JP2019045074A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の湯を使用した後の翌日以降の沸き上げ量を抑制できるようにする。【解決手段】第1所定期間に使用された湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯が加熱器20により生成されてタンク10に貯留されるよう貯湯制御を行う通常貯湯制御部(S204)と、第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う特別貯湯制御部(S210)と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、加熱器により加熱された湯を貯留するタンクを備えた貯湯式給湯装置に関するものである。
この種の貯湯式給湯機として、特許文献1に記載されたものがある。この貯湯式給湯機は、水を加熱して湯を生成する加熱手段と、加熱手段により生成された湯を貯える貯湯タンクと、使用された湯の量を算出する使用湯量算出手段と、を備えている。この貯湯式給湯機は、過去所定期間に使用された湯の量を学習し、この学習した結果に基づいて貯湯量を適量に制御する。
特許5862465号公報
上記特許文献1に記載された給湯機は、例えば、使用者が車を洗車したり汚れ物を洗ったりするなどして普段よりも大量の湯を使用してしまった場合、大量の湯を使用したことが学習されてしまう。この場合、翌日以降の沸き上げ量が多くなってしまい、ランニングコストが悪化してしまうといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、大量の湯を使用した後の翌日以降の沸き上げ量を抑制できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、水を加熱して湯を生成する加熱器(20)と、加熱器により加熱された湯を貯留するタンク(10)と、第1所定期間に使用されたタンク内の湯の使用量を算出する使用湯量算出部(S100)と、使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う通常貯湯制御部(S204)と、使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定する条件判定部(S202)と、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う特別貯湯制御部(S210)と、を備えている。
このような構成によれば、第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、特別貯湯制御部により、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御が行われるので、大量の湯を使用した後の翌日以降の沸き上げ量を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の貯湯式給湯装置の構成図である。 第1実施形態の貯湯式給湯装置の制御装置と各部の関係を示した構成図である。 制御装置による使用湯量記憶処理のフローチャートである。 制御装置による貯湯制御処理のフローチャートである。 制御装置による使用湯量表示処理のフローチャートである。 当日の湯の使用量の表示例を示した図である。 制御装置による特定条件の設定処理のフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る貯湯式給湯装置100の構成について図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、給湯装置100は、高温水を沸かすヒートポンプ式加熱装置としてのヒートポンプユニット20と、タンクユニット90と、給湯装置100の作動を制御する制御装置40と、を備えている。タンクユニット90は、導入管11によってその最下部に水が供給されるタンク10、各種配管、各種弁等を含む。タンクユニット90とヒートポンプユニット20は、設置現場において一体化または離間して設置可能なように構成されている。また、浴槽80内の浴槽水とタンク10内の湯との間で熱交換するように構成される追い焚き装置70により、追い焚き運転が行われる。
タンク10は、給湯に用いる給湯用水を貯える容器であって、耐食性に優れた金属製、例えばステンレス製の容器であり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、給湯用の湯を長時間に渡って保温することができる。
タンク10は略円筒形形状であり、その底面に導入口10aが設けられている。この導入口10aにはタンク10内に水道水を供給する導入用流路としての導入管11が接続されている。この導入管11には給水サーミスタ51及び減圧弁78が設けられている。給水サーミスタ51は、導入管11内の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。また、減圧弁78は、導入管11を流れてくる水道水の水圧を所定圧に減圧したり、断水等における湯の逆流を防止したりすることができる。
また、導入管11には、導入口10aの上流側の部位から分岐する給水管11Aが設けられている。給水管11Aの下流端は、給湯用混合弁15及び風呂用混合弁16に接続されている。
タンク10の最上部には高温導出口10bが設けられ、この高温導出口10bにはタンク10内に貯えられた給湯用の湯のうち、高温の湯を導出するための給湯用流路としての高温取出管12が接続されている。また、高温取出管12の経路途中には、逃がし弁79が配設された排出配管が接続されており、タンク10内の圧力が所定圧以上に上昇した場合には、タンク10内の湯を外部に排出して、タンク10等にダメージを与えないようになっている。
タンクの中間部10cには、中間部配管10c1の一端が接続されている。中間部配管10c1には、中間部10c側への逆流を防止する逆止弁77が設けられている。中間部配管10c1の他端は、中温用混合弁14によって高温取出管12に接続されている。中間部10cは、例えば、タンク10の高さ寸法を三等分し、上から順番に、上部(高温湯領域ともいう)、中間部(中温湯領域ともいう)、下部(低温湯領域ともいう)と区画した場合、中間部に含まれる部位に設けられる。
タンク10の外壁面には、給湯用水の貯湯量及び貯湯温度を検出するための貯湯温度検出手段としての複数(本例では7つ)のタンク水温サーミスタ55a〜55gが縦方向(タンク10の高さ方向)にほぼ等間隔に配置されている。タンク水温サーミスタ55a〜55gはタンク10内に満たされた給湯用水の各水位レベルでの温度信号を制御装置40に出力する。
タンク水温サーミスタ55a〜55gから送信される温度情報に基づいて、タンク10内の上方の沸き上げられた温水とタンク内の下方の沸き上げられる前の水との温度境界位置を検出することができ、これにより貯湯量が検出できる。例えば、あるタンク水温サーミスタの検出温度が貯湯熱量として使用できる所定温度を超えていた場合は、タンク10内の最上部からそのタンク水温サーミスタの位置までは給湯に使用できる湯が貯まっていることになる。
また、これらのタンク水温サーミスタ55a〜55gのうち、タンクの高さの中ほどに位置する水温サーミスタ55c、55dは、中間部10c、タンク流入部74cを流通する湯水の温度を検出する機能を有する。
タンク10の下部には、ヒートポンプ側回路21を形成する配管が接続される吸入口10dが設けられている。タンク10の上部には、ヒートポンプ側回路21を形成する配管が接続される吐出口10eが設けられている。吐出口10eには、ヒートポンプユニット20側から吐出された湯が上部からタンク10の内部に流入する。
ヒートポンプ側回路21の一部は、ヒートポンプユニット20が有する水・冷媒熱交換器の水側通路となっている。ヒートポンプ側回路21における、当該水側通路と吐出口10eとの間には、切替弁22が設けられている。
ヒートポンプ側回路21は、給湯出口配管21a、上部配管21bおよび下部配管12cを有している。給湯出口配管21aは、ヒートポンプユニット20の出口側と切替弁22との間を接続しており、上部配管21bは、切替弁22と吐出口10eとの間を接続している。上部配管21bは、ヒートポンプユニット20で加熱された高温の湯をタンク10内に流入させる上部流入管としても機能する。下部配管12cは、タンク10の底面に設けられた吸入口10dとヒートポンプユニット20の入口側との間を接続している。
切替弁22は、ヒートポンプユニット20の出口通路を、タンク10の吐出口10e側に連通させるか、バイパス配管23に連通させるかを切り替えることができる切替手段として機能する。切替弁22は、制御装置40に電気的に接続されており、制御装置40によって制御される。
バイパス配管23は、吸入口10dと吐出口10eとを水・冷媒熱交換器の水側通路を経由しないで連通させる第1連通配管を形成する。また、バイパス配管23は、水側通路から流出した湯水をタンク10の内部を経由しないで水側通路に戻せる通路を形成する。
ヒートポンプユニット20は、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素を使用するヒートポンプサイクルと、ヒートポンプ側回路21中に設置された給水ポンプとから構成されている。超臨界のヒートポンプサイクルによれば、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温、例えば、85℃〜90℃程度の湯をタンク10内に貯えることができる。
ヒートポンプサイクルは、少なくとも電動式の圧縮機、水・冷媒熱交換器、電気式の膨張弁、空気熱交換器、及びアキュムレータの冷凍サイクル機能部品が配管で環状に接続されることにより形成されている。さらに、空気熱交換器の近傍には、空気熱交換器に対して強制風を提供する送風機が設けられている。
ヒートポンプユニット20は、制御装置40からの制御信号により作動するとともに、その作動状態を浴室内コントローラ41の表示部410、浴室外コントローラ42の表示部420に表示するように構成されている。表示部410、表示部420は、例えば、各コントローラに装備された液晶画面である。ヒートポンプユニット20は、主に料金設定の安価な深夜時間帯の深夜電力を利用し、圧縮機の回転数制御により、タンク10内の給湯用水を加熱する沸き上げ運転を行う。また、ヒートポンプユニット20は、深夜時間帯以外の時間帯においても、タンク10内の貯湯熱量が不足してくると沸き上げ運転を行う。また、圧縮機の回転数は、種々の運転条件下において規定の能力が出るように制御装置40により制御される。
水・冷媒熱交換器は、圧縮機の吐出口より吐出された高温・高圧の冷媒によって水を加熱して湯とする加熱用熱交換器である。水・冷媒熱交換器の冷媒側通路は、圧縮機の吐出口より吐出された高圧のガス冷媒と水側通路を流れる給湯用水とを熱交換する冷媒流路管により構成されている。水・冷媒熱交換器は、例えば、冷媒側通路と水側通路の対向する面とが熱交換可能に密着するように配置された二層構造となっている。水側通路は、冷媒側通路の冷媒入口部から冷媒出口部に至る冷媒流路の全長で冷媒とヒートポンプ側回路を流通する水との熱交換が行われるように構成されている。そして、水側通路の出口部から所定の沸き上げ温度(65℃〜90℃程度)相当の温水を取り出した場合に、規定の熱交換性能を出せるように構成されている。
膨張弁は、水・冷媒熱交換器から流出する高圧の冷媒を減圧する減圧手段であり、制御装置40によって弁開度が電気的に制御される。空気熱交換器は、膨張弁で減圧された冷媒を送風機によって送風される室外空気との熱交換によって蒸発気化させ、圧縮機にガス冷媒を供給する。その送風機は、空気熱交換器の熱交換性能を確保するように制御装置40によって回転数が制御される。アキュムレータは、空気熱交換器から流出する冷媒を気液分離して、気相冷媒のみ圧縮機に吸引させるとともに、サイクル中の余剰冷媒を貯える。
ヒートポンプ側回路21において、吸入口10dと水側通路との間には、給水ポンプが配設されている。給水ポンプは、内蔵される電動モータによって回転駆動されて、沸き上げ運転時に、タンク10内の給湯用水を吸入口10dから吸入し、水側通路内で加熱した後、タンク10の吐出口10eあるいはタンク流入部74cに還流させるように作動する。給水ポンプは、沸き上げ温度サーミスタによって検出される水側通路の出口側水温が、種々の運転条件下において決定される所定の目標沸き上げ温度となるように制御装置40によって回転数が制御される。
入水温度サーミスタは、水・冷媒熱交換器に供給される給湯用水の温度を検出するための電気信号を出力する。沸き上げ温度サーミスタは水・冷媒熱交換器の出口での沸き上げ温度を検出するための電気信号を出力する。吐出冷媒温度サーミスタは圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出するための電気信号を出力する。出口冷媒温度サーミスタは水・冷媒熱交換器の出口での冷媒温度を検出するための電気信号を出力する。いずれのサーミスタも電気信号を制御装置40に出力する。また、圧力センサは冷媒側通路の出口での冷媒圧力を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
中温用混合弁14は、高温取出管12と中間部配管10c1との合流部位に設けられている。中温用混合弁14は、高温側の高温取出管12と、中温側の中間部配管10c1とのそれぞれの開口面積比を調節して、高温取出管12から取り出した高温の湯と中間部配管10c1から取り出した中温の湯との混合比を調節する。中温用混合弁14は、当該混合比を調節することにより、給湯用配管17、給湯用混合弁15、風呂用混合弁16、風呂用配管18等に流通させる湯の温度を調節する温度調節弁である。
中温用混合弁14は、タンク水温サーミスタ55a〜55g、湯温サーミスタ52により検出される温度信号に基づいて制御装置40によって制御される。湯温サーミスタ52は、中温用混合弁14の出口側に設けられて、中温用混合弁14によって混合された湯の温度を検出する。ここでは、湯温サーミスタ52で検出された温度が所定温度、例えば使用者が設定する設定温度+2〜5℃程度となるように、中間部配管10c1から取り出した中温の湯をタンク10内の高温湯に混合させて当該所定温度に温度調節している。中温用混合弁14の出口側には、給湯用流路としての給湯用配管17と、給湯用配管17から分岐する湯張り配管としての風呂用配管18とが接続されている。
給湯用配管17は、その下流端の端末としての給湯端末(カラン、シャワー等)へ設定温度に温度調節された湯を導く配管である。給湯用配管17の流路の中途には、温度調節手段としての給湯用混合弁15と温度検出手段としての給湯サーミスタ53、流量カウンタ59、逆止弁60等が設けられている。給湯サーミスタ53は給湯用混合弁15によって混合された湯水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。流量カウンタ59は、給湯用混合弁15からの湯の流れを検出し検出信号を制御装置40に出力する。
風呂用配管18は、その下流端が浴槽水回路71に接続されて、浴槽水回路71を介して浴槽80のアダプタ81に通じる。風呂用配管18は、浴槽80内に湯張り、差し湯、たし湯等を行う時に、設定温度に温度調節された湯を浴槽80内に導く配管である。風呂用配管18の流路の中途には、下流に向けて順に、風呂用混合弁16、風呂用サーミスタ54、湯張り用電磁弁61、逆止弁62、湯張り用流量カウンタ63、逆止弁64が設けられている。さらに、風呂用混合弁16と湯張り用電磁弁61の間と、逆止弁62と湯張り用流量カウンタ63の間とを連結する配管には、排水弁68が設けられている。これら、風呂用混合弁16、風呂用サーミスタ54、湯張り用電磁弁61、逆止弁62、湯張り用流量カウンタ63、逆止弁64及び排水弁68は、風呂注湯ユニット69を構成する。
給湯用混合弁15、風呂用混合弁16は、それぞれ給湯用配管17、風呂用配管18の末端で出湯される湯の温度を調節する温度調節弁である。給湯用混合弁15、風呂用混合弁16は、それぞれの開口面積比(中温用混合弁14で温度調節された給湯用水側の開度と給水管11Aから供給される給湯水側の開度の比率)を調節することで出湯される湯温を設定温度に調節する。給湯用混合弁15、風呂用混合弁16の作動は、給水サーミスタ51、湯温サーミスタ52、給湯サーミスタ53、風呂用サーミスタ54が検出する温度に係る電気信号に基づいて、制御装置40で制御される。
風呂用サーミスタ54は、風呂用混合弁16の下流側で風呂用配管18内の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。湯張り用電磁弁61は、風呂用配管18の流路を開閉する弁であり、浴槽80内への湯張り、差し湯、たし湯等を行う時に制御装置40により制御される。湯張り用流量カウンタ63は、風呂用混合弁16出口の湯の流れを検出し検出信号を制御装置40に出力する。湯張り用流量カウンタ63が風呂用混合弁16出口の湯の流れを検出した時は、風呂用配管18の湯張り用電磁弁61が開弁されて出湯されていることを示す。
逆止弁62、64は、浴槽水回路71を循環する浴槽水を風呂用混合弁16側に逆流させないための弁である。循環温サーミスタ56は、浴槽水回路71を循環する浴槽水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。風呂循環センサ65は、浴槽水回路71を浴槽水が循環しているか否かを検出可能な流水センサである。追い焚きサーミスタ57は、追い焚き用熱交換器73で加熱された後の浴槽水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
浴槽80には、底部に設けられた排水口を開閉する自動排水栓50が設けられている。自動排水栓50の開閉作動は、給湯ECU30によって制御される。水位センサ66は、浴槽80内に湯張りされた浴槽水の湯量、言い換えれば浴槽80内の水位レベルを求めるための水圧を検出する水位検出手段であり、水圧信号を制御装置40に出力する。つまり、制御装置40は、当該水圧信号に基づいて浴槽80内の水位、水量を求める。風呂循環ポンプ67は、浴槽80内の浴槽水を追い焚き用熱交換器73に圧送する電動ポンプであり、制御装置40によってその作動が制御される。
追い焚き運転を行う時は、風呂循環ポンプ67を駆動させることにより、浴槽80内の浴槽水が浴槽水回路71を循環して追い焚き用熱交換器73で加熱される。追い焚き運転では、循環温サーミスタ56により検出される浴槽水温度が設定温度になるまで制御が継続される。
給湯装置100は、タンク10の外部に配置された追い焚き用熱交換器73と、追い焚き用熱交換器73とタンク10の内部とを連絡する1次側回路74とを備える。追い焚き用熱交換器73における給湯用水側通路73bの入口部は、水・冷媒熱交換器26の水側通路26bの出口部と切替弁22とを接続する配管に位置する通路部位74aと、第2連通配管74bによって連通する。したがって、給湯用水側通路73bの流入部は、ヒートポンプ側回路21における、水側通路26bの流出部と切替弁22とを接続する通路に、第2連通配管74bによって接続されている。
また、通路部位74aは、切替弁22を経由してタンク10の吐出口10eに連通している。このように第2連通配管74bは、ヒートポンプユニット20を流出した湯水が切替弁22に至るまでの通路部位74aと追い焚き用熱交換器73の流入部とを接続する連絡通路をなす。
給湯用水側通路73bの出口部は、タンク10におけるタンク流入部74cに配管によって接続されている。タンク流入部74cは、中間部10cと同様に、中間部に含まれる部位に設けられる。給湯用水側通路73bの出口部とタンク流入部74cを接続する配管には、給湯用水側通路73bの出口部側から順番に、逆止弁76、1次側サーミスタ58、1次側循環ポンプ75が設けられている。
逆止弁76は、ヒートポンプユニット20からの沸き上げ時に切替弁22をタンク10の上部へ蓄熱する際に、第2連通配管74bを経由して給湯用水側通路73bへ湯が流入しないようにする弁である。逆止弁76は、逆止弁76の開弁圧を利用する。なお、逆止弁76は、湯水が逆流して追い焚き用熱交換器73へ流入しないように、通路を開閉する開閉弁に置き換えてもよい。この構成により、ヒートポンプユニット20からの沸き上げ時の湯が追い焚き用熱交換器73を経由してタンク10内へ流入することを回避できる。また、高温、中温または低温の湯水が流入し、停留してしまう状態を回避することができる。
1次側循環ポンプ75は、制御装置40によって制御されて、タンク10内の給湯用水やヒートポンプユニット20で沸き上げた高温水を1次側回路74に循環させることができる。1次側サーミスタ58は、給湯用水側通路73bの出口部から流出した水の温度を検出するための電気信号を制御装置40に出力する。
1次側回路74は、一つには、タンク流入部74cから吐出口10eに至るタンク10の内部と、吐出口10eからタンク流入部74cに至る配管経路と、を含む経路を構成する回路でもある。また、1次側回路74は、タンク流入部74cから吐出口10eに至るタンク10の内部と、タンク10の吸入口10dから、水・冷媒熱交換器の水側通路及び第2連通配管74bを経由してタンク流入部74cに至る配管経路と、を含む経路を構成する回路でもある。また、1次側回路74は、タンク10の吸入口10d、バイパス配管23、第2連通配管74bを経由し、タンク流入部74cに至る経路を構成する回路でもある。
追い焚き装置70は、浴槽水回路71と、追い焚き用熱交換器73と、を含んで構成されている。浴槽水回路71は、浴槽80と追い焚き用熱交換器73の浴槽水側通路73aとを環状に接続する回路である。追い焚き用熱交換器73は、熱交換により、浴槽水回路71を循環する浴槽水を、タンク10内に貯えた湯やヒートポンプユニット20で沸き上げた湯によって加熱するタンク外熱交換器である。
タンク10内に貯えた湯を追い焚きの熱源にするためには、以下のように各部を制御する。制御装置40は、タンク10の吐出口10eと通路部位74aとが連絡するように切替弁22を切り替え、1次側循環ポンプ75を駆動する。タンク10内の湯は、1次側循環ポンプ75の駆動力により、吐出口10eから流れ出て第2連通配管74bを経由して追い焚き用熱交換器73に至る。タンク10内の湯は、追い焚き用熱交換器73の給湯用水側通路73bを通過するときに浴槽水側通路73aを流れる浴槽水と熱交換して浴槽水を加熱した後、タンク流入部74cからタンク10内の中間部に戻るようになる。
制御装置40は、マイクロコンピュータを主体として構成される。制御装置40は、各種のセンサ、サーミスタ、流量カウンタ等によって検出された信号等が入力される入力部を備える。制御装置40は、入力部に入力された信号に基づく各種情報と内蔵する演算プロプラム等を用いた所定の判定を実行する判定部401を備える。制御装置40は、予め制御プログラム等を記憶する記憶部402を備える。記憶部402は、例えば、フラッシュメモリやRAMで構成され、記憶されているデータの読み出しや書き込み、データの更新、学習を行う。
制御装置40には、各サーミスタ51〜58からの温度信号、流量カウンタ59及び湯張り用流量カウンタ63からの流量信号、風呂循環センサ65からの浴槽水流通信号、水位センサ66からの水位信号、各コントローラからの入力信号等が入力される。制御装置40は、これらの信号に基づいて、各種の混合弁14〜16、ヒートポンプユニット20、切替弁22、湯張り用電磁弁61、風呂循環ポンプ67等を制御する作動制御部400を備える。例えば、制御装置40は、貯湯ECU、ヒートポンプユニット20を制御するヒートポンプECU、またはこれらのECUを統合するシステムECUから構成することができる。
また、制御装置40は、温水として使用された使用熱量の実績、例えば、ヒートポンプユニット20の運転実績、給湯や湯張りに相当する給湯実績等を、毎日継続して記憶部402に記憶する。記憶部402は、例えば、ヒートポンプユニット20の運転実績を含む過去の使用熱量の実績を所定期間分記憶しておくことができ、当該所定期間からはみ出た古い実績は新しい実績に随時書き換えられる。記憶部402は、所定期間の一例として過去1週間分の使用熱量の実績を記憶するようにしている。そして、1週間分の使用熱量の実績は、直近の1日の実績が記憶されるタイミングになると、最も古い1日の実績が記憶部402から消去され、直近の1日の実績が書き込まれることになる。
制御装置40の作動制御部400は、水位センサ66からの水位信号、判定部401の判定結果等に基づいて、自動排水栓50、浴室内コントローラ41、浴室外コントローラ42等を制御する。したがって、作動制御部400は、沸き上げ運転に関するヒートポンプユニット20の作動、浴槽80への自動湯張り運転が設定された場合の湯張り運転、浴槽80の残り湯を排水する排水運転等を制御する。
浴室内コントローラ41は、浴室の壁に設けられ、入浴者による運転操作が可能なスイッチ部と、運転状態が表示される表示部とを備えるリモコンである。浴室外コントローラ42は、浴室内コントローラ41と同様の構成を有し、浴室以外の部屋の壁、例えば、キッチンやリビングの壁に設けられるリモコンである。これらのコントローラには、操作スイッチとして、給湯設定温度スイッチ、風呂自動スイッチ、湯張り設定温度スイッチ、追い焚きスイッチ、追い焚き設定温度スイッチ、風呂熱回収スイッチ、特別貯湯制御有効スイッチ等が設けられている。コントローラ、浴槽80、シャワー以外の給湯装置の各部は、屋外等の適所に設置されている。
次に、給湯装置100が実施する運転モードを説明する。給湯装置100は、浴槽水を加熱する追い焚き運転、浴槽水の熱をタンク10の内部に回収する風呂熱回収運転、及びヒートポンプユニット20の沸き上げ運転(以下、HP沸き上げ運転ともいう)の各運転モードを実施できる。ここでは、追い焚き運転および風呂熱回収運転についての説明を省略する。
(ヒートポンプユニット20の沸き上げ運転)
制御装置40は、ヒートポンプユニット20に対して作動指示をし、タンク10内の下部側の貯湯水をヒートポンプ側回路21に循環させヒートポンプユニット20で加熱して、沸き上げられた高温の湯をタンク10に貯めるHP沸き上げ運転を実施する。タンク10に貯湯するHP沸き上げ運転は、第1の沸き上げ運転及び第2の沸き上げ運転を含む。第1の沸き上げ運転は、タンク10の下部の水をヒートポンプユニット20で沸き上げるが、まだ十分な温度となっていない場合に、切替弁22によって、ヒートポンプユニット20の出口通路とバイパス配管23を連通する連通通路を設定する運転である。この第1の沸き上げ運転では、低温の湯がタンク10の上部に流入しないようにする。
第2の沸き上げ運転は、タンク10の下部の水をヒートポンプユニット20で沸き上げ、一定の温度(所定の温度)になった後、切替弁22によって、ヒートポンプユニット20の出口通路と吐出口10eとを連通する連通通路を設定する運転である。第2の沸き上げ運転では、湯をタンク10の上部に取り入れる。
次に、制御装置40が実施する使用湯量記憶処理について図3を用いて説明する。図3は、使用湯量を算出して記憶部402に記憶させる使用湯量記憶処理のフローチャートである。制御装置40は、予め設定された開始時刻(本実施形態では、7時00分)になる毎に、図3に示す処理を実施する。
まず、S100にて制御装置40は、所定時間帯の使用湯量を特定する。ここでは、流量カウンタ59および湯張り用流量カウンタ63より出力される検出信号に基づいてタンク10内の湯の湯量を特定する。
次に、S102にて制御装置40は、S100にて特定したタンク10内の湯の湯量を記憶部402に記憶させる。
次に、S104にて制御装置40は、一定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、S102にて湯の流量が記憶部402に記憶されてから一定時間(本実施形態では、1時間)が経過したか否かを判定する。
ここで、S102にて湯の流量が記憶部402に記憶されてから一定時間が経過してない場合、S104の判定を繰り返し実施する。また、S102にて湯の流量が記憶部402に記憶されてから一定時間が経過すると、S106にて制御装置40は、終了時刻(本実施形態では、17時00分とする)になったか否かを判定する。
ここで、終了時刻になっていない場合、S100に戻り、制御装置40は、所定時間帯の使用湯量を特定する。ここでは、流量カウンタ59および湯張り用流量カウンタ63より出力される検出信号に基づいてタンク10内の湯の流量を特定する。具体的には、所定時間(本実施形態では、1時間)前に特定したタンク10内の湯の湯量との差分により湯の使用量を特定する。
次に、S102にて制御装置40は、S100にて特定した湯の使用量を記憶部402に記憶させる。上記処理を繰り返し実施することで、所定時間帯(本実施形態では、7時00分〜17時00分)の湯の使用量が記憶部402に記憶される。
そして、終了時刻(本実施形態では、17時00分とする)になると、制御装置40は、本処理を終了する。なお、予め設定された開始時刻になる毎に、上記処理を繰り返し実施することで、第1所定期間(例えば、直近の1週間)における所定時間帯(本実施形態では、7時00分〜17時00分)の湯の使用量が記憶部402に学習し記憶される。本実施形態では、湯の使用量のばらつきの少ない7時00分〜17時00分の湯の使用量が記憶部402に記憶される。
次に、制御装置40による貯湯制御処理について図4を用いて説明する。制御装置40は、ヒートポンプユニット20の沸き上げ運転の開始時に図4に示す処理を実施する。
まず、S200にて制御装置40は、使用湯量の読み出しを行う。具体的には、記憶部402から第1所定期間(例えば、直近の1週間)における所定時間帯(本実施形態では、7時00分〜17時00分)の湯の使用量を読み出す。
次に、S202にて制御装置40は、湯の使用量が特定条件を満たすか否かを判定する。具体的には、制御装置40は、当日の湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいてタンク内の湯の使用量が大量であるか否かを判定する。本実施形態では、当日を除く第1所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。なお、本実施形態では、所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきを、所定期間における所定時間帯の湯の使用量の標準偏差として求める。
ここで、当日を除く第1所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも多い場合、あるいは、当日の湯の使用量が第2所定閾値以下の場合、S202にて当日にタンク内の湯が大量に使用されていないと判定され、S204にて制御装置40は、通常貯湯制御を実施する。
制御装置40は、この通常貯湯制御にて、記憶部402に記憶された第1所定期間に使用された湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留されるよう貯湯制御を行う。具体的には、制御装置40は、湯切れ(タンク10内の湯がなくなること)が生じないように、第1所定期間の湯の使用量の平均値に一定量を加算して第1所定湯量を求め、この第1所定湯量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留されるよう貯湯制御を行う。
この通常貯湯制御により、第1所定期間に使用された湯の使用量が多い場合には、比較的大量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留され、第1所定期間に使用された湯の使用量が少ない場合には、比較的少量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留される。
また、当日を除く第1所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、S202にて当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定される。
そして、S206にて制御装置40は、特別貯湯制御が有効設定となっているか否かを判定する。具体的には、制御装置40は、浴室内コントローラ41および浴室外コントローラ42に設けられた特別貯湯制御有効スイッチにより特別貯湯制御が有効に設定されている場合には、特別貯湯制御が有効設定となっていると判定し、特別貯湯制御有効スイッチにより特別貯湯制御が無効に設定されている場合には、特別貯湯制御が無効設定となっていると判定する。
ここで、特別貯湯制御有効スイッチにより特別貯湯制御が有効に設定されている場合、S208にて制御装置40は、特別貯湯制御を実施することを報知する。具体的には、浴室内コントローラ41の表示部410および浴室外コントローラ42の表示部420に特別貯湯制御を実施すること表示するとともに浴室内コントローラ41および浴室外コントローラ42に設けられたスピーカから発音させる。
次に、S210にて制御装置40は、特別貯湯制御を実施する。制御装置40は、この特別貯湯制御にて、記憶部402に記憶された第1所定期間から当日を除いた第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留されるよう貯湯制御を行う。具体的には、制御装置40は、湯切れ(タンク10内の湯がなくなること)が生じないように、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間の湯の使用量の平均値に一定量を加算して第2所定湯量を求め、この第2所定湯量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留されるよう貯湯制御を行う。
つまり、この特別貯湯制御では、大量の湯を使用した当日を除いた第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯がヒートポンプユニット20により生成されてタンク10に貯留される。したがって、当日に大量の湯を使用した場合でも、翌日以降の沸き上げ量が抑制される。
また、当日を除く第1所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合でも、S206にて特別貯湯制御が無効設定となっていると判定された場合には、S204にて制御装置40は、通常貯湯制御を実施する。
次に、制御装置40による使用湯量表示処理について図5を用いて説明する。制御装置40は、ヒートポンプユニット20の沸き上げ運転の開始時に図4に示す処理と並行して図5に示す処理を実施する。
まず、S300にて制御装置40は、当日の湯の使用量を特定するとともに第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきを標準偏差として特定する。
次に、S302にて制御装置40は、当日の湯の使用量および第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきを浴室内コントローラ41の表示部410および浴室外コントローラ42の表示部420に表示させ、本処理を終了する。なお、本実施形態では、湯の使用量のばらつきとして特定された標準偏差が閾値以上であれば「ばらつき大」として表示し、標準偏差が閾値未満であれば「ばらつき小」として表示する。
このようにして、当日の湯の使用量および第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつき(標準偏差)が浴室内コントローラ41の表示部410および浴室外コントローラ42の表示部420に表示される。
図6は、所定時間帯を0時00分〜翌日の0時00分とした場合の当日の湯の使用量の示例を表したものである。図に示すように、浴室内コントローラ41の表示部410および浴室外コントローラ42の表示部420に表示から、当日の湯の使用量の時間変化を死人することができる。
次に、制御装置40による特定条件の設定処理ついて図7を用いて説明する。制御装置40は、ユーザの浴室内コントローラ41または浴室外コントローラ42に対する操作に応じて図7に示す特定条件の設定処理を実施する。
まず、S400にて制御装置40は、特定条件の設定画面を表示させる。具体的には、制御装置40は、浴室内コントローラ41の表示部410または浴室外コントローラ42の表示部420に、S104の判定で使用した第1所定閾値および第2所定閾値の設定画面を表示させる。ユーザは、好みに応じて設定画面に表示された第1所定閾値および第2所定閾値の設定を変更することが可能となっている。
次に、S402にて制御装置40は、特定条件の設定操作を受け付ける。制御装置40は、ユーザによる第1所定閾値および第2所定閾値の設定の変更操作を受け付ける。
次に、S404にて制御装置40は、特定条件を記憶部402に記憶させる。具体的には、制御装置40は、第1所定閾値および第2所定閾値の設定値を記憶部402に記憶させる。
このように、S104の判定で使用した第1所定閾値および第2所定閾値の設定値がユーザ操作に応じて変更される。
以上、説明したように、本実施形態の貯湯式給湯装置100は、水を加熱して湯を生成するヒートポンプユニット20と、ヒートポンプユニット20により加熱された湯を貯留するタンク10と、を備えている。また、貯湯式給湯装置100は、第1所定期間に使用されたタンク内の湯の使用量を算出する使用湯量算出部と、この使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う通常貯湯制御部(S204)と、を備えている。
また、貯湯式給湯装置100は、使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定する条件判定部(S202)を備えている。また、貯湯式給湯装置100は、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う特別貯湯制御部(S210)と、を備えている。
このような構成によれば、第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、特別貯湯制御部により、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御が行われるので、大量の湯を使用した後の翌日以降の沸き上げ量を抑制することができる。
また、上記したように、条件判定部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、使用湯量算出部により算出された湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。
したがって、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合に、特別貯湯制御部による貯湯制御を実施することができる。
また、上記したように、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
また、上記貯湯式給湯装置100は、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきを表示部410、420に表示させる表示制御部を備えている。
したがって、ユーザは、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきを容易に認識することができる。
また、上記貯湯式給湯装置100は、第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値の設定操作を受け付ける操作受付部を備えている。そして、条件判定部は、操作受付部により受け付けられた第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値を用いて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定する。
したがって、設定操作に応じた第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値を用いて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定することができる。
また、上記貯湯式給湯装置100は、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日にタンク内の湯が大量に使用された旨を報知する報知部を備えている。
したがって、ユーザは、当日にタンク内の湯が大量に使用されたことを容易に認識することができる。
また、上記貯湯式給湯装置100は、特別貯湯制御部による貯湯制御の有効または無効を判定する有効判定部を備えている。また、特別貯湯制御部は、有効判定部により特別貯湯制御部による貯湯制御が有効と判定され、かつ、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、有効判定部により特別貯湯制御部による貯湯制御が有効と判定され、かつ、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合に、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る貯湯式給湯装置100の構成について説明する。本実施形態の給湯装置100の構成は、上記第1実施形態の給湯装置100と同じである。本実施形態の給湯装置100の構成は、上記第1実施形態の給湯装置100と比較して、制御装置40の処理が異なる。
上記第1実施形態の制御装置40はS202にて、当日を除く第1所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定するようにした。
これに対し、本実施形態の制御装置40はS202にて、当日の湯の使用量が、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値よりも多い場合、湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。
つまり、制御装置40は、当日の湯の使用量が、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値よりも多い場合、湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。
このように、当日の湯の使用量が、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値よりも多い場合、湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定することもできる。
また、上記貯湯式給湯装置100は、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を表示する表示部(410、420)に表示させる表示制御部(S302)を備えている。
したがって、ユーザは、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を容易に認識することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る貯湯式給湯装置100の構成について説明する。本実施形態の給湯装置100の構成は、上記第1実施形態の給湯装置100と比較して、制御装置40の処理が異なる。
上記第1実施形態の制御装置40はS210にて、当日を除く第2所定期間の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うようにした。
これに対し、本実施形態の制御装置40はS210にて、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
つまり、制御装置40は、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、上記特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る貯湯式給湯装置100の構成について説明する。本実施形態の給湯装置100の構成は、上記第1実施形態の給湯装置100と比較して、制御装置40の処理が異なる。
本実施形態の制御装置40はS210にて、当日を除く第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
つまり、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、上記特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る貯湯式給湯装置100の構成について説明する。本実施形態の給湯装置100の構成は、上記第1実施形態の給湯装置100と比較して、制御装置40の処理が異なる。
本実施形態の制御装置40はS210にて、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
つまり、制御装置40は、第1所定期間から当日を除いた第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、上記特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、第1所定期間を直近の1週間として説明したが、第1所定期間は直近の1週間に限定されるものではない。
(2)上記各実施形態では、第1所定期間から当日を除いた期間を第2所定期間としたが、第2所定期間は、必ずしも第1所定期間から当日を除いた期間に限定されるものではない。例えば、第1所定期間から当日と前日を除いた期間を第2所定期間としてもよい。
(3)上記各実施形態では、水を加熱して湯を生成する加熱器としてヒートポンプユニット20を用いたが、ヒートポンプユニット20以外の装置を用いて加熱器を構成することもできる。
(4)上記第1実施形態では、S302にて、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきの両方を表示部410、420に表示させるようにした。これに対し、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきの少なくとも一方を表示部410、420に表示させるようにしてもよい。
(5)上記第2実施形態では、S302にて、当日の前記湯の使用量および当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量のばらつきの両方を表示部(410、420)に表示させるようにした。これに対し、当日の前記湯の使用量および当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量のばらつきの少なくとも一方を表示部(410、420)に表示させるようにしてもよい。
(6)上記各実施形態では、S302にて制御装置40は、湯の使用量のばらつきとして特定された標準偏差が閾値以上であれば「ばらつき大」として表示し、標準偏差が閾値未満であれば「ばらつき小」として表示するようにした。これに対し、湯の使用量のばらつきを、大、中、小のように表示してもよい。また、湯の使用量のばらつきを標準偏差の値として表示してもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、貯湯式給湯装置は、水を加熱して湯を生成する加熱器と、加熱器により加熱された湯を貯留するタンクと、を備えている。また、第1所定期間に使用されたタンク内の湯の使用量を算出する使用湯量算出部と、使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う通常貯湯制御部と、を備えている。また、使用湯量算出部により算出された第1所定期間に使用された湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定する条件判定部(S202)を備えている。さらに、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う特別貯湯制御部を備えている。
また、第2の観点によれば、条件判定部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、使用湯量算出部により算出された湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。
このように、条件判定部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、使用湯量算出部により算出された湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定することができる。
また、第3の観点によれば、条件判定部は、当日の湯の使用量が、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値よりも多い場合、使用湯量算出部により算出された湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定する。
このように、条件判定部は、当日の湯の使用量が、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値よりも多い場合、使用湯量算出部により算出された湯の使用量が特定条件を満たし、当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定することができる。
また、第4の観点によれば、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
また、第5の観点によれば、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量に基づいて第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
また、第6の観点によれば、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
また、第7の観点によれば、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を当日の湯の使用量として第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
また、第8の観点によれば、貯湯式給湯装置は、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきの少なくとも一方を表示部に表示させる表示制御部を備えている。
したがって、ユーザは、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量のばらつきの少なくとも一方を容易に認識することができる。
また、第9の観点によれば、貯湯式給湯装置は、第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値の操作を受け付ける操作受付部を備えている。さらに、条件判定部は、操作受付部により受け付けられた第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値を用いて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定する。
したがって、設定操作に応じた第1所定閾値および第2所定閾値の少なくとも一方の設定値を用いて当日にタンク内の湯が大量に使用されたか否かを判定することができる。
また、第10の観点によれば、貯湯式給湯装置は、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を表示部に表示させる表示制御部を備えている。
したがって、ユーザは、当日の湯の使用量および当日を除く第2所定期間における所定時間帯の湯の使用量の平均値を容易に認識することができる。
また、第11の観点によれば、貯湯式給湯装置は、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日にタンク内の湯が大量に使用された旨を報知する報知部を備えている。
したがって、ユーザは、当日にタンク内の湯が大量に使用されたことを容易に認識することができる。
また、第12の観点によれば、貯湯式給湯装置は、特別貯湯制御部による貯湯制御の有効または無効を判定する有効判定部を備えている。さらに、特別貯湯制御部は、有効判定部により特別貯湯制御部による貯湯制御が有効と判定され、かつ、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行う。
このように、特別貯湯制御部は、有効判定部により特別貯湯制御部による貯湯制御が有効と判定され、かつ、条件判定部により当日にタンク内の湯が大量に使用されたと判定された場合に、当日を除く第2所定期間に使用された湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が加熱器により生成されてタンクに貯留されるよう貯湯制御を行うことができる。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S100の処理が使用湯量算出部に相当し、S204に処理が通常貯湯制御部に相当し、S202の処理が条件判定部に相当し、S210に処理が特別貯湯制御部に相当する。また、S302の処理が表示制御部に相当し、S208の処理が報知部に相当し、S206の処理が有効判定部に相当する。
100 貯湯式給湯装置
10 タンク
20 ヒートポンプユニット
40 制御装置
402 記憶部
41 浴室内コントローラ
410 表示部
42 浴室外コントローラ
420 表示部
59 流量カウンタ
63 湯張り用流量カウンタ

Claims (12)

  1. 水を加熱して湯を生成する加熱器(20)と、
    前記加熱器により加熱された湯を貯留するタンク(10)と、
    第1所定期間に使用された前記タンク内の前記湯の使用量を算出する使用湯量算出部(S100)と、
    前記使用湯量算出部により算出された前記第1所定期間に使用された前記湯の使用量に応じた第1所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う通常貯湯制御部(S204)と、
    前記使用湯量算出部により算出された前記第1所定期間に使用された前記湯の使用量が特定条件を満たしたか否かに基づいて当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたか否かを判定する条件判定部(S202)と、
    前記条件判定部により当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された前記湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う特別貯湯制御部(S210)と、を備えた貯湯式給湯装置。
  2. 前記条件判定部は、当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量のばらつきが第1所定閾値よりも少なく、かつ、当日の前記湯の使用量が第2所定閾値よりも多い場合、前記使用湯量算出部により算出された前記湯の使用量が特定条件を満たし、当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたと判定する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記条件判定部は、当日の前記湯の使用量が、当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量の平均値よりも多い場合、前記使用湯量算出部により算出された前記湯の使用量が特定条件を満たし、当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたと判定する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記特別貯湯制御部は、当日を除く前記第2所定期間の前記湯の使用量に基づいて前記第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う請求項1ないし3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記特別貯湯制御部は、当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量に基づいて前記第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う請求項1ないし3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記特別貯湯制御部は、当日を除く前記第2所定期間における前記湯の使用量の平均値を当日の前記湯の使用量として前記第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う請求項1ないし3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記特別貯湯制御部は、当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量の平均値を当日の前記湯の使用量として前記第2所定湯量を特定し、該第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う請求項1ないし3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
  8. 当日の前記湯の使用量および当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量のばらつきの少なくとも一方を表示部(410、420)に表示させる表示制御部(S302)を備えた請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記第1所定閾値および前記第2所定閾値の少なくとも一方の設定値の操作を受け付ける操作受付部(S402)を備え、
    前記条件判定部は、前記操作受付部により受け付けられた前記第1所定閾値および前記第2所定閾値の少なくとも一方の設定値を用いて当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたか否かを判定する請求項2または8に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 当日の前記湯の使用量および当日を除く前記第2所定期間における所定時間帯の前記湯の使用量の平均値を表示する表示部(410、420)に表示させる表示制御部(S302)を備えた請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記条件判定部により当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたと判定された場合、当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用された旨を報知する報知部(S208)を備えた請求項1ないし10のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記特別貯湯制御部による前記貯湯制御の有効または無効を判定する有効判定部(S206)を備え、
    前記特別貯湯制御部は、前記有効判定部により前記特別貯湯制御部による前記貯湯制御が有効と判定され、かつ、前記条件判定部により当日に前記タンク内の前記湯が大量に使用されたと判定された場合、当日を除く第2所定期間に使用された前記湯の使用量に応じた第2所定湯量の湯が前記加熱器により生成されて前記タンクに貯留されるよう貯湯制御を行う請求項1ないし11のいずれか1つに記載の貯湯式給湯装置。
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