JP2019040172A - 三味線の胴カバー - Google Patents

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二宮 朝保
Tomoyasu Ninomiya
朝保 二宮
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【課題】演奏者が三味線を構えやすく、安全に演奏することの出来る三味線の胴カバーおよび胴カバー付き三味線を提供する。【解決手段】三味線の胴の表面を覆うことの出来る本体部11を有する。本体部11には、緩衝材等を収納可能である収納部12が設けられ、三味線の皮を保護できる可動片14が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、三味線の胴カバーおよび胴カバー付き三味線に関するものである。
木製の三味線は衝撃に弱い為、胴を保護する必要があり、その一例として、胴掛けが存在する。
従来の胴掛けの側面は山形の起伏が付いた形状であり、演奏者の腕と膝で三味線を支えるには、多くの経験が必要であった。
従来の胴掛けは、楽器の保護と意匠性を向上させることが主なる目的であり、不便な点が多かった。
演奏後に、三味線に付随する備品(駒・糸・楽譜など)を紛失してしまう心配があった。
胴掛けを用いる場合には、三味線が演奏者の膝の上で滑るのを防止する為に、滑り止めシートを敷いて演奏をしていた。あるいは、胴掛けの反対側の側面には、滑り止めシートと同様の効果を持つ滑り止めゴムが貼られていた。
本発明は、演奏者が三味線を構えやすく、安全に演奏することの出来る三味線の胴カバーおよび胴カバー付き三味線を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、三味線の胴の表面の少なくとも一部を覆うことの出来る本体部11を有し、前記本体部11には緩衝材等を収納可能である収納部12が設けられており、前記収納部12に緩衝材等を固定的または着脱可能に収容していることを特徴とする胴カバー10を提供する。
または、三味線の胴の表面の少なくとも一部を覆うことの出来る本体部11を有し、前記本体部11は、伸縮体23により形成されていることを特徴とする胴カバー10を提供する。
前記本体部11に接続して可動片14が形成されていることが好ましい。
前記胴カバー10の長さ方向の両端部に長さ調節が可能である連結部13が形成されていることが好ましい。
前記本体部11にトンネル部21が形成されていることが好ましい。
前記本体部11の内部に気体または液体が充填されていることが好ましい。
前記本体部11に滑り止め部材50が取り付けられていることが好ましい。
前記本体11の内部に少なくとも1つの紐20が挿通されており、本体11および紐20が環状に形成されていることが好ましい。
上記に示した胴カバーが三味線の胴部に直接的に固定されて装着されている三味線も提供する。
演奏者の腕の形に合わせて、緩衝材の伸縮により厚みが変化する為、三味線を構える動作が行いやすくなり、演奏による疲労を軽減させることも出来る。緩衝材により衝撃を抑えることで、危害を被る心配がなくなり、安心して演奏することが出来る。
胴カバーの収納部に、使い捨てカイロを収納することで、寒さへの対応力が高まり、冷却材を収納することで、暑さへの対応力が高まる。さらに、収納部には、糸・音緒・駒・楽譜・飾り品等を収納させることが出来、備品類の紛失を防ぐことが出来る。また、これらを緩衝体の代替として機能させることも可能である。
胴カバーの収納部に、気体(空気)を充填することで、楽器の重量の軽量化を図ることが出来る。充填する量により、三味線の胴回りの大きさを、演奏しやすい大きさに調整することが可能になる。さらに、水に浮かせることも可能である。
胴カバーの収納部に、液体を注入することで、利便性を高めることが出来る。注入する液体の量により、三味線の重量・大きさを、演奏しやすい重量・大きさに調整することが可能になる。さらに、発光する液体を注入させれば、暗い場所でも演奏することが可能になる。
胴カバー10にパッチワーク等で縫い目を付けて凹凸(でこぼこ)を設けることや、凹凸のある緩衝体を利用することや、伸縮性により滑りにくい素材を利用することで、三味線が膝から滑ってしまうことを抑制することが可能である。それにより、従来演奏時に使用していた滑り止めシートも不要になり、滑り止めゴムを三味線の胴に貼ることも不要になる。
カバー部材の表面にピン付き装身具等を取り付けることで、装飾の自由度を高めることが可能である。従来の胴掛けよりも、さらに意匠性を向上させることが可能である。胴カバー10は裏表両面を利用可能であり、デザインの自由度を向上させる。
胴カバー10の正面図である。 胴カバー10の平面図である。 胴カバー10の使用例を示す斜視図である。 胴カバーの変形10Aの正面図である。 胴カバー変形10Aの使用例(設置前)を示す斜視図である。 胴カバー変形10Aの使用例(設置後1)を示す斜視図である。 胴カバーの変形10Bの正面図である。 胴カバーの変形10Cの正面図である。 胴カバーの変形10Dの正面図である。 胴カバーの変形10Eの正面図である。 胴カバーの変形10Fの平面図である。 胴カバーの変形10Gの平面図である。 胴カバーの変形10Hの正面図である。 緩衝体(方形型)の斜視図である。 緩衝体(楕円型)の斜視図である。 緩衝体(凹凸あり)の斜視図である。 胴カバーの変形10Iの正面図である。 胴カバーの変形10Jの正面図である。 胴カバーの変形10Kの正面図である。 胴カバーの変形10Lの斜視図である。 胴カバーの変形10Mの斜視図である。 胴カバーの変形10Nの斜視図である。 胴カバーの変形10Pの斜視図である。 胴カバー変形10Aの使用例(設置後2)を示す斜視図である。
図1は胴カバー10の正面図であり、図2は胴カバー10の平面図である。胴カバー10は、本体部11と連結部13とから構成されており、本体部11の内部に緩衝材等を収納できる収納部12が形成されている。収納部12に下記に述べる緩衝材等が収納されている。
<緩衝材>
緩衝材は、スポンジ、綿、布、自然繊維、ウレタン、シリコンゴム、プラスチック、合成樹脂、合成繊維など様々な種類の素材が可能である。また、樹脂等で出来た小型のチップを多数入れて、緩衝材を構成することも可能である。
勿論、緩衝材を収納部12から着脱可能な状態で収納することも、緩衝材を収納部12に固定的に収納させることも可能である。緩衝材を収納した上での本体部11の適当な厚さは、10mm以上が好ましい。
<連結部>
図示していないが、一方の連結部と他方の連結部を結合させる方法として、磁石、マジックテープ、ボタン、フック、バックル、ピン留め、接着剤などで代用させることが可能である。
図3は胴カバー10の使用例を示す斜視図である。図示したように、胴カバー10は三味線の胴の側面を覆っており、連結部13同士が連結して三味線の胴に取り付けられている。勿論、連結部を用いずに、胴カバー10を三味線30の胴に直接的に貼り付けることも可能である。
胴カバー10と三味線30に取り付ける方法としては、ピン、マジックテープ、両面テープ、接着剤・ボンド、タッカーなどを利用して固定させることも可能である。
<本体部>
本体部11の素材は、布、ニット、ビニール、人工皮(レザー)、合成繊維、天然繊維(綿・絹・羊毛)などである。本体部11の表面が布やニットであれば、ピン付きの装身具(ペンダント、バッジ、ピンブローチなど)の針部を本体部11の表面に通して取り付けて飾ることが可能になる。これによって装飾性の自由度が高まり、意匠性の向上に繋がる。勿論、ピン留めタイプの勲章等を、本体部11の表面に飾ることも出来る。
図4は胴カバーの変形10Aの正面図である。本体部11の上部(図4において本体部11の左側上部)に接続して可動片14が形成されている。
ここでいう接続とは、分離していない状態で繋がっていること(結合していること)意味する。接触面が重なっている場合もあり得る。
区分ライン18を設けることで、本体部11の収納部12を複数個に区分させることが可能である。区分ライン18は糸などで織り込むことも可能である。
<可動片>
可動片14は、三味線30の皮や胴の底部を保護することが出来る。可動片14の素材は、本体部11と同様に、布、ニット、ビニール、人工皮(レザー)、合成繊維、天然繊維(綿・絹・羊毛)など用いることが可能である。
また、可動片14の先端部近傍に接合部15が形成されている。この接合部15は、磁石、マジックテープ、ボタン、フックなどにより互いに接合することが可能である。
図示されている接合部15の位置に限定されるものではない。例えば、可動片14の先端部近傍に形成された接合部15(一方の接合部15とする)が図示されたものと反対側にある場合(換言すれば、図4では点線で表示されているがこれを実線で表示させた場合)、演奏時に三味線30の胴の底部を覆い、対向した胴の側面に貼られた他方の接合部15と接合させることも可能である。
勿論、他方の接合部15の位置を適当な位置に変更する必要はあるが、本発明において、接合部15の位置に制限を設けていないので、機能しやすい位置に他方の接合部15を設けることは可能である。
上記のようになれば、可動片14を、三味線30の底部を保護する使い方も出来るようになる。また、演奏中に裏面から発する音を弱音化させることも可能になる。可動片14によって、音量の調節も可能になり、使用者の利便性を向上させることが出来る。
図5は胴カバー変形10Aの使用例(設置前)を示す斜視図であり、図6は胴カバー変形10Aの使用例(設置後1)を示す斜視図である。
図で示すように、可動片14は三味線30の弦と皮の間に延びている。可動片14は対面する本体部11の側面まで延びており、接合部15によって接合している。
駒34を可動片14の上に置き、三味線30の弦を奏でると、弦の振動が駒を介して皮に伝達される際に、この可動片14が介在することで、皮の振動エネルギーを抑制させることが可能であり、弱音化させることが出来る。
図7は胴カバーの変形10Bの正面図である。図示しているように、本体部11の上部に取出口16aが形成されている。取出口16aによって、収納部12がポケット状になる。取出口16aによって、緩衝材を設置し、取り出すことが可能になる。
このポケット部があることで、内側の空間に手を入れることが出来、ピン付きの装身具や勲章などを本体部11の表面に取り付けることが出来るようになる。
図8は胴カバーの変形10Cの正面図である。図示しているように、本体部11の幅方向の略中央に取出口16bが形成されている。
取出口16bにはチャックが付いており、取手部17を本体部11の長さ方向へ引っ張ることで、取出口16bを開閉させることが出来る。
図9は胴カバーの変形10Dの正面図である。図示しているように、パッチライン19が本体部11の表面に形成されている。
このパッチライン19は、ミシン機で刺繍することで作ることが出来る。様々な形状のパッチライン19を加えることで、意匠性を高めることが出来る。
このパッチライン19が凹凸を形成することで、摩擦力を高めることが出来、三味線30の胴が滑りにくくなる。
図10は胴カバーの変形10Eの正面図である。図示しているように、本体部11の上端近傍および下端近傍にトンネル部21が形成されている。
トンネル部21には紐20が挿通されている。紐20の両端を結ぶことで本体部11を三味線30に取り付けることが出来る。
また、紐20に替わって、ゴム紐、ビニール紐、チェーンなどを代替させることが可能である。ゴム紐の弾力性を利用することで、胴カバーと胴を係合させる操作を簡略化させることが可能である。
図示していないが、底部を有する袋状の開口部近傍にトンネル部21と同様な機能を設けて、紐20などを挿通させておき、その紐20を引っ張ることで、開口部の開きを狭めることが出来る。
巾着袋と同様な構造を持つ胴カバー10であっても、本発明の効果をもたらすことが可能である。
図11は胴カバーの変形10Fの平面図である。図示しているように、注入口22が形成されている。この注入口22を通して、気体(空気)や液体を注入することが出来る。
図では詳細な部分を省略してあるが、注入口22はチューブ構造を有し、逆流防止の弁が設けられている。
気体に、水素やヘリウムを用いると、楽器を軽量化させることが可能になる。
また、発光液を注入すると、本体部11が発光して、暗闇でも演奏することが出来るようになり、コンサート会場等での演出効果も期待出来る。
図12は胴カバーの変形10Gの平面図である。図示しているように、本体部11は伸縮体23そのものであり、伸縮体23の素材は、シリコンゴム・ビニール材等の伸縮可能な素材である。このような場合、別途緩衝材を収納する必要がなくなり、製造コストを削減することも可能である。この伸縮体23の適当な厚さは、10mm以上が好ましい。
また、この伸縮体23自体を、凹凸を有する形状に成形することで、三味線30の胴の摩擦抵抗を高めて滑りにくくすることも可能である。
図13は胴カバーの変形10Hの正面図である。図1と大きく違う点は、本体部11が2層構造になっている点である。
本体部11には、第一表面24と第二表面25と孔部26が設けられている。第一表面24に形成された孔部26を通して下層の第二表面25が表に露出している。
例えば、最も表になる第一表面24はレザー等の素材であり、第一表面24の下層にある第二表面25は布やニット等のピンを通す素材である場合を想定しており、ピン付きの装身具(ペンダント、バッジ、ピンブローチなど)の針部を、第二表面25に通して取り付けて飾ることが可能になる。勿論、ピン留めタイプの勲章等を、第二表面25に飾ることも出来る。
図14は緩衝体(方形型)40aの斜視図であり、図15は緩衝体(楕円型)40bの斜視図である。これらと同様な形状をしたスポンジやクッションを収納部12に設置することで、取り付け、取り外しの作業を簡易化させることが出来る。
また、多数の小型チップ材を、緩衝体40(40a,40b)と同様の形をした袋に収納した後、その袋ごと収納部12に設置することで、小型チップがバラバラに分散してしまうことを防止することが出来る。
ここでの設置とは、所定の位置に物を置くこと、所定の位置まで物を動かすことを意味する。
図16は緩衝体(凹凸あり)の斜視図である。緩衝体40cは一方の側壁に山部と谷部があり、ギザギザな形状になっている。このような形状の緩衝体を収納部12に収めることで、三味線30の胴の摩擦抵抗を高めて滑りにくくすることも可能である。
図17は胴カバーの変形10Iの正面図である。図示しているように、滑り止め部材50aが本体部11に取り付けられている。滑り止め部材50aは、ゴム・シリコン・化学繊維等の抵抗を生じる素材で出来ている。さらに表面にギザギザが形成されているとより強固な摩擦を生じさせることが出来る。
本体部11に滑り止め部材50aを貼り合わせる方法は様々に可能である。例えば、縫い合わせることも可能であり、接着剤等で付着させることも可能である。
図示したものは、本体部11と滑り止め部材50aは、ほぼ同じ大きさであるが、滑り止め部材50aの形状が多角形・楕円形でもよく、複数個付けられていてもよい。
本体部11の外側のみならず、内側・外側の両面に滑り止め部材50aを取り付けることも出来る。滑り止め部材50aを本体部11の内側・外側の両面に取り付けることで滑り止めと同時に緩衝性能を高めることが出来る。シール貼り付け、ワッペン貼り付け、鳩目等の金具連結により、本体部11と滑り止め部材50aを合わせることも出来る。
図18は胴カバーの変形10Jの正面図である。図示しているように、複数個の滑り止め部材50bが、本体部11に取り付けられている。滑り止め部材50bの形状・大きさ・個数は任意に決めることが可能である。
図19は胴カバーの変形10Kの正面図である。図10で示した胴カバーの変形10Eにおいては、紐20は上端と下端にしか備えられていなかった。これに対して、図19で示すように上端と下端の中間に任意の個数の紐20を加えることで、三味線30の胴と胴カバー10Kとの位置決め出来る範囲の自由度が高まる。
これにより、胴カバー10の被覆率を変化させることで保管時と演奏時を使い分けることが可能になる。例えば、保管時には皮を深めに覆い、演奏時には皮を浅めに覆うことできる。
胴カバーの変形10Kに、複数個のトンネル部21を形成されることで、位置決めしやすくさせることが出来る。勿論、紐20と本体部11を連結させる方法は、必ずしもトンネル部21を設ける必要がなく、部分的に紐を繋ぐ方法(例えば縫い止め)によって連結させることも可能である。
図20は胴カバーの変形10Lの斜視図である。図示しているように、胴カバー10Kの本体部11が伸縮体23の役割を兼ねている。
本体部11の素材は、綿・布・人工繊維等であり、本体部11そのものが、三味線30の胴を保護するのに十分な厚さを備えている。また、本体部11の内部に紐20が内在している。紐20がゴム紐等の粘弾性を備えたものであれば、三味線30の胴に掛合させることが容易に出来るようになる。
言い換えれば、本体部11は環状(リング状)に形成されている。紐20も同様に環状(リング状)に繋げられている。
図21は胴カバーの変形10Mの斜視図である。図示しているように、絞り部27が本体部11の長さ方向の略中央に形成されている。三味線30の中木先がこの絞り部27に係ることで、中木先が障害にならずに、胴カバーを三味線30の胴に巻くことが出来る。
図22は胴カバーの変形10Nの斜視図である。図示しているように、貫通孔28が本体部11の長さ方向の略中央に形成されている。三味線30の中木先がこの貫通孔28から抜き出た状態になることで、中木先が障害にならずに、胴カバーを三味線30の胴に巻くことが出来る。
また、紐20は長さ調整をする上で必要な長さを備えている。言い換えれば、胴のサイズに合わせて、紐20の両端部を適当な長さで結ぶこと出来る。さらに換言すれば、紐20はアジャスターの役割を有する。
図23は胴カバーの変形10Pの斜視図である。図示しているように、胴カバー10Kの本体部11が伸縮体23の役割を兼ねている。
本体部11は、ゴム・合成樹脂等の粘弾性を備えた素材から出来ており、本体部11そのものが、三味線30の胴を保護するのに十分な厚さを備えている。
また、本体部11を環状(リング状)に形成させることで、三味線30の胴との係合が容易に出来るようになる。
別の観点から見れば、胴カバーの変形10Pは、前述した胴カバー10Lから紐20を無くし、構造をよりシンプル化させたものであると言える。
図24は胴カバー変形10Aの使用例(設置後2)を示す斜視図である。図示しているように、可動片14には、取出口16cが形成されている。
この可動片14は収納部(ポケット部)12を有しており、この収納部12に、糸・音緒・駒・楽譜・飾り品・糸巻き・消耗品等を収納させることが出来る。
勿論、本発明における胴カバーの全般において、収納部12には、糸・音緒・駒・楽譜・飾り品・糸巻き・消耗品等を収納させることが出来る。これらを緩衝体の代替として機能させることも可能である。
取出口16cは、ボタン60によって、開け閉めが自在に出来るようになっている。開閉を制御する方法は、チャックやマジックテープ等でも代替可能である。
胴カバーを三味線の胴から、容易に取り外しが可能であり、状況に合わせて、胴カバーを交換させて利用することが出来る。言い換えれば、胴カバーを着せ替えて、三味線のデザイン性を高めることも可能である。
本発明における胴カバーは、裏面を表側にしても利用することが出来る。
すなわち、裏表両面で利用できるので、さらに三味線のデザインの自由度を高めることが出来る。
図示していないが、本発明の胴カバーは、合成樹脂で網の目状に織り込んだ素材を用いた場合でも可能である。
本発明における胴カバーを三味線の胴に巻き付け、連結部13または紐20で係合させた状態において、胴カバーは環状(リング状)になっている。言い換えれば、連結部13または紐20の両端部を結ぶことで、本体部11と合わさり胴カバーは環状(リング状)になる。
副次的な効果として、三味線の響きを減音化させることが出来る。特に、胴カバーの一部を駒と皮の間に挟むことで、さらに音を小さくさせることが可能である。
この胴カバーを用いて減音化させると、夜間でも支障なく、三味線の練習をすることが可能である。
10 胴カバー
11 本体部
12 収納部
13 連結部
14 可動片
15 接合部
16 取出口(16a ,16b,16c)
17 取手部
18 区分ライン
19 パッチライン
20 紐
21 トンネル部
22 注入口
23 伸縮体
24 第一表面
25 第二表面
26 孔部
27 絞り部
28 貫通孔
30 三味線
40 緩衝体(40a,40b,40c)
50 滑り止め部材(50a,50b)
60 ボタン

Claims (9)

  1. 三味線の胴の表面の少なくとも一部を覆うことの出来る本体部11を有し、
    本体部11には緩衝材等を収納可能である収納部12が設けられており、
    収納部12に緩衝材等を固定的または着脱可能に収容していることを特徴とする胴カバー10。
  2. 三味線の胴の表面の少なくとも一部を覆うことの出来る本体部11を有し、
    前記本体部11は、伸縮体23により形成されていることを特徴とする胴カバー10。
  3. 前記本体部11に接続して可動片14が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の胴カバー10。
  4. 前記胴カバー10の長さ方向の両端部に長さ調節が可能である連結部13が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の胴カバー10。
  5. 前記本体部11にトンネル部21が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項3乃至4に記載の胴カバー10。
  6. 前記本体部11の内部に気体または液体が充填されていることを特徴とする請求項1または請求項3乃至5のいずれか一つに記載の胴カバー10。
  7. 前記本体部11に滑り止め部材50が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載された胴カバー10。
  8. 前記本体11の内部に少なくとも1つの紐20が挿通されており、
    本体11および紐20が環状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載された胴カバー10。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一つに記載された胴カバー10が、胴部に固定的に装着されている三味線。
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