JP2019042159A - Evacuation device - Google Patents
Evacuation device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019042159A JP2019042159A JP2017168800A JP2017168800A JP2019042159A JP 2019042159 A JP2019042159 A JP 2019042159A JP 2017168800 A JP2017168800 A JP 2017168800A JP 2017168800 A JP2017168800 A JP 2017168800A JP 2019042159 A JP2019042159 A JP 2019042159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge
- evacuation
- elevator
- platform
- evacuation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
Description
本発明は避難装置に関するものである。 The present invention relates to an evacuation device.
上階から下階に至るまで立設されたガイド支柱に沿って昇降台を駆動する避難装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、昇降台は、一側縁の両端部が2本のガイド支柱により支持されて昇降駆動される。
As an evacuation apparatus which drives a raising / lowering stand along the guide support | pillar erected from the upper floor to the lower floor, the thing of
しかし、上述した従来例において、昇降台は一側縁がガイド支柱に支持される片持梁状に形成されるために、ガイド支柱との連結部に発生するモーメントが大きくなり、耐荷重を大きくすることに限界があるという問題がある。 However, in the above-described conventional example, since the elevator platform is formed in a cantilever shape, one side edge of which is supported by the guide post, the moment generated at the connecting portion with the guide post increases and the load resistance is increased. There is a problem that there is a limit to
すなわち、上下端を固定されたガイド支柱に昇降台の一側縁を連結した状態で昇降台を昇降操作する上記従来例は、両端固定梁に移動する集中モーメントを負荷した構造と考えられる。そして、集中モーメントの大きさは、昇降台の重心とガイド支柱との間の距離(アーム長)と重心における荷重との積により与えられるために、アーム長が長ければ集中モーメントは大きくなる。 That is, it is considered that the above-described conventional example in which the lifting platform is moved up and down in a state where one side edge of the lifting platform is connected to the guide support fixed at the upper and lower ends is a structure in which concentrated moments moving to fixed beams at both ends are loaded. Then, since the magnitude of the concentration moment is given by the product of the distance between the center of gravity of the elevator platform and the guide support (arm length) and the load at the center of gravity, the concentration moment becomes larger as the arm length is longer.
両端固定梁に集中モーメントを負荷した構造において、集中モーメント負荷部位において曲げモーメントが最大となり、さらに、両端固定部においては大きな剪断力が発生することとなる。一般にガイド支柱のような長尺体は圧縮荷重に比して曲げモーメントに対する強度が弱いことを考慮すると、避難装置の繰り返しの使用、すなわち、移動する集中モーメントによるガイド支柱への負荷を繰り返し与えると、ガイド支柱の変形による昇降装置の円滑な移動に支障を来す等の問題が発生する虞がある。 In the structure where the concentrated moment is loaded to the fixed beam at both ends, the bending moment is maximized at the site where the concentrated moment is applied, and further, a large shearing force is generated at the fixed portion at both ends. Considering the fact that an elongated body such as a guide post generally has lower strength against bending moment than a compressive load, repeated use of the evacuation device, that is, repeated application of load on the guide post by moving concentrated moment There is a possibility that problems may occur such as the smooth movement of the lifting device due to the deformation of the guide support.
以上の問題は、例えば、昇降台上に一人が乗る程度の軽荷重仕様の避難装置においては問題はないが、車椅子利用者を載せる等、昇降台により支持する荷重が大きな大荷重仕様の避難装置を製造する際に問題となる。 The above problems are not a problem, for example, in the light-load type evacuation device where only one person gets on the lifting platform, but a large load specification evacuation device with a large load supported by the lifting platform, such as placing a wheelchair user. It becomes a problem when manufacturing.
また、大荷重仕様の避難装置を製造する場合には、昇降台自体の重量も可及的に軽量化を図ることが望ましいが、上述した従来例において、ガイド支柱が昇降台の一側縁に配置されているために、当該辺縁部近傍は乗降スペースとして利用できないデッドスペースとなり、昇降台の大きさを大きくし、延いては昇降台の重量の増加を惹起するという問題もある。 In addition, when manufacturing an evacuation apparatus with a large load specification, it is desirable to reduce the weight of the elevator platform itself as much as possible, but in the above-described conventional example, the guide post is at one side edge of the elevator platform Due to the arrangement, there is a problem that the vicinity of the peripheral edge becomes a dead space which can not be used as a boarding space, and the size of the platform is increased, which in turn causes an increase in the weight of the platform.
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、耐荷重を大きくすることのできる避難装置の提供を目的とする。 The present invention has been made to solve the above-mentioned drawbacks, and an object of the present invention is to provide an evacuation device capable of increasing the load capacity.
本発明によれば上記目的は、
上階から下階に至るまで立設されたガイド支柱1に沿って上階側床基部2に開設した避難用開口3内に保持される待機位置と下階床面との間で昇降台を昇降駆動する避難装置であって、
前記ガイド支柱1は、昇降台5への乗り込み口となる乗り込み辺縁6に隣接する隣接縁7の各々に対応し、かつ、昇降台5の重心(G)を通り乗り込み辺縁6と平行な重心軸位置と奥側辺縁8との中間位置に配置される避難装置を提供することにより達成される。
According to the invention said object is
The elevator platform is held between the standby position and the lower floor surface held in the evacuation opening 3 established in the upper
The
本発明において、ガイド支柱1は昇降台5の対向する一対の隣接縁7の各々を支持するように2本設けられる。ガイド支柱1を隣接することなく対向辺縁に配置することにより、昇降台5の中央部を有効に利用することが可能になり、スペースの有効利用が可能になる。
In the present invention, two
また、ガイド支柱1は、昇降台5の重心位置(G)を通り乗り込み辺縁6に平行な重心軸位置と奥側辺縁8との中間部に配置されるために、奥側辺縁8に配置する場合に比して重心位置(G)とガイド支柱1との間隔を短くすることが可能になる。このため、昇降台5によりガイド支柱1に負荷されるモーメントを小さくすることができるために、ガイド支柱1の変形等を効果的に防ぐことが可能になる。
In addition, since the
さらに、昇降台5の重心位置(G)がガイド支柱1に対して乗り込み片縁側に偏倚することにより、昇降台5は各部の寸法誤差の集積分乗り込み辺縁6側に傾いた姿勢となる。この状態で昇降台5を水平姿勢に保つように調整すると、昇降台5は常に水平姿勢に保持されるとともに、昇降台5に搭乗する際のがたつきの発生を確実に防止することが可能になる。
Further, when the center of gravity (G) of the
また、上記目的を達成するための他の構成として、
前記昇降台5には、該昇降台5の乗り込み辺縁6に平行な軸周りの傾きを規制するピッチング防止ローラ9に加え、前記隣接縁7に平行な軸周りの傾きを規制するローリング防止ローラ10が各ガイド支柱1の側壁面に対応して配置される避難装置を構成することができる。
Also, as another configuration for achieving the above object,
In addition to the
ピッチング防止ローラ9に加えてローリング防止を各ガイド支柱1に対応させて設ける本発明において、一対のガイド支柱1に対応させて各々ピッチング防止ローラ9とローリング防止ローラ10とを一対ずつ配置する場合に比して、各ガイド支柱1に対する均等な圧接状態を確保することができる。この結果、昇降台5上に大きな荷重が搭載された場合であっても、一方のガイド支柱1に過大な負荷が与えられることを防止することができる。
In the present invention in which rolling prevention is provided in correspondence with each
さらに、上記目的を達成するための他の構成として、
前記昇降台5には、回転速度減速装置11の出力軸12にピニオン13を連結した緩降装置14が前記各ガイド支柱1に対応して搭載されるとともに、
前記各ガイド支柱1の一側壁面には前記ピニオン13が噛合するラック溝15が形成され、
前記緩降装置14を前記出力軸12が前記昇降台5の前記隣接縁7に沿う姿勢で配置した避難装置を構成することができる。
Furthermore, as another configuration for achieving the above object,
A gradual fall-off
A
An evacuation device can be configured in which the
昇降台5の降下速度を制御するために、昇降台5にガイド支柱1の一側壁面に形成されるラック溝15に噛合するピニオン13を備えた緩降装置14が装着される。緩降装置14は上記ピニオン13の回転数を制御することにより昇降台5の降下速度を制御するもので、ピニオン13は回転速度減速装置11の出力軸12に連結される。
In order to control the lowering speed of the
回転速度減速装置11は、減速歯車列、および遠心ブレーキ等の速度制限機構を備えており、出力軸12に回転制止力を与える構造上、出力軸12方向に長寸の構造をとることが多くなる。
The rotational
出力軸12を隣接縁7に沿う姿勢で緩降装置14を配置する本発明において、緩降装置14の昇降台5中央部へのはみ出し寸法を抑えることができるために、昇降台5上のスペースを有効に利用することができ、昇降台5上にデッドスペースを設けることによる昇降台5の重量増加を防止することができる。
In the present invention, in which the
また、上記目的を達成するための他の構成として、
前記避難用開口3には、自由端部が待機位置にある昇降台5上に載置され、昇降台5の降下に伴って垂下姿勢に移行するスロープ部材18が設けられるとともに、
前記昇降台5には、開始端から前記昇降台5の乗り込み辺縁6に行くに従って漸次低背となる傾斜面20が形成される避難装置を構成することができる。
Also, as another configuration for achieving the above object,
The
The
大荷重仕様の避難装置としては、車椅子利用者による避難装置が望まれるが、一方、耐荷重を大きくするには昇降台5自体の強度向上が求められ、結果、昇降台5の床厚を厚くする必要が生じる。
While evacuation equipment by wheelchair users is desired as an evacuation apparatus with a large load specification, on the other hand, it is required to improve the strength of the
昇降台5が厚くなると、下階床面4に着地した際の下階床面4との間の段差が必然的に大きくなるために、段差乗り越えのための特別の手段が必要となり介助者が必要となる。
When the
昇降台5の表面に乗り込み辺縁6に行くに従って漸次低背となる傾斜面20を形成する本発明において、下階床面4に着地した状態で下階床面4と昇降台5上面との間の段差は傾斜面20により吸収されるために、介助者を要することなく昇降台5から降りることができる。
In the present invention, in the present invention, in which the
さらに、上記目的と達成するための他の構成として、
前記昇降台5には、車椅子16の車輪をガイドする車輪ガイド溝17が形成されるとともに、
前記スロープ部材18の自由端部は待機位置にある昇降台の前記車輪ガイド溝17に嵌合し、
かつ、前記傾斜面20は前記車輪ガイド溝に形成される避難装置を構成することができる。
Furthermore, as another configuration to achieve the above purpose and
A wheel guide groove 17 for guiding the wheel of the
The free end of the
And, the
本発明において、下階床面4に着地した状態で下階床面4と車輪ガイド溝17との間の段差は傾斜面20により吸収されるために、介助者を要することなく昇降台5から降りることができる。
In the present invention, since the step between the lower floor 4 and the
また、昇降台5が待機位置にあるときには、上階床面と車輪ガイド溝17との間の段差はスロープ部材18により吸収されるために、昇降台5に乗り移る際にも介助者を要しない。
In addition, when the
図1、図2に示すように、避難装置は、上階側の床基部2に開設された開口に嵌合固定されて避難用開口3を形成するケース21と、下階の床面4上に立設され、上端が上記避難用開口3に固定されるガイド支柱1と、昇降台5とを有し、昇降台5は、図2に示すように、避難用開口3内に保持される待機位置と、図3に示すように、この待機位置からガイド支柱1に沿って降下して下階床面4上に着地する避難位置との間で昇降駆動される。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the evacuation device is fitted and fixed to the opening formed in the
上記ガイド支柱1は適宜の座屈強度を有する中空パイプ体であり、例えばアルミニウムを押し出し成形して形成される。このガイド支柱1の下端部は下階の床スラブに、上端部はケース21に固定される。
The
また、ガイド支柱1の一側壁面にはラック溝15が形成される。図2に示すように、ラック溝15は、ステンレス等の高強度の板材に所定ピッチで凹部15aを形成したもので、ガイド支柱1のほぼ全長にわたって形成される。
Further, a
さらに、図5に示すように、ガイド支柱11の中空部には、ワイヤ22により吊り下げられる重錘23が収容される。ワイヤ22の重錘23への固定端に対する反対端は昇降台5に連結されており、重錘23と昇降台5への固定端との間にはプーリ24が配置される。重錘23は、利用者が搭乗しない状態の昇降台5を上方に引き上げることができる重量に設定されており、下階に到達した後、利用者が昇降台5を降りると、重錘23の重量により昇降台5は待機位置に復帰する。
Furthermore, as shown in FIG. 5, the
なお、図5(b)において重錘23はプーリ24から垂下するワイヤ22に直接連結する場合を示したが、プーリ24と重錘23との間に動滑車を介在させることもできる。
Although FIG. 5B shows the case where the
一方、昇降台5には、上記ガイド支柱1が挿通する支柱挿通開口5aが開設される。支柱挿通開口5aは避難者が待機位置にある昇降台5に乗る際の乗り込み口となる乗り込み辺縁6に隣接する隣接縁7の各々に形成されている。これら支柱挿通開口5aは、乗り込み辺縁6からの間隔が等しい位置で、かつ、図1に示すように、昇降台5の重心位置(G)を通り、乗り込み辺縁6に平行な重心軸位置から所定距離(δ)だけ上記乗り込み辺縁6に対向する辺縁(奥側辺縁8)側に偏倚した位置、すなわち、奥側辺縁8と重心軸位置との中間部に形成されており、上記ガイド支柱1は、これら支柱挿通開口5aに対応する対向位置に2本立設される。
On the other hand, a pillar insertion opening 5 a through which the above-mentioned
以上のようにして支柱挿通開口5aを挿通するガイド支柱1に沿って昇降台5を昇降させるために、支柱挿通開口5a周りには、ピニオン13、ピッチング防止ローラ9、およびローリング防止ローラ10が配置される。
As described above, the
図4、5に示すように、ピニオン13は緩降装置14に組み込まれており、回転速度減速装置11の出力軸12に連結されてガイド支柱1のラック溝15に噛合する。本例において回転速度減速装置11は遠心ブレーキ式のものであり、ピニオン13が回転することにより動作してその回転速度を制限する。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
上記緩降装置14は各々のガイド支柱1に対応して出力軸12が隣接縁7に沿う姿勢で配置され、これに対応して2本のガイド支柱1は、ラック溝15が対向する姿勢で立設される。
The
各緩降装置14には減速性能を確保するためにガイド支柱1を挟んで2組の回転速度減速装置11が使用されることから出力軸12の軸長方向寸法が大きくなる。したがって、出力軸12を隣接縁7に沿う姿勢で緩降装置14を配置することにより、緩降装置14の昇降台5中央部へのはみ出し寸法を抑えることができ、昇降台5上のスペースを有効に利用することができる。
Since two sets of
また、本例において、ピニオン13と回転速度減速装置11の出力軸12とは、昇降台5の降下時におけるピニオン13の回転方向にのみ接続され、逆回転方向に対して接続断状態となるワンウエイクラッチ11aを介して接続されており、回転減速制御は昇降台5の降下時にのみ作動する。
Further, in the present embodiment, the
上記ピッチング防止ローラ9は、昇降台5の乗り込み辺縁6に平行な軸回りの回転を防止するために設けられる。上述したように、ガイド支柱1は昇降台5の重心位置(G)に対して奥側辺縁8寄りに偏倚した位置に配置されているために、昇降台5とガイド支柱1との当接部位には、図5(c)において矢印で示す奥側辺縁8を上方に押し上げる方向、すなわち、図5(c)において時計回りのモーメントが作用する。
The
このモーメントに対抗するために、ピッチング防止ローラ9は、ガイド支柱1を挟んで反対壁面に設置高さを異ならせて配置される。本例においては、奥側辺縁8方向の壁面に対する当接高さが乗り込み辺縁6方向の壁面に対する当接高さに比して高くなる一対が設けられる。これら一対のピッチング防止ローラ9は、発生するモーメントに対して各々が対応するガイド支柱1の壁面に圧接して昇降台5の傾きを防止し、昇降台5はこの状態で水平姿勢が保持される。
In order to counter this moment, the
また、本例において、昇降台5に反対方向のモーメントが負荷された場合に備え、上述した一対のピッチング防止ローラ9に対して線対称位置にさらに補助用のピッチング防止ローラ9'が一対配置される。
Further, in the present embodiment, in preparation for the case where the moment in the opposite direction is loaded on the lifting and lowering
一方、ローリング防止ローラ10は、昇降台5の隣接縁7に平行な軸回りのローリング回転を防止するために設けられるもので、ガイド支柱1の隣接縁7に平行な壁面、すなわち、ラック溝15が形成される壁面と、その反対壁面に対応して配置される。
On the other hand, the
さらに、上記昇降台5の表面には、車椅子16による使用を可能にするために、車椅子16の車輪をガイドする車輪ガイド溝17が凹設される。車輪ガイド溝17は昇降台5の乗り込み辺縁6から奥側辺縁8に至るほぼ全長にわたって形成されており、車椅子16の昇降台5への搭乗は、乗り込み辺縁6から乗り上げた後、奥側辺縁8方向に移動させて行われる。
Furthermore, on the surface of the
また、図6に示すように、上記車輪ガイド溝17には、乗り込み辺縁6から所定間隔隔てた位置を開始端19とし、乗り込み辺縁6の裏面に至る傾斜面20が形成されており、下階まで避難した後、車椅子16を後退させて下階床面4に降りる際の段差発生が防止される。
Further, as shown in FIG. 6, in the
さらに、昇降台5が待機位置にあるときの上階側床面2aとの間の段差を吸収するために、避難用開口3にはスロープ部材18と、スロープ部材18を制御するスロープ制御体25が装着される。
Furthermore, the
スロープ部材18は、上記車輪ガイド溝17に嵌合可能な幅方向寸法を有し、両側縁にガイド用立ち上がり片18aを全長にわたって起立させたU字状断面形状の部材であり、2本の車輪ガイド溝17に対応して2個のスロープ部材18が回転軸部材18bに固定される。回転軸部材18bは、昇降台5の乗り込み辺縁6に対応するケース21の一側縁に沿って配置されており、図6(a)に示すように、自由端が待機位置にある昇降台5の車輪ガイド溝17に嵌合するセット位置と、図6(c)に示すように、回転軸部材18bから吊り下がった吊下姿勢との間で回転する。
The
図6(a)に示すように、昇降台5が待機位置に保持されている状態で、上階側の床面2aと車輪ガイド溝17との間の段差は、車輪ガイド溝17と昇降台5の裏面との間の間隔、すなわち、昇降台5が下階側の床面4に着地した際に発生し、傾斜面20により吸収される段差に比して大きくなる。
As shown in FIG. 6 (a), with the
スロープ部材18は、これを考慮して、図6(a)に示すように、セット位置において上記傾斜面20の始端を超えて奥側辺縁8方向に延設させ、上記傾斜面20の傾きとほぼ同一傾斜角度になるように設定することによって昇降台5への搭乗、降下双方を円滑に行うことが可能になる。
In consideration of this, as shown in FIG. 6A, the
また、スロープ部材18の張出し長さの決定は、上述したように、傾斜角が傾斜面20とほぼ同一となることを条件とする以外に、図10(a)に示すように、車椅子16の後輪との干渉が生じないことを条件にすることも可能であり、このようにスロープ部材18の長さを決定すると、後述する手摺体26位置と相俟って、車椅子16を正しい搭乗位置に導く間接的なガイドとして機能させることができる。
Further, the determination of the extension length of the
なお、以上においてスロープ部材18はセット位置において傾斜面20の傾きとほぼ同一傾斜角度になるように設定する場合を示したが、車椅子16の搭乗に影響がなければ必ずしも同一傾斜角度である必要はない。
In the above, the
上記スロープ制御体25は、上記スロープ部材18の回転軸部材18bに一体に連結される支持杆25aの先端にタイヤ部材25bを回転自在に連結して形成される。タイヤ部材25bは、後述するように、昇降台5と衝突した際の衝突音を吸収するために、合成樹脂製の中空体やゴム製のタイヤ等で形成される。
The
上記スロープ制御体25は、昇降台5上の有効面積を狭くしないように昇降台5の隣接縁7に対応する位置に配置され、スロープ制御体25とスロープ部材18とは、図6(c)に示すように、スロープ部材18が吊下姿勢を取るときにタイヤ部材25bが直下位置よりやや奥側辺縁8方向にずれる角度で配置される。
The
したがって本例において、図6(a)の待機位置から昇降台5が降下すると、支えを失ったスロープ制御体25は図6(a)において時計回りに回転し、図6(c)の状態を経て下階床面4に着地する。この状態から避難者が昇降台5を降りると、上述した重錘23の作用により昇降台5は待機位置に向けて上昇する。
Therefore, in the present embodiment, when the
上昇途上において、図6(c)に示すように、昇降台5の表面がスロープ制御体25のタイヤ部材25bに当接すると、スロープ制御体25には、昇降台5の上方への力により回転軸部材18bを回転中心とする反時計回りの回転モーメントが発生し、さらに上昇すると、図6(a)の状態に復帰する。
During the ascent, as shown in FIG. 6C, when the surface of the
なお、スロープ制御体25は、図6(c)の状態から昇降台5が上昇する際にスロープ部材18の自由端が車輪ガイド溝17、あるいは傾斜面20に干渉しない長さに設定される。
The
さらに、上記昇降台5には、図1に示すように、手摺体26が装着される。手摺体26は、横杆26aと、横杆26aの両端から直角方向に延びる縦杆26bとを有してU字形状に形成されており、昇降プレート5への装着は、各縦杆26bの自由端部を昇降プレート5の奥側辺縁8近傍に回転自在に連結して行われる。
Further, as shown in FIG. 1, a
この手摺体26は、不使用時には、昇降プレート5の表面に沿う倒伏姿勢に保持され、横杆26aを上方に引き上げることにより起立姿勢に移行させることができる。
When not in use, the
なお、以上においては昇降台5の表面に車輪ガイド溝17を設ける場合を示したが、昇降台5の表面は平面により形成することも可能である。
In addition, although the case where the
さらに、避難装置には、昇降台5を待機位置に保持するためのストッパ装置28が設けられるとともに、手摺体26の横杆26aには上記ストッパ装置28を手動で解除するための手動解除操作部29が配置される。
Further, the evacuation device is provided with a
図9に示すように、ストッパ装置28は、昇降台5側に配置され、先端にフック部30aを備えて回転軸30b周りに回転自在なストッパ部材30と、ガイド支柱1側に配置されて上記フック部30aが係脱する被係止部31とを有し、ストッパ部材30は、トーションスプリング32により被係止部31との係止位置側、すなわち、図9における反時計回りに付勢される。
As shown in FIG. 9, the
また、ストッパ部材30にはペダル状の解除操作入力部30cを備えたストッパ解除部30dが設けられ、トーションスプリング32の反力に抗して解除操作入力部30cを押し下げてストッパ解除部30dを図9において時計回りに回転させると、ストッパ部材30は被係止部31との係止解除位置方向に回転する。
Further, the
したがって本例において、昇降台5が待機位置にあるとき、図9(a)に示すようにストッパ装置28のストッパ部材30が被係止部31に係止し、昇降台5の降下を規制する。
Therefore, in the present embodiment, when the
この状態からストッパ解除部30dの解除操作入力部30cを押し下げると、図9(b)に示すように、フック部30aの被係止部31との係止が解除され、昇降台5の降下が開始する。
When the release
また、昇降台5が待機位置側に移動する際、まず、被係止部31とフック部30aの上端に形成される傾斜部30eが干渉してフック部30aが図9(b)に示すように一旦係止解除方向に回転駆動された後、昇降台5が待機位置に達すると、トーションスプリング32の復帰力により係止状態に復帰する。
In addition, when the
上記ストッパ装置28を車椅子16上から操作することができるように、手摺体26には手動解除操作部29が取り付けられる。図7以下に示すように、手動解除操作部29は、ハンドルレバー33aにより操作される回転体33bをハウジング33c内に収容した操作盤33と、回転体33bの変位をストッパ装置28に伝達するケーブル装置34とから構成され、操作盤33は、左右いずれの手での操作が可能なように、手摺体26の横杆26aの中心部に配置される。
A manual
ケーブル装置34はインナーケーブル34aをアウターケーブル34b内に移動自在に挿通させて形成され、一端部が上記操作盤33に、他端部が各ストッパ装置28に連結される。
The
上記回転体33bは円形のハウジング33cの中心位置に中心部が回転自在に連結される杆状体であり、ハウジング33cに開設されたケーブル挿通孔33d(図9(b)参照)からハウジング33c内に導入されたケーブル装置34のインナーケーブル34aが連結される。この回転体33bは、図8(b)に示す初期回転位置と、図8(c)に示すように、インナーケーブル34aをハウジング33c内に引き込む操作回転位置との間で回転操作することができる。
The
一方、アウターケーブル34bの操作盤33側の端部は、ケーブル挿通孔33dを形成する平面部に当接した状態となり、アウターケーブル34bと平面部との当接部は、移動不能な不動点35となる。
On the other hand, the end of the
以上のように一端部が操作盤33に連結されるケーブル装置34のインナーケーブル34aの他端は、解除操作入力部30cに開設されたケーブル挿通孔33dを通過して昇降台5の支柱挿通開口5aの近傍(固定点5c)に固定され、アウターケーブル34bは、解除操作入力部30cに当接する。
As described above, the other end of the
アウターケーブル34bは、図9に示すように、適宜の余長が確保された状態で操作盤33側の不動点35と、解除操作入力部30cに対する当接点との間に配索され、さらに、インナーケーブル34aが所定位置に固定されたアウターケーブル34bの配索経路を規制するために、アウターケーブル34bの両端は各々の対応部に圧接状態となってこれらから離れることはない。
As shown in FIG. 9, the
回転体33bが初期回転位置にあるときには、手摺体26が倒伏姿勢、あるいは図7に示す起立姿勢のいずれにあっても、アウターケーブル34bのストッパ装置28側の端部は図9(a)に示すように、解除操作入力部30cを作用させない位置に保持される。この状態からハンドルレバー33aを回転操作して回転体33bを回転駆動すると、図9(b)に示すように、ハウジング33c内にインナーケーブル34aが呼び込まれる結果、ハウジング33c内への進入が不動点35において阻まれているアウターケーブル34bは、インナーケーブル34aにガイドされるようにして下方に移動し、解除操作入力部30cを押し下げて作動させる。
When the
以上から、本例において車椅子16の利用者は図10(a)に示すように、乗り込み辺縁6からスロープ部材18を通って昇降台5上に乗り込むことができる。この後、手摺体26を起立させ、さらに操作レバーを回転操作すると、ストッパ装置28が解除されて昇降台5が降下を開始する。
From the above, in this example, the user of the
図10(b)に示すように、下階床面4に達したとき、車椅子16を後退させるだけで下階床面4と昇降台5との段差は傾斜面20により解消されているために、下階床面4に移動することができ、円滑な避難が可能になる。
As shown in FIG. 10 (b), when the lower floor 4 is reached, the difference between the lower floor 4 and the
1 ガイド支柱
2 上階側床基部
3 避難用開口
4 下階床面
5 昇降台
6 乗り込み辺縁
7 隣接縁
8 奥側辺縁
9 ピッチング防止ローラ
10 ローリング防止ローラ
11 回転速度減速装置
12 出力軸
13 ピニオン
14 緩降装置
15 ラック溝
16 車椅子
17 車輪ガイド溝
18 スロープ部材
19 開始端
20 傾斜面
G 重心位置
DESCRIPTION OF
G center of gravity position
Claims (5)
前記ガイド支柱は、昇降台への乗り込み口となる乗り込み辺縁に隣接する隣接縁の各々に対応し、かつ、昇降台の重心を通り乗り込み辺縁と平行な重心軸位置と奥側辺縁との中間位置に配置される避難装置。 Drive the elevator up and down between the standby position and the lower floor surface held in the evacuation opening established in the upper floor base along the guide post erected from the upper floor to the lower floor It is an evacuation device,
The guide support corresponds to each of the adjacent edges adjacent to the boarding edge which becomes the entrance to the elevator platform, and passes through the center of gravity of the elevator platform and the center of gravity axis position parallel to the boarding edge and the back side edge Evacuation device to be placed in the middle position of.
前記各ガイド支柱の一側壁面には前記ピニオンが噛合するラック溝が形成され、
前記緩降装置を前記出力軸が前記昇降台の前記隣接縁に沿う姿勢で配置した請求項1または2記載の避難装置。 A gradual fall-off device, in which a pinion is connected to an output shaft of a rotational speed reduction gear, is mounted on the elevator platform corresponding to each of the guide columns.
A rack groove in which the pinion is engaged is formed on one side wall surface of each guide post;
The evacuation device according to claim 1 or 2, wherein the gradual lowering device is disposed such that the output shaft is along the adjacent edge of the elevator platform.
前記昇降台には、開始端から前記昇降台の乗り込み辺縁に行くに従って漸次低背となる傾斜面が形成される請求項1、2または3記載の避難装置。 The evacuation opening is provided with a slope member which is placed on a lifting platform whose free end is in a standby position and which shifts to a hanging posture as the lifting platform is lowered,
4. The evacuation apparatus according to claim 1, 2 or 3, wherein the lifting platform is formed with an inclined surface whose height gradually decreases from the start end toward the mounting edge of the lifting platform.
前記スロープ部材の自由端部は待機位置にある昇降台の前記車輪ガイド溝に嵌合し、
かつ、前記傾斜面は前記車輪ガイド溝に形成される請求項4記載の避難装置。 A wheel guide groove for guiding a wheel of a wheelchair is formed in the elevator platform,
The free end of the slope member fits into the wheel guide groove of the elevator platform in the standby position;
The evacuation device according to claim 4, wherein the inclined surface is formed in the wheel guide groove.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017168800A JP6868510B2 (en) | 2017-09-01 | 2017-09-01 | Evacuation device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017168800A JP6868510B2 (en) | 2017-09-01 | 2017-09-01 | Evacuation device |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019042159A true JP2019042159A (en) | 2019-03-22 |
JP2019042159A5 JP2019042159A5 (en) | 2020-10-08 |
JP6868510B2 JP6868510B2 (en) | 2021-05-12 |
Family
ID=65815848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017168800A Active JP6868510B2 (en) | 2017-09-01 | 2017-09-01 | Evacuation device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6868510B2 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102165781B1 (en) * | 2020-02-19 | 2020-10-14 | 주식회사 아세아방재 | Non-motorized evacuator for the disabled |
KR102264813B1 (en) * | 2020-10-28 | 2021-06-15 | 주식회사 아세아방재 | An emergency escape apparatus |
-
2017
- 2017-09-01 JP JP2017168800A patent/JP6868510B2/en active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102165781B1 (en) * | 2020-02-19 | 2020-10-14 | 주식회사 아세아방재 | Non-motorized evacuator for the disabled |
KR102264813B1 (en) * | 2020-10-28 | 2021-06-15 | 주식회사 아세아방재 | An emergency escape apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6868510B2 (en) | 2021-05-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11655121B2 (en) | Elevator car | |
KR20140003277U (en) | A lift for a high place work | |
JP6868511B2 (en) | Evacuation device | |
JP2019042159A (en) | Evacuation device | |
US20090260926A1 (en) | Elevator arrangement | |
JP2000177999A (en) | Hoist platform for two-track vehicle | |
JP6868509B2 (en) | Evacuation device | |
KR20220125633A (en) | Work boarding device | |
CN114829288A (en) | Elevator arrangement and method | |
JP6125302B2 (en) | Evacuation device | |
JPH11217950A (en) | Turn table equipment of parking facility | |
WO2021192129A1 (en) | Pit ladder device for elevator | |
JP6702504B2 (en) | Elevator pit ladder equipment | |
JP6855643B1 (en) | Evacuation device | |
JP5305344B2 (en) | Hoisting machine installation device | |
KR100992596B1 (en) | Elevarator with an open car moving between two stories | |
WO2021038629A1 (en) | Construction elevator device | |
JP3662064B2 (en) | Manual lifting floor device | |
JP5347917B2 (en) | Elevator equipment | |
JP4245315B2 (en) | Moving scaffold for elevator installation and elevator installation method | |
JP2009101095A (en) | Wheelchair-carrying lift apparatus | |
KR910007858Y1 (en) | Elevator for a building | |
KR102422366B1 (en) | Box type carrier and evacuating system having the box type carrier | |
KR102446299B1 (en) | Work boarding device | |
KR102446293B1 (en) | Work boarding device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20170912 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200828 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210412 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6868510 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |