JP2019043636A - 物品収容装置および物品収容方法 - Google Patents

物品収容装置および物品収容方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 物品収容装置の省スペース化と箱詰めのサイクルタイムの短縮化を実現するとともに、仕切りを自立させるための作業やコストを大幅に低減することが可能な、物品収容装置および物品収容方法を提供する。【解決手段】 物品収容装置1は、仕切り手段9と少なくとも一つの物品XA1とを一つの収容体YA1内に収容する装置であり、収容体YA1が搬送される搬送手段3と、それぞれにハンド7を供えた一対のロボットアーム5を少なくとも有し、一対のロボットアーム5を協働させて物品XA1と仕切り手段9とを保持し、物品XA1と仕切り手段9とを組合わせた状態で収容体YA1内に収容する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットのハンドで保持した物品を収容体に収容する物品収容装置および物品収容方法に関する。
従来から、1つの収容体(例えば、箱など)に、複数の物品を収容する場合などにおいて、仕切り(中仕切り)を入れて物品の姿勢の乱れを防止する収容方法が知られている。
このような収容を自動で行う場合、物品の収容に先立って、仕切りパネルの両側に連接した折曲フラップをそれぞれ90°折り曲げて保持し、箱内に装填する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−60538号公報
しかしながら、特許文献1の装置の場合、仕切りを箱内に供給した後に、別の物品保持装置で箱内に物品を供給する必要があり、物品収容装置の全体としての占有面積が大きくなる問題があった。また、仕切りの供給と物品の供給のそれぞれの作業時間が必要であるため、箱詰めのサイクルタイムの短縮には限界があった。
また、一般的には仕切りを入れた後に物品を供給するのであるが、物品供給前においては仕切りが不安定となる。このため、特許文献1の折曲フラップのように、仕切りを箱内で自立させる仕組みが必要であり、別途の作業時間やコストの確保(例えば、折曲フラップの折り曲げ作業や、特殊形状となる仕切りの加工などをするためのコストの確保など)が必要であった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、物品収容装置の省スペース化と箱詰めのサイクルタイムの短縮化を実現するとともに、仕切りを自立させるための作業やコストを大幅に低減することが可能な、物品収容装置および物品収容方法を提供することを目的としている。
(1)本発明は、仕切り手段と少なくとも一つの物品とを一つの収容体内に収容する物品収容装置であって、それぞれにハンドを供えた一対のロボットアームを少なくとも有し、前記一対のロボットアームを協働させて前記物品と前記仕切り手段とを保持し、前記物品と前記仕切り手段とを組合わせた状態で前記収容体内に収容する、ことを特徴とする物品収容装置である。
(2)本発明はまた、前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって少なくとも前記仕切り手段を保持する、ことを特徴とする上記(1)に記載の物品収容装置である。
(3)本発明はまた、前記他方のロボットアームによって前記仕切り手段と他の物品とを保持する、ことを特徴とする上記(2)に記載の物品収容装置である。
(4)本発明はまた、前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって他の物品を保持し、前記一対のロボットアームもしくは該一対のロボットアームが保持する一組の前記物品によって前記仕切り手段を挟持する、ことを特徴とする上記(1)に記載の物品収容装置である。
(5)本発明はまた、前記一対のロボットアームは、前記収容体内で少なくとも前記物品を水平方向に移動させる、ことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の物品収容装置である。
(6)本発明はまた、前記一対のロボットアームは、前記収容体内で前記物品と前記仕切り手段とを一体的に水平方向に回転させる、ことを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の物品収容装置である。
(7)本発明はまた、前記仕切り手段は、前記収容体内に収容が完了した状態で該収容体の内壁に一部が当接する形状を有する、ことを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の物品収容装置である。
(8)本発明はまた、仕切り手段と少なくとも一つの物品とを一つの収容体内に収容する物品収容方法であって、それぞれにハンドを供えた一対のロボットアームによって前記物品と前記仕切り手段とを保持し、前記物品と前記仕切り手段とを組合わせた状態で前記収容体内に収容する、ことを特徴とする物品収容方法である。
(9)本発明はまた、前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって少なくとも前記仕切り手段を保持する、ことを特徴とする上記(8)に記載の物品収容方法である。
(10)本発明はまた、前記他方のロボットアームによって前記仕切り手段と他の物品とを保持する、ことを特徴とする上記(9)に記載の物品収容方法である。
(11)本発明はまた、前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって他の物品を保持し、前記一対のロボットアームもしくは該一対のロボットアームが保持する一組の前記物品によって前記仕切り手段を挟持する、ことを特徴とする上記(8)に記載の物品収容方法である。
(12)本発明はまた、前記収容体内に収容された前記物品を水平方向に移動する、ことを特徴とする上記(8)〜(11)のいずれかに記載の物品収容方法である。
(13)本発明はまた、前記収容体内に収容された前記物品と前記仕切り手段とを一体的に水平方向に回転させる、ことを特徴とする上記(8)〜(12)のいずれかに記載の物品収容方法である。
(14)本発明はまた、前記仕切り手段は、前記収容体内に収容が完了した状態で該収容体の内壁に一部が当接する、ことを特徴とする上記(8)〜(13)のいずれかに記載の物品収容方法である。
本発明によれば、物品収容装置の省スペース化と箱詰めのサイクルタイムの短縮化を実現するとともに、仕切りを自立させるための作業やコストを大幅に低減することが可能な、物品収容装置および物品収容方法を提供することができる。
本発明の実施形態における(A)物品収容装置の正面図、(B)一部を抜き出して示す正面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す図であり、(A)正面図、(B)上面図、(C)側面図、(D)正面図である。 本発明の実施形態における収容方法を示す正面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す上面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す上面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す上面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す上面図である。 本発明の実施形態における収容例を示す上面図である。 本発明の実施形態における仕切り手段を示す側面図である。 本発明の実施形態における仕切り手段を示す上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る物品収容装置1について詳細に説明する。本実施形態の物品収容装置1は、仕切り手段9と少なくとも一つの物品XA1とを一つの収容体YA1内に収容する装置であり、以下の実施形態では、仕切り手段9と少なくとも一つの物品XA1とを一つの箱YA1内に収容する箱詰め装置1の場合を例に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本実施形態の物品収容装置(箱詰め装置)1の構成について説明する。図1(A)は、箱詰め装置1の全体を示す正面概略図であり、同図(B)は、ロボットアーム5のハンド7部分を抜き出して示す正面概略図である。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図及び以降の各図において、部材の大きさ、形状、厚み等を適宜誇張して表現する。
同図(A)に示すように、本実施形態の箱詰め装置1は、例えば、箱YA1が搬送される搬送手段3と、一対のロボットアーム5(5A,5B)とを少なくとも有している。一対のロボットアーム5は、それぞれ任意に3次元空間を移動可能であり、その先端に設けられたエンドエフェクタを用途に応じて付け替えることで、様々な作業に利用することができる。この例では、ロボットアーム5は、エンドエフェクタとしてそれぞれに物品XA1を保持可能なハンド7(7A、7B)を有しており、ハンド7(7A、7B)のうち少なくとも一方はさらに、仕切り手段(例えば、仕切り板)9を保持可能に構成されている。ハンド7は例えば吸着手段により構成され、物品XA1および仕切り板9を吸着保持する。
具体的には、同図(B)に示すように、この例のハンド7A、7Bはそれぞれ、物品XA1を保持する保持部(吸着部)71と、仕切り板9を保持する保持部(吸着部)72を有する。保持部71は例えばハンド7の下端部に設けられ、保持部72は例えば、ハンド7の側部に設けられる。なお、以下、「ロボットアーム5(5A,5B)のハンド7(7A、7B)による物品XA1の保持」を、単に、「ロボットアーム5(5A,5B)による物品XA1の保持」という場合もある。
ここで、一対のロボットアーム5は、1台の双腕ロボット4のアームを例に説明するが、2台の単腕ロボットのアームを協働させる構成であってもよい。また、この例では、ハンド7(7A、7B)はいずれも同じ形状であり、それぞれに物品XA1および仕切り板9を保持可能に構成されているものとする。
そして、箱詰め装置1は、一対のロボットアーム5を協働させて、物品XA1と仕切り板9とを保持し、物品XA1と仕切り板9とを組合わせた状態で、より詳細にはこれらを一体的に保持して(略)同時に箱YA1内に収容する。
物品XA1は例えば、他の搬送手段(不図示)上を搬送され、所定の保持位置でロボットアーム5に保持されるものであってもよいし、所定数がストッカー(不図示)などに収容され、ロボットアーム5がストッカーから取り出すように構成されていてもよい。仕切り板9も、例えば、別の搬送手段(不図示)上を搬送され、所定の保持位置でロボットアーム5に保持されるものであってもよいし、所定数がストッカー(不図示)などに収容され、ロボットアーム5がストッカーから取り出すように構成されていてもよい。
なお、説明の便宜上、箱詰め装置1における各種方向の定義として、箱YA1が上流から下流に向かう方向(同図の左右方向)となる第一方向を搬送方向Tとし、搬送方向Tに直交し、搬送手段3の幅方向となる第二方向を搬送幅方向Wとし、箱YA1の高さ方向(搬送方向T及び搬送幅方向Wに対して直交する方向、同図の上下方向)となる第三方向を搬送高さ方向Hとする。
また、この例では、搬送方向Tの上流側と下流側に2個の物品XA1が並び、仕切り板9の面が搬送方向Tに直交するように搬送する例を示しているが、搬送幅方向Wに2個の物品XA1が並び、仕切り板9の面が搬送方向Tに平行となるように搬送する構成であってもよい。
これら箱詰め装置1の各部は、制御ユニットによって統括的に制御される。制御ユニットは、CPU、RAM、及びROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
図2は、搬送手段3上の箱YA1に仕切り板9および物品XA1を収容した状態の一例を示す図であり、同図(A)が正面図、同図(B)が上面図、同図(C)が搬送方向Tの一方(上流側または下流側)から見た側面図であり、同図(D)が同図(C)の仕切り板9を抜き出して示す正面図である。
箱YA1は、例えば、(略)立方体または(略)直方体の形状を有し、搬送高さ方向Hの上方が開口した状態で、搬送手段3上を搬送される。図示は省略しているが、箱YA1は側面SSに連続して蓋体が設けられていても良いし、箱YA1とは別体の蓋体が下流工程でかぶせられるように構成されていてもよい。箱YA1は、例えば、少なくとも2個の物品XA1が収容できる大きさを有する。なお2個の物品XA1は同種の物品XA1であってもよいし、異種の物品XA1であってもよく、外形サイズが異なるものであってもよい。
仕切り板9は、この例では辺91と辺92を有する側面視(同図(D)において略矩形状の平板状部材であり、箱YA1に収容された場合に、辺91が搬送高さ方向Hに沿うように、複数の物品XA1の間に起立状態で配置されている。同図(A)に示すように、辺91が搬送面に垂直な面(ここでは搬送高さ方向Hと搬送方向TからなるHT平面)において箱YA1の内部を仕切る(区画する)線となり、同図(B)に示すように、辺92が搬送面に水平な面(ここでは搬送幅方向Wと搬送方向TからなるWT平面)において箱YA1の内部を仕切る(区画する)線となっている。そこで以下においては、説明の便宜上、辺91を「仕切り高さとなる辺」とし、辺92を「仕切り長さとなる辺」とする。
上述したように、仕切り板9および物品XA1の向きと搬送方向Tの関係は一例である。つまり、同図においては、仕切り長さとなる辺92が、搬送幅方向Wに沿って延び、2個の物品XA1が搬送方向Tの上流側、下流側となるように配置される例を示しているが、仕切り長さとなる辺92が搬送方向Tに沿って延び、2個の物品XA1が搬送幅方向Wに横並びとなるように配置される構成であってもよい。
また、同図では説明の便宜上、仕切り板9を自立させて物品XA1(XA11,XA12)と離間して記載しているが、実際には仕切り板9はその少なくとも一部が、物品XA1(XA11および/またはXA12)と接触している。
なお、この例では、辺91が短辺で辺92が長辺の場合を例に説明しているが、両者を入れ替えてもよく、すなわち、辺91(仕切り高さ)が辺92(仕切り長さ)より大きいものであってもよい。また、仕切り板9の形状は、箱YA1の形状に応じて物品XA1の仕切りとして使用できる形状であればこの例に限らない。また、この例では、仕切り長さとなる辺92の長さは、箱YA1の開口部OPを区画する四辺のうち、辺92と平行な辺(例えば、辺S1)の長さよりも小さい。
なお、仕切り板9と箱YA1の形状は、この例に限らない。例えば、仕切り板9を箱YA1内に収容した場合に、箱の側面SSの高さよりも仕切り高さとなる辺91が長く、上方に突出するものであってもよい。また仕切り板9の平面視(正面視、同図(C),同図(D))の形状は、正方形、円形、楕円形、半円形、矩形以外の多角形など任意である。また、箱YA1の形状も、搬送方向Tの長さ、搬送幅方向Wの長さおよび搬送高さ方向Hの長さのいずれが長くても良く、三者が同等であってもよく、6面体以外の多面体形状であってもよく、略球形状、略半円形状等であってもよい。
また、箱YA1と仕切り板9の材質は、例えば紙や、樹脂である。仕切り板9はフィルム状の薄いものであっても良いが、例えば、少なくとも一部が物品XA1と当接することによって起立姿勢が保てる程度に或る程度の剛性を有することが望ましい。
本実施形態によれば、物品XA1と仕切り板9とを(略)同時に箱YA1内に収容することができる。従って、従来のように、仕切りを箱内に供給した後に、別の物品保持装置で箱内に物品を供給する構成と比較して、物品収容装置(箱詰め装置)1の全体としての占有面積を縮小することができる。
また、仕切り板9と物品XA1とを箱YA1内に収容する場合の、箱詰めのサイクルタイムを短縮できる。
また、従来のように仕切りを入れた後に物品を供給する場合には、物品供給前においては仕切りが不安定となる。このため、仕切りを箱内で自立させる仕組み(例えば、特許文献1の折曲フラップ)が必要であり、別途の作業時間やコストの確保(例えば、折曲フラップの折り曲げ作業や、特殊形状となる仕切りの加工などをするためのコストの確保など)が必要であった。
本実施形態によれば、物品XA1と仕切り板9とを(略)同時に箱YA1内に収容するため、仕切り板9を自立させる仕組みが不要あるいは簡素化できる。従って、仕切り板9を自立させるための作業や当該仕組みに関するコストを大幅に低減することができる。
<収容例>
既に述べたように、箱詰め装置1は、一対のロボットアーム5を協働させて、一対のハンド7によって物品XA1と仕切り手段9とを保持し、物品XA1と仕切り手段9とを組合わせた状態で、一体的にまた略同時に、箱YA1内に収容する。以下、この収容例について、具体的に説明する。
(収容例1)
図3は、箱詰め装置1における収容例1を示す図であり、同図(A)、同図(B)および同図(C)が収容前の状態を示す箱詰め装置1のハンド7付近の正面図であり、同図(D)が収容中の箱YA1、物品XA11、XA12および仕切り板9の状態を示す正面図である。なお、以降の図(特に正面図)において、保持部72の記載を省略する場合がある。
この例では、同図(A)、同図(B)に示すように、まず、一対のロボットアーム5A,5Bのうち一方のロボットアーム5Aのハンド7Aの保持部71によって第一の物品XA11を保持し、他方のロボットアーム5Bのハンド7Aの保持部71によって他の物品XA12を保持する。
そして、同図(B)の矢印で示すように、物品XA11、XA12を保持した状態で一対のロボットアーム5A,5B(のハンド7A,7B)を移動し、起立状態(仕切り高さとなる辺91が搬送面に対して垂直方向に起立した状態)で待機する仕切り板9に近接させる。
その後、同図(C)に示すように、ハンド7A、7Bのそれぞれの保持部72で仕切り板9を起立状態で吸着するとともに、ハンド7A,7Bで仕切り板9を挟持する。このとき、物品XA11、XA12および仕切り板9の位置関係は、略、箱YA1に収容された後の状態と略同様になっている。
さらに、同図(D)に示すように、ロボットアーム5は、物品XA11と仕切り手段9とを組合わせた状態で、これらを一体的に箱YA1の上に移動し、これらを略同時に、箱YA1内に収容する。これにより、物品XA11,XA12および仕切り板9は、同図(C)に示す位置関係を維持して、箱YA1内に収容される(図2(A)〜図2(C)参照)。
ここで、仕切り板9を保持する保持部(吸着部)72は、ハンド7A,7Bの一方のみが備える構成であってもよい。すなわち、一方のロボットアーム(例えば、ロボットアーム5A)のハンド7A(保持部71)で一つの物品XA1を保持し、他方のロボットアーム(例えば、ロボットアーム5B)のハンド7Bは、保持部71によって他方の物品XA12を保持し、保持部72によって仕切り板9を保持する。そして、一対のロボットアーム5A、5Bを協働させて、物品XA11,XA12および仕切り板9を一体的にまた、略同時に、箱YA1内に収容するようにしてもよい。
また、保持部71、72は、把持手段であってもよく、一方が把持手段で他方が吸着手段であってもよい。
なお、仕切り板9は、横倒しの状態(仕切り高さとなる辺91が搬送面に対して水平の状態)で待機し、これを一方のハンド7の保持部72で保持するようにしてもよい。この場合は、一方のハンド7が仕切り板9を保持した後、保持部71によって物品XA1を保持するようにするとよい。
図2に示すように、仕切り板9が薄い平板状であり、仕切り長さとなる辺92の長さが、これに平行となる箱YA1の辺S1よりも短い場合、仕切り板9のみを箱YA1内で自立させることは略不可(または大変困難)である。しかしながら本実施形態によれば、2つの物品XA11、XA12の間に仕切り板9を挟んだ状態で物品XA11、XA12とともに箱YA1内に収容できるため、仕切り板9は、物品XA11、XA12のうち少なくとも一方と当接するようにして、起立状態で収容可能となる。つまり、仕切り板9に自立させるための工夫、具体的には、箱YA1の側面SSに当接させる折曲フラップ(特許文献1参照)や箱YA1の底面に当接させて脚となる折曲フラップなど設けることなく、簡素な仕切り板9を使用することができる。従って、仕切り板9を自立させるための作業(例えば、折曲フラップを折り曲げる作業)の工程や、仕切り板9の加工(例えば、折曲フラップを形成する加工)のコストを低減することができる。
(収容例2)
図4は、箱詰め装置1における収容例2を示す図であり、箱YA1、物品XA11〜XA14および仕切り板9の状態を示す上面図である。この例では、一つの箱YA1に3個以上の物品XA1(例えば、4個の物品XA11〜XA14)と1つの仕切り板9を収容する。
まず、1回目の収容動作によって2個の物品XA11、XA12と仕切り板9を保持する。この保持方法は、図3に示す収容例1と同様である。そして、図4(A)に示すように、2個の物品XA11、XA12と仕切り板9とを一体的にまた略同時に、箱YA1内に収容する。箱YA1には4個の物品XA11〜XA14が収容されるが、このタイミングでは同図(A)に示すように、2個の物品XA11,XA12が箱YA1の略中央付近に収容される。
その後、同図(B)に示すように一対のロボットアーム5(のハンド7、以下同様)は、保持部72(不図示)のみが仕切り板9の保持(挟持)を解放し、保持部71が物品XA11、XA12を保持したまま、物品XA11,XA12を箱YA1内で水平方向に移動させる。具体的には、物品XA11,XA12を、仕切り板9の面に沿っていずれかの方向(例えば、搬送幅方向W、図では例えば下方)に水平移動させる。これにより、箱YA1内には、残りの物品XA13,XA14の収容領域(破線で示す)が確保(創出)される。
そして、同図(C)に示すように一対のロボットアーム5は、保持部71が物品XA11、XA12を解放し、2回目の収容動作を行う。すなわち、一対のロボットアーム5は残りの物品XA13,XA14を保持し、箱YA1内に確保(創出)された領域にこれらを収容する。なお、この場合、2回目の収容動作においては、仕切り板9は保持しない。
この例においても、仕切り板9は、仕切り長さとなる辺92の長さが、これと平行な箱YA1の辺S1の長さよりも短く、箱YA1の側面SSと接触しない長さとなっているが、同図(B)に示すように物品XA13,XA14の収容領域を確保した後であっても、仕切り板9は、物品XA11、XA12のうち少なくとも一方と当接するようにして、起立状態で収容可能となる。
なお、1回目の収容動作において、ロボットアーム5が物品XA11,XA12および仕切り板9を保持する際に、同図(A)に示すように仕切り板9の仕切り長さとなる辺92の略中央付近で物品XA11,XA12を保持するのではなく、同図(B)に示すように、仕切り長さとなる辺92の一方の端部に片寄せてこれらを保持しても良い。このようにすることで、物品XA11,XA12を収容した後に水平方向に移動することなく、1回目の収容動作において、同図(B)に示すように物品XA13,XA14の収容領域を確保することができる。
(収容例3)
図5は、箱詰め装置1における収容例3を示す図であり、箱YA1、物品XA11、XA12および仕切り板9の状態を示す上面図である。
この例では、仕切り板9の仕切り長さとなる辺92の長さは、これに平行となる箱YA1の開口部OPの一辺S1(この例では、箱YA1の4辺はいずれも同じ長さ)より長く、箱YA1の開口部OPの対角線の長さよりは小さいものとする。この場合も、2個の物品XA11、XA12と仕切り板9の保持方法は、図3に示す収容例1と同様である。
そして、同図(A)に示すように、2個の物品XA11、XA12と仕切り板9とを一体的にまた略同時に箱YA1内に収容するが、このとき、仕切り板9の仕切り長さとなる辺92が箱YA1の開口部OPの対角線に沿うように、2個の物品XA11、XA12と仕切り板9とを収容する。
その後、同図(B)に示すように一対のロボットアーム5は、保持部71が物品XA11、XA12を保持し、さらに保持部72(不図示)が仕切り板9の保持(挟持)も維持した状態で、物品XA11,XA12および仕切り板9を水平方向に約45度回転移動させる。これにより、仕切り板9は、仕切り長さとなる辺92の両端部9T(図2(D)参照)が、箱YA1の対向する2つの側面SS(図では上下の側面)の内側(内側面)と当接し、さらに内側面によって押圧されて撓み、その反発力で箱YA1の内側面に保持される。つまり、仕切り板9は、仕切り長さとなる辺92の両端部9Tを含む一部が、水平方向の回転によってストッパーST(同図(C))となり、仕切り板9を自立させることができる。
なお、この場合、仕切り板9は、物品XA11、XA12に挟まれた状態で回転するため、回転時においては保持部72による仕切り板9の保持は解放してもよい。
このような構成によれば、仕切り板9に自立するための工夫、すなわち、箱YA1の側面SSに当接させる折曲フラップ(特許文献1参照)や箱YA1の底面に当接させて脚となる折曲フラップなど設けることなく、簡素な構成の仕切り板9を箱YA1の内側面に保持させることができる。また、仕切り板9は、撓みの反発力で箱YA1の内側面に保持されるため、物品XA11,XA12が小さく、箱YA1と仕切り板9に接触しないサイズの場合や、物品XA1が例えば円柱状や球体の外形状を有する場合であっても、仕切り板9が水平面内で回転してしまうことを防ぎ、仕切り板9の姿勢を起立状態に維持できる。
なお、本収容例において、仕切り板9を水平方向に回転させず、同図(A)に示す状態で収容を完了してもよい。例えば、物品XA1が上面視において三角形状であったり、円形(楕円形)、球形などの場合には、同図(A)に示す状態で収容を完了した方が物品XA1の姿勢を維持し易い場合がある。また、同図(B)に示す状態、すなわち仕切り長さとなる辺92が箱YA1の開口部のいずれの辺とも平行ではない状態で収容を完了してもよい。
このように、仕切り板9の仕切り長さとなる辺92の長さは、箱YA1に収容した場合に、箱YA1のいずれの側面SS(コーナー部含む)にも接触しない形状(サイズ)であってもよいし、箱YA1のいずれの側面SS(コーナー部含む)に接触する形状(サイズ)であってもよい。
(収容例4)
図6および図7は、箱詰め装置1における収容例4を示す図であり、図5に示した収容例3において、物品XA1が3個以上(例えば、4個)の場合の例である。この場合、1回目の収容動作は、図5に示す収容例3と同様であり、図6(A)は図5(C)の状態である。
そして、図6(B)に示すように、一対のロボットアーム5は、保持部72(不図示)のみが仕切り板9の保持(挟持)を解放し、保持部71が物品XA11、XA12を保持したまま、物品XA11,XA12を箱YA1内で水平方向に移動させる。
その後、図6(C)に示すように、一対のロボットアーム5は、保持部71が物品XA11、XA12を解放し、2回目の収容動作を行う。すなわち、一対のロボットアーム5は残りの物品XA13,XA14を保持し、箱YA1内に確保(創出)された領域にこれらを収容する。なお、この場合、2回目の収容動作においては、仕切り板9は保持しない。
また、図7は、物品XA1が4個以上(例えば、6個)の場合の収容例であり、この場合も図6と同様に収容する。すなわち、1回目の収容動作において仕切り板9を2個の物品XA11、XA12と共に箱YA1内に収容してロボットアーム5で物品XA11、XA12を、仕切り板9と箱YA1の内側垂直方向で当接する一方の側壁側(仕切り板9の仕切り高さとなる辺91と対向又は当接する側壁側、同図では下側)に水平移動して、物品XA11、XA12の両側(仕切り板9の仕切り長さとなる辺92に沿う両側)に形成される空きスペースの大きさ(広さ)が異なるようにする。具体的には同図の例では、物品XA11の幅方向の一方側(図では下側)より他方側(図では上側)空きスペースの大きさ(広さ)が大きくなり、物品XA12の幅方向の一方側(図では下側)より他方側(図では上側)空きスペースの大きさ(広さ)が大きくなるようにする。こうすることで、次に箱内に収容する物品XA1の空きスペースをより多く創出できる(同図(A))。次に、物品XA13、XA14を物品XA11、XA12の両側に形成された空きスペースのうち、広い(大きい)方の領域に収容し、ロボットアーム5で物品XA13、XA14を水平移動させて(同図(B))、先に収容した物品XA11、XA12を更に押出し、箱YA1の側壁に近づけて、又は近接させて次の物品XA1の収容領域を確保(創出)する(同図(C),同図(D))。そして確保(創出)された領域に次の物品XA15,XA16を収容する。
あるいは、2回目の収容動作以降では、ロボットアーム5で保持した物品XA1を、次の物品XA1の収容領域が確保した状態で空いている領域に収容し、次の物品XA1の収容動作を順次繰り返して行う。
(収容例5)
図8は、箱詰め装置1における収容例5を示す図であり、箱YA1、物品XA1および仕切り板9の状態を示す上面図である。箱詰め装置1は、一対のロボットアーム5のうち一方のロボットアーム(例えば、ロボットアーム5A)によって仕切り板9のみを保持し、他方のロボットアーム(例えば、ロボットアーム5B)によって1つの物品XA1を保持する。そして、一対のロボットアーム5A、5Bを協働させて、物品XA1および仕切り板9を一体的にまた、略同時に、箱YA1内に収容する。
この場合、図4および図8(A)に示すように、物品XA1および仕切り板9を収容した後に、水平方向の回転動作をさせないまま収容を完了しても良いし、図8(B),同図(C)に示すように、物品XA1および仕切り板9を収容した後に、水平方向の回転動作を行い、仕切り板9の仕切り長さとなる辺92の両端部9TをストッパーSTとして、仕切り板9を自立させるようにしてもよい。
また、例えば、ここではハンド7Aの保持部72が吸着手段である場合を例に示しているが、保持部72が把持手段であってもよい。
そして、特に、一つのハンド7(保持部72)のみで仕切り板9を保持する構成の場合(当該ハンド7が物品XA1を保持する場合も含む)において、仕切り板9および物品XA1を水平方向に回転移動する場合には、当該保持部72(この例では、ハンド7Aの保持部72)と仕切り板9の離脱が回避できる方向(保持部72を仕切り板9に押し付ける方向、より密着する方向)に回転移動させる。例えば、同図(B)に示すように、保持部72が吸着手段により構成されており、白抜き矢印の方向に吸引されている場合は、両者が密着するように時計回りの方向に回転移動させる。保持部72が把持手段で構成されている場合も、両者の離脱が回避できる方向に回転移動させる。このようにすることで、回転移動に伴って、ハンド7A、7B(吸着部)が仕切り板9および物品XA1から離脱してしまうことを防止できる。
(仕切り板の形状)
図9および図10は、仕切り板9の形状の一例を示す図である。図9は、図2(D)に示す仕切り板9に対応する、仕切り板9の変形例を示す側面図である。
仕切り板9は、略矩形状に限らず、仕切り高さとなる辺91の少なくとも一部が外側(仕切り板9のW方向)に突出する突出部9Dを有する形状であってもよい。仕切り板9の箱YA1の垂直方向(搬送高さ方向H)の内側面で当接する一方の端部付近には、搬送高さ方向Hに沿う山折り線(実線で示す)が形成され、他方の端部付近には搬送高さ方向Hに沿う谷折り線(破線で示す)が形成されている。
突出部9Dは、図5(B),同図(C)等に示すように、箱YA1の内側面に当接して撓むストッパーSTとなる部位である。つまり、図9に示す仕切り板9は、図5に示すように、まず箱YA1の対角線に沿うように仕切り板9および物品XA11、XA12を収容し、箱YA1内でこれらを水平方向に回転させて突出部9Dを箱YA1の内側面に当接、撓ませてストッパーSTとする。このとき、仕切り板9は、箱YA1内で水平方向に回転したときに、各折り線が正規の方向に折り曲げられるようにハンド7で保持される。
図9(A)は、対向する仕切り高さとなる辺91の両方に、搬送高さ方向Hの中心付近が最も突出する湾曲した突出部9Dを形成した例である。また、突出部9Dは湾曲ではなく山形に突出するようにしてもよい。
同図(B)は、対向する仕切り高さとなる辺91のうち一方に、搬送高さ方向Hの中心付近が最も突出する湾曲した突出部9Dを形成し、他方は同形状を刳り貫いたように搬送高さ方向Hの上下端部が最も突出し、搬送高さ方向Hの中心付近を最も凹ませた突出部9Dを形成した例である。
また、同図(C)は、対向する仕切り高さとなる辺91がそれぞれ略S字状となるように突出部9Dを形成した例である。
また、同図(D)は、対向する仕切り高さとなる辺91がそれぞれ搬送高さ方向Hの上方または下方に向かうにつれて突出量が多くなるような三角形状の突出部9Dを形成した例である。
なお、同図(B)及び同図(C)の仕切り板9は、シート状、又はロール状の材料をカットして、一度に第1の仕切り板9の凹部と、第2の仕切り板9の凸部とを形成してもよい。このようにすることで、材料の無駄を無くすことができる。
また、同図(D)の仕切り板9は、箱YA1内で水平方向に回転させずに上方から押し込み、箱YA1の内側面に当接、撓ませてストッパーSTとしてもよい。
図10は、仕切り板9の形状の一例を示す図であり、図2(B)に示す仕切り板9に対応する、仕切り板9の変形例を示す上面図である。
同図(A)、同図(B)に示すように、仕切り板9は、例えば、箱YA1内に収容した場合に、個々の物品XA11〜XA14を区画するような上面視において十字形状に構成されていてもよい。この場合、1回目の収容動作で、物品XA11、XA12のそれぞれの2つの側面に仕切り板9が対向するようにしてロボットアーム5で物品XA11、XA12と仕切り板9を保持し、箱YA1内に収容する(同図(A))。その後、2回目の収容動作で残りの物品XA13,XA14を保持して、仕切り板9で区画された領域に(略同時に)収容する(同図(B))。
また、同図(C)に示すように、仕切り板9は上面視において円形となる円柱状であってもよいし、同図(D)に示すように上面視において多角形となる多角柱形状であってもよい。このように、仕切り手段9は、平板状に限らず、立体形状であってもよい。
(変形例)
次に、本実施形態の箱詰め装置1の変形例について説明する。
保持部71、72は例えば吸着手段や把持手段などであるが、1つのハンド7(7A、または7B)における保持部71、72は、同種の保持手段であってもよいし、異なる保持手段であってもよい。例えば、1つのハンド7Aにおいて物品XA1を保持する保持部71は吸着手段で、仕切り板9を保持する保持部72は把持手段であってもよい。また、一方のハンド7Aと他方のハンド7Bの構成は同一であってもよいし、保持部71、72の構成が異なっても良い。たとえば一方のハンド7Aは、保持部71、72が同種の吸着手段であり、他方のハンド7Bは、保持部71が吸着手段で保持部72が把持手段であってもよい。また、仕切り板9を保持するための保持部72は、一方のハンド7に設けられるものであってもよく、例えば、方のハンド7Aが物品XA1を保持する1つの保持部71(例えば、吸着手段)のみを備え、他方のハンド7Bが物品XA1を保持する保持部71(例えば、吸着手段)と、仕切り板9を保持する保持部72(例えば、把持手段)を備える構成であってもよい。
い。
また、少なくとも一つのロボットアーム5A(および/または5B)に、物品XA1を保持するハンド7とは別に、仕切り板9を保持するための別のハンドを設けてもよい。
また、ハンド7は仕切り板9を保持するための保持部72を有さず、ハンド7A,7Bが保持する物品XA11、XA12によって、仕切り板9を挟持してもよい。また、保持部(吸着手段、把持手段)ではなく、ハンド7やロボットアーム5の一部で仕切り板9を挟むようにしてもよい。
また、ロボットアーム5A,5Bのハンド7A,7Bはそれぞれ、一度に複数の物品XA1を保持するものであってもよい。
このように、本実施形態によれば、一つの箱詰め装置1による一度の収容動作で、物品XA1と仕切り板9とを箱YA1内に収容できる。またこの際、少なくとも2つの物品XA1を一度に箱YA1に収容できるため、物品と仕切り手段とを個別に、且つ別のタイミングで収容する構成と比較して、箱詰め装置1の省スペース化と、収容作業のサイクルタイムの短縮化が図れる。
また、たとえ箱YA1の内寸法よりも小さく、自立が不可(あるいは自立困難)な仕切り板9であっても、同時に箱YA1内に供給された物品XA1に挟持され、あるいは当接させることができる。従って、仕切り板9は起立状態で箱YA1内で位置決めがされ、あるいは姿勢が保持されるため、残りの物品XA1を収容する場合であっても、これらをスムーズに収容できる。
また、仕切り板9は、箱YA1内で起立姿勢を維持できるため、仕切り板9を自立させるための工夫が不要となり、自立させるための作業(例えば折曲フラップの折り曲げ作業など)や、自立形状にするための加工コスト(例えば、折曲フラップを形成するための加工コストなど)を削減することができる。
なお、本実施形態では、物品収容装置の一例として、箱内に仕切り手段と物品とを組合わせて収容する箱詰め装置1の場合を説明したが、収容体は箱に限らず、例えば、自立可能な(例えば有底の)袋体等であってもよい。
以上、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 物品収容装置(箱詰め装置)
3 搬送手段
5、5A、5B ロボットアーム
7、7A、7B ハンド
9 仕切り手段
9D 突出部
XA1、XA11、XA12、XA13、XA14 物品
YA1 収容体(箱)

Claims (14)

  1. 仕切り手段と少なくとも一つの物品とを一つの収容体内に収容する物品収容装置であって、
    それぞれにハンドを供えた一対のロボットアームを少なくとも有し、
    前記一対のロボットアームを協働させて前記物品と前記仕切り手段とを保持し、前記物品と前記仕切り手段とを組合わせた状態で前記収容体内に収容する、
    ことを特徴とする物品収容装置。
  2. 前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって少なくとも前記仕切り手段を保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品収容装置。
  3. 前記他方のロボットアームによって前記仕切り手段と他の物品とを保持する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の物品収容装置。
  4. 前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって他の物品を保持し、前記一対のロボットアームもしくは該一対のロボットアームが保持する一組の前記物品によって前記仕切り手段を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品収容装置。
  5. 前記一対のロボットアームは、前記収容体内で少なくとも前記物品を水平方向に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の物品収容装置。
  6. 前記一対のロボットアームは、前記収容体内で前記物品と前記仕切り手段とを一体的に水平方向に回転させる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の物品収容装置。
  7. 前記仕切り手段は、前記収容体内に収容が完了した状態で該収容体の内壁に一部が当接する形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の物品収容装置。
  8. 仕切り手段と少なくとも一つの物品とを一つの収容体内に収容する物品収容方法であって、
    それぞれにハンドを供えた一対のロボットアームによって前記物品と前記仕切り手段とを保持し、前記物品と前記仕切り手段とを組合わせた状態で前記収容体内に収容する、
    ことを特徴とする物品収容方法。
  9. 前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって少なくとも前記仕切り手段を保持する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の物品収容方法。
  10. 前記他方のロボットアームによって前記仕切り手段と他の物品とを保持する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の物品収容方法。
  11. 前記一対のロボットアームのうち一方のロボットアームによって前記物品を保持し、他方のロボットアームによって他の物品を保持し、前記一対のロボットアームもしくは該一対のロボットアームが保持する一組の前記物品によって前記仕切り手段を挟持する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の物品収容方法。
  12. 前記収容体内に収容された前記物品を水平方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれかに記載の物品収容方法。
  13. 前記収容体内に収容された前記物品と前記仕切り手段とを一体的に水平方向に回転させる、
    ことを特徴とする請求項8〜請求項12のいずれかに記載の物品収容方法。
  14. 前記仕切り手段は、前記収容体内に収容が完了した状態で該収容体の内壁に一部が当接する、
    ことを特徴とする請求項8〜請求項13のいずれかに記載の物品収容方法。
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