JP2019042079A - 肘掛け装置 - Google Patents
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Abstract
Description
肘支柱の上端に設けたベースと、前記ベースの上に配置した前後長手の肘当てとを有しており、
前記ベースは上向きに突出したボス体を備えている一方、
前記肘当ては、肘当て本体とこれに上から取付けられた肘当て上部材とを有しており、前記肘当て本体に、前記ベースのボス体に嵌まる前後長手の長穴を形成することにより、肘当てがその長手方向にスライド自在になっている構成であって、
前記ベースと肘当て本体との間に、前記肘当て本体の長穴を下方から塞ぐ複数枚のカバー板が配置されている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の肘掛け装置は、オフィスで多用されている回転椅子に装着している。すなわち、椅子は、座1と脚装置2と背もたれ3と後傾自在な背フレーム4とを備えており、背フレーム4に背もたれ3が取付けられているが、本実施形態では、肘掛け装置は、背フレーム4の前部に取り付けている。なお、脚装置2を構成する各枝杆の先端にはキャスタを設けているが、図1(A)(B)ではキャスタは1本の枝杆にしか表示していない。
次に、肘当て9の構造を説明する。図4,5に示すように、肘当て9は、外観を構成する前後長手の部材として、肘当て本体24と肘当て上部材25とを有しており、肘当て上部材25は、エラストマー等の軟質材からなるパッド材26を備えている。パッド材26は、肘当て上部材25とは別体に製造して、後工程で嵌着してもよいし、インサート成形などで一体化した状態に製造してもよい。
既述のとおり、肘当て本体24には、前後スライド(長手方向のスライド)を許容するための長穴34が空いているが、例えば、図7(B)に示すように、肘当て本体24の下面に、下向きリブ47で囲われた下向き凹所48を形成して、この下向き凹所48の底部に既述の長穴34が形成されている。そして、下向き凹所48に、肘当て本体24の長穴34を塞ぐべく、既述の上カバー板35と下カバー板36とが、それぞれ長手方向に相対動し得るように配置されている。従って、上下カバー板35,36の長さは下向き凹所48の長さよりも短くなっており、かつ、上カバー板35は下カバー板36よりも短くなっている。
既述のとおり、肘当て本体24は上に開口しており、例えば図9,10に示すように、肘当て本体24の内部に平面視小判形のスライド補助体37が配置されている。スライド補助体37はボス体33に嵌まっているので、肘当て本体24は、スライド補助体37にガイドされてその長手方向にスライドする。また、スライド補助体37と肘当て本体24とは、一緒に水平旋回する。従って、スライド補助体37と肘当て本体24とは、相対回動は不能で相対スライドは自在な関係になっている。
肘当て9を水平旋回可能に構成すると、所望の姿勢に保持できるようにする必要がある。そこで、肘当て9の平面視姿勢保持手段を設けている。この点を、主として図10,11を参照して説明する。既述のとおり、スライド補助体37の凹所38に姿勢保持体39が上から嵌め入れられていて、姿勢保持体39には、押さえ部材41の筒部が上から嵌まる中心穴40が空いている。
既述のとおり、肘当て9は90度程度の角度範囲で水平旋回させることができるが、本実施形態では、肘当て9の旋回角度規制機能は、押さえ部材41とスライド補助体37とが担っている。この点を、図6及び図12を参照して説明する。
6 固定肘支柱
7 可動肘支柱
8 ベース
24 肘当て本体
25 肘当て上部材
29 リング板
33 ボス体
34 肘当て本体の長穴
35 上カバー板
36 下カバー板
37 スライド補助体
39 姿勢保持体
41 押さえ部材
48 下向き凹所
50,51 カバー板の長穴
57 肘当ての前後スライドに抵抗を付与する弾性体
64 水平姿勢保持用の弾性体
65 水平姿勢保持用の係合体
67 旋回角度規制用のストッパー部
Claims (4)
- 肘支柱の上端に設けたベースと、前記ベースの上に配置した前後長手の肘当てとを有しており、
前記ベースは上向きに突出したボス体を備えている一方、
前記肘当ては、肘当て本体とこれに上から取付けられた肘当て上部材とを有しており、前記肘当て本体に、前記ベースのボス体に嵌まる前後長手の長穴を形成することにより、肘当てがその長手方向にスライド自在になっている構成であって、
前記ベースと肘当て本体との間に、前記肘当て本体の長穴を下方から塞ぐ複数枚のカバー板が配置されている、
肘掛け装置。 - 前記複数枚のカバー板が、前記肘当て本体のスライドに連れて異なるタイミングで相対的にスライド開始することにより、前記肘当て本体の長穴が複数枚のカバー板で塞がれるようになっている、
請求項1に記載した肘掛け装置。 - 前記カバー板は、上カバー板と下カバー板との上下2枚で構成されていて、この上下カバー板に、前記ボス体に嵌まる長穴が長手方向に長く形成されており、上カバー板の長穴と下カバーの長穴との長さを異ならせることにより、前記肘当て本体のスライドに連れて上下カバー板が異なるタイミングで相対的にスライド開始するようになっている、
請求項2に記載した肘掛け装置。 - 前記肘当て本体の下面に、前記上下カバー板が相対的にスライド可能に配置された下向き凹所が形成されている、
請求項1〜3のうちのいずれかに記載した肘掛け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017167961A JP7023071B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | 肘掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017167961A JP7023071B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | 肘掛け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019042079A true JP2019042079A (ja) | 2019-03-22 |
JP7023071B2 JP7023071B2 (ja) | 2022-02-21 |
Family
ID=65814956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017167961A Active JP7023071B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | 肘掛け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7023071B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008194125A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Okamura Corp | 椅子の肘掛装置 |
US20110248543A1 (en) * | 2010-04-13 | 2011-10-13 | William Hitchcock | Adjustable armrest |
JP2014223842A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 日本発條株式会社 | ヘッドレスト構造及びヘッドレスト装置 |
JP2016002900A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 株式会社タチエス | ヘッドレスト |
-
2017
- 2017-08-31 JP JP2017167961A patent/JP7023071B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP2008194125A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Okamura Corp | 椅子の肘掛装置 |
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JP2016002900A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 株式会社タチエス | ヘッドレスト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7023071B2 (ja) | 2022-02-21 |
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