JP2019039417A - シールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠心ポンプおよびポンプ機構が逆回転することがあっても、ポンプの取り扱い流体が大気側に漏れる虞の無いシールシステムを提供する。【解決手段】シールシステムは、ポンプ側シール機構10,12および大気側シール機構11,13を有するダブルメカニカルシールと、回転軸1により駆動されるポンプ機構19と、第1チャンバ22aと第2チャンバ22bとに接続され、遠心ポンプの取り扱い流体とは異なるバリア流体を第1チャンバ22aと第2チャンバ22bとの間で循環させる媒体循環ライン30と、媒体循環ライン30に取り付けられた熱交換器21と、媒体循環ライン30に接続されたバイパスライン43と、バイパスライン43に取り付けられた逆止弁46と、加圧された流体バリア兼冷却媒体を第2チャンバ22b内に供給するためのアキュムレータ56を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、シールハウジング内に備えられたダブルメカニカルシールを含むシールシステムに関し、特にダブルメカニカルシールを構成するポンプ側シール機構と大気側シール機構との間に、回転軸により駆動されるポンプ機構を備えたシールシステムに関する。
石油や天然ガスなどの化石燃料を精製する際には、二酸化炭素(CO)や、硫黄(S)などの不純物を取り除く必要がある。硫黄は精製過程において硫化水素(HS)として回収されることが多く、精製過程に用いられるポンプが扱う流体にも、この硫化水素が多く含まれる場合がある。硫化水素は極めて毒性が高く、万一大気中に漏れ出した場合には、人体に深刻な被害をおよぼすため、硫化水素を扱うポンプにおいては、硫化水素が決して外部へ漏れ出すことが無い様に、ポンプの設計に万全の配慮を払う必要がある。
図4に示されるシールシステムは、遠心ポンプの回転軸101のシールハウジング114内に、ポンプ側シール機構(スリップリング110および対向リング112)と、大気側シール機構(スリップリング111および対向リング113)とを有するダブルメカニカルシールを備えている。ポンプ側シール機構と大気側シール機構との間には、回転軸101により駆動されるポンプ機構119が設けられる。ポンプ機構119の両側には、第1チャンバ122aおよび第2チャンバ122bが形成されている。これら第1チャンバ122aおよび第2チャンバ122bは、シールハウジング114内に形成されており、大気側シール機構は、第1チャンバ122a内に配置され、大気側シール機構は第2チャンバ122b内に配置されている。
ポンプ機構119は、流体バリア兼冷却媒体を、第1チャンバ122aから第2チャンバ122bへポンプ羽根車の吐出し圧力Phよりも高い圧力Pbになるように加圧して第2チャンバ122bに供給する。第2チャンバ122b内の加圧された流体バリア兼冷却媒体は、ポンプ羽根車103によって加圧された媒体が、ポンプ側シール機構のスリップリング110及び対向リング112を通って第2チャンバ122bへ漏洩することを防止できる。
図4に示すシールシステムは、シールハウジング114の外に配置された再循環システムrを備える。この再循環システムrは、第1チャンバ122aと第2チャンバ122bに接続されており、流体バリア兼冷却媒体を循環させるように構成されている。再循環システムrは、熱交換器121を備え、ポンプ機構119により加圧された流体バリア兼冷却媒体は、第2チャンバ122bを経由して熱交換器121に至り、そこで冷却されて第1チャンバ122aに戻って再びポンプ機構119に至るという循環経路を備える。
流体バリア兼冷却媒体は、遠心ポンプの取り扱い流体自体であり、予めポンプ羽根車103により加圧されてシールシステムに注入されている。大気側シール機構にかかる流体バリア兼冷却媒体の圧力は、運転停止時において遠心ポンプの吐出圧相当の圧力である。すなわち、ポンプの取り扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合には、外気のすぐそばに高圧の危険な流体があり、外部に漏れる虞がある。
図4に示すキャリアスリーブ108,108’は、それらの間に備えられたばね109により互いに離間するように押され、キャリアスリーブ108,108’の端部はスリップリング110,111を対向リング112,113にそれぞれ押し付けている。遠心ポンプ運転時には、キャリアスリーブ108は第2チャンバ122b内の圧力Pbにより大気側に押される。一方、キャリアスリーブ108’には、第1チャンバ122a内の圧力Paが加わる。したがって、キャリアスリーブ108,108’の組合せには全体としてPb−Paの差圧がポンプ側から大気側に掛かることになる。このため、大気側のスリップリング111と対向リング113のシール面の圧力は運転停止時に比べて高くなってシール効果が増すが、ポンプ側のスリップリング110と対向リング112のシール面の圧力は運転停止時より低くなってシール効果が減少する。
英国特許第1441653号明細書 国際公開第WO2008/090994号パンフレット
しかし、遠心ポンプのポンプ羽根車が、逆方向に回転した場合には、ポンプ機構119も逆方向に回転する。この場合、第1チャンバ122a内の圧力Paは第2チャンバ122b内の圧力Pbよりも高くなり、キャリアスリーブ108,108’の組合せには全体としてPa−Pbの差圧が大気側からポンプ側に掛かることになる。このため、大気側のスリップリング111と対向リング113のシール面の圧力が低くなってシール効果が減じ、流体バリア兼冷却媒体がリークしやすくなる危険がある。
以上のように、ポンプの取り扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合を考慮すると、図4に示された技術をそのまま使うことはできず、メカニカルシールの摺動面から有害なポンプ取扱流体が外部へ漏れ出すことがないように配慮する必要がある。
そこで、本発明は、ポンプの取り扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合において、遠心ポンプおよびポンプ機構が逆回転することがあっても、ポンプの取り扱い流体が大気側に漏れる虞の無いシールシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、遠心ポンプの回転軸をシールするためのシールシステムであって、ポンプ側シール機構および大気側シール機構を有するダブルメカニカルシールと、前記ポンプ側シール機構と前記大気側シール機構との間に配置され、前記回転軸により駆動されるポンプ機構と、少なくとも前記大気側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第1チャンバと、少なくとも前記ポンプ側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第2チャンバと、前記第1チャンバと前記第2チャンバとに接続され、前記遠心ポンプの取り扱い流体とは異なる流体バリア兼冷却媒体を前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間で循環させる媒体循環ラインと、前記媒体循環ラインに取り付けられた熱交換器と、前記媒体循環ラインに接続されたバイパスラインと、前記バイパスラインに取り付けられた逆止弁と、前記媒体循環ラインに接続された分岐ラインと、前記分岐ラインに接続され、加圧された流体バリア兼冷却媒体を前記第2チャンバ内に供給するためのアキュムレータと、前記分岐ラインに取り付けられた隔離弁とを備え、前記逆止弁は、流体バリア兼冷却媒体が前記第1チャンバから前記第2チャンバに向かう方向にのみ流れることを許容することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点は、前記第1チャンバと前記熱交換器との間にあり、前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点、および前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする。
本発明の一態様は、遠心ポンプの回転軸をシールするためのシールシステムであって、ポンプ側シール機構および大気側シール機構を有するダブルメカニカルシールと、前記ポンプ側シール機構と前記大気側シール機構との間に配置され、前記回転軸により駆動されるポンプ機構と、少なくとも前記大気側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第1チャンバと、少なくとも前記ポンプ側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第2チャンバと、前記第1チャンバと前記第2チャンバとに接続され、前記遠心ポンプの取り扱い流体とは異なる流体バリア兼冷却媒体を前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間で循環させる媒体循環ラインと、前記媒体循環ラインに取り付けられた熱交換器と、前記媒体循環ラインに接続されたバイパスラインと、前記バイパスラインに取り付けられた開閉弁と、前記第1チャンバ内の圧力が前記第2チャンバ内の圧力よりも高いときに前記開閉弁を開くシステムコントローラと、前記媒体循環ラインに接続された分岐ラインと、前記分岐ラインに接続され、加圧された流体バリア兼冷却媒体を前記第2チャンバ内に供給するためのアキュムレータと、前記分岐ラインに取り付けられた隔離弁とを備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点、および前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、ポンプ機構が逆回転して第1チャンバ内の流体バリア兼冷却媒体の圧力が第2チャンバ内の流体バリア兼冷却媒体の圧力よりも高くなると、流体バリア兼冷却媒体は第1チャンバからバイパスラインを通って第2チャンバに流れ、第2チャンバ内の圧力が保たれる。結果として、流体バリア兼冷却媒体が大気側にリークすることを防止することができる。
ダブルメカニカルシールを備えたシールシステムの一実施形態を示す図である。 シールシステムの他の実施形態を示す図である。 シールシステムのさらに他の実施形態を示す図である。 ダブルメカニカルシールを備えた従来のシールシステムを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、ダブルメカニカルシールを備えたシールシステムの一実施形態を示す図である。ダブルメカニカルシールは、高圧側hと低圧側nとを仕切る隔壁2と、回転軸1との間の隙間を封止する機能を有する。
図1では、高圧側hにおいて、遠心ポンプのポンプ羽根車3が回転軸1に固定され、軸スリーブ4がダブルメカニカルシールの軸方向長さにわたって延びている。軸スリーブ4は回転軸1の外周面に固定されている。軸スリーブ4と回転軸1の間にはOリング24が設けられ、遠心ポンプの取り扱い流体が軸スリーブ4と回転軸1の間の隙間から漏れないようにシールしている。遠心ポンプの取り扱い流体は、毒性のある流体や可燃性の流体が含まれる。
ポンプ羽根車3とシールハウジング14は隔壁2で仕切られている。回転軸1、およびポンプ羽根車3の一部は、隔壁2に形成された通孔2aを貫通して延びている。隔壁2は、通孔2aに連通するラジアル孔2bを内部に有している。遠心ポンプの運転中、ラジアル孔2bは、ポンプ羽根車3によって加圧された取り扱い流体で満たされる。ラジアル孔2bには圧力検出器53が接続されており、ポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phは圧力検出器53によって測定される。
軸スリーブ4のほぼ中央には、軸スリーブ4の外周面に接する内周面を有する円筒状のリング5が設けられている。リング5には中空円筒体6が固定されている。リング5の軸方向の長さは、軸スリーブ4および中空円筒体6の軸方向の長さよりも短い。中空円筒体6は、その外周部の両側に軸方向延出部を有しており、中空円筒体6の内周部は、その軸方向長さがリング5の軸方向長さと同じであり、リング5の外周部と対面している。軸スリーブ4、リング5、および中空円筒体6は同軸状に配列されている。中空円筒体6の外周面には、ねじ溝7が形成されている。
リング5および中空円筒体6は、径方向に貫通するねじ穴を有しており、リング5および中空円筒体6は、ねじ穴に挿入されたねじ32によって固定されている。ねじ32の先端は軸スリーブ4の凹部33に係合している。中空円筒体6は、リング5に対して回転および軸方向に変位しないようにねじ32によって固定される。
軸スリーブ4とリング5と中空円筒体6とで形成された環状凹部内には、2つのキャリアスリーブ8,8’が嵌合されている。これらキャリアスリーブ8,8’は、リング5の両側に配置されている。キャリアスリーブ8,8’の外面と中空円筒体6の内面との間にはOリング34が配置され、キャリアスリーブ8,8’の内面と軸スリーブ4の外面との間にはOリング35が配置されている。キャリアスリーブ8,8’は、回転軸1の軸方向に変位可能であるが、ねじ32と接触する軸方向突起36によって回転しないように固定されている。
キャリアスリーブ8,8’の間にはばね9が配置されている。ばね9はキャリアスリーブ8,8’を互いに押し離すように作用している。キャリアスリーブ8,8’のリング5から離れた面には、スリップリング10,11がそれぞれ取り付けられている。ばね9により、スリップリング10,11はそれぞれ対向リング12,13に押し付けられる。対向リング12,13は、シールハウジング14のポンプ側カバー14aおよび大気側カバー14bにそれぞれ固定されている。参照符号14はシールハウジングを全体的に示す。スリップリング10と対向リング12との組み合わせは、ダブルメカニカルシールのポンプ側シール機構を構成し、スリップリング11と対向リング13との組み合わせは、ダブルメカニカルシールの大気側シール機構を構成する。
ダブルメカニカルシールを構成するスリップリング10,11および対向リング12,13は、シールハウジング14内に収容されている。より具体的には、シールハウジング14は、その中央に、ダブルメカニカルシールを包囲する中空円筒部38を有している。この中空円筒部38の内面には、ねじ溝15が形成されている。このねじ溝15は、ねじ溝7と微小な半径方向の隙間を介して対向しており、互いのリード方向は、反対方向である。ねじ溝7は、回転軸1と共に回転する雄ねじであり、ねじ溝15は、静止した雌ねじである。ねじ溝15はねじ溝7を囲んでいる。ねじ溝7およびねじ溝15は、回転軸1によって駆動されるポンプ機構19を構成する。ポンプ機構19は、ダブルメカニカルシールのポンプ側シール機構(リップリング10および対向リング12)と、大気側シール機構(スリップリング11および対向リング13)との間に位置している。
ポンプ機構19の両側には環状の第1チャンバ22aおよび環状の第2チャンバ22bがある。第1チャンバ22aは低圧側nに向かう部屋であり、ポンプ機構19、キャリアスリーブ8’、スリップリング11、対向リング13、大気側カバー14b、および中空円筒部38によって区画された部屋である。中空円筒部38は、後述する媒体循環ライン30に接続された入口16を有しており、第1チャンバ22aは入口16に接続されている。
第2チャンバ22bは高圧側hに向かう部屋であり、ポンプ機構19、キャリアスリーブ8、スリップリング10、対向リング12、ポンプ側カバー14a、および中空円筒部38によって区画された部屋である。中空円筒部38は、媒体循環ライン30に接続された出口17を有しており、第2チャンバ22bは出口17に接続されている。出口17は、媒体循環ライン30を介して入口16に連通している。
シールシステムは、第1チャンバ22aおよび第2チャンバ22bに接続された上記媒体循環ライン30と、媒体循環ライン30に両端が接続されたバイパスライン43と、バイパスライン43に取り付けられた逆止弁46と、絞り弁と逆止弁が組み合わされた絞り兼逆止弁18と、流体バリア兼冷却媒体を冷却する熱交換器21と、普段は流体バリア兼冷却媒体が加圧されて備蓄され、非常の際などには開閉弁27を開にすることにより媒体循環ライン30内の流体バリア兼冷却媒体を加圧するアキュムレータ40とを備えている。媒体循環ライン30はシールハウジング14の外に配置されている。媒体循環ライン30およびバイパスライン43は、流体バリア兼冷却媒体で満たされている。
アキュムレータ40の内部には図示しないダイヤフラム(隔壁)が配置され、窒素ガスなどの気体が封入されている。アキュムレータ40内に蓄積された流体バリア兼冷却媒体は、上記気体の圧力により加圧される。したがって、アキュムレータ40は、流体バリア兼冷却媒体を加圧して蓄える機能を有している。アキュムレータ40内に蓄えられている流体バリア兼冷却媒体の圧力は、遠心ポンプのポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phと同じか、それより高い圧力である。
媒体循環ライン30の一端は入口16に接続され、媒体循環ライン30の他端は出口17に接続されている。絞り兼逆止弁18および熱交換器21は、媒体循環ライン30に取付けられている。アキュムレータ40は、媒体循環ライン30から延びる分岐ライン41に接続されており、開閉弁27は分岐ライン41に取付けられている。アキュムレータ40は、分岐ライン41を介して媒体循環ライン30に接続されている。分岐ライン41およびアキュムレータ40は、熱交換器21と第1チャンバ22aとの間に位置している。
シールシステムは、ポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phを測定する圧力検出器53と、第2チャンバ22b内の圧力Pbを測定する圧力検出器51を備えている。圧力検出器53,51は、システムコントローラ62に接続されている。
シールハウジング14内に備えられたダブルメカニカルシールを備えたシールシステムは、流体バリア兼冷却媒体を使用する。この流体バリア兼冷却媒体は、遠心ポンプの取り扱い流体とは無関係な性状の媒体で、毒性や危険性のない媒体である。一実施形態では、流体バリア兼冷却媒体はオイルである。
上述の構成を備えたシールシステムの動作は以下に述べるようなものである。媒体循環ライン30内は、遠心ポンプのポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phと同じか、それより高い圧力を有する流体バリア兼冷却媒体で満たされている。通常運転で回転軸1が回転すると、ポンプ機構19は、第1チャンバ22a内の流体バリア兼冷却媒体を吸い込んで加圧し、第2チャンバ22bに吐出する。このポンプ機構19の運転により加圧された流体バリア兼冷却媒体は媒体循環ライン30を通って第1チャンバ22aに戻る。
媒体循環ライン30に取り付けられた絞り兼逆止弁18により、第2チャンバ22b内の圧力Pbは、ポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phよりも高い圧力になる。流体バリア兼冷却媒体が絞り兼逆止弁18から入口16まで媒体循環ライン30を流れる間に、圧力損失により流体バリア兼冷却媒体の圧力が低下し、第1チャンバ22a内の流体バリア兼冷却媒体の圧力は、Pbよりも低いPaになる。第2チャンバ22b内の圧力Pbは、ポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phよりも高いので、ポンプ側シール機構を構成するスリップリング10と対向リング12のシール面から第2チャンバ22b内に遠心ポンプの取り扱い流体が侵入することはない。
キャリアスリーブ8は第2チャンバ22b内の圧力Pbによりポンプ側から大気側に押される。キャリアスリーブ8’には、第1チャンバ22a内の圧力Paが加わるので、キャリアスリーブ8,8’の組合せには全体としてPb−Paの差圧がポンプ側から大気側に掛る。このため、大気側シール機構を構成するスリップリング11と対向リング13のシール面に加わる圧力は、ポンプ機構19の停止時に比べて高くなってシール効果を増し、ポンプ取り扱い流体が大気側へリークすることが確実に防止される。
流体バリア兼冷却媒体が媒体循環ライン30を流れるとき、流体バリア兼冷却媒体は媒体循環ライン30に設けられた熱交換器21により冷却される。冷却された流体バリア兼冷却媒体は媒体循環ライン30および入口16を通って第1チャンバ22aに戻る。このようにして、遠心ポンプの運転中は、流体バリア兼冷却媒体は、熱交換器21により冷却されながら、媒体循環ライン30を通って第1チャンバ22aと第2チャンバ22bとの間を循環する。冷却された流体バリア兼冷却媒体は、ポンプ機構19を冷却するので、ポンプ機構19およびその周辺の機器(例えば、Oリング34,35)が高温となることはない。
ところで、遠心ポンプの設置直後の初期運転で、遠心ポンプのポンプ羽根車3が逆回転する場合がある。また、初期運転以外でも、2台の遠心ポンプが並列に配置され、1台が運転中で、もう一台が予備機として停止中の場合、予備機である遠心ポンプの吐出口に配置された吐出逆止弁(図示せず)が故障すると、運転中の遠心ポンプから吐き出された流体が停止中の遠心ポンプの内部を逆流し、停止中の遠心ポンプのポンプ羽根車が逆回転することがある。
このようにポンプ羽根車3が逆回転すると、ポンプ羽根車3の回転に連動するポンプ機構19も逆回転する。ポンプ羽根車3が逆回転した場合、取り扱い流体には遠心力がある程度発生するので取り扱い流体は加圧され、スリップリング10及び対向リング12の摺動面にその圧力がかかる。一方、ポンプ機構19が逆回転すると、第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体を加圧して第1チャンバ22aに送り出す。絞り兼逆止弁18は流体バリア兼冷却媒体を第2チャンバ22b内には流入させないので、第2チャンバ22b内の圧力は低下し、やがて、スリップリング10及び対向リング12のシール面を通って遠心ポンプの取り扱い流体が第2チャンバ22b内に侵入してしまう虞がある。
また、第1チャンバ内の圧力Paは第2チャンバ内の圧力Pbよりも高くなり、キャリアスリーブ8,8’の組合せには全体としてPa−Pbの差圧が大気側からポンプ側に掛かることになる。このため、大気側のスリップリング11と対向リング13のシール面の圧力が低くなってシール効果が減じ、流体バリア兼冷却媒体がリークしやすくなる危険がある。
そこで、本実施形態のシールシステムは、媒体循環ライン30に接続されたバイパスライン43を備えている。バイパスライン43の一端が媒体循環ライン30に接続される第1接続点43aは、入口16および第1チャンバ22aの近くであり、バイパスライン43の他端が媒体循環ライン30に接続される第2接続点43bは、出口17および第2チャンバ22bの近くである。より具体的には、第1接続点43aは、第1チャンバ22aと熱交換器21との間にあり、第2接続点43bは、熱交換器21と第2チャンバ22bとの間に位置している。本実施形態では、第1接続点43aは、第1チャンバ22aと分岐ライン41との間にあり、第2接続点43bは、絞り兼逆止弁18と第2チャンバ22bとの間に位置している。バイパスライン43に取り付けられた逆止弁46は、流体バリア兼冷却媒体が第1接続点43aから第2接続点43bに向かう方向(すなわち、第1チャンバ22aから第2チャンバ22bに向かう方向)にのみ流れることを許容し、逆方向への流れを許容しない。
さらに、分岐ライン55の一端が媒体循環ライン30に接続され、分岐ライン55の他端はアキュムレータ56に接続されている。分岐ライン55には隔離弁57が取り付けられている。隔離弁57は、電磁弁、電動弁、空気圧駆動弁、油圧駆動弁などから構成されており、隔離弁57の開閉動作はシステムコントローラ62によって制御される。分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと熱交換器21との間に位置している。より具体的には、分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと絞り兼逆止弁18との間に位置している。
アキュムレータ56の内部には図示しないダイヤフラム(隔壁)が配置され、窒素ガスなどの気体が封入されている。アキュムレータ56内に蓄積された流体バリア兼冷却媒体は、上記気体の圧力により加圧される。したがって、アキュムレータ56は、流体バリア兼冷却媒体を加圧して蓄える機能を有している。アキュムレータ56内に蓄えられている流体バリア兼冷却媒体の圧力は、遠心ポンプのポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phと同じか、それより高い圧力である。
このような構成によれば、ポンプ機構19が逆回転しても、流体バリア兼冷却媒体は直ちに第1チャンバ22aに近い第1接続点43aからバイパスライン43を通って第2チャンバ22bに流れ、第2チャンバ22b内の圧力が保たれる。結果として、第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体は、ポンプ側のスリップリング10及び対向リング12のシール面から遠心ポンプの取り扱い流体が侵入することを防止することができる。さらに、第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体は、大気側のスリップリング11及び対向リング13のシール面の圧力の低下を防止し、流体バリア兼冷却媒体が大気側にリークすることを防止することができる。
圧力検出器51によって測定された第2チャンバ22b内の圧力Pbと、圧力検出器53によって測定されたポンプ羽根車3の吐き出し圧力Phとの差がしきい値未満であることをシステムコントローラ62が検出すると、システムコントローラ62は隔離弁57を開き、アキュムレータ56内の加圧された流体バリア兼冷却媒体を媒体循環ライン30内に注入する。流体バリア兼冷却媒体は、媒体循環ライン30を通って第2チャンバ22bに供給され、これにより第2チャンバ22b内の圧力が保たれる。結果として、第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体は、ポンプ側のスリップリング10及び対向リング12のシール面から遠心ポンプの取り扱い流体が侵入することを防止することができる。さらに、第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体は、大気側のスリップリング11及び対向リング13のシール面の圧力の低下を防止し、流体バリア兼冷却媒体が大気側にリークすることを防止することができる。
このように、本実施形態によれば、ポンプ羽根車3およびポンプ機構19が逆回転することがあっても、リークの危険のない状態を維持し、ポンプの取扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合であっても、大気側に漏れる虞の無いシールシステムを提供することができる。
図2は、シールシステムの他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成は図1に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。ポンプ羽根車3およびポンプ機構19が長時間に亘って逆回転すると、ポンプ機構19およびその周辺機器の温度が上昇することがある。そこで、図2に示す実施形態は、ポンプ機構19およびその周辺機器を冷却する機能を備える。
バイパスライン43の一端が媒体循環ライン30に接続される第1接続点43aと、バイパスライン43の他端が媒体循環ライン30に接続される第2接続点43bの両方は、熱交換器21と第2チャンバ22bとの間に位置している。より具体的には、第1接続点43aは、熱交換器21と絞り兼逆止弁18との間に位置し、第2接続点43bは、絞り兼逆止弁18と第2チャンバ22bとの間に位置している。
ポンプ機構19の逆回転により第1チャンバ22aに送り出された流体バリア兼冷却媒体は、媒体循環ライン30を流れて熱交換器21により冷却される。冷却された流体バリア兼冷却媒体は、第1接続点43aでバイパスライン43に流入し、バイパスライン43を流れて第2チャンバ22b内に流入する。
バイパスライン43に取り付けられた逆止弁46は、流体バリア兼冷却媒体が第1接続点43aから第2接続点43bに向かう方向(すなわち、第1チャンバ22aから第2チャンバ22bに向かう方向)にのみ流れることを許容し、逆方向への流れを許容しない。
アキュムレータ56から延びる分岐ライン55は、媒体循環ライン30に接続されている。分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと熱交換器21との間に位置している。より具体的には、分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと絞り兼逆止弁18との間に位置している。一実施形態では、アキュムレータ56から延びる分岐ライン55は、第2チャンバ22bと逆止弁46との間の位置でバイパスライン43に接続されてもよい。
本実施形態によれば、ポンプ羽根車3およびポンプ機構19が長時間逆回転することがあっても、リークの危険のない状態を維持し、ポンプの取扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合であっても、大気側に漏れる虞の無いシールシステムを提供することができる。
図3は、シールシステムのさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成は図2に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図3に示すように、本実施形態では、逆止弁46に代えて、通常運転時は閉じており、逆回転時には開けられる開閉弁50がバイパスライン43に取り付けられている開閉弁50での圧力損失が少ない方が、第1チャンバ22aと第2チャンバ22bの圧力差を小さくできるので、開閉弁50の弁体にはボール弁やバタフライ弁が好ましい。開閉弁50としては、電磁弁、電動弁、空気圧駆動弁、油圧駆動弁などを使用することができる。
シールシステムは、開閉弁50の動作を制御するシステムコントローラ62を備えている。さらに、シールシステムは、第2チャンバ22b内の圧力Pbを測定する圧力検出器51と、第1チャンバ22a内の圧力Paを測定する圧力検出器52を備えている。圧力検出器51,52は、システムコントローラ62に接続されており、圧力検出器51,52から送られる圧力の測定値に基づいて開閉弁50を操作する。より具体的には、第1チャンバ22a内の流体バリア兼冷却媒体の圧力Paが第2チャンバ22b内の流体バリア兼冷却媒体の圧力Pbよりも高いとき、システムコントローラ62は、開閉弁50を開く。開閉弁50が開くと、流体バリア兼冷却媒体は、第1チャンバ22aから熱交換器21を経由してバイパスライン43に流入し、さらにバイパスライン43を流れて第2チャンバ22bに流入する。
アキュムレータ56から延びる分岐ライン55は、媒体循環ライン30に接続されている。分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと熱交換器21との間に位置している。より具体的には、分岐ライン55と媒体循環ライン30との接続点は、第2チャンバ22bと絞り兼逆止弁18との間に位置している。一実施形態では、アキュムレータ56から延びる分岐ライン55は、第2チャンバ22bと開閉弁50との間の位置でバイパスライン43に接続されてもよい。
本実施形態によれば、ポンプ羽根車3およびポンプ機構19が長時間逆回転することがあっても、リークの危険のない状態を維持し、ポンプの取扱い流体が毒性や可燃性流体を含む場合であっても、大気側に漏れる虞の無いシールシステムを提供することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されるものを含むことは言うまでもない。
1 回転軸
2 隔壁
3 ポンプ羽根車
4 軸スリーブ
5 リング
6 中空円筒体
7 ねじ溝
8,8’ キャリアスリーブ
9 ばね
10,11 スリップリング
12,13 対向リング
14 シールハウジング
14a ポンプ側カバー
14b 大気側カバー
15 ねじ溝
16 入口
17 出口
18 絞り兼逆止弁
19 ポンプ機構
21 熱交換器
22a 第1チャンバ
22b 第2チャンバ
24 Oリング
27 開閉弁
30 媒体循環ライン
32 ねじ
33 凹部
34,35 Oリング
36 軸方向突起
38 中空円筒部
40 アキュムレータ
41 分岐ライン
43 バイパスライン
46 逆止弁
50 開閉弁
51,52,53 圧力検出器
62 システムコントローラ

Claims (5)

  1. 遠心ポンプの回転軸をシールするためのシールシステムであって、
    ポンプ側シール機構および大気側シール機構を有するダブルメカニカルシールと、
    前記ポンプ側シール機構と前記大気側シール機構との間に配置され、前記回転軸により駆動されるポンプ機構と、
    少なくとも前記大気側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第1チャンバと、
    少なくとも前記ポンプ側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第2チャンバと、
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとに接続され、前記遠心ポンプの取り扱い流体とは異なる流体バリア兼冷却媒体を前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間で循環させる媒体循環ラインと、
    前記媒体循環ラインに取り付けられた熱交換器と、
    前記媒体循環ラインに接続されたバイパスラインと、
    前記バイパスラインに取り付けられた逆止弁と、
    前記媒体循環ラインに接続された分岐ラインと、
    前記分岐ラインに接続され、加圧された流体バリア兼冷却媒体を前記第2チャンバ内に供給するためのアキュムレータと、
    前記分岐ラインに取り付けられた隔離弁とを備え、
    前記逆止弁は、流体バリア兼冷却媒体が前記第1チャンバから前記第2チャンバに向かう方向にのみ流れることを許容することを特徴とするシールシステム。
  2. 前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点は、前記第1チャンバと前記熱交換器との間にあり、
    前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする請求項1に記載のシールシステム。
  3. 前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点、および前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする請求項1に記載のシールシステム。
  4. 遠心ポンプの回転軸をシールするためのシールシステムであって、
    ポンプ側シール機構および大気側シール機構を有するダブルメカニカルシールと、
    前記ポンプ側シール機構と前記大気側シール機構との間に配置され、前記回転軸により駆動されるポンプ機構と、
    少なくとも前記大気側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第1チャンバと、
    少なくとも前記ポンプ側シール機構と前記ポンプ機構とにより区画される第2チャンバと、
    前記第1チャンバと前記第2チャンバとに接続され、前記遠心ポンプの取り扱い流体とは異なる流体バリア兼冷却媒体を前記第1チャンバと前記第2チャンバとの間で循環させる媒体循環ラインと、
    前記媒体循環ラインに取り付けられた熱交換器と、
    前記媒体循環ラインに接続されたバイパスラインと、
    前記バイパスラインに取り付けられた開閉弁と、
    前記第1チャンバ内の圧力が前記第2チャンバ内の圧力よりも高いときに前記開閉弁を開くシステムコントローラと、
    前記媒体循環ラインに接続された分岐ラインと、
    前記分岐ラインに接続され、加圧された流体バリア兼冷却媒体を前記第2チャンバ内に供給するためのアキュムレータと、
    前記分岐ラインに取り付けられた隔離弁とを備えたことを特徴とするシールシステム。
  5. 前記バイパスラインの一端が前記媒体循環ラインに接続される第1接続点、および前記バイパスラインの他端が前記媒体循環ラインに接続される第2接続点は、前記熱交換器と前記第2チャンバとの間に位置していることを特徴とする請求項4に記載のシールシステム。
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