JP2019039318A - 噴射制御装置および噴射制御方法 - Google Patents

噴射制御装置および噴射制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019039318A
JP2019039318A JP2017160114A JP2017160114A JP2019039318A JP 2019039318 A JP2019039318 A JP 2019039318A JP 2017160114 A JP2017160114 A JP 2017160114A JP 2017160114 A JP2017160114 A JP 2017160114A JP 2019039318 A JP2019039318 A JP 2019039318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection amount
piston
injection
temperature
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017160114A
Other languages
English (en)
Inventor
頼昌 坪田
Yorimasa Tsubota
頼昌 坪田
拓朗 三田
Takuro Mita
拓朗 三田
良文 花村
Yoshifumi Hanamura
良文 花村
信夫 青木
Nobuo Aoki
信夫 青木
利明 安立
Toshiaki Adachi
利明 安立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2017160114A priority Critical patent/JP2019039318A/ja
Publication of JP2019039318A publication Critical patent/JP2019039318A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】ピストンの寿命を延ばすこと。【解決手段】ECU200は、ピストン9の温度を取得する温度取得部21と、ピストン9の温度の変化量が、予め定められた第1条件または第2条件のいずれかを満たしたか否かを判定する条件判定部22と、第1条件または第2条件のいずれかが満たされた場合、油圧を低下させることによりオイルジェット13から噴射されるオイルの噴射量を低減させる噴射量制御部23と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御装置および噴射制御方法に関する。
従来、内燃機関のピストンにオイルを噴射することにより、ピストンを冷却できるオイルジェットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−144540号公報
ピストンの温度は、燃料の噴射によって上昇し、オイルの噴射によって低下するが、その温度変化において変化量(振幅)が大きい場合、ピストン(例えば、ピストンの頂面側)にダメージが蓄積し、ピストンの寿命が短くなるという問題がある。
本発明の目的は、ピストンの寿命を延ばすことができる噴射制御装置および噴射制御方法を提供することである。
本発明の噴射制御装置は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御装置であって、前記ピストンの温度を取得する温度取得部と、前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定する条件判定部と、前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させる噴射量制御部と、を有する。
本発明の噴射制御方法は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御方法であって、前記ピストンの温度を取得するステップと、前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定するステップと、前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させるステップと、を有する。
本発明によれば、ピストンの寿命を延ばすことができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の構成の一例を示す模式図 本発明の実施の形態に係るECUの構成の一例を示すブロック図 ピストン温度の変化の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る第1マップの一例を示す図 本発明の実施の形態に係る第2マップの一例を示す図 本発明の実施の形態に係るオイル噴射動作の一例を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る内燃機関100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態の内燃機関100の構成例を示す模式図である。
内燃機関100は、例えば、車両に搭載されるディーゼルエンジンである。内燃機関100は、シリンダヘッド1およびシリンダブロック2を有する。
シリンダヘッド1には、吸気ポート3と排気ポート4が形成されている。吸気ポート3は新気を導入する流路であり、排気ポート4は排気を排出する流路である。吸気ポート3には吸気バルブ5が配置され、排気ポート4には排気バルブ6が配置されている。吸気バルブ5および排気バルブ6は、ピストン9の上下方向の往復移動に連動して開閉される。
また、シリンダヘッド1には、吸気バルブ5と排気バルブ6との間に、燃料を燃焼室10内に噴射するインジェクタ7が配置されている。
シリンダブロック2には、シリンダ8が形成されており、そのシリンダ8を上下方向に往復移動するピストン9が配置されている。また、ピストン9の頂面9a側には、燃焼室10が形成されている。
また、シリンダブロック2には、コネクティングロッド11およびクランク軸12が配置されている。コネクティングロッド11の一端はピストン9に接続され、他端はクランク軸12に接続されている。コネクティングロッド11およびクランク軸12は、ピストン9の上下方向の往復移動に連動して回転動作を行う。
また、シリンダブロック2には、オイル流路16から供給されたオイル(潤滑油。流体の一例)をピストン9の底面9bに向けて噴射するオイルジェット13が設けられている。このオイルの噴射により、ピストン9が冷却される。なお、ピストン9の内部には、オイルジェット13から噴射されたオイルが流れる流路が形成されていてもよい。
オイルジェット13は、バルブ14およびノズル15を有する。
バルブ14は、オイルの圧力(以下、油圧という)や温度に応じて開閉される。バルブ14が閉弁状態のとき、オイル流路16からのオイルは、ノズル15への流入が阻止される。バルブ14が開弁状態のとき、オイル流路16からのオイルは、ノズル15への流入が許容される。
ノズル15は、オイルをピストン9の底面9bに向けて噴射できるように屈曲されており、また、先端に向かうほどに縮径されたテーパー形状となっている。
オイル流路16は、オイルジェット13と、オイル貯留部17(例えば、オイルパン)とを接続している。また、オイル流路16には、内燃機関100の回転(クランク軸12の回転)によって駆動されるオイルポンプ18が設けられている。このオイルポンプ18の駆動によって、オイルパン貯留部17に貯留されているオイルは汲み上げられ、オイル流路16を介してオイルジェット13へ供給される。
以上、内燃機関100の構成について説明した。
次に、本発明の実施の形態に係るECU200の構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態のECU200の構成例を示すブロック図である。
図2に示すECU(Electric Control Unit)200は、本発明の噴射制御装置の一例に相当する。ECU200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、RAM(Random Access Memory)等の作業用メモリ、および通信回路(いずれも図示略)を有する。以下に説明する図2の各部の機能は、CPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
図2に示すように、ECU200は、温度取得部21、条件判定部22、および噴射量制御部23を有する。
温度取得部21は、随時、ピストン9の温度(以下、ピストン温度という)を取得する。
例えば、温度取得部21は、ピストン温度を検出可能なセンサ(図示略)から、検出されたピストン温度を示す信号を受け取ってもよいし、または、内燃機関100の駆動状況等に基づいてピストン温度を算出してもよい。ピストン温度を算出する場合、例えば、特開2009−167887号公報、または、国際公開第2016/088190号等に開示されている公知の方法を適用してもよい。
条件判定部22は、温度取得部21により取得されたピストン温度の変化量が、予め定められた第1条件または第2条件のいずれかを満たしたか否かを判定する。
ここで、第1条件および第2条件の例について、図3を用いて説明する。図3は、ピストン温度の変化の一例を示す図である。図3において、横軸は経過時間を示し、縦軸はピストン温度を示している。
第1条件は、ピストン温度が、予め定められた第1閾値TH1に到達した後、予め定められた第2閾値TH2未満になることである。第2閾値TH2は、第1閾値TH1より小さい値である。
第2条件は、ピストン温度が、予め定められた第3閾値TH3未満になることである。第3閾値TH3は、第2閾値TH2より小さい値である。
第1閾値TH1、第2閾値TH2、および第3閾値TH3は、それらによって決まるピストン温度の変化量(例えば、第1閾値TH1と第2閾値TH2との差)がピストン9にダメージを与えるおそれがない値となるように、予め実施された実験やシミュレーションに基づいて定められている。よって、第1条件および第2条件は、ピストン9にダメージが与えられるおそれがある条件と言える。
以上、第1条件および第2条件の例について説明した。以下、図2の説明に戻る。
条件判定部22が第1条件および第2条件のいずれも満たされていないと判定した場合、通常噴射が実行される。通常噴射では、内燃機関100の回転数に応じてオイルポンプ18が駆動し、その駆動により実現される油圧に応じた噴射量のオイルがオイルジェット13から噴射される。
オイルジェット13から噴射されるオイルの噴射量(以下、単に噴射量ともいう)は、油圧に応じて予め定められている。この例を図4に示す。図4は、油圧と噴射量の関係を示す第1マップ(流体圧/噴射量データの一例)の例を示す図である。
図4に示すように、第1のマップでは、油圧が高くなるほど、噴射量が多くなるように定められている。例えば、油圧がP1であるとき、噴射量A1のオイルが噴射されることになる。
図4に示した第1マップは、予め実施された実験やシミュレーションを基に作成され、ECU200に記憶されている。
以上、第1マップの例について説明した。以下、図2の説明に戻る。
条件判定部22が第1条件または第2条件のいずれかが満たされたと判定された場合、ピストン温度の変化量が大きくならないようにするために、低減噴射が実行される。低減噴射では、上述した通常噴射時の噴射量よりも少ない噴射量のオイルがオイルジェット13から噴射される。
噴射量制御部23は、低減噴射を実現するために、以下の処理動作を行う。以下では例として、オイルポンプ18が油圧P1(図4参照)を実現するための回転数で駆動しているときに第1条件が満たされた場合と、オイルポンプ18が油圧P1(図4参照)を実現するための回転数で駆動しているときに第2条件が満たされた場合とに分けて説明する。
第1条件が満たされた場合について説明する。
まず、噴射量制御部23は、ピストン温度の変化量が大きくなることを抑制するために必要な噴射量(以下、低減後噴射量という)を決定する。この決定処理には、例えば、上述した各閾値と噴射量との関係を示す第2マップ(閾値/噴射量データの一例)が用いられる。図5は、第2マップの例を示す図である。
図5に示すように、第2マップでは、第2閾値TH2、第3閾値TH3のそれぞれに対して噴射量A2、A3が定められている。この第2マップは、予め実施された実験やシミュレーションを基に作成され、ECU200に記憶されている。
例えば、噴射量制御部23は、満たされた第1条件に関する第2閾値TH2に対して定められている噴射量A2を、低減後噴射量に決定する。この噴射量A2は、油圧P1のときの噴射量A1よりも少ない量(ただし、ゼロより大きい量)である。
次に、噴射量制御部23は、図4に示した第1マップに基づいて、決定された低減後噴射量に対応する油圧を決定する。
図4に示すように、第1マップでは、低減後噴射量に決定された噴射量A2に対して油圧P2が定められている。よって、噴射量制御部23は、油圧P1から油圧P2への低下が実現するように、オイルポンプ18の回転数を低減させる制御を行う。これにより、オイルジェット13から噴射されるオイルの噴射量は、噴射量A1から噴射量A2へと低減される。その結果、第2閾値TH2未満となったピストン温度は、第2閾値TH2へ向けて上昇する。したがって、ピストン温度の変化量が大きくなることを抑制できる。
第2条件が満たされた場合について説明する。この場合の動作も、上述した第1条件が満たされた場合の動作と同じである。
まず、噴射量制御部23は、図5に示した第2マップを用いて、低減後噴射量を決定する。
例えば、噴射量制御部23は、満たされた第2条件に関する第3閾値TH3に対して定められている噴射量A3を、低減後噴射量に決定する。この噴射量A3は、油圧P1のときの噴射量A1よりも少ない量(ただし、ゼロより大きい量)である。
次に、噴射量制御部23は、図4に示した第1マップに基づいて、決定された低減後噴射量に対応する油圧を決定する。
図4に示すように、第1マップでは、低減後噴射量に決定された噴射量A3に対して油圧P3が定められている。よって、噴射量制御部23は、油圧P1から油圧P3への低下が実現するように、オイルポンプ18の回転数を低減させる制御を行う。これにより、オイルジェット13から噴射されるオイルの噴射量は、噴射量A1から噴射量A3へと低減される。その結果、第3閾値TH3未満となったピストン温度は、第3閾値TH3へ向けて上昇する。したがって、ピストン温度の変化量が大きくなることを抑制できる。
なお、噴射量制御部23は、油圧センサ(図示略)により検出された油圧(以下、検出油圧という)を示す信号を受け取ることで、油圧を認識できる。油圧センサの設置場所は、オイルジェット13に供給される油圧を検出できる場所(例えば、オイル流路16など)であればよい。
以上、ECU200の構成について説明した。
次に、本実施の形態に係るオイル噴射量動作の流れについて、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態のオイル噴射動作の一例を示すフローチャートである。図6に示すフローは、例えば、内燃機関100の駆動中において繰り返し行われる。
まず、ECU200の温度取得部21は、ピストン温度を取得する(ステップS101)。
次に、ECU200の条件判定部22は、温度取得部21により取得されたピストン温度の変化量が、予め定められた第1条件または第2条件のいずれかを満たしたか否かを判定する(ステップS102)。
ステップS102の判定の結果、第1条件および第2条件のいずれも満たされていない場合(ステップS102:NO)、通常噴射が実行される(ステップS103)。上述したとおり、通常噴射では、油圧に応じた噴射量のオイルがオイルジェット13から噴射される。
ステップS102の判定の結果、第1条件または第2条件のいずれかが満たされた場合(ステップS102:YES)、低減噴射が実行される(ステップS104)。上述したとおり、低減噴射では、噴射量制御部23の処理動作(例えば、低減後噴射量の決定、オイルポンプ18の回転数の低減制御など)により、通常噴射時の噴射量よりも少ない噴射量のオイルがオイルジェット13から噴射される。
なお、低減噴射は、第1条件が満たされて開始された場合、ピストン温度が第2閾値TH2(または、第2閾値TH2より大きく、第1閾値TH1未満である所定閾値)に到達した時点で終了してもよい。また、低減噴射は、第2条件が満たされて開始された場合、ピストン温度が第3閾値TH3(または、第2閾値TH3より大きく、第1閾値TH1未満である所定閾値)に到達した時点で終了してもよい。このようにして低減噴射が終了した後は、通常噴射が行われる。
以上、オイル噴射動作について説明した。
詳述してきたように、本実施の形態によれば、ピストン温度の変化量に応じて、オイルジェット13から噴射されるオイルの噴射量を低減することにより、ピストン温度の変化量が増大することを抑制する。これにより、ピストン9(特に、温度変化が激しいピストン9の頂面9a側)に対するダメージを低減できるので、ピストン9の寿命を延ばすことができる。また、オイルの噴射量を低減することにより、燃費を向上させることができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。以下、各変形例について説明する。
[変形例1]
実施の形態では、低減後噴射量(例えば、噴射量A2または噴射量A3)は、ゼロより大きい量である場合を例に挙げて説明したが、低減後噴射量は、ゼロであってもよい。すなわち、噴射量制御部23は、オイルの噴射を停止させる。
[変形例2]
実施の形態では、条件判定部22が第1条件と第2条件の両方について判定を行う場合を例に挙げて説明したが、条件判定部22は、第1条件または第2条件のいずれかのみについて判定を行ってもよい。
[変形例3]
実施の形態では、噴射量制御部23が低減後噴射量に対応する油圧を実現するためにオイルポンプ18の回転数を低減させる制御を行う場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、噴射量制御部23は、低減後噴射量に対応する油圧が実現されるように、オイル流路16に設けられた電気制御リリーフバルブ(図示略)のリリーフ流路の開口度を制御してもよい。
[変形例4]
実施の形態では、噴射量制御部23が1つの第2マップ(図5参照)を用いる場合を例に挙げて説明したが、噴射量制御部23は、車両の暖機運転の実行中と暖機運転の実行後とで異なる第2マップを用いてもよい。例えば、暖機運転中に用いられる第2マップでは、暖機運転後に用いられる第2マップと比較して、同じ閾値であっても、噴射量がより少ない量に定められている。
[変形例5]
実施の形態において、条件判定部22によって判定されるピストン温度の変化量は、例えば、予め定められた単位時間あたりのピストン変化量であってもよい。
[変形例6]
実施の形態では、内燃機関100がディーゼルエンジンである場合を例に挙げて説明したが、内燃機関100は、ガソリンエンジンであってもよい。
<本開示のまとめ>
本発明の噴射制御装置は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御装置であって、前記ピストンの温度を取得する温度取得部と、前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定する条件判定部と、前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させる噴射量制御部と、を有する。
なお、上記噴射制御装置において、前記条件は、第1条件または第2条件のいずれかであり、前記第1条件は、前記ピストンの温度が、予め定められた第1閾値に到達した後、前記第1閾値より小さい予め定められた第2閾値未満になることであり、前記第2条件は、前記ピストンの温度が、前記第2閾値より小さい予め定められた第3閾値未満になることであってもよい。
また、上記噴射制御装置において、前記噴射量制御部により低減された前記流体の噴射量は、ゼロを含んでもよい。
また、上記噴射制御装置において、前記噴射量制御部は、前記第2閾値および前記第3閾値のそれぞれに対して低減後の噴射量が定められた閾値/噴射量データに基づいて、満たされた前記条件に関する閾値に対応する低減後の噴射量を決定し、前記流体の圧力が大きくなるほど前記流体の噴射量が多くなるように定められた流体圧/噴射量データに基づいて、決定された前記低減後の噴射量に対応する前記流体の圧力を決定し、決定された前記流体の圧力が実現されるように、前記流体を汲み上げるポンプの回転数、または、前記流体が通過するリリーフバルブのリリーフ流路の開口度のいずれかを制御してもよい。
また、上記噴射制御装置において、前記温度/噴射量データは、前記内燃機関が搭載される車両の暖機運転の実行中に用いられる第1の温度/噴射量データと、前記暖機運転の実行後に用いられる第2の温度/噴射量データと、があり、前記第1の温度/噴射量データでは、前記第2の温度/噴射量データと比較して、前記ピストンの温度に対する前記流体の噴射量がより少ない量に定められていてもよい。
本発明の噴射制御方法は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御方法であって、前記ピストンの温度を取得するステップと、前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定するステップと、前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させるステップと、を有する。
本発明は、内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御装置および噴射制御方法に適用できる。
1 シリンダヘッド
2 シリンダブロック
3 吸気ポート
4 排気ポート
5 吸気バルブ
6 排気バルブ
7 インジェクタ
8 シリンダ
9 ピストン
9a ピストンの頂面
9b ピストンの底面
10 燃焼室
11 コネクティングロッド
12 クランク軸
13 オイルジェット
14 バルブ
15 ノズル
16 オイル流路
17 オイル貯留部
18 オイルポンプ
21 温度取得部
22 条件判定部
23 噴射量制御部
100 内燃機関
200 ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御装置であって、
    前記ピストンの温度を取得する温度取得部と、
    前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定する条件判定部と、
    前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させる噴射量制御部と、を有する、
    噴射制御装置。
  2. 前記条件は、第1条件または第2条件のいずれかであり、
    前記第1条件は、前記ピストンの温度が、予め定められた第1閾値に到達した後、前記第1閾値より小さい予め定められた第2閾値未満になることであり、
    前記第2条件は、前記ピストンの温度が、前記第2閾値より小さい予め定められた第3閾値未満になることである、
    請求項1に記載の噴射制御装置。
  3. 前記噴射量制御部により低減された前記流体の噴射量は、ゼロを含む、
    請求項1または2に記載の噴射制御装置。
  4. 前記噴射量制御部は、
    前記第2閾値および前記第3閾値のそれぞれに対して低減後の噴射量が定められた閾値/噴射量データに基づいて、満たされた前記条件に関する閾値に対応する低減後の噴射量を決定し、
    前記流体の圧力が大きくなるほど前記流体の噴射量が多くなるように定められた流体圧/噴射量データに基づいて、決定された前記低減後の噴射量に対応する前記流体の圧力を決定し、
    決定された前記流体の圧力が実現されるように、前記流体を汲み上げるポンプの回転数、または、前記流体が通過するリリーフバルブのリリーフ流路の開口度のいずれかを制御する、
    請求項2に記載の噴射制御装置。
  5. 前記温度/噴射量データは、
    前記内燃機関が搭載される車両の暖機運転の実行中に用いられる第1の温度/噴射量データと、
    前記暖機運転の実行後に用いられる第2の温度/噴射量データと、があり、
    前記第1の温度/噴射量データでは、前記第2の温度/噴射量データと比較して、前記ピストンの温度に対する前記流体の噴射量がより少ない量に定められている、
    請求項4に記載の噴射制御装置。
  6. 内燃機関のピストンを冷却する流体の噴射を制御する噴射制御方法であって、
    前記ピストンの温度を取得するステップと、
    前記ピストンの温度の変化量が、前記ピストンにダメージが与えられるおそれがある予め定められた条件を満たしたか否かを判定するステップと、
    前記条件が満たされた場合、前記流体の噴射量を低減させるステップと、を有する、
    噴射制御方法。
JP2017160114A 2017-08-23 2017-08-23 噴射制御装置および噴射制御方法 Pending JP2019039318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160114A JP2019039318A (ja) 2017-08-23 2017-08-23 噴射制御装置および噴射制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160114A JP2019039318A (ja) 2017-08-23 2017-08-23 噴射制御装置および噴射制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019039318A true JP2019039318A (ja) 2019-03-14

Family

ID=65725850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017160114A Pending JP2019039318A (ja) 2017-08-23 2017-08-23 噴射制御装置および噴射制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019039318A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012145021A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エンジンの冷却装置
JP2015071999A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のオイルジェット装置
US20150275713A1 (en) * 2014-03-25 2015-10-01 Ford Global Technologies, Llc Method and system of oil delivery in a combustion engine
JP2015209800A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 マツダ株式会社 エンジンの制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012145021A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エンジンの冷却装置
JP2015071999A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のオイルジェット装置
US20150275713A1 (en) * 2014-03-25 2015-10-01 Ford Global Technologies, Llc Method and system of oil delivery in a combustion engine
JP2015209800A (ja) * 2014-04-25 2015-11-24 マツダ株式会社 エンジンの制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4407613B2 (ja) エンジンの油圧制御装置
JP6439751B2 (ja) ピストン冷却装置
JP6278049B2 (ja) エンジンのオイル供給装置
JP2010236438A (ja) 内燃機関の潤滑システム、制御方法、及び制御プログラム
CN101578442A (zh) 燃料喷射控制装置和燃料喷射控制方法
CN204716375U (zh) 一种活塞冷却喷嘴
JP5523082B2 (ja) 内燃機関の早期暖機制御方法
JP4296819B2 (ja) オイルジェット制御装置
JP2021032104A (ja) 内燃機関のオイルジェット用制御弁の異常診断装置
JP2019039318A (ja) 噴射制御装置および噴射制御方法
US11008907B2 (en) Apparatus for controlling oil pump pressure
JP6780530B2 (ja) ピストンの冷却装置
JP6287349B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2019143529A (ja) 制御装置及び、制御方法
US20180274405A1 (en) Control device and control method for internal combustion engine
JP5077482B2 (ja) 内燃機関の潤滑システム
JP2009216040A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4300874B2 (ja) 内燃機関
JP4858500B2 (ja) エンジンの潤滑装置
JP2009216039A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010138817A (ja) エンジンのオイル循環システム
JP2015059467A (ja) 内燃機関のオイルジェット装置
JP2021055562A (ja) 内燃機関の制御装置及び、制御方法
US20160061253A1 (en) Internal combustion engine
JP4397246B2 (ja) 可変圧縮比内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190612

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191028

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211102