JP2019045119A - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents

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堀田 卓也
Takuya Hotta
卓也 堀田
史朗 小池
Shiro Koike
史朗 小池
成毅 神谷
Shigeki Kamiya
成毅 神谷
大樹 平和
Daiki Heiwa
大樹 平和
祐輔 田中
Yusuke Tanaka
祐輔 田中
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Abstract

【課題】本発明の課題は、容器の頭部揺れを抑制し、耐振動性、耐落下衝撃性を高めた冷凍装置の室外ユニットを提供することにある。【解決手段】オイルセパレータ30は、細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材34を胴体31の外周面に固定した上で、支持部材34をケーシング2の底板29に固定することによって、オイルセパレータ30の頭部揺れを抑制することができる。その結果、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。【選択図】図5

Description

本発明は、冷凍装置の室外ユニット、特にケーシングの底板に容器が固定されている冷凍装置の室外ユニットに関する。
冷媒回路におけるオイルセパレータ等の容器は、室外ユニットのケーシング内に収容され、その底板に固定されている。例えば、特許文献1(特開2005−76923号公報)に記載の室外ユニットでは、容器の下部に取付板が固定され、その取付板がケーシングの底板に固定されることによって容器が支持されている。
しかしながら、圧縮機の大型化に伴い容器自体の全長も大きくなってきており、振動時に頭部揺れが発生しやすく、配管の折れ、底板の亀裂を発生させるような事態を招来する虞がある。
そこで、本発明の課題は、容器の頭部揺れを抑制し、耐振動性、耐落下衝撃性を高めた冷凍装置の室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、ケーシング内に圧縮機、及び容器を収容し、ケーシングの底板に容器が固定されている冷凍装置の室外ユニットであって、容器を支持する支持部材を備えている。容器は、少なくとも、胴体と、底蓋とを有している。胴体に支持部材が固定され、支持部材の下部がケーシングの底板に固定される。
この室外ユニットでは、支持部材で容器の胴体をケーシングの底板に固定するので、容器底蓋を底板に固定する方法に比べて、容器の頭部が揺れにくく、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、容器が圧縮機の吐出配管に接続されるオイルセパレータである。
この室外ユニットでは、オイルセパレータは細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材でオイルセパレータの胴体をケーシングの底板に固定することによって、頭部揺れを抑制することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点又は第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、支持部材が胴体の外周面に固定される。
ほとんどの容器は、胴体とその胴体の両端の開口を塞ぐ底蓋及び上蓋で構成されていることに鑑みれば、中央に位置する胴体の外周面に支持部材が固定されることは、容器の振動抑制に効果的である。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、胴体には、2以上の支持部材が固定されている。
この室外ユニットでは、支持部材が多いほど、その分、耐振動性、耐落下衝撃性が向上するので、容器の周辺空間の許容範囲に応じて支持部材の合理的な個数を決定することが好ましい。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第4観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、支持部材と胴体との固定は溶接である。
この室外ユニットでは、溶接は固定力が強固な上に、容器組立工程における連続溶接中の一手順で支持部材と胴体とを溶接することができるので、生産性がよいというメリットがある。
本発明の第6観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、溶接が線溶接である。
この室外ユニットでは、線溶接により連続溶接できるので、作業性がよい。
本発明の第7観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第6観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、容器の全長の10〜80%の高さ位置の範囲内で、支持部材と胴体とが固定される。
この室外ユニットでは、容器の底蓋ではなく胴体を固定するので、振動時に容器の頭部が揺れにくく、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。
本発明の第8観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第7観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、胴体の外径Dと容器の全長Lとの比D/Lが、0.1〜0.2の範囲内である。
この室外ユニットでは、胴体の外径と容器の全長との比が0.1〜0.2の範囲内であるものは、細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材で胴体を支持する意義がある。
本発明の第9観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第8観点のいずれか1つに係る冷凍装置の室外ユニットであって、支持部材がケーシングの底板と接する延伸部を有する。
この室外ユニットでは、支持部材が、ケーシングの底板と接する延伸部を有するので、延伸部が容器から作用する負荷を分散させて底板に局所的な応力が集中することを抑制して、亀裂などの発生を防止する。また、支持部材が延伸部によって広く安定的に底板に固定されるので、その支持部材に固定される容器の固定も安定する。
本発明の第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、支持部材で容器の胴体をケーシングの底板に固定するので、容器底蓋を底板に固定する方法に比べて、容器の頭部が揺れにくく、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。
本発明の第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、オイルセパレータは細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材でオイルセパレータの胴体をケーシングの底板に固定することによって、頭部揺れを抑制することができる。
本発明の第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、中央に位置する胴体の外周面に支持部材が固定されることは、容器の振動抑制に効果的である。
本発明の第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、支持部材が多いほど、その分、耐振動性、耐落下衝撃性が向上するので、容器の周辺空間の許容範囲に応じて支持部材の合理的な個数を決定することが好ましい。
本発明の第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、支持部材と容器の胴体との固定は溶接によるが、溶接は固定力が強固な上に、容器組立工程の連続溶接中の一手順で支持部材と胴体とを溶接することができるので、生産性がよいというメリットがある。
本発明の第6観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、支持部材と容器の胴体との固定は、線溶接により連続溶接できるので、作業性がよい。
本発明の第7観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、容器の全長の10〜80%の高さ位置の範囲内で胴体を固定するので、振動時に容器の頭部が揺れにくく、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。
本発明の第8観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、容器の胴体の外径Dと容器の全長Lとの比D/Lが0.1〜0.2の範囲内であるものは、細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材で胴体を支持する意義がある。
本発明の第9観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、支持部材が、ケーシングの底板と接する延伸部を有するので、延伸部が容器から作用する負荷を分散させて底板に局所的な応力が集中することを抑制して、亀裂などの発生を防止する。また、支持部材が延伸部によって広く安定的に底板に固定されるので、その支持部材に固定される容器の固定も安定する。
本発明の一実施形態に係る室外ユニットを含む冷凍装置の構成図。 室外ユニットの前板および右側板が見える角度から視たときの当該室外ユニットの斜視図。 室外ユニットの左側板、後板および上部ステーが見える角度から視たときの当該室外ユニットの斜視図。 ケーシング内部のオイルセパレータ周辺の斜視図 ケーシングの底板に固定されたオイルセパレータの斜視図。 オイルセパレータと支持部材の組立品の側面図。 底板と第2支持部との固定位置におけるそれらの部分断面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)冷凍装置10の構成
ここでは、室外ユニットの説明に先立ち、その室外ユニットを含む冷凍装置10の概略構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニット1を含む冷凍装置10の構成図である。図1において、冷凍装置10は、ビル用のマルチタイプの空気調和装置であって、1つ又は複数の室外ユニット1に対して複数の室内ユニット3が並列に接続されている。
冷凍装置10の冷媒回路は、主として圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、室外膨張弁14、室内膨張弁15、室内熱交換器16が順に接続されたものであり、蒸気圧縮式の冷凍サイクルとなっている。
また、圧縮機11の吐出管と四路切換弁12との間にオイルセパレータ30が設けられる。オイルセパレータ30は、冷媒中に含まれる潤滑油を分離して圧縮機11の吸入側に返すために設けられている。そのため、オイルセパレータ30の油戻し管32aが圧縮機11の吸入側に接続されており、その途中にキャピラリ32bが設けられている。
なお、油戻し管は、上記のように圧縮機の吸入側に接続されるもののほか、冷凍サイクルにおける低圧と高圧との間の圧力(中間圧)の冷媒が圧縮機の圧縮室にインジェクションされるように構成された中間圧インジェクション用の配管を備えている場合には当該配管に接続されてもよい。
圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13および室外膨張弁14は室外ユニット1に含まれており、室内膨張弁15および室内熱交換器16は室内ユニット3に含まれている。
また、四路切換弁12と室内熱交換器16との間はガス側冷媒連絡配管17aにより接続され、室外膨張弁14と室内膨張弁15との間は液側冷媒連絡配管17bにより接続される。
冷媒連絡配管17a、17bは、室外ユニット1と室内ユニット3との間に配置される。また、室外ユニット1内には、アキュムレータやその他の付属機器も設けられているが、ここでは図示を省略している。
室外ユニット1の内部冷媒回路の端末部には、ガス側閉鎖弁18と液側閉鎖弁19とが設けられている。ガス側閉鎖弁18は四路切換弁12側に配置されており、液側閉鎖弁19は室外膨張弁14側に配置されている。ガス側閉鎖弁18にはガス側冷媒連絡配管17aが接続され、液側閉鎖弁19には液側冷媒連絡配管17bが接続される。ガス側閉鎖弁18および液側閉鎖弁19は、室外ユニット1や室内ユニット3を設置するときには閉状態にされている。そして、ガス側閉鎖弁18および液側閉鎖弁19は、各ユニット1、3を現地に設置しガス側冷媒連絡配管17aをガス側閉鎖弁18に接続し、液側冷媒連絡配管17bを液側閉鎖弁19に接続した後に開状態とされる。
また、室外ユニット1には、室外熱交換器13に空気を当てて冷媒と空気との熱交換を促進させる室外ファン5が設けられている。さらに、室内ユニット3には、室内熱交換器16に空気を当てて冷媒と空気との熱交換を促進させる室内ファン9が設けられている。
(2)冷凍装置10の動作
次に、この冷凍装置10の運転動作について説明する。
まず、冷房運転時は、四路切換弁12が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁12を介して室外熱交換器13に流入し、室外空気と熱交換して凝縮・液化する。液化した冷媒は、全開状態の室外膨張弁14を通過し、液側冷媒連絡配管17bを通って各室内ユニット3に流入する。室内ユニット3において、冷媒は、室内膨張弁15で所定の低圧に減圧され、さらに室内熱交換器16で室内空気と熱交換して蒸発する。そして、冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、室内ファン9によって室内へと吹き出され、室内を冷房する。また、室内熱交換器16で蒸発して気化した冷媒は、ガス側冷媒連絡配管17aを通って室外ユニット1に戻り、圧縮機11に吸い込まれる。
一方、暖房運転時は、四路切換弁12が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁12を介して各室内ユニット3の室内熱交換器16に流入し、室内空気と熱交換して凝縮・液化する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファン9によって室内へと吹き出され、室内を暖房する。室内熱交換器16において液化した冷媒は、全開状態の室内膨張弁15から液側冷媒連絡配管17bを通って室外ユニット1に戻る。室外ユニット1に戻った冷媒は、室外膨張弁14で所定の低圧に減圧され、さらに室外熱交換器13で室外空気と熱交換して蒸発する。そして、室外熱交換器13で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁12を介して圧縮機11に吸い込まれる。
なお、冷房運転時および暖房運転時のいずれの場合においても、オイルセパレータ30で分離された油は、油戻し管32aを通り、キャピラリ32bで減圧された後、圧縮機11の吸入側に向かう低圧の冷媒と合流する。
(3)室外ユニット1の構成
図2は、室外ユニット1の前板24および右側板25が見える角度から視たときの当該室外ユニット1の斜視図である。また、図3は、室外ユニット1の左側板26、後板27および上部ステー28が見える角度から視たときの当該室外ユニット1の斜視図である。
図2及び図3において、ケーシング2は、前板24、右側板25、左側板26、後板27、上部ステー28、底板29によって、ほぼ直方体形状に形成されている。
本実施形態では、室外熱交換器13は、右側板25、左側板26、後板27に沿うように配置されている。
前板24は、第1パネル24a及び第2パネル24bから成り、ケーシング2に位置決めされた後、右側板25、左側板26にネジ締結によって固定されている。
右側板25及び左側板26の室外熱交換器13と対峙する領域は、空気導入用として開口している。
後板27は、右側板25、左側板26にネジ締結によって固定されている。後板27の室外熱交換器13と対峙する領域は、空気導入用として開口している。
上部ステー28は、右側板25及び左側板26とで天板構造を形成している。また、ケーシング2の上部に、室外ファン5が回転自在に配置されている。室外ファン5の周囲は、ベルマウス5aによって囲まれている。上部ステー28の上側には、開口を覆うように、格子状に形成された軟鋼線のファンカバー28aが装着されている。室外ファン5は、その下方に配置されたファンモータ(図示せず)により回転駆動される。
(4)オイルセパレータ30の支持構造
図4は、ケーシング2内部のオイルセパレータ30周辺の斜視図である。図4において、オイルセパレータ30は、圧縮機11を収納する防火ケース50と室外熱交換器13との間に配置されている。
(4−1)オイルセパレータ30
図5は、ケーシング2の底板29に固定されたオイルセパレータ30の斜視図である。図5において、オイルセパレータ30は、遠心式の油分離器である。このオイルセパレータ30は、筒状の胴体31の両端をドーム上の蓋で覆った形状である。本実施形態では、胴体31を鉛直に立てた姿勢で使用しており、説明の便宜上、胴体31の下側の蓋を底蓋32、上側の蓋を上蓋33と言う。
胴体31の上部には、図示しない入口管が接続されている。また、底蓋32には油戻し管32aが接続されている。さらに、上蓋33には出口管33aが接続されている。
従来、オイルセパレータ30の支持は、底蓋32をケーシング2の底板29に固定するだけで十分であった。しかしながら、近年の圧縮機11の大型化にともない、オイルセパレータ30の全長も高くなる傾向にあり、加振、落下衝撃による揺れが大きくなり易くなっている。かかる場合、振動による配管折れや、オイルセパレータ30を支持する底板29の局部的な亀裂なども想定されるため、振動を抑制するための配慮が必要である。
(4−2)支持部材34
図5に示すように、オイルセパレータ30は、支持部材34が胴体31に固定され、その支持部材34の下部がケーシング2の底板29に固定されている。
支持部材34は、金属製であり、本体部340と、第1支持部341と、第2支持部342とを有している。
(4−2−1)本体部340
本体部340は、板状で長方形を成している。本体部340は、長手方向を鉛直に立てて使用される。本体部340は、使用時姿勢の中央より下方となる位置に、長手方向に沿った長穴340aを有している。この長穴340aは、オイルセパレータ30の底蓋32から延びる油戻し管32aを通すための穴である。
(4−2−2)第1支持部341
第1支持部341は、本体部340の使用時姿勢の左右端から本体部340と鋭角(約42°)に交差するように突出する、左右一対の突出片である。
本体部340と第1支持部341とは、一体成形が可能である。例えば、本体部340の材料となる鈑金を、予め[本体部340となる領域]と[第1支持部341となる領域]とを含む大きさに打抜き、[本体部340となる領域]と[第1支持部341となる領域]との境界で、[第1支持部341となる領域]を[本体部340となる領域]に対して鋭角に折り曲げればよい。
この第1支持部341の縁は、中央に切り欠き341bを設けたことによって、切り欠き341bを挟んでその上側に上突出端341a、その下側に下突出端341cが形成されている。
上突出端341a及び下突出端341cがオイルセパレータ30の胴体31に固定されることによって、オイルセパレータ30と支持部材34とが連結される。ここで、固定手段として溶接やネジ締結が挙げられるが、本実施形態では、上突出端341a及び下突出端341cがオイルセパレータ30の胴体31に溶接されている。溶接の場合、オイルセパレータ組立工程における一手順で連続溶接が行われるので、作業性がよい。
図6は、オイルセパレータ30と支持部材34の組立品の側面図である。図6において、オイルセパレータ30の全長Lは、底蓋32のうちの油戻し管32aの付け根から上蓋33のうちの出口管33aの付け根までの距離である。
上突出端341a及び下突出端341cは、オイルセパレータ30の全長Lの10%から30%の範囲に相当する高さ位置おいて、胴体31に溶接されている。これによって、底蓋32を支持部材34で固定するよりも、オイルセパレータ30の上部が揺れ難くなっている。
なお、上突出端341a及び下突出端341cの固定位置(溶接位置)は、オイルセパレータ30の全長Lの10%から80%の範囲に相当する高さ位置まで可能であり、他の部品との干渉等がなければ、可能な限り上側がよい。
本実施形態では、2つの支持部材34がオイルセパレータ30を挟むように配置され、一つの支持部材34につき2つの上突出端341aと2つの下突出端341cとが胴体31に固定されるので、オイルセパレータ30としては2つの支持部材34によって胴体31の外周を8箇所で保持されている。
また、この8箇所の突出端は線状であるので、固定方法として溶接を採用した場合は線溶接となり、8点のネジ締結よりも強固なものとなる。
なお、下突出端341cより下方には、補強片341dが本体部340の下端に向かって延びている。補強片341dは、上突出端341a及び下突出端341cと同様に本体部340の使用時姿勢の左右端から本体部340と鋭角(約42°)に交差するように突出する、左右一対の突出片である。但し、補強片341dの突出代は、上突出端341a及び下突出端341cの突出代よりも短く、胴体31の外周面にまで到達していない。
しかし、この補強片341dが存在することによって、支持部材34の曲げ強度、或いは本体部340に対する第1支持部341の曲げ強度が高く維持されている。
(4−2−3)第2支持部342
第2支持部342は、本体部340を挟んで第1支持部341とは反対側にあって、且つ本体部340の使用時姿勢の下端から本体部340と直角に交差するように突出する、突出片である。
図5に示すように、第2支持部342は、ケーシング2の底板29と接する延伸部343と、その延伸部343の左右端から鉛直上方に立ち上がる補強部344とを有する。
本体部340と第2支持部342とは、一体成形が可能である。例えば、本体部340の材料となる鈑金を、予め[本体部340となる領域]と[第2支持部342となる領域]を含む大きさに打抜き、[本体部340となる領域]と[第2支持部342となる領域]との境界で、[第2支持部342となる領域]を[本体部340となる領域]に対して直角に折り曲げればよい。そして、[延伸部343となる領域]と[補強部344となる領域]との境界で、[補強部344となる領域]を[延伸部343となる領域]に対して直角に折り曲げればよい。
第2支持部342のうち、実際に底板29に固定されるのは延伸部343であり、補強部344は延伸部343と本体部340とのコーナーに介在して、本体部340が延伸部343側に倒れないように補強している。
(4−2−4)ケーシング2の底板29と第2支持部342との位置関係
図6に示すように、ケーシング2の底板29は、平坦ではなく、複数の凹凸が形成されている。説明の便宜上、凸部の水平面を凸面291、凹部の水平面を凹面292、凸面291と凹面292との境界面を縦壁293という。
第2支持部342は、凸面291の中央よりも縦壁293に近い側に配置されている。これは、凸面291の中央に重量物を配置すると、その重量によって凸面291の中央が下方に変位する虞があるので、あえて縦壁293に近い側に配置して、縦壁293の座屈強さを利用して凸面291の下方変位を抑制している。
図7は、底板29と第2支持部342との固定位置におけるそれらの部分断面図である。図7において、第2支持部342のうち実際に凸面291と接触するのは延伸部343であるので、延伸部343には、タッピングネジ361を貫通させるための貫通穴343aが予め設けられている。そして、凸面291側にも、貫通穴343aに対応する位置にバーリング29aが設けられている。
延伸部343と凸面291とがタッピングネジ361とバーリング29aとによって締結されことによって、底板29と支持部材34とが連結される。
なお、底板29と支持部材34との連結は、タッピングネジ361とバーリング29aとによる締結だけに限らず、ボルトとナットとの締結などその他の方法であってもよい。
(5)特徴
(5−1)
オイルセパレータ30は、細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材34を胴体31の外周面に固定した上で、支持部材34をケーシング2の底板29に固定することによって、オイルセパレータ30の頭部揺れを抑制することができる。その結果、耐振動性、耐落下衝撃性が向上する。
(5−2)
支持部材34が多いほど、オイルセパレータ30の耐振動性、耐落下衝撃性が向上するので、オイルセパレータ30の周辺空間の許容範囲に応じて支持部材の合理的な個数を決定することが好ましい。
(5−3)
支持部材34とオイルセパレータ30の胴体31との固定は溶接によるが、溶接は固定力が強固な上に、オイルセパレータ30の組立工程における連続溶接中の一手順で支持部材34と胴体31とを溶接することができるので、生産性がよいというメリットがある。
(5−4)
支持部材34とオイルセパレータ30の胴体31との固定は、線溶接により連続溶接できるので、作業性がよい。
(5−5)
オイルセパレータ30の全長Lの10〜80%の高さ位置の範囲内で、胴体31を固定するので、振動時にオイルセパレータ30の頭部揺れ抑制効果が発揮される。
(5−6)
支持部材34は、ケーシング2の底板29と接する延伸部343を有するので、延伸部343がオイルセパレータ30から作用する負荷を分散させて底板29に局所的な応力が集中することを防止して、亀裂などの発生を防止する。また、支持部材34が延伸部343によって広く安定的に底板29に固定されるので、その支持部材34に固定されるオイルセパレータ30の固定も安定する。
(6)その他
(6−1)
本実施形態のような、支持部材34でオイルセパレータ30の胴体31をケーシング2の底板29に固定することは、細長い形状のオイルセパレータ30に有効であるが、特に、オイルセパレータ30の胴体31の外径Dとオイルセパレータ30の全長Lとの比D/Lが0.1〜0.2の範囲内であるものは、細長く振動時に頭部が揺れ易いので、支持部材34で胴体31を支持する意義がある。
(6−2)
支持部材34は、必ずしも2個に限定されるものではないが、本実施形態の場合は、ケーシング2の底板29が凸面291と凹面292とが交互に並ぶ波形であるので、仮に3つの支持部材34とした場合、少なくとも1つの支持部材34の延伸部343が凸面291の中央付近に載せざるを得ないので、その部分の強度を考慮した載せ方が必要である。
本発明は、冷凍装置の室外ユニットに限らず、筒状の容器を収容し、その容器に繰り返し振動が加わるようなユニットに有用である。
1 室外ユニット
2 ケーシング
11 圧縮機
29 底板
30 オイルセパレータ(容器)
31 胴体
32 底蓋
34 支持部材
343 延伸部
特開2005−76923号公報

Claims (9)

  1. ケーシング(2)内に圧縮機(11)、及び容器(30)を収容し、前記ケーシング(2)の底板(29)に前記容器(30)が固定されている冷凍装置の室外ユニットであって、
    前記容器(30)を支持する支持部材(34)を備え、
    前記容器(30)は、少なくとも、胴体(31)と底蓋(32)とを有し、
    前記胴体(31)に前記支持部材(34)が固定され、前記支持部材(34)の下部が前記ケーシング(2)の前記底板(29)に固定される、
    冷凍装置の室外ユニット。
  2. 前記容器(30)は、前記圧縮機(11)の吐出配管に接続されるオイルセパレータである、
    請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  3. 前記支持部材(34)は、前記胴体(31)の外周面に固定される、
    請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  4. 前記胴体(31)には、2以上の前記支持部材(34)が固定される、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  5. 前記支持部材(34)と前記胴体(31)との固定は、溶接である、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  6. 前記溶接は、線溶接である、
    請求項5に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  7. 前記容器(30)の全長(L)の10〜80%の高さ位置の範囲内で、前記支持部材(34)と前記胴体(31)とが固定される、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  8. 前記胴体(31)の外径(D)と前記容器(30)の全長(L)との比(D/L)が、0.1〜0.2の範囲内である、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
  9. 前記支持部材(34)は、前記ケーシング(2)の前記底板(29)と接する延伸部(343)を有する、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110159510A (zh) * 2019-05-16 2019-08-23 珠海格力电器股份有限公司 压缩机组件及设有其的空调机组

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