JP3203778U - こね鉢用固定具およびこね鉢用固定具の保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】そばを製造する際に、安定してこね鉢を固定させることができ、かつ、携帯性・運搬性及び収容性にも優れたこね鉢用固定具およびこね鉢用固定具の保持具を提供する。【解決手段】平面視において略円形状を有するこね鉢を載置するためのこね鉢用固定具1であって、水平面に載置された基準状態の平面視において、上枠材11、右枠材12、左枠材13、及び下枠材14が、四角形状に分離可能に組み立てられた枠組体からなり、上枠材11の左右両端部には、上枠材11の下部の一部を上方に向かって切り欠いた上枠材嵌合部が設けられ、下枠材14の左右両端部には、下枠材14の下部の一部を上方に向かって切り欠いた下枠材嵌合部が設けられ、一対の右枠材12及び左枠材13の上下両端部には、上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部と嵌合可能であり、右枠材12及び左枠材13の上部の一部を下方に向かって切り欠いた右枠材嵌合部及び左枠材嵌合部がそれぞれ設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、蕎麦打ちなどの際に用いられるこね鉢を固定するためのこね鉢用固定具およびこね鉢用固定具の保持具に関する。
従来のそば打ち台は、打ち台、こね鉢台及びこね鉢が相互に独立したものとなっている。そのため、そば粉に水を加えて均一にかき混ぜる水回しや、生地の中に存在する空気を除くための練り、生地を丸め、その表面がきれいで滑らかになる様に行うへそ出し等の各工程を行う際には、こね鉢台やこね鉢等が除々に移動して安定させることができず、使用者は効率的にそばを製造するのが困難であった。
前記の問題を解決するため、例えば、下記特許文献1においては、略X形状の二対の脚の先端を受け枠によって固定され、打ち台とこね鉢台を取り替えることにとって保持することが可能なそば打ち台が開示されている。
しかしながら、下記特許文献1に開示のそば打ち台であると、持ち運びが容易でなく、保管場所の確保も必要になるという問題がある。
実用新案登録第3053237号
本考案は前記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、そばを製造する際に、安定してこね鉢を固定させることができ、かつ、携帯性・運搬性及び収容性にも優れたこね鉢用固定具およびこね鉢用固定具の保持具を提供することにある。
本考案に係るこね鉢用固定具は、前記の課題を解決する為に、平面視において略円形状を有するこね鉢を載置するためのこね鉢用固定具であって、水平面に載置された基準状態の平面視において、上枠材、下枠材及び一対の左右枠材が、四角形状に分離可能に組み立てられた枠組体からなり、前記上枠材の左右両端部には、当該上枠材の下部の一部を上方に向かって切り欠いた上枠材嵌合部が設けられ、前記下枠材の左右両端部には、当該下枠材の下部の一部を上方に向かって切り欠いた下枠材嵌合部が設けられ、前記一対の左右枠材の上下両端部には、前記上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部と嵌合可能であり、当該左右枠材の上部の一部を下方に向かって切り欠いた左右枠材嵌合部がそれぞれ設けられており、前記下枠材の下部は、嵌合している前記左右枠材下面よりも下方に突き出して係止部を形成している。
前記の構成によれば、本考案のこね鉢用固定具は、水平面に載置された基準状態の平面視において、上枠材、下枠材及び一対の左右枠材が四角形状に組み立てられた枠組体からなる。本考案のこね鉢用固定具は、平面視において略円形状のこね鉢を支持して載置するために使用される。上枠材及び下枠材には、それらの左右両端部に、上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部がそれぞれ設けられ、一対の左右枠材の上下両端部には、当該上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部と嵌合可能な左右枠材嵌合部がそれぞれ設けられている。前記上枠材嵌合部及び下枠材嵌合は、それぞれ上枠材又は下枠材の下部の一部を上方に向かって切り欠いたものである。また、前記左右枠材嵌合部は左右枠材の上部の一部を下方に向かって切り欠いたものであり、かつ、上枠材嵌合部及び下枠材嵌合と嵌合可能になっている。そのため、上枠材、下枠材及び一対の左右枠材により、安定した枠組体の形成を可能にしている。これにより、前記構成においては、上枠材、下枠材及び一対の左右枠材が、載置されたこね鉢を安定的に支持して載置させることができ、当該こね鉢が不安定に移動するのを防止できる。
また、下枠材の下部は、嵌合している前記左右枠材の下面よりも下方に突き出して係止部を形成している。このため、本考案のこね鉢用固定具を水平面に載置した場合には、下枠材における前記係止部が水平面の端部において係止を可能にする。その結果、こね鉢を用いて、例えば、水回しや練り、へそ出し等の各工程を行う際に、こね鉢用固定具が不安定に移動するのを防止することができる。特に荷重を加えながら前後方向に練り潰す作業を行う場合に、こね鉢用固定具が動くのを防止することができ、地面に固定されたこね鉢台等を用いなくても、それと同等の作業環境を実現できる。
前記の構成に於いて、前記上枠材における上枠材嵌合部、下枠材における下枠材嵌合部、及び左右枠材における左右枠材嵌合部は、それぞれ両端から離間した任意の位置に設けられていることが好ましい。これにより、各枠材の嵌合部がそれらの両端の近傍にある場合と比較して、機械的強度の向上が図れる。
また、前記の構成に於いては、前記こね鉢用固定具が、前記下枠材における前記係止部が前記水平面の端部に係止する様に、当該水平面に載置された場合に、前記上枠材、下枠材及び一対の左右枠材の上面は面一であり、前記上枠材及び左右枠材の下面は面一であることが好ましい。上枠材、下枠材及び一対の左右枠材の上面が面一であると、こね鉢を全ての枠材で均等に支持することが可能になり、当該こね鉢を一層安定した状態で固定することができる。また、上枠材及び左右枠材の下面が面一であると、水平面上にこね鉢用固定具を載置したときに段差なく安定した状態で載置することが可能になる。
また、本考案に係るこね鉢用固定具の保持具は、前記の課題を解決する為に、前記に記載のこね鉢用固定具を一体化して保持するこね鉢用固定具の保持具であって、前記上枠材、下枠材及び左右枠材を、当該下枠材を最下段にして、前記上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部の積層方向における位置が一致する様に積層した場合に、前記上枠材及び左右枠材の厚さの総和と略同一の高さを有し、長手方向に対し直角となる幅方向の長さが、前記係止部の高さと略同一である直方体状の本体部と、前記上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部に嵌合して、前記上枠材、下枠材及び左右枠材の位置ずれを規制する一対の規制部材であって、前記本体部が前記下枠材の係止部に接する面、並びに積層した上枠材及び左右右枠材の厚み方向において接する面に、連なる様に突条に設けられたものとを備えることを特徴とする。
前記の構成によれば、本体部の高さは、上枠材、下枠材及び左右枠材を、当該下枠材を最下段にして、上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部の位置が一致する様に積層した場合に、上枠材及び左右枠材の厚さの総和と略同一である。そのため、下枠材の係止部上に保持具(本体部)を載置した場合に、当該本体部は、最上段に積層された枠材と面一にすることができる。また、本体部の長手方向に対し直角となる幅方向の長さは、前記係止部の高さと略同一であるので、当該係止部(下枠材)の下面と面一にすることができる。その結果、前記構成の保持具を下枠材の係止部上に載置することにより、積層させた上枠材、下枠材及び左右枠材と段差を生じることなく一体化することができる。
また、前記の構成によれば、上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部に嵌合可能な規制部材が、本体部が前記下枠材の係止部に接する面、並びに積層した上枠材及び左右右枠材の厚み方向において接する面に連なる様に突条に設けられている。ここで、上枠材、下枠材及び左右枠材は、それぞれの上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部の積層方向における位置が一致する様に積層されている。そのため、前記構成の保持部を、積層された上枠材等と一体化するに際して、規制部材を前記上枠材嵌合部等に嵌合させることで、当該上枠材等が位置ずれして脱落するのを防止することができる。すなわち、前記構成のこね鉢用固定具の保持具であると、こね鉢用固定部材を構成する上枠材、下枠材及び左右枠材をコンパクトに一体化させて保持することができ、携帯性及び運搬性に優れたものにできる。
前記の構成に於いては、前記上枠材、下枠材及び左右枠材の長手方向の長さが略同一である場合に、前記本体部の長手方向の長さが、当該上枠材、下枠材及び左右枠材の長手方向の長さと略同一であることが好ましい。当該構成であると、保持具の本体部は、上枠材、下枠材及び左右枠材と、長手方向において長さが一致するので、当該上枠材、下枠材及び左右枠材の積層体を、本考案の保持具と一体化させたとき、全体形状が直方体状になる様にこれらを保持することができる。その結果、上枠材、下枠材及び左右枠材を、一層コンパクトに一体化して保持することが可能になる。
本考案のこね鉢用固定具によれば、上枠材には上枠材嵌合部が設けられ、下枠材には下枠材嵌合部が設けられており、一対の左右枠材には、当該上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部と嵌合可能な左右枠材嵌合部がそれぞれ設けられている。そのため、これらの枠材を四角形状に組み合わせることにより、安定した枠組体を形成することが可能になる。そして、これらの枠材は、平面視において略円形状のこね鉢を載置する際に、当該こね鉢を支持するので、例えば、こね鉢を用いて水回しや練り、へそ出し等の各工程を行う際に、こね鉢が位置ずれするのを防止することができる。また、下枠材の下部は、嵌合している前記左右枠材の下面よりも下方に突き出して係止部を形成しているので、本考案のこね鉢用固定具を水平面に載置した場合に、当該係止部を水平面の端部において係止させることができる。その結果、例えば、荷重を加えながら前後方向に練り潰す作業を行う等の場合に、こね鉢用固定具が動くのを防止し、作業効率が低下するのを防止することができる。また、地面に固定されたこね鉢台等を用いなくても、それと同等の作業環境を実現し、作業の質の向上が図れる。
また、本考案のこね鉢用固定具の保持具によれば、積層した上枠材、下枠材及び左右枠材と一体化させて、これらをコンパクトに保持することができるので、携帯性や運搬性、収容性に優れる。また、こね鉢用固定具の保持具は、上枠材の上枠材嵌合部、下枠材の下枠材嵌合部及び左右枠材の左右枠材嵌合部に嵌合可能な一対の規制部材を備えているので、当該規制部材を、これらの嵌合部に嵌合させた状態で本体部と一体化させることにより、位置ずれや脱落を防止して保持することができる。
本考案の実施の一形態に係るこね鉢用固定具を模式的に表す斜視図である。 前記こね鉢用固定具を構成する各枠材を模式的に表す平面図であって、同図(a)は上枠材を表し、同図(b)は右枠材を表し、同図(c)は下枠材を表す。 前記こね鉢用固定具の使用方法を説明するための斜視図である。 前記こね鉢用固定具において、左枠材と下枠材が嵌合しており、かつ、当該下枠材の係止部が水平台の端部に係止している様子を表す部分拡大図である。 前記こね鉢用固定具を一体的に保持する保持具を表す斜視図である。 前記こね鉢用固定具における各枠材を積層した状態を表す斜視図である。 前記保持具が前記こね鉢用固定具を一体的に保持した状態を表す斜視図である。
(こね鉢用固定具)
本考案の実施の一形態について、図1〜図4に基づき以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態のこね鉢用固定具1は、水平面に載置された基準状態の平面視において、上枠材11、右枠材12、左枠材13及び下枠材14(以下、「上枠材11等」という場合がある。)が正四角形状に分離可能に組み立てられた枠組体からなる。尚、前記「基準状態」とは、図1に示す通り、こね鉢用固定具が水平面上に載置された状態であって、平面視において、上側に上枠材11、下側に下枠材14が位置し、紙面の右側に右枠材12、左側に左枠材13が位置する状態を意味する。
上枠材11は、図2(a)に示すように、概略、長板状であり、その左右両端部には一対の上枠材嵌合部15がそれぞれ設けられている。本実施の形態において、上枠材11の角部は直角であるが、本考案はこれに限定されず、例えば、曲率半径が任意の丸みを帯びた角部であってもよい。
上枠材11の長手方向の長さL1及び高さH1は特に限定されず、こね鉢の平面視における直径や底の深さ等を考慮して適宜設定することができる。上枠材11の厚さは、右枠材12、左枠材13及び下枠材14と組み合わせて四角形状の枠組体を形成した際に、一定の機械的強度が確保できる程度であれば特に限定されない。尚、上枠材11の高さH1及び幅は、均一であることが好ましい。
上枠材嵌合部15は、上枠材11の下部の一部を上方に向かって凹状に切り欠いた切り欠き部からなる。但し、本考案は、凹状の切り欠き部に限定されるものではなく、種々の切り欠き形状を採用し得る。切り欠き部の深さD1は、上枠材11の高さH1の1/2である。しかし、本考案はこれに限定されるものではなく、後述する右枠材12及び左枠材13のそれぞれの嵌合部(詳細については後述する。)における切り欠き部の深さとの関係で、種々設定することができる。
上枠材嵌合部15における切り欠き部の幅W1は、右枠材12及び左枠材13の厚さに略一致する様に設定するのが好ましい。これにより、上枠材嵌合部15は右枠材12及び左枠材13のそれぞれの嵌合部と、間隙を生じさせることなく嵌合させることができる。
また、上枠材嵌合部15は、上枠材11の両端か一定の距離だけ離間した位置に設けられている。これにより、作業中に上枠材11に過度の荷重が加わった場合に、上枠材嵌合部15及びその近傍で破損等が生じるのを防止することができる。離間の距離については特に限定されず、適宜設定することができる。
右枠材12は、図2(b)に示すように、概略、長板状であり、その上下両端部には一対の右枠材嵌合部16がそれぞれ設けられている。右枠材12の角部は直角であるが、上枠材11の場合と同様、本考案はこれに限定されず、例えば、曲率半径が任意の丸みを帯びた角部でもよい。また、右枠材12の長手方向の長さL2、高さH2及び厚さは特に限定されないが、本実施の形態においては、上枠材11と同様である。
右枠材嵌合部16は、右枠材12の上部の一部を下方に向かって凹状に切り欠いた切り欠き部からなる。但し、本考案は、凹状の切り欠き部に限定されるものではなく、種々の切り欠き形状を採用し得る。切り欠き部の深さD2は、右枠材12の高さH2の1/2である。これにより、右枠材嵌合部16を上枠材11の上枠材嵌合部15と嵌合させた際に、上枠材11の上面と右枠材12の上面が面一となる様に一致させることができる。但し、本考案はこれに限定されるものではなく、上枠材11の上枠材嵌合部15及び下枠材14の下枠材嵌合部(詳細については後述する。)における切り欠き部の深さD1との関係で、種々設定することができる。
右枠材嵌合部16における切り欠き部の幅W2は、上枠材11及び下枠材14の厚さに略一致する様に設定するのが好ましい。これにより、右枠材嵌合部16は上枠材11及び下枠材14のそれぞれの嵌合部と、間隙を生じさせることなく嵌合させることができる。
また、右枠材嵌合部16は、右枠材12の両端から一定の距離だけ離間した位置に設けられている。これにより、作業中に右枠材12に過度の荷重が加わった場合に、右枠材嵌合部16及びその近傍で破損等が生じるのを防止することができる。離間の距離については特に限定されず、適宜設定することができる。
左枠材13は、右枠材12と対をなすものであり、当該右枠材12と同一形状を有するものである。従って、詳細な説明は省略する。
下枠材14は、図2(c)に示すように、概略、長板状であり、その左右両端部には一対の下枠材嵌合部17がそれぞれ設けられている。下枠材14の角部は直角であるが、上枠材11の場合と同様、本考案はこれに限定されず、例えば、曲率半径が任意の丸みを帯びた角部でもよい。また、下枠材14の長手方向の長さL3及び厚さは特に限定されないが、本実施の形態においては、上枠材11と同様である。
下枠材14の下部には係止部18が設けられており、これにより、当該下枠材14の高さH3は、上枠材11、右枠材12及び左枠材13よりも高くなっている。係止部18の高さH4は特に限定されないが、後述の通り、少なくとも水平台の端部に対し、十分な係止の機能を発揮させる程度であることが好ましい。
下枠材嵌合部17は、下枠材14の下部の一部を上方に向かって凹状に切り欠いた切り欠き部からなる。但し、本考案は、凹状の切り欠き部に限定されるものではなく、種々の切り欠き形状を採用し得る。切り欠き部の深さD3は、高さH3から当該D3を差し引いた値が、例えば、上枠材11の高さH1から上枠材嵌合部15の深さD1を差し引いた値と同一となっている。これにより、下枠材17が水平面に接触しない状態で、下枠材嵌合部17を右枠材12の右枠材嵌合部16と嵌合させた際に、下枠材14の上面と右枠材12の上面が面一となる様に一致させることができる。但し、本考案はこれに限定されるものではなく、右枠材12の右枠材嵌合部16及び左枠材13の左枠材嵌合部における切り欠き部の深さとの関係で、種々変更することができる。
また、下枠材嵌合部17は、下枠材14の両端から一定の距離だけ離間した位置に設けられている。これにより、作業中に下枠材14に過度の荷重が加わった場合に、下枠材嵌合部17及びその近傍で破損等が生じるのを防止することができる。離間の距離については特に限定されず、適宜設定することができる。
下枠材嵌合部17における切り欠き部の幅W3は、右枠材12及び左枠材13の厚さに略一致する様に設定するのが好ましい。これにより、下枠材嵌合部17は右枠材12及び左枠材13のそれぞれの嵌合部と、間隙を生じさせることなく嵌合させることができる。
上枠材11等を構成する材料としては特に限定されず、例えば、木材、プラスティック等が挙げられる。
本実施の形態のこね鉢用固定具1は、上述の通り、上枠材11、右枠材12、左枠材13及び下枠材14が正四角形状に分離可能に組み立てられて構成される。より詳細には、上枠材11における一方の上枠材嵌合部15を、右枠材12における一方の右枠材嵌合部16と嵌合させ、他方の上枠材嵌合部15を、左枠材13における一方の左枠材嵌合部と嵌合させる。また、下枠材14における一方の下枠材嵌合部17を、右枠材12における他方の右枠材嵌合部16と嵌合させ、他方の下枠材嵌合部17を、左枠材13における他方の左枠材嵌合部と嵌合させる。また、上枠材11及び下枠材14は、それぞれ、上枠材嵌合部15及び下枠材嵌合部17における切り欠き部が下方に向く様に、右枠材12及び左枠材13と組み合わせる。その一方、右枠材12及び左枠材13は、右枠材嵌合部16及び左枠材嵌合部における切り欠き部が上方に向く様に、上枠材11及び下枠材14と組み合わせる。
前記の様に組み合わされたこね鉢用固定具1においては、上枠材11、右枠材12、左枠材13及び下枠材14の上面は全て面一となる様に一致しており、段差がない。そのため、図3に示す様に、こね鉢用固定具1上にこね鉢21を載置した場合には、上枠材11等の全てが当該こね鉢21を均等に支持することができ、作業中にこね鉢の位置ずれが発生するのを防止することができる。
また、図4に示すように、こね鉢用固定具1を水平台22上に載置する際には、上枠材11、右枠材12及び左枠材13のみが当該水平台22に接する様にする。これにより、下枠材14の係止部18を、嵌合している左枠材13の下面よりも下方に突き出させることができる。その結果、下枠材14の係止部18を水平台22の端部において係止させることができ、こね鉢21内で作業を行う際、こね鉢用固定具1が水平台22上を不安定に移動するのを防止する。特に、荷重を加えながら前後方向に練り潰す作業を行う場合に、こね鉢用固定具が動くのを防止し、地面に固定されたこね鉢台等を用いなくても、それと同等の作業環境を実現することができる。
(こね鉢用固定具の保持具)
次に、こね鉢用固定具1を一体化して保持するためのこね鉢用固定具の保持具(以下、「保持具」という。)について、図5〜図7に基づき以下に説明する。
本実施の形態の保持具2は、図5に示すように、直方体状の本体部31と、一対の規制部材32とを少なくとも備える。
本体部31は、図6に示すように、下枠材14を最下段にして上枠材11、右枠材12及び左枠材13を順次積層し(以下、「積層体」という場合がある。)、かつ、当該本体部31を下枠材14における係止部18上に載置した場合に、上枠材11、右枠材12及び左枠材13の厚さの総和Sと略同一の高さhを有している。また、本体部31の長手方向の長さLは、上枠材11等の長さと略同一である。さらに、本体部31の長手方向に対し直角となる幅方向の幅Wは、下枠材14の係止部18の高さH4と略同一である。その結果、図7に示すように、保持具2は上枠材11等と一体となり、全体として直方体の形状となる様にこれらを保持することができる。
規制部材32は、断面(当該規制部材32の延在方向に対し垂直となる断面)が矩形状の突条として設けられている。また、規制部材32は、本体部31が下枠材14の係止部18に接する面、並びに積層した上枠材11、右枠材12及び左枠材13に接する面に、連なる様に設けられている。さらに、規制部材32の延在方向は、本体部31の長手方向に対し垂直となる面に平行となっている。
前記構成の規制部材32を備えることにより、当該規制部材32は、上枠材嵌合部15、右枠材嵌合部16、左枠材嵌合部及び下枠材嵌合部17と嵌合可能となっている。そのため、保持具2を積層体と一体化させる際には、各枠材が位置ずれしたり、あるいは脱落するのを防止することができる。
規制部材32の高さ及び幅は、上枠材嵌合部15、右枠材嵌合部16、左枠材嵌合部及び下枠材嵌合部17に嵌合可能な程度であれば特に限定されない。
尚、規制部材32の断面形状は、上枠材嵌合部15等と嵌合可能なものであれば、前述の矩形状のものに限定されるものでなはなく、適宜必要に応じて変更可能である。また、保持具2を構成する材料としては特に限定されず、例えば、木材、プラスティック等が挙げられる。
1 こね鉢用固定具
2 こね鉢用固定具の保持具
11 上枠材
12 右枠材
13 左枠材
14 下枠材
15 上枠材嵌合部
16 右枠材嵌合部
17 下枠材嵌合部
18 係止部
21 こね鉢
22 水平台
31 本体部
32 規制部材

Claims (5)

  1. 平面視において略円形状を有するこね鉢を載置するためのこね鉢用固定具であって、
    水平面に載置された基準状態の平面視において、上枠材、下枠材及び一対の左右枠材が、四角形状に分離可能に組み立てられた枠組体からなり、
    前記上枠材の左右両端部には、当該上枠材の下部の一部を上方に向かって切り欠いた上枠材嵌合部が設けられ、
    前記下枠材の左右両端部には、当該下枠材の下部の一部を上方に向かって切り欠いた下枠材嵌合部が設けられ、
    前記一対の左右枠材の上下両端部には、前記上枠材嵌合部及び下枠材嵌合部と嵌合可能であり、当該左右枠材の上部の一部を下方に向かって切り欠いた左右枠材嵌合部がそれぞれ設けられており、
    前記下枠材の下部は、嵌合している前記左右枠材下面よりも下方に突き出して係止部を形成しているこね鉢用固定具。
  2. 前記上枠材における上枠材嵌合部、下枠材における下枠材嵌合部、及び左右枠材における左右枠材嵌合部は、それぞれ両端から離間した任意の位置に設けられている請求項1に記載のこね鉢用固定具。
  3. 前記こね鉢用固定具が、前記下枠材における前記係止部が前記水平面の端部に係止する様に、当該水平面に載置された場合に、
    前記上枠材、下枠材及び一対の左右枠材の上面は面一であり、
    前記上枠材及び左右枠材の下面は面一である請求項1又は2に記載のこね鉢用固定具。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のこね鉢用固定具を一体化して保持するこね鉢用固定具の保持具であって、
    前記上枠材、下枠材及び左右枠材を、当該下枠材を最下段にして、前記上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部の積層方向における位置が一致する様に積層した場合に、
    前記上枠材及び左右枠材の厚さの総和と略同一の高さを有し、長手方向に対し直角となる幅方向の長さが、前記係止部の高さと略同一である直方体状の本体部と、
    前記上枠材嵌合部、下枠材嵌合部及び左右枠材嵌合部に嵌合して、前記上枠材、下枠材及び左右枠材の位置ずれを規制する一対の規制部材であって、前記本体部が前記下枠材の係止部に接する面、並びに積層した上枠材及び左右右枠材の厚み方向において接する面に、連なる様に突条に設けられたものとを備えるこね鉢用固定具の保持具。
  5. 前記上枠材、下枠材及び左右枠材の長手方向の長さが略同一である場合に、前記本体部の長手方向の長さが、当該上枠材、下枠材及び左右枠材の長手方向の長さと略同一である請求項4に記載のこね鉢用固定具の保持具。
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