JP2019039524A - 等速ジョイント - Google Patents

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阿部 晋
Susumu Abe
晋 阿部
佳享 篠田
Yoshitaka Shinoda
佳享 篠田
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Abstract

【課題】ジョイント角が大きい場合でも、ケージが内外のジョイント部材に接触することのない等速ジョイントを提供する。
【解決手段】内周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝が形成された外側ジョイント部材と、外周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝12が形成された内側ジョイント部材14と、軌道溝12を転動するボール16と、軌道溝12からのボール16の脱落を防止するための円環状のケージ18とを備えた等速ジョイント10において、ケージ18は、ボール16を貫通する貫通穴16aに挿通配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等に用いられる等速ジョイントに関するものである。
従来、自動車のハンドル操作に伴うタイヤの切れ角の変化や、路面状況に応じたタイヤの上下運動に追従しながら、エンジンの回転力を等速で滑らかにタイヤに伝達するための等速ジョイントとして、ケージの内周面、外周面にリン酸マンガン被膜を形成して耐摩耗性を向上させたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図4は、従来の等速ジョイントの一例を示したものである。図の例では、アウターレース1の軸線とインナーレース2の軸線とがジョイント角θで交差している作動状態を示している。この図に示すように、この等速ジョイントJは、ドライブシャフトSとタイヤTの間に配置されており、ドライブシャフトSの回転力は等速ジョイントJを介してタイヤTに伝達される。
等速ジョイントJは、内周面にボール転動溝1aを有するアウターレース1(外側ジョイント部材)と、外周面にボール転動溝2aを有するインナーレース2(内側ジョイント部材)と、これらのボール転動溝1a、2aを転動するボール3と、ボール3のボール転動溝1a、2aからの逸脱を防止するケージ4とにより構成されており、ボール転動溝1a、2aとボール3との接触点が摺動部となっている。ケージ4は外周面と内周面が球面からなる円環形状であって、各ボール3に対応する位置にボール保持孔が、ケージ4の周方向に等間隔に形成されており、各ボール保持孔にはボール3が挿入されている。ケージ4の外周面とアウターレース1の内周面の間、およびケージ4の内周面とインナーレース2の外周面の間にはそれぞれ隙間があり摺動部とはなっていない。アウターレース1とドライブシャフトSは全周にわたって図示しないブーツで覆われており、等速ジョイントJ内には、等速ジョイントJにおける摺動部の潤滑に必要なグリースが密封されている。
特開2014−114918号公報
ところで、上記の従来の等速ジョイントJでは、ボールロックを防ぐために、挟み角(インナーレース2およびアウターレース1とボール3との各接点の各接線がなす角度)が所定範囲に設定されている。しかし、ジョイント角θが大きいときに、この挟み角によりボール3を介してケージ4を軸方向へ押し出す荷重が作用し、ケージ4外周面とアウターレース1内周面、ケージ4内周面とインナーレース2外周面とが接触することによる摩擦発生で、トルク伝達効率が低下するおそれがあった。
このため、ジョイント角θが大きい場合でも、ケージ4がアウターレース1内周面、インナーレース2外周面に接触することのない等速ジョイントが求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ジョイント角が大きい場合でも、ケージが内外のジョイント部材に接触することのない等速ジョイントを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る等速ジョイントは、内周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝が形成された外側ジョイント部材と、外周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝が形成された内側ジョイント部材と、前記軌道溝を転動するボールと、前記軌道溝からの前記ボールの脱落を防止するための円環状のケージとを備えた等速ジョイントにおいて、前記ケージは、前記ボールを貫通する貫通穴に挿通配置されていることを特徴とする。
本発明に係る等速ジョイントによれば、円環状のケージは各ボールを貫通する貫通穴に挿通配置されているので、ジョイント角が大きい場合でも、ケージと外側・内側ジョイント部材が接触することはない。このため、等速ジョイントのトルク伝達効率を向上することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントを示す要部斜視図である。 図2は、図1の要部拡大図であり、(1)は正面図、(2)は側面図、(3)はボールの横断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る等速ジョイントのケージの変形例を示す正面図であり、(1)は変形例1、(2)は変形例2である。 図4は、従来の等速ジョイントの一例を示す概略断面斜視図である。
以下に、本発明に係る等速ジョイントの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る等速ジョイント10は、上記の従来の等速ジョイントJと同様にドライブシャフトとタイヤの間に配置されるものであり、図示しないアウターレース(外側ジョイント部材)と、インナーレース14(内側ジョイント部材)と、ボール16と、ケージ18とを備える。等速ジョイント10内には、等速ジョイント10における摺動部の潤滑に必要なグリースが密封されている。
本実施の形態のアウターレース、インナーレース14は、それぞれ上記の従来の等速ジョイントJのアウターレース1、インナーレース2と同様の構造である。すなわち、本実施の形態のアウターレースは、内周面が球面であり、この内周面において周方向に等間隔に形成された6本のボール転動溝(軌道溝)を有している。インナーレース14は、外周面が球面であり、この外周面のアウターレースのボール転動溝に対応する位置に形成された6本のボール転動溝12(軌道溝)を有している。
これら各6本のボール転動溝12には1個ずつ6個の鋼製のボール16が入っており、ボール転動溝12とボール16との接触点が摺動部となっている。ドライブシャフトの回転力の伝達は、6個のボール16の接触点で行われる。
ケージ18は、ボール転動溝12からのボール16の逸脱を防止するための円環状の部材である。この円環状のケージ18は、図1、図2(1)および(2)に示すように、各ボール16を貫通する貫通穴16aに挿通配置されている。したがって、6個のボール16はこの円環状のケージ18によって数珠状に繋がれる。このケージ18の断面形状は円形となっている。図2(3)に示すように、ボール16の貫通穴16aは、ボール16の中心を通過してボール16の直径方向に貫通したものである。貫通穴16aの断面形状は、ケージ18の断面直径よりも若干大径の円形である。貫通穴16aの両端部は、内方から直径方向外方に向かって次第に拡径するラッパ形状に形成されている。
上記のように構成した等速ジョイント10によれば、ケージ18が各ボール16を貫通する円環状となっているので、ジョイント角が大きい場合でも、ケージ18とアウターレース内周面、ケージ18とインナーレース14外周面が接触することはない。このため、ケージ18とアウターレース内周面およびインナーレース14外周面との接触を回避しつつ、6個のボール16を摺動可能に同一平面上に保持することが可能となる。したがって、本実施の形態によれば、等速ジョイントのトルク伝達効率を向上することができる。
上記の実施の形態において、ボール16とケージ18間の摩擦を低減するため、図3(1)に示すように、ケージ18の表面に対して周方向に所定間隔で複数の突起20やディンプル形状を設けてもよいし、図3(2)に示すように、ケージ18の表面に複数の溝22を設けてもよい。このようにすれば、ボール16とケージ18間の接触面積を低減するとともに、グリース保持性をさらに向上させることが可能である。
10 等速ジョイント
12 ボール転動溝(軌道溝)
14 インナーレース(内側ジョイント部材)
16 ボール
16a 貫通穴
18 ケージ

Claims (1)

  1. 内周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝が形成された外側ジョイント部材と、外周面において周方向に所定間隔で複数の軌道溝が形成された内側ジョイント部材と、前記軌道溝を転動するボールと、前記軌道溝からの前記ボールの脱落を防止するための円環状のケージとを備えた等速ジョイントにおいて、
    前記ケージは、前記ボールを貫通する貫通穴に挿通配置されていることを特徴とする等速ジョイント。
JP2017163384A 2017-08-28 2017-08-28 等速ジョイント Pending JP2019039524A (ja)

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