紙幣搬送路の幅方向に対する搬送位置が前記紙葉類の左端角部と前記紙幣搬送路の左端部との左離間位置又は前記紙葉類の右端角部と前記紙幣搬送路の右端部との右離間位置が所定の離間距離以下の位置であるとき、前記繰出し部の繰出しモータの回転数を現行よりも下げるように制御する制御工程と、 を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
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