JP2019039904A - アイソレーション装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DUT中の信号が、試験システムのグランドに直接接続されるようになるのを防止する。【解決手段】アナログ・アイソレータ200には、フローティング・アナログ信号232を受ける入力部241がある。アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232をマイクロ波周波数アナログ信号233へ変調する。アイソレーション・バリア247は、フローティング・アナログ信号232がアース・グラウンドへ結合されるのを防止する。マイクロ波構造体250は、電磁気結合によって、アイソレーション・バリア247を横断してマイクロ波周波数アナログ信号233を伝送させる。次いで、ダウンコンバータ249がマイクロ波周波数アナログ信号233を復調することで、フローティング・アナログ信号232に対応するグラウンド基準試験信号234を得る。【選択図】図2

Description

本発明は、試験測定システムの態様に関連する装置及び方法に関し、特に、信号試験中におけるフローティング信号とグラウンド基準信号の間にアイソレーションを提供する装置及び方法に関する。
試験測定システムは、例えば、試験測定デバイス(DUT)から信号の入力を受けて、信号をサンプルし、その結果を波形として表示するように設計される。オシロスコープのような試験測定システムは、グラウンドへの接続があることがある。更に、オシロスコープは、入力電圧とグラウンドの間の差として電圧を測定できる。
米国特許公開2004/0036550号明細書
「Galvanic isolation」の記事、Wikipedia(英語版)、[オンライン]、[2018年6月22日検索]、インターネット<https://en.wikipedia.org/wiki/Galvanic_isolation> 「絶縁 (電気)」の記事、特に「isolation」について、Wikipedia(日本語版)、[オンライン]、[2018年6月22日検索]、インターネット<http://ja.wikipedia.org/wiki/絶縁_(電気)>
しかし、場合によっては、両方のノードともにグラウンドからフローティングしている、あるノードの別のノードに対する電圧を測定したいと希望することがある。別の場合では、DUTが、オシロスコープのグラウンドに直接接続しないコンポーネントを利用するというように、DUTがフローティング・グラウンドで設計されることがある。
こうした場合では、DUTとオシロスコープ間を直接接続すると、間違ったグラウンドを参照した測定となり、これは、間違ったデータ、不適切なスケーリング(拡大又は縮小)を生じることがあり、そして、オシロスコープの制限を超えることがある。例えば、100ボルト(V)付近で動作している1組のノードの場合では、2つの信号の間の差は、約1ボルトであったとしても、オシロスコープは、100ボルトの値を測定して表示することが必要となる。これは、大きなベース電圧値のために、詳細な差分測定をわかりにくくする結果となる。こうした心配に克服するため、DUTの信号がオシロスコープのグラウンドに直接接続されるのを防止するのに、アイソレーション・システムを利用できる。
本願の実施形態は、これら及び他の課題を解決しようとするものである。
以下では、本願で開示される技術の説明に有益な実施例が提示される。この技術の実施形態は、以下で記述する実施例の1つ以上及び任意の組み合わせを含んでいても良い。
実施例1としては、装置があり、フローティング・アナログ信号を受ける入力部と、該入力部に結合され、上記フローティング・アナログ信号をマイクロ波周波数アナログ信号へ変調するアップコンバータと、上記フローティング・アナログ信号がアース・グラウンドに結合されるのを防止するアイソレーション・バリアと、電磁気結合によって上記アイソレーション・バリアを横断して上記マイクロ波周波数アナログ信号を伝送するマイクロ波構造体とを具えている。
実施例2としては、実施例1の装置があり、上記マイクロ波構造体に結合され、上記アイソレーション・バリアによって上記フローティング・アナログ信号からアイソレーションされたダウンコンバータを更に具え、該ダウンコンバータは、上記フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得るために、上記マイクロ波周波数アナログ信号を復調する。
実施例3としては、実施例2の装置があり、このとき、上記マイクロ波構造体は、上記アップコンバータからの上記マイクロ波周波数アナログ信号の大部分を上記ダウンコンバータへ結合する。
実施例4としては、実施例1〜3の装置があり、このとき、上記マイクロ波構造体は、上記アイソレーション・バリアを横断するギャップを有する導波路を含む。
実施例としては、実施例4の装置があり、このとき、上記アイソレーション・バリアを横断する上記ギャップは、誘電体材料を含む。
実施例6としては、実施例1〜5の装置があり、このとき、上記マイクロ波構造体は、内部反射によって、上記アイソレーション・バリアを横断して上記マイクロ波周波数アナログ信号を伝播させる誘電性導波路を含む。
実施例7としては、実施例1〜6の装置があり、このとき、上記マイクロ波構造体には、上記アイソレーション・バリアの入力サイドに入力導体があり、上記アイソレーション・バリアの出力サイドに出力導体があり、上記入力導体及び上記出力導体は、上記アイソレーション・バリアを横断して電磁気的に結合される。
実施例8としては、実施例7の装置があり、このとき、上記入力導体には、仮想グランドを共有する1対の差動導体があり、上記出力導体には、仮想グランドを共有する1対の差動導体がある。
実施例9としては、実施例6〜8の装置があり、このとき、上記マイクロ波構造体には、上記アップコンバータのためにはDCパスとして動作し、上記マイクロ波周波数アナログ信号に関してはインピーダンス・マッチング・フィルタとして動作するスタブがある。
実施例10としては、実施例1〜9の装置があり、このとき、アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波構造体を横断し(横切り)、そして、上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波周波数アナログ信号の4分の1波長よりも小さい。
実施例11としては、装置があり、入力サイド、出力サイド、近位端及び遠位端を有する基板と、該基板の上記入力サイドの上記近位端から延びる1対の差動入力トレースと、上記基板の上記出力サイドの上記遠位端から延びる1対の差動出力トレースと、上記基板に含まれる非導電性材料のアイソレーション・バリアとを具え、上記アイソレーション・バリアは、マイクロ波周波数においては上記差動入力トレース及び上記差動出力トレース間を電磁気的に結合し、サブ・マイクロ波周波数においては上記差動入力トレースを上記差動出力トレースからアイソレーションするために、上記差動入力トレース及び上記差動出力トレースの間に配置される。
実施例12としては、実施例11の装置があり、このとき、上記差動入力トレースが、ポジティブ・フローティング・アナログ信号を伝導するポジティブ入力トレースと、ネガティブ・フローティング・アナログ信号を伝導するネガティブ入力トレースとを有している。
実施例13としては、実施例11〜12の装置があり、このとき、上記差動出力トレースが、上記ポジティブ・フローティング・アナログ信号に対応するポジティブ・グラウンド基準試験信号を伝導するポジティブ出力トレースと、上記ネガティブ・フローティング・アナログ信号に対応するネガティブ・グラウンド基準試験信号を伝導するネガティブ出力トレースとを有している。
実施例14としては、実施例11〜13の装置があり、このとき、上記差動入力トレース及び差動出力トレースは、差動信号に関する仮想コモン・グランド面と、コモン・モード信号に関する仮想コモン開路を形成するよう配置される。
実施例15としては、実施例11〜14の装置があり、このとき、上記差動入力トレースには、マイクロ波周波数におけるインピーダンス・マッチングと、ローカル・バイアス電流パスとを提供する4分の1波長のスタブ・トレースがある。
実施例16としては、装置があり、入力サイド及び出力サイドを有する基板と、上記入力サイド及び上記出力サイド間に配置される非導電性材料のアイソレーション・バリアと、上記入力サイドから上記アイソレーション・バリアへと延びる導電性材料の入力導波路ランチと、上記出力サイドから上記アイソレーション・バリアへと延びる導電性材料の出力導波路ランチと、上記入力導波路ランチ及び出力導波路ランチに結合される導波路とを具え、該導波路は、マイクロ波周波数においては上記入力導波路ランチ及び上記出力導波路ランチ間を電磁気的に結合し、サブ・マイクロ波周波数においては上記入力導波路ランチ及び上記出力導波路ランチ間をアイソレーションするように、上記アイソレーション・バリアを横断して配置される。
実施例17としては、実施例16の装置があり、このとき、上記導波路には誘電体があり、該誘電体の境界における全反射により、結合された信号を上記導波路内に閉じ込める。
実施例18としては、実施例16の装置があり、このとき、上記導波路は、上記アイソレーション・バリアにおけるオーバーラップ・ギャップを有する導波路材料を含む。
実施例19としては、実施例16の装置があり、このとき、上記導波路は、上記アイソレーション・バリアにおける突合せギャップを有する導波路材料を含む。
実施例20としては、実施例16〜19の装置があり、このとき、上記導波路は、上記アイソレーション・バリアにおいてギャップを有する導波路材料を含み、上記ギャップは誘電体を有している。
実施例21としては、方法があり、フローティング・アナログ信号を受ける処理と、上記フローティング・アナログ信号をマイクロ波周波数アナログ信号へ変調する処理と、マイクロ波構造体によって、試験測定システム中のアイソレーション・バリアを横断して上記マイクロ波周波数アナログ信号を伝送する処理とを具えている。
実施例22としては、実施例21の方法があり、このとき、上記フローティング・アナログ信号を変調する処理の前に、上記フローティング・アナログ信号をプリ増幅する処理を更に具えている。
実施例23としては、実施例21の方法があり、このとき、上記フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得るために、上記マイクロ波周波数アナログ信号を復調する処理を更に具えている。
実施例24としては、実施例23の方法があり、このとき、上記フローティング・アナログ信号は、該フローティング・アナログ信号を入力発振器からの発振信号と混合することによって上記マイクロ波周波数アナログ信号へ変調され、該マイクロ波周波数アナログ信号は、該マイクロ波周波数アナログ信号を出力発振器からの発振信号と混合することによって復調され、このとき、上記出力発振器は、上記入力発振器に対して周波数ロックされている。
実施例25としては、実施例21〜24の方法があり、このとき、上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波構造体を横断し、上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波周波数アナログ信号の4分の1波長よりも小さい。
実施例26としては、実施例21〜25の方法があり、このとき、上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波構造体を横断し、上記マイクロ波周波数アナログ信号は、上記マイクロ波構造体の全反射により、上記アイソレーション・バリアを横断するときに、上記マイクロ波構造体中に閉じ込められる。
本発明の実施形態の態様、特徴及び効果は、添付の図面を参照し、以下の実施形態の説明を読むことで明らかとなろう。
図1は、フローティング信号とグラウンド基準の試験測定システムとの間にアイソレーション・バリアを有する例示的な試験ネットワークのブロック図である。 図2は、例示的なアナログ・アイソレータのブロック図である。 図3は、アナログ・アイソレータのための導波路ベースのマイクロ波構造体のブロック図である。 図4は、マイクロ波構造体用のフランジを有する例示的な突合せギャップ式導波路レイアウトの断面である。 図5は、マイクロ波構造体用の例示的なオーバーラップ・ギャップ式導波路レイアウトの断面である。 図6は、マイクロ波構造体用のフランジのない例示的な突合せギャップ式導波路レイアウトの断面である。 図7は、マイクロ波構造体のための例示的な誘電性導波路レイアウトの断面である。 図8Aは、アナログ・アイソレータのための結合ライン・ベース・マイクロ波構造体のブロック図の上面図である。 図8Bは、アナログ・アイソレータのための結合ライン・ベース・マイクロ波構造体のブロック図の底面図である。 図8Cは、アナログ・アイソレータのための結合ライン・ベース・マイクロ波構造体のブロック図の断面図である。 図9は、電磁気結合によってアナログ・アイソレータを通じて信号を伝送する例示的な方法のフローチャートである。 図10は、アナログ・アイソレータを通じて結合される例示的な信号の、周波数の関数としてのグラフである。
フローティング信号をグラウンドされた試験装置からアイソレーションするのに、種々のアイソレーション機構を利用できる。例えば、光ファイバ・システムでは、DUTで光信号を変調するのに、フローティング信号を利用しても良い。光信号は、次いで、試験装置において、電気領域に変換して戻される。こうしたシステムは、DUTにおいて独立した電源が必要となることがあり、このために、システムの複雑さが増加することがある。更に、光学技術は、実現するのに高価となることがある。別の例としては、トランスによって、アイソレーションを提供しながら、DUTを試験装置と電磁気的に結合しても良い。こうしたシステムは、トランス内の寄生容量によって、比較的低周波数に制限される。
本願では、アイソレーション・バリアを通じて、フローティング・アナログ信号をグラウンド基準の試験測定装置に電磁気的に結合する機構が開示される。このアイソレーション・バリアは、DUTと試験測定システムの間、例えば、信号プローブ、リンクや試験測定システムの入力ポート/アクセサリにおいて、実現される。この機構は、フローティング・アナログ信号を受ける入力部と、フローティング・アナログ信号を所望のマイクロ波周波数帯域(例えば、約1ギガ・ヘルツ(GHz)と約100GHzの間)へと変調するアップコンバータとを利用する。アイソレーション・バリアは、DUT側の回路をグランドからアイソレーションするのに利用される。マイクロ波構造体は、アイソレーション・バリアを横断してマイクロ波周波数アナログ信号を電磁気的に結合するが、所望のマイクロ波周波数帯域外の信号(例えば、サブ・マイクロ波信号)については、アイソレーション・バリアを横断して結合することはない。ダウンコンバータは、次いで、マイクロ波周波数アナログ信号を復調し、フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得る。例示的なマイクロ波構造体としては、アイソレーション・バリアにおいてギャップ(間隙)のある導電性導波路であっても良い。このギャップには、KAPTON(登録商標)のような高い破壊電圧の誘電体が含まれても良い。別の例としては、マイクロ波構造が、マイクロ波周波数帯域で全反射を維持するよう選択された誘電性導波路であっても良く、これによって、マイクロ波周波数アナログ信号を導波路中に閉じ込めつつ、帯域外の電荷がアイソレーション・バリアを横断して移動するのを防止する。別の例としては、マイクロ波構造体が、アイソレーション・バリアを横断して1対の差動出力導電性トレースと電磁気的に結合された1対の差動入力導電性トレースを有していても良い。これらトレースは、仮想グランドを共有するように配置されても良い。この仮想グランドは、所望の差動マイクロ波信号に関しては電圧が相殺される領域であっても良く、これによって、グランドとして機能しつつ、フローティング・アナログ信号に由来するコモン・モードは相殺しないので、開路として機能する。これら差動導電性トレースには、スタブ・トレースがあっても良く、これは、アップコンバータ/ダウンコンバータのためのバイアス接続として機能できる。スタブ・トレースは、インピーダンス・マッチング機能としても働き、これは、アイソレーション・バリアを横断して結合できるマイクロ波周波数帯域のレンジを増加させることができる。
図1は、フローティング信号とグラウンド基準の試験測定システムとの間にアイソレーション・バリア125を有する例示的な試験ネットワーク100のブロック図である。試験ネットワーク100には、DUT110と、信号プローブ113と、リンク115と、試験システム117とがあり、これは、図示のように結合されている。試験信号131は、DUT110で生成され、試験のために試験システム117へと伝達されるとしても良い。
DUT110は、試験信号131のような電気信号を伝えるよう構成される任意の信号源である。DUT110は、ユーザが関連する電気特性を求めるために試験を希望する任意のデバイスとして良い。試験信号131は、DUT110で生成される任意の電気信号で、試験のために試験システム117へと送られる。DUT110は、フローティング・グラウンド121があっても良い。フローティング・グラウンド121は、アース・グラウンドへの直接の接続が存在しない任意の電気回路を表現したものである。フローティング・グラウンド121は、ユーザが2つのノードについて、グラウンドに対してではなく、ノードのお互いに対する電気特性の試験を希望する場合に、生じることがある。フローティング・グラウンド121は、筐体をローカル・グラウンドとして利用する電池式デバイスでも存在することがある。フローティング・グラウンド121は、DUTのコンポーネントがノイズ低減のためにローカル・グラウンドとして筐体にグラウンドされている場合にも存在することがある。いずれの場合でも、DUT110をフローティング・グラウンド121と結合すると、もし適切にアイソレーションされていないと、ユーザや装置が危険になることがある。具体的には、グラウンドされた試験システムが、こうしたDUT110に完全に結合されると、(試験信号131に加えて)DUT110の電流が、試験システム117やユーザを介してアース・グラウンドへ向かうことがある。これは、ユーザが怪我したり、試験装置が損傷する結果となり得る。
試験システム117は、DUT110を試験するよう構成された任意のシステムであって良い。例えば、試験システム117としては、試験信号131に基づいて波形を生成し、こうした波形を表示し、周波数領域変換を実行し、試験信号131に基づいて算出された値を記憶する、などのコンポーネントを有するオシロスコープがある。試験システム117は、グラウンド基準123であっても良い。グラウンド基準123のシステムは、アース・グラウンドに結合された電子機器を有する任意のシステムである。
試験システム117は、信号プローブ113やリンク115を介してDUT110に結合されても良い。信号プローブ113は、試験信号131への接続を提供するように、DUT110に結合されるよう設計された任意のデバイスである。信号プローブ113は、リンク115をDUT110の適切な部分に固定し、試験信号131との接触を維持するための留め具を含んでいても良い。リンク115は、試験信号131を試験システム117へ伝える任意のケーブル又は導電性材料であっても良い。
上述のように、DUT110でフローティング・グラウンド121が利用される場合、アイソレーション・バリア125は、DUT110の電流がグラウンド基準123の試験システム117を介してグラウンドへ向かうのを防止するのに利用されても良い。アイソレーション・バリア125は、開放回路として機能する非導電性材料を含むことができ、これによって、試験システム117を介したグラウンドへのパスを電流に与えない。アイソレーション・バリア125は、DUT110の信号出力端子において、信号プローブ113中において、リンク115中において又は試験システム117の入力ポートにおいて実現されても良い。後述のように、DUT110の直流(DC)に、アイソレーション・バリア125を横断するグラウンドへの直接のパスを与えないようにしながら、アイソレーション・バリア125を横断して試験信号131を伝達するのにマイクロ波構造体が利用される。簡単のため、アイソレーション・バリア125は、以下では、概して信号プローブ113中に実現されるとして説明される。しかし、アイソレーション・バリア125と、付随するマイクロ波構造体は、DUT110と試験システム117の入力部との接続中の任意のポイントにおいて(試験システム117の入力ポートにおいてを含む)実現されて良い。
図2は、例示的なアナログ・アイソレータ(アイソレーション装置)200のブロック図であり、これは、試験ネットワーク100のような試験ネットワーク中のアイソレーション・バリアを横断するのに利用できる。アナログ・アイソレータ200は、信号プローブ中や試験装置の入力ポート中において実現されても良い。例えば、アナログ・アイソレータ200の回路は、信号プローブの補償(comp)ボックス内に収めても良い。アナログ・アイソレータ200には、図示のように結合された、入力部241、プリアンプ(preamplifier)242、アップコンバータ243、入力発振器244、アイソレーション・バリア247を横断して配置されるマイクロ波構造体250、ダウンコンバータ249及び出力発振器248がある。
入力部241は、アナログ・アイソレータ200の入力サイド271でフローティング・アナログ信号232を受けるよう構成される。入力部241の実施形態は、アナログ・アイソレータ200の実施形態に基づいて変化しても良い。例えば、入力部241は、DUTと結合するよう設計されたプローブ・チップを含んでいても良い。別の例として、アナログ・アイソレータ200が、プローブとオシロスコープの間に結合されたアクセサリであっても良く、この場合、入力部241は、信号プローブ・コネクタであっても良い。フローティング・アナログ信号232は、アース・グラウンドに結合されていない試験のための任意の試験信号でよい。フローティング・アナログ信号232は、アイソレーション・バリア247によってアース・グラウンドからアイソレーションされるローカルの筐体のグラウンド基準信号や、フローティング・グラウンド121のようなフローティング・グラウンドに関連するその他の信号といった差動信号の一部でも良く、この差動信号のコモン・モード電圧差については試験中除去される。
プリアンプ242は、さらに先の処理のために信号の振幅を最適化するように、フローティング・アナログ信号232の利得を増減させるよう構成される任意のアンプ(増幅回路)である。更に、プリアンプ242は、信号振幅の最適化を助けるために、直流(DC)オフセットをフローティング・アナログ信号232に与えても良い。
アップコンバータ243は、プリアンプ242を介して入力部241へ結合される。アップコンバータ243は、信号の周波数を増加させるよう構成される任意のコンポーネントである。また、アップコンバータ243は、ミキサ/アップミキサと呼んでも良い。アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232をマイクロ波周波数のアナログ信号233に変調するよう設計される。具体的には、アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232の周波数を増加させる。後述のように、マイクロ波構造体250は、低周波数信号は遮断する一方で、特定周波数信号(例えば、マイクロ波周波数信号)がアイソレーション・バリアを横断するのは可能にするよう設計される。よって、アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232の周波数を増加させて、信号をマイクロ波構造体250を通過できる帯域へセットする。アップコンバータ243は、また、入力発振器244にも結合される。入力発振器244は、周期的に発振する電気信号を生成できる任意のデバイスである。アップコンバータ243は、入力発振器244からの電気信号を利用して、フローティング・アナログ信号232の周波数を増加させる。例えば、アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232を入力発振器244からの電気信号と乗算することで、マイクロ波周波数のアナログ信号233を得ることができる。具体的な例としては、1GHz帯域幅のフローティング・アナログ信号232と、6GHzで動作する入力発振器244では、約5から7GHzのレンジを占めるマイクロ波周波数アナログ信号233を得ることができる。
アイソレーション・バリア247は、フローティング・アナログ信号232がアース・グラウンドに結合するのを防止するよう設計される。例えば、アイソレーション・バリア247は、アナログ・アイソレータ200の入力サイド271から(例えば、入力部241から)、アナログ・アイソレータ200の出力サイド272への導電性パスを有しない領域であっても良い。こうして、アイソレーション・バリア247は、入力サイド271と出力サイド272との間に電荷の直接の導電パスがないの確実にすることで、入力サイド271を出力サイド272からアイソレーションする。アイソレーション・バリア247は、マイクロ波構造体250と交差して(bisect:横切って)いても良い。また、アイソレーション・バリア247は、後述の理由から、マイクロ波構造体250を横断するマイクロ波周波数アナログ信号233の約4分の1波長より小さく選択されても良い。
マイクロ波構造体250は、電磁気結合によって、アイソレーション・バリア247を横断してマイクロ波周波数アナログ信号233を送信するように設計された回路である。マイクロ波構造体250には、非導電性材料のギャップ(間隙)で分離された送信エレメントと受信エレメントがある。例えば、非導電性材料のギャップは、マイクロ波周波数アナログ信号233の約4分の1波長として選択されても良い。これによって、マイクロ波周波数アナログ信号233は、アイソレーション・バリア247を横断できる一方、サブ・マイクロ波信号がバリア247を横断して通過するのは防止する。これによって、信号が横断できる一方で、アイソレーションを維持し、フローティング・アナログ信号232がグラウンドされるのを防止する。サブ・マイクロ波信号は、約1GHzより下の周波数を有する任意の信号(例えば、直流及び低周波数信号を含む)であっても良い。マイクロ波構造体250は、アナログ・フィルタとして機能できる。こうして、マイクロ波構造体250は、所望の周波数帯域が横断可能となるよう調整され(例えば、例えば、5から7GHzに、入力発振器244に基づいて選択され)ても良い。更に、アップコンバータ243及び入力発振器244は、マイクロ波周波数アナログ信号233が、マイクロ波構造体250で通過できる周波数帯域を確実に占めるように調整されても良い。例えば、マイクロ波構造体250は、マイクロ波帯域の約1GHzと約100GHzの間に広がる、あるレンジ内の任意の信号を通過させるように設計されても良い。このように、アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号232の周波数をマイクロ波帯域へと増加させても良く、そして、マイクロ波構造体250は、マイクロ波周波数信号(例えば、マイクロ波周波数アナログ信号233)をアイソレーション・バリア247を横断して伝播させることができる
アナログ・アイソレータ200は、出力サイド272にダウンコンバータ249を有する。ダウンコンバータ249は、マイクロ波構造体250に結合され、アイソレーション・バリア247によって、フローティング・アナログ信号232からアイソレーションされる。ダウンコンバータ249は、ミキサ/ダウンミキサと呼ばれることもある。ダウンコンバータ249は、信号の周波数を減少させるよう構成される任意のコンポーネントである。ダウンコンバータ249は、マイクロ波周波数アナログ信号233を変調し、フローティング・アナログ信号232に対応するグラウンド基準試験信号234を得るように構成される。言い換えると、ダウンコンバータ249は、周波数を増加させるアップコンバータ243と同じ程度に周波数を低減するよう構成される。これによって、アイソレータ200を横断する信号に対するアナログ・アイソレータ200の影響が確実に最小となる。このように、グラウンド基準試験信号234は、フローティング・アナログ信号232とほぼ同じにできるが、回路の入力サイド271は、回路の出力サイド272に接続されたグラウンドからは、依然としてアイソレーションできる。ダウンコンバータ249は、出力発振器248に接続されても良く、これは、入力アイソレータ244とほぼ同様であっても良い。出力発振器248は、マイクロ波周波数アナログ信号233をフローティング・アナログ信号232の周波数へと戻すための、ダウンコンバータ249で利用(例えば、乗算、混合など)される周期的な発振信号を供給できる。入力発振器244が、アイソレーション・バリア247を横断して、出力発振器248と周波数ロックされていても良いことに注意されたい。これによって、アップコンバージョンを、ダウンコンバージョンによって完全に元に戻すことができる。入力発振器244及び出力発振器248間の周波数ロックは、例えば、マイクロ波構造体250と設計が同様なマイクロ波構造体、トランス(transformer)、コンデンサや光学アイソレータによって実現されても良い。
図3は、アナログ・アイソレータ200のようなアナログ・アイソレータのための導波路ベースのマイクロ波構造体300のブロック図である。例えば、導波路ベースのマイクロ波構造体300は、マイクロ波構造体250を実現できる。構造体300は、基板357上に形成される。基板357は、印刷回路基板(PCB)のような回路コンポーネントを保持する何らかの非導電性構造体であっても良い。基板357には、入力サイド371及び出力サイド372があり、これらは、入力サイド271及び出力サイド272と夫々ほぼ同様である。基板357には、入力サイド371及び出力サイド372の間に配置された非導電性材料のアイソレーション・バリア347もある。アイソレーション・バリア347は、アイソレーション・バリア247のような、装置全体を横断するもっと大きなアイソレーション・バリアの一部分(subsection:サブセクション)であっても良い。
構造体300は、基板357の入力サイド371からアイソレーション・バリア347に向かって延びる導電材料の入力導波路ランチ351を含んでも良い。入力導波路ランチ351のような導波路ランチは、リンク(例えば、同軸ライン)からの信号を、導波路353のような導波路へ入力するために、伝導的に電磁波へ遷移させる任意のコンポーネントである。また、構造体300は、は、基板357の出力サイド372からアイソレーション・バリア347に向かって延びる導電材料の出力導波路ランチ355を含んでも良い。出力導波路ランチ355は、入力導波路ランチ351とほぼ同様であって良いが、導波路353からの電磁波を伝導的にリンクへ戻すことができる。例えば、入力導波路ランチ351及び出力導波路ランチ355は、シート(薄板)状真鍮から作られても良い。入力導波路ランチ351は、入力サイド371において、マイクロ波周波数アナログ信号333を受ける。マイクロ波周波数アナログ信号333は、マイクロ波周波数アナログ信号233とほぼ同様であって良い。マイクロ波周波数アナログ信号333は、上述のように、アップコンバートされたフローティング信号であっても良い。マイクロ波周波数アナログ信号333は、導波路353を介してアイソレーション・バリア347を横断して送られ、上述のように、ダウンコンバージョンのために、出力サイド372において出力導波路ランチ355によって基板357から送出される。
構造体300には、導波路353もある。導波路353は、入力導波路ランチ351及び出力導波路ランチ355に結合される。導波路353は、アイソレーション・バリア347を横断して配置される。導波路353は、マイクロ波周波数(例えば、1から100GHz)において、入力導波路ランチ351及び出力導波路ランチ355間の電磁気結合を提供するように構成される。また、導波路353は、直流が伝導しているときに、入力導波路ランチ351及び出力導波路ランチ355間にアイソレーションを提供する。導波路353には、この機能を提供する種々の構造体を利用できる。例えば、導波路353は、入力サイド371における1つ以上の導電性構造体と、出力サイド372における1つ以上の導電性構造体とを利用することによって、実現されても良い。こうした導電性構造体は、非導電性材料や誘電体のギャップ(間隙)によるアイソレーション・バリア357において、分離される。こうした実施形態の例は、以下で図4〜7について説明される。こうしたギャップは、マイクロ波周波数アナログ信号333の約4分の1波長以下であっても良く、これによれば、マイクロ波周波数は、このギャップを横断できる一方で、DC信号についてはアイソレーションを提供し、これによって、フローティング・グラウンド信号がグランド(接地)されるのを防止する。
別の例では、導波路353が、アイソレーション・バリア347を横断して配置される誘電性材料から形成されて、導電性材料からは形成されない。この誘電体は、マイクロ波周波数において、信号に対して誘電体の境界で全反射を提供するように選択されるので、結合された信号は導波路内に閉じ込められる。言い換えると、誘電性導波路353は、内部反射によって、アイソレーション・バリア347を横断してマイクロ波周波数アナログ信号333を伝播させることができる。この手法は、アイソレーションを提供し、信号を伝播する。更に、この手法は、4分の1波長より長いマイクロ波周波数アナログ信号333を結合できる。これによれば、構造体300の形成に必要な精度を下げることができ、そして、ギャップのある導体ベースの導波路よりも、物理的にもっと長いアイソレーション・ブレーク(break:隙間)が可能になる。例えば、導体がない場合、誘電性導波路353は、導波路353を任意に長くすることで、任意の高いアイソレーション電圧と、任意の低い結合容量(キャパシタンス)を提供できる。
図4〜7は、後述のように、導波路353の部分やマイクロ波構造体250の部分として利用できる種々の導波路を描いている。これら例では、黒塗り部分は、導体(例えば、金属)を表し、区切られた白い箱は、誘電体を表す。このような場合、誘電体は、アイソレーション・バリアを表す。例示的なレイアウト400、500及び600では、マイクロ波のエネルギーは、上下の導体の間のオープン・スペースを進み、これら導体は、さもなければ外へ拡散するであろうマイクロ波エネルギーを反射して導波路へ戻すように機能する。例示的なレイアウト700では、導体は利用されないが、誘電体表面の全反射が、同様にしてマイクロ波をガイドする機能を果たす。場合によっては、図示した相対的な寸法が重要なことがある。例えば、導波路壁間のオープン・スペースとしては、波伝播をサポートするように約λ/2の大きさを有しても良く、このとき、ギャップ/誘電体/アイソレータとしては、ギャップを通したエネルギー漏れを最小化するために、λ/4よりも小さい寸法を有していても良い。これに関連して、λは、ギャップ/誘電体/アイソレータを通して伝播されるマイクロ波信号の波長である。なお、誘電体における特定の周波数に関する波長は、空気中における同じ周波数信号に関する波長よりも短いので、誘電性導波路は、より小さい寸法で描かれることに注意されたい。また、誘電体の表面は、製造中に周囲の汚染物質を拾ってしまうことがあり、そのため、無垢の誘電体よりも、電界に対する耐性が低下する傾向がある。このように、レイアウト400、500及び600の夫々における誘電体の配置は、誘電体の大部分をそのままとするよりも、誘電体表面に沿ったアイソレーション距離をより長くできる。導体間のギャップは、マイクロ波の漏れを最小化するように小さくして良いが、その誘電体は、その表面のアイソレーション距離を増加させるように、ギャップよりも広がっていても良い。
図4は、マイクロ波構造体250のようなマイクロ波構造体用のフランジを有する例示的な突合せギャップ式(Butt gap)導波路レイアウト400の断面である。例えば、レイアウト400は、導波路353を構成するのに利用されても良い。突合せギャップ式導波路レイアウト400は、アイソレーション・バリア447を横断するギャップを有する例示的な導波路である。導波路レイアウト400は、アイソレーション・バリア447においてギャップがある入力導波路材料461及び出力導波路材料463を含む。レイアウト400では、入力導波路材料461及び出力導波路材料463の夫々が、金属壁で囲まれた空洞部分(例えば、空気で満たされる)を含む。導波路材料461や463を横断する信号は、これら空洞領域を横断し、内部反射のために、上記壁に当たって跳ね返る。
導波路材料461及び463の端部は、これらの間にギャップがあって、互いに対しておおよそ整合(アライン)してアイソレーション・バリア447へと突合せされているので、このギャップは、突合せギャップ(Butt Gap)と呼んでも良い。これは、アイソレーション・バリア147、247及び347とほぼ同様としても良い。入力導波路材料461及び出力導波路材料463は、アイソレーション・バリア447において、ギャップを横断して電磁気的に結合されていても良い。よって、マイクロ波周波数アナログ信号433は、入力導波路材料461を横断し、そして、入力導波路材料461及び出力導波路材料463間の電磁気的な結合によってアイソレーション・バリアを横断する。マイクロ波周波数アナログ信号433は、マイクロ波周波数アナログ信号233や333とほぼ同様であっても良い。
ギャップは、図4では、アイソレータ465として示される。アイソレータ465は、直流の流れを防ぎ、これによって、レイアウト400の入力サイドにおける信号がグランド(接地)されるのを防止する任意のコンポーネントである。いくつかの例では、アイソレータ465が、導電性トレースのない(例えば、導電性壁のない)PCBの領域を含んでも良い。これは、エアー・ギャップ(air gap:空気間隙)と呼ばれることもある。別の例では、アイソレータ465が、アイソレーション・バリア447を横断する誘電体材料を含んでいても良い。アイソレータ465として誘電体を利用することで、他のコンポーネントが結合する構造的なコンポーネントを提供し、これによって、アイソレーションに加えて、更なる安定性を提供する。このように、アイソレータ465に含まれる誘電体によって、精度を落とした製造工程が可能になることがある。KAPTON(登録商標)のような破壊電圧の高い誘電体を利用しても良い。この手法によれば、5ミリ・メータのオーダーのギャップで、数キロ・ボルト(kV)のガルバニック・アイソレーション(galvanic isolation)を提供できる。上述のように、アイソレータ465は、マイクロ波周波数アナログ信号433の約4分の1波長よりも小さくても良い。
図5は、マイクロ波構造体250のようなマイクロ波構造体用の例示的なオーバーラップ・ギャップ式導波路レイアウト500の断面である。例えば、レイアウト500は、レイアウト400と同様に、導波路353を構成するのに利用できる。レイアウト500には、入力導波路材料561、出力導波路材料563、アイソレーション・バリア547及びアイソレータ565があり、これらは、入力導波路材料461、出力導波路材料463、アイソレーション・バリア447及びアイソレータ465と夫々ほぼ同様としても良い。マイクロ波周波数アナログ信号433とほぼ同様であっても良いマイクロ波周波数アナログ信号533は、レイアウト500を通って進む。しかし、導波路レイアウト500には、アイソレーション・バリア547においてオーバーラップするギャップを有する導波路材料561及び563がある。入力導波路材料561及び出力導波路材料563は、アイソレーション・バリア547まで延びていても良い。いくつかの例では、入力導波路材料561及び出力導波路材料563が、アイソレーション・バリア547さえ超えて延びていても良い。しかし、アイソレータ565は、こうしたオーバーラップが生じた場合でも、アイソレーション・バリア547を維持する。図示したオーバーラップ・ギャップ式導波路レイアウト500は、電磁気的結合を行うときに、ある有益な特性を持ち得る。例えば、オーバーラップ・ギャップ構成における電磁気結合では、導電性材料の物理的構造のために、信号漏れを非常に小さくできる。レイアウト400のように、入力導波路材料561及び出力導波路材料563の夫々には、金属壁で囲まれた空洞部分(例えば、空気で満たされる)がある。導波路材料561や563を横断する信号は、この場合では、アイソレータ565を横断することなく、空洞領域を横断し、内部反射のために、上記壁に当たって跳ね返る。
図6は、マイクロ波構造体250のようなマイクロ波構造体用のフランジのない例示的な突合せギャップ式(Butt Gap)導波路レイアウト600の断面である。例えば、レイアウト600は、レイアウト400及び500と同様に、導波路353を構成するのに利用できる。レイアウト600には、入力導波路材料661、出力導波路材料663、アイソレーション・バリア647及びアイソレータ665があり、これらは、入力導波路材料461、出力導波路材料463、アイソレーション・バリア447及びアイソレータ465と夫々ほぼ同様としても良い。マイクロ波周波数アナログ信号433とほぼ同様であっても良いマイクロ波周波数アナログ信号633は、レイアウト600を通って進む。レイアウト400と異なり、レイアウト600は、入力導波路材料661及び出力導波路材料663の間に、アイソレータ665を利用する。レイアウト400では、入力導波路材料661及び出力導波路材料663の夫々に、金属壁で囲まれた空洞部分(例えば、空気で満たされる)がある。この場合では、空洞部分は、アイソレーション・バリア647を横断して広がる。よって、マイクロ波周波数アナログ信号633は、アイソレータ665を横断することなく、空洞部分を横断する。
図7は、マイクロ波構造体250のようなマイクロ波構造体のための例示的な誘電性導波路レイアウト700の断面である。例えば、レイアウト700は、レイアウト400、500及び600と同様に、導波路353を構成するのに利用できる。レイアウト700には、アイソレーション・バリア747を横断するアイソレータ765がある。この場合では、入力導波路材料761及び出力導波路材料763が、アイソレータ765を含む。マイクロ波周波数アナログ信号733は、アイソレータ765を横断できる。アイソレータ765は、非導電性材料を含み、また、マイクロ波周波数アナログ信号733がアイソレータ765を横断して広がるのを可能にする一方で、サブ・マイクロ波周波数の信号が横断するのは防ぐ長さを有する。
図8A〜8Cは、アナログ・アイソレータ200のようなアナログ・アイソレータのための結合ライン・ベースのマイクロ波構造体800のブロック図である。例えば、結合ライン・ベースのマイクロ波構造体800は、マイクロ波構造体250を実現できる。図8A、8B及び8Cは、結合ライン・ベース・マイクロ波構造体800の上面図、底面図、断面図を夫々示す。構造体800は、PCBのような基板857上に形成される。説明の都合上、基板857には、図8Aに示すような入力サイド871と、図8Bに示すような出力サイド872がある。また、基板857には、近位端873及び遠位端874もある。この結合ライン・ベースのマイクロ波構造体800は、アイソレーション・バリアの入力サイド上に入力導体を有する例示的なマイクロ波構造体を示し、この入力導体は、差動入力トレースとして実現される。また、構造体800には、アイソレーション・バリアの出力サイド上に出力導体もあり、差動出力トレースとして実現される。そして、入力導体及び出力導体は、アイソレーション・バリアを横断して電磁気的に結合される。最初に、図8Aに示されるような入力サイド871に言及する。
構造体800は、差動システムとして実現される。差動システムでは、伝播される信号の値は、1対の信号の値の間の差分として表される。そのため、構造体800には、基板857の入力サイド871の近位端873から延びる1対の差動入力トレースがある。1対の差動入力トレースには、ポジティブ入力トレース854及びネガティブ入力トレース855がある。それぞれ、ポジティブ入力トレース854はポジティブ入力端子852に結合され、ネガティブ入力トレース855はネガティブ入力端子851に結合される。例えば、ポジティブ入力端子852は、アップコンバータのポジティブ出力端子からポジティブ・フローティング・アナログ信号を受けても良い。同様に、ネガティブ入力端子851は、アップコンバータのネガティブ出力端子からネガティブ・フローティング・アナログ信号を受けても良い。
ポジティブ入力トレース854及びネガティブ入力トレース855は、導電性材料を有し、そして、近位端873からアイソレーション・バリア847(アイソレーション・バリア247とほぼ同様であっても良い)へと延びる。このように、それぞれ、ポジティブ入力トレース854は、ポジティブ・フローティング・アナログ信号を伝送し、ネガティブ入力トレース855は、ネガティブ・フローティング・アナログ信号を伝送する。図8Cを参照すると、アイソレーション・バリア847は、非導電性材料(例えば、PCB材料)を含んでいる。アイソレーション・バリア847は、基板857中に含まれ、入力サイド871と出力サイド872との間に広がっている。ポジティブ入力トレース854及びネガティブ入力トレース855は、基板857の入力サイド871に付けられ、アイソレーション・バリア847にかかる(横切る)。図8Aに戻ると、ポジティブ入力トレース854及びネガティブ入力トレース855は、相補的で反対の信号を伝達する。こうすると、ポジティブ入力トレース854及びネガティブ入力トレース855間に誘導される電圧は、これらトレース間の領域において相殺される。これによれば、ゼロ・ボルトの領域が生じ、これは、差動信号に関する仮想コモン・グラウンドとして機能する。この仮想コモン・グランド861は、電気的な観点からはグランドとして機能するものの、導電性はなく、よって、アイソレーション・バリア847と比較すると、直流電圧に関しては、グランド(接地)接続として機能しない。
ここで図8Bを参照すると、出力サイド872は、入力サイド871をほぼ鏡に映したようなものになっている。構造体800には、基板857の出力サイド872の遠位端874から延びる1対の差動出力トレースがある。差動出力トレースには、ポジティブ・フローティング・アナログ信号に対応するポジティブ・グラウンド基準試験信号を伝導するポジティブ出力トレース858がある。また、差動出力トレースには、ネガティブ・フローティング・アナログ信号に対応するネガティブ・グラウンド基準試験信号を伝導するネガティブ出力トレース856もある。それぞれ、ポジティブ出力トレース858はポジティブ出力端子863に結合され、ネガティブ出力トレース856はネガティブ出力端子862に結合される。例えば、ポジティブ出力端子863は、ポジティブ・フローティング・アナログ信号をダウンコンバータのポジティブ入力端子へ出力しても良い。同様に、ネガティブ出力端子862は、ネガティブ・フローティング・アナログ信号をダウンコンバータのネガティブ入力端子へ出力しても良い。上述のように、アイソレーション・バリア847は、差動入力トレース及び差動出力トレースの間に配置される。差動入力トレース及び差動出力トレースは、マイクロ波周波数において、アイソレーション・バリアを横断して電磁気的に結合する。例えば、ポジティブ入力トレース854は、アイソレーション・バリア847を横断してポジティブ・フローティング・アナログ信号を伝導し、ポジティブ出力トレース858が、ポジティブ・グラウンド基準試験信号として受ける。同様に、ネガティブ入力トレース855は、アイソレーション・バリア847を横断してネガティブ・フローティング・アナログ信号を伝導し、ネガティブ出力トレース856が、ネガティブ・グラウンド基準試験信号として受ける。しかし、アイソレーション・バリア847は、非導電性である。このように、アイソレーション・バリア847は、直流を伝導させず、差動出力トレースからの差動入力トレースのアイソレーションを提供する。従って、アイソレーション・バリア847は、入力サイドのフローティング・アナログ信号がグランド(接地)されるのを防止する一方で、(例えば、図2に関して説明したようなアップコンバージョン後の)マイクロ波周波数信号は横断できる。更に、ポジティブ出力トレース858及びネガティブ出力トレース856は、入力トレースと同じ手法で、仮想グラウンド861を形成するように配置される。このように、差動入力トレース及び差動出力トレースは、差動マイクロ波アナログ信号に関する仮想コモン・グランド861の面と、フローティング入力信号に由来するコモン・モード信号に関する仮想開路(virtual open)を形成するように配置される。言い換えると、入力導体が仮想グランドを共有する1対の差動導体を有し、そして、出力導体が同じ仮想グランドを共有する1対の差動導体を有している。このように、ポジティブ入力トレース854及びポジティブ出力トレース858は、共通の仮想グランドを横断する結合された伝送ライン・バンドパス・フィルタを形成し、アイソレーション・バリアを横断してマイクロ波アナログ信号を結合するように調整できる。同様に、ネガティブ入力トレース855及びネガティブ出力トレース856は、共通の仮想グランドを横断する結合された伝送ライン・バンドパス・フィルタを形成し、アイソレーション・バリアを横断してマイクロ波アナログ信号を結合するように同様に調整できる。
図8Cを参照すると、基板857には、近位端においてフローティング・グラウンド865として機能する導電性レイヤがある。また、基板857は、遠位端においてアース・グラウンド864として機能する導電性レイヤもある。フローティング・グラウンド865及びアース・グラウンド864は、アイソレーション・バリア847で分離され、入力サイド871及び出力サイド872間のアイソレーションを維持する。グラウンド865及び864は、導電性回路を完全なものとするために、種々のコンポーネントによって利用される。例えば、アップコンバータ243から見れば、完全な回路には、フローティング・グラウンドへのパスが必要となることがあり、ダウンコンバータ249から見れば、完全な回路には、アース・グラウンドへのパスが必要となることがある。フローティング・グラウンド865及びアース・グラウンド864は、こうしたグラウンド・パスを提供できる。入力スタブ・トレース853は、図8Aに示すよう、差動入力トレースからフローティング・グラウンド865への接続を提供できる。また、出力スタブ・トレース859は、図8Bに示すように、差動出力トレースからアース・グラウンド864への接続を提供できる。スタブ・トレース853及び859は、導電性材料から形成されても良い。更に、スタブ・トレース853及び859は、対応するスタブ・トレースが基板のレイヤを通って対応するグラウンド865及び864に夫々接続する点と、アイソレーション・バリア847との間の長さが4分の1波長の大きさであっても良い。差動入力トレース及び差動出力トレースは、キャリア周波数におけるインピーダンス・マッチングと、キャリア周波数の外でのローカルなグランド短絡とを提供するために、4分の1波長のスタブ・トレース853及び859を有している。例えば、4分の1波のスタブは、キャリア周波数では高いインピーダンスを提供できるが、このキャリアから外れるほどインピーダンスは低下し、DC又はキャリア周波数の2倍では、短絡することがある。しかし、結合ライン・バンドパス・フィルタは、キャリアから外れるほどインピーダンスが増加し、DC又はキャリア周波数の2倍では、開路となり得る。これら2つのインピーダンスの変化が部分的に互いをキャンセルすることで、より広い帯域幅に渡り、より良いインピーダンス・マッチングが可能となる。
具体的な例としては、1サイドにつき50オームのインピーダンスで、両サイドにつき約100オームの差動インピーダンスを有し、結合ライン対の夫々が、そのオッド・モード(odd-mode)インピーダンスよりも大きい、100オームのイーブン・モード(even-mode)インピーダンスを有することができ、両方が仮想コモン・グランド861を横断して広がる仮想グランド面に関して利用される。スタブ・トレース853及び859は、アイソレーション・バリア847を横断するマイクロ波周波数信号のためのフィルタとして機能できる。例えば、スタブ・トレース853及び859は、約4分の1波長の大きさに形成された場合、アイソレーション・バリアを横断できるマイクロ波周波数帯域の大きさを増加させることができる。よって、スタブ・トレース853及び859は、高帯域フィルタとして機能でき、アイソレータの実効マイクロ波周波数レンジを増加させることができる。言い換えると、マイクロ波構造体800には、アップコンバータのためのDCパスとして動作すると共に、マイクロ波周波数アナログ信号のためのインピーダンス・マッチング・フィルタとして動作するスタブ853がある。また、マイクロ波構造体800には、ダウンコンバータのためのDCパスとして動作すると共に、マイクロ波周波数アナログ信号のためのインピーダンス・マッチング・フィルタとして動作するスタブ859がある。なお、いくつかの例では、上述の差動入力トレース及び差動出力トレースを2重にし、グランドに短絡される結合ラインの端部を接続しないものを選択することで、スタブ・トレース853及び859を省略しても良いことに注意されたい。こうした構成は、同様に機能するかもしれないが、幾何学的な制約から実現するのが難しいことはある。
図9は、電磁気結合によってアナログ・アイソレータを通じて信号を伝送する例示的な方法900のフローチャートである。例えば、方法900は、試験ネットワーク100中で動作するアナログ・アイソレータ200において実現されても良い。方法900は、導波路レイアウト400、500、600、700のいずれかを利用するマイクロ波構造体300において動作しても良い。また、方法900は、結合ライン・ベース・マイクロ波構造体800において動作しても良い。ブロック901において、入力部241のような入力部においてフローティング・アナログ信号を受ける。フローティング・アナログ信号は、次いで、ブロック903において、プリアンプによって、プリ増幅(メインアンプへ送る前の増幅)される。フローティング・アナログ信号は、アップコンバータやダウンコンバータのような後続の回路のダイナミック・レンジに最適な信号振幅となるように増幅される。ブロック905では、フローティング・アナログ信号は、マイクロ波周波数アナログ信号へ変調される。例えば、アップコンバータ243は、フローティング・アナログ信号を、入力発振器からの発振信号と混合(ミックス)することによって、フローティング・アナログ信号の周波数を増加させることができる。ブロック907では、マイクロ波周波数アナログ信号は、マイクロ波構造体300や800のようなマイクロ波構造体によって、アイソレーション・バリアを横断して伝導される。ブロック909では、マイクロ波周波数アナログ信号を復調することで、フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得ることができる。例えば、ダウンコンバータ249は、マイクロ波周波数アナログ信号を、出力発振器248からの発振信号と混合(ミックス)することによって、マイクロ波周波数アナログ信号の周波数を低下させることができる。これによって、デバイス間がグランド(接地)されるのをアイソレーション・バリアが防止するのを維持しながら、フローティング・アナログ信号とほぼ同様で、対応するグラウンド基準試験信号を生じる。
図10は、アナログ・アイソレータ200のようなアナログ・アイソレータを通じて結合される例示的な信号の、周波数の関数としてのグラフ1000である。グラフ1000は、アイソレーション・バリアにおける、ギガ・ヘルツ(GHz)単位の信号周波数に対するデシベル(db)単位の電圧利得を描いている。図示のように、1GHzより下では、極わずかな伝送しかない。周波数がマイクロ波レンジ(例えば、約1GHzより上)へと増加するにつれて、利得が0dBに近づく、即ち、フル(完全な)伝送に近づく。図示する例では、パワー(電力)の大部分は、約2GHzと約6GHzの間で、バリアを横断して伝送される。これは、4GHzを中間点とする両側2GHzの変調をサポートする。しかし、調整(例えば、回路構成の物理的な寸法の調整)によって、アイソレーション・フィルタを通過できる周波数は変更できることに注意されたい。本願で説明した種々のアナログ・アイソレータは、マイクロ波周波数レンジの実質的に任意の箇所において動作できる。
本開示の実施例は、特別に作成されたハードウェア、ファームウェア、デジタル・シグナル・プロセッサ又はプログラムされた命令に従って動作するプロセッサを含む特別にプログラムされた汎用コンピュータ上で動作できる。本願における「コントローラ」又は「プロセッサ」という用語は、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ASIC及び専用ハードウェア・コントローラ等を意図する。本発明の態様は、1つ又は複数のコンピュータ(モニタリング・モジュールを含む)その他のデバイスによって実行される、1つ又は複数のプログラム・モジュールなどのコンピュータ利用可能なデータ及びコンピュータ実行可能な命令で実現できる。一般に、プログラム・モジュールとしては、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造体などを含み、これらは、コンピュータその他のデバイス内のプロセッサによって実行されると、特定のタスクを実行するか、又は、特定の抽象データ形式を実現する。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、リムーバブル記憶媒体、ソリッド・ステート・メモリ、RAMなどのコンピュータ可読記憶媒体に記憶しても良い。当業者には理解されるように、プログラム・モジュールの機能は、様々な実施例において必要に応じて組み合わせられるか又は分散されても良い。更に、こうした機能は、集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのようなファームウェア又はハードウェア同等物において全体又は一部を具体化できる。特定のデータ構造体を使用して、本発明の1つ以上の態様をより効果的に実施することができ、そのようなデータ構造体は、本願に記載されたコンピュータ実行可能命令及びコンピュータ使用可能データの範囲内と考えられる。
本願発明の態様は、様々な変更及び代替形態で動作する。特定の態様は、図面に例として示されており、詳細に説明した。しかしながら、本願に開示された実施例は、説明を明確にする目的で提示されており、明示的に限定されない限り、開示される一般的概念の範囲を本願に記載の具体例に限定することを意図していない。このように、本開示は、添付の図面及び特許請求の範囲に照らして、記載された態様のすべての変更、均等物及び代替物をカバーすることを意図している。
明細書における実施形態、態様、実施例などへの言及は、記載された項目が特定の特徴、構造体又は特性を含み得ることを示す。しかしながら、開示される各態様は、そうした特定の特徴、構造体又は特性を含んでいても良いし、必ずしも含んでいなくても良い。更に、このような言い回しは、特に明記しない限り、必ずしも同じ態様を指しているとは限らない。更に、特定の態様に関連して特定の特徴、構造体又は特性が記載されている場合、そのような特徴、構造体又は特性は、そのような特徴が他の開示された態様と明示的に関連して記載されているか否かに関わらず、そうした他の開示された態様と関連して使用しても良い。
開示された態様は、場合によっては、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組み合わせで実現されても良い。開示された態様は、1つ以上のプロセッサによって読み取られ、実行され得る1つ又は複数のコンピュータ可読媒体によって運搬されるか又は記憶される命令として実現されても良い。そのような命令は、コンピュータ・プログラム・プロダクトと呼ぶことができる。本願で説明するコンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置によってアクセス可能な任意の媒体を意味する。限定するものではないが、一例としては、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。
コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な情報を記憶するために使用することができる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、コンピュータ記憶媒体としては、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリやその他のメモリ技術、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、DVD(Digital Video Disc)やその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置やその他の磁気記憶装置、及び任意の技術で実装された任意の他の揮発性又は不揮発性の取り外し可能又は取り外し不能の媒体を含んでいても良い。コンピュータ記憶媒体としては、信号そのもの及び信号伝送の一時的な形態は排除される。
通信媒体は、コンピュータ可読情報の通信に利用できる任意の媒体を意味する。限定するものではないが、例としては、通信媒体には、電気、光、無線周波数(RF)、赤外線、音又はその他の形式の信号の通信に適した同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、空気又は任意の他の媒体を含むことができる。
開示された主題の上述のバージョンは、記述したか又は当業者には明らかであろう多くの効果を有する。それでも、開示された装置、システム又は方法のすべてのバージョンにおいて、これらの効果又は特徴のすべてが要求されるわけではない。
加えて、本願の記述は、特定の特徴に言及している。本明細書における開示には、これらの特定の特徴の全ての可能な組み合わせが含まれると理解すべきである。ある特定の特徴が特定の態様又は実施例の状況において開示される場合、その特徴は、可能である限り、他の態様及び実施例の状況においても利用できる。
また、本願において、2つ以上の定義されたステップ又は工程を有する方法に言及する場合、これら定義されたステップ又は工程は、状況的にそれらの可能性を排除しない限り、任意の順序で又は同時に実行しても良い。
説明の都合上、本発明の具体的な実施例を図示し、説明してきたが、本発明の要旨と範囲から離れることなく、種々の変更が可能なことが理解できよう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲を除いて限定されるべきではない。
100 試験ネットワーク
110 DUT(試験測定デバイス)
113 信号プローブ
115 リンク
117 試験システム
121 フローティング・グラウンド
125 アイソレーション・バリア
131 試験信号
200 アナログ・アイソレータ
232 フローティング・アナログ信号
233 マイクロ波周波数アナログ信号
234 グラウンド基準試験信号
241 入力部
242 プリアンプ
243 アップコンバータ
244 入力発振器
247 アイソレーション・バリア
248 出力発振器
249 ダウンコンバータ
250 マイクロ波構造体
271 入力サイド
272 出力サイド
300 導波路ベースのマイクロ波構造体
333 マイクロ波周波数アナログ信号
347 アイソレーション・バリア
351 入力導波路ランチ
355 出力導波路ランチ
357 基板
371 入力サイド
372 出力サイド
400 導波路レイアウト
433 マイクロ波周波数アナログ信号
447 アイソレーション・バリア
461 入力導波路材料
463 出力導波路材料
465 アイソレータ
500 導波路レイアウト
533 マイクロ波周波数アナログ信号
547 アイソレーション・バリア
561 入力導波路材料
563 出力導波路材料
565 アイソレータ
600 導波路レイアウト
633 マイクロ波周波数アナログ信号
647 アイソレーション・バリア
661 入力導波路材料
663 出力導波路材料
665 アイソレータ
700 導波路レイアウト
733 マイクロ波周波数アナログ信号
747 アイソレーション・バリア
761 入力導波路材料
763 出力導波路材料
765 アイソレータ
800 結合ライン・ベース・マイクロ波構造体
847 アイソレーション・バリア
851 ネガティブ入力端子
852 ポジティブ入力端子
853 入力スタブ・トレース
854 ポジティブ入力トレース
855 ネガティブ入力トレース
856 ネガティブ出力トレース
857 基板
858 ポジティブ出力トレース
859 出力スタブ・トレース
861 仮想コモン・グランド
862 ネガティブ出力端子
863 ポジティブ出力端子
865 フローティング・グラウンド
871 入力サイド
872 出力サイド
873 近位端
874 遠位端

Claims (13)

  1. フローティング・アナログ信号を受ける入力部と、
    該入力部に結合され、上記フローティング・アナログ信号をマイクロ波周波数アナログ信号へ変調するアップコンバータと、
    上記フローティング・アナログ信号がアース・グラウンドに結合されるのを防止するアイソレーション・バリアと、
    電磁気結合によって上記アイソレーション・バリアを横断して上記マイクロ波周波数アナログ信号を伝送するマイクロ波構造体と
    を具えるアイソレーション装置。
  2. 上記マイクロ波構造体に結合され、上記アイソレーション・バリアによって上記フローティング・アナログ信号からアイソレーションされたダウンコンバータを更に具え、
    該ダウンコンバータは、上記フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得るために、上記マイクロ波周波数アナログ信号を復調する請求項1のアイソレーション装置。
  3. 上記マイクロ波構造体が、上記アイソレーション・バリアを横断するギャップを有する導波路を含む請求項1又は2のアイソレーション装置。
  4. 上記マイクロ波構造体には、上記アイソレーション・バリアの入力サイドに入力導体があり、上記アイソレーション・バリアの出力サイドに出力導体があり、上記入力導体及び上記出力導体は、上記アイソレーション・バリアを横断して電磁気的に結合される請求項1から3のいずれかのアイソレーション装置。
  5. 上記マイクロ波構造体には、上記アップコンバータのためにはDCパスとして動作し、上記マイクロ波周波数アナログ信号に関してはインピーダンス・マッチング・フィルタとして動作するスタブがある請求項1から4のいずれかのアイソレーション装置。
  6. 入力サイド、出力サイド、近位端及び遠位端を有する基板と、
    該基板の上記入力サイドの上記近位端から延びる1対の差動入力トレースと、
    上記基板の上記出力サイドの上記遠位端から延びる1対の差動出力トレースと、
    上記基板に含まれる非導電性材料のアイソレーション・バリアとを具え、
    上記アイソレーション・バリアが、マイクロ波周波数においては上記差動入力トレース及び上記差動出力トレース間を電磁気的に結合し、サブ・マイクロ波周波数においては上記差動入力トレースを上記差動出力トレースからアイソレーションするために、上記差動入力トレース及び上記差動出力トレースの間に配置されるアイソレーション装置。
  7. 上記差動入力トレース及び差動出力トレースは、差動信号に関する仮想コモン・グランド面と、コモン・モード信号に関する仮想コモン開路を形成するよう配置される請求項6のアイソレーション装置。
  8. 入力サイド及び出力サイドを有する基板と、
    上記入力サイド及び上記出力サイド間に配置される非導電性材料のアイソレーション・バリアと、
    上記入力サイドから上記アイソレーション・バリアへと延びる導電性材料の入力導波路ランチと、
    上記出力サイドから上記アイソレーション・バリアへと延びる導電性材料の出力導波路ランチと、
    上記入力導波路ランチ及び出力導波路ランチに結合される導波路とを具え、
    該導波路は、マイクロ波周波数においては上記入力導波路ランチ及び上記出力導波路ランチ間を電磁気的に結合し、サブ・マイクロ波周波数においては上記入力導波路ランチ及び上記出力導波路ランチ間をアイソレーションするように、上記アイソレーション・バリアを横断して配置されるアイソレーション装置。
  9. 上記導波路には誘電体があり、該誘電体の境界における全反射により、結合された信号を上記導波路内に閉じ込める請求項8のアイソレーション装置。
  10. フローティング・アナログ信号を受ける処理と、
    上記フローティング・アナログ信号をマイクロ波周波数アナログ信号へ変調する処理と、
    マイクロ波構造体によって、試験測定システム中のアイソレーション・バリアを横断して上記マイクロ波周波数アナログ信号を伝送する処理と
    を具えるアイソレーション方法。
  11. 上記フローティング・アナログ信号に対応するグラウンド基準試験信号を得るために、上記マイクロ波周波数アナログ信号を復調する処理を更に具える請求項10のアイソレーション方法。
  12. 上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波構造体を横断し、上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波周波数アナログ信号の4分の1波長よりも小さい請求項10又は11のアイソレーション方法。
  13. 上記アイソレーション・バリアは、上記マイクロ波構造体を横断し、上記マイクロ波周波数アナログ信号は、上記マイクロ波構造体の全反射により、上記アイソレーション・バリアを横断するときに、上記マイクロ波構造体中に閉じ込められる請求項10から12のいずれかのアイソレーション方法。
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