JP2019039202A - 敷物 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、互いに密接して方形に配置する複数枚の畳と、これらの畳の全外周縁にあてがって固定するための外周枠と、を備えており、方形に配置した複数枚の畳を外周枠で固定する構成とした簡易和室用畳の技術が記載されている。
また、本発明は、木材の縮みに対応することが可能な敷物を提供することを課題とする。
前記単位板材は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、
前記枠体は、前記単位板材の長辺側に配置される一対の長辺用枠体と、前記単位板材の短辺側に配置される一対の短辺用枠体と、前記長辺用枠体と前記短辺用枠体の間に設けられ、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体に固定されるコーナー枠体と、を有し、
前記長辺用枠体と前記短辺用枠体とは、長方形状に形成されていることを特徴とする。
また、敷体を枠体で囲うだけで敷物を構成することができるため、誰でも容易に本発明に係る敷物を敷設することができる。
このように、コーナー枠体により枠体の角部(隅部)を滑らか形成にすることができ、長辺用枠体と短辺用枠体を一体化して強度を向上させることができる。
このように、コーナー枠体と短辺用枠体の間に相対位置を調節可能な位置決め手段が設けられていることにより、当接面の幅を調節することができ、敷体の長さに変動が生じた場合であっても容易に組み立てを行うことができる。
このように木材により形成されていることにより、木材の表面をカンナ掛けすることで、新品同様の状態で再利用することができる敷物を提供することができる。
このように、単位板材の長手方向が木材の繊維方向と平行であることにより、短手方向の縮みよりも長手方向での縮みを抑制することができる。
このように、長辺用枠体の端部に短辺用枠体の接続部と係合可能な係合部を設けることにより、長辺用枠体と短辺用枠体を直接接続することにより、敷物の強度を向上させることができる。
このような構成とすることにより、枠体全体をベルト体で締付けることにより、敷物を一体化することができる。
また、本発明は、木材の縮みに対応することが可能な敷物を提供することができる。
図1ないし図3は、実施形態1に係る敷物Aの平面図及び斜視図である。図1は組み立て前の状態を示す平面図であり、図2は組み立て途中の状態を示す斜視図であり、図3は組み立て後の状態を示す斜視図である。
なお、図1ないし図3においては、単位板材11を横3×縦15で配列させ正方形状の敷物Aを形成した例を示したが、任意数(例えば、横1×縦3や横2×縦10等)を配列させることができ、長方形状であってもよい。また、枠体2は、敷体1の大きさに合わせて寸法が設定される。
この単位板材11は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、長辺の一方に設けられる長辺凸部111と、短辺の一方に設けられる短辺凸部112と、長辺の他方に設けられる長辺凹部113と、短辺の他方に設けられる短辺凹部114と、を有している。
なお、この単位板材11の長辺と平行な方向を長手方向とし、短辺と平行な方向を短手方向とする。
このように単位板材11として木材を採用する場合、単位板材11の長手方向(長辺と平行な方向)は、木材の繊維方向と平行な方向に設定されており、短手方向(短辺と平行な方向)は木材の接線方向や半径方向に設定されている。すなわち、単位板材11は、長手方向に縮み難いよう切り出されている。
この長辺用枠体21と短辺用枠体22は、単位板材11と同様に長方形状に形成されている。
なお、本実施形態のように、凹型長辺用枠体21Aと凹型短辺用枠体22Aを同一の形状に形成することができ、また、凸型長辺用枠体21Bと凸型短辺用枠体22Bを同一の形状に形成することもできる。
この凹型長辺用枠体21A(22A)は、単位板材11の長辺凸部111(短辺凸部112)と接続可能な凹部211A(221A)と、他の凹型長辺用枠体21A(22A)と連結可能な連結用凹部212A(222A)と、この連結用凹部212A(222A)と連結可能な連結用凸部213A(223A)と、単位板材11と凹型長辺用枠体21A(22A)をネジ止めするためのネジ穴214A(224A)と、を有している。
この凸型長辺用枠体21B(22B)は、単位板材11の長辺凹部113(短辺凹部114)と接続する凸部211B(221B)と、他の凸型長辺用枠体21B(22B)と連結する連結用凸部212B(222B)と、この連結用凸部212B(222B)と連結する連結用凹部213B(223B)と、単位板材11と凸型長辺用枠体21B(22B)をネジ止めするためのネジ穴214B(224B)と、を有している。
また、連結用凹部212A(222A)は凸部211B(221B)に、連結用凸部213A(223A)は凹部221A(211A)に、連結用凸部212B(222B)は凹部211A(221A)に、連結用凹部213B(223B)は凸部221B(211B)に、それぞれ係合可能に構成されている。
すなわち、長辺用枠体21の端部には、短辺用枠体22の接続部に係合可能な係合部が形成されている。
このように長辺用枠体21(又は短辺用枠体22)を長尺に形成した場合には、敷物Aの強度を向上させることができる。一方で、複数に分割する場合と比べると運搬や収納等のスペースを要することとなるが、棒状に形成されているため扱いは容易である。
また、図7においては、別々の単位板材11にネジ止めする様子を示したが、同じ単位板材11にネジ止めしてもよい。
また、単位板材11側にボルト等の固定用ネジB1が螺合される雌ネジ部を形成してもよい。
このコーナー枠体23は、長辺用枠体21及び短辺用枠体22の端部に固定されることにより、長辺用枠体21と短辺用枠体22の相対位置を位置決めする。
また、これら枠体2の外縁部には、人が踏みつけても痛くないよう、テーパー加工や面取り加工が施されていてもよい。
コーナー枠体23の側壁231及び天面232が、長辺用枠体21及び短辺用枠体22に当接され、固定用ネジB2によりネジ止めされることで、枠体2の角(隅)部分に固定される。このコーナー枠体23と短辺用枠体22の当接面を、符号Cとして図9,10,11に示す。
このように、敷体1の短手方向の長さが短辺用枠体22よりも長くなってしまった場合には、コーナー枠体23の側壁231(及び天面232)と短辺用枠体22の当接面Cを浅く(短く)設定することで、調節が可能である。
このように、敷体1の短手方向の長さが短辺用枠体22よりも短くなってしまった場合には、コーナー枠体23の側壁231(及び天面232)と短辺用枠体22の当接面Cを深く(長く)設定することで、調節が可能である。
以下、本発明の実施形態2に係る敷物Bについて、図12を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係る敷物Bは、先の実施形態1に係る敷物Aに加えて、ベルト体3を備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
なお、図12においては、敷体1がりゃんこ張り(レンガ張り)である例を示しているが、実施形態1と同様に慣用の並べ方を採用することができる。また、図12においては、長辺用枠体21と短辺用枠体22とが、1本で形成されている例を示している。
また、単位板材11が収縮する等して、単位板材11間に隙間が生じた場合には、ベルト体3を締め上げることで、生じた間隙を埋めて、容易に敷物Bの寸法調節を行うことができる。
1 敷体
11 単位板材
2 枠体
21 長辺用枠体
22 短辺用枠体
23 コーナー枠体
3 ベルト体
Claims (10)
- 複数の単位板材を組み合わせた敷体と、
この敷体の外周部に配置される枠体と、を備え、
前記単位板材は、長辺と短辺を有した長方形状に形成されており、
前記枠体は、前記単位板材の長辺側に配置される一対の長辺用枠体と、
前記単位板材の短辺側に配置される一対の短辺用枠体と、
前記長辺用枠体と前記短辺用枠体の間に設けられ、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体に固定されるコーナー枠体と、を有し、
前記長辺用枠体と前記短辺用枠体とは、長方形状に形成されていることを特徴とする、敷物。 - 前記コーナー枠体は、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の側面に当接される側壁と、前記長辺用枠体及び前記短辺用枠体の上面に当接される天面と、を有していることを特徴とする、請求項1に記載の敷物。
- 前記コーナー枠体は、前記短辺用枠体との相対位置を位置決めする位置決め手段を有していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の敷物。
- 前記単位板材は、木材で形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の敷物。
- 前記単位板材の長手方向は、前記木材の繊維方向と平行であることを特徴とする、請求項4に記載の敷物。
- 前記単位板材の外周部には、他の単位板材と連結可能な連結部が形成され、
前記短辺用枠体は、前記連結部と接続可能な接続部を有していることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載の敷物。 - 前記長辺用枠体の端部には、前記接続部に係合可能な係合部が形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の敷物。
- 前記枠体の外周面に沿って設けられるベルト体をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の敷物。
- 前記ベルト体は、長さ調節機構を有していることを特徴とする、請求項8に記載の敷物。
- 前記枠体の外周面には、前記ベルト体が嵌り込むガイド溝が設けられていることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載の敷物。
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