JP2019043201A - 大型車両運搬用トラック - Google Patents

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Abstract

【課題】大型車両・建設機械をスムーズに積載し、かつ高さを抑えてコンパクトに積載できるようにした大型車両運搬用トラックを提供する。【解決手段】トラックの荷台の後輪のタイヤハウス後部に段差を設けて荷台の床面を低くし、当該荷台の後部にスライド式の伸長部材を軸着し、さらに該伸長部材の先端を後傾させる回動手段を荷台との間に配設し、他方、トラックの荷台の後輪の前部を昇降式の床面として、トラックの車体と荷台との間に昇降手段を配設した大型車両運搬用トラックであって、大型車両・建設機械等の積載時には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を伸長して地面に向けて後傾させ、かつ荷台のタイヤハウス前部を上昇させて積載作業を行い、次いで荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の前部を下降させるようにしたことを特徴とする大型車両運搬用トラック。【選択図】図5

Description

本発明は低床式の荷台を備えていて背の高い大型車両などの重量物を無理なく積載して運搬する大型車両運搬用トラックに関するものである。
大型車両・建設機械などの重量物をトラックにて運搬するには、以下のような種々の機構が採用されている。
1)スライド型:図11(a)に示すように、荷台101の後部にスライド式の伸長部材102を取り付け、地面に向けて後傾するよう伸長させるもの。
2)リアゲート回転型:図11(b)に示すように、荷台101後部のリアゲート103を後ろ向きに回転させ、地面に向けて後傾させるもの。
3)ダンプ型:図11(c)に示すように、トラックの運転席近傍あるいは後方に設置したジャッキ104で後輪を支点として運転席側を持上げて荷台101を傾斜させ、荷台101後方からの積み降ろしを容易にするもの。
このようなダンプ型としては、特開平7−117552号公報(特許文献1参照)、実開昭55−161629号公報(特許文献2参照)、実開昭58−124339号公報(特許文献3参照)、実開昭59−51638号公報(特許文献4参照)が挙げられる。
4)低床型:図11(d)に示すように、トラックの後輪のタイヤハウス105前後の荷台101a,101bを1段低く構成し、背の高い重量物を無理なく積載できるようにしたもの。
このような低床型としては、実開昭62−92960号公報(特許文献5参照)が挙げられる。
特開平7−117552号公報 実開昭55−161629号公報 実開昭58−124339号公報 実開昭59−51638号公報 実開昭62−92960号公報
しかしながら、前記1)〜4)の先行技術においては、荷台の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラックにスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようにするという二つの課題を両立させるようにしたものは存在しなかった。
したがって本発明は従来例のこのような不都合を解消し、大型車両・建設機械などの重量物をスムーズに積載し、かつ高さを抑えてコンパクトに積載できるようにした大型車両運搬用トラックを提供することを目的とするものである。
すなわちこの発明の大型車両運搬用トラックは、トラックの荷台の後輪のタイヤハウス後部に段差を設けて荷台の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台の後部にスライド式の伸長部材を軸着し、さらに該荷台後部の伸長部材の先端を地面に向けて後傾させる回動手段を荷台との間に配設し、
他方、トラックの荷台の後輪の前部を昇降式の床面として、トラックの車体と荷台との間に昇降手段を配設した大型車両運搬用トラックであって、
大型車両・建設機械を含む重量物を積載する際には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させ、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を上昇させて積載作業を行い、その上で荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を下降させて積載した大型車両・建設機械を含む重量物の高さを低くすることができるようにしたことを特徴とするものである。
そして、この発明の大型車両運搬用トラックにおいて、前記荷台後部の伸長部材は、地面に向けて後傾させた際には伸長部材の後端がタイヤハウス後部との間に段差がなくなるよう接続するようにしたものであることをも特徴とするものである。
またこの発明の大型車両運搬用トラックにおいて、前記荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させる回動手段は、伸長部材と荷台との間に配設したアクチュエータであることをも特徴とするものである。
さらにこの発明の大型車両運搬用トラックにおいて、トラックの荷台の後輪の前部の床面を昇降させる昇降手段は、前記床面の前部においてトラックの車体と荷台との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、および前記床面の後部においてトラックの車体と荷台との間に配設したL型リンクを備えたアクチュエータであることをも特徴とするものである。
請求項1の大型車両運搬用トラックにおいて、大型車両・建設機械を含む重量物を積載する際には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させ、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を上昇させて積載作業を行い、その上で荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を下降させて積載した大型車両・建設機械を含む重量物の高さを低くすることができるようにしたものである。
したがって請求項1の大型車両運搬用トラックによれば、荷台の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラックにスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようになった。
請求項2の大型車両運搬用トラックにおいては、前記荷台後部の伸長部材は、地面に向けて後傾させた際には伸長部材の後端がタイヤハウス後部との間に段差がなくなるよう接続するようにしたものであり、したがって大型車両・建設機械を含む重量物の積載時において、タイヤハウスの段差を無理なく通過させることができるようになった。
請求項3の大型車両運搬用トラックにおいては、前記荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させる回動手段は、伸長部材と荷台との間に配設したアクチュエータとしたものであり、構造が単純で耐久性に富む回動手段を提供することができるようになった。
請求項4の大型車両運搬用トラックにおいては、トラックの荷台の後輪の前部の床面を昇降させる昇降手段は、前記床面の前部においてトラックの車体と荷台との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、および前記床面の後部においてトラックの車体と荷台との間に配設したL型リンクを備えたアクチュエータとしたものであり、トラックの車体と荷台との狭い隙間にも難なく設置することができるようになった。
本発明の大型車両運搬用トラックの第1の実施形態を示し、タンクローリー型車両の概略側面図である。 その概略平面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第1の実施形態における使用状態を示す概略側面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第2の実施形態を示し、単車型車両の概略側面図である。 その概略平面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第2の実施形態における使用状態を示す概略側面図である。 その概略斜視図である。 (a)〜(d)は従来例における大型車両運搬用トラックの大型車両・建設機械の積載機構を示す概略説明図である。
以下本発明の第1の実施形態を図1ないし図5に基いて詳細に説明する。
本実施例の大型車両運搬用トラック11は、運転席12の車輪13aの後部にさらに車輪13bが付設されたセミトレーラー型である。
そして、トラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15後部には段差14aを設けて荷台14の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台14の後部にはスライド式の伸長部材16が回動可能に軸着してある。
さらに、前記荷台14後部の伸長部材16を地面に向けて後傾させる回動手段17が前記伸長部材16と荷台14との間に配設してある。ちなみにこの回動手段17としては、前記伸長部材16と荷台14との間に配設したアクチュエータとすることができ、例えばサーボモータ、油圧シリンダ、空圧シリンダ、油圧モータ等を挙げることができる。
このアクチュエータを用いると、構造が単純で耐久性に富む回動手段17を提供することができるようになった。
なお、前記荷台14後部のスライド式伸長部材16は、地面に向けて後傾させた際には、図4および図5に示すように、伸長部材16の後端16aとタイヤハウス15後部との間に段差がなくなるよう接続することが望ましい。
そしてこのように、前記荷台14後部の伸長部材16を、地面に向けて後傾させた際に伸長部材16の後端16aがタイヤハウス15後部との間に段差14aがなくなるよう接続するようにしたものであり、したがって大型車両・建設機械を含む重量物の積載時において、タイヤハウス15との段差14aを無理なく通過させることができるようになった。
他方、トラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15の前部は昇降式の床面としてあって、前記トラック11の車体11aと荷台14との間には昇降手段18,19が配設してある。
ちなみに、このトラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15の前部の床面14bを昇降させる昇降手段18としては、前記床面14bの前部においてトラック11の車体と荷台14との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、例えば空気圧等で伸縮するテレスコピックシリンダとすることができる。
また、前記荷台14の後部の床面14bを昇降させる昇降手段19としては、トラック11の車体と荷台14との間に配設したL型リンク22を備えたアクチュエータ21とすることができ、例えばサーボモータ、油圧シリンダ、空圧シリンダ、油圧モータ等を挙げることができる。そして、該アクチュエータ21で前記L型リンク22を回動させ、L型リンク22の先端に取り付けた前記荷台14の後部の床面14bを昇降させるのである。このように構成すると、トラック11の車体と荷台14との狭い隙間にも昇降手段18,19を難なく設置することができるようになった。
以上のように、この実施例の大型車両運搬用トラックによれば、荷台14の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11にスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載することができるようになった。
本発明の第2の実施形態を図6〜図10に基いて詳細に説明する。
本実施例の大型車両運搬用トラック31は、運転席32の後部に車輪のない単車型である。
そして、トラック31の荷台14の後輪33c,33dのタイヤハウス35後部には段差34aを設けて荷台34の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台34の後部にはスライド式の伸長部材36が回動可能に軸着してある。
なお、前記伸長部材36を地面に向けて後傾させる回動手段37や、前記トラック31の車体31aと荷台34との間に配設した昇降手段38,39等については、前記第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、いずれの実施形態においても、大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31に積載する際には、スライド式の伸長部材16,36の先端を伸長させたうえで地面に向けて後傾させ、またタイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を上昇させておいて積載作業を行う。
その後タイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を下降させ、また伸長部材16,36を短縮させた上、回動手段37で水平になるよう回動させる。
こうすることによって大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31にスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載することができる。
大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31から降ろす際には、タイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を上昇させ、伸長部材16,36を伸長させた上、回動手段37で後傾するよう回動させる。
この状態において、大型車両・建設機械を含む重量物はトラック11,31からスムーズに降ろすことができる。
以上説明したように本発明は、構造簡単で荷台14,34の昇降や荷台後部のスライド式の伸縮部材16,36の回動操作が容易であり、大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31にスムーズに積載できるとともに、低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようになった。
したがって、この発明の要旨を変更しない限りにおいて、低床式の荷台を備えていて背の高い重量物を無理なく積載して運搬する大型車両運搬用トラック、あるいはその他の運送用車両に好適に適用することができる。
11 大型車両運搬用トラック
11a 車体
12 運転席
13a,13b,13c,13d 車輪
14 荷台
14a 段差
14b 床面
15 タイヤハウス
16 スライド式の伸長部材
16a 後端
17 回動手段
18 昇降手段
19 昇降手段
21 アクチュエータ
22 L型リンク
31 大型車両運搬用トラック
31a 車体
32 運転席
33c,33d 後輪
34 荷台
34a 段差
35 タイヤハウス
36 スライド式の伸長部材
37 回動手段
38 昇降手段
39 昇降手段
本発明は低床式の荷台を備えていて背の高い大型車両などの重量物を無理なく積載して運搬する大型車両運搬用トラックに関するものである。
大型車両・建設機械などの重量物をトラックにて運搬するには、以下のような種々の機構が採用されている。
1)スライド型:図11(a)に示すように、荷台101の後部にスライド式の伸長部材102を取り付け、地面に向けて後傾するよう伸長させるもの。
2)リアゲート回転型:図11(b)に示すように、荷台101後部のリアゲート103を後ろ向きに回転させ、地面に向けて後傾させるもの。
3)ダンプ型:図11(c)に示すように、トラックの運転席近傍あるいは後方に設置したジャッキ104で後輪を支点として運転席側を持上げて荷台101を傾斜させ、荷台101後方からの積み降ろしを容易にするもの。
このようなダンプ型としては、特開平7−117552号公報(特許文献1参照)、実開昭55−161629号公報(特許文献2参照)、実開昭58−124339号公報(特許文献3参照)、実開昭59−51638号公報(特許文献4参照)が挙げられる。
4)低床型:図11(d)に示すように、トラックの後輪のタイヤハウス105前後の荷台101a,101bを1段低く構成し、背の高い重量物を無理なく積載できるようにしたもの。
このような低床型としては、実開昭62−92960号公報(特許文献5参照)が挙げられる。
特開平7−117552号公報 実開昭55−161629号公報 実開昭58−124339号公報 実開昭59−51638号公報 実開昭62−92960号公報
しかしながら、前記1)〜4)の先行技術においては、荷台の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラックにスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようにするという二つの課題を両立させるようにしたものは存在しなかった。
したがって本発明は従来例のこのような不都合を解消し、大型車両・建設機械などの重量物をスムーズに積載し、かつ高さを抑えてコンパクトに積載できるようにした大型車両運搬用トラックを提供することを目的とするものである。
すなわちこの発明の大型車両運搬用トラックは、トラックの荷台の後輪のタイヤハウス後部に段差を設けて荷台の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台の後部にスライド式の伸長部材を軸着し、さらに該荷台後部の伸長部材の先端を地面に向けて後傾させる回動手段を荷台との間に配設し、
かつ前記荷台後部の伸長部材は、地面に向けて後傾させた際には伸長部材の後端がタイヤハウス後部との間に段差がなくなるよう接続するものとしてあり、
他方、トラックの荷台の後輪の前部を昇降式の床面として、トラックの車体と荷台との間に昇降手段を配設し、トラックの荷台の後輪のタイヤハウスの前部には大型車両の前輪を、トラックの荷台の後輪のタイヤハウスの後部には大型車両の後輪を積載するようにした大型車両運搬用トラックであって、
大型車両・建設機械を含む重量物を積載する際には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させ、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を上昇させて積載作業を行い、その上で荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を下降させて積載した大型車両・建設機械を含む重量物の高さを低くすることができるようにしたことを特徴とするものである。
またこの発明の大型車両運搬用トラックにおいて、前記荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させる回動手段は、伸長部材と荷台との間に配設したアクチュエータであることをも特徴とするものである。
さらにこの発明の大型車両運搬用トラックにおいて、トラックの荷台の後輪の前部の床面を昇降させる昇降手段は、前記床面の前部においてトラックの車体と荷台との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、および前記床面の後部においてトラックの車体と荷台との間に配設したL型リンクを備えたアクチュエータであることをも特徴とするものである。
請求項1の大型車両運搬用トラックにおいて、大型車両・建設機械を含む重量物を積載する際には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させ、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を上昇させて積載作業を行い、その上で荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を下降させて積載した大型車両・建設機械を含む重量物の高さを低くすることができるようにしたものである。
したがって請求項1の大型車両運搬用トラックによれば、荷台の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラックにスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようになった。
また、前記荷台後部の伸長部材は、地面に向けて後傾させた際には伸長部材の後端がタイヤハウス後部との間に段差がなくなるよう接続するようにしたものであり、したがって大型車両・建設機械を含む重量物の積載時において、タイヤハウスの段差を無理なく通過させることができるようになった。
請求項2の大型車両運搬用トラックにおいては、前記荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させる回動手段は、伸長部材と荷台との間に配設したアクチュエータとしたものであり、構造が単純で耐久性に富む回動手段を提供することができるようになった。
請求項3の大型車両運搬用トラックにおいては、トラックの荷台の後輪の前部の床面を昇降させる昇降手段は、前記床面の前部においてトラックの車体と荷台との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、および前記床面の後部においてトラックの車体と荷台との間に配設したL型リンクを備えたアクチュエータとしたものであり、トラックの車体と荷台との狭い隙間にも難なく設置することができるようになった。
本発明の大型車両運搬用トラックの第1の実施形態を示し、タンクローリー型車両の概略側面図である。 その概略平面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第1の実施形態における使用状態を示す概略側面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第2の実施形態を示し、単車型車両の概略側面図である。 その概略平面図である。 その概略斜視図である。 本発明の大型車両運搬用トラックの第2の実施形態における使用状態を示す概略側面図である。 その概略斜視図である。 (a)〜(d)は従来例における大型車両運搬用トラックの大型車両・建設機械の積載機構を示す概略説明図である。
以下本発明の第1の実施形態を図1ないし図5に基いて詳細に説明する。
本実施例の大型車両運搬用トラック11は、運転席12の車輪13aの後部にさらに車輪13bが付設されたセミトレーラー型である。
そして、トラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15後部には段差14aを設けて荷台14の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台14の後部にはスライド式の伸長部材16が回動可能に軸着してある。
さらに、前記荷台14後部の伸長部材16を地面に向けて後傾させる回動手段17が前記伸長部材16と荷台14との間に配設してある。ちなみにこの回動手段17としては、前記伸長部材16と荷台14との間に配設したアクチュエータとすることができ、例えばサーボモータ、油圧シリンダ、空圧シリンダ、油圧モータ等を挙げることができる。
このアクチュエータを用いると、構造が単純で耐久性に富む回動手段17を提供することができるようになった。
なお、前記荷台14後部のスライド式伸長部材16は、地面に向けて後傾させた際には、図4および図5に示すように、伸長部材16の後端16aとタイヤハウス15後部との間に段差がなくなるよう接続することが望ましい。
そしてこのように、前記荷台14後部の伸長部材16を、地面に向けて後傾させた際に伸長部材16の後端16aがタイヤハウス15後部との間に段差14aがなくなるよう接続するようにしたものであり、したがって大型車両・建設機械を含む重量物の積載時において、タイヤハウス15との段差14aを無理なく通過させることができるようになった。
他方、トラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15の前部は昇降式の床面としてあって、前記トラック11の車体11aと荷台14との間には昇降手段18,19が配設してある。
ちなみに、このトラック11の荷台14の後輪13c,13dのタイヤハウス15の前部の床面14bを昇降させる昇降手段18としては、前記床面14bの前部においてトラック11の車体と荷台14との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、例えば空気圧等で伸縮するテレスコピックシリンダとすることができる。
また、前記荷台14の後部の床面14bを昇降させる昇降手段19としては、トラック11の車体と荷台14との間に配設したL型リンク22を備えたアクチュエータ21とすることができ、例えばサーボモータ、油圧シリンダ、空圧シリンダ、油圧モータ等を挙げることができる。そして、該アクチュエータ21で前記L型リンク22を回動させ、L型リンク22の先端に取り付けた前記荷台14の後部の床面14bを昇降させるのである。このように構成すると、トラック11の車体と荷台14との狭い隙間にも昇降手段18,19を難なく設置することができるようになった。
以上のように、この実施例の大型車両運搬用トラックによれば、荷台14の後部を傾斜させて大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11にスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載することができるようになった。
本発明の第2の実施形態を図6〜図10に基いて詳細に説明する。
本実施例の大型車両運搬用トラック31は、運転席32の後部に車輪のない単車型である。
そして、トラック31の荷台14の後輪33c,33dのタイヤハウス35後部には段差34aを設けて荷台34の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台34の後部にはスライド式の伸長部材36が回動可能に軸着してある。
なお、前記伸長部材36を地面に向けて後傾させる回動手段37や、前記トラック31の車体31aと荷台34との間に配設した昇降手段38,39等については、前記第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
なお、いずれの実施形態においても、大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31に積載する際には、スライド式の伸長部材16,36の先端を伸長させたうえで地面に向けて後傾させ、またタイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を上昇させておいて積載作業を行う。
その後タイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を下降させ、また伸長部材16,36を短縮させた上、回動手段37で水平になるよう回動させる。
こうすることによって大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31にスムーズに積載し、かつ低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載することができる。
大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31から降ろす際には、タイヤハウス15,35の前部の荷台14,34を上昇させ、伸長部材16,36を伸長させた上、回動手段37で後傾するよう回動させる。
この状態において、大型車両・建設機械を含む重量物はトラック11,31からスムーズに降ろすことができる。
以上説明したように本発明は、構造簡単で荷台14,34の昇降や荷台後部のスライド式の伸縮部材16,36の回動操作が容易であり、大型車両・建設機械を含む重量物をトラック11,31にスムーズに積載できるとともに、低床型として背の高い大型車両・建設機械などの重量物をコンパクトに積載できるようになった。
したがって、この発明の要旨を変更しない限りにおいて、低床式の荷台を備えていて背の高い重量物を無理なく積載して運搬する大型車両運搬用トラック、あるいはその他の運送用車両に好適に適用することができる。
11 大型車両運搬用トラック
11a 車体
12 運転席
13a,13b,13c,13d 車輪
14 荷台
14a 段差
14b 床面
15 タイヤハウス
16 スライド式の伸長部材
16a 後端
17 回動手段
18 昇降手段
19 昇降手段
21 アクチュエータ
22 L型リンク
31 大型車両運搬用トラック
31a 車体
32 運転席
33c,33d 後輪
34 荷台
34a 段差
35 タイヤハウス
36 スライド式の伸長部材
37 回動手段
38 昇降手段
39 昇降手段

Claims (4)

  1. トラックの荷台の後輪のタイヤハウス後部に段差を設けて荷台の床面を低くするとともに、当該床面を低くした荷台の後部にスライド式の伸長部材を軸着し、さらに該荷台後部の伸長部材の先端を地面に向けて後傾させる回動手段を荷台との間に配設し、
    他方、トラックの荷台の後輪の前部を昇降式の床面として、トラックの車体と荷台との間に昇降手段を配設した大型車両運搬用トラックであって、
    大型車両・建設機械を含む重量物を積載する際には前記回動手段を作動させて荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させ、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を上昇させて積載作業を行い、その上で荷台後部の伸長部材を縮めて前記荷台の床面を段差に応じた高さとし、かつ荷台の後輪のタイヤハウスの前部を下降させて積載した大型車両・建設機械を含む重量物の高さを低くすることができるようにしたことを特徴とする大型車両運搬用トラック。
  2. 前記荷台後部の伸長部材が、地面に向けて後傾させた際には伸長部材の後端がタイヤハウス後部との間に段差がなくなるよう接続するようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載の大型車両運搬用トラック。
  3. 前記荷台後部の伸長部材を地面に向けて後傾させる回動手段が、伸長部材と荷台との間に配設したアクチュエータであることを特徴とする請求項1または2に記載の大型車両運搬用トラック。
  4. トラックの荷台の後輪の前部の床面を昇降させる昇降手段が、前記床面の前部においてトラックの車体と荷台との間に配設した油圧あるいは空圧シリンダ、および前記床面の後部においてトラックの車体と荷台との間に配設したL型リンクを備えたアクチュエータであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の大型車両運搬用トラック。
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