JP2019039202A - 敷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬及び組立が容易な敷物を提供することを課題とする。【解決手段】複数の単位板材11を組み合わせた敷体1と、この敷体1の外周部に配置される枠体2と、を備え、前記単位板材11は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、前記枠体2は、前記単位板材11の長辺側に配置される一対の長辺用枠体21と、前記単位板材11の短辺側に配置される一対の短辺用枠体22と、前記長辺用枠体21と前記短辺用枠体22の間に設けられ、前記長辺用枠体21及び前記短辺用枠体22に固定されるコーナー枠体23と、を有し、前記長辺用枠体21と前記短辺用枠体22とは、長方形状に形成されていることを特徴とする構成となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、床面等に敷設される敷物に関し、特に、複数の部材を組み合わせて使用する組立式の敷物に関する。
従来、屋内外において、床面(地面)の一部に敷物を敷設することで、周囲と異なる区画を形成し、床面の装飾や保護を行ったり、敷物の区画内と区画外とで用途を使い分けたりすることが行われている。
その代表例として、畳を局所的に敷設可能な敷物の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、互いに密接して方形に配置する複数枚の畳と、これらの畳の全外周縁にあてがって固定するための外周枠と、を備えており、方形に配置した複数枚の畳を外周枠で固定する構成とした簡易和室用畳の技術が記載されている。
特開2006−307509号公報
ところで、特許文献1に記載の簡易和室用畳は、持ち運びを容易にすることを目的の1つとしているが、持ち運び時の最終的な大きさは、畳の大きさに依存してしまう。すなわち、運搬時や収納時には、少なくとも数十センチ四方(実施例1においては82cm四方以上)のスペースを確保する必要があった。
そこで、本発明者は、敷物の運搬時や収納時の省スペース化を図りつつ、使用者の組立が容易な敷物について鋭意検討を続けた。その結果、敷体(特許文献1における畳に対応)及び枠体(特許文献1における外周枠に対応)の形状を長方形状に形成することにより、組立が容易で省スペース化を図ることができると考えた。
また、敷体の材料に木材を採用する場合には、周囲環境の変化による木材の縮みを考慮する必要がある。すなわち、木材には木材の含水率が繊維飽和点以下になると収縮する特性がある。この時、木材中の繊維の配列や細胞の組み合わせの関係から、方向ごとに収縮率(縮む割合)が異なることが知られており、一般的には、木材の接線方向や半径方向に縮み易く、繊維方向に縮み難いという収縮異方性を有している。
そのため、本発明者は、敷体に木材を採用する際には、木材の収縮に対応可能な構成とすることが重要であることを見出した。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものであり、運搬及び組立が容易な敷物を提供することを課題とする。
また、本発明は、木材の縮みに対応することが可能な敷物を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る敷物は、複数の単位板材を組み合わせた敷体と、この敷体の外周部に配置される枠体と、を備え、
前記単位板材は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、
前記枠体は、前記単位板材の長辺側に配置される一対の長辺用枠体と、前記単位板材の短辺側に配置される一対の短辺用枠体と、前記長辺用枠体と前記短辺用枠体の間に設けられ、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体に固定されるコーナー枠体と、を有し、
前記長辺用枠体と前記短辺用枠体とは、長方形状に形成されていることを特徴とする。
本発明に係る敷物によれば、単位板材、長辺用枠体及び短辺用枠体が何れも長方形状に形成されていることにより、省スペース化を図ることができ、敷物の持ち運びや収納を容易に行うことができる。
また、敷体を枠体で囲うだけで敷物を構成することができるため、誰でも容易に本発明に係る敷物を敷設することができる。
本発明の好ましい形態では、前記コーナー枠体は、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の側面に当接される側壁と、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の上面に当接される天面と、を有していることを特徴とする。
このように、コーナー枠体により枠体の角部(隅部)を滑らか形成にすることができ、長辺用枠体と短辺用枠体を一体化して強度を向上させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記コーナー枠体は、前記短辺用枠体との相対位置を位置決めする位置決め手段を有していることを特徴とする。
このように、コーナー枠体と短辺用枠体の間に相対位置を調節可能な位置決め手段が設けられていることにより、当接面の幅を調節することができ、敷体の長さに変動が生じた場合であっても容易に組み立てを行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記単位板材は、木材で形成されていることを特徴とする。
このように木材により形成されていることにより、木材の表面をカンナ掛けすることで、新品同様の状態で再利用することができる敷物を提供することができる。
本発明の好ましい形態では、前記単位板材の長手方向は、前記木材の繊維方向と平行であることを特徴とする。
このように、単位板材の長手方向が木材の繊維方向と平行であることにより、短手方向の縮みよりも長手方向での縮みを抑制することができる。
本発明の好ましい形態では、前記単位板材の外周部には、他の単位板材と連結可能な連結部が形成され、前記短辺用枠体は、前記連結部と接続可能な接続部を有していることを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記長辺用枠体の端部には、前記接続部に係合可能な係合部が形成されていることを特徴とする。
このように、長辺用枠体の端部に短辺用枠体の接続部と係合可能な係合部を設けることにより、長辺用枠体と短辺用枠体を直接接続することにより、敷物の強度を向上させることができる。
本発明の好ましい形態では、前記枠体の外周面に沿って設けられるベルト体をさらに備えることを特徴とする。
このような構成とすることにより、枠体全体をベルト体で締付けることにより、敷物を一体化することができる。
本発明によれば、運搬及び組立が容易な敷物を提供することができる。
また、本発明は、木材の縮みに対応することが可能な敷物を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て前の平面図である。 本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て途中の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て後の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る単位板材の外観図である。 本発明の実施形態1に係る長辺用枠体及び短辺用枠体の外観図である。 本発明の実施形態1に係る長辺用枠体及び短辺用枠体の外観図である。 本発明の実施形態1に係る固定用ネジを取り付ける様子を示す図である。 本発明の実施形態1に係るコーナー枠体の外観図である。 本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て状態を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て状態を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る敷物の組み立て状態を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る敷物の組み立て途中の斜視図である。
以下、本発明を図面に示した好ましい実施形態1及び2について図1〜図12を用いて詳細に説明する。本発明の技術的範囲は、添付図面に示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更が可能である。
<実施形態1>
図1ないし図3は、実施形態1に係る敷物Aの平面図及び斜視図である。図1は組み立て前の状態を示す平面図であり、図2は組み立て途中の状態を示す斜視図であり、図3は組み立て後の状態を示す斜視図である。
この図1ないし図3に示すように、本発明に係る敷物Aは、複数の単位板材11を組み合わせた敷体1と、この敷体1の外周部に配置される枠体2と、を備えている。
なお、図1ないし図3においては、単位板材11を横3×縦15で配列させ正方形状の敷物Aを形成した例を示したが、任意数(例えば、横1×縦3や横2×縦10等)を配列させることができ、長方形状であってもよい。また、枠体2は、敷体1の大きさに合わせて寸法が設定される。
図4は単位板材11の外観図であり、図4(a)は平面図であり、図4(b)及び図4(c)は異なる角度から観察した斜視図である。
この単位板材11は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、長辺の一方に設けられる長辺凸部111と、短辺の一方に設けられる短辺凸部112と、長辺の他方に設けられる長辺凹部113と、短辺の他方に設けられる短辺凹部114と、を有している。
なお、この単位板材11の長辺と平行な方向を長手方向とし、短辺と平行な方向を短手方向とする。
この単位板材11は、図1ないし図3に示すように、長辺凸部111が長辺凹部113と凹凸嵌合し、また、短辺凸部112が短辺凹部114と凹凸嵌合することにより、単位板材11同士が連結して敷体1が形成されている。すなわち、単位板材11の外周部(側面部)には、他の単位板材11と連結するための連結部が形成されており、本実施形態においては、いわゆる本実加工継ぎにより連結する様子を示している。
なお、この連結部の構造としては、本実施形態で例示した本実加工継ぎ以外にも、突き付け芋継ぎ、斜め削ぎ継ぎ、矢筈継ぎ、雇い実継ぎ、相ジャクリ継ぎ、ダボ栓継ぎ、引き寄せ継ぎ、合い釘継ぎ等、慣用に用いられる任意の連結構造を採用することができる。
この単位板材11の材料としては、木材であることが望ましく、特に、ヒノキ、スギ、クリ、マツ、等を採用することが望ましい。
このように単位板材11として木材を採用する場合、単位板材11の長手方向(長辺と平行な方向)は、木材の繊維方向と平行な方向に設定されており、短手方向(短辺と平行な方向)は木材の接線方向や半径方向に設定されている。すなわち、単位板材11は、長手方向に縮み難いよう切り出されている。
また、本実施形態では、全ての単位板材11を同じ寸法に形成した様子を示したが、異なる長さの単位板材11を複数種類用意して、敷体1を構成することも当然に可能である。例えば、乱尺張りやりゃんこ張り(レンガ張り)等の並べ方を採用することができる。
枠体2は、単位板材11の長辺側に配置される一対の長辺用枠体21と、単位板材11の短辺側に配置される一対の短辺用枠体22と、長辺用枠体21と短辺用枠体22の間に設けられ、長辺用枠体21及び短辺用枠体22に固定されるコーナー枠体23と、を有している。
この長辺用枠体21と短辺用枠体22は、単位板材11と同様に長方形状に形成されている。
なお、長辺用枠体21及び短辺用枠体22は、単位板材11の連結部に接続可能な接続部を有している。すなわち、本実施形態における長辺用枠体21は、長辺凸部111に接続可能な凹型長辺用枠体21Aと、長辺凹部113に接続可能な凸型長辺用枠体21Bと、を有している。一方、本実施形態における短辺用枠体22は、短辺凸部112に接続可能な凹型短辺用枠体22Aと、短辺凹部114に接続可能な凸型短辺用枠体22Bと、を有している。
この接続部の構造は、連結部の構造と同様の構造に設定されている。そのため、連結部を本実加工ではなく相ジャクリ加工とした場合には、接続部の構造も相ジャクリ加工を採用する。
なお、本実施形態のように、凹型長辺用枠体21Aと凹型短辺用枠体22Aを同一の形状に形成することができ、また、凸型長辺用枠体21Bと凸型短辺用枠体22Bを同一の形状に形成することもできる。
図5は、凹型長辺用枠体21A(及び、凹型短辺用枠体22A)の外観図であり、図5(a)は平面図であり、図5(b)及び図5(c)は異なる角度から観察した斜視図である。
この凹型長辺用枠体21A(22A)は、単位板材11の長辺凸部111(短辺凸部112)と接続可能な凹部211A(221A)と、他の凹型長辺用枠体21A(22A)と連結可能な連結用凹部212A(222A)と、この連結用凹部212A(222A)と連結可能な連結用凸部213A(223A)と、単位板材11と凹型長辺用枠体21A(22A)をネジ止めするためのネジ穴214A(224A)と、を有している。
図6は、凸型長辺用枠体21B(及び、凸型短辺用枠体22B)の外観図であり、図5(a)は平面図であり、図5(b)及び図5(c)は異なる角度から観察した斜視図である。
この凸型長辺用枠体21B(22B)は、単位板材11の長辺凹部113(短辺凹部114)と接続する凸部211B(221B)と、他の凸型長辺用枠体21B(22B)と連結する連結用凸部212B(222B)と、この連結用凸部212B(222B)と連結する連結用凹部213B(223B)と、単位板材11と凸型長辺用枠体21B(22B)をネジ止めするためのネジ穴214B(224B)と、を有している。
そのため、長辺用枠体21と短辺用枠体22は、単位板材11の連結部と接続可能な接続部を有している。
また、連結用凹部212A(222A)は凸部211B(221B)に、連結用凸部213A(223A)は凹部221A(211A)に、連結用凸部212B(222B)は凹部211A(221A)に、連結用凹部213B(223B)は凸部221B(211B)に、それぞれ係合可能に構成されている。
すなわち、長辺用枠体21の端部には、短辺用枠体22の接続部に係合可能な係合部が形成されている。
なお、この実施形態1においては、複数(2つ)の長辺用枠体21(又は短辺用枠体22)が連結可能な構成を示したが、長尺に形成された1本の長辺用枠体21(又は短辺用枠体22)を使用することも当然に可能である。
このように長辺用枠体21(又は短辺用枠体22)を長尺に形成した場合には、敷物Aの強度を向上させることができる。一方で、複数に分割する場合と比べると運搬や収納等のスペースを要することとなるが、棒状に形成されているため扱いは容易である。
図7は、ネジ穴214A,214B,224A,224Bに固定用ネジB1をネジ止めした様子を示す図である。このように、枠体2の側面から固定用ネジB1が導入され、単位板材11まで固定用ネジB1を侵入させることでネジ止めし、敷体1と枠体2の相対位置を位置決めすることができる。
また、図7においては、別々の単位板材11にネジ止めする様子を示したが、同じ単位板材11にネジ止めしてもよい。
また、単位板材11側にボルト等の固定用ネジB1が螺合される雌ネジ部を形成してもよい。
図8は、コーナー枠体23の斜視図であり、図8(a)は上方から見た斜視図を、図8(B)は下方から見た斜視図を示している。
このコーナー枠体23は、長辺用枠体21及び短辺用枠体22の端部に固定されることにより、長辺用枠体21と短辺用枠体22の相対位置を位置決めする。
このコーナー枠体23は、長辺用枠体21及び短辺用枠体22の側面に当接される側壁231と、長辺用枠体21及び短辺用枠体22の上面に当接される天面232と、固定用ネジB2が挿通される貫通孔233と、側壁231と天面232を補強する補強板234と、を有している。
この貫通孔233及び固定用ネジB2は、長辺用枠体21及び短辺用枠体22との相対位置を位置決めする位置決め手段であり、特に、敷体1の大きさが変動した際に、コーナー枠体23と短辺用枠体22との相対位置を位置決めする際に用いられる。この貫通孔233と固定用ネジB2は位置決め手段の一例であり、慣用の手段を採用することができる。なお、貫通孔233を天面232に設けた様子を示したが、側壁231に設けてもよい。
以上のように枠体2は、長辺用枠体21,短辺用枠体22,コーナー枠体23を組み合わせることで敷体1の外周部を囲い、全体を一体化させることで敷物Aが形成されるよう構成されている。
また、これら枠体2の外縁部には、人が踏みつけても痛くないよう、テーパー加工や面取り加工が施されていてもよい。
次に、本発明に係る敷物Aの特徴について、図9から図11を用いて詳細に説明する。この図9ないし図11は、図3のF箇所の裏面側の拡大図である。図9は、敷体1の辺(単位板材11の短辺側)と短辺用枠体22の長さが一致している様子を示している。一方で、図10は敷体1の辺が短辺用枠体22よりも短い様子を、図11は敷体1の辺が短辺用枠体22よりも長い様子を、それぞれ示している。
図9(a)は、敷体1の一辺(単位板材11の短辺側)の長さと短辺用枠体22の長さが一致した状態の底面図であり、図9(b)は底面側からみた斜視図である。
コーナー枠体23の側壁231及び天面232が、長辺用枠体21及び短辺用枠体22に当接され、固定用ネジB2によりネジ止めされることで、枠体2の角(隅)部分に固定される。このコーナー枠体23と短辺用枠体22の当接面を、符号Cとして図9,10,11に示す。
本発明に係る敷物Aは、単位板材11を長方形状に形成しているため、短手方向に単位板材11を多く連結する必要がある。そのため、敷物Aの組立者の力加減によっては、単位板材11の連結箇所に隙間が生じる場合があり、敷体1の短手方向の長さが伸びるように変動する。また、単位板材11に木材を採用する場合には、単位板材11自体が収縮するため、敷体1の短手方向の長さが縮むように変動する。
図10は、単位板材11の連結箇所に隙間が生じ、敷体1の短手方向の長さが連結した短辺用枠体22の長さよりも長くなってしまった状態の組み立て状態を示し、図10(a)は底面図であり、図10(b)は底面側からみた斜視図である。
このように、敷体1の短手方向の長さが短辺用枠体22よりも長くなってしまった場合には、コーナー枠体23の側壁231(及び天面232)と短辺用枠体22の当接面Cを浅く(短く)設定することで、調節が可能である。
図11は、単位板材11が短手方向に収縮し、敷体1の短手方向の長さが連結した短辺用枠体22の長さよりも短くなってしまった状態の組み立て状態を示し、図11(a)は底面図であり、図11(b)は底面側からみた斜視図である。
このように、敷体1の短手方向の長さが短辺用枠体22よりも短くなってしまった場合には、コーナー枠体23の側壁231(及び天面232)と短辺用枠体22の当接面Cを深く(長く)設定することで、調節が可能である。
本発明によれば、敷物Aの主要部材である、単位板材11,長辺用枠体21及び短辺用枠体22を、何れも長方形状に形成することにより、分解時の省スペース化を図ることができ、容易に持ち運びや収納を行うことができる。
また、本発明によれば、コーナー枠体23が、短辺用枠体22と当接面Cを形成する側壁231及び天面232を有している。これにより、組立時に単位板材11の連結箇所に隙間が生じ敷体1の短手方向の長さが長くなってしまった場合や、木材が短手方向に縮んでしまった場合に、当接面Cの距離を調節することができるため、作業者は容易に敷物Aを組み立てることができる。
また、本発明によれば、長辺用枠体21の端部には、短辺用枠体22の接続部と係合可能な係合部が形成されている。そのため、木材が短手方向に縮んだ場合に、長辺用枠体21と短辺用枠体22の端部同士が係合することにより、敷物Aの剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、単位板材11が木材により形成されていることにより、単位板材11が傷ついた際や汚れた際には、カンナ掛けをすることで新品同様に加工することができる。
<実施形態2>
以下、本発明の実施形態2に係る敷物Bについて、図12を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係る敷物Bは、先の実施形態1に係る敷物Aに加えて、ベルト体3を備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
この実施形態2に係る敷物Bは、複数の単位板材11を組み合わせた敷体1と、この敷体1の外周部に配置される枠体2と、この枠体2の外周面に沿って設けられるベルト体3と、を備えている。
なお、図12においては、敷体1がりゃんこ張り(レンガ張り)である例を示しているが、実施形態1と同様に慣用の並べ方を採用することができる。また、図12においては、長辺用枠体21と短辺用枠体22とが、1本で形成されている例を示している。
ベルト体3は、ベルト本体31と、ベルト体3の長さを調節するバックル32を、有している。このベルト体3は、枠体2を外側から締め付けて、敷物B全体を強固に一体化している。
ベルト本体31は、枠体2の外周面に当接可能なものであればよく、アクリル製やゴム製のベルトを採用することができる。
バックル32は、長さ調節機構の一例であり、ベルト体3の長さを調節可能な機構であれば当然に採用することができる。例えば、紳士服等のベルトに採用される調節機構等を採用することができる。
また、図示はしていないが、枠体2の外周面には、ベルト体3が嵌り込むガイド溝を設けてもよい。このガイド溝は、外周面の一部(例えばコーナー枠体23)に設けても良いし、全周に設けてもよい。このガイド溝の幅は、ベルト体の幅に対応していることが望ましい。
本実施形態によれば、枠体2の外周面に沿って設けられるベルト体3を有していることにより、敷物B全体を強固に一体化させることができる。
また、単位板材11が収縮する等して、単位板材11間に隙間が生じた場合には、ベルト体3を締め上げることで、生じた間隙を埋めて、容易に敷物Bの寸法調節を行うことができる。
A,B 敷物
1 敷体
11 単位板材
2 枠体
21 長辺用枠体
22 短辺用枠体
23 コーナー枠体
3 ベルト体

Claims (10)

  1. 複数の単位板材を組み合わせた敷体と、
    この敷体の外周部に配置される枠体と、を備え、
    前記単位板材は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、
    前記枠体は、前記単位板材の長辺側に配置される一対の長辺用枠体と、
    前記単位板材の短辺側に配置される一対の短辺用枠体と、
    前記長辺用枠体と前記短辺用枠体の間に設けられ、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体に固定されるコーナー枠体と、を有し、
    前記長辺用枠体と前記短辺用枠体とは、長方形状に形成されていることを特徴とする、敷物。
  2. 前記コーナー枠体は、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の側面に当接される側壁と、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の上面に当接される天面と、を有していることを特徴とする、請求項1に記載の敷物。
  3. 前記コーナー枠体は、前記短辺用枠体との相対位置を位置決めする位置決め手段を有していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の敷物。
  4. 前記単位板材は、木材で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の敷物。
  5. 前記単位板材の長手方向は、前記木材の繊維方向と平行であることを特徴とする、請求項4に記載の敷物。
  6. 前記単位板材の外周部には、他の単位板材と連結可能な連結部が形成され、
    前記短辺用枠体は、前記連結部と接続可能な接続部を有していることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の敷物。
  7. 前記長辺用枠体の端部には、前記接続部に係合可能な係合部が形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の敷物。
  8. 前記枠体の外周面に沿って設けられるベルト体をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の敷物。
  9. 前記ベルト体は、長さ調節機構を有していることを特徴とする、請求項8に記載の敷物。
  10. 前記枠体の外周面には、前記ベルト体が嵌り込むガイド溝が設けられていることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載の敷物。
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