JP2019040816A - 組電池 - Google Patents

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Junya Tanaka
順也 田中
正直 島▲崎▼
Masanao Shimazaki
正直 島▲崎▼
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Abstract

【課題】基板を電池パックに設置するためのコストが低減されうる組電池を提供する。【解決手段】組電池100は、キャップ面151に端子を有する電池セル150と、電池セル150を収容するケース102と、キャップ面151の側に設けられ、端子と電気的に接続される基板230とを備える。基板230は、端子と電気的に接続される締結点で特定される、少なくとも2つの締結部237で締結され、少なくとも2つの締結部237の間に、少なくとも1つの大型部品を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、組電池に関する。
電池パックにおいて、電池セルの電流又は電圧等を監視する基板が接続されることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2011−165628号公報
電池パック全体に加速度が加わる場合、基板に実装された部品に慣性力が加わりうる。部品に加わる慣性力による基板のたわみを低減するために、基板を電池パックに締結する部分を増やす場合、基板を締結する部材のコストが増大しうる。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、基板を電池パックに設置するためのコストが低減されうる組電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る組電池は、
キャップ面に端子を有する電池セルと、
前記電池セルを収容するケースと、
前記キャップ面の側に設けられ、前記端子と電気的に接続される基板と
を備え、
前記基板は、
前記端子と電気的に接続される締結点で特定される、少なくとも2つの締結部で締結され、
前記少なくとも2つの締結部の間に、少なくとも1つの大型部品を備える。
第1の観点に係る組電池によれば、基板を電池パックに設置するためのコストが低減されうる。
本発明の一実施形態に係る組電池の外観斜視図である。 組電池の上部ケース及びガス排出管を外した状態を示す外観斜視図である。 図1の組電池に収容される電池セルの配置を示す図である。 図1の組電池の分解斜視図である。 電池セルが下部ケース及びセルホルダに収容された状態を示す図である。 一実施形態に係るセンサ基板の平面図である。 比較例に係るセンサ基板の平面図である。
以下、本開示に係る一実施形態が、図面を参照して説明される。図面は、模式的なものである。図面上の寸法又は比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。各図面における各構成部の描写は、部分的に簡略化されることがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る組電池100の外観斜視図である。図2は、組電池100の上部ケース300及びガス排出管600を外した状態を示す外観斜視図である。組電池100は、上部ケース300と、下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500と、ガス排出管600とを備える。組電池100は、略直方体形状である。Y軸の正の方向に向く面は、組電池100の第1側面ともいう。Y軸の負の方向に向く面は、組電池100の第2側面ともいう。Z軸の正の方向に向く面は、組電池100の上面ともいう。上面の反対側に対応するZ軸の負の方向に向く面は、組電池100の底面ともいう。X軸の正の方向を向く面は、組電池100の前面ともいう。前面の反対側に対応するX軸の負の方向を向く面は、組電池100の背面ともいう。組電池100の各面の名称は、下部ケース110、セルホルダ120及びBATケース500の各面を示す名称として適用されうる。「下部」及び「上部」の記載は、構成を区別するための識別子である。本実施形態において、下部ケース110として示される構成は、上部ケース300として示される構成の下部に位置するものとするが、下部に限られず、上部又は側部等に位置してもよい。
下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、係合部材180によって、第1側面の側で互いに係合される。下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、係合部材180によって、第2側面の側でも互いに係合される。下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とが係合された部材は、電池ケースともいう。下部ケース110、セルホルダ120、BATケース500、及び電池ケースは、単にケースともいう。電池ケースは、第1ケースと第2ケースとを含みうる。この場合、第1ケース及び第2ケースはそれぞれ、下部ケース110、セルホルダ120及びBATケース500のいずれか1つであってよい。「第1」及び「第2」の記載は、構成を区別するための識別子である。電池ケースには、電池セル150(図3参照)が収容される。電池セル150は、例えば、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池等の二次電池であってよい。
下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、例えば、PBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂により構成されてよい。
上部ケース300は、上面と前面とが接続する辺の一部に、凹部301を有する。また上部ケース300は、上面と第1側面とが接続する辺の一部に、凹部302を有する。組電池100は、凹部301及び凹部302が設けられた位置に、それぞれ第1端子250及び第2端子260を備える。第1端子250の周囲を囲むようにパッキン270が配置される。同様に第2端子260の周囲を囲むようにパッキン270が配置される。パッキン270は、弾性を有する任意の部材により形成されるのが好適である。しかしながら、これに限定されず、パッキン270は、弾性を有さなくともよい。
上部ケース300は、第1側面に開口303を有する。組電池100は、開口303が設けられた位置に、コネクタ310を備える。
組電池100は、電池ケースの上面に、リレー221及び222を備えてよい。リレー221及び222は、互いに区別されなくてもよい場合、リレー220と総称される。リレー220は、下部ケース110の上に位置してよいし、下部ケース110の上とセルホルダ120の上とにまたがって位置してよい。リレー220の数は、2つに限られず、1つであってよいし、3つ以上であってよい。
組電池100は、電池セル150の端子に電気的に接続するバスバ160を備えてよい。バスバ160は、電池セル150の正極の側の端子と負極の側の端子とにそれぞれ接続してよい。組電池100は、電池ケースの上面に、銅バスバ280を備えてよい。組電池100が備える銅バスバ280の数は、5つに限られず、4つ以下であってよいし、6つ以上であってよい。
リレー221は、一端において、銅バスバ280を介してバスバ160に電気的に接続し、他端において、銅バスバ280を介して第1端子250に電気的に接続してよい。リレー222は、一端において銅バスバ280を介してバスバ160に電気的に接続し、他端において銅バスバ280とヒュージブルリンク240と銅バスバ280とを介して第2端子260に電気的に接続してよい。リレー221及びリレー222は、電池セル150を、電源システムにおける組電池100外の各構成要素と並列に接続する、又は、各構成要素から切断するスイッチング素子として機能する。
組電池100は、電池セル150の端子に、バスバ160を介して電気的に接続するセンサ基板230(図4参照)を備えてよい。センサ基板230は、適宜な方式で電池セル150を含む回路に流れる電流、又は、電池セル150を含む回路に印加される電圧を測定する。センサ基板230は、BMS(Battery Management System)を含んでよい。BMSは、電源システムの制御部に通信可能に接続され、リレー220の制御を行ってよい。
ヒュージブルリンク240は、ヒューズ本体と、ヒューズ本体を収容保持する絶縁樹脂製のハウジングと、ハウジングを覆う絶縁樹脂製のカバーとにより構成され、過電流が生じた場合に溶断する。
上部ケース300は、係合部材190によって、電池ケースと係合される。上部ケース300は、電池セル150、銅バスバ280、リレー220、センサ基板230及びヒュージブルリンク240を覆う。上部ケース300は、組電池100の内部の電子部品又は金属部分等の腐食及び短絡を防止しうる。上部ケース300は、例えば、PBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂で構成されてよい。
本実施形態に係る組電池100は、内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されて使用されると仮定する。組電池100は、例えば、車両の座席の下に搭載されてよい。組電池100は、例えば、車両のセンターコンソールに搭載されてよい。組電池100は、車両用に限られず、他の用途で用いられてよい。
図3は、組電池100に収容される電池セル150の配置を示す斜視図である。本実施形態に係る組電池100は、5個の電池セル150−1〜5を収容する。組電池100に収容される電池セル150の数量は、5つに限られない。組電池100に収容される電池セル150の数量は、電池セル150の最大出力及び車両等の被駆動機器が消費する電力等に応じて、適宜決定されうる。
電池セル150は、6つの面を有する略直方体形状である。電池セル150の6つの面のうち2つの面は、他の4つの面よりも大きい面積を有する。電池セル150の面のうち比較的面積の大きい2つの面は、扁平面ともいう。電池セル150は、扁平面がZ軸の正の方向及び負の方向に向くように配置される。言い換えれば、電池セル150は、扁平面が組電池100の上面及び底面に略平行となるように配置される。電池セル150の扁平面は、ケースの上面に沿うように配置されるともいえる。
本実施形態に係る組電池100において、電池セル150は、2段と3段とに分けてZ軸方向に積層される。2段に積層された電池セル150は、Y軸の正の方向の側に配置される。3段に積層された電池セル150は、Y軸の負の方向の側に配置される。電池セル150が積層される数量は、組電池100に収容される電池セル150の数量に応じて、適宜変更されうる。
電池セル150のX軸の正の方向の側の面は、キャップ面151ともいう。電池セル150は、キャップ面151が組電池100の前面の側に向くように配置される。電池セル150は、キャップ面151に、正極端子152と、負極端子153と、安全弁154とを備える。キャップ面151は、長辺と短辺とを有する略長方形状である。正極端子152及び負極端子153は、キャップ面151の長辺方向の両端付近に設けられる。正極端子152及び負極端子153は、電池セル150から電力を出力する電極である。正極端子152及び負極端子153をまとめて電極端子ともいう。
安全弁154は、正極端子152と負極端子153との間に設けられる。安全弁154は、電池セル150内部で発生するガスによって、電池セル150内部の圧力が所定圧力以上になった場合にガスを外部に排出するために開く。電池セル150内部の圧力は、電池セル150が経年劣化した場合、熱暴走した場合等に、所定圧力以上になりうる。所定圧力は、電池セル150の仕様に応じて、適宜定められうる。
図4は、図1に示す組電池100の分解斜視図である。電池モジュールは、以下のように組み立てられてよい。電池セル150は、絶縁シート155を挟んで3段と2段とに積層され、下部ケース110とセルホルダ120との間に収容される。下部ケース110とセルホルダ120とは、係合部材180によって係合される。下部ケース110とセルホルダ120の上面に、銅バスバ280と、リレー220と、ヒュージブルリンク240とが取り付けられる。電池セル150の電極端子に、バスバ160が取り付けられる。図5に、電池セル150が下部ケース110及びセルホルダ120に収容された状態を示す。電池セル150のキャップ面151の側にシール630を挟んでガスカバー610が取り付けられる。バスバ160のセンサ取付端子163に、センサ基板230が取り付けられる。図6及び図7に、センサ基板230が取り付けられた組電池100の斜視図及び正面図を示す。センサ基板230が取り付けられた後、BATケース500が電池セル150のキャップ面151の側をカバーするように、セルホルダ120に、係合部材180によって係合される。
上部ケース300は、電池モジュール全体をカバーするように取り付けられる。上部ケース300と電池ケースとは、係合部材190によって前面側及び背面側で互いに係合される。なお上部ケース300と電池ケースとは、例えば、爪と穴との嵌合によって互いに係合されてよい。組電池100は、以上説明してきた手順例によって、組み立てられうる。
電池モジュールの組み立てにおいて、電池セル150は、接着剤によってセルホルダ120に接着されてよい。接着剤は、電池セル150とセルホルダ120とを接着可能な任意の接着剤であってよい。接着剤は、例えばアクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等であってよい。接着剤は、セルホルダ120に塗布されてよい。接着剤は、セルホルダ120の、電池セル150のキャップ面151に対向する部分に塗布されてよい。電池セル150は、セルホルダ120に接着剤が塗布された後に、セルホルダ120に挿入されてよい。
電池セル150とセルホルダ120とが接着された後、電池セル150の電極端子には、バスバ160が溶接されてよい。電極端子とバスバ160とが溶接される際、電極端子とバスバ160との位置関係には、高い精度が要求されることがある。この場合、電池セル150とセルホルダ120とを接着する接着剤の塗布位置の精度を高めることによって、電極端子とバスバ160との溶接が容易になりうる。また、電池セル150にバスバ160が溶接される前に電池セル150とセルホルダ120とが接着されることによって、電池モジュールの生産性が向上しうる。
図4に示されるように、組電池100は、前面側にガスカバー610を備える。ガスカバー610は、例えばPBT等の樹脂で構成されてよい。ガスカバー610は、電池セル150のキャップ面151との間にシール630を挟んで、安全弁154を覆うようにキャップ面151に取り付けられる。シール630は、例えば、EPDM(Ethylene-Propylene-Diene Monomer)等のゴムで構成されてよい。ガスカバー610は、嵌合構造又はねじ止め等の任意の機構によって、セルホルダ120に取り付けられてよい。
ガスカバー610は、電池セル150の電極端子が露出するセルホルダ120の露出面、すなわち前面に取り付けられ、電池セル150の安全弁154を封止する。ガスカバー610は、3段に積層された電池セル150−1〜3の安全弁154及び2段に積層された電池セル150−4〜5の安全弁154に共通して取り付けられる。ガスカバー610は、電池セル150の安全弁154から排出されるガスを内部に保持しうる。
ガスカバー610は、安全弁154から排出されるガスを通過させるガスダクト611を有する。ガスダクト611は、ガスカバー610から、組電池100の前面の側に突出する。ガスダクト611は、安全弁154から排出されるガスの排出方向に沿って突出してよい。例えば、図4に示されるように、ガスダクト611は、X軸正の方向に沿って直線状に突出してよい。しかしながら、これに限定されず、ガスダクト611は、組電池100の前面の側に突出する形状であれば、任意の形状であってよい。ガスダクト611は、ガスカバー610の上端部に設けられる。
ガスカバー610のガスダクト611は、ガスが漏洩しないようにガス排出管600に接続される。ガスダクト611の先端部612は、BATケース500の開口部510から前面側に突出する。ガスダクト611の先端部612が、ガス排出管600の端部から挿入され、ガスダクト611とガス排出管600とが密閉状態で連通する。これにより電池セル150−1〜5からガスカバー610に排出されたガスは、ガス排出管600に排出されうる。組電池100が車両に搭載される場合、ガス排出管600は、例えば車体の下部の外部空間にガスを排出する。
2段に積層された電池セル150−4〜5側のガスカバー610の最上部は、電池セル1つ分の余剰カバー領域を有してよい。ガスカバー610に対応するシール630は、余剰カバー領域に対応する余剰シール領域を有してよい。そこで当該領域を覆うように、図5に示すように、セルホルダ120のうち電池セル150−4〜5を保持する側において、Z軸正方向に延在させた延在領域121を設けている。このようにすることで、2つのガスカバー610が同一形状とされうる。結果として、組電池100の製造における生産性が向上されうる。また、セルホルダ120の前面側に略矩形の幅広のスペースが得られる。また当該スペースに比較的大型のセンサ基板230を配置することができる。このように基板面積の確保等にも寄与するため、例えば組電池100の前面側と上面側に基板を分けて配置する等の必要が無くなり、配線の簡素化及び生産性の向上を図ることができる。
図5に示されるように、バスバ160は、センサ取付端子163を有する。図6に示されるように、センサ基板230は、取付孔233a〜233jを有する。取付孔233a〜233jは、取付孔233と総称される。取付孔233の数は、10個に限られず、9個以下であってよいし、11個以上であってもよい。取付孔233は、センサ取付端子163に対応して設けられてよい。取付孔233は、センサ基板230に実装される回路に電気的に接続する端子を有する。取付孔233とセンサ取付端子163とは、取付部材によって締結され、互いに電気的に接続される。取付孔233とセンサ取付端子163とが電気的に接続されることによって、センサ基板230に実装される回路は、バスバ160に電気的に接続される。つまり、センサ基板230に実装される回路は、電池セル150のキャップ面151の側に位置し、バスバ160を介して電池セル150の電極に接続される。
センサ基板230が締結される取付孔233が設けられる点は、締結点ともいう。センサ基板230は、1つ以上の締結点で特定される締結部237を有するものとする。締結部237が1つの締結点で特定される場合、締結部237は、その締結点によって締結される部分であってよい。締結点によって締結される部分は、例えば、取付部材がセンサ基板230を押圧する範囲の少なくとも一部であってよい。締結部237が2つの締結点で特定される場合、締結部237は、2つの締結点を結ぶ線分に沿った部分であってよい。線分に沿った部分は、例えば、取付部材がセンサ基板230を押圧する部分の径と同じ長さの幅を有する部分であってよい。締結部237が3つ以上の締結点で特定される場合、締結部237は、各締結点を頂点とする多角形の内部として表される部分であってよい。
センサ基板230は、例えば、取付孔233a及び233bで特定される締結部237a、並びに、取付孔233c及び233dで特定される締結部237bを有してよい。センサ基板230は、取付孔233e、233f及び233gで特定される締結部237c、並びに、取付孔233h、233i及び233jで特定される締結部237dを有してよい。これらの例に限られず、締結部237は、1つの締結点で特定されてもよいし、4つ以上の締結点で特定されてもよい。センサ基板230の長手方向及び短手方向はそれぞれ、Y軸及びZ軸に沿う方向であるものとする。図6に例示される締結部237は、センサ基板230の短手方向に沿って特定されている。この例に限られず、締結部237は、センサ基板230の長手方向に沿うように、例えば取付孔233a及び233cで特定されてもよいし、センサ基板230の対角線に沿うように、例えば取付孔233a及び233jで特定されてもよい。
締結点は、センサ取付端子163に締結される部分だけに設けられてよい。このようにすることで、センサ基板230の本来の機能を発揮するために必要とされるバスバ160との電気的な接続の構成が、センサ基板230の締結を兼ねることができる。センサ基板230の締結だけを目的とする構成が不要となることによって、センサ基板230の設置コストが低減されうる。
図6に示されるように、センサ基板230は、コンデンサ234と、集積回路チップ235a及び235bとを備えてよい。コンデンサ234の数は、1個に限られない。集積回路チップ235a及び235bは、集積回路チップ235と総称される。集積回路チップ235の数は、2個に限られない。センサ基板230は、コンデンサ234及び集積回路チップ235に限られず、抵抗器又はダイオード等の種々の電子部品を備えてよい。
センサ基板230に実装される部品はそれぞれ、センサ基板230の部品実装面からの高さを有する。コンデンサ234の高さは、他の部品の高さよりも高いことがある。部品実装面からの高さが比較的高い部品は、背高部品ともいう。コンデンサ234は、背高部品に含まれてよい。センサ基板230に実装される部品はそれぞれ、センサ基板230の上で所定の面積を占有する。集積回路チップ235が占有する面積は、他の部品が占有する面積よりも大きいことがある。占有面積が比較的大きい部品は、大面積部品ともいう。集積回路チップ235は、大面積部品に含まれてよい。背高部品と大面積部品とは、大型部品と総称される。大型部品は、他の部品よりも高い高さを有する条件、又は、他の部品よりも広い占有面積を有する条件のうち少なくとも一方の条件を満たす部品であってよい。
センサ基板230を含む組電池100が加速度を受けた際、大型部品は、他の部品よりも大きい慣性力を受けうる。大型部品は、少なくとも2つの締結部237の間に実装されてよい。
図6に例示されるように、本実施形態に係るセンサ基板230において、コンデンサ234が実装される位置は、締結部237aと締結部237bとの間である。一方で、図7に示される比較例に係るセンサ基板230において、コンデンサ234xが実装される位置は、締結部237aよりもY軸の正の方向の側の端部に近い位置であり、締結部237の間ではない。言い換えれば、センサ基板230のうちコンデンサ234xを含む領域は、締結部237aによって片側だけを支持された、片持ち梁構造となっている。
比較例に係るセンサ基板230がX軸方向に加速度を受けた場合、コンデンサ234xに慣性力が加わりうる。コンデンサ234xに加わる力は、片持ち梁構造となっているセンサ基板230のY軸の正の方向の側の端部を大きく変位させうる。一方で、本実施形態に係るセンサ基板230がX軸方向に加速度を受けた場合、コンデンサ234に慣性力が加わりうる。コンデンサ234に加わる力は、コンデンサ234から見てY軸の正及び負の側に位置する締結部237a及び237bに加わる。これによって、コンデンサ234が実装される位置の変位は、比較例に係るコンデンサ234xが実装される位置の変位よりも小さくなりうる。つまり、少なくとも2つの締結部237の間に実装される大型部品の変位の大きさは、締結部237の間ではない位置に実装される大型部品の変位の大きさよりも小さくなりうる。
コンデンサ234は、締結部237aと締結部237bとの間に位置する。集積回路チップ235aは、締結部237bと締結部237cとの間に位置する。集積回路チップ235bは、締結部237cと締結部237dとの間に位置する。つまり、大型部品は、締結部237の間に位置する。大型部品は、3つ以上の締結部237の間に位置してよい。大型部品が少なくとも2つの締結部237の間に位置することによって、センサ基板230は、加速度を受けた場合にたわみにくくなる。
コンデンサ234は、センサ基板230の長手方向に沿って並ぶ締結部237a及び237bの間に位置する。集積回路チップ235aは、センサ基板230の長手方向に沿って並ぶ締結部237bと締結部237cとの間に位置する。集積回路チップ235bは、センサ基板230の長手方向に沿って並ぶ締結部237cと締結部237dとの間に位置する。つまり、大型部品は、センサ基板230の長手方向に沿って並ぶ2つの締結部237の間に位置してよい。センサ基板230は、長手方向の一端を支点として他端に力を受ける場合、短手方向の一端を支点として他端に力を受ける場合よりも、たわみやすい。締結部237が長手方向に沿って並ぶことで、センサ基板230がたわみにくくなりうる。一方で、図7に示される比較例に係るセンサ基板230において、コンデンサ234xは、センサ基板230の長手方向に見て、締結部237の間ではない領域に位置する。長手方向に沿ってセンサ基板230の端部に近い位置に実装された大型部品は、長手方向の一端を支点とした場合の他端に位置するので、短手方向の一端を支点とした場合の他端に位置する場合よりも大きく変位しうる。また、長手方向に沿って並ぶ締結部237の間に大型部品が位置することで、大型部品が変位しにくくなる。
集積回路チップ235aは、取付孔233cに対応する締結点と、取付孔233eに対応する締結点と、取付孔233gに対応する締結点とを頂点とする三角形の内側の領域に実装される。このように3つの締結点で囲まれた領域に実装される大型部品は、3つの締結点によって強固に保持され、外力によって変位しにくくなる。集積回路チップ235aは、取付孔233cに対応する締結点と、取付孔233dに対応する締結点と、取付孔233eに対応する締結点と、取付孔233fに対応する締結点とを頂点とする四角形の内側の領域に実装されるともいえる。また、集積回路チップ235aは、5つ以上の締結点を頂点とする多角形の内側の領域に実装されるともいえる。つまり、大型部品は、少なくとも3つの締結点を頂点とする多角形の内側の領域に実装されてよい。大型部品が内側に実装される多角形は、全ての内角の大きさが180度未満となるように構成されてよい。大型部品は、多角形の頂点を構成する締結点のうちの3つの締結点で囲まれた領域に実装されてよい。多角形の頂点を構成する締結点のうちの3つの締結点で囲まれた領域は、多角形を三角形に分割してできる領域に該当しうる。以上述べてきたような構成によって、大型部品は、各締結点によって保持され、外力によって変位しにくくなる。結果として、センサ基板230がたわみにくくなる。
大型部品は、少なくとも3つの締結点を頂点とする多角形の重心に近い位置に実装されてよい。このようにすることで、大型部品は、各締結点に伝達する力の差が小さくなるように保持され、外力によって変位しにくくなる。結果として、センサ基板230がたわみにくくなる。
センサ基板230は、バスバ160との電気的に接続される部分を兼ねた締結点の位置に基づく、センサ基板230の振動が低減される位置に大型部品を備えてよい。このようにすることで、センサ基板230をケースに固定するためだけの部材が省略されうる。結果として、電池セル150に接続されるセンサ基板230の設置コストが低減されうる。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
100 組電池
110 下部ケース
120 セルホルダ
150 電池セル
151 キャップ面
154 安全弁
155 絶縁シート
160 バスバ
163 センサ取付端子
180、190 係合部材
220(221、222) リレー
230 センサ基板
233(233a〜233j) 取付孔
234 コンデンサ
235(235a、235b) 集積回路チップ
237(237a〜237d) 締結部
240 ヒュージブルリンク
250 第1端子
260 第2端子
270 パッキン
280 銅バスバ
300 上部ケース
301、302 凹部
303 開口
310 コネクタ
500 BATケース
600 ガス排出管
610 ガスカバー
611 ガスダクト
612 先端部
630 シール

Claims (4)

  1. キャップ面に端子を有する電池セルと、
    前記電池セルを収容するケースと、
    前記キャップ面の側に設けられ、前記端子と電気的に接続される基板と
    を備え、
    前記基板は、
    前記端子と電気的に接続される締結点で特定される、少なくとも2つの締結部で締結され、
    前記少なくとも2つの締結部の間に、少なくとも1つの大型部品を備える、組電池。
  2. 前記基板は、長手方向を有し、
    前記長手方向に沿って並ぶ2つの締結部の間に、前記少なくとも1つの大型部品を備える、請求項1に記載の組電池。
  3. 前記基板は、少なくとも3つの締結点で締結され、前記少なくとも3つの締結点を頂点とする多角形の内側の領域に、少なくとも1つの大型部品を備える、請求項1又は2に記載の組電池。
  4. 前記大型部品は、コンデンサである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組電池。
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